1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 《カロリーナ:ついに私は 聖女試験で フローラお姉様と➨ 2 00:00:04,338 --> 00:00:07,341 対決することになった。 かつてのトラウマから➨ 3 00:00:07,341 --> 00:00:10,677 不安な気持ちになる私を エドは励ましてくれる。 4 00:00:10,677 --> 00:00:13,347 そう 臆することはない。 5 00:00:13,347 --> 00:00:17,017 今の私は マルコシアス帝国の 第二皇子の妻で➨ 6 00:00:17,017 --> 00:00:19,686 神聖力の持ち主なのだから。 7 00:00:19,686 --> 00:00:22,689 しかし 予期せぬ出来事が起こった。 8 00:00:22,689 --> 00:00:25,025 突然 フローラお姉様が…。 9 00:00:25,025 --> 00:00:28,362 いったい 何が起こったというの?》 10 00:00:28,362 --> 00:00:31,698 《フローラ:お母様…》 11 00:00:31,698 --> 00:00:34,701 (カロリーナ)お姉様… しっかりしてください! 12 00:00:38,372 --> 00:00:41,675 (フローラ)全部 あんたのせい…。 13 00:02:30,684 --> 00:02:35,022 《どうして? 私の祈りが弱いからなの? 14 00:02:35,022 --> 00:02:38,692 確かに お姉様が いなくなってくれたらと➨ 15 00:02:38,692 --> 00:02:41,395 思ったこともある》 16 00:02:45,365 --> 00:02:47,701 《私の願いを かなえて…。 17 00:02:47,701 --> 00:02:50,704 神様… どうか お姉様を助けてください! 18 00:02:50,704 --> 00:02:53,106 私の願いを かなえて!!》 19 00:02:55,042 --> 00:02:57,044 えっ!? くっ…。 20 00:02:59,980 --> 00:03:01,982 (エドワード)リーナ! 21 00:03:04,317 --> 00:03:06,620 《でも 今は…》 22 00:03:08,655 --> 00:03:11,658 《彼の愛が 私を変えてくれた。 23 00:03:11,658 --> 00:03:14,661 だから 今の私がある!》 24 00:03:22,002 --> 00:03:24,004 くっ…。 25 00:03:27,340 --> 00:03:29,342 お… おい…。 26 00:03:29,342 --> 00:03:31,645 あれって まさか…。 27 00:03:33,680 --> 00:03:36,016 (みんな)おおっ…。 28 00:03:36,016 --> 00:03:38,618 なっ… 翼!? 29 00:03:43,690 --> 00:03:47,694 (メルヴィン)ああ… なんという…。 30 00:03:47,694 --> 00:03:52,199 (メルヴィン)カロリーナ妃殿下の神聖力が ここまでとは…。 31 00:03:52,199 --> 00:03:55,368 神のいとし子たるカロリーナ妃殿下に➨ 32 00:03:55,368 --> 00:03:58,371 最大限の敬意を…。 33 00:04:08,648 --> 00:04:11,651 神よ お姉様の傷を癒やし➨ 34 00:04:11,651 --> 00:04:14,654 安らぎをお与えください。 35 00:04:14,654 --> 00:04:25,999 ♬~ 36 00:04:25,999 --> 00:04:29,302 どうか 死なないで…。 37 00:04:35,342 --> 00:04:39,012 呼吸や脈が安定してきた。 38 00:04:39,012 --> 00:04:41,681 《カロリーナ:それにしても 治りが遅い。 39 00:04:41,681 --> 00:04:45,685 もしかして… ただのケガじゃない?》 40 00:04:45,685 --> 00:04:49,389 くっ… お願い 間に合って…。 41 00:05:05,972 --> 00:05:07,974 生きてる…。 42 00:05:07,974 --> 00:05:09,976 大丈夫か? 43 00:05:09,976 --> 00:05:13,146 力を ほとんど 使い果たしちゃったけど 平気よ。 44 00:05:13,146 --> 00:05:15,815 本当か? 無理をしていないか? 45 00:05:15,815 --> 00:05:20,620 本当に大丈夫よ。 エドは心配性ね。 ありがとう。 46 00:05:27,661 --> 00:05:30,664 《カロリーナ:あなたと 出会っていなければ➨ 47 00:05:30,664 --> 00:05:35,669 私は お姉様を 助けなかったかもしれない》 48 00:05:38,004 --> 00:05:41,341 🎙ええ… それでは 少々 トラブルもありましたが➨ 49 00:05:41,341 --> 00:05:44,010 試験は このまま実行いたします。 50 00:05:44,010 --> 00:05:47,347 聖女候補の皆様は 速やかに持ち場に戻り➨ 51 00:05:47,347 --> 00:05:50,016 試験を再開してください。 52 00:05:50,016 --> 00:05:52,619 (歓声) 53 00:05:59,960 --> 00:06:03,964 🎙それでは 聖女試験の結果を 発表いたします。 54 00:06:03,964 --> 00:06:08,635 🎙見事 初代聖女に選ばれたのは➨ 55 00:06:08,635 --> 00:06:11,638 マルコシアス帝国の 聖女候補であられる➨ 56 00:06:11,638 --> 00:06:14,975 カロリーナ・ルビー・マルティネス妃殿下です! 57 00:06:14,975 --> 00:06:17,978 🎙おめでとうございます! 58 00:06:17,978 --> 00:06:20,313 ありがとうございます。 59 00:06:20,313 --> 00:06:24,317 総合得点は 747ポイントでした。 60 00:06:24,317 --> 00:06:27,320 また一次 二次試験 共に堂々の1位。 61 00:06:27,320 --> 00:06:30,323 🎙三次では トラブルに 見舞われましたが➨ 62 00:06:30,323 --> 00:06:32,993 4位の成績を収めています。 63 00:06:32,993 --> 00:06:35,662 それでは 教皇聖下より➨ 64 00:06:35,662 --> 00:06:39,065 聖女の証しである つえが贈られます。 65 00:06:44,671 --> 00:06:47,340 どうぞ お受け取りください。 66 00:06:47,340 --> 00:06:50,010 ありがとうございます。 67 00:06:50,010 --> 00:06:55,348 聖女の座を見事 勝ち取った カロリーナ・ルビー・マルティネス妃殿下。 68 00:06:55,348 --> 00:06:58,685 フローラ嬢の治療にあたる あなたの活躍は➨ 69 00:06:58,685 --> 00:07:01,288 実に素晴らしかった。 70 00:07:01,288 --> 00:07:04,291 (メルヴィン)さすがは 神のいとし子だ。 71 00:07:04,291 --> 00:07:09,629 おそらく この場にいる者なら 気づいているだろう。 72 00:07:09,629 --> 00:07:12,299 改めて ここに宣言する。 73 00:07:12,299 --> 00:07:15,635 聖女カロリーナ・ルビー・マルティネスは➨ 74 00:07:15,635 --> 00:07:18,972 神聖力の持ち主である と。 75 00:07:18,972 --> 00:07:25,979 (歓声) 76 00:07:25,979 --> 00:07:28,648 あっ…。 77 00:07:28,648 --> 00:07:30,984 うん。 78 00:07:30,984 --> 00:07:33,286 うん。 79 00:07:54,007 --> 00:07:58,345 エドワードだ。 リーナも一緒だ。 中に入ってもいいか? 80 00:07:58,345 --> 00:08:00,613 (マリッサ)どうぞ お入りください。 81 00:08:00,613 --> 00:08:02,615 (エドワード)失礼する。 82 00:08:05,285 --> 00:08:07,954 (カロリーナ)お姉様の体調は? 83 00:08:07,954 --> 00:08:11,958 (テオドール)妃殿下のおかげで ほぼ回復といっていいでしょう。 84 00:08:11,958 --> 00:08:15,295 (マリッサ)今は眠っておられます。 (カロリーナ)ハーッ…。 85 00:08:15,295 --> 00:08:20,300 それで あんな状態になった原因は なんだったんだ? 86 00:08:20,300 --> 00:08:24,637 私の考えを話す前に 一つ確認させてください。 87 00:08:24,637 --> 00:08:26,973 (テオドール)フローラ嬢を治療する際➨ 88 00:08:26,973 --> 00:08:29,642 神聖力が 効きづらくは ありませんでしたか? 89 00:08:29,642 --> 00:08:32,645 (カロリーナ)ええ。 確かに そうだったわ。 90 00:08:32,645 --> 00:08:35,315 (カロリーナ)あれは 治りが遅いというより➨ 91 00:08:35,315 --> 00:08:39,652 何かに邪魔されている 感じだった… と思うわ。 92 00:08:39,652 --> 00:08:42,155 やはり そうでしたか…。 93 00:08:42,155 --> 00:08:44,657 まだ確証がありませんが➨ 94 00:08:44,657 --> 00:08:48,328 私は フローラ嬢の体調不良の原因は➨ 95 00:08:48,328 --> 00:08:51,498 マナを改良した秘術によるものでは ないかと にらんでいます。 96 00:08:51,498 --> 00:08:54,000 えっ? 秘術を使えば➨ 97 00:08:54,000 --> 00:08:58,338 魔力の質は向上しますが その分 体に負荷がかかり➨ 98 00:08:58,338 --> 00:09:02,609 フローラ嬢は それに耐えきれなかった のだと思われます。 99 00:09:02,609 --> 00:09:06,613 そんな秘術を どうして お姉様は使ったのかしら…。 100 00:09:06,613 --> 00:09:10,617 どうしても 聖女に なりたかったんじゃないのか? 101 00:09:10,617 --> 00:09:13,620 (エドワード)この女の もともとの実力は知らないが➨ 102 00:09:13,620 --> 00:09:17,290 聖女になるために 必死で手を尽くしたんだろう。 103 00:09:17,290 --> 00:09:20,293 でも 秘術を使って死んでしまったら➨ 104 00:09:20,293 --> 00:09:23,963 元も子もないのに…。 (テオドール)せんえつながら…。 105 00:09:23,963 --> 00:09:26,966 私の意見を 述べさせていただきます。 106 00:09:26,966 --> 00:09:30,970 フローラ嬢の実力が 聖女候補の肩書きと➨ 107 00:09:30,970 --> 00:09:33,973 釣り合わないためではないか と思います。 108 00:09:33,973 --> 00:09:36,309 (カロリーナ)あっ… どういうこと? 109 00:09:36,309 --> 00:09:40,647 自分の実力を知られるのは プライドが許さなかったのでしょう。 110 00:09:40,647 --> 00:09:43,983 彼女は 常に完璧で完全な➨ 111 00:09:43,983 --> 00:09:47,654 サンチェス公爵家のフローラで いなければならなかった。 112 00:09:47,654 --> 00:09:50,657 もし そうでなくなったら…。 113 00:09:50,657 --> 00:09:54,661 妃殿下は まだ お気づきではないのですか? 114 00:09:54,661 --> 00:09:56,663 あ…。 115 00:09:56,663 --> 00:09:59,332 (テオドール)セレスティア王国に 魔物が出現したり➨ 116 00:09:59,332 --> 00:10:02,669 不作が続いたり そのせいで ジョナサン大司教は➨ 117 00:10:02,669 --> 00:10:05,338 あなたを連れ戻そうとした。 118 00:10:05,338 --> 00:10:09,008 ええ。 ただ それは お姉様が不調で…。 119 00:10:09,008 --> 00:10:11,010 不調…。 120 00:10:11,010 --> 00:10:15,348 では 伺います。 今まで フローラ嬢が魔法を行使する際➨ 121 00:10:15,348 --> 00:10:19,519 いつもといっていいほど あなたも 一緒にいたのではないですか? 122 00:10:19,519 --> 00:10:21,521 それは…。 123 00:10:21,521 --> 00:10:24,124 ⸨大丈夫。 すぐ よくなるわ⸩ 124 00:10:26,192 --> 00:10:28,862 あっ…。 今まで フローラ嬢は➨ 125 00:10:28,862 --> 00:10:33,700 あなたの神聖力で 力を増幅させて いたのではないでしょうか? 126 00:10:33,700 --> 00:10:37,704 (オーウェン)確かに 妃殿下の神聖力 ハンパじゃねえもんな。 127 00:10:37,704 --> 00:10:39,706 (マリッサ)口の利き方。 128 00:10:39,706 --> 00:10:44,544 仮に そうだとして… テオドールは なぜ お姉様が➨ 129 00:10:44,544 --> 00:10:48,381 こんなことになった原因が マナの秘術だと思ったの? 130 00:10:48,381 --> 00:10:51,384 そう思ったのは➨ 131 00:10:51,384 --> 00:10:54,387 ジョナサン大司教の私室から➨ 132 00:10:54,387 --> 00:10:59,993 マナの秘術に関する研究資料を 発見していたからです。 133 00:10:59,993 --> 00:11:04,998 おそらく彼は モニカ・アーレントにも 関わっていたと思われます。 134 00:11:04,998 --> 00:11:07,333 そう…。 135 00:11:07,333 --> 00:11:10,336 改めて お尋ねいたします。 136 00:11:10,336 --> 00:11:13,339 カロリーナ妃殿下は 聖女試験において➨ 137 00:11:13,339 --> 00:11:16,342 マナの秘術を使用した フローラ嬢の処遇を➨ 138 00:11:16,342 --> 00:11:19,012 どうなさるおつもりですか? 139 00:11:19,012 --> 00:11:21,614 告発なさいますか? 140 00:11:24,350 --> 00:11:27,353 《カロリーナ:禁止されている秘術を 使ったとなれば➨ 141 00:11:27,353 --> 00:11:30,657 いくら お姉様でも ただでは済まない》 142 00:11:36,029 --> 00:11:38,331 告発は…。 143 00:11:41,034 --> 00:11:43,536 しなくていいわ。 144 00:11:43,536 --> 00:11:45,872 そうですか。 145 00:11:45,872 --> 00:11:48,374 それで リーナがいいのなら。 146 00:11:48,374 --> 00:11:51,377 んっ…。 147 00:11:51,377 --> 00:11:53,379 お姉様。 148 00:11:59,719 --> 00:12:03,323 (フローラ)お母様…。 149 00:12:03,323 --> 00:12:07,327 お母様… やっと会えましたね…。 150 00:12:07,327 --> 00:12:10,330 (カロリーナ)ごめんなさい…。 151 00:12:10,330 --> 00:12:13,032 私は お母様じゃないわ。 152 00:12:15,001 --> 00:12:17,670 なっ… なんで カロリーナ…。 153 00:12:17,670 --> 00:12:21,007 私は死んだはずじゃ…。 死ぬなんて…。 154 00:12:21,007 --> 00:12:23,676 ううっ… 触らないで!! (カロリーナ)あっ…。 155 00:12:23,676 --> 00:12:25,678 おい! 156 00:12:27,680 --> 00:12:32,018 カロリーナ妃殿下の神聖力で あなたは 一命を取り留めたんですよ。 157 00:12:32,018 --> 00:12:34,354 なんで助けたのよ! 158 00:12:34,354 --> 00:12:36,689 余計なこと しないでちょうだい! 159 00:12:36,689 --> 00:12:41,027 あなたに助けられるくらいなら 死んだほうが ましだったわ!! 160 00:12:41,027 --> 00:12:44,364 最悪の気分よ…。 161 00:12:44,364 --> 00:12:46,666 (ドアが開く音) 162 00:12:49,035 --> 00:12:51,371 お父様…。 163 00:12:51,371 --> 00:12:56,376 (レイモンド)エドワード殿下 カロリーナ妃殿下に ご挨拶 申し上げます。 164 00:12:56,376 --> 00:12:59,379 (レイモンド)ノックもなしに 突然 入室してしまい➨ 165 00:12:59,379 --> 00:13:01,648 申し訳ありませんでした。 166 00:13:01,648 --> 00:13:03,650 娘の罵声が聞こえて…。 167 00:13:03,650 --> 00:13:05,985 (イリス)お嬢様…。 168 00:13:05,985 --> 00:13:10,323 (レイモンド)娘の不始末 申し開きの しようもございません。 169 00:13:10,323 --> 00:13:12,992 妃殿下に向けた無礼の数々➨ 170 00:13:12,992 --> 00:13:15,662 到底 許されることではないでしょう。 171 00:13:15,662 --> 00:13:18,998 いかなる処罰も受ける所存です。 172 00:13:18,998 --> 00:13:23,002 《お父様は 私の父親としてではなく➨ 173 00:13:23,002 --> 00:13:26,339 公爵家の当主として接してきた。 174 00:13:26,339 --> 00:13:32,345 少し寂しいけど それなら私も…》 175 00:13:32,345 --> 00:13:36,349 レイモンド公爵に 娘の再教育を命じます。 176 00:13:40,353 --> 00:13:44,357 はっ? それだけ… ですか? 177 00:13:44,357 --> 00:13:46,693 他に 何か? 178 00:13:46,693 --> 00:13:51,364 いえ 寛大なお心 感謝 申し上げます。 179 00:13:51,364 --> 00:13:53,866 リーナ もう行こう。 180 00:13:58,538 --> 00:14:03,309 《嫌な女と 思われてもいい。 これだけは…》 181 00:14:03,309 --> 00:14:08,147 (カロリーナ)私は もう サンチェス公爵家の 出来損ないではありません。 182 00:14:08,147 --> 00:14:12,485 聖女の才能においては お姉様より上です。 183 00:14:12,485 --> 00:14:15,488 これだけは しっかり 覚えておいてください。 184 00:14:17,490 --> 00:14:19,492 (フローラ)うっ…。 185 00:14:19,492 --> 00:14:21,994 (ドアが開く音) 186 00:14:25,498 --> 00:14:30,303 ハア… ハア… ハーッ…。 187 00:14:35,675 --> 00:14:37,677 大丈夫か? 188 00:14:37,677 --> 00:14:40,346 あれで よかったのか? ええ。 189 00:14:40,346 --> 00:14:43,015 (カロリーナ)フローラお姉様にとっては➨ 190 00:14:43,015 --> 00:14:46,018 ある意味 いちばん こたえる罰でしょうから。 191 00:14:46,018 --> 00:14:48,020 (エドワード/オーウェン)うん? うん。 192 00:14:48,020 --> 00:14:51,691 フローラお姉様にとって いちばん屈辱的だったのは➨ 193 00:14:51,691 --> 00:14:54,694 大嫌いな私に助けられたことよ。 194 00:14:54,694 --> 00:14:58,364 今回 私のおかげで お姉様は死を免れ➨ 195 00:14:58,364 --> 00:15:00,967 名誉を守れたのだから。 196 00:15:00,967 --> 00:15:03,970 なるほど。 そうか。 197 00:15:03,970 --> 00:15:06,973 私 結構 黒いでしょ? 198 00:15:06,973 --> 00:15:09,642 だんだん テオに似てきたな。 199 00:15:09,642 --> 00:15:12,645 まあ リーナの腹黒は かわいいから全然ありだが。 200 00:15:12,645 --> 00:15:14,647 ですね。 201 00:15:14,647 --> 00:15:18,651 おやおや それは いったい どういう意味でしょうか? 202 00:15:18,651 --> 00:15:21,320 えっ… そ… それは その…。 203 00:15:21,320 --> 00:15:23,990 エドワード。 あっ… はい。 204 00:15:23,990 --> 00:15:26,993 《カロリーナ:ただ お父様に➨ 205 00:15:26,993 --> 00:15:32,298 私とお姉様の本当の仲だけは 知られたくなかったな》 206 00:15:36,002 --> 00:15:39,005 お茶を… いただいてまいります。 207 00:15:39,005 --> 00:15:41,307 そうして。 208 00:15:47,680 --> 00:15:49,682 ハーッ…。 209 00:15:52,018 --> 00:15:56,355 フローラ。 なぜ あんなことをしたのか 教えてくれないか? 210 00:15:56,355 --> 00:15:59,025 なぜ あんなことを したのかですって? 211 00:15:59,025 --> 00:16:01,627 カロリーナが 気に入らなかったからですわ! 212 00:16:01,627 --> 00:16:04,297 だから 言ってやったんです。 213 00:16:04,297 --> 00:16:07,300 お前は 存在する価値のない人間だって。 214 00:16:07,300 --> 00:16:09,969 それのどこが 間違っているというのですか! 215 00:16:09,969 --> 00:16:12,471 フローラ…。 いいえ…。 216 00:16:12,471 --> 00:16:17,310 あいつさえ生まれてこなければ… お母様だって生きていたんです。 217 00:16:17,310 --> 00:16:20,980 あいつは 不幸になるべき人間なんです。 218 00:16:20,980 --> 00:16:24,317 お前の気持ちを 否定するつもりはない。 219 00:16:24,317 --> 00:16:27,987 でも 賢いお前なら もう気づいているはずだ。 220 00:16:27,987 --> 00:16:30,656 カレンは誰も憎まなかったこと。 221 00:16:30,656 --> 00:16:35,061 そして お前の将来を 死ぬ直前まで案じていたことを。 222 00:16:36,996 --> 00:16:39,999 (レイモンド)カレンは誰より お前のことを理解していた。 223 00:16:39,999 --> 00:16:43,336 だからこそ 心配していたんだ。 224 00:16:43,336 --> 00:16:47,340 なのに… 私は お前なら大丈夫だろうと➨ 225 00:16:47,340 --> 00:16:52,345 気にかけずに お前とカロリーナの仲も 気づけなかった。 226 00:16:52,345 --> 00:16:55,348 私は 父親失格だ…。 227 00:16:55,348 --> 00:16:58,050 だが 今からでも…。 228 00:17:00,286 --> 00:17:03,289 (フローラ)私の考えは変わりません。 229 00:17:03,289 --> 00:17:06,292 カロリーナは 不幸になるべき人間です。 230 00:17:06,292 --> 00:17:09,629 だって そうじゃないと 私は…。 231 00:17:09,629 --> 00:17:13,966 わかった。 それが お前の答えなら構わない。 232 00:17:13,966 --> 00:17:16,636 でも カロリーナを 傷つけるようなことは…。 233 00:17:16,636 --> 00:17:19,639 いいから もう出ていってください!! 234 00:17:19,639 --> 00:17:22,975 一人になりたいんです…。 235 00:17:22,975 --> 00:17:24,977 ああ。 236 00:17:32,985 --> 00:17:35,655 ⸨カレン:泣きたいときは 泣いてもいいのよ⸩ 237 00:17:35,655 --> 00:17:38,057 お母様…。 238 00:17:39,992 --> 00:17:43,329 ⸨レイモンド:うっ… ううっ…。 239 00:17:43,329 --> 00:17:47,667 ううっ… うっ… うっ…。 240 00:17:47,667 --> 00:17:51,337 ⚟フローラ様 ずいぶんと 落ち着いてらっしゃるわね。 241 00:17:51,337 --> 00:17:55,675 ⚟そりゃあ 公爵家の ご息女ですもの。 当然でしょう。 242 00:17:55,675 --> 00:17:59,011 ⚟完璧令嬢の名は だてじゃないってわけか。 243 00:17:59,011 --> 00:18:02,615 ⚟あの年で涙一つ流さず 毅然とした態度で➨ 244 00:18:02,615 --> 00:18:06,953 葬儀を進めるなんて 普通の子供じゃできないからな⸩ 245 00:18:06,953 --> 00:18:09,622 《フローラ:お母様がいなくなって➨ 246 00:18:09,622 --> 00:18:12,625 泣いてもいいと 言ってくれる人を失った。 247 00:18:12,625 --> 00:18:15,628 完璧令嬢の仮面を かぶり続けるのは➨ 248 00:18:15,628 --> 00:18:18,297 息苦しいし 無理がある。 249 00:18:18,297 --> 00:18:21,300 せめて 感情のはけ口があれば…》 250 00:18:21,300 --> 00:18:23,970 ⸨レイモンド:うっ… ううっ… カレン…。 251 00:18:23,970 --> 00:18:29,642 ⚟カロリーナ様 まだ小さいのに 本当に かわいそうだわ⸩ 252 00:18:29,642 --> 00:18:32,311 《フローラ:そのとき 思った。 253 00:18:32,311 --> 00:18:34,981 なんで みんな カロリーナを哀れむのか。 254 00:18:34,981 --> 00:18:39,485 あの子のせいで お母様は 亡くなったようなものなのに。 255 00:18:39,485 --> 00:18:42,488 あの子さえ生まれてこなければ…。 256 00:18:42,488 --> 00:18:45,992 そう 悪いのは全部 カロリーナだと》 257 00:18:45,992 --> 00:18:49,328 ⸨カロリーナ:あう あう…。 258 00:18:49,328 --> 00:18:51,330 アハッ!⸩ 259 00:18:51,330 --> 00:18:56,636 《フローラ:そして私は そのときから 優しい姉の仮面もかぶった》 260 00:19:00,606 --> 00:19:02,942 《絶対に許さない。 261 00:19:02,942 --> 00:19:07,546 どんな手を使っても カロリーナの未来を奪ってやる!》 262 00:19:12,618 --> 00:19:15,621 《カロリーナ 決着をつけましょう。 263 00:19:15,621 --> 00:19:19,291 長年の因縁と私たちの関係に》 264 00:19:19,291 --> 00:19:21,293 (ノック) 265 00:19:21,293 --> 00:19:23,963 (イリス)お嬢様 お茶をお持ちいたしました。 266 00:19:23,963 --> 00:19:26,265 入ってちょうだい。 267 00:19:28,300 --> 00:19:31,303 あら? 旦那様は…。 268 00:19:31,303 --> 00:19:34,974 戻るわよ セレスティアへ。 269 00:19:34,974 --> 00:19:39,145 は… はい。 すぐ準備をいたします。 270 00:19:39,145 --> 00:19:43,049 《フローラ:私は まだ 負けたわけじゃない》 271 00:19:48,320 --> 00:19:50,990 (ヴァネッサ)正装は 何着か 持っていったほうがいいわね。 272 00:19:50,990 --> 00:19:52,992 はい。 273 00:19:52,992 --> 00:19:56,495 それから 聖女用の衣装も仕立てないと。 274 00:19:56,495 --> 00:19:59,498 そうね… 教皇聖下からいただいた➨ 275 00:19:59,498 --> 00:20:02,501 白いつえに合わせた デザインにしましょう。 276 00:20:02,501 --> 00:20:05,337 具体的なデザインは どうしようかしら? 277 00:20:05,337 --> 00:20:08,007 何か アイデアある? 278 00:20:08,007 --> 00:20:13,012 白をベースにするとして 差し色は 青と黄緑は どうでしょう? 279 00:20:13,012 --> 00:20:17,016 聖女候補の証しとして 支給されたローブも その色でしたし。 280 00:20:17,016 --> 00:20:19,018 (ヴァネッサ)そうねぇ。 281 00:20:19,018 --> 00:20:23,522 青と黄緑は 一応 浄化と治癒を表す色みたいだし➨ 282 00:20:23,522 --> 00:20:26,192 取り入れたほうがいいと思うわ。 283 00:20:26,192 --> 00:20:28,861 でも それだけだと 特別感がないわね。 284 00:20:28,861 --> 00:20:31,697 はい…。 やっぱり 金が妥当かしら。 285 00:20:31,697 --> 00:20:37,036 白と金は 教皇聖下のイメージカラーと かぶってしまうので ちょっと…。 286 00:20:37,036 --> 00:20:40,706 あ… そうね。 少し畏れ多いかしら。 287 00:20:40,706 --> 00:20:43,375 聖女らしい色って…。 288 00:20:43,375 --> 00:20:46,045 (テオドール)銀色は いかがでしょうか? 289 00:20:46,045 --> 00:20:48,714 情熱の赤も いいと思うぞ。 290 00:20:48,714 --> 00:20:51,383 おかえりなさい。 早かったわね。 291 00:20:51,383 --> 00:20:54,053 教会との話し合いが うまくいってな。 292 00:20:54,053 --> 00:20:57,056 せっかく カロリーナと 過ごせると思ったのに。 293 00:20:57,056 --> 00:21:01,660 とりあえず 独占欲丸出しの バカ息子の意見は却下するとして➨ 294 00:21:01,660 --> 00:21:05,331 テオドールの意見は よさそう。 恐れ入ります。 295 00:21:05,331 --> 00:21:09,001 衣装に使う色は白と銀にして➨ 296 00:21:09,001 --> 00:21:12,338 アクセサリーは 青と黄緑で統一しましょう。 297 00:21:12,338 --> 00:21:14,340 あっ そうだわ。 298 00:21:14,340 --> 00:21:18,677 ベールのような軽い素材のマントを 肩にかけるのも いいわね。 299 00:21:18,677 --> 00:21:21,680 あとは 私に 任せてもらっていいかしら? 300 00:21:21,680 --> 00:21:25,351 そうしていただけると 私も助かります。 301 00:21:25,351 --> 00:21:28,020 (ヴァネッサ)じゃあ 向こうで じっくり考えるわ。 302 00:21:28,020 --> 00:21:30,322 マリッサ。 (マリッサ)はい。 303 00:21:32,691 --> 00:21:36,028 教会との話し合いで 妃殿下の護衛は➨ 304 00:21:36,028 --> 00:21:40,699 聖騎士団と烈火の不死鳥団が つくことに決まりました。 305 00:21:40,699 --> 00:21:44,703 すでに最初の訪問国である セレスティア王国に赴いています。 306 00:21:44,703 --> 00:21:46,705 そう。 307 00:21:46,705 --> 00:21:50,376 それと妃殿下は 私の転移魔法で 行くことになりました。 308 00:21:50,376 --> 00:21:53,679 もちろん 俺も一緒だ。 わかったわ。 309 00:21:59,985 --> 00:22:02,655 みんな いろいろありがとう。 310 00:22:02,655 --> 00:22:05,324 リーナのためなら なんでもするさ。 311 00:22:05,324 --> 00:22:07,326 うん うん。 312 00:22:10,996 --> 00:22:16,001 《あとは 私が しっかり聖女を務めないと…》