1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 (薬売り)あえかに はかなく たゆたい きえる。 2 00:00:04,338 --> 00:00:07,841 言葉では近づけず けれど そこにあるもの。 3 00:00:07,841 --> 00:00:12,646 残るのは 切なさ。 今はないという記憶。 4 00:01:55,449 --> 00:01:58,785 (大澤)こなたどもが なりふり構わぬまでに➡ 5 00:01:58,785 --> 00:02:02,623 香に執心しておること そなたにはさぞや➡ 6 00:02:02,623 --> 00:02:06,259 奇妙に見えて はるのでおじゃろう? 7 00:02:06,259 --> 00:02:10,263 しかし 香りというのは 奥深きもの。 8 00:02:10,263 --> 00:02:14,134 かぐわしい香りを聞くと 頭の後ろのほうで➡ 9 00:02:14,134 --> 00:02:17,771 いろんな風景や 色 光 あるいは➡ 10 00:02:17,771 --> 00:02:20,941 万葉の歌が浮かぶのでおじゃる。 11 00:02:20,941 --> 00:02:24,111 まあ わかる気はしますが。 12 00:02:24,111 --> 00:02:27,614 (半井)東大寺とは おっしゃるように通り名でんな。 13 00:02:27,614 --> 00:02:30,784 ホンマの名は 欄奈待と申します。 14 00:02:30,784 --> 00:02:32,953 それぞれの字の中に➡ 15 00:02:32,953 --> 00:02:35,589 東 大 寺の文字が➡ 16 00:02:35,589 --> 00:02:37,791 隠れておりまっしゃろ? 17 00:02:37,791 --> 00:02:39,926 なるほど。 18 00:02:39,926 --> 00:02:42,429 (室町) 欄奈待は ただの木ではない。 19 00:02:42,429 --> 00:02:45,932 それを手にした者は 天下人になるといわれておる。 20 00:02:45,932 --> 00:02:48,602 正倉院の欄奈待には 足利義政公と➡ 21 00:02:48,602 --> 00:02:51,938 織田信長公が 切り取った跡が残っておる。 22 00:02:51,938 --> 00:02:57,277 ほう…。 しかし正倉院に あるはずの欄奈待が➡ 23 00:02:57,277 --> 00:03:00,414 なぜ ここに? (大澤)欄奈待は➡ 24 00:03:00,414 --> 00:03:02,783 2つあったのでおじゃる。 25 00:03:02,783 --> 00:03:06,420 風のうわさに この笛小路の 瑠璃姫はんが➡ 26 00:03:06,420 --> 00:03:09,956 その一方を 持っておることがわかり…。 27 00:03:09,956 --> 00:03:12,759 わてらがなんで 東大寺を求めるのか➡ 28 00:03:12,759 --> 00:03:14,928 もうよろしいでんな。 29 00:03:14,928 --> 00:03:17,531 (室町)では 夜が明けぬうちに。 30 00:03:27,107 --> 00:03:32,279 今回は 竹取の香を 行うでおじゃる。 31 00:03:32,279 --> 00:03:34,581 それは どういう? 32 00:03:34,581 --> 00:03:37,117 (大澤)まず 試しの香を 2種類聞く。 33 00:03:37,117 --> 00:03:40,687 これを かぐや姫と翁に見立てる。 34 00:03:40,687 --> 00:03:46,927 その後 その姫と翁を含めた 5種類の香を聞くのでおじゃる。 35 00:03:46,927 --> 00:03:49,596 1つの香を聞き終えたのち➡ 36 00:03:49,596 --> 00:03:55,769 その香は 姫か翁か それ以外かを おのおの申告してもらい➡ 37 00:03:55,769 --> 00:03:59,773 当たった者は 次の香へ。 外れた者は…。 38 00:03:59,773 --> 00:04:02,642 その場で負け… と。 39 00:04:02,642 --> 00:04:05,645 (3人)はっ! (鳴き声) 40 00:04:09,616 --> 00:04:15,589 さっき 半井殿は 鵺がどうとか 言っておられましたが➡ 41 00:04:15,589 --> 00:04:22,095 鵺とは 頭が猿で 手足は虎で というあれでござるか? 42 00:04:22,095 --> 00:04:25,432 尻尾は蛇と… そのとおり。 43 00:04:25,432 --> 00:04:31,938 ホホホ… それは 絵物語に描かれた 想像の姿でおじゃるよ。 44 00:04:31,938 --> 00:04:36,276 猿の部分を見た者は 鵺は猿だと言い➡ 45 00:04:36,276 --> 00:04:40,781 虎の部分を見た者は 鵺は虎だと言う。 46 00:04:40,781 --> 00:04:44,784 あの絵が語っているのは その姿ではなく➡ 47 00:04:44,784 --> 00:04:47,788 見る場所によって姿が違う➡ 48 00:04:47,788 --> 00:04:51,258 ということを 言うているのでおじゃる。 49 00:04:53,927 --> 00:04:58,098 モノノ怪は 鵺… なんだろうか。 50 00:04:58,098 --> 00:05:03,937 さあ … いまだ その形を得てはいませんので。 51 00:05:03,937 --> 00:05:07,607 いったい いつ現れるのやら…。 52 00:05:07,607 --> 00:05:10,577 もう現れておったりしての。 53 00:05:17,150 --> 00:05:22,122 あ… あ…。 54 00:05:24,124 --> 00:05:26,092 (大澤)すまんでおじゃる…。 55 00:05:32,098 --> 00:05:37,304 試しの香 かぐや姫 たき上がりました。 56 00:05:43,643 --> 00:05:46,680 《なんや? この香り…。 57 00:05:46,680 --> 00:05:51,117 沈香には違いないが なんと不可思議な…》 58 00:05:51,117 --> 00:05:55,088 《この薬売り ただ者とちゃうな》 59 00:05:55,088 --> 00:05:57,958 《頭の芯がしびれていくようだ》 60 00:05:57,958 --> 00:06:02,262 翁 たき上がりました。 61 00:06:02,262 --> 00:06:08,935 《かぐや姫と同じではないか。 いや そんなはず…。 62 00:06:08,935 --> 00:06:12,772 こやつ なかなかやりおる》 63 00:06:12,772 --> 00:06:17,043 では本番。 一の香 たき上がりました。 64 00:06:20,447 --> 00:06:25,619 おっと ちょっと しくじってしまいました。 65 00:06:25,619 --> 00:06:29,489 ん? 何をしくじったと申すか? 66 00:06:29,489 --> 00:06:32,259 いやぁ 手持ちの薬の中で➡ 67 00:06:32,259 --> 00:06:37,130 これは使ってはいけないと よけておいた夾竹桃を➡ 68 00:06:37,130 --> 00:06:40,700 つい 混ぜてしまいました。 69 00:06:40,700 --> 00:06:43,937 な なぜ 夾竹桃を 使ってはならんのだ? 70 00:06:43,937 --> 00:06:47,941 あれは薬だろう。 夾竹桃の葉はそうなのですが➡ 71 00:06:47,941 --> 00:06:53,747 枝は ひと吸いしただけで 死んでしまう猛毒なのです。 72 00:06:53,747 --> 00:06:56,082 なっ!? どういうこっちゃ!? 73 00:06:56,082 --> 00:07:00,453 この5種類のうち どれが 夾竹桃だったか➡ 74 00:07:00,453 --> 00:07:03,256 わからなくなってしまいました。 75 00:07:03,256 --> 00:07:06,459 うっかり うっかり。 76 00:07:06,459 --> 00:07:10,230 や やり直しだ! そうや 仕切り直しせんかいな! 77 00:07:13,099 --> 00:07:16,803 こなたは 続けようぞ。 78 00:07:20,573 --> 00:07:26,780 《仮に 毒とて この大澤が 先に試すわけか…》 79 00:07:26,780 --> 00:07:33,753 ハァ~ これは かぐや姫でも 翁でもおじゃりませぬ。 80 00:07:33,753 --> 00:07:35,755 (2人)ハァ~。 81 00:07:41,094 --> 00:07:44,297 違います。 (室町)ハァ~。 82 00:07:49,769 --> 00:07:51,771 ん? 83 00:07:51,771 --> 00:07:57,444 んっ!? おや? 何も香りがしませんか? 84 00:07:57,444 --> 00:08:02,115 それは ふすま… 血のたっぷり染み込んだ➡ 85 00:08:02,115 --> 00:08:04,918 ふすまの切れ端なんですよ。 86 00:08:04,918 --> 00:08:08,088 あなたのために用意しました。 87 00:08:08,088 --> 00:08:13,093 実尊寺さんを殺した あなたのために。 88 00:08:18,164 --> 00:08:22,202 ⦅おっと 暗くなる前に 下見をと思ったが➡ 89 00:08:22,202 --> 00:08:25,372 先客がござったか。 90 00:08:29,442 --> 00:08:31,945 (せきばらい) 91 00:08:31,945 --> 00:08:34,848 こよいは 冷えそうですな。 92 00:08:34,848 --> 00:08:38,418 (実尊寺)お香は 冷えた時分の ほうが しみるでおじゃる。 93 00:08:38,418 --> 00:08:41,454 そんなの常識どすえ。 94 00:08:41,454 --> 00:08:43,990 室町はんどすな。 95 00:08:43,990 --> 00:08:47,427 御所のお務めでは 出世から遠のかれたという話➡ 96 00:08:47,427 --> 00:08:50,263 聞きましたえ。 97 00:08:50,263 --> 00:08:54,300 もしかして 室町はん この笛小路の東大寺で➡ 98 00:08:54,300 --> 00:08:56,603 天下人になろうなどと 酔狂なこと➡ 99 00:08:56,603 --> 00:09:00,607 考えてやしまへんやろうな。 100 00:09:00,607 --> 00:09:04,778 フフフ… 溺れるネズミは なんとやらどすなぁ。 101 00:09:04,778 --> 00:09:08,615 けど 東大寺は こちのものと とうに決まっとりますがな。 102 00:09:08,615 --> 00:09:12,185 あの大澤はんかて こちに 組香で勝ったこと➡ 103 00:09:12,185 --> 00:09:14,454 一度もあらしまへん。 104 00:09:14,454 --> 00:09:17,290 アホらしこっちゃ。 105 00:09:17,290 --> 00:09:21,327 あ~あ なんや この部屋 ホコリ臭いわ。 106 00:09:21,327 --> 00:09:24,097 こちは 隣の部屋で 待ち申す。 107 00:09:24,097 --> 00:09:28,101 ホコリ臭い東侍はんに お香なんぞ➡ 108 00:09:28,101 --> 00:09:32,272 わかりゃしまへんわな。 ホホホ…。 109 00:09:32,272 --> 00:09:39,279 あ~ 臭い臭い 臭い臭い。 ホホホ…。 110 00:09:44,284 --> 00:09:46,453 ん? 111 00:09:51,858 --> 00:09:56,830 チッ! なんて死にざましやがる。 112 00:09:59,799 --> 00:10:03,970 フフフ… フフフ…⦆ 113 00:10:15,615 --> 00:10:17,984 はっ…。 114 00:10:21,955 --> 00:10:27,594 (実尊寺)ちはん… 室町はん…。 115 00:10:27,594 --> 00:10:31,764 室町… はん。 116 00:10:33,766 --> 00:10:37,937 うわぁ~! (半井)なんや!? 117 00:10:37,937 --> 00:10:40,773 室町… はん…。 118 00:10:40,773 --> 00:10:45,445 来るな! 来るな! 来るな! 119 00:10:45,445 --> 00:10:50,383 はっ? 来るな! 来るな~! 120 00:10:50,383 --> 00:10:52,619 室町…。 121 00:10:52,619 --> 00:10:55,288 はん。 122 00:10:55,288 --> 00:10:58,958 (悲鳴) 123 00:11:07,934 --> 00:11:10,937 二の香 たき上がりました。 124 00:11:31,691 --> 00:11:36,863 ハァ~ これも違うでおじゃる。 125 00:11:44,237 --> 00:11:50,510 ん? なんや この人の髪の毛を 燃やしたような…。 126 00:11:50,510 --> 00:11:53,179 さすがは 半井さん。 127 00:11:53,179 --> 00:11:58,184 あなたにだけは わかっていただけるものと…。 128 00:11:58,184 --> 00:12:02,855 さて 誰の髪の毛でしょうね。 129 00:12:02,855 --> 00:12:05,158 ん? 130 00:12:07,827 --> 00:12:12,498 ん!? まさか~!? 131 00:12:12,498 --> 00:12:17,036 そこを奥へ行きはったら はばかりがございます。 132 00:12:17,036 --> 00:12:19,505 (半井)こ これはご親切に。 133 00:12:19,505 --> 00:12:21,908 では…。 134 00:12:27,347 --> 00:12:30,717 瑠璃姫様 いてはるんでっしゃろ。 135 00:12:30,717 --> 00:12:34,387 どうか どうか ギョクを わての出した常夏にしては➡ 136 00:12:34,387 --> 00:12:36,522 くれまへんでっしゃろか? 137 00:12:36,522 --> 00:12:39,926 ホンマに 瑠璃姫様を お慕い申してるのは➡ 138 00:12:39,926 --> 00:12:42,195 この半井だけでっせ。 139 00:12:42,195 --> 00:12:47,867 あとの3人は 東大寺が 欲しいだけなんや。 140 00:12:47,867 --> 00:12:50,870 アンタのために 店も なんもかも➡ 141 00:12:50,870 --> 00:12:54,807 売り払うて わてはもう 一文なしや。 142 00:12:54,807 --> 00:12:56,876 けど 後悔はしてまへん。 143 00:12:56,876 --> 00:12:59,212 アンタと一緒になれるんやったら➡ 144 00:12:59,212 --> 00:13:01,848 わては わては…。 145 00:13:01,848 --> 00:13:04,050 あっ。 146 00:13:04,050 --> 00:13:21,868 ♬~ 147 00:13:21,868 --> 00:13:25,672 うわぁ~! 148 00:13:31,277 --> 00:13:34,514 アンタが! アンタが悪いんや! 149 00:13:34,514 --> 00:13:38,885 アンタが アンタが アンタが アンタが! 150 00:13:38,885 --> 00:13:41,054 あ? 151 00:13:41,054 --> 00:13:46,859 あ… ああ…。 152 00:13:46,859 --> 00:13:50,630 ひぃっ! ひぃっ! 153 00:13:55,768 --> 00:13:59,872 三の香 たき上がりました。 154 00:13:59,872 --> 00:14:03,676 ひぃ~っ! こ こんな組香 やめでおじゃる! 155 00:14:03,676 --> 00:14:06,512 東大寺は いらないのですかな? 156 00:14:06,512 --> 00:14:09,382 と… 東大寺? 157 00:14:09,382 --> 00:14:13,720 そもそも あなたが 言い出した組香でしたよね。 158 00:14:13,720 --> 00:14:16,022 大澤さん。 159 00:14:16,022 --> 00:14:20,426 香を当てさえすれば東大寺が…。 160 00:14:27,033 --> 00:14:29,869 ハァ…。 あっ! 161 00:14:29,869 --> 00:14:32,038 「あっ!」とはなんじゃ!? 162 00:14:32,038 --> 00:14:34,340 申し訳ありません。 163 00:14:34,340 --> 00:14:39,412 どうやら そいつが 夾竹桃のようです。 164 00:14:39,412 --> 00:14:42,348 な なな 何を申す!? 165 00:14:42,348 --> 00:14:46,686 こ こ この香りが きょ きょ… 夾竹桃のはずが! 166 00:14:46,686 --> 00:14:49,188 申し訳ありません。 167 00:14:55,361 --> 00:15:01,033 うぐっ…。 168 00:15:01,033 --> 00:15:03,536 (大澤)ど 毒消し! 毒消しは おじゃらんのか! 169 00:15:03,536 --> 00:15:09,008 確か 水をたくさん飲めば よかったような➡ 170 00:15:09,008 --> 00:15:12,845 違ったような…。 水! 水! 水! 171 00:15:12,845 --> 00:15:15,515 水 水 水 水 水…。 172 00:15:15,515 --> 00:15:17,884 うわぁ~! 173 00:15:28,194 --> 00:15:31,864 フフフ…。 174 00:15:31,864 --> 00:15:37,336 一介の薬売りが 希少な夾竹桃など 持っているはずがない。 175 00:15:37,336 --> 00:15:40,239 そう言いたいのでしょう。 176 00:15:40,239 --> 00:15:43,843 よいのですよ。 あれが そうであろうと➡ 177 00:15:43,843 --> 00:15:49,015 なかろうと 彼が… いや➡ 178 00:15:49,015 --> 00:15:53,452 彼らが 自分の人生は 終わってしまったのだと➡ 179 00:15:53,452 --> 00:15:57,423 自覚できれば それでよいのです。 180 00:15:59,692 --> 00:16:03,095 当初は あなたのことを 聞き出すだけで➡ 181 00:16:03,095 --> 00:16:06,666 あとは 放っておこうかとも 思ったのですが➡ 182 00:16:06,666 --> 00:16:12,004 そのままというのも あまりにふびんなもので。 183 00:16:12,004 --> 00:16:16,008 つい おせっかいを…。 184 00:16:16,008 --> 00:16:19,679 そう… この屋敷には➡ 185 00:16:19,679 --> 00:16:22,515 最初から 誰もいなかった。 186 00:16:22,515 --> 00:16:27,353 あなたと かつて あなたに とり殺された➡ 187 00:16:27,353 --> 00:16:30,356 自分の死にすら気づけぬ➡ 188 00:16:30,356 --> 00:16:33,025 悲しい人たち以外は。 189 00:16:33,025 --> 00:16:44,036 ♬~ 190 00:16:44,036 --> 00:16:49,375 誰もいない部屋で 一人で香をたく私を➡ 191 00:16:49,375 --> 00:16:54,847 ずっとそこで 笑っていたのでしょう? 192 00:16:54,847 --> 00:16:59,051 ねぇ? モノノ怪の…。 193 00:16:59,051 --> 00:17:01,053 鵺。 194 00:17:03,923 --> 00:17:10,062 見る場所によって姿の違う モノノ怪が 鵺。 195 00:17:10,062 --> 00:17:14,367 いや 今は 東大寺と お呼びするほうが➡ 196 00:17:14,367 --> 00:17:16,335 よいのですかな? 197 00:17:19,205 --> 00:17:24,810 モノノ怪の 形を得たり。 198 00:17:24,810 --> 00:17:30,349 あなたの真と理も 彼らが教えてくれました。 199 00:17:30,349 --> 00:17:35,521 東大寺のうわさを聞きつけ やってくる者をとり殺し➡ 200 00:17:35,521 --> 00:17:40,860 夜な夜な 終わることのない 組香を行わせていた。 201 00:17:40,860 --> 00:17:45,531 それが あなたの真。 202 00:17:45,531 --> 00:17:48,401 興味のない者にとっては➡ 203 00:17:48,401 --> 00:17:52,204 あなたは ただの腐った木でしかない。 204 00:17:52,204 --> 00:17:54,707 あなたが あなたでいるために➡ 205 00:17:54,707 --> 00:17:59,612 ただの木を 価値のあるものと 言ってくれる人たちが➡ 206 00:17:59,612 --> 00:18:02,181 必要だった。 207 00:18:02,181 --> 00:18:06,552 それが あなたの理。 208 00:18:06,552 --> 00:18:14,927 だからといって これは少し やりすぎ… ですね。 209 00:18:25,338 --> 00:18:28,040 (鵺)ほんなら どうする? 210 00:18:28,040 --> 00:18:32,878 そなたも みんなの仲間に なったらええ。 211 00:18:32,878 --> 00:18:41,854 (うめき声) 212 00:18:41,854 --> 00:18:45,858 どこや~!? ここはどこや~!? 213 00:18:45,858 --> 00:18:49,061 暗い! 暗い~! 214 00:18:49,061 --> 00:19:04,710 ♬~ 215 00:19:04,710 --> 00:19:08,047 ハッハッハッハ! 愉快 愉快! 216 00:19:08,047 --> 00:19:12,685 形… 真 理の3つによって➡ 217 00:19:12,685 --> 00:19:15,554 剣を解き放つ! 218 00:19:15,554 --> 00:19:18,224 解き放つ~! 219 00:19:29,869 --> 00:19:35,875 うぅ~! 220 00:19:35,875 --> 00:19:38,377 破! 221 00:19:38,377 --> 00:19:43,215 ♬~ 222 00:19:43,215 --> 00:19:48,387 ぬっ! ぬぉ~! 223 00:19:48,387 --> 00:19:53,993 ぬぉ~! 224 00:19:53,993 --> 00:19:56,996 ハハハ…。 225 00:19:56,996 --> 00:20:00,166 ♬~ 226 00:20:00,166 --> 00:20:03,169 うわっ! 227 00:20:03,169 --> 00:20:07,173 な 何をしようとするでおじゃる! 228 00:20:07,173 --> 00:20:10,176 香木は 火でたかないと➡ 229 00:20:10,176 --> 00:20:13,679 真の香りを出すことができない。 230 00:20:13,679 --> 00:20:16,148 ぬんっ! 231 00:20:24,023 --> 00:20:41,340 ♬~ 232 00:20:41,340 --> 00:20:44,176 極楽や~。 極楽や~。 233 00:20:44,176 --> 00:20:47,012 極楽や~。 234 00:20:47,012 --> 00:20:50,349 なんという ぜいたくな空だき物や。 235 00:20:50,349 --> 00:21:06,031 ♬~ 236 00:21:06,031 --> 00:21:09,935 香 満ちたようでございます。