1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 《カロリーナ:私の 身の回りで起こっている➨ 2 00:00:04,004 --> 00:00:06,006 不穏な事件の数々…。 3 00:00:06,006 --> 00:00:09,676 どうやら 皇位継承を巡っての 派閥争いが 関係しているみたい。 4 00:00:09,676 --> 00:00:12,512 私と エドワード殿下の婚約が 発表され➨ 5 00:00:12,512 --> 00:00:15,515 結婚式が 近づいていて…》 6 00:00:15,515 --> 00:00:17,517 (マリッサ)では カロリーナ様➨ 7 00:00:17,517 --> 00:00:21,021 本日の スケジュールの確認を させていただきます。 8 00:00:21,021 --> 00:00:26,026 10時から エドワード殿下と共に 結婚式の打ち合わせを行い➨ 9 00:00:26,026 --> 00:00:29,196 その後 ウエディングドレスの試着を 行います。 10 00:00:29,196 --> 00:00:33,033 (カロリーナ)10時… では もうすぐ いらっしゃるわね。 11 00:00:33,033 --> 00:00:35,035 ハッ! (ノック) 12 00:00:35,035 --> 00:00:37,137 ど どうぞ。 (扉が開く音) 13 00:00:40,040 --> 00:00:43,210 (エドワード)失礼する。 ご機嫌麗しゅうございます➨ 14 00:00:43,210 --> 00:00:45,212 カロリーナ・サンチェスが エドワード…。 15 00:00:45,212 --> 00:00:47,381 ああ 堅苦しい挨拶は 不要だ。 16 00:00:47,381 --> 00:00:50,050 楽にしてくれ。 17 00:00:50,050 --> 00:00:52,052 (エドワード) 時間も あまり ないことだし➨ 18 00:00:52,052 --> 00:00:54,054 打ち合わせを始めよう。 19 00:00:54,054 --> 00:00:57,557 結婚式当日の流れは 普通の式と ほぼ 変わらないらしい。 20 00:00:57,557 --> 00:01:02,996 ただ… レイモンド公爵は 式に 参列できないみたいでな。 21 00:01:02,996 --> 00:01:04,998 《しかたないわよね…。 22 00:01:04,998 --> 00:01:08,335 この間の騒動が あったばかりだもの》 23 00:01:08,335 --> 00:01:11,338 そうですか… わかりました➨ 24 00:01:11,338 --> 00:01:13,840 では 新婦の入場は 私1人で…。 25 00:01:13,840 --> 00:01:17,678 いや 新郎新婦の入場は 私と君の 2人でやる。 26 00:01:17,678 --> 00:01:19,680 えっ? で ですが…! 27 00:01:19,680 --> 00:01:24,685 カロリーナ… 俺は 君を 寂しく 1人で入場させるつもりはない。 28 00:01:24,685 --> 00:01:26,687 それに➨ 29 00:01:26,687 --> 00:01:28,689 新婦だけ 1人で入場させて➨ 30 00:01:28,689 --> 00:01:32,859 自分は 父親と一緒にだなんて 俺が 耐えられないんだ。 31 00:01:32,859 --> 00:01:35,062 エドワード殿下…。 32 00:03:18,999 --> 00:03:21,001 (カロリーナ)なんて美しい…。 33 00:03:21,001 --> 00:03:23,170 着替えるのが もったいないくらいね。 34 00:03:23,170 --> 00:03:26,339 (マリッサ)しかしながら 向こうで 皇后陛下が お待ちです。 35 00:03:26,339 --> 00:03:28,508 早速 試着を始めましょう。 36 00:03:28,508 --> 00:03:30,610 ええ お願い。 37 00:03:33,513 --> 00:03:36,016 皇后陛下…。 38 00:03:36,016 --> 00:03:39,186 あ あの… いかがでしょう? 39 00:03:39,186 --> 00:03:41,188 (ヴァネッサ)困ったわね。 40 00:03:41,188 --> 00:03:43,857 やはり こんな すてきなドレス 私には…。 41 00:03:43,857 --> 00:03:47,360 想像以上に カロリーナのウエストが細いわ。 42 00:03:47,360 --> 00:03:49,362 少し 調整が必要ね。 43 00:03:49,362 --> 00:03:52,032 承知しました 詰めておきます。 44 00:03:52,032 --> 00:03:55,535 えっ? あと 胸元のリボンは外して。 45 00:03:55,535 --> 00:03:59,706 それから 肩の周りのレースは もう少し 薄い生地がいいわ。 46 00:03:59,706 --> 00:04:01,641 カロリーナの 肌の美しさが 引き立つように。 47 00:04:01,641 --> 00:04:03,643 かしこまりました。 48 00:04:03,643 --> 00:04:06,646 そ そんな… 私には➨ 49 00:04:06,646 --> 00:04:08,815 十分すぎる ウエディングドレスですが…。 (ノック) 50 00:04:08,815 --> 00:04:10,817 (オーウェン)エドワード殿下が お見えです。 51 00:04:10,817 --> 00:04:12,819 入室しても よろしいでしょうか? 52 00:04:12,819 --> 00:04:14,821 ええ 入って。 53 00:04:14,821 --> 00:04:17,023 (扉が開く音) 54 00:04:21,328 --> 00:04:24,998 (ヴァネッサ)どう? 美しいでしょう? 55 00:04:24,998 --> 00:04:27,300 ああ きれいだ。 56 00:04:29,669 --> 00:04:32,005 (鐘の音) 57 00:04:32,005 --> 00:04:34,007 (カロリーナ)はぁ…。 58 00:04:34,007 --> 00:04:37,844 (マリッサ)結婚式の 主役である花嫁が ため息なんて➨ 59 00:04:37,844 --> 00:04:42,015 緊張するのは わかりますが もう少し リラックスしてください。 60 00:04:42,015 --> 00:04:44,351 頭では わかってるのだけど➨ 61 00:04:44,351 --> 00:04:46,853 式の様子を 魔道具を介して➨ 62 00:04:46,853 --> 00:04:49,856 帝国全土に 映し出すって聞いて 憂うつで…。 63 00:04:49,856 --> 00:04:53,560 もし ミスでもしたら どうしましょう? 64 00:04:56,530 --> 00:04:59,966 今まで 一生懸命に努力されてきたんです。 65 00:04:59,966 --> 00:05:02,135 きっと 成功しますよ。 66 00:05:02,135 --> 00:05:04,638 ありがとう マリッサ。 67 00:05:04,638 --> 00:05:07,641 さぁ お時間です。 まいりましょう。 68 00:05:07,641 --> 00:05:09,643 えぇ! 69 00:05:12,312 --> 00:05:14,314 すごく きれいだ…。 70 00:05:14,314 --> 00:05:17,817 他のやつに見せるのが もったいないくらい。 71 00:05:17,817 --> 00:05:22,656 あっ えっと… お褒めの言葉 ありがとうございます。 72 00:05:22,656 --> 00:05:25,992 《お世辞でも うれしい…》 73 00:05:25,992 --> 00:05:29,095 皆様 新郎新婦の ご入場です。 74 00:05:32,499 --> 00:05:34,501 (歓声) 75 00:05:34,501 --> 00:05:36,503 わぁ~! (拍手) 76 00:05:36,503 --> 00:05:40,507 おめでとうございます。 本当に お似合いの夫婦ですね。 77 00:05:40,507 --> 00:05:44,678 《私は 今 最高の結婚式を挙げている。 78 00:05:44,678 --> 00:05:49,382 ここに お父様がいないことだけが 心残りだけど でも…》 79 00:05:57,190 --> 00:06:00,794 新郎 エドワード・ルビー・マルティネス。 80 00:06:00,794 --> 00:06:03,296 あなたは ここにいる カロリーナ・サンチェスを➨ 81 00:06:03,296 --> 00:06:08,802 健やかなる時も 病める時も 富める時も 貧しき時も➨ 82 00:06:08,802 --> 00:06:13,974 夫として愛し 敬い 慈しむことを 誓いますか? 83 00:06:13,974 --> 00:06:15,976 誓います! 84 00:06:15,976 --> 00:06:18,645 新婦 カロリーナ・サンチェス。 85 00:06:18,645 --> 00:06:21,815 あなたは ここにいる エドワード・ルビー・マルティネスを➨ 86 00:06:21,815 --> 00:06:27,153 健やかなる時も 病める時も 富める時も 貧しき時も➨ 87 00:06:27,153 --> 00:06:31,992 妻として愛し 敬い 慈しむことを 誓いますか? 88 00:06:31,992 --> 00:06:34,494 はい 誓います! 89 00:06:34,494 --> 00:06:37,297 では 指輪の交換を。 90 00:06:44,004 --> 00:06:46,006 《きれい…》 91 00:06:46,006 --> 00:06:48,508 では 誓いのキスを。 92 00:06:55,515 --> 00:06:57,517 (鐘の音) 93 00:06:57,517 --> 00:06:59,953 《カロリーナ:初めてのキスは➨ 94 00:06:59,953 --> 00:07:02,789 幸福の味がした》 (鐘の音) 95 00:07:02,789 --> 00:07:05,625 (マリッサ) 本日より この エメラルド宮殿が➨ 96 00:07:05,625 --> 00:07:08,295 カロリーナ妃殿下の お住まいとなります。 97 00:07:08,295 --> 00:07:11,798 (カロリーナ)わぁ… ね ねぇ マリッサ➨ 98 00:07:11,798 --> 00:07:16,303 これ 家具代だけで どのくらい かかったのかしら? 99 00:07:16,303 --> 00:07:19,139 おそらく 小国1つは 買える値段かと。 100 00:07:19,139 --> 00:07:21,141 ヒエーッ! (ノック) 101 00:07:21,141 --> 00:07:23,143 あっ はい どうぞ。 102 00:07:23,143 --> 00:07:25,645 (エドワード)突然 すまない。 (扉が開く音) 103 00:07:25,645 --> 00:07:28,481 でも 今しか 話す機会が なくてな。 104 00:07:28,481 --> 00:07:30,817 いえ どうされました? 105 00:07:30,817 --> 00:07:32,819 カロリーナ よく聞いてほしい。 106 00:07:32,819 --> 00:07:34,821 3日後の 早朝➨ 107 00:07:34,821 --> 00:07:36,990 俺たちは ハネムーンに向かうことになった。 108 00:07:36,990 --> 00:07:39,492 ええっ! み 3日後!? 109 00:07:39,492 --> 00:07:41,661 それは あまりにも 急すぎるかと…。 110 00:07:41,661 --> 00:07:44,331 はぁ… 実は 母上に➨ 111 00:07:44,331 --> 00:07:46,833 ハネムーンは どうするつもりかと 詰め寄られてな…。 112 00:07:46,833 --> 00:07:50,837 (テオドール)急いで 私が スケジュールを調整いたしました。 113 00:07:50,837 --> 00:07:54,341 烈火の不死鳥団で 多忙を極めているとはいえ➨ 114 00:07:54,341 --> 00:07:57,177 新郎新婦が ハネムーンにも行かないなんて➨ 115 00:07:57,177 --> 00:07:59,512 世間体が 悪いですからね。 116 00:07:59,512 --> 00:08:01,948 あの ちなみに どちらへ? 117 00:08:01,948 --> 00:08:04,117 涼しい気候で 過ごしやすく➨ 118 00:08:04,117 --> 00:08:07,287 烈火の不死鳥団にも 深い理解を 示してくれている➨ 119 00:08:07,287 --> 00:08:09,622 キッシンジャー伯爵の邸宅で➨ 120 00:08:09,622 --> 00:08:12,959 1週間 過ごさせて いただくことになりました。 121 00:08:12,959 --> 00:08:15,628 移動には テオの 転移魔法を使う。 122 00:08:15,628 --> 00:08:17,630 《転移魔法!? 123 00:08:17,630 --> 00:08:19,632 かなり高度な魔法なのに➨ 124 00:08:19,632 --> 00:08:21,801 さすがは テオドール様》 125 00:08:21,801 --> 00:08:24,804 と とりあえず お話は わかりました。 126 00:08:24,804 --> 00:08:27,474 早急に 準備に取り掛かりますね。 127 00:08:27,474 --> 00:08:32,278 ああ 頼む。 では 私たちは急ぎますので これにて。 128 00:08:34,981 --> 00:08:37,650 (扉の開閉音) 129 00:08:37,650 --> 00:08:41,154 まるで 嵐みたいだったわね。 130 00:08:41,154 --> 00:08:43,156 さようですね。 131 00:08:43,156 --> 00:08:46,159 それにしても まさか 私の実家が➨ 132 00:08:46,159 --> 00:08:50,163 カロリーナ妃殿下と エドワード殿下の ハネムーン先になるとは…。 133 00:08:50,163 --> 00:08:53,333 えっ? じ じゃあ キッシンジャー伯爵って…。 134 00:08:53,333 --> 00:08:55,335 私の父です。 135 00:08:55,335 --> 00:08:58,838 ごめんなさい! 実家に 滞在させてもらううえに➨ 136 00:08:58,838 --> 00:09:01,608 短時間で ハネムーンの準備まで…。 137 00:09:01,608 --> 00:09:04,110 ただでさえ 毎日 忙しいのに…。 138 00:09:04,110 --> 00:09:06,780 いえ お気になさらないでください。 139 00:09:06,780 --> 00:09:08,948 気にするわよ。 140 00:09:08,948 --> 00:09:10,950 ねぇ! 141 00:09:10,950 --> 00:09:13,620 私に 何か お礼できることはない? 142 00:09:13,620 --> 00:09:17,290 マリッサの好きなものとか 教えてもらえると うれしいわ。 143 00:09:17,290 --> 00:09:20,627 好きなもの… ですか? 144 00:09:20,627 --> 00:09:24,297 そうですね… 本を読むのは 好きです。 145 00:09:24,297 --> 00:09:26,299 どんな本が好きなの? 146 00:09:26,299 --> 00:09:28,301 『シンデレラ』…。 147 00:09:28,301 --> 00:09:30,303 『シンデレラ』? 童話の? 148 00:09:30,303 --> 00:09:33,473 はい…。 《なんて 悲しそうな目…》 149 00:09:33,473 --> 00:09:36,476 あの… 大丈夫? マリッサ。 150 00:09:36,476 --> 00:09:40,814 大丈夫です。 どうか 礼などの お気遣いは 無用に願います。 151 00:09:40,814 --> 00:09:43,149 カロリーナ妃殿下の 優しい お気持ちだけで➨ 152 00:09:43,149 --> 00:09:45,151 十分ですので。 153 00:09:50,323 --> 00:09:53,026 (扉の開閉音) 154 00:09:57,997 --> 00:10:00,500 (テオドール)皆様 お疲れさまでした。 155 00:10:00,500 --> 00:10:02,669 転移完了です。 156 00:10:02,669 --> 00:10:06,339 すてきな景色ですね…。 157 00:10:06,339 --> 00:10:08,341 (エドワード)キッシンジャー伯爵邸は➨ 158 00:10:08,341 --> 00:10:12,178 北東部のなかでも 最も美しい屋敷と 評判なんだ。 159 00:10:12,178 --> 00:10:15,348 特に 早朝の景色は 絶景と言われている。 160 00:10:15,348 --> 00:10:17,350 気に入ってもらえただろうか? 161 00:10:17,350 --> 00:10:19,352 はい! 162 00:10:19,352 --> 00:10:21,354 そうか… よかった。 163 00:10:21,354 --> 00:10:24,057 (テオドール) では 屋敷の中に入りましょう。 164 00:10:27,694 --> 00:10:29,696 すてきな実家ね マリッサ。 165 00:10:29,696 --> 00:10:33,032 そうですね…。 166 00:10:33,032 --> 00:10:36,202 皆様 ようこそ お越しくださいました。 167 00:10:36,202 --> 00:10:39,873 キッシンジャー伯爵 急な予定の調整 感謝する。 168 00:10:39,873 --> 00:10:44,043 めっそうもございません。 心より 歓迎いたします。 169 00:10:44,043 --> 00:10:47,046 《カロリーナ:この方が マリッサの お父様…。 170 00:10:47,046 --> 00:10:49,382 なんて 柔らかい物腰かしら。 171 00:10:49,382 --> 00:10:51,384 マリッサ➨ 172 00:10:51,384 --> 00:10:55,188 お父様に会えて うれしくないのかしら?》 173 00:11:03,496 --> 00:11:05,498 (エドワード)そろそろ 時間だな。 174 00:11:05,498 --> 00:11:09,002 (カロリーナ)ご用事ですか? ああ テオと打ち合わせがある。 175 00:11:09,002 --> 00:11:12,338 ハネムーンだというのに 放っておいて すまないが…。 176 00:11:12,338 --> 00:11:14,340 いえ それでしたら➨ 177 00:11:14,340 --> 00:11:17,010 私は お庭を 散策してまいりますわ。 178 00:11:17,010 --> 00:11:20,346 そうか… では 念のため護衛をつけよう。 179 00:11:20,346 --> 00:11:22,549 ありがとうございます。 180 00:11:29,188 --> 00:11:31,191 ちょっと 聞いてもいいかしら? 181 00:11:31,191 --> 00:11:34,527 (オーウェン) お嬢… じゃなくて カロリーナ妃殿下➨ 182 00:11:34,527 --> 00:11:36,529 私に わかることでしたら。 183 00:11:36,529 --> 00:11:38,531 マリッサのことよ。 184 00:11:38,531 --> 00:11:42,535 (カロリーナ)実家に来ているというのに ずっと 元気がなくて➨ 185 00:11:42,535 --> 00:11:44,537 なぜだか 知ってる? 186 00:11:44,537 --> 00:11:49,208 私も よくは知らないのですが マリッサ嬢が 姉君のマリエル嬢と➨ 187 00:11:49,208 --> 00:11:51,544 不仲だというのを 耳にしたことが…。 188 00:11:51,544 --> 00:11:54,380 えっ? しかも 実は マリッサ嬢が…。 189 00:11:54,380 --> 00:11:56,549 (マリエル) ちょっと! 会わせなさいよ! 190 00:11:56,549 --> 00:12:00,653 何かしら? 屋敷のほうが 騒がしいですね。 191 00:12:00,653 --> 00:12:02,989 マリエル様 落ち着いてくださいませ。 192 00:12:02,989 --> 00:12:04,991 (マリエル)知ってるのよ! 193 00:12:04,991 --> 00:12:07,827 マリッサと テオドール様が ここにいるんでしょう? 194 00:12:07,827 --> 00:12:11,331 さっさと 会わせなさいって言ってるの! 195 00:12:11,331 --> 00:12:14,834 誰? あなたたち。 196 00:12:14,834 --> 00:12:16,836 (エドワード)我が妻 カロリーナだ。 197 00:12:16,836 --> 00:12:19,505 んっ? エドワード殿下! 198 00:12:19,505 --> 00:12:21,674 (マリエル)お久しぶりでございます。 199 00:12:21,674 --> 00:12:25,178 エドワード殿下が 我が家に 滞在されると耳にして➨ 200 00:12:25,178 --> 00:12:29,015 急きょ 母との旅行を 抜け出してまいりました。 201 00:12:29,015 --> 00:12:32,352 あの… テオドール様は どちらに? 202 00:12:32,352 --> 00:12:36,189 相変わらずだな… お前になど 会わせるつもりはない。 203 00:12:36,189 --> 00:12:39,359 母親のもとに戻れ! そ そんな…。 204 00:12:39,359 --> 00:12:42,195 戻れと言っている。 グッ! 205 00:12:42,195 --> 00:12:44,197 マリエル! 206 00:12:44,197 --> 00:12:48,201 ハァ ハァ… お前は 自分の部屋に行きなさい。 207 00:12:48,201 --> 00:12:50,203 そこから 出てはならん! 208 00:12:50,203 --> 00:12:52,205 ハッ…。 209 00:12:54,874 --> 00:12:56,876 はぁ~。 210 00:12:56,876 --> 00:12:59,045 本当に 申し訳ございません。 211 00:12:59,045 --> 00:13:01,981 マリエルには 明日 明るくなりしだい➨ 212 00:13:01,981 --> 00:13:04,651 妻の元へ戻るよう 言い聞かせますので…。 213 00:13:04,651 --> 00:13:08,821 ああ よろしく頼む。 では…。 214 00:13:08,821 --> 00:13:11,157 あ あの… これは いったい? 215 00:13:11,157 --> 00:13:13,159 (テオドール)それについては➨ 216 00:13:13,159 --> 00:13:15,995 私から ご説明させていただきます。 217 00:13:15,995 --> 00:13:19,165 (テオドール)彼女は キッシンジャー家の次女 マリエル嬢です。 218 00:13:19,165 --> 00:13:22,168 マリッサ嬢に 一方的に 悪意を向けているため➨ 219 00:13:22,168 --> 00:13:24,337 我々の滞在中は➨ 220 00:13:24,337 --> 00:13:27,173 旅行に連れ出して もらっていたのですが➨ 221 00:13:27,173 --> 00:13:30,009 どこかで 情報が漏れたようです。 222 00:13:30,009 --> 00:13:33,179 《マリッサが 姉君から悪意を?》 223 00:13:33,179 --> 00:13:35,682 そして マリエル嬢は 私の➨ 224 00:13:35,682 --> 00:13:38,017 元 婚約者です。 225 00:13:38,017 --> 00:13:40,019 (カロリーナ)え~っ!? 226 00:13:43,022 --> 00:13:45,692 (カロリーナ)あの… ぶしつけですが➨ 227 00:13:45,692 --> 00:13:49,529 キッシンジャー伯爵家と テオドール様の 婚約の理由を➨ 228 00:13:49,529 --> 00:13:51,698 お伺いしても よろしいでしょうか? 229 00:13:51,698 --> 00:13:56,202 私が マリエル嬢と婚約した理由は 簡単に言うと➨ 230 00:13:56,202 --> 00:14:00,973 豊富な資材を 烈火の不死鳥団に 提供してもらうためです。 231 00:14:00,973 --> 00:14:03,643 貴族の中には 平民がいる騎士団には➨ 232 00:14:03,643 --> 00:14:06,312 物を売りたくないという やつらもいてな。 233 00:14:06,312 --> 00:14:08,314 えっ? (テオドール)そこで 私は➨ 234 00:14:08,314 --> 00:14:10,483 豊かな資源を持つ領主と➨ 235 00:14:10,483 --> 00:14:13,152 直接 契約を結ぶことを考えました。 236 00:14:13,152 --> 00:14:15,822 で そのターゲットになったのが➨ 237 00:14:15,822 --> 00:14:18,491 キッシンジャー伯爵家の 領地ってわけだ。 238 00:14:18,491 --> 00:14:21,160 (テオドール)最初は 定価の 2倍で買い取る条件で➨ 239 00:14:21,160 --> 00:14:23,496 契約を 結ぼうとしていましたが➨ 240 00:14:23,496 --> 00:14:26,999 伯爵が 令嬢との結婚を望まれまして➨ 241 00:14:26,999 --> 00:14:30,336 そこで 半額の値段で 売ることに加え➨ 242 00:14:30,336 --> 00:14:34,507 この契約の 無期限適用を条件に 婚約したわけです。 243 00:14:34,507 --> 00:14:36,676 な なるほど…。 244 00:14:36,676 --> 00:14:40,513 《仕事人間の テオドール様らしい婚約理由だわ》 245 00:14:40,513 --> 00:14:43,683 ですが… はぁ~。 246 00:14:43,683 --> 00:14:47,520 あの女の テオへの執着心は すさまじいものでな…。 247 00:14:47,520 --> 00:14:51,357 連日 家に押しかけられ 仕事にも 支障が出たときは➨ 248 00:14:51,357 --> 00:14:53,693 海へ 捨ててやろうかと思いましたよ。 249 00:14:53,693 --> 00:14:57,029 あのころのテオは 毎日 荒れてたからな…。 250 00:14:57,029 --> 00:15:00,466 その あまりにも 非常識な行動が 目に余り➨ 251 00:15:00,466 --> 00:15:03,136 私は マリエル嬢との婚約を 破棄して➨ 252 00:15:03,136 --> 00:15:05,638 マリッサ嬢との婚約を 申し出ました。 253 00:15:05,638 --> 00:15:09,142 ええっ!? じゃあ テオドール様とマリッサは➨ 254 00:15:09,142 --> 00:15:11,144 婚約者同士なのですか? 255 00:15:11,144 --> 00:15:13,312 はい… しかし そのせいで➨ 256 00:15:13,312 --> 00:15:16,649 もともと マリッサ嬢に つらく当たっていたマリエル嬢は➨ 257 00:15:16,649 --> 00:15:18,651 ますます 態度がひどくなり➨ 258 00:15:18,651 --> 00:15:21,154 姉妹の関係を 悪化させてしまいました。 259 00:15:21,154 --> 00:15:23,322 これは 完全に 私の落ち度です。 260 00:15:23,322 --> 00:15:28,161 いいえ テオドール様 姉は もともと 私を嫌っていました。 261 00:15:28,161 --> 00:15:31,831 《いえ… 嫌われていたどころではない。 262 00:15:31,831 --> 00:15:34,167 憎まれていたわ》 263 00:15:34,167 --> 00:15:37,003 ⸨マリエル:あ~ら ごめんなさい 手が滑っちゃったわ。 264 00:15:37,003 --> 00:15:39,005 (マリア)かわいそうに➨ 265 00:15:39,005 --> 00:15:42,341 帝国で 1 2を争う美貌が 台なしじゃない⸩ 266 00:15:42,341 --> 00:15:48,347 (マリッサ)長女のマリアお姉様も 次女のマリエルお姉様も 私を➨ 267 00:15:48,347 --> 00:15:51,184 私の顔を 心底 憎んでいた…。 268 00:15:51,184 --> 00:15:53,519 ⸨2人とも 心して聞きなさい。 269 00:15:53,519 --> 00:15:58,191 マリエル お前とテオドール様の婚約は 白紙になった。 270 00:15:58,191 --> 00:16:01,794 えっ… 白紙? それに伴い 急きょ➨ 271 00:16:01,794 --> 00:16:04,964 マリッサが テオドール様と 婚約することになった。 272 00:16:04,964 --> 00:16:07,800 なっ… あっ…。 273 00:16:07,800 --> 00:16:10,303 この アバズレが! (叩く音) 274 00:16:10,303 --> 00:16:14,140 私の婚約者を奪うだなんて どういう神経してるのよ! 275 00:16:14,140 --> 00:16:16,142 やめなさい マリエル! 276 00:16:16,142 --> 00:16:18,311 これは テオドール様の ご意志だ!⸩ 277 00:16:18,311 --> 00:16:21,147 (マリッサ) そして 私は 両親に頼み込み➨ 278 00:16:21,147 --> 00:16:25,485 お姉様から 離れるために この家を出た…。 279 00:16:25,485 --> 00:16:29,489 実家を離れ 侍女になったのは 私の意思です。 280 00:16:29,489 --> 00:16:32,158 おかげさまで 姉と 距離を置くことができました。 281 00:16:32,158 --> 00:16:34,160 不満は ありません。 282 00:16:34,160 --> 00:16:36,162 《そんなの ウソよ…。 283 00:16:36,162 --> 00:16:39,665 血の つながった家族から 悪意を向けられる苦しみは➨ 284 00:16:39,665 --> 00:16:42,168 私も よくわかっている。 285 00:16:42,168 --> 00:16:44,170 たとえ 距離を置いたとしても➨ 286 00:16:44,170 --> 00:16:46,172 家族という因縁は➨ 287 00:16:46,172 --> 00:16:49,008 まるで いばらのように 絡みついてくる。 288 00:16:49,008 --> 00:16:51,010 彼女は 今まで➨ 289 00:16:51,010 --> 00:16:53,813 どれほどの苦しみを 味わってきたのか…》 290 00:16:58,017 --> 00:17:00,786 団長! 副団長! 291 00:17:00,786 --> 00:17:03,956 どうした? 森の西部で 魔物の 目撃情報が! 292 00:17:03,956 --> 00:17:06,626 オーウェンたちは カロリーナ妃殿下を➨ 293 00:17:06,626 --> 00:17:08,628 安全な場所まで 避難させてください。 294 00:17:08,628 --> 00:17:10,630 (3人)ハッ! 295 00:17:10,630 --> 00:17:13,833 あの お二人は? 現場を確認しに行く。 296 00:17:17,303 --> 00:17:21,974 カロリーナ妃殿下は こちらへ。 え ええ…。 297 00:17:21,974 --> 00:17:24,477 ⚟お待ちになって。 298 00:17:24,477 --> 00:17:26,479 (物音) 299 00:17:31,984 --> 00:17:35,321 (カロリーナ)マリエル様? マリエル嬢 なぜ ここに? 300 00:17:35,321 --> 00:17:38,658 あら 私が あのまま 引き下がるとでも思った? 301 00:17:38,658 --> 00:17:40,660 おあいにくさま! 302 00:17:40,660 --> 00:17:44,163 本当は エドワード殿下だけを 引き離すための ウソだったけど➨ 303 00:17:44,163 --> 00:17:46,832 テオドール様まで 行ってしまうなんて。 304 00:17:46,832 --> 00:17:49,335 マリッサ あなたのほうから➨ 305 00:17:49,335 --> 00:17:52,004 テオドール様との婚約を 辞退しなさい! 306 00:17:52,004 --> 00:17:54,006 (マリエル)皆様も ご存じでしょう? 307 00:17:54,006 --> 00:17:56,842 マリッサは いやしくも テオドール様を誘惑し➨ 308 00:17:56,842 --> 00:17:59,011 姉である私から 奪ったと。 309 00:17:59,011 --> 00:18:03,282 彼の婚約者に こんな 下品な女は ふさわしくありませんわ! 310 00:18:03,282 --> 00:18:07,453 カロリーナ妃殿下も そう思われますよね? 311 00:18:07,453 --> 00:18:10,957 《カロリーナ:いつも 冷静なマリッサが 震えてる…。 312 00:18:10,957 --> 00:18:15,628 やはり 実の姉からの悪意に ずっと 苦しみ続けていたんだわ》 313 00:18:15,628 --> 00:18:17,630 あの 聞いておられます? 314 00:18:17,630 --> 00:18:20,833 (カロリーナ)オーウェン 下がっていいわ。 えっ? 315 00:18:23,469 --> 00:18:25,972 《カロリーナ:私は マルコシアスに来てから➨ 316 00:18:25,972 --> 00:18:28,641 ずっと あなたに 支えられてきた…。 317 00:18:28,641 --> 00:18:31,644 だから 今度は 私が あなたを!》 318 00:18:31,644 --> 00:18:35,982 マリエル・キッシンジャー伯爵令嬢! は はい? 319 00:18:35,982 --> 00:18:40,319 あなたは マリッサが テオドール様に ふさわしくないと言いましたね? 320 00:18:40,319 --> 00:18:42,989 えっ ええ そうですわ。 321 00:18:42,989 --> 00:18:44,991 では あなたは どうなのです? 322 00:18:44,991 --> 00:18:46,993 自分の 欲求のために➨ 323 00:18:46,993 --> 00:18:49,662 烈火の不死鳥団に ウソの情報を流し➨ 324 00:18:49,662 --> 00:18:54,333 エドワード殿下 ならびに テオドール様に 多大なご迷惑をかけました。 325 00:18:54,333 --> 00:18:57,003 更に あなたの 日頃の行いには➨ 326 00:18:57,003 --> 00:19:00,272 キッシンジャー伯爵も 手を焼いていると 耳にしています。 327 00:19:00,272 --> 00:19:03,275 そんな あなたに ふさわしい うんぬんなどという権利は➨ 328 00:19:03,275 --> 00:19:05,277 ないと思いますが? クッ! 329 00:19:05,277 --> 00:19:07,279 《カロリーナ妃殿下➨ 330 00:19:07,279 --> 00:19:09,448 いつもは朗らかで 温和な方。 331 00:19:09,448 --> 00:19:12,451 強く 前に出ることは 苦手なはずなのに➨ 332 00:19:12,451 --> 00:19:14,954 私のために…》 333 00:19:14,954 --> 00:19:18,290 それに マリッサは 私の 大切な従者です。 334 00:19:18,290 --> 00:19:21,627 彼女の誠実さは 私が いちばん 理解しています。 335 00:19:21,627 --> 00:19:24,964 これ以上 私の従者を 罵倒することは 許しません! 336 00:19:24,964 --> 00:19:27,299 すぐに この場から 立ち去りなさい! 337 00:19:27,299 --> 00:19:30,136 クッ… によ… なによ➨ 338 00:19:30,136 --> 00:19:32,972 小国から来た 落ちこぼれのくせに➨ 339 00:19:32,972 --> 00:19:36,809 あの野蛮な 第二皇子の お飾りの妻のくせに! 340 00:19:36,809 --> 00:19:39,645 (マリエル)小国の 下賤な令嬢が 皇族に嫁いできて➨ 341 00:19:39,645 --> 00:19:41,647 いい気になるんじゃない…! (頬を叩く音) 342 00:19:45,151 --> 00:19:47,987 いいかげんに していただけませんか? 343 00:19:47,987 --> 00:19:51,157 皇子妃に… 私が尊敬する主人に➨ 344 00:19:51,157 --> 00:19:54,493 これほど 無礼な態度を取るなど 言語道断です! 345 00:19:54,493 --> 00:19:59,999 こ… この… 調子に乗るんじゃないわよ! 346 00:20:06,005 --> 00:20:08,174 (エドワード)マリエル・キッシンジャー。 347 00:20:08,174 --> 00:20:10,342 カロリーナに なんと言った? 348 00:20:10,342 --> 00:20:12,344 えっ… えっと…。 349 00:20:12,344 --> 00:20:15,347 俺のことは いくら ののしっても構わない。 350 00:20:15,347 --> 00:20:20,052 だが カロリーナを侮辱するやつは 断固として許さん! 351 00:20:22,354 --> 00:20:24,356 それに あなたの言ったことは➨ 352 00:20:24,356 --> 00:20:28,027 マルコシアス皇族に対する 侮辱罪に あたります。 353 00:20:28,027 --> 00:20:30,362 そんな… テオドール様! 354 00:20:30,362 --> 00:20:33,032 マリエル嬢 私は これでも➨ 355 00:20:33,032 --> 00:20:35,367 あなたに 負い目が あったのですよ。 356 00:20:35,367 --> 00:20:39,038 烈火の不死鳥団の都合で 婚約を とりつけたこと➨ 357 00:20:39,038 --> 00:20:42,374 仕事ばかりで あなたに 不便をかけたこと。 358 00:20:42,374 --> 00:20:46,879 ですが あなたとの 婚約を破棄して 正解でした。 359 00:20:46,879 --> 00:20:50,049 こんな 礼儀知らずが 私の妻になるなど➨ 360 00:20:50,049 --> 00:20:52,218 想像するだけで➨ 361 00:20:52,218 --> 00:20:54,220 へどが出ます。 362 00:20:54,220 --> 00:20:57,723 もう二度と 我々の前に 姿を 現さないでください。 363 00:20:57,723 --> 00:20:59,725 連れていきなさい。 364 00:21:04,997 --> 00:21:06,999 (マリッサ)カロリーナ妃殿下。 365 00:21:06,999 --> 00:21:09,835 先ほどは 姉が 無礼を働き➨ 366 00:21:09,835 --> 00:21:12,171 たいへん 申し訳ございませんでした。 367 00:21:12,171 --> 00:21:15,508 いいのよ マリッサが 謝ることではないわ。 368 00:21:15,508 --> 00:21:18,844 それどころか あなたには 感謝しないと…。 369 00:21:18,844 --> 00:21:21,847 えっ? マリエル嬢を 叱ってくれたことよ。 370 00:21:21,847 --> 00:21:23,849 とても かっこよかったわ。 371 00:21:23,849 --> 00:21:26,852 いいえ… お見苦しいところを…。 372 00:21:26,852 --> 00:21:29,355 でも カロリーナ妃殿下のほうこそ➨ 373 00:21:29,355 --> 00:21:32,858 なぜ 一従者にすぎない私を かばってくださったのですか? 374 00:21:32,858 --> 00:21:35,027 私 知っているの。 375 00:21:35,027 --> 00:21:39,698 (カロリーナ)助けてくれる 誰かがいない苦しみを➨ 376 00:21:39,698 --> 00:21:42,201 だから 私が その 誰かになって➨ 377 00:21:42,201 --> 00:21:45,204 少しでも マリッサを助けたかったの。 378 00:21:45,204 --> 00:21:47,206 カロリーナ妃殿下…。 379 00:21:47,206 --> 00:21:50,042 あの… 私が 以前➨ 380 00:21:50,042 --> 00:21:52,378 『シンデレラ』が好きだと お話ししたことを➨ 381 00:21:52,378 --> 00:21:54,880 覚えていらっしゃいますか? ええ。 382 00:21:54,880 --> 00:21:58,384 シンデレラは 母と姉たちから 虐げられ➨ 383 00:21:58,384 --> 00:22:00,653 苦悩に満ちた日々を 過ごしますが➨ 384 00:22:00,653 --> 00:22:03,322 最後には 王子様が 救い出してくれる➨ 385 00:22:03,322 --> 00:22:05,991 そんなお話に 憧れていたんです。 386 00:22:05,991 --> 00:22:10,663 でも 私に 救いはなく シンデレラに なれなかった。 387 00:22:10,663 --> 00:22:13,332 それが とても つらかった…。 388 00:22:13,332 --> 00:22:16,669 それが 今日 やっと その つらさから➨ 389 00:22:16,669 --> 00:22:18,671 救い出された気がします。 390 00:22:23,342 --> 00:22:26,345 <カロリーナ:その後 キッシンジャー伯爵は➨ 391 00:22:26,345 --> 00:22:29,682 マリエル嬢を 修道院へと送る選択をした。 392 00:22:29,682 --> 00:22:32,685 それは 皇族への侮辱や➨ 393 00:22:32,685 --> 00:22:35,354 騎士団を 妨害した罪を免れさせる➨ 394 00:22:35,354 --> 00:22:38,023 父としての 親心だった。 395 00:22:38,023 --> 00:22:40,192 マリッサへの 嫉妬のせいで➨ 396 00:22:40,192 --> 00:22:43,195 人生まで 狂わせてしまったマリエル嬢も➨ 397 00:22:43,195 --> 00:22:46,866 ある意味 かわいそうな 人だったのかもしれない> 398 00:22:46,866 --> 00:22:48,868 (ガラスの瓶が割れる音) 399 00:22:48,868 --> 00:22:50,870 (イリス)大丈夫ですか お嬢様! 400 00:22:50,870 --> 00:22:53,539 (フローラ)大丈夫なわけないじゃない。 さっさと 片づけてちょうだい! 401 00:22:53,539 --> 00:22:55,541 は はい…。 402 00:22:55,541 --> 00:22:58,377 《聖女試験の 第二次試験は 明日だというのに➨ 403 00:22:58,377 --> 00:23:01,981 こんな 瓶の中の泥水すら 浄化できないなんて…。 404 00:23:01,981 --> 00:23:04,984 カロリーナが いなくなるのと 同時期に始まった➨ 405 00:23:04,984 --> 00:23:07,319 私の 魔力の低下➨ 406 00:23:07,319 --> 00:23:11,824 更には セレスティア王国で起こっている 数々の災厄。 407 00:23:11,824 --> 00:23:14,827 認めたくはないけど これは やはり…。 408 00:23:14,827 --> 00:23:17,663 カロリーナは…》 409 00:23:17,663 --> 00:23:21,166 (カロリーナ)えっ? 魔力の 再検査… ですか? 410 00:23:21,166 --> 00:23:26,672 はい 以前にも 申し上げましたが マルコシアス帝国では 16歳にも➨ 411 00:23:26,672 --> 00:23:29,508 魔力検査を受けることが 義務付けられています。 412 00:23:29,508 --> 00:23:31,677 それに 帝都より こっちで やったほうが➨ 413 00:23:31,677 --> 00:23:34,179 落ち着いて できるしな。 そうですね。 414 00:23:34,179 --> 00:23:37,182 では そのように 進めていただけますか? 415 00:23:37,182 --> 00:23:40,519 実は もう 準備は整えてあります。 416 00:23:40,519 --> 00:23:42,521 あっ…。 417 00:23:42,521 --> 00:23:47,026 カロリーナ妃殿下 明日の魔力検査 楽しみですね。 418 00:23:47,026 --> 00:23:49,028 あ… 明日!?