1 00:00:34,268 --> 00:00:36,270 《カロリーナ:私の 身の回りで起こっている➡ 2 00:00:36,270 --> 00:00:38,272 不穏な事件の数々…。 3 00:00:38,272 --> 00:00:41,942 どうやら 皇位継承を巡っての 派閥争いが 関係しているみたい。 4 00:00:41,942 --> 00:00:44,778 私と エドワード殿下の婚約が 発表され➡ 5 00:00:44,778 --> 00:00:47,781 結婚式が 近づいていて…》 6 00:00:47,781 --> 00:00:49,783 (マリッサ)では カロリーナ様➡ 7 00:00:49,783 --> 00:00:53,287 本日の スケジュールの確認を させていただきます。 8 00:00:53,287 --> 00:00:58,292 10時から エドワード殿下と共に 結婚式の打ち合わせを行い➡ 9 00:00:58,292 --> 00:01:01,461 その後 ウエディングドレスの試着を 行います。 10 00:01:01,461 --> 00:01:05,299 (カロリーナ)10時… では もうすぐ いらっしゃるわね。 11 00:01:05,299 --> 00:01:07,301 ハッ! (ノック) 12 00:01:07,301 --> 00:01:09,403 ど どうぞ。 (扉が開く音) 13 00:01:12,306 --> 00:01:15,475 (エドワード)失礼する。 ご機嫌麗しゅうございます➡ 14 00:01:15,475 --> 00:01:17,477 カロリーナ・サンチェスが エドワード…。 15 00:01:17,477 --> 00:01:19,646 ああ 堅苦しい挨拶は 不要だ。 16 00:01:19,646 --> 00:01:22,316 楽にしてくれ。 17 00:01:22,316 --> 00:01:24,318 (エドワード) 時間も あまり ないことだし➡ 18 00:01:24,318 --> 00:01:26,320 打ち合わせを始めよう。 19 00:01:26,320 --> 00:01:29,823 結婚式当日の流れは 普通の式と ほぼ 変わらないらしい。 20 00:01:29,823 --> 00:01:35,262 ただ… レイモンド公爵は 式に 参列できないみたいでな。 21 00:01:35,262 --> 00:01:37,264 《しかたないわよね…。 22 00:01:37,264 --> 00:01:40,600 この間の騒動が あったばかりだもの》 23 00:01:40,600 --> 00:01:43,603 そうですか… わかりました➡ 24 00:01:43,603 --> 00:01:46,106 では 新婦の入場は 私1人で…。 25 00:01:46,106 --> 00:01:49,943 いや 新郎新婦の入場は 私と君の 2人でやる。 26 00:01:49,943 --> 00:01:51,945 えっ? で ですが…! 27 00:01:51,945 --> 00:01:56,950 カロリーナ… 俺は 君を 寂しく 1人で入場させるつもりはない。 28 00:01:56,950 --> 00:01:58,952 それに➡ 29 00:01:58,952 --> 00:02:00,954 新婦だけ 1人で入場させて➡ 30 00:02:00,954 --> 00:02:05,125 自分は 父親と一緒にだなんて 俺が 耐えられないんだ。 31 00:02:05,125 --> 00:02:07,327 エドワード殿下…。 32 00:03:51,264 --> 00:03:53,266 (カロリーナ)なんて美しい…。 33 00:03:53,266 --> 00:03:55,435 着替えるのが もったいないくらいね。 34 00:03:55,435 --> 00:03:58,605 (マリッサ)しかしながら 向こうで 皇后陛下が お待ちです。 35 00:03:58,605 --> 00:04:00,774 早速 試着を始めましょう。 36 00:04:00,774 --> 00:04:02,876 ええ お願い。 37 00:04:05,779 --> 00:04:08,281 皇后陛下…。 38 00:04:08,281 --> 00:04:11,451 あ あの… いかがでしょう? 39 00:04:11,451 --> 00:04:13,453 (ヴァネッサ)困ったわね。 40 00:04:13,453 --> 00:04:16,123 やはり こんな すてきなドレス 私には…。 41 00:04:16,123 --> 00:04:19,626 想像以上に カロリーナのウエストが細いわ。 42 00:04:19,626 --> 00:04:21,628 少し 調整が必要ね。 43 00:04:21,628 --> 00:04:24,297 承知しました 詰めておきます。 44 00:04:24,297 --> 00:04:27,801 えっ? あと 胸元のリボンは外して。 45 00:04:27,801 --> 00:04:31,972 それから 肩の周りのレースは もう少し 薄い生地がいいわ。 46 00:04:31,972 --> 00:04:33,907 カロリーナの 肌の美しさが 引き立つように。 47 00:04:33,907 --> 00:04:35,909 かしこまりました。 48 00:04:35,909 --> 00:04:38,912 そ そんな… 私には➡ 49 00:04:38,912 --> 00:04:41,081 十分すぎる ウエディングドレスですが…。 (ノック) 50 00:04:41,081 --> 00:04:43,083 (オーウェン)エドワード殿下が お見えです。 51 00:04:43,083 --> 00:04:45,085 入室しても よろしいでしょうか? 52 00:04:45,085 --> 00:04:47,087 ええ 入って。 53 00:04:47,087 --> 00:04:49,289 (扉が開く音) 54 00:04:53,593 --> 00:04:57,264 (ヴァネッサ)どう? 美しいでしょう? 55 00:04:57,264 --> 00:04:59,566 ああ きれいだ。 56 00:05:01,935 --> 00:05:04,271 (鐘の音) 57 00:05:04,271 --> 00:05:06,273 (カロリーナ)はぁ…。 58 00:05:06,273 --> 00:05:10,110 (マリッサ)結婚式の 主役である花嫁が ため息なんて➡ 59 00:05:10,110 --> 00:05:14,281 緊張するのは わかりますが もう少し リラックスしてください。 60 00:05:14,281 --> 00:05:16,616 頭では わかってるのだけど➡ 61 00:05:16,616 --> 00:05:19,119 式の様子を 魔道具を介して➡ 62 00:05:19,119 --> 00:05:22,122 帝国全土に 映し出すって聞いて 憂うつで…。 63 00:05:22,122 --> 00:05:25,825 もし ミスでもしたら どうしましょう? 64 00:05:28,795 --> 00:05:32,232 今まで 一生懸命に努力されてきたんです。 65 00:05:32,232 --> 00:05:34,401 きっと 成功しますよ。 66 00:05:34,401 --> 00:05:36,903 ありがとう マリッサ。 67 00:05:36,903 --> 00:05:39,906 さぁ お時間です。 まいりましょう。 68 00:05:39,906 --> 00:05:41,908 えぇ! 69 00:05:44,578 --> 00:05:46,580 すごく きれいだ…。 70 00:05:46,580 --> 00:05:50,083 他のやつに見せるのが もったいないくらい。 71 00:05:50,083 --> 00:05:54,921 あっ えっと… お褒めの言葉 ありがとうございます。 72 00:05:54,921 --> 00:05:58,258 《お世辞でも うれしい…》 73 00:05:58,258 --> 00:06:01,361 皆様 新郎新婦の ご入場です。 74 00:06:04,764 --> 00:06:06,766 (歓声) 75 00:06:06,766 --> 00:06:08,768 わぁ~! (拍手) 76 00:06:08,768 --> 00:06:12,772 おめでとうございます。 本当に お似合いの夫婦ですね。 77 00:06:12,772 --> 00:06:16,943 《私は 今 最高の結婚式を挙げている。 78 00:06:16,943 --> 00:06:21,648 ここに お父様がいないことだけが 心残りだけど でも…》 79 00:06:29,456 --> 00:06:33,059 新郎 エドワード・ルビー・マルティネス。 80 00:06:33,059 --> 00:06:35,562 あなたは ここにいる カロリーナ・サンチェスを➡ 81 00:06:35,562 --> 00:06:41,067 健やかなる時も 病める時も 富める時も 貧しき時も➡ 82 00:06:41,067 --> 00:06:46,239 夫として愛し 敬い 慈しむことを 誓いますか? 83 00:06:46,239 --> 00:06:48,241 誓います! 84 00:06:48,241 --> 00:06:50,911 新婦 カロリーナ・サンチェス。 85 00:06:50,911 --> 00:06:54,080 あなたは ここにいる エドワード・ルビー・マルティネスを➡ 86 00:06:54,080 --> 00:06:59,419 健やかなる時も 病める時も 富める時も 貧しき時も➡ 87 00:06:59,419 --> 00:07:04,257 妻として愛し 敬い 慈しむことを 誓いますか? 88 00:07:04,257 --> 00:07:06,760 はい 誓います! 89 00:07:06,760 --> 00:07:09,562 では 指輪の交換を。 90 00:07:16,269 --> 00:07:18,271 《きれい…》 91 00:07:18,271 --> 00:07:20,774 では 誓いのキスを。 92 00:07:27,781 --> 00:07:29,783 (鐘の音) 93 00:07:29,783 --> 00:07:32,218 《カロリーナ:初めてのキスは➡ 94 00:07:32,218 --> 00:07:35,055 幸福の味がした》 (鐘の音) 95 00:07:35,055 --> 00:07:37,891 (マリッサ) 本日より この エメラルド宮殿が➡ 96 00:07:37,891 --> 00:07:40,560 カロリーナ妃殿下の お住まいとなります。 97 00:07:40,560 --> 00:07:44,064 (カロリーナ)わぁ… ね ねぇ マリッサ➡ 98 00:07:44,064 --> 00:07:48,568 これ 家具代だけで どのくらい かかったのかしら? 99 00:07:48,568 --> 00:07:51,404 おそらく 小国1つは 買える値段かと。 100 00:07:51,404 --> 00:07:53,406 ヒエーッ! (ノック) 101 00:07:53,406 --> 00:07:55,408 あっ はい どうぞ。 102 00:07:55,408 --> 00:07:57,911 (エドワード)突然 すまない。 (扉が開く音) 103 00:07:57,911 --> 00:08:00,747 でも 今しか 話す機会が なくてな。 104 00:08:00,747 --> 00:08:03,083 いえ どうされました? 105 00:08:03,083 --> 00:08:05,085 カロリーナ よく聞いてほしい。 106 00:08:05,085 --> 00:08:07,087 3日後の 早朝➡ 107 00:08:07,087 --> 00:08:09,255 俺たちは ハネムーンに向かうことになった。 108 00:08:09,255 --> 00:08:11,758 ええっ! み 3日後!? 109 00:08:11,758 --> 00:08:13,927 それは あまりにも 急すぎるかと…。 110 00:08:13,927 --> 00:08:16,596 はぁ… 実は 母上に➡ 111 00:08:16,596 --> 00:08:19,099 ハネムーンは どうするつもりかと 詰め寄られてな…。 112 00:08:19,099 --> 00:08:23,103 (テオドール)急いで 私が スケジュールを調整いたしました。 113 00:08:23,103 --> 00:08:26,606 烈火の不死鳥団で 多忙を極めているとはいえ➡ 114 00:08:26,606 --> 00:08:29,442 新郎新婦が ハネムーンにも行かないなんて➡ 115 00:08:29,442 --> 00:08:31,778 世間体が 悪いですからね。 116 00:08:31,778 --> 00:08:34,214 あの ちなみに どちらへ? 117 00:08:34,214 --> 00:08:36,383 涼しい気候で 過ごしやすく➡ 118 00:08:36,383 --> 00:08:39,552 烈火の不死鳥団にも 深い理解を 示してくれている➡ 119 00:08:39,552 --> 00:08:41,888 キッシンジャー伯爵の邸宅で➡ 120 00:08:41,888 --> 00:08:45,225 1週間 過ごさせて いただくことになりました。 121 00:08:45,225 --> 00:08:47,894 移動には テオの 転移魔法を使う。 122 00:08:47,894 --> 00:08:49,896 《転移魔法!? 123 00:08:49,896 --> 00:08:51,898 かなり高度な魔法なのに➡ 124 00:08:51,898 --> 00:08:54,067 さすがは テオドール様》 125 00:08:54,067 --> 00:08:57,070 と とりあえず お話は わかりました。 126 00:08:57,070 --> 00:08:59,739 早急に 準備に取り掛かりますね。 127 00:08:59,739 --> 00:09:04,544 ああ 頼む。 では 私たちは急ぎますので これにて。 128 00:09:07,247 --> 00:09:09,916 (扉の開閉音) 129 00:09:09,916 --> 00:09:13,420 まるで 嵐みたいだったわね。 130 00:09:13,420 --> 00:09:15,422 さようですね。 131 00:09:15,422 --> 00:09:18,425 それにしても まさか 私の実家が➡ 132 00:09:18,425 --> 00:09:22,429 カロリーナ妃殿下と エドワード殿下の ハネムーン先になるとは…。 133 00:09:22,429 --> 00:09:25,598 えっ? じ じゃあ キッシンジャー伯爵って…。 134 00:09:25,598 --> 00:09:27,600 私の父です。 135 00:09:27,600 --> 00:09:31,104 ごめんなさい! 実家に 滞在させてもらううえに➡ 136 00:09:31,104 --> 00:09:33,873 短時間で ハネムーンの準備まで…。 137 00:09:33,873 --> 00:09:36,376 ただでさえ 毎日 忙しいのに…。 138 00:09:36,376 --> 00:09:39,045 いえ お気になさらないでください。 139 00:09:39,045 --> 00:09:41,214 気にするわよ。 140 00:09:41,214 --> 00:09:43,216 ねぇ! 141 00:09:43,216 --> 00:09:45,885 私に 何か お礼できることはない? 142 00:09:45,885 --> 00:09:49,556 マリッサの好きなものとか 教えてもらえると うれしいわ。 143 00:09:49,556 --> 00:09:52,892 好きなもの… ですか? 144 00:09:52,892 --> 00:09:56,563 そうですね… 本を読むのは 好きです。 145 00:09:56,563 --> 00:09:58,565 どんな本が好きなの? 146 00:09:58,565 --> 00:10:00,567 『シンデレラ』…。 147 00:10:00,567 --> 00:10:02,569 『シンデレラ』? 童話の? 148 00:10:02,569 --> 00:10:05,738 はい…。 《なんて 悲しそうな目…》 149 00:10:05,738 --> 00:10:08,741 あの… 大丈夫? マリッサ。 150 00:10:08,741 --> 00:10:13,079 大丈夫です。 どうか 礼などの お気遣いは 無用に願います。 151 00:10:13,079 --> 00:10:15,415 カロリーナ妃殿下の 優しい お気持ちだけで➡ 152 00:10:15,415 --> 00:10:17,417 十分ですので。 153 00:10:22,589 --> 00:10:25,291 (扉の開閉音) 154 00:10:30,263 --> 00:10:32,765 (テオドール)皆様 お疲れさまでした。 155 00:10:32,765 --> 00:10:34,934 転移完了です。 156 00:10:34,934 --> 00:10:38,605 すてきな景色ですね…。 157 00:10:38,605 --> 00:10:40,607 (エドワード)キッシンジャー伯爵邸は➡ 158 00:10:40,607 --> 00:10:44,444 北東部のなかでも 最も美しい屋敷と 評判なんだ。 159 00:10:44,444 --> 00:10:47,614 特に 早朝の景色は 絶景と言われている。 160 00:10:47,614 --> 00:10:49,616 気に入ってもらえただろうか? 161 00:10:49,616 --> 00:10:51,618 はい! 162 00:10:51,618 --> 00:10:53,620 そうか… よかった。 163 00:10:53,620 --> 00:10:56,322 (テオドール) では 屋敷の中に入りましょう。 164 00:10:59,959 --> 00:11:01,961 すてきな実家ね マリッサ。 165 00:11:01,961 --> 00:11:05,298 そうですね…。 166 00:11:05,298 --> 00:11:08,468 皆様 ようこそ お越しくださいました。 167 00:11:08,468 --> 00:11:12,138 キッシンジャー伯爵 急な予定の調整 感謝する。 168 00:11:12,138 --> 00:11:16,309 めっそうもございません。 心より 歓迎いたします。 169 00:11:16,309 --> 00:11:19,312 《カロリーナ:この方が マリッサの お父様…。 170 00:11:19,312 --> 00:11:21,648 なんて 柔らかい物腰かしら。 171 00:11:21,648 --> 00:11:23,650 マリッサ➡ 172 00:11:23,650 --> 00:11:27,453 お父様に会えて うれしくないのかしら?》 173 00:11:35,762 --> 00:11:37,764 (エドワード)そろそろ 時間だな。 174 00:11:37,764 --> 00:11:41,267 (カロリーナ)ご用事ですか? ああ テオと打ち合わせがある。 175 00:11:41,267 --> 00:11:44,604 ハネムーンだというのに 放っておいて すまないが…。 176 00:11:44,604 --> 00:11:46,606 いえ それでしたら➡ 177 00:11:46,606 --> 00:11:49,275 私は お庭を 散策してまいりますわ。 178 00:11:49,275 --> 00:11:52,612 そうか… では 念のため護衛をつけよう。 179 00:11:52,612 --> 00:11:54,814 ありがとうございます。 180 00:12:01,454 --> 00:12:03,456 ちょっと 聞いてもいいかしら? 181 00:12:03,456 --> 00:12:06,793 (オーウェン) お嬢… じゃなくて カロリーナ妃殿下➡ 182 00:12:06,793 --> 00:12:08,795 私に わかることでしたら。 183 00:12:08,795 --> 00:12:10,797 マリッサのことよ。 184 00:12:10,797 --> 00:12:14,801 (カロリーナ)実家に来ているというのに ずっと 元気がなくて➡ 185 00:12:14,801 --> 00:12:16,803 なぜだか 知ってる? 186 00:12:16,803 --> 00:12:21,474 私も よくは知らないのですが マリッサ嬢が 姉君のマリエル嬢と➡ 187 00:12:21,474 --> 00:12:23,810 不仲だというのを 耳にしたことが…。 188 00:12:23,810 --> 00:12:26,646 えっ? しかも 実は マリッサ嬢が…。 189 00:12:26,646 --> 00:12:28,815 (マリエル) ちょっと! 会わせなさいよ! 190 00:12:28,815 --> 00:12:32,919 何かしら? 屋敷のほうが 騒がしいですね。 191 00:12:32,919 --> 00:12:35,255 マリエル様 落ち着いてくださいませ。 192 00:12:35,255 --> 00:12:37,256 (マリエル)知ってるのよ! 193 00:12:37,256 --> 00:12:40,093 マリッサと テオドール様が ここにいるんでしょう? 194 00:12:40,093 --> 00:12:43,596 さっさと 会わせなさいって言ってるの! 195 00:12:43,596 --> 00:12:47,100 誰? あなたたち。 196 00:12:47,100 --> 00:12:49,102 (エドワード)我が妻 カロリーナだ。 197 00:12:49,102 --> 00:12:51,771 んっ? エドワード殿下! 198 00:12:51,771 --> 00:12:53,940 (マリエル)お久しぶりでございます。 199 00:12:53,940 --> 00:12:57,443 エドワード殿下が 我が家に 滞在されると耳にして➡ 200 00:12:57,443 --> 00:13:01,280 急きょ 母との旅行を 抜け出してまいりました。 201 00:13:01,280 --> 00:13:04,617 あの… テオドール様は どちらに? 202 00:13:04,617 --> 00:13:08,454 相変わらずだな… お前になど 会わせるつもりはない。 203 00:13:08,454 --> 00:13:11,624 母親のもとに戻れ! そ そんな…。 204 00:13:11,624 --> 00:13:14,460 戻れと言っている。 グッ! 205 00:13:14,460 --> 00:13:16,462 マリエル! 206 00:13:16,462 --> 00:13:20,466 ハァ ハァ… お前は 自分の部屋に行きなさい。 207 00:13:20,466 --> 00:13:22,468 そこから 出てはならん! 208 00:13:22,468 --> 00:13:24,470 ハッ…。 209 00:13:27,140 --> 00:13:29,142 はぁ~。 210 00:13:29,142 --> 00:13:31,311 本当に 申し訳ございません。 211 00:13:31,311 --> 00:13:34,247 マリエルには 明日 明るくなりしだい➡ 212 00:13:34,247 --> 00:13:36,916 妻の元へ戻るよう 言い聞かせますので…。 213 00:13:36,916 --> 00:13:41,087 ああ よろしく頼む。 では…。 214 00:13:41,087 --> 00:13:43,423 あ あの… これは いったい? 215 00:13:43,423 --> 00:13:45,425 (テオドール)それについては➡ 216 00:13:45,425 --> 00:13:48,261 私から ご説明させていただきます。 217 00:13:48,261 --> 00:13:51,431 (テオドール)彼女は キッシンジャー家の次女 マリエル嬢です。 218 00:13:51,431 --> 00:13:54,434 マリッサ嬢に 一方的に 悪意を向けているため➡ 219 00:13:54,434 --> 00:13:56,602 我々の滞在中は➡ 220 00:13:56,602 --> 00:13:59,439 旅行に連れ出して もらっていたのですが➡ 221 00:13:59,439 --> 00:14:02,275 どこかで 情報が漏れたようです。 222 00:14:02,275 --> 00:14:05,445 《マリッサが 姉君から悪意を?》 223 00:14:05,445 --> 00:14:07,947 そして マリエル嬢は 私の➡ 224 00:14:07,947 --> 00:14:10,283 元 婚約者です。 225 00:14:10,283 --> 00:14:12,285 (カロリーナ)え~っ!? 226 00:14:15,288 --> 00:14:17,957 (カロリーナ)あの… ぶしつけですが➡ 227 00:14:17,957 --> 00:14:21,794 キッシンジャー伯爵家と テオドール様の 婚約の理由を➡ 228 00:14:21,794 --> 00:14:23,963 お伺いしても よろしいでしょうか? 229 00:14:23,963 --> 00:14:28,468 私が マリエル嬢と婚約した理由は 簡単に言うと➡ 230 00:14:28,468 --> 00:14:33,239 豊富な資材を 烈火の不死鳥団に 提供してもらうためです。 231 00:14:33,239 --> 00:14:35,908 貴族の中には 平民がいる騎士団には➡ 232 00:14:35,908 --> 00:14:38,578 物を売りたくないという やつらもいてな。 233 00:14:38,578 --> 00:14:40,580 えっ? (テオドール)そこで 私は➡ 234 00:14:40,580 --> 00:14:42,749 豊かな資源を持つ領主と➡ 235 00:14:42,749 --> 00:14:45,418 直接 契約を結ぶことを考えました。 236 00:14:45,418 --> 00:14:48,087 で そのターゲットになったのが➡ 237 00:14:48,087 --> 00:14:50,757 キッシンジャー伯爵家の 領地ってわけだ。 238 00:14:50,757 --> 00:14:53,426 (テオドール)最初は 定価の 2倍で買い取る条件で➡ 239 00:14:53,426 --> 00:14:55,762 契約を 結ぼうとしていましたが➡ 240 00:14:55,762 --> 00:14:59,265 伯爵が 令嬢との結婚を望まれまして➡ 241 00:14:59,265 --> 00:15:02,602 そこで 半額の値段で 売ることに加え➡ 242 00:15:02,602 --> 00:15:06,773 この契約の 無期限適用を条件に 婚約したわけです。 243 00:15:06,773 --> 00:15:08,941 な なるほど…。 244 00:15:08,941 --> 00:15:12,779 《仕事人間の テオドール様らしい婚約理由だわ》 245 00:15:12,779 --> 00:15:15,948 ですが… はぁ~。 246 00:15:15,948 --> 00:15:19,786 あの女の テオへの執着心は すさまじいものでな…。 247 00:15:19,786 --> 00:15:23,623 連日 家に押しかけられ 仕事にも 支障が出たときは➡ 248 00:15:23,623 --> 00:15:25,958 海へ 捨ててやろうかと思いましたよ。 249 00:15:25,958 --> 00:15:29,295 あのころのテオは 毎日 荒れてたからな…。 250 00:15:29,295 --> 00:15:32,732 その あまりにも 非常識な行動が 目に余り➡ 251 00:15:32,732 --> 00:15:35,401 私は マリエル嬢との婚約を 破棄して➡ 252 00:15:35,401 --> 00:15:37,904 マリッサ嬢との婚約を 申し出ました。 253 00:15:37,904 --> 00:15:41,407 ええっ!? じゃあ テオドール様とマリッサは➡ 254 00:15:41,407 --> 00:15:43,409 婚約者同士なのですか? 255 00:15:43,409 --> 00:15:45,578 はい… しかし そのせいで➡ 256 00:15:45,578 --> 00:15:48,915 もともと マリッサ嬢に つらく当たっていたマリエル嬢は➡ 257 00:15:48,915 --> 00:15:50,917 ますます 態度がひどくなり➡ 258 00:15:50,917 --> 00:15:53,419 姉妹の関係を 悪化させてしまいました。 259 00:15:53,419 --> 00:15:55,588 これは 完全に 私の落ち度です。 260 00:15:55,588 --> 00:16:00,426 いいえ テオドール様 姉は もともと 私を嫌っていました。 261 00:16:00,426 --> 00:16:04,096 《いえ… 嫌われていたどころではない。 262 00:16:04,096 --> 00:16:06,432 憎まれていたわ》 263 00:16:06,432 --> 00:16:09,268 ((マリエル:あ~ら ごめんなさい 手が滑っちゃったわ。 264 00:16:09,268 --> 00:16:11,270 (マリア)かわいそうに➡ 265 00:16:11,270 --> 00:16:14,607 帝国で 1 2を争う美貌が 台なしじゃない)) 266 00:16:14,607 --> 00:16:20,613 (マリッサ)長女のマリアお姉様も 次女のマリエルお姉様も 私を➡ 267 00:16:20,613 --> 00:16:23,449 私の顔を 心底 憎んでいた…。 268 00:16:23,449 --> 00:16:25,785 ((2人とも 心して聞きなさい。 269 00:16:25,785 --> 00:16:30,456 マリエル お前とテオドール様の婚約は 白紙になった。 270 00:16:30,456 --> 00:16:34,060 えっ… 白紙? それに伴い 急きょ➡ 271 00:16:34,060 --> 00:16:37,230 マリッサが テオドール様と 婚約することになった。 272 00:16:37,230 --> 00:16:40,066 なっ… あっ…。 273 00:16:40,066 --> 00:16:42,568 この アバズレが! (叩く音) 274 00:16:42,568 --> 00:16:46,405 私の婚約者を奪うだなんて どういう神経してるのよ! 275 00:16:46,405 --> 00:16:48,407 やめなさい マリエル! 276 00:16:48,407 --> 00:16:50,576 これは テオドール様の ご意志だ!)) 277 00:16:50,576 --> 00:16:53,412 (マリッサ) そして 私は 両親に頼み込み➡ 278 00:16:53,412 --> 00:16:57,750 お姉様から 離れるために この家を出た…。 279 00:16:57,750 --> 00:17:01,754 実家を離れ 侍女になったのは 私の意思です。 280 00:17:01,754 --> 00:17:04,423 おかげさまで 姉と 距離を置くことができました。 281 00:17:04,423 --> 00:17:06,425 不満は ありません。 282 00:17:06,425 --> 00:17:08,427 《そんなの ウソよ…。 283 00:17:08,427 --> 00:17:11,931 血の つながった家族から 悪意を向けられる苦しみは➡ 284 00:17:11,931 --> 00:17:14,433 私も よくわかっている。 285 00:17:14,433 --> 00:17:16,435 たとえ 距離を置いたとしても➡ 286 00:17:16,435 --> 00:17:18,437 家族という因縁は➡ 287 00:17:18,437 --> 00:17:21,274 まるで いばらのように 絡みついてくる。 288 00:17:21,274 --> 00:17:23,276 彼女は 今まで➡ 289 00:17:23,276 --> 00:17:26,078 どれほどの苦しみを 味わってきたのか…》 290 00:17:30,283 --> 00:17:33,052 団長! 副団長! 291 00:17:33,052 --> 00:17:36,222 どうした? 森の西部で 魔物の 目撃情報が! 292 00:17:36,222 --> 00:17:38,891 オーウェンたちは カロリーナ妃殿下を➡ 293 00:17:38,891 --> 00:17:40,893 安全な場所まで 避難させてください。 294 00:17:40,893 --> 00:17:42,895 (3人)ハッ! 295 00:17:42,895 --> 00:17:46,098 あの お二人は? 現場を確認しに行く。 296 00:17:49,569 --> 00:17:54,240 カロリーナ妃殿下は こちらへ。 え ええ…。 297 00:17:54,240 --> 00:17:56,742 ⚟お待ちになって。 298 00:17:56,742 --> 00:17:58,744 (物音) 299 00:18:04,250 --> 00:18:07,586 (カロリーナ)マリエル様? マリエル嬢 なぜ ここに? 300 00:18:07,586 --> 00:18:10,923 あら 私が あのまま 引き下がるとでも思った? 301 00:18:10,923 --> 00:18:12,925 おあいにくさま! 302 00:18:12,925 --> 00:18:16,429 本当は エドワード殿下だけを 引き離すための ウソだったけど➡ 303 00:18:16,429 --> 00:18:19,098 テオドール様まで 行ってしまうなんて。 304 00:18:19,098 --> 00:18:21,601 マリッサ あなたのほうから➡ 305 00:18:21,601 --> 00:18:24,270 テオドール様との婚約を 辞退しなさい! 306 00:18:24,270 --> 00:18:26,272 (マリエル)皆様も ご存じでしょう? 307 00:18:26,272 --> 00:18:29,108 マリッサは いやしくも テオドール様を誘惑し➡ 308 00:18:29,108 --> 00:18:31,277 姉である私から 奪ったと。 309 00:18:31,277 --> 00:18:35,548 彼の婚約者に こんな 下品な女は ふさわしくありませんわ! 310 00:18:35,548 --> 00:18:39,719 カロリーナ妃殿下も そう思われますよね? 311 00:18:39,719 --> 00:18:43,222 《カロリーナ:いつも 冷静なマリッサが 震えてる…。 312 00:18:43,222 --> 00:18:47,893 やはり 実の姉からの悪意に ずっと 苦しみ続けていたんだわ》 313 00:18:47,893 --> 00:18:49,895 あの 聞いておられます? 314 00:18:49,895 --> 00:18:53,099 (カロリーナ)オーウェン 下がっていいわ。 えっ? 315 00:18:55,735 --> 00:18:58,237 《カロリーナ:私は マルコシアスに来てから➡ 316 00:18:58,237 --> 00:19:00,906 ずっと あなたに 支えられてきた…。 317 00:19:00,906 --> 00:19:03,909 だから 今度は 私が あなたを!》 318 00:19:03,909 --> 00:19:08,247 マリエル・キッシンジャー伯爵令嬢! は はい? 319 00:19:08,247 --> 00:19:12,585 あなたは マリッサが テオドール様に ふさわしくないと言いましたね? 320 00:19:12,585 --> 00:19:15,254 えっ ええ そうですわ。 321 00:19:15,254 --> 00:19:17,256 では あなたは どうなのです? 322 00:19:17,256 --> 00:19:19,258 自分の 欲求のために➡ 323 00:19:19,258 --> 00:19:21,927 烈火の不死鳥団に ウソの情報を流し➡ 324 00:19:21,927 --> 00:19:26,599 エドワード殿下 ならびに テオドール様に 多大なご迷惑をかけました。 325 00:19:26,599 --> 00:19:29,268 更に あなたの 日頃の行いには➡ 326 00:19:29,268 --> 00:19:32,538 キッシンジャー伯爵も 手を焼いていると 耳にしています。 327 00:19:32,538 --> 00:19:35,541 そんな あなたに ふさわしい うんぬんなどという権利は➡ 328 00:19:35,541 --> 00:19:37,543 ないと思いますが? クッ! 329 00:19:37,543 --> 00:19:39,545 《カロリーナ妃殿下➡ 330 00:19:39,545 --> 00:19:41,714 いつもは朗らかで 温和な方。 331 00:19:41,714 --> 00:19:44,717 強く 前に出ることは 苦手なはずなのに➡ 332 00:19:44,717 --> 00:19:47,219 私のために…》 333 00:19:47,219 --> 00:19:50,556 それに マリッサは 私の 大切な従者です。 334 00:19:50,556 --> 00:19:53,893 彼女の誠実さは 私が いちばん 理解しています。 335 00:19:53,893 --> 00:19:57,229 これ以上 私の従者を 罵倒することは 許しません! 336 00:19:57,229 --> 00:19:59,565 すぐに この場から 立ち去りなさい! 337 00:19:59,565 --> 00:20:02,401 クッ… によ… なによ➡ 338 00:20:02,401 --> 00:20:05,237 小国から来た 落ちこぼれのくせに➡ 339 00:20:05,237 --> 00:20:09,075 あの野蛮な 第二皇子の お飾りの妻のくせに! 340 00:20:09,075 --> 00:20:11,911 (マリエル)小国の 下賤な令嬢が 皇族に嫁いできて➡ 341 00:20:11,911 --> 00:20:13,913 いい気になるんじゃない…! (頬を叩く音) 342 00:20:17,416 --> 00:20:20,252 いいかげんに していただけませんか? 343 00:20:20,252 --> 00:20:23,422 皇子妃に… 私が尊敬する主人に➡ 344 00:20:23,422 --> 00:20:26,759 これほど 無礼な態度を取るなど 言語道断です! 345 00:20:26,759 --> 00:20:32,264 こ… この… 調子に乗るんじゃないわよ! 346 00:20:38,270 --> 00:20:40,439 (エドワード)マリエル・キッシンジャー。 347 00:20:40,439 --> 00:20:42,608 カロリーナに なんと言った? 348 00:20:42,608 --> 00:20:44,610 えっ… えっと…。 349 00:20:44,610 --> 00:20:47,613 俺のことは いくら ののしっても構わない。 350 00:20:47,613 --> 00:20:52,318 だが カロリーナを侮辱するやつは 断固として許さん! 351 00:20:54,620 --> 00:20:56,622 それに あなたの言ったことは➡ 352 00:20:56,622 --> 00:21:00,292 マルコシアス皇族に対する 侮辱罪に あたります。 353 00:21:00,292 --> 00:21:02,628 そんな… テオドール様! 354 00:21:02,628 --> 00:21:05,297 マリエル嬢 私は これでも➡ 355 00:21:05,297 --> 00:21:07,633 あなたに 負い目が あったのですよ。 356 00:21:07,633 --> 00:21:11,303 烈火の不死鳥団の都合で 婚約を とりつけたこと➡ 357 00:21:11,303 --> 00:21:14,640 仕事ばかりで あなたに 不便をかけたこと。 358 00:21:14,640 --> 00:21:19,145 ですが あなたとの 婚約を破棄して 正解でした。 359 00:21:19,145 --> 00:21:22,314 こんな 礼儀知らずが 私の妻になるなど➡ 360 00:21:22,314 --> 00:21:24,483 想像するだけで➡ 361 00:21:24,483 --> 00:21:26,485 へどが出ます。 362 00:21:26,485 --> 00:21:29,989 もう二度と 我々の前に 姿を 現さないでください。 363 00:21:29,989 --> 00:21:31,991 連れていきなさい。 364 00:21:37,263 --> 00:21:39,265 (マリッサ)カロリーナ妃殿下。 365 00:21:39,265 --> 00:21:42,101 先ほどは 姉が 無礼を働き➡ 366 00:21:42,101 --> 00:21:44,436 たいへん 申し訳ございませんでした。 367 00:21:44,436 --> 00:21:47,773 いいのよ マリッサが 謝ることではないわ。 368 00:21:47,773 --> 00:21:51,110 それどころか あなたには 感謝しないと…。 369 00:21:51,110 --> 00:21:54,113 えっ? マリエル嬢を 叱ってくれたことよ。 370 00:21:54,113 --> 00:21:56,115 とても かっこよかったわ。 371 00:21:56,115 --> 00:21:59,118 いいえ… お見苦しいところを…。 372 00:21:59,118 --> 00:22:01,620 でも カロリーナ妃殿下のほうこそ➡ 373 00:22:01,620 --> 00:22:05,124 なぜ 一従者にすぎない私を かばってくださったのですか? 374 00:22:05,124 --> 00:22:07,293 私 知っているの。 375 00:22:07,293 --> 00:22:11,964 (カロリーナ)助けてくれる 誰かがいない苦しみを➡ 376 00:22:11,964 --> 00:22:14,466 だから 私が その 誰かになって➡ 377 00:22:14,466 --> 00:22:17,469 少しでも マリッサを助けたかったの。 378 00:22:17,469 --> 00:22:19,471 カロリーナ妃殿下…。 379 00:22:19,471 --> 00:22:22,308 あの… 私が 以前➡ 380 00:22:22,308 --> 00:22:24,643 『シンデレラ』が好きだと お話ししたことを➡ 381 00:22:24,643 --> 00:22:27,146 覚えていらっしゃいますか? ええ。 382 00:22:27,146 --> 00:22:30,649 シンデレラは 母と姉たちから 虐げられ➡ 383 00:22:30,649 --> 00:22:32,918 苦悩に満ちた日々を 過ごしますが➡ 384 00:22:32,918 --> 00:22:35,588 最後には 王子様が 救い出してくれる➡ 385 00:22:35,588 --> 00:22:38,257 そんなお話に 憧れていたんです。 386 00:22:38,257 --> 00:22:42,928 でも 私に 救いはなく シンデレラに なれなかった。 387 00:22:42,928 --> 00:22:45,598 それが とても つらかった…。 388 00:22:45,598 --> 00:22:48,934 それが 今日 やっと その つらさから➡ 389 00:22:48,934 --> 00:22:50,936 救い出された気がします。 390 00:22:55,608 --> 00:22:58,611 <カロリーナ:その後 キッシンジャー伯爵は➡ 391 00:22:58,611 --> 00:23:01,947 マリエル嬢を 修道院へと送る選択をした。 392 00:23:01,947 --> 00:23:04,950 それは 皇族への侮辱や➡ 393 00:23:04,950 --> 00:23:07,620 騎士団を 妨害した罪を免れさせる➡ 394 00:23:07,620 --> 00:23:10,289 父としての 親心だった。 395 00:23:10,289 --> 00:23:12,458 マリッサへの 嫉妬のせいで➡ 396 00:23:12,458 --> 00:23:15,461 人生まで 狂わせてしまったマリエル嬢も➡ 397 00:23:15,461 --> 00:23:19,131 ある意味 かわいそうな 人だったのかもしれない> 398 00:23:19,131 --> 00:23:21,133 (ガラスの瓶が割れる音) 399 00:23:21,133 --> 00:23:23,135 (イリス)大丈夫ですか お嬢様! 400 00:23:23,135 --> 00:23:25,804 (フローラ)大丈夫なわけないじゃない。 さっさと 片づけてちょうだい! 401 00:23:25,804 --> 00:23:27,806 は はい…。 402 00:23:27,806 --> 00:23:30,643 《聖女試験の 第二次試験は 明日だというのに➡ 403 00:23:30,643 --> 00:23:34,246 こんな 瓶の中の泥水すら 浄化できないなんて…。 404 00:23:34,246 --> 00:23:37,249 カロリーナが いなくなるのと 同時期に始まった➡ 405 00:23:37,249 --> 00:23:39,585 私の 魔力の低下➡ 406 00:23:39,585 --> 00:23:44,089 更には セレスティア王国で起こっている 数々の災厄。 407 00:23:44,089 --> 00:23:47,092 認めたくはないけど これは やはり…。 408 00:23:47,092 --> 00:23:49,928 カロリーナは…》 409 00:23:49,928 --> 00:23:53,432 (カロリーナ)えっ? 魔力の 再検査… ですか? 410 00:23:53,432 --> 00:23:58,938 はい 以前にも 申し上げましたが マルコシアス帝国では 16歳にも➡ 411 00:23:58,938 --> 00:24:01,774 魔力検査を受けることが 義務付けられています。 412 00:24:01,774 --> 00:24:03,943 それに 帝都より こっちで やったほうが➡ 413 00:24:03,943 --> 00:24:06,445 落ち着いて できるしな。 そうですね。 414 00:24:06,445 --> 00:24:09,448 では そのように 進めていただけますか? 415 00:24:09,448 --> 00:24:12,785 実は もう 準備は整えてあります。 416 00:24:12,785 --> 00:24:14,787 あっ…。 417 00:24:14,787 --> 00:24:19,291 カロリーナ妃殿下 明日の魔力検査 楽しみですね。 418 00:24:19,291 --> 00:24:21,293 あ… 明日!?