1 00:00:11,966 --> 00:00:13,968 (クリストファー)エリィ…。 2 00:00:13,968 --> 00:00:16,805 どれだけ私が 君のことを好きなのか…。 3 00:00:16,805 --> 00:00:19,974 どれだけ いつも君を守りたくて 4 00:00:19,974 --> 00:00:23,645 同じくらい めちゃくちゃに したいと思っているのか…。 5 00:00:23,645 --> 00:00:25,647 全部 教えてあげたい。 6 00:00:25,647 --> 00:00:28,147 ふっ…。 7 00:00:30,151 --> 00:00:32,153 (シャロン)エリアーナ様! 8 00:00:32,153 --> 00:00:34,155 えっ!? うっ! あっ! 9 00:00:34,155 --> 00:00:37,492 (シャロン)いるのは わかっていてよ 潔く 出ていらして! 10 00:00:37,492 --> 00:00:39,661 (アラン)今は 絶対 マズいって。 11 00:00:39,661 --> 00:00:41,663 (グレン)俺は 逃げてもいいか…。 12 00:00:41,663 --> 00:00:43,665 (シャロン)エリアーナ様! 毎度 毎度…。 13 00:00:43,665 --> 00:00:46,000 肝心なところで お邪魔虫が…。 14 00:00:46,000 --> 00:00:48,300 狸の呪いか? 15 00:01:03,017 --> 00:01:05,186 あの…。 16 00:01:05,186 --> 00:01:07,856 私 エリアーナ様と 17 00:01:07,856 --> 00:01:10,458 二人で お話したいのですが。 18 00:01:10,458 --> 00:01:13,258 シャロン嬢 遠慮は無用だよ。 19 00:01:15,630 --> 00:01:19,801 シャロン様 私にお話というのは なんでしょうか? 20 00:01:19,801 --> 00:01:22,971 聖夜の祝宴での 21 00:01:22,971 --> 00:01:26,474 クリストファー殿下のパートナーを 私に代わってください。 22 00:01:26,474 --> 00:01:28,476 おっ…。 あっ…。 23 00:01:28,476 --> 00:01:31,146 (一同)んん…。 (エレン)んん…。 24 00:01:31,146 --> 00:01:33,314 (シャロン)ただで とは言わないわ。 25 00:01:33,314 --> 00:01:36,151 あっ…。 代わってくださるのなら 26 00:01:36,151 --> 00:01:38,653 お礼に こちらをお貸しします。 27 00:01:38,653 --> 00:01:41,656 それは… まさか。 28 00:01:41,656 --> 00:01:44,325 ええ 海洋王とも称された 29 00:01:44,325 --> 00:01:47,829 ヴィーゴ船長 直筆の航海日誌よ。 30 00:01:47,829 --> 00:01:50,665 ヴィーゴ船長… 歴史上 31 00:01:50,665 --> 00:01:54,169 東方航路の制覇を 初めて成し遂げた方。 32 00:01:54,169 --> 00:01:57,505 若くして 異国の地で亡くなったため 33 00:01:57,505 --> 00:02:00,341 功績と 名ばかりが先行して 34 00:02:00,341 --> 00:02:03,678 航海の実情などが あまり伝わらず 35 00:02:03,678 --> 00:02:06,514 伝説の存在となっている…。 36 00:02:06,514 --> 00:02:09,350 どんな冒険譚が 記されているのでしょう。 37 00:02:09,350 --> 00:02:11,619 フッフッ。 (エレン)なんてものを 38 00:02:11,619 --> 00:02:13,955 持ち出されたのですか シャロン様! 39 00:02:13,955 --> 00:02:15,957 お祖父様が 私の好きに 40 00:02:15,957 --> 00:02:17,959 使っていいって おっしゃったのよ。 41 00:02:17,959 --> 00:02:20,461 (エレン)限度があります! エリアーナ様。 42 00:02:20,461 --> 00:02:22,463 あっ…。 いかがでしょう? 43 00:02:22,463 --> 00:02:24,966 さすがに 進呈することはできませんが 44 00:02:24,966 --> 00:02:29,137 私が 滞在している間 お貸しすることは できるわ。 45 00:02:29,137 --> 00:02:31,137 あぁ…。 46 00:02:33,808 --> 00:02:35,808 あっ! 47 00:02:37,812 --> 00:02:39,814 《わかっています…。 48 00:02:39,814 --> 00:02:43,484 天秤にかけることなど できません…。 49 00:02:43,484 --> 00:02:45,984 ええ… もちろん…》 50 00:02:48,323 --> 00:02:50,325 できません! えっ? 51 00:02:50,325 --> 00:02:54,662 うん 長い沈黙と 泣き出しそうな顔で 52 00:02:54,662 --> 00:02:56,664 悲壮感たっぷりだね。 53 00:02:56,664 --> 00:02:58,666 《気のせいです 殿下…》 54 00:02:58,666 --> 00:03:01,836 シャロン嬢がパートナーに こだわる理由は 55 00:03:01,836 --> 00:03:04,005 それとなく見当がつくが…。 56 00:03:04,005 --> 00:03:06,007 それは 君の独断かな? 57 00:03:06,007 --> 00:03:09,010 それとも ミゼラル公国の意志かな? 58 00:03:09,010 --> 00:03:11,613 えっ! そっ それは…。 59 00:03:11,613 --> 00:03:14,449 シャロン様の 独断です。 エレン! 60 00:03:14,449 --> 00:03:16,784 ご自身の立場を お考えください。 61 00:03:16,784 --> 00:03:19,120 言動には 注意するようにと 62 00:03:19,120 --> 00:03:22,290 ミレーユ様からも 言われていたではありませんか。 63 00:03:22,290 --> 00:03:25,293 だって だっておかしいじゃない! 64 00:03:25,293 --> 00:03:29,297 ミレーユ姉様は 「ミゼラルの真珠姫」と 謳われた方なのよ。 65 00:03:29,297 --> 00:03:33,968 なのに 25も年の離れた ラモンド伯爵に嫁がされて 66 00:03:33,968 --> 00:03:36,137 あっという間に 未亡人になって 67 00:03:36,137 --> 00:03:38,640 次の縁談は 期待できない…。 68 00:03:38,640 --> 00:03:41,976 ミレーユ姉様は絶対 国中の誰より 69 00:03:41,976 --> 00:03:44,479 幸せになるべき 人なんだから! 70 00:03:44,479 --> 00:03:48,149 あっ! 書物に 八つ当たりしてはなりません。 71 00:03:48,149 --> 00:03:50,818 あっ 何よ…。 72 00:03:50,818 --> 00:03:54,989 虫かぶり姫の あなたがいるから いけないのよ。 73 00:03:54,989 --> 00:03:56,991 あっ…。 そこは 74 00:03:56,991 --> 00:03:59,327 ミレーユ姉様の 居場所だったのよ。 75 00:03:59,327 --> 00:04:02,163 あなたは 本にしか 興味がないんでしょう。 76 00:04:02,163 --> 00:04:04,832 だったら ずっと 図書室に引きこもってて! 77 00:04:04,832 --> 00:04:06,834 シャロン嬢。 できません。 78 00:04:06,834 --> 00:04:08,836 あっ! んっ! 79 00:04:08,836 --> 00:04:11,773 たしかに 私は 本にしか興味を持てない 80 00:04:11,773 --> 00:04:13,775 虫かぶりですが…。 81 00:04:13,775 --> 00:04:16,277 クリストファー殿下を 思う気持ちは 82 00:04:16,277 --> 00:04:18,780 どなたにも 負けないと思っています。 83 00:04:18,780 --> 00:04:21,115 殿下の隣を譲ることは 84 00:04:21,115 --> 00:04:23,117 絶対に できません。 85 00:04:23,117 --> 00:04:25,787 あっ! シャロン様。 86 00:04:25,787 --> 00:04:28,623 あなた お一人の身勝手な願望で 87 00:04:28,623 --> 00:04:32,460 ミゼラルとサウズリンドの友好に ひびを入れる おつもりですか? 88 00:04:32,460 --> 00:04:34,462 だって…。 89 00:04:34,462 --> 00:04:37,131 泣いて済まされる 範ちゅうを超えています。 90 00:04:37,131 --> 00:04:39,133 エリアーナ様に 謝罪を。 91 00:04:39,133 --> 00:04:42,136 うぅ…。 92 00:04:42,136 --> 00:04:44,639 はぁ…。 シャロン嬢。 93 00:04:44,639 --> 00:04:48,476 君は エリアーナのことを 誤解しているようだ。 94 00:04:48,476 --> 00:04:50,812 あっ。 んっ? 95 00:04:50,812 --> 00:04:55,149 エリィ 私の婚約者に 上がったばかりの頃 96 00:04:55,149 --> 00:04:57,151 薬草関連の書物を 97 00:04:57,151 --> 00:04:59,153 各国から取り寄せていたよね。 98 00:04:59,153 --> 00:05:01,155 あれは なぜ? 99 00:05:01,155 --> 00:05:04,826 異国の薬学の知識に 興味がありました。 100 00:05:04,826 --> 00:05:06,828 それと 101 00:05:06,828 --> 00:05:09,664 「灰色の悪夢」の治療薬の研究が 102 00:05:09,664 --> 00:05:11,766 行き詰まって いるらしいと知って…。 103 00:05:11,766 --> 00:05:14,268 未だ 見つからない治療薬も 104 00:05:14,268 --> 00:05:16,771 異国の地でなら 見つかるかも と。 105 00:05:16,771 --> 00:05:20,441 でも その病は もう 消えたのでしょう? 106 00:05:20,441 --> 00:05:23,778 いったん 終息しただけです。 107 00:05:23,778 --> 00:05:26,781 いつまた 起こるかもしれません。 108 00:05:26,781 --> 00:05:30,618 エリィが前から アズール地方に注目していたのも 109 00:05:30,618 --> 00:05:33,287 「灰色の悪夢」の研究のため? 110 00:05:33,287 --> 00:05:35,623 それもありますが…。 111 00:05:35,623 --> 00:05:38,126 アズール地方の童話には 112 00:05:38,126 --> 00:05:41,462 親のいない 子どもたちの話が多いのです。 113 00:05:41,462 --> 00:05:44,298 調べてみたら 114 00:05:44,298 --> 00:05:46,300 コルバ村のように 115 00:05:46,300 --> 00:05:49,637 親が出稼ぎに行く村が 多いことがわかりました。 116 00:05:49,637 --> 00:05:52,640 家族が共に暮らせないのは 117 00:05:52,640 --> 00:05:55,309 寂しいことではないかと…。 118 00:05:55,309 --> 00:05:57,645 ですから 貧しい土地に 119 00:05:57,645 --> 00:06:01,482 何か 生活の基盤となるものが あればと考えました。 120 00:06:01,482 --> 00:06:04,652 でも それは仕方ないことでしょ。 121 00:06:04,652 --> 00:06:07,989 国中すべてを 豊かにすることはできないわ。 122 00:06:07,989 --> 00:06:10,425 仕方ない という言葉を 123 00:06:10,425 --> 00:06:13,428 私たち 貴族が 口にしてはなりません。 124 00:06:13,428 --> 00:06:17,098 あっ! 私たちが 雨風にさらされず 125 00:06:17,098 --> 00:06:19,434 キレイな衣装をまとい 126 00:06:19,434 --> 00:06:22,437 手の込んだ食べ物を 口にすることができるのは 127 00:06:22,437 --> 00:06:25,440 民がそれを 支えてくれているからです。 128 00:06:25,440 --> 00:06:27,442 んん…。 129 00:06:27,442 --> 00:06:30,111 (アレクセイ)失礼 コルバ村の貝殻に 130 00:06:30,111 --> 00:06:33,448 目をつけた理由を 伺っても よろしいですか? 131 00:06:33,448 --> 00:06:35,616 元は 兄から 132 00:06:35,616 --> 00:06:38,619 先史時代の 壁画に使用された顔料は 133 00:06:38,619 --> 00:06:42,623 貝殻から作られたものだと 聞いたことが きっかけでした。 134 00:06:42,623 --> 00:06:45,960 それで… コルバ村のミルル貝に? 135 00:06:45,960 --> 00:06:48,796 はい ただ… 今のところ 136 00:06:48,796 --> 00:06:51,799 絵画以外の用途は 見つかっていませんが…。 137 00:06:51,799 --> 00:06:54,635 その話 母上の前でもした? 138 00:06:54,635 --> 00:06:56,804 えっ… はい。 139 00:06:56,804 --> 00:07:00,308 んっ シャロン嬢 おわかりかな? 140 00:07:00,308 --> 00:07:03,311 エリアーナは この4年の間に 141 00:07:03,311 --> 00:07:05,980 治療薬の研究を推進し 142 00:07:05,980 --> 00:07:09,650 貧しい土地を豊かにする方法を 探し求めた。 143 00:07:09,650 --> 00:07:13,087 王太子婚約者という 肩書きがなくても 144 00:07:13,087 --> 00:07:16,924 彼女は 何かしらの行動をとったと思う。 145 00:07:16,924 --> 00:07:21,095 だからこそ サウズリンドの民は エリアーナを支持する。 146 00:07:21,095 --> 00:07:23,931 でも… ではなぜ 147 00:07:23,931 --> 00:07:26,601 「ユールの恋人」は 殿下とミレーユ姉様の 148 00:07:26,601 --> 00:07:29,270 恋物語だと 広まったのですか? 149 00:07:29,270 --> 00:07:32,970 幼い頃から 二人が 想い合われていたからでしょう? 150 00:07:43,451 --> 00:07:46,954 この筆跡 ミレーユ姉様のだわ! 151 00:07:46,954 --> 00:07:48,956 やっぱり お二人は今でも 152 00:07:48,956 --> 00:07:51,125 親密な やりとりを されていたのね! 153 00:07:51,125 --> 00:07:53,127 あぁ…。 (シャロン)「ユールの恋人」は 154 00:07:53,127 --> 00:07:55,796 殿下とミレーユ姉様の物語なんだわ! 155 00:07:55,796 --> 00:07:58,633 エリィ そういうのでは ないから。 156 00:07:58,633 --> 00:08:00,633 座って。 157 00:08:04,805 --> 00:08:08,309 (アラン)観念して 浮気をゲロった 旦那みたいだね。 158 00:08:08,309 --> 00:08:10,411 動かぬ証拠もあるしな。 159 00:08:10,411 --> 00:08:13,748 グレン ミゼラルに永住したいようだな。 160 00:08:13,748 --> 00:08:16,751 後で きっちり手続きをとってやる。 161 00:08:16,751 --> 00:08:18,751 なんで俺だけ…。 162 00:08:20,755 --> 00:08:24,592 ううん その恋物語の件だが 163 00:08:24,592 --> 00:08:27,261 私は 裏があると見ている。 164 00:08:27,261 --> 00:08:29,931 裏? ミレーユ殿を 165 00:08:29,931 --> 00:08:31,933 冷遇していた 公爵家は 166 00:08:31,933 --> 00:08:35,937 数年前の海難事故で 国益にも損害を出したと聞く。 167 00:08:35,937 --> 00:08:39,106 名誉回復のために 必死なようだね。 168 00:08:39,106 --> 00:08:42,443 それが? 「真珠姫」と称され 169 00:08:42,443 --> 00:08:46,113 国民にも支持される ミレーユ殿の人気に目をつけ 170 00:08:46,113 --> 00:08:49,450 利用しようと考えても おかしくはないね。 171 00:08:49,450 --> 00:08:51,953 ミレーユ姉様を 利用? 172 00:08:51,953 --> 00:08:53,955 はぁ…。 173 00:08:53,955 --> 00:08:57,291 そっか ラモンド婦人が未亡人でなければ 174 00:08:57,291 --> 00:08:59,961 この恋物語は 成り立たないものね。 175 00:08:59,961 --> 00:09:03,464 まさか ラモンド伯爵が亡くなったのって 176 00:09:03,464 --> 00:09:05,466 事故じゃなくて…! 177 00:09:05,466 --> 00:09:08,970 さて 私もそこまでは 調べがついてないし 178 00:09:08,970 --> 00:09:11,072 あくまで 推測だけどね。 179 00:09:11,072 --> 00:09:13,074 そんな…。 180 00:09:13,074 --> 00:09:15,409 わかったわ ミレーユ姉様は 181 00:09:15,409 --> 00:09:18,412 この手紙で 殿下に 助けを求めてきたのでしょう? 182 00:09:18,412 --> 00:09:21,249 あっ…。 残念ながら 183 00:09:21,249 --> 00:09:23,918 そんなに 可愛らしいものではない。 184 00:09:23,918 --> 00:09:28,589 この件については ミレーユ殿も 独自に調査していたらしい。 185 00:09:28,589 --> 00:09:32,760 探りを入れていた 私の動きに気づいたようだ。 186 00:09:32,760 --> 00:09:35,930 互いの情報開示の取引と 187 00:09:35,930 --> 00:09:39,934 「ミゼラル国内の問題は 自分たちで始末をつけるから 188 00:09:39,934 --> 00:09:42,103 一切の 手出し無用」。 189 00:09:42,103 --> 00:09:45,273 まっ なかなか勇ましい内容だね。 190 00:09:45,273 --> 00:09:48,109 同時に 「自分の可愛がっている 191 00:09:48,109 --> 00:09:52,446 妹同然の者が 多少 迷惑をかけるかもしれないが 192 00:09:52,446 --> 00:09:56,617 子どもの夢物語なので 寛大な心を期待する」。 193 00:09:56,617 --> 00:09:59,787 という旨と 私の初恋相手である 194 00:09:59,787 --> 00:10:04,125 ベルンシュタイン侯爵令嬢との 成婚を心から祝う。 195 00:10:04,125 --> 00:10:07,461 といった言葉で 締めくくられているね。 196 00:10:07,461 --> 00:10:09,463 (エレン)申し訳ありません。 197 00:10:09,463 --> 00:10:12,466 シャロン様に代わって お詫び申し上げます。 198 00:10:12,466 --> 00:10:15,136 言い訳になりますが 199 00:10:15,136 --> 00:10:18,472 シャロン様の母君は お身体が丈夫でなく 200 00:10:18,472 --> 00:10:21,142 小さな頃から お世話を焼いてきたのは 201 00:10:21,142 --> 00:10:23,311 ミレーユ様なのです。 202 00:10:23,311 --> 00:10:27,148 ゆえに いきすぎた言動で あったことと思いますが…。 203 00:10:27,148 --> 00:10:30,818 なにとぞ 寛大なお心を持って お目こぼしを…。 204 00:10:30,818 --> 00:10:34,155 「子豚のえくぼ」ですね…。 205 00:10:34,155 --> 00:10:36,991 あっ その童話知ってる。 206 00:10:36,991 --> 00:10:40,828 親のいない 子豚のルゥ。 207 00:10:40,828 --> 00:10:44,832 貧相でおいしく見えず 高く売れるとは思えない 208 00:10:44,832 --> 00:10:47,501 と まわりに 言われていたルゥを育て 209 00:10:47,501 --> 00:10:52,006 優しくしてくれたのは ルゥと同じように親のいない少女。 210 00:10:52,006 --> 00:10:56,344 その少女が 領主の子息に恋をした。 211 00:10:56,344 --> 00:11:00,514 なんとかして その人の目に 留まりたい少女の想いを知り 212 00:11:00,514 --> 00:11:03,017 懸命に考えた ルゥ。 213 00:11:03,017 --> 00:11:05,853 そうだ 自分が村一番の 214 00:11:05,853 --> 00:11:07,855 おいしそうな豚になって 215 00:11:07,855 --> 00:11:09,957 領主様の目に 留まればいい。 216 00:11:09,957 --> 00:11:12,960 すべては「笑うと えくぼのできる少女」の 217 00:11:12,960 --> 00:11:14,960 喜ぶ顔が見たかったから…。 218 00:11:17,131 --> 00:11:19,467 でっ 子豚はどうなるんだ? 219 00:11:19,467 --> 00:11:21,802 豚なんだから 食べられて終わりでしょう。 220 00:11:21,802 --> 00:11:24,138 情緒がないなぁ。 221 00:11:24,138 --> 00:11:26,140 なっ うん。 (一同)あっ! 222 00:11:26,140 --> 00:11:28,642 その手紙からは ミレーユ殿が 223 00:11:28,642 --> 00:11:32,313 ラモンド伯爵を 今も 深く思っていることが伝わる…。 224 00:11:32,313 --> 00:11:35,149 相手のためを思っての行動が 225 00:11:35,149 --> 00:11:37,818 すべて よい結果を生むわけじゃない。 226 00:11:37,818 --> 00:11:40,488 今回は 私も身につまされた。 227 00:11:40,488 --> 00:11:42,990 子豚の… いや 失礼。 228 00:11:42,990 --> 00:11:46,494 シャロン嬢のことは 不問に処すよ。 229 00:11:46,494 --> 00:11:48,496 (エレン)感謝いたします 殿下。 230 00:11:48,496 --> 00:11:51,296 さ… シャロン様 行きましょう。 231 00:11:54,502 --> 00:11:58,005 (シャロン)誰が 子豚だって言うのよおぉ~! 232 00:11:58,005 --> 00:12:02,005 はぁ… とんだ子豚旋風だ。 233 00:12:09,183 --> 00:12:12,083 (ざわめき) 234 00:12:23,964 --> 00:12:25,966 (扉の開く音) 235 00:12:25,966 --> 00:12:27,966 (どよめき) 236 00:12:32,807 --> 00:12:44,151 ~ 237 00:12:44,151 --> 00:12:46,320 (国王)おお エリアーナ。 238 00:12:46,320 --> 00:12:48,656 一気に部屋が 華やいだようだ。 239 00:12:48,656 --> 00:12:52,493 ありがとうございます 国王陛下。 240 00:12:52,493 --> 00:12:54,495 (テオドール)うん まるで…。 241 00:12:54,495 --> 00:12:56,997 咲き始めの 一輪のバラのようだよ。 242 00:12:56,997 --> 00:12:59,166 そんな…。 フフッ。 243 00:12:59,166 --> 00:13:02,503 (アンリエッタ)少し 赤みが強すぎたかしら。 244 00:13:02,503 --> 00:13:05,339 (アンリエッタ)まだ 改良の余地はありますね。 245 00:13:05,339 --> 00:13:07,341 おっ? そのドレス 246 00:13:07,341 --> 00:13:10,444 母上が ミルル貝の染料で 染めたものなんだよ。 247 00:13:10,444 --> 00:13:13,280 えっ! あなたの言葉を元に 248 00:13:13,280 --> 00:13:16,283 私専属のデザイナーと仕立てました。 249 00:13:16,283 --> 00:13:18,786 あっ…。 コルバ村や 250 00:13:18,786 --> 00:13:21,288 アズール地方を 豊かにできるかどうかは 251 00:13:21,288 --> 00:13:23,791 あなたの宣伝にかかっています。 252 00:13:23,791 --> 00:13:25,960 精一杯 おやりなさい。 253 00:13:25,960 --> 00:13:28,796 アンリエッタ王妃様…。 254 00:13:28,796 --> 00:13:30,965 クリスばかりでなく 255 00:13:30,965 --> 00:13:34,802 たまには 私があなたの発想を 活かすのもよいでしょう。 256 00:13:34,802 --> 00:13:37,304 そんなに ダウナー夫人が 257 00:13:37,304 --> 00:13:40,307 エリィの発想で流行のドレスを 作ろうとしたのが 258 00:13:40,307 --> 00:13:43,477 気に障ったのですか? 当たり前でしょう。 259 00:13:43,477 --> 00:13:46,480 あなたも あなたです。 あぁ…。 260 00:13:46,480 --> 00:13:48,983 (アンリエッタ)自分の発想が 盗用されたのに 261 00:13:48,983 --> 00:13:51,986 オロオロと 手を こまねいている者がありますか。 262 00:13:51,986 --> 00:13:54,154 はっ はい…。 263 00:13:54,154 --> 00:13:57,992 あんな趣味の悪いドレスに 仕立てられて… んっ! 264 00:13:57,992 --> 00:14:00,160 あなたの発想が基だから 265 00:14:00,160 --> 00:14:02,663 肯定せざるを 得ませんでしたが 266 00:14:02,663 --> 00:14:06,166 あなたは他人を守る時に 発揮する力を 267 00:14:06,166 --> 00:14:09,003 きちんと 自分のためにも使いなさい。 268 00:14:09,003 --> 00:14:11,438 自分を大切にできない者が 269 00:14:11,438 --> 00:14:13,941 他者を守れるとは 思えませんよ。 270 00:14:13,941 --> 00:14:16,944 はぁ… はい…。 271 00:14:16,944 --> 00:14:20,114 ありがとうございます お義母様。 272 00:14:20,114 --> 00:14:23,951 あっ! 私は叱っているのです。 273 00:14:23,951 --> 00:14:27,288 礼を言う者が ありますか。 あぁ… はい…。 274 00:14:27,288 --> 00:14:29,290 フフッ…。 275 00:14:29,290 --> 00:14:31,292 (アンリエッタ)それから サラのことですが。 276 00:14:31,292 --> 00:14:33,294 あっ はい。 277 00:14:33,294 --> 00:14:37,131 後宮の侍女の違反は 私の落ち度でもあります。 278 00:14:37,131 --> 00:14:39,967 あなたの言葉を 漏らしていたのは 279 00:14:39,967 --> 00:14:41,969 出入りの商会の者で 280 00:14:41,969 --> 00:14:44,638 ドルード商会と通じていたようです。 281 00:14:44,638 --> 00:14:48,976 出入りする人間の身元調査の 不手際があったことも 282 00:14:48,976 --> 00:14:50,978 私の管轄下。 283 00:14:50,978 --> 00:14:53,314 あなたには 詫びなければなりません。 284 00:14:53,314 --> 00:14:55,316 あっ そのような…。 285 00:14:55,316 --> 00:14:59,320 サラは侍女から外し 降格処分としました。 286 00:14:59,320 --> 00:15:01,989 あっ! 下働きとして 287 00:15:01,989 --> 00:15:03,991 一からになりますが…。 288 00:15:03,991 --> 00:15:05,993 サラが戻れば あなたは 289 00:15:05,993 --> 00:15:08,495 忠実な 侍女を得ることになりますね。 290 00:15:08,495 --> 00:15:11,932 はい お義母様。 291 00:15:11,932 --> 00:15:14,768 あっ…! 292 00:15:14,768 --> 00:15:16,770 フフッ。 293 00:15:16,770 --> 00:15:20,941 そもそも お前が自分の 政敵にきちんと対処していれば 294 00:15:20,941 --> 00:15:23,444 こんなことには ならなかったはずです。 295 00:15:23,444 --> 00:15:25,946 あっ! 言ってくださいますね。 296 00:15:25,946 --> 00:15:27,948 エリィを着飾らせたいのは 297 00:15:27,948 --> 00:15:30,784 単なる 母上の趣味の延長でしょう。 298 00:15:30,784 --> 00:15:32,953 無粋な息子だこと。 299 00:15:32,953 --> 00:15:36,290 羨ましいなら羨ましいと 素直におっしゃい。 300 00:15:36,290 --> 00:15:39,627 はっ? なぜ私が母上の少女趣味を 301 00:15:39,627 --> 00:15:41,629 羨ましがらねば ならないのですか? 302 00:15:41,629 --> 00:15:44,798 (アンリエッタ)私のどこが 少女趣味だと言うのです? 303 00:15:44,798 --> 00:15:46,800 (国王)エリアーナ。 あっ! 304 00:15:46,800 --> 00:15:49,470 アンを お義母様と呼ぶなら 305 00:15:49,470 --> 00:15:51,972 私のことは なんと呼ぶんだね? 306 00:15:51,972 --> 00:15:54,808 えっ 陛下は陛下です。 307 00:15:54,808 --> 00:15:56,810 なっ はぁ…。 308 00:15:56,810 --> 00:16:01,482 エリィ 私のことは 渋くて優しい 叔父様でいいぞ。 309 00:16:01,482 --> 00:16:04,652 何 図々しいこと おっしゃっているのですか。 310 00:16:04,652 --> 00:16:08,155 独身のまま 孤独死を迎えそうな 叔父上。 311 00:16:08,155 --> 00:16:10,424 (テオドール)うっ…。 私は 4年もの 312 00:16:10,424 --> 00:16:12,426 時間をかけたのですから 313 00:16:12,426 --> 00:16:15,596 あなたも同じくらい 時間をかけたら いかがですか? 314 00:16:15,596 --> 00:16:19,099 (国王)随分と 壁の高い呼び名だな…。 315 00:16:19,099 --> 00:16:21,101 はぁ…。 316 00:16:21,101 --> 00:16:24,772 エリアーナ 今回 アズール地方の件で 317 00:16:24,772 --> 00:16:27,107 いろいろと 尽力したと聞く。 318 00:16:27,107 --> 00:16:29,109 その功績を讃えて 319 00:16:29,109 --> 00:16:31,612 何か 褒美を とらせようと思うのだが…。 320 00:16:31,612 --> 00:16:34,448 とんでもないことでございます。 321 00:16:34,448 --> 00:16:36,784 いや 年明けからは 322 00:16:36,784 --> 00:16:39,286 間違いなく ミルル貝の染料で染めた 323 00:16:39,286 --> 00:16:41,288 赤いドレスは 流行りになる。 324 00:16:41,288 --> 00:16:44,458 エリィの功績は たしかに大きいものになるよ。 325 00:16:44,458 --> 00:16:46,960 遠慮せずに もらったら? 326 00:16:46,960 --> 00:16:49,129 ですが… それで 327 00:16:49,129 --> 00:16:52,132 アズール地方の生活が 安泰になるかは…。 328 00:16:52,132 --> 00:16:54,301 エリィが見つけた インクは 329 00:16:54,301 --> 00:16:56,303 もうひとつ あったろう? えっ? 330 00:16:56,303 --> 00:16:59,306 はい ですがあれは…。 331 00:16:59,306 --> 00:17:02,309 あちらは 私が活用させてもらったよ。 332 00:17:02,309 --> 00:17:06,980 来年以降も 聖夜の祝宴の 名物のひとつにしたいね。 333 00:17:06,980 --> 00:17:09,483 んん? だから 褒美は 334 00:17:09,483 --> 00:17:12,419 もらっておくといいよ。 あぁ…。 335 00:17:12,419 --> 00:17:14,421 んん…。 336 00:17:14,421 --> 00:17:18,759 では… 聖夜の祝宴が 終わったら 少し 337 00:17:18,759 --> 00:17:21,095 お休みをいただけませんか? 338 00:17:21,095 --> 00:17:23,430 おっ? 休暇を? 339 00:17:23,430 --> 00:17:26,266 はい… その…。 340 00:17:26,266 --> 00:17:29,603 本を 読みたいのです。 341 00:17:29,603 --> 00:17:31,605 本? はい。 342 00:17:31,605 --> 00:17:34,441 読みたい本が たくさん溜まっているのです。 343 00:17:34,441 --> 00:17:36,443 休暇をいただけるのなら 344 00:17:36,443 --> 00:17:39,943 これ以上の 褒美はございません 陛下。 345 00:17:43,283 --> 00:17:45,953 ふっ… よかろう。 346 00:17:45,953 --> 00:17:48,956 エリアーナ・ベルンシュタイン嬢。 347 00:17:48,956 --> 00:17:52,292 そなたに 休暇を与え 何人たりとも 348 00:17:52,292 --> 00:17:54,628 それを 邪魔することをあたわず 349 00:17:54,628 --> 00:17:56,964 と 約束しよう。 350 00:17:56,964 --> 00:18:00,968 はぁ ありがとうございます 陛下…。 351 00:18:00,968 --> 00:18:04,138 (アンリエッタ)あなたは エリアーナに甘すぎます。 352 00:18:04,138 --> 00:18:06,306 (国王)いや アンほどでは…。 353 00:18:06,306 --> 00:18:08,976 はぁ…。 フッ…。 354 00:18:08,976 --> 00:18:12,412 ふふっ…。 355 00:18:12,412 --> 00:18:45,912 ~ 356 00:18:55,622 --> 00:18:59,293 エリィ ごめんね。 えっ? 357 00:18:59,293 --> 00:19:03,964 初めに約束したのに 近頃は全然 守れてないね。 358 00:19:03,964 --> 00:19:06,133 エリアーナ嬢。 359 00:19:06,133 --> 00:19:09,533 あなたは 私の隣で 本を読んでいるだけでいいよ 360 00:19:11,405 --> 00:19:15,409 私が 自分で殿下の おそばに いることを決めたのです。 361 00:19:15,409 --> 00:19:18,745 そのために やるべきことなのですから。 362 00:19:18,745 --> 00:19:20,914 大丈夫です。 363 00:19:20,914 --> 00:19:24,084 エリィに 辛抱ばかりさせて 364 00:19:24,084 --> 00:19:26,753 私は 不甲斐ない王子だ…。 365 00:19:26,753 --> 00:19:30,591 あっ 殿下はかっこいいです。 おっ! 366 00:19:30,591 --> 00:19:34,928 私には もったいないほど ステキな方です。 367 00:19:34,928 --> 00:19:37,931 いつも いつだって 368 00:19:37,931 --> 00:19:41,531 私の 一番の王子様です。 369 00:19:43,604 --> 00:19:45,606 フッ…。 370 00:19:45,606 --> 00:19:48,108 もう一回言って エリィ。 371 00:19:48,108 --> 00:19:51,008 あっ… もう言いません。 372 00:19:53,113 --> 00:19:55,616 あぁ…。 373 00:19:55,616 --> 00:19:57,951 私も 褒美が欲しいなぁ。 374 00:19:57,951 --> 00:19:59,953 あぁ…。 375 00:19:59,953 --> 00:20:02,122 エリィとの 時間が欲しい。 376 00:20:02,122 --> 00:20:04,291 ダメかな? 377 00:20:04,291 --> 00:20:08,295 ダメ などでは…。 本当に? 378 00:20:08,295 --> 00:20:11,465 はい。 379 00:20:11,465 --> 00:20:14,065 約束だよ エリィ。 380 00:20:16,470 --> 00:20:18,470 あっ! 381 00:20:23,810 --> 00:20:25,810 あ…? 382 00:20:27,981 --> 00:20:29,981 (息遣い) 383 00:20:37,324 --> 00:20:39,993 殿下… ここで 何が? 384 00:20:39,993 --> 00:20:43,293 うん 今夜の特別な趣向だよ。 385 00:20:45,332 --> 00:20:48,335 皆様 この聖夜の祝宴が 386 00:20:48,335 --> 00:20:52,506 永遠に心に残るものになることを お約束します。 387 00:20:52,506 --> 00:20:56,510 瞬きを忘れて お楽しみください。 388 00:20:56,510 --> 00:20:58,510 灯りを! 389 00:21:00,514 --> 00:21:02,516 (ジャン)せ~の! 390 00:21:02,516 --> 00:21:11,625 ~ 391 00:21:11,625 --> 00:21:13,627 おっ! 392 00:21:13,627 --> 00:21:19,299 ~ 393 00:21:19,299 --> 00:21:21,299 (どよめき) 394 00:21:29,142 --> 00:21:31,144 あぁ…。 395 00:21:31,144 --> 00:21:33,146 殿下 あれは…。 396 00:21:33,146 --> 00:21:35,816 エリィが作った 夜光性のインク。 397 00:21:35,816 --> 00:21:38,652 おっ? ミルル貝の顔料に 398 00:21:38,652 --> 00:21:42,656 別の鉱物が混ざってできた 乳白色のインクがあったろう? 399 00:21:42,656 --> 00:21:45,325 あれは 暗闇の中で 光るものだったんだよ。 400 00:21:45,325 --> 00:21:47,327 おっ…。 401 00:21:47,327 --> 00:21:50,497 少し前の 研究室の 亡霊騒ぎを覚えてる? 402 00:21:50,497 --> 00:21:52,833 はい… 夜になると 403 00:21:52,833 --> 00:21:56,837 研究室に青白く光る 亡霊が徘徊すると…。 404 00:21:56,837 --> 00:21:58,839 あれが 正体だよ。 405 00:21:58,839 --> 00:22:01,341 えぇ…。 これは きっと 406 00:22:01,341 --> 00:22:04,641 冬場の燃料費高騰の 打開策になるはずだ。 407 00:22:15,789 --> 00:22:17,791 エリィ…。 408 00:22:17,791 --> 00:22:21,491 いつも君が 私に力と追い風をくれる。 409 00:22:23,797 --> 00:22:25,797 ふっ…。 410 00:22:32,139 --> 00:22:34,141 ありがとう。 411 00:22:34,141 --> 00:22:36,143 私の 虫かぶり姫。 412 00:22:36,143 --> 00:22:39,312 お役に立てて 嬉しいです。 413 00:22:39,312 --> 00:22:41,512 私の王子様。 414 00:22:46,486 --> 00:22:48,488 来年も また 415 00:22:48,488 --> 00:22:51,158 一緒にこの光景を見ようね。 416 00:22:51,158 --> 00:22:54,161 新しい年もよろしく。 417 00:22:54,161 --> 00:22:57,831 近い未来の 私の奥方殿。 418 00:22:57,831 --> 00:23:02,002 はい 新しい年も よろしくお願いします。 419 00:23:02,002 --> 00:23:04,302 近い未来の 旦那様。 420 00:23:15,782 --> 00:23:18,782 (鳥のさえずり) 421 00:23:22,289 --> 00:23:24,291 あっ…。 422 00:23:24,291 --> 00:23:26,626 エリィ いい天気だ 423 00:23:26,626 --> 00:23:28,962 少し庭を 散歩してみない? 424 00:23:28,962 --> 00:23:31,631 あっ いや 425 00:23:31,631 --> 00:23:34,301 それじゃあ 温室に行こう。 426 00:23:34,301 --> 00:23:37,637 君は 私の隣で本を読んでいれば…。 427 00:23:37,637 --> 00:23:40,137 いえ クリストファー殿下。 428 00:23:49,149 --> 00:23:51,151 今 読んでいるのは なんの本? 429 00:23:51,151 --> 00:23:54,821 東方の 医学研究所の最新版なのですが 430 00:23:54,821 --> 00:23:57,021 とても 興味深い記述が…。