1 00:00:03,000 --> 00:00:05,340 《家のリフォームが完了して1週間。 2 00:00:05,340 --> 00:00:08,340 この世界では 結婚して 家を手に入れたら➡ 3 00:00:08,340 --> 00:00:12,650 親しい人を招待して 食事を振る舞うのが常識だそうだ。 4 00:00:12,650 --> 00:00:15,310 いわゆる披露宴だ》 5 00:00:15,310 --> 00:00:18,280 (ルーデウス)というわけで 我々の知り合いを呼んで➡ 6 00:00:18,280 --> 00:00:20,950 パーティーを開く。 (シルフィ)はい。 7 00:00:20,950 --> 00:00:25,290 俺のほうは エリナリーゼ ザノバ ジュリ クリフ先輩➡ 8 00:00:25,290 --> 00:00:29,960 リニア プルセナ バーディ陛下 ジーナス教頭 ゾルダート。 9 00:00:29,960 --> 00:00:33,970 シルフィは アリエル様 ルーク 従者2人。 10 00:00:33,970 --> 00:00:37,970 《パウロたちも呼びたかったが 距離的にしょうがない。 11 00:00:37,970 --> 00:00:40,310 結婚したという手紙は 出しておいたが➡ 12 00:00:40,310 --> 00:00:42,980 さて 届くのは いつになるのやら》 13 00:00:42,980 --> 00:00:45,980 あれ? ナナホシさん 忘れてるよ。 14 00:00:45,980 --> 00:00:48,310 あいつは参加すんのかねぇ。 15 00:00:48,310 --> 00:00:51,320 きっと来るよ。 とりあえず呼んでおくか。 16 00:00:51,320 --> 00:00:55,660 しかし 準備するだけして 誰も来なかったら どうしような。 17 00:00:55,660 --> 00:00:59,290 少なくとも アリエル様とザノバくんが絶対来るよ。 18 00:00:59,290 --> 00:01:02,230 それに リニアとプルセナも 来るんじゃないかな。 19 00:01:02,230 --> 00:01:05,560 獣族って 格上からの誘いは断らないし。 20 00:01:05,560 --> 00:01:08,570 まぁ クリフ先輩も 呼べって言ってたから来るか。 21 00:01:08,570 --> 00:01:13,570 僕としては エリナリーゼさんは 来てほしいかな。 22 00:01:13,570 --> 00:01:16,240 ちょっと聞きたいことがあるんだ。 23 00:01:16,240 --> 00:01:18,240 大したことじゃないんだけどね。 24 00:01:18,240 --> 00:01:21,910 《エリナリーゼ… 何かあるんだろうか。 25 00:01:21,910 --> 00:01:25,920 あまり2人がしゃべるところは 見たことないが…》 26 00:02:58,090 --> 00:03:01,760 《さて 10人以上も客が来るとなれば➡ 27 00:03:01,760 --> 00:03:04,090 相応の準備が必要である。 28 00:03:04,090 --> 00:03:06,760 そのため まずは 買い出しだ》 29 00:03:06,760 --> 00:03:10,430 食材の前に ルディの服を買いたいんだけど。 30 00:03:10,430 --> 00:03:15,100 そうだな。 愛着はあるけど 少々みすぼらしかったな。 31 00:03:15,100 --> 00:03:17,440 じゃあ 服屋に行こうか。 32 00:03:17,440 --> 00:03:22,440 シルフィ好みに コーディネートしてくれ。 うん 任せて。 33 00:03:22,440 --> 00:03:26,110 こちらの人に魔術師用のローブを 見せていただけますか? 34 00:03:26,110 --> 00:03:28,120 かしこまりました。 35 00:03:28,120 --> 00:03:31,120 お客様の得意系統を お聞きしてもよろしいですか? 36 00:03:31,120 --> 00:03:34,120 一応 水と土になりますかね。 37 00:03:34,120 --> 00:03:38,130 でしたら… こちらなどは いかがでしょうか。 38 00:03:38,130 --> 00:03:40,800 土系統でしたら こちらもいいでしょう。 39 00:03:40,800 --> 00:03:43,800 シルフィは どんなのがいいと思う? 40 00:03:43,800 --> 00:03:46,130 これなんか いいんじゃないかな。 41 00:03:46,130 --> 00:03:48,800 ルディの 今 持ってるのに近い感じで。 42 00:03:48,800 --> 00:03:53,740 そちらは魔大陸 ラッキーラットの皮より 作られたものでございます。 43 00:03:53,740 --> 00:03:58,050 デザインはカズラ。 毒や酸に強い耐性がございます。 44 00:03:58,050 --> 00:04:03,720 「名は体を表す」っていうし これにするかな。 45 00:04:03,720 --> 00:04:06,390 《はい。 衣類の値段じゃないの きました。 46 00:04:06,390 --> 00:04:09,730 いや~ さすが魔大陸の素材は お高い》 47 00:04:09,730 --> 00:04:12,060 「名は体を」と おっしゃいましたが➡ 48 00:04:12,060 --> 00:04:15,400 失礼ですが お名前を伺っても? 49 00:04:15,400 --> 00:04:18,070 はい。 ルーデウス・グレイラットと申します。 50 00:04:18,070 --> 00:04:21,400 なんと! グレイラット家のお方でしたか。 51 00:04:21,400 --> 00:04:25,070 ルーク様には 大変ごひいきに していただいております。 52 00:04:25,070 --> 00:04:29,410 今回も お安くさせていただきます。 53 00:04:29,410 --> 00:04:47,760 ♬~ 54 00:04:47,760 --> 00:04:50,330 今日は いろいろ買ったけど➡ 55 00:04:50,330 --> 00:04:54,270 家が広い分 用意するものが多いよな~。 56 00:04:54,270 --> 00:04:57,940 《いざとなったら 冒険者に戻って稼ぐか。 57 00:04:57,940 --> 00:05:00,610 いや それで死んだらどうする》 58 00:05:00,610 --> 00:05:02,610 はぁ…。 59 00:05:02,610 --> 00:05:05,280 えっと… ルディ 安心して。 60 00:05:05,280 --> 00:05:07,620 僕もアリエル様からいただいた お給料は➡ 61 00:05:07,620 --> 00:05:09,620 ちゃんと取ってあるから。 62 00:05:09,620 --> 00:05:12,290 ごめんよ ふがいなくて。 63 00:05:12,290 --> 00:05:14,620 それに料理は任せてね。 64 00:05:14,620 --> 00:05:17,630 お母さんとリーリャさんに習ったから ばっちりだよ。 65 00:05:17,630 --> 00:05:20,300 あっ でも ルディの口に合うかな? 66 00:05:20,300 --> 00:05:22,300 消し炭でも うまいと言ってみせるさ。 67 00:05:22,300 --> 00:05:27,300 消し炭って… もう 誰のために 頑張って覚えたと思ってるのさ。 68 00:05:27,300 --> 00:05:30,310 あぁ… シルフィエットさんが 理想の嫁すぎて➡ 69 00:05:30,310 --> 00:05:33,640 わたくし 釣り合いがとれているか 不安でなりません。 70 00:05:33,640 --> 00:05:38,310 ルディは その… 僕の理想の旦那様だよ? 71 00:05:38,310 --> 00:05:40,320 あっ…。 72 00:05:40,320 --> 00:05:43,320 ルディ 大好きだよ。 73 00:05:45,320 --> 00:05:47,990 《あかん》 74 00:05:47,990 --> 00:05:50,330 ちょちょちょ… ちょっと! 75 00:05:50,330 --> 00:05:53,600 うわっ! ルディ…。 76 00:05:53,600 --> 00:05:55,600 もう…。 77 00:06:02,570 --> 00:06:05,570 《数日後 披露宴当日。 78 00:06:05,570 --> 00:06:09,240 日程は月休みの日で 時刻は昼にした。 79 00:06:09,240 --> 00:06:14,250 ジーナスには遠慮され ゾルダートには 忙しいと断られた。 80 00:06:14,250 --> 00:06:17,590 バーディガーディは意外と暇らしく 参加を表明。 81 00:06:17,590 --> 00:06:20,920 それ以外の人たちも 招待状を受け取ってくれた。 82 00:06:20,920 --> 00:06:24,930 そう ナナホシも 招待状を受け取ったのだ》 83 00:06:26,930 --> 00:06:29,930 珍しいな あの部屋から出てくるなんて。 84 00:06:29,930 --> 00:06:31,930 (ナナホシ)あなたが誘ったんでしょ。 85 00:06:31,930 --> 00:06:34,440 まぁ 今日は ゆっくりしていってくれ。 86 00:06:34,440 --> 00:06:37,770 ポテトチップスとかも用意したからな。 えっ? 作ったの? 87 00:06:37,770 --> 00:06:41,280 お前のおかげで食用油が 簡単に手に入るからな。 88 00:06:41,280 --> 00:06:45,280 すごいわね。 ルディ 準備できたよ。 89 00:06:45,280 --> 00:06:47,780 《ちなみに シルフィがフィッツだということは➡ 90 00:06:47,780 --> 00:06:49,790 招待客に知らせてある》 91 00:06:49,790 --> 00:06:52,720 さて あとはバーディガーディだけか。 92 00:06:52,720 --> 00:06:54,890 (エリナリーゼ)1,000年単位で 生きている方は➡ 93 00:06:54,890 --> 00:06:56,890 時間にルーズですのよ。 94 00:06:56,890 --> 00:07:00,560 1か月後ぐらいに来ると 思っていたほうが いいですわね。 95 00:07:00,560 --> 00:07:04,070 《あまり遅くなると 料理が冷めてしまうな。 96 00:07:04,070 --> 00:07:06,070 悪いな バーディ》 97 00:07:15,080 --> 00:07:18,410 頑張って。 (せきばらい) 98 00:07:18,410 --> 00:07:21,580 本日は お忙しい中 お集まりいただき➡ 99 00:07:21,580 --> 00:07:23,590 ありがとうございます。 100 00:07:23,590 --> 00:07:28,420 改めて 宣言いたしますが わたくし ルーデウスと こちら…。 101 00:07:28,420 --> 00:07:31,930 (バーディガーディ)そこで 我が輩が ババンと登場である! 102 00:07:34,060 --> 00:07:36,900 バーディガーディ 遅刻ですわよ。 103 00:07:36,900 --> 00:07:40,400 我が種族においては 王族は会合の際には➡ 104 00:07:40,400 --> 00:07:44,570 どぎもを抜くタイミングで登場して 場をかき乱すべし➡ 105 00:07:44,570 --> 00:07:46,580 と決まっておるのでな。 106 00:07:46,580 --> 00:07:48,910 ウソだろ? ウソではない。 107 00:07:48,910 --> 00:07:51,510 貴様のために わざわざ 一肌脱いだのだ。 108 00:07:51,510 --> 00:07:54,850 感謝するがいい フハハハハ! ハハハ…。 109 00:07:54,850 --> 00:07:57,850 ありがとうございます。 (せきばらい) 110 00:07:57,850 --> 00:08:00,020 では 気を取り直して…。 111 00:08:00,020 --> 00:08:02,860 本日は お忙しい中 お集まりいただき➡ 112 00:08:02,860 --> 00:08:04,860 ありがとうございます。 113 00:08:04,860 --> 00:08:06,860 改めて 宣言いたしますが➡ 114 00:08:06,860 --> 00:08:11,000 わたくし ルーデウスと こちらシルフィエットは結婚します。 115 00:08:11,000 --> 00:08:14,940 まだ若輩ゆえ 至らない点も あるかと思いますが➡ 116 00:08:14,940 --> 00:08:18,110 そこは助け合って… え~。 117 00:08:18,110 --> 00:08:24,110 《いかんな 堅苦しかっただろうか 皆様 微妙な顔をしている》 118 00:08:24,110 --> 00:08:26,620 他人行儀な言葉は やめるがよい。 119 00:08:26,620 --> 00:08:28,620 貴様らは 愛し合って➡ 120 00:08:28,620 --> 00:08:32,320 それを ここにいる全員に 認めてもらいたいのであろう? 121 00:08:38,790 --> 00:08:40,900 フッ。 122 00:08:43,970 --> 00:08:47,140 まぁ なんだ。 俺は シルフィとやっていく。 123 00:08:47,140 --> 00:08:50,470 何かあったら力になってくれ。 よろしく。 124 00:08:50,470 --> 00:08:55,580 よし! 若き2人の行く末に 乾杯である! 125 00:08:55,580 --> 00:08:58,080 (一同)乾杯! 126 00:08:58,080 --> 00:09:21,970 ♬~ 127 00:09:21,970 --> 00:09:24,470 (アリエル)シルフィ おめでとう。 128 00:09:24,670 --> 00:09:27,510 ありがとうございます。 彼と この家は➡ 129 00:09:27,510 --> 00:09:30,510 シルフィの理想と比べて どうですか? 130 00:09:30,510 --> 00:09:35,020 なんか理想より すごいです。 この家 お風呂もあるんですよ。 131 00:09:35,020 --> 00:09:40,020 なんだったら 1年ぐらい 護衛をお休みしてもいいのですよ。 132 00:09:40,020 --> 00:09:43,690 そ… それは その… 子どもができたときで。 133 00:09:43,690 --> 00:09:47,030 (アリエル)ウフフフ…。 (シルフィ)もうアリエル様ったら。 134 00:09:47,030 --> 00:09:50,200 (ルーク)まぁ まだ わだかまりが あるとは思うが➡ 135 00:09:50,200 --> 00:09:52,200 よろしくやろうじゃないか。 136 00:09:52,200 --> 00:09:54,370 《俺には そんなもんはないんだが…》 137 00:09:54,370 --> 00:09:58,470 ああ よろしく ルーク先輩。 138 00:10:01,540 --> 00:10:06,380 (ジュリエット)ぐらんどますた 本日は お招きありがとうございます。 139 00:10:06,380 --> 00:10:10,220 (ザノバ)改めまして 師匠 おめでとうございます。 140 00:10:10,220 --> 00:10:13,390 ありがとう ザノバ。 奥方様。 141 00:10:13,390 --> 00:10:16,390 師匠の伴侶を男と見間違うなど…。 142 00:10:16,390 --> 00:10:19,230 今までのご無礼をお許しください。 143 00:10:19,230 --> 00:10:21,900 あぁ いえ 頭を上げてください。 144 00:10:21,900 --> 00:10:25,900 ルディだって間違えてたんだから しょうがないです ねっ。 145 00:10:25,900 --> 00:10:29,900 《恥ずかしながら 俺も男だと間違えていた》 146 00:10:29,900 --> 00:10:34,410 (リニアーナ)人族は 飯食ってる最中に 挨拶するのが礼儀ニャのか? 147 00:10:34,410 --> 00:10:36,410 (プルセナ)お行儀が悪いの。 148 00:10:36,410 --> 00:10:38,410 お前も食いながらじゃないか。 149 00:10:38,410 --> 00:10:41,580 2人とも来てくれて ありがとう。 それにしても➡ 150 00:10:41,580 --> 00:10:44,590 まさか ボスとフィッツが結婚とはニャあ。 151 00:10:44,590 --> 00:10:46,750 フィッツは やっぱり女だったの。 152 00:10:46,750 --> 00:10:49,760 においで そうじゃないかとは 思ってたの。 153 00:10:49,760 --> 00:10:53,160 でも 強い者同士がくっつくのは いいことニャ。 154 00:10:53,160 --> 00:10:57,500 そうなの 強い子どもが生まれれば 一族安泰なの。 155 00:10:57,500 --> 00:11:00,840 《獣族のスケール感で言われても 困っちゃうの》 156 00:11:00,840 --> 00:11:03,140 (笑い声) 157 00:11:05,670 --> 00:11:08,180 おめでとう。 ありがとう。 158 00:11:10,180 --> 00:11:13,680 あの ナナホシさん。 一つ聞いていい? 159 00:11:13,680 --> 00:11:17,020 何かしら? 前に ルディとナナホシさんが➡ 160 00:11:17,020 --> 00:11:20,860 同郷って言ってたよね。 あれって どういう意味? 161 00:11:20,860 --> 00:11:22,860 はっ! 162 00:11:29,030 --> 00:11:32,430 言語を扱えたから 勘違いしただけよ。 163 00:11:39,540 --> 00:11:45,380 (クリフ)神よ 2人に永遠の愛と 永久の繁栄を与えたまえ。 164 00:11:45,380 --> 00:11:50,050 僕にできる祝詞だ。 君たちの結婚を祝福しよう。 165 00:11:50,050 --> 00:11:52,150 ありがとうございます。 166 00:11:52,150 --> 00:11:56,160 ルーデウス よかったですわね。 病気が治って。 167 00:11:56,160 --> 00:12:00,500 もう少し 早く報告してくれても よろしかったのですわよ。 168 00:12:00,500 --> 00:12:03,930 報告したら 「本当かどうか 確かめてさしあげますわ」➡ 169 00:12:03,930 --> 00:12:07,600 とか言って 襲ったでしょう。 まさか! 前にも言ったでしょう。 170 00:12:07,600 --> 00:12:12,270 わたくし パウロの娘になるつもりは ございませんのよ。 171 00:12:12,270 --> 00:12:15,110 シルフィエットさん おめでとうございます。 172 00:12:15,110 --> 00:12:19,780 ありがとうございます。 あなたの幸福を心より…。 173 00:12:19,780 --> 00:12:24,120 心より… おいわ… いわ…。 174 00:12:24,120 --> 00:12:27,120 あっ…。 (2人)あっ…。 175 00:12:27,120 --> 00:12:30,120 (泣き声) 176 00:12:30,120 --> 00:12:33,460 ご ごめんなさい。 わたくしとしたことが…。 177 00:12:33,460 --> 00:12:35,960 (泣き声) 178 00:12:35,960 --> 00:12:38,470 リーゼ どうした? 179 00:12:38,470 --> 00:12:41,970 もしかして エリナリーゼさんって➡ 180 00:12:41,970 --> 00:12:44,310 僕のおばあちゃん… ですか? 181 00:12:44,310 --> 00:12:46,410 はっ! (2人)あっ…。 182 00:12:48,480 --> 00:12:51,750 お父さんが言ってました。 僕のおばあちゃんは➡ 183 00:12:51,750 --> 00:12:53,920 パウロさんの仲間だったって。 184 00:12:53,920 --> 00:12:56,920 ち… 違いますわ。 あなたのおばあ様が➡ 185 00:12:56,920 --> 00:12:59,920 こんな淫売なはずが…。 それが原因で➡ 186 00:12:59,920 --> 00:13:04,760 お父さんは大森林を追われ 結婚にも反対されたと聞きました。 187 00:13:04,760 --> 00:13:07,430 あっ…。 たまに話してくれた内容が➡ 188 00:13:07,430 --> 00:13:10,430 エリナリーゼさんと 重なる部分があったから➡ 189 00:13:10,430 --> 00:13:12,430 もしかしたらって…。 190 00:13:12,430 --> 00:13:15,270 それは…。 うっ うっ…。 191 00:13:15,270 --> 00:13:18,770 ご… ごめんなさい 急に。 えっと…。 192 00:13:18,770 --> 00:13:23,780 《2人が肉親…。 そういえば シルフィの作ってくれたペンダントと➡ 193 00:13:23,780 --> 00:13:26,610 エリナリーゼのペンダントが 同じものだったな。 194 00:13:26,610 --> 00:13:29,780 言われてみれば 顔だちも似ている》 195 00:13:29,780 --> 00:13:32,450 クリフ先輩。 えっ なんだ? 196 00:13:32,450 --> 00:13:36,790 エリナリーゼさんを2階の適当な部屋で 休ませてあげてください。 197 00:13:36,790 --> 00:13:38,790 わ わかった。 198 00:13:38,790 --> 00:13:42,460 シルフィも その話は あとで落ち着いてからでいいか? 199 00:13:42,460 --> 00:13:44,470 は はい。 200 00:13:44,470 --> 00:13:48,300 ルーデウス… わ わたくしは こんなですけど➡ 201 00:13:48,300 --> 00:13:51,240 その ロールズは普通の子ですのよ。 202 00:13:51,240 --> 00:13:55,410 もちろん その子どものシルフィも。 だから…。 203 00:13:55,410 --> 00:13:58,910 心配しないでください。 エリナリーゼさんが原因で➡ 204 00:13:58,910 --> 00:14:01,580 シルフィと別れたりはしませんから。 でも…。 205 00:14:01,580 --> 00:14:05,420 そんなことより 大嫌いなパウロと 親戚になることを➡ 206 00:14:05,420 --> 00:14:08,090 心配したほうが いいんじゃないですか? 207 00:14:08,090 --> 00:14:12,390 あなた こんなときに おもしろいことを言いますのね。 208 00:14:21,270 --> 00:14:23,770 ンニャ。 ボス お幸せに! 209 00:14:23,770 --> 00:14:27,110 これで ボスは名実ともに 学校のボスなの。 210 00:14:27,110 --> 00:14:29,440 新学期が楽しみなの。 211 00:14:29,440 --> 00:14:33,780 そろそろ おいとまするわ。 あしたから実験よろしく。 212 00:14:33,780 --> 00:14:38,290 それと今度 ここのお風呂 入りに来ていい? 213 00:14:38,290 --> 00:14:40,620 ますた 大丈夫? 214 00:14:40,620 --> 00:14:43,960 ぬぅ… 少々 興が乗りすぎたようですな。 215 00:14:43,960 --> 00:14:49,460 神子ともあろうものが 軟弱であるな! フハハハハハ! 216 00:14:55,400 --> 00:15:01,080 えっと クリフさん おばあちゃ… エリナリーゼさんと話したいんだけど➡ 217 00:15:01,080 --> 00:15:03,710 いいかな? どうする? 218 00:15:03,710 --> 00:15:06,250 大丈夫ですわ。 219 00:15:08,320 --> 00:15:11,520 ありがとう ルディ クリフさん。 220 00:15:17,330 --> 00:15:20,160 あの2人 大丈夫なのか? 221 00:15:20,160 --> 00:15:24,170 ダメなら 我々が あとでフォローすればいいんですよ。 222 00:15:24,170 --> 00:15:26,170 うん。 223 00:15:28,170 --> 00:15:31,510 ルーデウス様 本日は ありがとうございました。 224 00:15:31,510 --> 00:15:33,840 こちらこそ ありがとうございました。 225 00:15:33,840 --> 00:15:36,180 シルフィは いかがなさいましたか? 226 00:15:36,180 --> 00:15:39,350 今は エリナリーゼさんと 話しております。 227 00:15:39,350 --> 00:15:42,350 そうですか なら ちょうどいい。 228 00:15:42,350 --> 00:15:45,750 少々 お時間をいただけますか? 229 00:15:48,520 --> 00:15:52,460 ルーデウス様 失礼を承知で言いますが➡ 230 00:15:52,460 --> 00:15:55,460 ルークと決闘していただけませんか? 231 00:15:55,460 --> 00:16:00,130 魔術なし 剣と剣での勝負を。 232 00:16:00,130 --> 00:16:03,470 ご安心を。 ただの戯れです。 233 00:16:03,470 --> 00:16:08,310 戯れ… ですか。 なら 真剣は使いたくないですね。 234 00:16:08,310 --> 00:16:11,980 ルーデウス様は 魔術で 作り出した剣でも かまいません。 235 00:16:11,980 --> 00:16:13,980 となると 僕がルークに➡ 236 00:16:13,980 --> 00:16:17,150 真っ二つにされる可能性も あるのですが…。 237 00:16:17,150 --> 00:16:21,160 《わからん こんな試合が 何になるというのだろうか》 238 00:16:21,160 --> 00:16:23,690 何か 気に障ることをしましたか? 239 00:16:23,690 --> 00:16:27,700 いいえ もちろん断ってもらっても 結構です。 240 00:16:27,700 --> 00:16:32,030 ですが できれば お願いいたします。 241 00:16:32,030 --> 00:16:35,200 ルーデウス 頼む。 242 00:16:35,200 --> 00:16:37,870 ふぅ…。 243 00:16:37,870 --> 00:16:40,070 わかりました。 244 00:16:53,320 --> 00:16:55,320 はじめ! 245 00:16:55,320 --> 00:16:57,330 は~! 246 00:16:57,330 --> 00:17:01,000 ふっ! 247 00:17:01,000 --> 00:17:03,160 まだだ! いいえ! 248 00:17:03,160 --> 00:17:05,670 ぐっ… あっ…。 249 00:17:05,670 --> 00:17:07,670 終わりです。 250 00:17:07,670 --> 00:17:09,840 そこまで! 251 00:17:09,840 --> 00:17:12,340 くっ… クソ! 252 00:17:12,340 --> 00:17:16,340 よし! エルモア 治癒魔術を。 253 00:17:16,340 --> 00:17:19,680 ルーク先輩 大丈夫ですか? 254 00:17:19,680 --> 00:17:23,180 大丈夫だ。 255 00:17:23,180 --> 00:17:26,190 シルフィのことを よろしく頼む。 256 00:17:26,190 --> 00:17:28,190 それは もちろん。 257 00:17:28,190 --> 00:17:33,030 でも 決闘した理由を もう少し 説明していただけると助かります。 258 00:17:33,030 --> 00:17:37,870 大したことではありません。 私たちは シルフィが好きです。 259 00:17:37,870 --> 00:17:42,200 生死を共にした仲間だからこそ 思うところがあります。 260 00:17:42,200 --> 00:17:46,710 今回の決闘は 私たちの意地だと 思ってください。 261 00:17:46,710 --> 00:17:49,540 《シルフィを任せるに足るか 腕試しをされた➡ 262 00:17:49,540 --> 00:17:51,810 ということなのだろうな》 263 00:17:51,810 --> 00:17:54,820 いずれ 私はアスラ王国に戻ります。 264 00:17:54,820 --> 00:17:58,990 戻れば王になるか 死ぬか。 二つに一つ。 265 00:17:58,990 --> 00:18:01,590 それが私の義務です。 266 00:18:03,660 --> 00:18:06,830 しかし シルフィには つきあう義務はありません。 267 00:18:06,830 --> 00:18:11,000 彼女は 王族でも貴族でもなく 転移事件をきっかけに➡ 268 00:18:11,000 --> 00:18:13,330 護衛についてくれただけ。 269 00:18:13,330 --> 00:18:16,170 私は 彼女に甘えるのをやめ➡ 270 00:18:16,170 --> 00:18:20,340 シルフィは自分の道を ゆくべき時期なのです。 271 00:18:20,340 --> 00:18:22,510 いずれ 子どももできれば➡ 272 00:18:22,510 --> 00:18:26,680 私たちについてくるという考えは しぜんと消えていくはずです。 273 00:18:26,680 --> 00:18:29,680 でも もし そう思わなかったら➡ 274 00:18:29,680 --> 00:18:33,020 あなたが きちんと止めてあげてください。 275 00:18:33,020 --> 00:18:36,690 《どうだろうか 王女には義理もある。 276 00:18:36,690 --> 00:18:40,700 むしろ俺は 一緒についていき 手伝おうとする気がするが》 277 00:18:40,700 --> 00:18:42,700 とはいえ➡ 278 00:18:42,700 --> 00:18:44,800 もし あなたが シルフィを大切にしていなければ➡ 279 00:18:44,800 --> 00:18:49,540 私たちは 彼女を取り返します。 280 00:18:49,540 --> 00:18:51,640 肝に銘じておきます。 281 00:19:09,960 --> 00:19:12,960 あっ ルディ。 アリエル様は? 282 00:19:12,960 --> 00:19:14,960 今 お帰りになったよ。 283 00:19:14,960 --> 00:19:17,800 ルークが ルーデウスに いきなり決闘を申し込んだんだ。 284 00:19:17,800 --> 00:19:22,300 でも さすがはルーデウスだな。 難なく勝利さ。 285 00:19:22,300 --> 00:19:24,470 そっか。 286 00:19:24,470 --> 00:19:28,980 まぁ こっちは そんな感じとして そちらの話は終わりましたか? 287 00:19:28,980 --> 00:19:30,980 うん。 288 00:19:33,150 --> 00:19:37,150 《やはり エリナリーゼは シルフィの祖母だったらしい。 289 00:19:37,150 --> 00:19:41,820 彼女は 呪いと本来の性格でもって トラブルが絶えなかった。 290 00:19:41,820 --> 00:19:45,460 故に 子どもを産んでも 自分の名前は明かさず➡ 291 00:19:45,460 --> 00:19:48,460 一人前に成長するまで 面倒を見たら➡ 292 00:19:48,460 --> 00:19:52,130 縁を切る ということを 続けてきたそうだ。 293 00:19:52,130 --> 00:19:54,140 シルフィのことも 一目見て➡ 294 00:19:54,140 --> 00:19:56,270 自分の孫か ひ孫だと わかったらしい。 295 00:19:56,270 --> 00:19:59,440 でも 正体は明かすまいと 考えていたそうだ。 296 00:19:59,440 --> 00:20:04,110 結局 幸せそうなシルフィを見て 感極まってしまったようだ》 297 00:20:04,110 --> 00:20:07,280 ルーデウス リーゼのことなんだが➡ 298 00:20:07,280 --> 00:20:11,450 正直 彼女は 僕が思っていた人とは違った。 299 00:20:11,450 --> 00:20:13,450 ほう… で? 300 00:20:13,450 --> 00:20:15,390 《さすがに幻滅したか。 301 00:20:15,390 --> 00:20:17,390 好きな相手に 実は 子どもどころか➡ 302 00:20:17,390 --> 00:20:20,390 孫がいたんだからな。 俺ならショックを受ける》 303 00:20:20,390 --> 00:20:24,900 リーゼは 想像以上に思慮深く かよわい人だ。 304 00:20:24,900 --> 00:20:28,070 呪いは 絶対に僕が治す。 305 00:20:28,070 --> 00:20:33,570 だが 確実性を上げるためにも 君に手伝ってほしい。 306 00:20:33,570 --> 00:20:37,910 あんな話を聞いて 幻滅したりとかはしないんですね。 307 00:20:37,910 --> 00:20:41,250 (クリフ)幻滅? するわけないだろう。 何言ってるんだ。 308 00:20:41,250 --> 00:20:45,050 僕はミリス信徒だ。 相手の事情が どうであろうと➡ 309 00:20:45,050 --> 00:20:48,720 僕の理想と違おうと 僕には僕を愛してくれる➡ 310 00:20:48,720 --> 00:20:51,490 一人の女性を 幸せにする義務がある。 311 00:20:51,490 --> 00:20:55,200 何より 僕は彼女を愛しているからな。 312 00:20:59,830 --> 00:21:02,840 わかりました。 僕にできることでしたら➡ 313 00:21:02,840 --> 00:21:04,940 なんでも お手伝いします。 314 00:21:08,280 --> 00:21:13,610 っていうか 僕とお前は友達だろ。 敬語は やめろ。 315 00:21:13,610 --> 00:21:15,780 嫌です。 316 00:21:15,780 --> 00:21:28,130 ♬~ 317 00:21:28,130 --> 00:21:32,130 (シルフィ)ルディ 僕ね 髪を伸ばそうと思うんだ。 318 00:21:32,130 --> 00:21:35,800 よろしいのでしょうか? なんで敬語になるの? 319 00:21:35,800 --> 00:21:38,810 もう髪の色も緑じゃないし➡ 320 00:21:38,810 --> 00:21:41,810 ルディに ずっと 好きでいてもらえるように➡ 321 00:21:41,810 --> 00:21:43,810 頑張らないとね。 322 00:21:43,810 --> 00:21:48,150 《なんだ そのセリフ 泣けてくるんだけど。 323 00:21:48,150 --> 00:21:51,590 俺も嫌われないように 努力しないとな》 324 00:21:51,590 --> 00:21:54,420 シルフィ 今日は お疲れさま。 325 00:21:54,420 --> 00:21:57,420 うん ルディも お疲れさま。