1 00:00:34,368 --> 00:00:36,870 <カロリーナ:ギルバート殿下の マナ過敏性症候群の治療を終えた私。 2 00:00:36,870 --> 00:00:39,373 告白には 驚いてしまったけど➡ 3 00:00:39,373 --> 00:00:42,542 私が愛するのは エドただ1人…。 4 00:00:42,542 --> 00:00:46,213 そんななか セレスティア王国の ジョナサン大司教が➡ 5 00:00:46,213 --> 00:00:48,415 何か 企んでいるようで…> 6 00:00:50,717 --> 00:00:54,554 まぁ いい香りね。 本当に。 7 00:00:54,554 --> 00:00:59,893 《私は 今 ハーバート伯爵夫人の お茶会に 参加している…》 8 00:00:59,893 --> 00:01:01,895 カロリーナ妃殿下のために➡ 9 00:01:01,895 --> 00:01:04,398 特別に ご用意させていただいた 茶葉ですの。 10 00:01:04,398 --> 00:01:06,733 どうぞ お召し上がりになって。 11 00:01:06,733 --> 00:01:08,735 ありがとうございます。 12 00:01:08,735 --> 00:01:12,072 《ハーバート伯爵家は 第一皇子派➡ 13 00:01:12,072 --> 00:01:16,410 第二皇子派の どちらにも属さない 中立派。 14 00:01:16,410 --> 00:01:21,081 そのためか 今日は両派閥の方々が 招かれているので➡ 15 00:01:21,081 --> 00:01:23,750 微妙に 緊張感が漂っている…。 16 00:01:23,750 --> 00:01:27,921 第一皇子派の アーレント公爵家の モニカ嬢。 17 00:01:27,921 --> 00:01:32,092 アーレント公爵家は 紅玉の竜王団を 率いていて➡ 18 00:01:32,092 --> 00:01:36,363 エドが率いる 烈火の不死鳥団とは ライバル関係にある。 19 00:01:36,363 --> 00:01:38,365 何事もなければいいけど…》 20 00:01:38,365 --> 00:01:40,367 (モニカ)フフッ…。 21 00:03:23,403 --> 00:03:25,405 なんて美しい 結婚指輪でしょう。 22 00:03:25,405 --> 00:03:27,908 もしや ピジョンブラッドですか? 23 00:03:27,908 --> 00:03:29,910 ええ そのようです。 24 00:03:29,910 --> 00:03:33,513 やはり! 輝きが違いますもの! 25 00:03:33,513 --> 00:03:35,515 そういえば➡ 26 00:03:35,515 --> 00:03:38,852 エドワード殿下との 結婚生活は いかがですか? 27 00:03:38,852 --> 00:03:43,023 やっぱり 夫婦仲は 冷え切っていらっしゃるのかしら。 28 00:03:43,023 --> 00:03:46,193 えっ? (モニカ)だって エドワード殿下は➡ 29 00:03:46,193 --> 00:03:50,363 戦好きの 第二皇子と言われるほど 冷酷な方でしょう? 30 00:03:50,363 --> 00:03:53,200 私たち 心配で心配で…。 31 00:03:53,200 --> 00:03:55,869 ねぇ? (2人)フフフフ…。 32 00:03:55,869 --> 00:03:57,971 《あっ この感じ…》 33 00:04:01,875 --> 00:04:04,377 ご心配ありがとうございます。 34 00:04:04,377 --> 00:04:06,379 でも ご安心ください。 35 00:04:06,379 --> 00:04:10,717 私とエドは 順調に 親睦を深めていますから。 36 00:04:10,717 --> 00:04:12,719 まぁ すてきですわ。 37 00:04:12,719 --> 00:04:15,889 エドワード殿下を 愛称で お呼びになっていらっしゃるの? 38 00:04:15,889 --> 00:04:18,725 えぇ。 それにしても➡ 39 00:04:18,725 --> 00:04:22,896 新婚夫婦の状況を聞くなんて はしたないですわね。 40 00:04:22,896 --> 00:04:26,066 本当 あり得ませんわ。 うっ…。 41 00:04:26,066 --> 00:04:28,068 ちなみに エドワード殿下は➡ 42 00:04:28,068 --> 00:04:31,571 カロリーナ妃殿下を なんと お呼びになっていますの? 43 00:04:31,571 --> 00:04:35,175 (カロリーナ)そうですね エドは 私を…。 44 00:04:35,175 --> 00:04:39,012 (マリッサ)先ほど エリック皇帝陛下から 連絡がありました。 45 00:04:39,012 --> 00:04:41,681 今すぐ 皇城に来てほしいとのことです。 46 00:04:41,681 --> 00:04:44,351 《皇帝陛下からの呼び出し!?》 47 00:04:44,351 --> 00:04:46,353 (カロリーナ)カロリーナです。 48 00:04:46,353 --> 00:04:49,689 エリック皇帝陛下の命により はせ参じました。 49 00:04:49,689 --> 00:04:52,392 (エリック)入りたまえ。 (扉の開閉音) 50 00:04:54,694 --> 00:04:58,365 (エリック)お茶会の途中だったのに 悪かったな カロリーナ。 51 00:04:58,365 --> 00:05:01,368 (エドワード)こちらに 座るといい。 (カロリーナ)あっ… はい。 52 00:05:07,040 --> 00:05:11,378 (ギルバート)いや~ やけちゃうねぇ… こうも 見せつけられると。 53 00:05:11,378 --> 00:05:15,048 なら 兄上も 早く 結婚すれば よいのではないですか? 54 00:05:15,048 --> 00:05:19,219 フフフ エドワードも 生意気 言うようになったね? 55 00:05:19,219 --> 00:05:21,721 昔は あんなに かわいかったのに。 56 00:05:21,721 --> 00:05:24,891 今も昔も かわいくありませんよ。 フフッ。 57 00:05:24,891 --> 00:05:27,561 (テオドール) お二人とも 軽口は そこまでに。 58 00:05:27,561 --> 00:05:29,729 (ヴァネッサ)早く 本題に入りましょう。 59 00:05:29,729 --> 00:05:32,832 (エリック)そうだな。 だが その前に 1人➡ 60 00:05:32,832 --> 00:05:36,169 紹介したい人物がいる。 入ってきたまえ。 61 00:05:36,169 --> 00:05:38,171 (扉を開ける音) 62 00:05:38,171 --> 00:05:40,173 お… お父様!? 63 00:05:40,173 --> 00:05:43,677 えっ? (エリック)ああ ギルバートは 初めてだな。 64 00:05:43,677 --> 00:05:46,846 彼は セレスティア王国の宰相を務める➡ 65 00:05:46,846 --> 00:05:49,182 レイモンド・サンチェス公爵だ。 66 00:05:49,182 --> 00:05:51,351 (レイモンド)先触れを 出さなかったご無礼を➡ 67 00:05:51,351 --> 00:05:53,353 どうぞ お許しください。 68 00:05:53,353 --> 00:05:57,023 本日は 皆さんに 大至急 ご報告したいことがあり➡ 69 00:05:57,023 --> 00:06:00,193 はせ参じました。 仔細を頼む。 70 00:06:00,193 --> 00:06:03,196 はい せんえつながら 私のほうから➡ 71 00:06:03,196 --> 00:06:06,032 ご報告と ご説明を させていただきます。 72 00:06:06,032 --> 00:06:10,036 まずは カロリーナ妃殿下の 神聖力についてですが…。 73 00:06:10,036 --> 00:06:13,373 えっ!? カロリーナ妃殿下が➡ 74 00:06:13,373 --> 00:06:15,709 神聖力の持ち主だということを➡ 75 00:06:15,709 --> 00:06:19,045 我々 セレスティア王国の 上層部が知ったのは➡ 76 00:06:19,045 --> 00:06:23,049 いえ 教えられたのは つい 先日のことです。 77 00:06:23,049 --> 00:06:25,051 教えられた? 78 00:06:25,051 --> 00:06:28,054 (レイモンド)はい その情報を もたらしたのは➡ 79 00:06:28,054 --> 00:06:31,391 セレスティア王国の 教会全体を取り仕切る➡ 80 00:06:31,391 --> 00:06:33,994 ジョナサン大司教です。 81 00:06:33,994 --> 00:06:35,996 《ジョナサン大司教って➡ 82 00:06:35,996 --> 00:06:39,332 教会の権力を 利用しているという うわさの?》 83 00:06:39,332 --> 00:06:42,335 彼は こんな提案を 持ちかけてきました。 84 00:06:42,335 --> 00:06:44,504 我々 教会と 手を組み➡ 85 00:06:44,504 --> 00:06:47,507 カロリーナ妃殿下を 取り戻さないか? と…。 86 00:06:47,507 --> 00:06:51,511 ハッ! へぇ… それで 君たちは➡ 87 00:06:51,511 --> 00:06:54,014 その提案に 乗ったりしていないだろうね? 88 00:06:54,014 --> 00:06:58,018 もちろんです。 でも どうして ジョナサン大司教は➡ 89 00:06:58,018 --> 00:07:00,854 そんな 無謀な提案を 持ちかけてきたんだい? 90 00:07:00,854 --> 00:07:03,189 はなから 勝ち目なんて ないだろう? 91 00:07:03,189 --> 00:07:05,525 《ギルバート殿下の言うとおりだ。 92 00:07:05,525 --> 00:07:08,695 魔法文化の進歩が 著しい帝国に➡ 93 00:07:08,695 --> 00:07:12,365 小国の セレスティア王国が かなうはずがない》 94 00:07:12,365 --> 00:07:17,370 ジョナサン大司教は 神託と聖女の歴史を使って➡ 95 00:07:17,370 --> 00:07:19,873 カロリーナ妃殿下を 取り戻すつもりです。 96 00:07:19,873 --> 00:07:22,375 神託と聖女の歴史? 97 00:07:22,375 --> 00:07:26,880 はい まずは カロリーナこそ 真の聖女。 98 00:07:26,880 --> 00:07:29,883 それに ふさわしい場所を 用意しろ という➡ 99 00:07:29,883 --> 00:07:32,485 神託が 下りたと発表します。 100 00:07:32,485 --> 00:07:36,656 そして セレスティア王国の 聖女の歴史を 交渉材料に出せば➡ 101 00:07:36,656 --> 00:07:41,494 ふさわしい場所は 我が国の教会であると主張できる。 102 00:07:41,494 --> 00:07:43,496 (エリック)神聖国と うたわれる➡ 103 00:07:43,496 --> 00:07:47,167 セレスティア王国だからこそ できる主張か…。 104 00:07:47,167 --> 00:07:49,836 偽装した神託ですけどね。 105 00:07:49,836 --> 00:07:52,172 考えは 浅はかだけど➡ 106 00:07:52,172 --> 00:07:55,842 なかなか 無視できない作戦だ。 なぜですか? 107 00:07:55,842 --> 00:08:00,013 (ギルバート)神託を 無視すれば 信心深い民から 不満が集まるし➡ 108 00:08:00,013 --> 00:08:02,015 主張を 突っぱねれば➡ 109 00:08:02,015 --> 00:08:05,352 我が国に これ以上 力をつけさせたくない他国が➡ 110 00:08:05,352 --> 00:08:07,354 介入してくるかもしれない。 111 00:08:07,354 --> 00:08:10,657 放置すれば 確実に 面倒なことになる。 112 00:08:13,693 --> 00:08:17,030 レイモンド公爵 報告 感謝する。 113 00:08:17,030 --> 00:08:22,035 いえ 私は ネイサン国王陛下の命令に 従っただけですので。 114 00:08:22,035 --> 00:08:25,038 ハハハハ! そういう 遠慮がちなところは➡ 115 00:08:25,038 --> 00:08:27,040 カロリーナに そっくりだ。 116 00:08:27,040 --> 00:08:29,042 さすがは 親子だな。 117 00:08:29,042 --> 00:08:31,378 《お父様…》 118 00:08:31,378 --> 00:08:35,181 では 私は これにて失礼します。 119 00:08:42,655 --> 00:08:45,492 (エリック)さて ここからが本題だ。 120 00:08:45,492 --> 00:08:49,662 いかにして 遺恨を残さず 穏便に カロリーナを守るか…。 121 00:08:49,662 --> 00:08:53,666 せんえつながら 私に考えが。 申してみよ。 122 00:08:53,666 --> 00:08:56,669 ジョナサン大司教を 調査して 不正を暴き➡ 123 00:08:56,669 --> 00:09:00,173 審問裁判にかけて 無力化させてはどうかと。 124 00:09:00,173 --> 00:09:04,010 そうすれば カロリーナ妃殿下の奪還も 未然に防げます。 125 00:09:04,010 --> 00:09:06,012 一理あるな。 126 00:09:06,012 --> 00:09:10,350 だが それには 具体的な 証拠集めが 必要になるが…。 127 00:09:10,350 --> 00:09:14,687 父上 その役目 私に お任せいただけませんか? 128 00:09:14,687 --> 00:09:18,858 そうだな… 次期皇帝の座を 望むなら➡ 129 00:09:18,858 --> 00:09:22,195 それに ふさわしい 実力と成果を 見せてみなさい。 130 00:09:22,195 --> 00:09:24,197 ありがとうございます。 131 00:09:24,197 --> 00:09:28,868 次は 他国の権力者への 対抗策についてだが…。 132 00:09:28,868 --> 00:09:32,972 こう言っては なんだけど 皇族との 結婚以上に➡ 133 00:09:32,972 --> 00:09:36,476 カロリーナを守る 強力なカードなど ないんじゃないかしら? 134 00:09:36,476 --> 00:09:40,814 でも 最悪の場合 聖女は 神聖な存在で➡ 135 00:09:40,814 --> 00:09:43,650 人の手に 渡るべきでない とか言って➡ 136 00:09:43,650 --> 00:09:45,819 離婚させようとしてくるかもね。 137 00:09:45,819 --> 00:09:48,321 り 離婚!? 兄上! 138 00:09:48,321 --> 00:09:50,490 それにしても 困ったね。 139 00:09:50,490 --> 00:09:53,693 皇族以上に 強力な地位なんて ないし…。 140 00:09:56,329 --> 00:09:58,498 あっ! そうだわ➡ 141 00:09:58,498 --> 00:10:01,000 帝国にも セレスティア王国みたいに➡ 142 00:10:01,000 --> 00:10:03,169 聖女制度を 作ってはどうでしょう? 143 00:10:03,169 --> 00:10:07,674 そうすれば それなりの 地位と権力が 付与されるのでは? 144 00:10:07,674 --> 00:10:11,678 ふむ… 箔付けには 有効かもしれませんね。 145 00:10:11,678 --> 00:10:15,181 そうなると セレスティア王国に対抗するような➡ 146 00:10:15,181 --> 00:10:17,517 聖女制度の確立が 必要だな。 147 00:10:17,517 --> 00:10:21,688 だったら 聖女試験を開くのは どうかしら? 148 00:10:21,688 --> 00:10:24,524 (一同)聖女試験? えぇ…。 149 00:10:24,524 --> 00:10:27,193 (ヴァネッサ)各国から 1人ずつ 代表者を決めて➡ 150 00:10:27,193 --> 00:10:29,362 教会本部で 行うの。 151 00:10:29,362 --> 00:10:32,866 いきなり カロリーナを 聖女の座に 就かせるより➡ 152 00:10:32,866 --> 00:10:36,536 そちらのほうが 周囲も 納得するでしょうし➡ 153 00:10:36,536 --> 00:10:40,707 何より カロリーナの力の すごさを 知らしめることができるわ。 154 00:10:40,707 --> 00:10:44,878 帝国主導で 聖女制度を 世界規模に広げるってわけか…。 155 00:10:44,878 --> 00:10:47,380 《せ 世界規模?》 156 00:10:47,380 --> 00:10:50,550 だが そうなると 聖女の定義や内容も➡ 157 00:10:50,550 --> 00:10:52,552 新たに 決めなくてはな。 158 00:10:52,552 --> 00:10:56,890 聖夜祭の 聖火点火の役割を 聖女にするのはどう? 159 00:10:56,890 --> 00:10:58,892 民を まとめるうえで➡ 160 00:10:58,892 --> 00:11:02,061 カロリーナの存在は 大きな助けになるはずよ。 161 00:11:02,061 --> 00:11:04,898 しかも 儀式で 象徴的に 聖女を扱えば➡ 162 00:11:04,898 --> 00:11:08,067 更に 箔が付く… すばらしい案です。 163 00:11:08,067 --> 00:11:10,904 だが 少し 心配が出てくるな…。 164 00:11:10,904 --> 00:11:13,573 (エリック)なんだ? 聖女試験で➡ 165 00:11:13,573 --> 00:11:15,575 リーナの 圧倒的な神聖力が➡ 166 00:11:15,575 --> 00:11:18,478 他国に 気付かれてしまう危険性が…。 167 00:11:20,413 --> 00:11:23,082 別に いいんじゃないかな? (2人)えっ? 168 00:11:23,082 --> 00:11:28,922 どうせ いつかは バレることだし いい機会だよ。 フフッ。 169 00:11:28,922 --> 00:11:30,924 うむ そうだな。 170 00:11:30,924 --> 00:11:35,194 それで エドワードたちには 教皇聖下との交渉を 任せたい。 171 00:11:35,194 --> 00:11:37,864 かしこまりました 父上。 172 00:11:37,864 --> 00:11:42,035 では 今回の話し合いは ここまでとする。 173 00:11:42,035 --> 00:11:47,373 聖下 お約束をされていた お客様が お見えになりました。 174 00:11:47,373 --> 00:11:50,043 (メルヴィン)お通しして。 失礼する。 175 00:11:50,043 --> 00:11:53,546 (メルヴィン)皆様 お久しぶりです。 さぁ どうぞ。 176 00:11:53,546 --> 00:11:55,548 ありがとうございます。 177 00:11:57,550 --> 00:12:00,220 事の詳細は わかりました。 178 00:12:00,220 --> 00:12:02,388 ジョナサン大司教の件については➡ 179 00:12:02,388 --> 00:12:06,059 きちんと 証拠を集めてくだされば こちらで 対処します。 180 00:12:06,059 --> 00:12:08,061 感謝いたします。 181 00:12:08,061 --> 00:12:13,066 ただ 聖女信仰協議会の設立と 協力については➡ 182 00:12:13,066 --> 00:12:15,068 まだ なんとも言えません。 183 00:12:15,068 --> 00:12:18,071 他の神官たちに 相談しないといけないので。 184 00:12:18,071 --> 00:12:20,406 どうか ご安心ください 聖下。 185 00:12:20,406 --> 00:12:23,242 たとえ 他の神官たちが 猛反対しても➡ 186 00:12:23,242 --> 00:12:25,912 私のほうで なんとかしますので。 187 00:12:25,912 --> 00:12:29,582 きっと 彼らも 私と ちょっと お話しすれば➡ 188 00:12:29,582 --> 00:12:31,584 納得していただけると思います。 189 00:12:31,584 --> 00:12:34,687 話し合いという名の おどしね。 ああ…。 190 00:12:34,687 --> 00:12:36,689 (せきばらい) 191 00:12:36,689 --> 00:12:40,526 とにかく 今日は 教皇聖下の ご協力を仰ぐことができて➡ 192 00:12:40,526 --> 00:12:42,695 たいへん 心強いです。 193 00:12:42,695 --> 00:12:47,200 神の いとし子たるカロリーナ妃殿下を お守りするためならば➡ 194 00:12:47,200 --> 00:12:49,402 喜んで 協力します。 195 00:12:51,371 --> 00:12:53,706 (ノック) 196 00:12:53,706 --> 00:12:56,042 (カロリーナ)どうぞ。 (テオドール)失礼します。 197 00:12:56,042 --> 00:12:59,379 (扉の開閉音) 198 00:12:59,379 --> 00:13:03,049 こんな遅くにいらして どうかされたのですか? 199 00:13:03,049 --> 00:13:06,219 ああ もう 敬語じゃなくても結構ですよ。 200 00:13:06,219 --> 00:13:10,723 実は カロリーナ妃殿下に 大至急 お伝えしたいことがありまして。 201 00:13:10,723 --> 00:13:13,726 何かしら? 実は➡ 202 00:13:13,726 --> 00:13:15,728 数日前に ジョナサン大司教が➡ 203 00:13:15,728 --> 00:13:18,231 セレスティア王国を 出国しました。 204 00:13:18,231 --> 00:13:20,233 えっ!? ど どうして? 205 00:13:20,233 --> 00:13:24,070 まだ 詳しいことは わかりません。 ですが 妃殿下と➡ 206 00:13:24,070 --> 00:13:26,572 接触するためではないかと にらんでいます。 207 00:13:26,572 --> 00:13:30,243 もしかして 私を 奪還するため? 208 00:13:30,243 --> 00:13:32,245 ええ おそらく…。 209 00:13:32,245 --> 00:13:36,349 それで? 彼は いつ こちらに? そうですねぇ➡ 210 00:13:36,349 --> 00:13:39,852 早ければ 明日にでも 来るのではないでしょうか? 211 00:13:39,852 --> 00:13:41,854 あ 明日!? 212 00:13:46,693 --> 00:13:49,696 (ジョナサン) これは これは カロリーナ妃殿下。 213 00:13:49,696 --> 00:13:52,532 (ジョナサン)本日は このような場を 設けていただき➡ 214 00:13:52,532 --> 00:13:55,368 誠に ありがとうございます。 215 00:13:55,368 --> 00:13:59,372 あの 私のことは 覚えておいでですか? 216 00:13:59,372 --> 00:14:02,875 ええ もちろんですわ ジョナサン大司教。 217 00:14:02,875 --> 00:14:05,878 どうぞ おかけになってください。 218 00:14:05,878 --> 00:14:08,381 こちらの暮らしは いかがですか? 219 00:14:08,381 --> 00:14:12,218 失礼ですが お顔の色が 優れないような…。 220 00:14:12,218 --> 00:14:14,721 相当 ご苦労をされたのでは? 221 00:14:14,721 --> 00:14:17,890 ええ… 歴史も文化も 異なりますから➡ 222 00:14:17,890 --> 00:14:20,393 なにかと 苦労しています。 223 00:14:20,393 --> 00:14:23,396 でも 皇族の皆さんは とても優しくて➡ 224 00:14:23,396 --> 00:14:26,566 充実した日々を 送っていますわ。 225 00:14:26,566 --> 00:14:29,235 おお それなら よかったです。 226 00:14:29,235 --> 00:14:32,672 ですが 祖国に帰りたいと思ったことも➡ 227 00:14:32,672 --> 00:14:35,007 少しは おありなのでは? えっ? 228 00:14:35,007 --> 00:14:38,845 妃殿下 今 セレスティア王国が➡ 229 00:14:38,845 --> 00:14:41,514 危機に陥っているのは ご存じですよね? 230 00:14:41,514 --> 00:14:44,517 え… ええ 存じてます。 231 00:14:44,517 --> 00:14:46,686 その危機を乗り越えるためには➡ 232 00:14:46,686 --> 00:14:49,856 カロリーナ妃殿下の力が 必要なんです。 233 00:14:49,856 --> 00:14:52,191 ここでは 詳しいことは言えませんが➡ 234 00:14:52,191 --> 00:14:54,861 妃殿下には 特別な力があります。 235 00:14:54,861 --> 00:14:58,865 それを使えば セレスティア王国に 平和が戻るでしょう。 236 00:14:58,865 --> 00:15:01,367 ええっ!? 私が 祖国を? 237 00:15:01,367 --> 00:15:04,370 それに 特別な力って…。 238 00:15:04,370 --> 00:15:08,040 セレスティア王国を救い 守る力です。 239 00:15:08,040 --> 00:15:11,043 皇族の一員になってしまわれた 妃殿下は➡ 240 00:15:11,043 --> 00:15:13,045 もう 帝国から動けない。 241 00:15:13,045 --> 00:15:17,216 ですが もしものために 立ち上がってくださるなら➡ 242 00:15:17,216 --> 00:15:21,053 私たち教会が 全力で サポートいたします。 243 00:15:21,053 --> 00:15:25,224 カロリーナ妃殿下 どうか ご決断を! 244 00:15:25,224 --> 00:15:28,227 あ あの 申し訳ございません。 245 00:15:28,227 --> 00:15:32,665 いきなりで 混乱してしまって すぐには 決断できません。 246 00:15:32,665 --> 00:15:35,168 考える時間を いただけませんか? 247 00:15:35,168 --> 00:15:37,837 わかりました。 248 00:15:37,837 --> 00:15:41,340 では 決心がついたら 私に 手紙を送ってください。 249 00:15:41,340 --> 00:15:44,343 色よい お返事を お待ちしております。 250 00:15:52,351 --> 00:15:54,353 ふぅ~。 251 00:15:54,353 --> 00:15:56,355 お疲れさま リーナ。 252 00:15:56,355 --> 00:15:58,357 よくやってくれた。 253 00:15:58,357 --> 00:16:01,527 ぶっつけ本番にしては なかなか 良い演技でしたよ。 254 00:16:01,527 --> 00:16:04,030 《昨日 提案を受けたときは➡ 255 00:16:04,030 --> 00:16:06,365 かなり 慌ててしまったけれどね》 256 00:16:06,365 --> 00:16:08,534 ((あ 明日!? 257 00:16:08,534 --> 00:16:10,870 そう慌てる必要はありません。 258 00:16:10,870 --> 00:16:13,539 対処方法は 考えてありますから。 259 00:16:13,539 --> 00:16:16,542 ふぅ~。 まず ジョナサン大司教が➡ 260 00:16:16,542 --> 00:16:18,711 謁見を 申し込んできたときは➡ 261 00:16:18,711 --> 00:16:21,380 断らずに そのまま 受け入れてください。 262 00:16:21,380 --> 00:16:24,217 えっ? それで もし 彼が➡ 263 00:16:24,217 --> 00:16:28,054 私の味方にならないか? などと 誘ってきたときは➡ 264 00:16:28,054 --> 00:16:32,658 考える時間をください とだけ言っておけば大丈夫です。 265 00:16:32,658 --> 00:16:36,162 簡単でしょう? 《簡単じゃないわよ!》 266 00:16:36,162 --> 00:16:39,332 できれば 情報収集も お願いしたいのですが➡ 267 00:16:39,332 --> 00:16:42,168 そこまで 高望みはしません。 268 00:16:42,168 --> 00:16:46,172 テ テオドール 他に 作戦はないの? 269 00:16:46,172 --> 00:16:50,343 私1人で 対応に当たるのは 難しい気がするのだけど…。 270 00:16:50,343 --> 00:16:53,513 難しい? 大司教と会い 彼の話を聞き➡ 271 00:16:53,513 --> 00:16:55,681 彼の仲間にならないかと 誘われたとき➡ 272 00:16:55,681 --> 00:16:58,184 考える時間をください と言うだけの作業が? 273 00:16:58,184 --> 00:17:00,686 たった それだけが難しいと!? 274 00:17:00,686 --> 00:17:03,022 《 ひ ひぇ~!》)) 275 00:17:03,022 --> 00:17:05,691 あれは 完全に脅迫よね…。 276 00:17:05,691 --> 00:17:07,693 何か おっしゃいましたか? 277 00:17:07,693 --> 00:17:10,029 う ううん なんでも…。 278 00:17:10,029 --> 00:17:12,532 (マリッサ)お取り込み中 失礼します。 279 00:17:12,532 --> 00:17:14,700 カロリーナ妃殿下宛てに➡ 280 00:17:14,700 --> 00:17:17,703 教皇聖下から お手紙が 届いております。 281 00:17:17,703 --> 00:17:19,705 教皇聖下から? 282 00:17:19,705 --> 00:17:21,908 (エドワード)確認してみてくれ。 283 00:17:27,713 --> 00:17:31,384 教会側は 聖女信仰協議会の発足と運営に➡ 284 00:17:31,384 --> 00:17:34,320 全面的に 協力してくれるみたい。 285 00:17:34,320 --> 00:17:36,489 第一関門 突破だな。 286 00:17:36,489 --> 00:17:39,492 これで 父上から 与えられた役割は果たせた。 287 00:17:39,492 --> 00:17:42,161 安心している暇は ありませんよ。 288 00:17:42,161 --> 00:17:44,664 1週間後に開かれる 貴族会議で➡ 289 00:17:44,664 --> 00:17:48,834 聖女信仰協議会の設立案を 通さなければなりません。 290 00:17:48,834 --> 00:17:51,504 これも 難関になりそうだが➡ 291 00:17:51,504 --> 00:17:56,342 リーナの地位を 固めるためには 必須だしな。 292 00:17:56,342 --> 00:18:01,514 あっ そういえば ジョナサン大司教の 調査のほうは 順調なのかしら? 293 00:18:01,514 --> 00:18:04,350 つい先日 私の 転移魔法で➡ 294 00:18:04,350 --> 00:18:08,020 ギルバート殿下を セレスティア王国に 不正入国させたところです。 295 00:18:08,020 --> 00:18:10,022 殿下のことですから➡ 296 00:18:10,022 --> 00:18:12,358 きっと うまくやってくれることでしょう。 297 00:18:12,358 --> 00:18:15,528 えっ ちょっと待って? 不正入国!? 298 00:18:15,528 --> 00:18:20,533 ジョナサン大司教に 警戒されないよう 秘密裏に 入国しただけで➡ 299 00:18:20,533 --> 00:18:23,703 ネイサン国王陛下には ちゃんと 許可を取ってありますので➡ 300 00:18:23,703 --> 00:18:26,005 ご安心を。 ふぅ~。 301 00:18:30,376 --> 00:18:34,814 《んっ? 聖女クローディアの事故死? 変だな。 302 00:18:34,814 --> 00:18:38,651 セレスティア王国の聖女といえば かなり 大切に扱われ➡ 303 00:18:38,651 --> 00:18:41,954 事故が起こる環境など あり得ないはずだが?》 304 00:18:43,990 --> 00:18:46,659 《2階のテラス席から 夜に落下? 305 00:18:46,659 --> 00:18:48,661 どういうことだ? 306 00:18:48,661 --> 00:18:53,332 しかも 朝まで 聖女の遺体に 誰も 気がつかなかった…。 307 00:18:53,332 --> 00:18:56,836 建物内外には 聖騎士が 配置されていて➡ 308 00:18:56,836 --> 00:19:00,339 警備も 万全だったにもかかわらず か…。 309 00:19:00,339 --> 00:19:04,010 これは 何かあるな》 310 00:19:04,010 --> 00:19:07,713 (ネイサン) 急に 私を訪ねてくるなんて…。 311 00:19:11,017 --> 00:19:14,020 (ネイサン)いったい どうしたんだい? 何か 問題でも? 312 00:19:14,020 --> 00:19:16,022 聖女クローディアが➡ 313 00:19:16,022 --> 00:19:19,358 死亡した 当時の状況について 聞きたくて来たんだ。 314 00:19:19,358 --> 00:19:22,028 なぜ… 彼女のことを? 315 00:19:22,028 --> 00:19:24,030 (ギルバート)ネイサン国王陛下は➡ 316 00:19:24,030 --> 00:19:27,033 聖女の死について どのくらい 知ってるんだい? 317 00:19:27,033 --> 00:19:30,202 残念ながら ほとんど 何も知らない。 318 00:19:30,202 --> 00:19:32,204 まぁ 強いて言えば➡ 319 00:19:32,204 --> 00:19:35,141 聖女クローディアと ジョナサン大司教の仲が➡ 320 00:19:35,141 --> 00:19:37,476 あまり よくなかったことくらいかな。 321 00:19:37,476 --> 00:19:41,313 その話 もっと詳しく 聞かせてくれるかい? 322 00:19:41,313 --> 00:19:43,816 大司教に 悪いうわさが立っていたのは➡ 323 00:19:43,816 --> 00:19:45,818 君も 知っているだろう? 324 00:19:45,818 --> 00:19:48,487 (ネイサン)対して 聖女は 自分の利益より➡ 325 00:19:48,487 --> 00:19:51,490 他人の幸せを 優先する人だった。 326 00:19:51,490 --> 00:19:53,826 だから 反りが合わなかった。 327 00:19:53,826 --> 00:19:56,662 彼女は 大司教を 毛嫌いしていたよ。 328 00:19:56,662 --> 00:19:58,664 ジョナサン大司教は➡ 329 00:19:58,664 --> 00:20:02,001 昔から 不正行為をしていた? おそらくね。 330 00:20:02,001 --> 00:20:06,005 《仮に 彼女が 大司教の 不正行為を知っていたとすれば➡ 331 00:20:06,005 --> 00:20:08,174 見逃すとは思えない。 332 00:20:08,174 --> 00:20:11,343 そして もし 告発しようとしていたのなら➡ 333 00:20:11,343 --> 00:20:14,847 殺害するには 十分な動機になるだろう》 334 00:20:14,847 --> 00:20:16,849 1つ 聞きたいんだが➡ 335 00:20:16,849 --> 00:20:22,188 君は なぜ 彼女の死について 調べなかったんだい? 336 00:20:22,188 --> 00:20:26,192 聖女クローディアの死は どう見ても 不審な点が多い。 337 00:20:26,192 --> 00:20:28,694 君だって 疑問に思ったんじゃないかな? 338 00:20:28,694 --> 00:20:33,365 ふぅ~ 君は 本当に 痛いところを 突いてくるね。 339 00:20:33,365 --> 00:20:35,367 彼女が 死亡したとき➡ 340 00:20:35,367 --> 00:20:39,705 私は 王位を継承したばかりで 地盤が とても不安定だった。 341 00:20:39,705 --> 00:20:42,541 そんな状態で 教会に 手を出せば…。 342 00:20:42,541 --> 00:20:46,212 かなり 反感を買うだろうね。 ああ。 343 00:20:46,212 --> 00:20:48,214 それに 調査の結果➡ 344 00:20:48,214 --> 00:20:51,050 殺人に つながるような証拠が 出なければ➡ 345 00:20:51,050 --> 00:20:54,887 私は 教会を 本格的に 敵に回したあげく➡ 346 00:20:54,887 --> 00:20:58,057 生前退位を 強いられることになるだろう。 347 00:20:58,057 --> 00:21:02,061 最悪の場合 内乱だって 起こり得たんだ。 348 00:21:02,061 --> 00:21:04,230 事情は よく理解したよ。 349 00:21:04,230 --> 00:21:07,233 嫌なことを 思い出させて すまなかった。 350 00:21:07,233 --> 00:21:11,570 いや…。 さて 有益な情報も聞けたし➡ 351 00:21:11,570 --> 00:21:13,739 そろそろ 失礼するよ。 352 00:21:13,739 --> 00:21:17,409 あっ 待ってくれ! なんだい? 353 00:21:17,409 --> 00:21:19,912 ギルバート皇子に 1つ お願いがある。 354 00:21:19,912 --> 00:21:22,915 ほぉ? 私に お願いね…。 355 00:21:22,915 --> 00:21:25,084 いいよ 言ってみて。 356 00:21:25,084 --> 00:21:28,587 聖女クローディアの 死の真相を 解明してくれ! 357 00:21:28,587 --> 00:21:31,423 そして 彼女の無念を 晴らしてほしい。 358 00:21:31,423 --> 00:21:33,359 これは 国王としてではなく➡ 359 00:21:33,359 --> 00:21:38,364 ただのネイサン… いや 1人の男としての頼みだ。 360 00:21:41,534 --> 00:21:44,036 教会と聖女の 資料の中に➡ 361 00:21:44,036 --> 00:21:48,040 聖女クローディアは 王族との結婚を蹴ってまで➡ 362 00:21:48,040 --> 00:21:52,378 教会入りした 信心深い人 との記述があったけど➡ 363 00:21:52,378 --> 00:21:54,380 その王族って…。 364 00:21:54,380 --> 00:21:58,050 ああ 私だ…。 365 00:21:58,050 --> 00:22:01,887 聖女となったクローディアに 初めて会ったとき➡ 366 00:22:01,887 --> 00:22:04,557 ひとめぼれして 結婚を申し込んだが➡ 367 00:22:04,557 --> 00:22:08,227 彼女は 私に振り向くことなく 教会へ…。 368 00:22:08,227 --> 00:22:10,896 完全に 諦めるしかなかったよ…。 369 00:22:10,896 --> 00:22:15,067 《諦めるしかなかった… か…》 370 00:22:15,067 --> 00:22:18,904 わかった 聖女クローディアの 死の真相は➡ 371 00:22:18,904 --> 00:22:22,241 必ず 解き明かすよ。 372 00:22:22,241 --> 00:22:25,244 (扉の開閉音) 373 00:22:31,417 --> 00:22:33,519 《フローラ:なんて 滑稽なの…。 374 00:22:33,519 --> 00:22:37,690 カロリーナの 神聖力を 大司教に話し その代償に➡ 375 00:22:37,690 --> 00:22:41,694 今までの力が 私のものでは なかったと 知られてしまった…》 376 00:22:41,694 --> 00:22:46,699 私は このまま 聖女になれずに 終わるのかしら…。 377 00:22:46,699 --> 00:22:49,034 (イリス)そんなことはありません! 378 00:22:49,034 --> 00:22:51,370 フローラ様は 完璧でいらっしゃいます。 379 00:22:51,370 --> 00:22:54,707 必ずや 聖女に…。 もういいわ 下がって。 380 00:22:54,707 --> 00:22:57,543 はい…。 381 00:22:57,543 --> 00:23:01,213 《そう… 私は いつだって完璧だった。 382 00:23:01,213 --> 00:23:03,215 小さいころから 常に。 383 00:23:03,215 --> 00:23:06,051 自分の本心も 弱点も 全部 覆い隠して➡ 384 00:23:06,051 --> 00:23:09,388 完璧を 演じ続けていた。 だけど…》 385 00:23:09,388 --> 00:23:12,057 ((カレン:フローラったら どうしたの? 386 00:23:12,057 --> 00:23:14,727 (カレン)今日は ずいぶんと 元気がないわね。 387 00:23:14,727 --> 00:23:16,896 何かあった? お母様➡ 388 00:23:16,896 --> 00:23:19,732 ご心配いただき ありがとうございます。 389 00:23:19,732 --> 00:23:21,734 でも なんでもありませんわ。 390 00:23:21,734 --> 00:23:26,071 あのね フローラ 我慢することも 確かに大事よ。 391 00:23:26,071 --> 00:23:28,073 でも それに慣れては駄目。 392 00:23:28,073 --> 00:23:31,076 たまには 大声を上げて 泣いてもいいの。 393 00:23:31,076 --> 00:23:33,078 ほら~! 394 00:23:37,683 --> 00:23:40,352 (泣き声) 395 00:23:40,352 --> 00:23:43,355 いい子ね フローラ)) 396 00:23:43,355 --> 00:23:46,191 《フローラ:だけど お母様の前でだけは➡ 397 00:23:46,191 --> 00:23:49,361 完璧令嬢の仮面を はがすことができた。 398 00:23:49,361 --> 00:23:52,698 あのころの私は 本当に 幸せだった》 399 00:23:52,698 --> 00:23:54,700 クッ…。 400 00:23:54,700 --> 00:23:58,871 《でも カロリーナを産んだせいで お母様は 死んでしまった…。 401 00:23:58,871 --> 00:24:03,042 あの女のせいで 幸せな時間は もう二度と 帰ってこない。 402 00:24:03,042 --> 00:24:06,879 それなのに なぜ あの女は 幸せをつかんでるの!? 403 00:24:06,879 --> 00:24:08,881 私から お母様を奪い➡ 404 00:24:08,881 --> 00:24:12,217 私のプライドを ズタズタにした あの女が! 405 00:24:12,217 --> 00:24:16,055 私は お母様を殺したカロリーナを 許さない! 406 00:24:16,055 --> 00:24:18,390 幸せになんて させないわ。 407 00:24:18,390 --> 00:24:21,393 絶対に!》