1 00:03:16,553 --> 00:03:18,605 《宗直:吉宗公より→ 2 00:03:18,605 --> 00:03:22,009 姫様が この紀州に 入られるという知らせ》 3 00:03:22,009 --> 00:03:24,528 姫様が井戸に…。 4 00:03:24,528 --> 00:03:26,580 ≪藩主様! 5 00:03:26,580 --> 00:03:28,880 藩主様。 6 00:03:39,209 --> 00:03:41,862 藩主様 そこは危のうございます。 7 00:03:41,862 --> 00:03:45,382 (宗直)よい… ここで よい。 8 00:03:45,382 --> 00:03:48,502 (幸村)安心しろ 紀州の者ども。 9 00:03:48,502 --> 00:03:51,388 (幸村)我らは 争いに来たのではない。 10 00:03:51,388 --> 00:03:53,907 我が名は 真田幸村。 11 00:03:53,907 --> 00:03:57,861 紀州藩主 徳川宗直殿に 会いに来た。 12 00:03:57,861 --> 00:04:01,365 さ… 真田幸村? 13 00:04:01,365 --> 00:04:06,365 (宗直)100年前の亡霊が 蟲人となって甦ったか? 14 00:04:16,713 --> 00:04:21,201 (仁兵衛)はぁ… 富士のお山が もう あんな遠くに。 15 00:04:21,201 --> 00:04:23,870 あっ お付きの方! 16 00:04:23,870 --> 00:04:27,524 蟲奉行様のお付きの方 お待ちください! 17 00:04:27,524 --> 00:04:30,544 いったい どこに 向かってるんですか? 18 00:04:30,544 --> 00:04:33,714 このままだと 江戸から どんどん離れてしまいます。 19 00:04:33,714 --> 00:04:37,150 自分には 江戸での お勤めがあるんですが…。 20 00:04:37,150 --> 00:04:39,369 これも お勤めじゃ。 21 00:04:39,369 --> 00:04:41,371 お勤め? 22 00:04:41,371 --> 00:04:43,757 江戸へは しばらく帰れぬ。 23 00:04:43,757 --> 00:04:47,361 月島 おぬしは これから わらわのお供として→ 24 00:04:47,361 --> 00:04:49,496 紀州藩に参るのじゃ。 25 00:04:49,496 --> 00:04:52,699 な なんと! 自分が紀州藩へ!? 26 00:04:52,699 --> 00:04:56,353 って 紀州藩って どこですか? 27 00:04:56,353 --> 00:04:58,538 来れば わかる。 28 00:04:58,538 --> 00:05:02,943 それで なぜ 此度は 紀州藩へ行くのですか? 29 00:05:02,943 --> 00:05:05,696 (大岡)×です。 え? 30 00:05:05,696 --> 00:05:08,565 ただのお供に 知る権利など ありません。 31 00:05:08,565 --> 00:05:11,685 あの… お付きの方→ 32 00:05:11,685 --> 00:05:15,222 もしかして あのお方が 蟲奉行様なのですか? 33 00:05:15,222 --> 00:05:17,374 蟲奉行? はい。 34 00:05:17,374 --> 00:05:19,776 あの風格ある お姿は→ 35 00:05:19,776 --> 00:05:23,163 自分が思い描いていた 蟲奉行様とは違いますが→ 36 00:05:23,163 --> 00:05:26,216 ひょっとしたらと思いまして。 37 00:05:26,216 --> 00:05:28,669 あれは蟲奉行ではない。 38 00:05:28,669 --> 00:05:33,040 江戸南町奉行 大岡越前守忠相。 39 00:05:33,040 --> 00:05:36,043 数々の都市政策に携わるキレ者。 40 00:05:36,043 --> 00:05:39,346 江戸随一の頭脳をもつ者と 言われておる。 41 00:05:39,346 --> 00:05:41,698 (大岡)聞こえてますよ→ 42 00:05:41,698 --> 00:05:44,751 お付きの方。 それは すまなかった。 43 00:05:44,751 --> 00:05:46,787 お気になさらずに。 44 00:05:46,787 --> 00:05:50,023 私は ただ あなたの道中を お守りするという→ 45 00:05:50,023 --> 00:05:52,392 お上の命に従うのみです。 46 00:05:52,392 --> 00:05:54,511 ご挨拶が遅くなりました。 47 00:05:54,511 --> 00:05:57,547 自分は 蟲奉行所 市中見廻り組 同心→ 48 00:05:57,547 --> 00:06:00,033 月島仁兵衛と申します! 49 00:06:00,033 --> 00:06:02,586 拝見させてもらいます。 50 00:06:02,586 --> 00:06:04,586 拝見? 51 00:06:06,506 --> 00:06:09,509 あ あの… 何をですか? 52 00:06:09,509 --> 00:06:12,509 行きましょう 時間のムダです。 53 00:06:15,215 --> 00:06:17,815 わしが徳川宗直だ。 54 00:06:19,870 --> 00:06:21,855 用件を聞こう。 55 00:06:21,855 --> 00:06:24,825 何が狙いぞ 真田とやら。 56 00:06:24,825 --> 00:06:27,828 船が欲しい。 57 00:06:27,828 --> 00:06:33,216 人間千人が乗ろうと一切動じぬ 巨大な船を造ってほしいのだ。 58 00:06:33,216 --> 00:06:35,819 巨大な船…。 59 00:06:35,819 --> 00:06:39,239 この紀州藩には 質のよい木材があり→ 60 00:06:39,239 --> 00:06:42,275 また それを扱う 人材が揃っている。 61 00:06:42,275 --> 00:06:44,211 これを見よ。 62 00:06:44,211 --> 00:06:48,198 これは かつて 織田信長公が 考案した戦船をもとに→ 63 00:06:48,198 --> 00:06:52,219 この幸村が 自ら手を加えたものだ。 64 00:06:52,219 --> 00:06:56,256 幕府の水軍が 何千何万と現れようと→ 65 00:06:56,256 --> 00:07:00,594 ものともせずに なぎ払う 無敵の軍艦。 66 00:07:00,594 --> 00:07:06,194 この船さえ渡せば 我らは速やかに ここを立ち退く。 67 00:07:09,870 --> 00:07:13,223 貴様らの目的は それだけなのか? 68 00:07:13,223 --> 00:07:17,210 それだけ? 妙なことを言うな。 69 00:07:17,210 --> 00:07:21,598 こんな辺鄙な城 他に用事など あろうはずがない。 70 00:07:21,598 --> 00:07:24,901 そうであろう? 宗直殿。 71 00:07:24,901 --> 00:07:26,901 う うむ…。 72 00:07:28,855 --> 00:07:30,874 造船を手配する。 73 00:07:30,874 --> 00:07:34,528 それで紀州の民の殺生を やめてくれるのだな? 74 00:07:34,528 --> 00:07:36,513 この真田幸村→ 75 00:07:36,513 --> 00:07:40,233 己が発した言葉を 違えたことはない。 76 00:07:40,233 --> 00:07:44,233 くっ これから紀州はどうなる!? 77 00:07:46,173 --> 00:07:48,175 む… 宗直様。 78 00:07:48,175 --> 00:07:52,579 皆の者 安心せい 我が紀州は安泰なり。 79 00:07:52,579 --> 00:07:54,579 ≪おお! 80 00:07:57,200 --> 00:08:02,856 ふぅ… 遅くはなったが 無事 宿に着いたな。 81 00:08:02,856 --> 00:08:31,585 ♪♪~ 82 00:08:31,585 --> 00:08:33,885 明日も楽しみだ。 83 00:08:36,823 --> 00:08:40,544 ×です 月島殿。 はい? 84 00:08:40,544 --> 00:08:44,214 大岡殿 自分は ただ 歩いてただけですけど? 85 00:08:44,214 --> 00:08:46,550 たとえ どんな あぜ道であろうとも→ 86 00:08:46,550 --> 00:08:49,636 ひとかたの武士ならば 左側を歩くべきです。 87 00:08:49,636 --> 00:08:54,636 侍と すれ違うとき 鞘当てをしてしまいますからね。 88 00:08:56,543 --> 00:08:59,162 鞘尻がぶつかると 殺傷を引き起こす→ 89 00:08:59,162 --> 00:09:01,531 ケンカになることもあります。 90 00:09:01,531 --> 00:09:03,517 はい! 91 00:09:03,517 --> 00:09:05,552 武士の道を究めるなら→ 92 00:09:05,552 --> 00:09:07,821 無用な斬り合いはしてはならない。 93 00:09:07,821 --> 00:09:09,839 気をつけることです。 94 00:09:09,839 --> 00:09:11,839 わかりました 大岡殿! 95 00:09:13,877 --> 00:09:16,596 お困りでしょう。 不肖 この月島仁兵衛→ 96 00:09:16,596 --> 00:09:18,596 お手伝いさせていただきます。 97 00:09:21,535 --> 00:09:25,535 あ ありがとうございます お侍様。 98 00:09:28,008 --> 00:09:31,808 助かりました。 いえ 礼には及びません。 99 00:09:34,531 --> 00:09:38,385 ×です。 え? なぜですか? 100 00:09:38,385 --> 00:09:41,504 もし あの親子が お付きの方に襲いかかったら→ 101 00:09:41,504 --> 00:09:43,523 どうするのですか? 102 00:09:43,523 --> 00:09:47,510 ですが あの親子にかぎって…。 油断は禁物です! 103 00:09:47,510 --> 00:09:50,513 武士は 敷居をまたげば 7人の敵がいるという→ 104 00:09:50,513 --> 00:09:53,199 言葉があります。 いつ いかなるときも→ 105 00:09:53,199 --> 00:09:56,553 お付きの方の身を 案じていなければなりません。 106 00:09:56,553 --> 00:10:00,023 は はい わかりました! 107 00:10:00,023 --> 00:10:02,509 やっほ~! ×です。 108 00:10:02,509 --> 00:10:05,211 お魚! ×です。 109 00:10:05,211 --> 00:10:08,198 揺れる! 大×です。 110 00:10:08,198 --> 00:10:12,886 月島殿… やはり あなたは このお勤めに ふさわしくない。 111 00:10:12,886 --> 00:10:16,256 な なんと! 大岡…。 112 00:10:16,256 --> 00:10:18,525 申し訳ありません お付きの方…。 113 00:10:18,525 --> 00:10:20,894 しかし この道中は お忍び。 114 00:10:20,894 --> 00:10:24,197 なにより とても重要性の高いお勤め。 115 00:10:24,197 --> 00:10:26,833 お供が好き勝手をし→ 116 00:10:26,833 --> 00:10:30,220 万が一などということは 絶対あってはなりません! 117 00:10:30,220 --> 00:10:32,272 これ以上 ×が出るようでしたら→ 118 00:10:32,272 --> 00:10:34,157 即刻 江戸に お帰り願いたい。 119 00:10:34,157 --> 00:10:36,876 《紀州藩を目前にして→ 120 00:10:36,876 --> 00:10:40,280 お役御免とは なんたる武士の恥!》 121 00:10:40,280 --> 00:10:42,699 承知いたしました 大岡殿! 122 00:10:42,699 --> 00:10:45,199 必ずや 期待に応えてみせます! 123 00:10:48,605 --> 00:10:52,826 困ったな。 どうすればいいんだ。 124 00:10:52,826 --> 00:10:57,013 (大岡)月島殿。 あっ… はい! 125 00:10:57,013 --> 00:11:00,483 ダメだ ここは通せん! 126 00:11:00,483 --> 00:11:03,219 あの… それは なぜですか? 127 00:11:03,219 --> 00:11:05,588 理由などない。 とっとと帰れ! 128 00:11:05,588 --> 00:11:09,859 ですが 紀州藩に入るための手形や 他に必要なもの→ 129 00:11:09,859 --> 00:11:11,861 すべて用意してあります。 130 00:11:11,861 --> 00:11:14,514 ダメだ! さっさと立ち去れ。 131 00:11:14,514 --> 00:11:16,514 失礼。 132 00:11:18,518 --> 00:11:21,538 関所役人を呼んでいただこう。 133 00:11:21,538 --> 00:11:26,209 私は江戸南町奉行所 大岡忠相。 134 00:11:26,209 --> 00:11:28,845 (大岡)我らのことは 徳川吉宗公より→ 135 00:11:28,845 --> 00:11:31,531 秘密裏に お達しが来ているはず。 136 00:11:31,531 --> 00:11:34,384 速やかに通さねば→ 137 00:11:34,384 --> 00:11:39,539 関所の役人の者たち全員 腹を切ることになりますよ。 138 00:11:39,539 --> 00:11:43,576 黙れ 黙れ! 我らは 藩主 宗直様より→ 139 00:11:43,576 --> 00:11:46,413 何人も通すなとの命が 来ているのだ! 140 00:11:46,413 --> 00:11:49,213 宗直様から? 141 00:11:52,168 --> 00:11:54,170 《これでよい。 142 00:11:54,170 --> 00:11:57,357 吉宗公より どのような 処罰を受けようとも→ 143 00:11:57,357 --> 00:12:00,026 真田幸村がいる この紀州に→ 144 00:12:00,026 --> 00:12:04,197 姫様を入れるわけにはいかぬ》 145 00:12:04,197 --> 00:12:07,200 (大岡)どうやら紀州藩内部で 思わしくないことが→ 146 00:12:07,200 --> 00:12:09,652 起きているようですね。 147 00:12:09,652 --> 00:12:13,952 さようか。 他に紀州藩に入る道は ないんですか? 148 00:12:22,198 --> 00:12:24,150 ひゃ~! 149 00:12:24,150 --> 00:12:27,320 おお… 大岡殿 本当に この崖を越えれば→ 150 00:12:27,320 --> 00:12:30,206 紀州に入れるのですか? うむ。 151 00:12:30,206 --> 00:12:32,225 よく ご存じでしたね。 152 00:12:32,225 --> 00:12:36,529 不測の事態に備え 事前に調べるのは当然のこと。 153 00:12:36,529 --> 00:12:40,500 あっ しかし なんと厳しい道。 154 00:12:40,500 --> 00:12:44,871 お付きの方 本当に お一人で大丈夫ですか? 155 00:12:44,871 --> 00:12:47,223 自分でよければ 手を貸しますよ。 156 00:12:47,223 --> 00:12:50,794 気持は ありがたいが この程度のこと→ 157 00:12:50,794 --> 00:12:53,379 心配無用であ… る。 158 00:12:53,379 --> 00:12:56,933 あぁ! お付きの方! 159 00:12:56,933 --> 00:13:03,173 うむ 助かった。 ご ご無事で何よりです。 160 00:13:03,173 --> 00:13:06,693 月島 こんなことせずとも よい。 161 00:13:06,693 --> 00:13:09,012 わらわは1人で大丈夫だ。 162 00:13:09,012 --> 00:13:11,080 いいえ ダメです! 163 00:13:11,080 --> 00:13:14,180 お付きの方は 黙ってしっかり つかまっていてください! 164 00:13:20,173 --> 00:13:22,375 どうかされましたか? 165 00:13:22,375 --> 00:13:24,327 なんでもない。 166 00:13:24,327 --> 00:13:27,413 ただ おぬしは おぬしらしいほうが→ 167 00:13:27,413 --> 00:13:29,713 おぬしらしいな。 168 00:13:39,659 --> 00:13:43,096 あれが第二の関所ですか? そうです。 169 00:13:43,096 --> 00:13:45,698 それで これから どうなさるのですか? 170 00:13:45,698 --> 00:13:48,218 和歌山城へ向かいます。 171 00:13:48,218 --> 00:13:51,037 和歌山城…。 うむ。 172 00:13:51,037 --> 00:13:53,490 そこに わらわの 必要なものがある。 173 00:13:53,490 --> 00:13:55,525 (鳴き声) 174 00:13:55,525 --> 00:13:57,527 (物音) 175 00:13:57,527 --> 00:13:59,529 誰だ! 何だ 貴様ら。 176 00:13:59,529 --> 00:14:01,548 まずい。 離れます。 177 00:14:01,548 --> 00:14:03,683 ≪皆の者 くせ者が侵入したぞ。 ≪出あえ 出あえ。 178 00:14:03,683 --> 00:14:06,102 こっちにいたぞ。 そこまでだ 貴様ら。 179 00:14:06,102 --> 00:14:09,506 次から次へと… こうなったら。 180 00:14:09,506 --> 00:14:13,376 こやつ 刀を抜きおった。 やるのか? 181 00:14:13,376 --> 00:14:16,429 月島…。 月島殿 無益ですぞ。 182 00:14:16,429 --> 00:14:18,715 どうかご安心を。 183 00:14:18,715 --> 00:14:20,667 恋川殿に教えてもらいました。 184 00:14:20,667 --> 00:14:23,186 この木は つまようじ! 185 00:14:23,186 --> 00:14:25,738 うっ はぁ せいっ! 186 00:14:25,738 --> 00:14:27,738 うわ~! 187 00:14:30,026 --> 00:14:33,012 逃したか。 捜せ 捜せ。 188 00:14:33,012 --> 00:14:35,812 ≪この辺りにいるのは間違いない。 189 00:14:39,168 --> 00:14:41,154 大人数ですね。 190 00:14:41,154 --> 00:14:44,390 このまま夜まで待ちましょう。 闇にまぎれて→ 191 00:14:44,390 --> 00:14:46,990 第二の関所を越えるのです。 192 00:14:54,200 --> 00:14:58,404 な なんだ? おぬしは。 貴様も くせ者の仲間か!? 193 00:14:58,404 --> 00:15:01,704 なんとか言え! かまわぬ 引っ捕らえよ! 194 00:15:05,211 --> 00:15:08,865 (みんな)ぎゃ~っ! 195 00:15:08,865 --> 00:15:12,835 (甚八)うるさく候。 196 00:15:12,835 --> 00:15:14,935 な なんて…! シッ! 静かに! 197 00:15:17,023 --> 00:15:20,994 やはり 人間は使えぬで御座候。 198 00:15:20,994 --> 00:15:24,047 関所1つ守れぬとは。 199 00:15:24,047 --> 00:15:30,086 拙者の名は 真田十傑蟲が1人 根津甚八。 200 00:15:30,086 --> 00:15:32,822 姿を現せ ネズミども。 201 00:15:32,822 --> 00:15:37,043 そこにいるのはわかっており候。 202 00:15:37,043 --> 00:15:40,046 許しません! 203 00:15:40,046 --> 00:15:42,315 断じて 許せません! 204 00:15:42,315 --> 00:15:46,869 ×です このお勤め中の私情は 禁物ですぞ 月島殿。 205 00:15:46,869 --> 00:15:48,821 この場は引くのです。 206 00:15:48,821 --> 00:15:51,541 大岡殿! これは 私情ではありません! 207 00:15:51,541 --> 00:15:55,211 あの者は 人の命を奪う この世の悪! 208 00:15:55,211 --> 00:15:58,314 成敗しなければ 人の道に外れます! 209 00:15:58,314 --> 00:16:02,919 月島殿 お付きの方に もしものことがあったら→ 210 00:16:02,919 --> 00:16:05,219 どうするのですか? 211 00:16:08,942 --> 00:16:12,442 ネズミども 成敗致し候。 212 00:16:14,330 --> 00:16:17,583 おおっ! 213 00:16:17,583 --> 00:16:21,083 貴様! よくも 皆さんを! 214 00:16:24,540 --> 00:16:28,161 大岡殿 自分が この蟲人を足止めします! 215 00:16:28,161 --> 00:16:30,196 蟲人…。 216 00:16:30,196 --> 00:16:33,166 先に お付きの方と紀州の中へ! 217 00:16:33,166 --> 00:16:37,870 なんということ! この場で お勤めを差し置くなど大×です!! 218 00:16:37,870 --> 00:16:39,872 かまわぬ 月島。 219 00:16:39,872 --> 00:16:42,342 おぬしが したいようにすればよい。 220 00:16:42,342 --> 00:16:44,544 お付きの方!? 221 00:16:44,544 --> 00:16:47,664 何も気にするな! そやつを成敗せよ! 222 00:16:47,664 --> 00:16:50,900 わらわが許す! 223 00:16:50,900 --> 00:16:53,000 承知! 224 00:16:58,191 --> 00:17:01,191 フンッ 逃がし致さず候。 225 00:17:05,548 --> 00:17:08,434 ほう! ほう…! うわっ~! 226 00:17:08,434 --> 00:17:11,034 ほう! ほう…! でやっ! 227 00:17:15,041 --> 00:17:18,194 《首! 頭! 脇! 228 00:17:18,194 --> 00:17:22,794 なんと鋭く そして 的確に 急所ばかりを狙ってくる!》 229 00:17:24,851 --> 00:17:28,871 《こいつ 恐ろしく戦い慣れしている。 230 00:17:28,871 --> 00:17:34,544 あの猿飛佐助という者より はるかに強い!》 231 00:17:34,544 --> 00:17:38,181 久しい 実に久しい…。 232 00:17:38,181 --> 00:17:40,650 蟲の身になってよりまさか→ 233 00:17:40,650 --> 00:17:44,871 これほど拙者の剣と 渡り合える者が現れようとは。 234 00:17:44,871 --> 00:17:50,343 なかなかどうして 楽しませてくれ候。 235 00:17:50,343 --> 00:17:53,362 ふ… ふざけるな!! 236 00:17:53,362 --> 00:17:56,182 ほうっ はっ! 237 00:17:56,182 --> 00:17:58,182 な… 腕が伸びた!! 238 00:18:05,541 --> 00:18:07,493 完全に遊ばれている。 239 00:18:07,493 --> 00:18:11,581 ふふふっ ネズミ その程度の腕で候か。 240 00:18:11,581 --> 00:18:15,581 拙者には まだまだ奥の手が これあり候。 241 00:19:52,632 --> 00:19:54,534 (大岡)解せません。 242 00:19:54,534 --> 00:19:57,503 道中あなたを守り 付き従うようにと→ 243 00:19:57,503 --> 00:19:59,539 吉宗様からの命があり→ 244 00:19:59,539 --> 00:20:02,341 一切 口を挟まぬつもりでしたが→ 245 00:20:02,341 --> 00:20:05,941 なぜ此度のお勤めのお供に あの者を選んだのですか? 246 00:20:11,200 --> 00:20:14,086 注意力は散漫で 警戒心もなく→ 247 00:20:14,086 --> 00:20:16,122 勤めに私情を持ち込む。 248 00:20:16,122 --> 00:20:19,709 武士として あまりに幼稚な 立ち居振る舞いが目立ちます。 249 00:20:19,709 --> 00:20:21,677 ×です 大×です。 250 00:20:21,677 --> 00:20:24,080 これを受け候。 251 00:20:24,080 --> 00:20:26,380 しもべども参らせ候。 252 00:20:31,187 --> 00:20:33,487 背中の卵が! 253 00:20:35,608 --> 00:20:40,229 あなたを お守りするお供として あまりに ふさわしくない…。 254 00:20:40,229 --> 00:20:43,366 姫様 何故あの者を? 255 00:20:43,366 --> 00:20:46,185 都合がよいのだ。 はっ? 256 00:20:46,185 --> 00:20:50,423 月島は わらわの正体を 勘違いしている。 257 00:20:50,423 --> 00:20:55,723 それに わらわは 思い出を作っておきたくてな。 258 00:20:59,932 --> 00:21:02,232 姫様 どうぞ こちらへ。 259 00:21:06,555 --> 00:21:10,993 この大岡忠相 やはり 姫様の思いは わかりませぬ…。 260 00:21:10,993 --> 00:21:13,079 なれど あなた様に→ 261 00:21:13,079 --> 00:21:15,679 付き従うことに 変わりはありません。 262 00:21:27,326 --> 00:21:29,328 ほっ ほっ… はっ! 263 00:21:29,328 --> 00:21:32,848 うっ… わっ うっ うぅ…。 264 00:21:32,848 --> 00:21:37,203 月島 門は開いた。 早く参れ! 265 00:21:37,203 --> 00:21:39,205 はい。 266 00:21:39,205 --> 00:21:41,207 逃がし致さず候! 267 00:21:41,207 --> 00:21:44,510 とう! 268 00:21:44,510 --> 00:21:47,880 ふっ これにて終わり候。 269 00:21:47,880 --> 00:21:50,082 (大岡)三刀流では 逃げ場がありません! 270 00:21:50,082 --> 00:21:52,382 月島! 271 00:21:55,237 --> 00:21:57,737 うおぉ~! 272 00:22:02,828 --> 00:22:05,247 (大岡)歯で受け止めた…。 273 00:22:05,247 --> 00:22:08,868 受け取れ これが皆さんの無念! 274 00:22:08,868 --> 00:22:14,407 月島流 富嶽鉄槌割り! 275 00:22:14,407 --> 00:22:18,744 不覚… このネズミ なかなかに…。 276 00:22:18,744 --> 00:22:22,744 月島流 富嶽突き! 277 00:22:45,571 --> 00:22:48,424 お… おのれ。 278 00:22:48,424 --> 00:22:52,524 ネズミども… 取り逃がした。 279 00:22:59,702 --> 00:23:03,155 (小介)なかなか順調のようですね お館様。 280 00:23:03,155 --> 00:23:08,160 あぁ それで甚八 その話は まことか? 281 00:23:08,160 --> 00:23:11,347 はっ ネズミが3匹 紀州に。 282 00:23:11,347 --> 00:23:14,533 その者たちは我らの存在を 知っているようで→ 283 00:23:14,533 --> 00:23:20,706 我らのことを 蟲人と呼んで御座候。 284 00:23:20,706 --> 00:23:23,075 我らは 蟲人か。 285 00:23:23,075 --> 00:23:26,879 呼び名など気にもしなかったが おもしろい。 286 00:23:26,879 --> 00:23:31,367 時に甚八 おぬしはいつまで 頭を下げているのだ? 287 00:23:31,367 --> 00:23:35,388 拙者は 関所の監視で 不手際を起こし候。 288 00:23:35,388 --> 00:23:39,708 お館様に顔向けなど とてもできぬ候。 289 00:23:39,708 --> 00:23:43,345 (小介)根津は相変わらず 堅苦しくてかなわん。 290 00:23:43,345 --> 00:23:46,549 《当藩への侵入者が こやつらのことを→ 291 00:23:46,549 --> 00:23:49,018 蟲人と言ったとな。 292 00:23:49,018 --> 00:23:54,323 その呼称を使うのは ごく一握りの者しかいない。 293 00:23:54,323 --> 00:23:58,377 つまり姫が この紀州藩に 入ったということか》 294 00:23:58,377 --> 00:24:02,548 宗直殿 この落とし前 どうつける? 295 00:24:02,548 --> 00:24:04,483 落とし前とは? 296 00:24:04,483 --> 00:24:08,003 我らが ここに滞在していることは 絶対に秘密。 297 00:24:08,003 --> 00:24:11,557 何人たりとも 関所を通すなと命じた。 298 00:24:11,557 --> 00:24:14,593 これは約束が 反故されたのを意味し→ 299 00:24:14,593 --> 00:24:18,731 我らは紀州藩の民 すべてを殺さねばならん。 300 00:24:18,731 --> 00:24:21,534 な… なんと むちゃくちゃな。 301 00:24:21,534 --> 00:24:25,938 ならば貴様らが そのネズミどもの首を持ってこい。 302 00:24:25,938 --> 00:24:31,677 今すぐ紀州藩すべての民を使い そのネズミの屍を→ 303 00:24:31,677 --> 00:24:35,477 我らの前に差し出せい! 304 00:30:56,545 --> 00:30:58,545 <I love you?>