1 00:00:34,301 --> 00:00:36,637 《カロリーナ:ついに私は 聖女試験で フローラお姉様と➡ 2 00:00:36,637 --> 00:00:39,640 対決することになった。 かつてのトラウマから➡ 3 00:00:39,640 --> 00:00:42,976 不安な気持ちになる私を エドは励ましてくれる。 4 00:00:42,976 --> 00:00:45,646 そう 臆することはない。 5 00:00:45,646 --> 00:00:49,316 今の私は マルコシアス帝国の 第二皇子の妻で➡ 6 00:00:49,316 --> 00:00:51,985 神聖力の持ち主なのだから。 7 00:00:51,985 --> 00:00:54,988 しかし 予期せぬ出来事が起こった。 8 00:00:54,988 --> 00:00:57,324 突然 フローラお姉様が…。 9 00:00:57,324 --> 00:01:00,661 いったい 何が起こったというの?》 10 00:01:00,661 --> 00:01:03,997 《フローラ:お母様…》 11 00:01:03,997 --> 00:01:07,000 (カロリーナ)お姉様… しっかりしてください! 12 00:01:10,671 --> 00:01:13,974 (フローラ)全部 あんたのせい…。 13 00:03:02,983 --> 00:03:07,320 《どうして? 私の祈りが弱いからなの? 14 00:03:07,320 --> 00:03:10,991 確かに お姉様が いなくなってくれたらと➡ 15 00:03:10,991 --> 00:03:13,694 思ったこともある》 16 00:03:17,664 --> 00:03:19,100 《私の願いを かなえて…。 17 00:03:19,100 --> 00:03:23,003 神様… どうか お姉様を助けてください! 18 00:03:23,003 --> 00:03:25,405 私の願いを かなえて!!》 19 00:03:27,340 --> 00:03:29,342 えっ!? くっ…。 20 00:03:32,279 --> 00:03:34,281 (エドワード)リーナ! 21 00:03:36,616 --> 00:03:38,919 《でも 今は…》 22 00:03:40,954 --> 00:03:43,957 《彼の愛が 私を変えてくれた。 23 00:03:43,957 --> 00:03:46,960 だから 今の私がある!》 24 00:03:54,301 --> 00:03:56,303 くっ…。 25 00:03:59,639 --> 00:04:01,641 お… おい…。 26 00:04:01,641 --> 00:04:03,944 あれって まさか…。 27 00:04:05,979 --> 00:04:08,315 (みんな)おおっ…。 28 00:04:08,315 --> 00:04:10,917 なっ… 翼!? 29 00:04:15,989 --> 00:04:19,993 (メルヴィン)ああ… なんという…。 30 00:04:19,993 --> 00:04:24,498 (メルヴィン)カロリーナ妃殿下の神聖力が ここまでとは…。 31 00:04:24,498 --> 00:04:27,667 神のいとし子たるカロリーナ妃殿下に➡ 32 00:04:27,667 --> 00:04:30,670 最大限の敬意を…。 33 00:04:40,947 --> 00:04:43,950 神よ お姉様の傷を癒やし➡ 34 00:04:43,950 --> 00:04:46,953 安らぎをお与えください。 35 00:04:46,953 --> 00:04:58,298 ♬~ 36 00:04:58,298 --> 00:05:01,601 どうか 死なないで…。 37 00:05:07,641 --> 00:05:11,311 呼吸や脈が安定してきた。 38 00:05:11,311 --> 00:05:13,980 《カロリーナ:それにしても 治りが遅い。 39 00:05:13,980 --> 00:05:17,984 もしかして… ただのケガじゃない?》 40 00:05:17,984 --> 00:05:21,688 くっ… お願い 間に合って…。 41 00:05:38,271 --> 00:05:40,273 生きてる…。 42 00:05:40,273 --> 00:05:42,275 大丈夫か? 43 00:05:42,275 --> 00:05:45,445 力を ほとんど 使い果たしちゃったけど 平気よ。 44 00:05:45,445 --> 00:05:48,114 本当か? 無理をしていないか? 45 00:05:48,114 --> 00:05:52,919 本当に大丈夫よ。 エドは心配性ね。 ありがとう。 46 00:05:59,960 --> 00:06:02,963 《カロリーナ:あなたと 出会っていなければ➡ 47 00:06:02,963 --> 00:06:07,968 私は お姉様を 助けなかったかもしれない》 48 00:06:10,303 --> 00:06:13,640 🎙️ええ… それでは 少々 トラブルもありましたが➡ 49 00:06:13,640 --> 00:06:16,309 試験は このまま実行いたします。 50 00:06:16,309 --> 00:06:19,646 聖女候補の皆様は 速やかに持ち場に戻り➡ 51 00:06:19,646 --> 00:06:22,315 試験を再開してください。 52 00:06:22,315 --> 00:06:24,918 (歓声) 53 00:06:32,259 --> 00:06:36,263 🎙️それでは 聖女試験の結果を 発表いたします。 54 00:06:36,263 --> 00:06:40,934 🎙️見事 初代聖女に選ばれたのは➡ 55 00:06:40,934 --> 00:06:43,937 マルコシアス帝国の 聖女候補であられる➡ 56 00:06:43,937 --> 00:06:47,274 カロリーナ・ルビー・マルティネス妃殿下です! 57 00:06:47,274 --> 00:06:50,277 🎙️おめでとうございます! 58 00:06:50,277 --> 00:06:52,612 ありがとうございます。 59 00:06:52,612 --> 00:06:56,616 総合得点は 747ポイントでした。 60 00:06:56,616 --> 00:06:59,619 また一次 二次試験 共に堂々の1位。 61 00:06:59,619 --> 00:07:02,622 🎙️三次では トラブルに 見舞われましたが➡ 62 00:07:02,622 --> 00:07:05,292 4位の成績を収めています。 63 00:07:05,292 --> 00:07:07,961 それでは 教皇聖下より➡ 64 00:07:07,961 --> 00:07:11,364 聖女の証しである つえが贈られます。 65 00:07:16,970 --> 00:07:19,639 どうぞ お受け取りください。 66 00:07:19,639 --> 00:07:22,309 ありがとうございます。 67 00:07:22,309 --> 00:07:27,647 聖女の座を見事 勝ち取った カロリーナ・ルビー・マルティネス妃殿下。 68 00:07:27,647 --> 00:07:30,984 フローラ嬢の治療にあたる あなたの活躍は➡ 69 00:07:30,984 --> 00:07:33,586 実に素晴らしかった。 70 00:07:33,586 --> 00:07:36,589 (メルヴィン)さすがは 神のいとし子だ。 71 00:07:36,589 --> 00:07:41,928 おそらく この場にいる者なら 気づいているだろう。 72 00:07:41,928 --> 00:07:44,597 改めて ここに宣言する。 73 00:07:44,597 --> 00:07:47,934 聖女カロリーナ・ルビー・マルティネスは➡ 74 00:07:47,934 --> 00:07:51,271 神聖力の持ち主である と。 75 00:07:51,271 --> 00:07:58,278 (歓声) 76 00:07:58,278 --> 00:08:00,947 あっ…。 77 00:08:00,947 --> 00:08:03,283 うん。 78 00:08:03,283 --> 00:08:05,585 うん。 79 00:08:26,306 --> 00:08:30,643 エドワードだ。 リーナも一緒だ。 中に入ってもいいか? 80 00:08:30,643 --> 00:08:32,912 (マリッサ)どうぞ お入りください。 81 00:08:32,912 --> 00:08:34,914 (エドワード)失礼する。 82 00:08:37,584 --> 00:08:40,253 (カロリーナ)お姉様の体調は? 83 00:08:40,253 --> 00:08:44,257 (テオドール)妃殿下のおかげで ほぼ回復といっていいでしょう。 84 00:08:44,257 --> 00:08:47,594 (マリッサ)今は眠っておられます。 (カロリーナ)ハーッ…。 85 00:08:47,594 --> 00:08:52,599 それで あんな状態になった原因は なんだったんだ? 86 00:08:52,599 --> 00:08:56,936 私の考えを話す前に 一つ確認させてください。 87 00:08:56,936 --> 00:08:59,272 (テオドール)フローラ嬢を治療する際➡ 88 00:08:59,272 --> 00:09:01,941 神聖力が 効きづらくは ありませんでしたか? 89 00:09:01,941 --> 00:09:04,944 (カロリーナ)ええ。 確かに そうだったわ。 90 00:09:04,944 --> 00:09:07,614 (カロリーナ)あれは 治りが遅いというより➡ 91 00:09:07,614 --> 00:09:11,951 何かに邪魔されている 感じだった… と思うわ。 92 00:09:11,951 --> 00:09:14,454 やはり そうでしたか…。 93 00:09:14,454 --> 00:09:16,956 まだ確証がありませんが➡ 94 00:09:16,956 --> 00:09:20,627 私は フローラ嬢の体調不良の原因は➡ 95 00:09:20,627 --> 00:09:23,797 マナを改良した秘術によるものでは ないかと にらんでいます。 96 00:09:23,797 --> 00:09:26,299 えっ? 秘術を使えば➡ 97 00:09:26,299 --> 00:09:30,637 魔力の質は向上しますが その分 体に負荷がかかり➡ 98 00:09:30,637 --> 00:09:34,908 フローラ嬢は それに耐えきれなかった のだと思われます。 99 00:09:34,908 --> 00:09:38,912 そんな秘術を どうして お姉様は使ったのかしら…。 100 00:09:38,912 --> 00:09:42,916 どうしても 聖女に なりたかったんじゃないのか? 101 00:09:42,916 --> 00:09:45,919 (エドワード)この女の もともとの実力は知らないが➡ 102 00:09:45,919 --> 00:09:49,589 聖女になるために 必死で手を尽くしたんだろう。 103 00:09:49,589 --> 00:09:52,592 でも 秘術を使って死んでしまったら➡ 104 00:09:52,592 --> 00:09:56,262 元も子もないのに…。 (テオドール)せんえつながら…。 105 00:09:56,262 --> 00:09:59,265 私の意見を 述べさせていただきます。 106 00:09:59,265 --> 00:10:03,269 フローラ嬢の実力が 聖女候補の肩書きと➡ 107 00:10:03,269 --> 00:10:06,272 釣り合わないためではないか と思います。 108 00:10:06,272 --> 00:10:08,608 (カロリーナ)あっ… どういうこと? 109 00:10:08,608 --> 00:10:12,946 自分の実力を知られるのは プライドが許さなかったのでしょう。 110 00:10:12,946 --> 00:10:16,282 彼女は 常に完璧で完全な➡ 111 00:10:16,282 --> 00:10:19,953 サンチェス公爵家のフローラで いなければならなかった。 112 00:10:19,953 --> 00:10:22,956 もし そうでなくなったら…。 113 00:10:22,956 --> 00:10:26,960 妃殿下は まだ お気づきではないのですか? 114 00:10:26,960 --> 00:10:28,962 あ…。 115 00:10:28,962 --> 00:10:31,631 (テオドール)セレスティア王国に 魔物が出現したり➡ 116 00:10:31,631 --> 00:10:34,968 不作が続いたり そのせいで ジョナサン大司教は➡ 117 00:10:34,968 --> 00:10:37,637 あなたを連れ戻そうとした。 118 00:10:37,637 --> 00:10:41,307 ええ。 ただ それは お姉様が不調で…。 119 00:10:41,307 --> 00:10:43,309 不調…。 120 00:10:43,309 --> 00:10:47,647 では 伺います。 今まで フローラ嬢が魔法を行使する際➡ 121 00:10:47,647 --> 00:10:51,818 いつもといっていいほど あなたも 一緒にいたのではないですか? 122 00:10:51,818 --> 00:10:53,820 それは…。 123 00:10:53,820 --> 00:10:56,422 ((大丈夫。 すぐ よくなるわ)) 124 00:10:58,491 --> 00:11:01,160 あっ…。 今まで フローラ嬢は➡ 125 00:11:01,160 --> 00:11:05,999 あなたの神聖力で 力を増幅させて いたのではないでしょうか? 126 00:11:05,999 --> 00:11:10,003 (オーウェン)確かに 妃殿下の神聖力 ハンパじゃねえもんな。 127 00:11:10,003 --> 00:11:12,005 (マリッサ)口の利き方。 128 00:11:12,005 --> 00:11:16,843 仮に そうだとして… テオドールは なぜ お姉様が➡ 129 00:11:16,843 --> 00:11:20,680 こんなことになった原因が マナの秘術だと思ったの? 130 00:11:20,680 --> 00:11:23,683 そう思ったのは➡ 131 00:11:23,683 --> 00:11:26,686 ジョナサン大司教の私室から➡ 132 00:11:26,686 --> 00:11:32,292 マナの秘術に関する研究資料を 発見していたからです。 133 00:11:32,292 --> 00:11:37,297 おそらく彼は モニカ・アーレントにも 関わっていたと思われます。 134 00:11:37,297 --> 00:11:39,632 そう…。 135 00:11:39,632 --> 00:11:42,635 改めて お尋ねいたします。 136 00:11:42,635 --> 00:11:45,638 カロリーナ妃殿下は 聖女試験において➡ 137 00:11:45,638 --> 00:11:48,641 マナの秘術を使用した フローラ嬢の処遇を➡ 138 00:11:48,641 --> 00:11:51,311 どうなさるおつもりですか? 139 00:11:51,311 --> 00:11:53,913 告発なさいますか? 140 00:11:56,649 --> 00:11:59,652 《カロリーナ:禁止されている秘術を 使ったとなれば➡ 141 00:11:59,652 --> 00:12:02,956 いくら お姉様でも ただでは済まない》 142 00:12:08,328 --> 00:12:10,630 告発は…。 143 00:12:13,333 --> 00:12:15,835 しなくていいわ。 144 00:12:15,835 --> 00:12:18,171 そうですか。 145 00:12:18,171 --> 00:12:20,673 それで リーナがいいのなら。 146 00:12:20,673 --> 00:12:23,676 んっ…。 147 00:12:23,676 --> 00:12:25,678 お姉様。 148 00:12:32,018 --> 00:12:35,622 (フローラ)お母様…。 149 00:12:35,622 --> 00:12:39,626 お母様… やっと会えましたね…。 150 00:12:39,626 --> 00:12:42,629 (カロリーナ)ごめんなさい…。 151 00:12:42,629 --> 00:12:45,331 私は お母様じゃないわ。 152 00:12:47,300 --> 00:12:49,969 なっ… なんで カロリーナ…。 153 00:12:49,969 --> 00:12:53,306 私は死んだはずじゃ…。 死ぬなんて…。 154 00:12:53,306 --> 00:12:55,975 ううっ… 触らないで!! (カロリーナ)あっ…。 155 00:12:55,975 --> 00:12:57,977 おい! 156 00:12:59,979 --> 00:13:04,317 カロリーナ妃殿下の神聖力で あなたは 一命を取り留めたんですよ。 157 00:13:04,317 --> 00:13:06,653 なんで助けたのよ! 158 00:13:06,653 --> 00:13:08,988 余計なこと しないでちょうだい! 159 00:13:08,988 --> 00:13:13,326 あなたに助けられるくらいなら 死んだほうが ましだったわ!! 160 00:13:13,326 --> 00:13:16,663 最悪の気分よ…。 161 00:13:16,663 --> 00:13:18,965 (ドアが開く音) 162 00:13:21,334 --> 00:13:23,670 お父様…。 163 00:13:23,670 --> 00:13:28,675 (レイモンド)エドワード殿下 カロリーナ妃殿下に ご挨拶 申し上げます。 164 00:13:28,675 --> 00:13:31,678 (レイモンド)ノックもなしに 突然 入室してしまい➡ 165 00:13:31,678 --> 00:13:33,946 申し訳ありませんでした。 166 00:13:33,946 --> 00:13:35,948 娘の罵声が聞こえて…。 167 00:13:35,948 --> 00:13:38,284 (イリス)お嬢様…。 168 00:13:38,284 --> 00:13:42,622 (レイモンド)娘の不始末 申し開きの しようもございません。 169 00:13:42,622 --> 00:13:45,291 妃殿下に向けた無礼の数々➡ 170 00:13:45,291 --> 00:13:47,960 到底 許されることではないでしょう。 171 00:13:47,960 --> 00:13:51,297 いかなる処罰も受ける所存です。 172 00:13:51,297 --> 00:13:55,301 《お父様は 私の父親としてではなく➡ 173 00:13:55,301 --> 00:13:58,638 公爵家の当主として接してきた。 174 00:13:58,638 --> 00:14:04,644 少し寂しいけど それなら私も…》 175 00:14:04,644 --> 00:14:08,648 レイモンド公爵に 娘の再教育を命じます。 176 00:14:12,652 --> 00:14:16,656 はっ? それだけ… ですか? 177 00:14:16,656 --> 00:14:18,991 他に 何か? 178 00:14:18,991 --> 00:14:23,663 いえ 寛大なお心 感謝 申し上げます。 179 00:14:23,663 --> 00:14:26,165 リーナ もう行こう。 180 00:14:30,837 --> 00:14:35,608 《嫌な女と 思われてもいい。 これだけは…》 181 00:14:35,608 --> 00:14:40,446 (カロリーナ)私は もう サンチェス公爵家の 出来損ないではありません。 182 00:14:40,446 --> 00:14:44,784 聖女の才能においては お姉様より上です。 183 00:14:44,784 --> 00:14:47,787 これだけは しっかり 覚えておいてください。 184 00:14:49,789 --> 00:14:51,791 (フローラ)うっ…。 185 00:14:51,791 --> 00:14:54,293 (ドアが開く音) 186 00:14:57,797 --> 00:15:02,602 ハア… ハア… ハーッ…。 187 00:15:07,974 --> 00:15:09,976 大丈夫か? 188 00:15:09,976 --> 00:15:12,645 あれで よかったのか? ええ。 189 00:15:12,645 --> 00:15:15,314 (カロリーナ)フローラお姉様にとっては➡ 190 00:15:15,314 --> 00:15:18,317 ある意味 いちばん こたえる罰でしょうから。 191 00:15:18,317 --> 00:15:20,319 (エドワード/オーウェン)うん? うん。 192 00:15:20,319 --> 00:15:23,990 フローラお姉様にとって いちばん屈辱的だったのは➡ 193 00:15:23,990 --> 00:15:26,993 大嫌いな私に助けられたことよ。 194 00:15:26,993 --> 00:15:30,663 今回 私のおかげで お姉様は死を免れ➡ 195 00:15:30,663 --> 00:15:33,266 名誉を守れたのだから。 196 00:15:33,266 --> 00:15:36,269 なるほど。 そうか。 197 00:15:36,269 --> 00:15:39,272 私 結構 黒いでしょ? 198 00:15:39,272 --> 00:15:41,941 だんだん テオに似てきたな。 199 00:15:41,941 --> 00:15:44,944 まあ リーナの腹黒は かわいいから全然ありだが。 200 00:15:44,944 --> 00:15:46,946 ですね。 201 00:15:46,946 --> 00:15:50,950 おやおや それは いったい どういう意味でしょうか? 202 00:15:50,950 --> 00:15:53,619 えっ… そ… それは その…。 203 00:15:53,619 --> 00:15:56,289 エドワード。 あっ… はい。 204 00:15:56,289 --> 00:15:59,292 《カロリーナ:ただ お父様に➡ 205 00:15:59,292 --> 00:16:04,597 私とお姉様の本当の仲だけは 知られたくなかったな》 206 00:16:08,301 --> 00:16:11,304 お茶を… いただいてまいります。 207 00:16:11,304 --> 00:16:13,606 そうして。 208 00:16:19,979 --> 00:16:21,981 ハーッ…。 209 00:16:24,317 --> 00:16:28,654 フローラ。 なぜ あんなことをしたのか 教えてくれないか? 210 00:16:28,654 --> 00:16:31,324 なぜ あんなことを したのかですって? 211 00:16:31,324 --> 00:16:33,926 カロリーナが 気に入らなかったからですわ! 212 00:16:33,926 --> 00:16:36,596 だから 言ってやったんです。 213 00:16:36,596 --> 00:16:39,599 お前は 存在する価値のない人間だって。 214 00:16:39,599 --> 00:16:42,268 それのどこが 間違っているというのですか! 215 00:16:42,268 --> 00:16:44,770 フローラ…。 いいえ…。 216 00:16:44,770 --> 00:16:49,609 あいつさえ生まれてこなければ… お母様だって生きていたんです。 217 00:16:49,609 --> 00:16:53,279 あいつは 不幸になるべき人間なんです。 218 00:16:53,279 --> 00:16:56,616 お前の気持ちを 否定するつもりはない。 219 00:16:56,616 --> 00:17:00,286 でも 賢いお前なら もう気づいているはずだ。 220 00:17:00,286 --> 00:17:02,955 カレンは誰も憎まなかったこと。 221 00:17:02,955 --> 00:17:07,360 そして お前の将来を 死ぬ直前まで案じていたことを。 222 00:17:09,295 --> 00:17:12,298 (レイモンド)カレンは誰より お前のことを理解していた。 223 00:17:12,298 --> 00:17:15,635 だからこそ 心配していたんだ。 224 00:17:15,635 --> 00:17:19,639 なのに… 私は お前なら大丈夫だろうと➡ 225 00:17:19,639 --> 00:17:24,644 気にかけずに お前とカロリーナの仲も 気づけなかった。 226 00:17:24,644 --> 00:17:27,647 私は 父親失格だ…。 227 00:17:27,647 --> 00:17:30,349 だが 今からでも…。 228 00:17:32,585 --> 00:17:35,588 (フローラ)私の考えは変わりません。 229 00:17:35,588 --> 00:17:38,591 カロリーナは 不幸になるべき人間です。 230 00:17:38,591 --> 00:17:41,928 だって そうじゃないと 私は…。 231 00:17:41,928 --> 00:17:46,265 わかった。 それが お前の答えなら構わない。 232 00:17:46,265 --> 00:17:48,935 でも カロリーナを 傷つけるようなことは…。 233 00:17:48,935 --> 00:17:51,938 いいから もう出ていってください!! 234 00:17:51,938 --> 00:17:55,274 一人になりたいんです…。 235 00:17:55,274 --> 00:17:57,276 ああ。 236 00:18:05,284 --> 00:18:07,954 ((カレン:泣きたいときは 泣いてもいいのよ)) 237 00:18:07,954 --> 00:18:10,356 お母様…。 238 00:18:12,291 --> 00:18:15,628 ((レイモンド:うっ… ううっ…。 239 00:18:15,628 --> 00:18:19,966 ううっ… うっ… うっ…。 240 00:18:19,966 --> 00:18:23,636 ⚟フローラ様 ずいぶんと 落ち着いてらっしゃるわね。 241 00:18:23,636 --> 00:18:27,974 ⚟そりゃあ 公爵家の ご息女ですもの。 当然でしょう。 242 00:18:27,974 --> 00:18:31,310 ⚟完璧令嬢の名は だてじゃないってわけか。 243 00:18:31,310 --> 00:18:34,914 ⚟あの年で涙一つ流さず 毅然とした態度で➡ 244 00:18:34,914 --> 00:18:39,251 葬儀を進めるなんて 普通の子供じゃできないからな)) 245 00:18:39,251 --> 00:18:41,921 《フローラ:お母様がいなくなって➡ 246 00:18:41,921 --> 00:18:44,924 泣いてもいいと 言ってくれる人を失った。 247 00:18:44,924 --> 00:18:47,927 完璧令嬢の仮面を かぶり続けるのは➡ 248 00:18:47,927 --> 00:18:50,596 息苦しいし 無理がある。 249 00:18:50,596 --> 00:18:53,599 せめて 感情のはけ口があれば…》 250 00:18:53,599 --> 00:18:56,268 ((レイモンド:うっ… ううっ… カレン…。 251 00:18:56,268 --> 00:19:01,941 ⚟カロリーナ様 まだ小さいのに 本当に かわいそうだわ)) 252 00:19:01,941 --> 00:19:04,610 《フローラ:そのとき 思った。 253 00:19:04,610 --> 00:19:07,279 なんで みんな カロリーナを哀れむのか。 254 00:19:07,279 --> 00:19:11,784 あの子のせいで お母様は 亡くなったようなものなのに。 255 00:19:11,784 --> 00:19:14,787 あの子さえ生まれてこなければ…。 256 00:19:14,787 --> 00:19:18,290 そう 悪いのは全部 カロリーナだと》 257 00:19:18,290 --> 00:19:21,627 ((カロリーナ:あう あう…。 258 00:19:21,627 --> 00:19:23,629 アハッ!)) 259 00:19:23,629 --> 00:19:28,934 《フローラ:そして私は そのときから 優しい姉の仮面もかぶった》 260 00:19:32,905 --> 00:19:35,241 《絶対に許さない。 261 00:19:35,241 --> 00:19:39,845 どんな手を使っても カロリーナの未来を奪ってやる!》 262 00:19:44,917 --> 00:19:47,920 《カロリーナ 決着をつけましょう。 263 00:19:47,920 --> 00:19:51,590 長年の因縁と私たちの関係に》 264 00:19:51,590 --> 00:19:53,592 (ノック) 265 00:19:53,592 --> 00:19:56,262 (イリス)お嬢様 お茶をお持ちいたしました。 266 00:19:56,262 --> 00:19:58,564 入ってちょうだい。 267 00:20:00,599 --> 00:20:03,602 あら? 旦那様は…。 268 00:20:03,602 --> 00:20:07,273 戻るわよ セレスティアへ。 269 00:20:07,273 --> 00:20:11,444 は… はい。 すぐ準備をいたします。 270 00:20:11,444 --> 00:20:15,347 《フローラ:私は まだ 負けたわけじゃない》 271 00:20:20,619 --> 00:20:23,289 (ヴァネッサ)正装は 何着か 持っていったほうがいいわね。 272 00:20:23,289 --> 00:20:25,291 はい。 273 00:20:25,291 --> 00:20:28,794 それから 聖女用の衣装も仕立てないと。 274 00:20:28,794 --> 00:20:31,797 そうね… 教皇聖下からいただいた➡ 275 00:20:31,797 --> 00:20:34,800 白いつえに合わせた デザインにしましょう。 276 00:20:34,800 --> 00:20:37,636 具体的なデザインは どうしようかしら? 277 00:20:37,636 --> 00:20:40,306 何か アイデアある? 278 00:20:40,306 --> 00:20:45,311 白をベースにするとして 差し色は 青と黄緑は どうでしょう? 279 00:20:45,311 --> 00:20:49,315 聖女候補の証しとして 支給されたローブも その色でしたし。 280 00:20:49,315 --> 00:20:51,317 (ヴァネッサ)そうねぇ。 281 00:20:51,317 --> 00:20:55,821 青と黄緑は 一応 浄化と治癒を表す色みたいだし➡ 282 00:20:55,821 --> 00:20:58,491 取り入れたほうがいいと思うわ。 283 00:20:58,491 --> 00:21:01,160 でも それだけだと 特別感がないわね。 284 00:21:01,160 --> 00:21:03,996 はい…。 やっぱり 金が妥当かしら。 285 00:21:03,996 --> 00:21:09,335 白と金は 教皇聖下のイメージカラーと かぶってしまうので ちょっと…。 286 00:21:09,335 --> 00:21:13,005 あ… そうね。 少し畏れ多いかしら。 287 00:21:13,005 --> 00:21:15,674 聖女らしい色って…。 288 00:21:15,674 --> 00:21:18,344 (テオドール)銀色は いかがでしょうか? 289 00:21:18,344 --> 00:21:21,013 情熱の赤も いいと思うぞ。 290 00:21:21,013 --> 00:21:23,682 おかえりなさい。 早かったわね。 291 00:21:23,682 --> 00:21:26,352 教会との話し合いが うまくいってな。 292 00:21:26,352 --> 00:21:29,355 せっかく カロリーナと 過ごせると思ったのに。 293 00:21:29,355 --> 00:21:33,959 とりあえず 独占欲丸出しの バカ息子の意見は却下するとして➡ 294 00:21:33,959 --> 00:21:37,630 テオドールの意見は よさそう。 恐れ入ります。 295 00:21:37,630 --> 00:21:41,300 衣装に使う色は白と銀にして➡ 296 00:21:41,300 --> 00:21:44,637 アクセサリーは 青と黄緑で統一しましょう。 297 00:21:44,637 --> 00:21:46,639 あっ そうだわ。 298 00:21:46,639 --> 00:21:50,976 ベールのような軽い素材のマントを 肩にかけるのも いいわね。 299 00:21:50,976 --> 00:21:53,979 あとは 私に 任せてもらっていいかしら? 300 00:21:53,979 --> 00:21:57,650 そうしていただけると 私も助かります。 301 00:21:57,650 --> 00:22:00,319 (ヴァネッサ)じゃあ 向こうで じっくり考えるわ。 302 00:22:00,319 --> 00:22:02,621 マリッサ。 (マリッサ)はい。 303 00:22:04,990 --> 00:22:08,327 教会との話し合いで 妃殿下の護衛は➡ 304 00:22:08,327 --> 00:22:12,998 聖騎士団と烈火の不死鳥団が つくことに決まりました。 305 00:22:12,998 --> 00:22:17,002 すでに最初の訪問国である セレスティア王国に赴いています。 306 00:22:17,002 --> 00:22:19,004 そう。 307 00:22:19,004 --> 00:22:22,675 それと妃殿下は 私の転移魔法で 行くことになりました。 308 00:22:22,675 --> 00:22:25,978 もちろん 俺も一緒だ。 わかったわ。 309 00:22:32,284 --> 00:22:34,954 みんな いろいろありがとう。 310 00:22:34,954 --> 00:22:37,623 リーナのためなら なんでもするさ。 311 00:22:37,623 --> 00:22:39,625 うん うん。 312 00:22:43,295 --> 00:22:48,300 《あとは 私が しっかり聖女を務めないと…》