1 00:00:04,861 --> 00:00:06,863 《ノルンがひきこもった》 2 00:00:06,863 --> 00:00:11,201 ボ… ボス… ちょっと待つニャ。リニアやめるの。 3 00:00:11,201 --> 00:00:14,538 なんか本気で怒ってるの。怖いの。 4 00:00:14,538 --> 00:00:17,541 《ひきこもる。その行為は俺にとって➡ 5 00:00:17,541 --> 00:00:19,843 非常に重い意味を持つ》 6 00:00:26,216 --> 00:00:30,554 《ノルンがもし同じ地獄を味わっているというのなら➡ 7 00:00:30,554 --> 00:00:33,557 俺はそこから救い出してやりたい。 8 00:00:33,557 --> 00:00:36,893 俺のことが嫌いでアイシャのことが嫌いで➡ 9 00:00:36,893 --> 00:00:40,897 そして今の状況が全部気に食わないと思っていても。 10 00:00:40,897 --> 00:00:42,899 俺の妹だ》 11 00:00:46,570 --> 00:00:50,240 ハァ… 。 12 00:00:50,240 --> 00:00:52,242 失礼します。 13 00:00:57,247 --> 00:00:59,249 《兄貴というものは➡ 14 00:00:59,249 --> 00:01:02,853 弟や妹を守らないといけないのだ。 15 00:01:02,853 --> 00:01:05,255 見捨ててはいけないのだ》 16 00:02:39,230 --> 00:02:42,230 ル… ルーデウス… さん。 17 00:02:42,230 --> 00:02:45,900 今は授業中で。少々お時間を頂戴します。 18 00:02:45,900 --> 00:02:47,900 いいですね。しかし… 。 19 00:02:47,900 --> 00:02:51,170 皆さんご存じかと思いますが➡ 20 00:02:51,170 --> 00:02:55,510 この教室の女子生徒1名が不登校になりました。 21 00:02:55,510 --> 00:02:58,510 彼女は僕の妹です。 22 00:02:58,510 --> 00:03:01,510 まだ妹から事情は聴いていませんが➡ 23 00:03:01,510 --> 00:03:05,520 不登校になる理由というのはそれほど多くはありません。 24 00:03:05,520 --> 00:03:09,520 そしてそれを作った人がこの中にいると➡ 25 00:03:09,520 --> 00:03:11,520 僕はそう思っています。 26 00:03:11,520 --> 00:03:15,860 《どいつだ?どいつがひどいことをした? 27 00:03:15,860 --> 00:03:21,200 お前か?お前か?お前か?》 28 00:03:21,200 --> 00:03:23,540 できれば名乗り出てください。 29 00:03:23,540 --> 00:03:25,870 決して怒ったりはしません。 30 00:03:25,870 --> 00:03:30,880 ただ妹が傷ついたことを理解し謝罪をしてほしいのです。 31 00:03:30,880 --> 00:03:33,880 《名乗り出た瞬間にバラバラにしてやる。 32 00:03:33,880 --> 00:03:36,880 当事者かそうでないかなんて関係ない。 33 00:03:36,880 --> 00:03:39,890 見て見ぬふりをしていたなら同罪だ。 34 00:03:39,890 --> 00:03:42,290 絶対に許さない》 35 00:03:45,230 --> 00:03:47,560 あっあの… 。 36 00:03:47,560 --> 00:03:49,560 ひっ! 37 00:03:49,560 --> 00:03:51,500 すみませんどうぞ。 38 00:03:51,500 --> 00:03:56,840 こっこの間私ノルンちゃんとちょっと話してて… 。 39 00:03:56,840 --> 00:04:00,170 ついひどいことを言ってしまった… と? 40 00:04:00,170 --> 00:04:02,180 ちっ違います! 41 00:04:02,180 --> 00:04:05,850 その… 私ルーデウスさんのことを知ってて➡ 42 00:04:05,850 --> 00:04:08,850 でもノルンちゃんは普通の子で。 43 00:04:08,850 --> 00:04:12,190 だからお兄さんとは違うねって言ったら➡ 44 00:04:12,190 --> 00:04:14,850 すっごく怒って… 。えっ? 45 00:04:14,850 --> 00:04:19,530 《怒った?「俺と違う」と言われてノルンが?どういうことだ?》 46 00:04:19,530 --> 00:04:22,860 あっ… 。何か思い出しましたか?先生。 47 00:04:22,860 --> 00:04:28,200 えっええ。先日ノルンさんに一つの宿題を出したのですが… 。 48 00:04:28,200 --> 00:04:32,210 やりきれなかったから裸にむいて職員室に立たせたと? 49 00:04:32,210 --> 00:04:34,210 まっまさか! 50 00:04:34,210 --> 00:04:36,210 少々出来が悪かったので➡ 51 00:04:36,210 --> 00:04:40,210 お兄さんを見習ってもう少し勉強しなさいと。 52 00:04:40,210 --> 00:04:45,890 そしたら泣きそうな顔になって頑張りますと。 53 00:04:45,890 --> 00:04:47,890 はぁ? 54 00:04:50,820 --> 00:04:52,830 そういえば俺も… 。 55 00:04:52,830 --> 00:04:55,160 僕も。私も。 56 00:05:09,180 --> 00:05:11,510 《俺のせいだった。 57 00:05:11,510 --> 00:05:13,510 さぞ嫌だっただろう。 58 00:05:13,510 --> 00:05:16,520 今までさんざんアイシャと比較されてきたのに➡ 59 00:05:16,520 --> 00:05:19,850 今度は大嫌いな兄とだ》 60 00:05:19,850 --> 00:05:21,860 クソ… 。 61 00:05:24,520 --> 00:05:28,860 話は聞いたよ。ルディは悪くないよ。 62 00:05:28,860 --> 00:05:32,530 シルフィ… ありがとう。 63 00:05:32,530 --> 00:05:35,200 そうニャ。ボスは悪くないニャ。 64 00:05:35,200 --> 00:05:38,200 そうなの。気にする必要ないの。 65 00:05:38,200 --> 00:05:42,210 2人もノルンのことを教えてくれてありがとう。 66 00:05:42,210 --> 00:05:45,210 さっきはつきあわせて悪かったな。 67 00:05:45,210 --> 00:05:48,210 なんか俺バカみたいだったろ。 68 00:05:48,210 --> 00:05:51,820 妹のために動くのはバカじゃニャいぞ。 69 00:05:51,820 --> 00:05:55,490 あちしにも妹がいるからボスの気持ちはわかるニャ。 70 00:05:55,490 --> 00:05:57,490 でもちょっと意外だったの。 71 00:05:57,490 --> 00:05:59,490 見直したの。うんうん。 72 00:06:03,500 --> 00:06:08,500 ニャあボスこれからどうするんだ?放っとくのかニャ? 73 00:06:08,500 --> 00:06:10,500 どうもこうもないでしょう。 74 00:06:10,500 --> 00:06:13,170 俺のせいでひきこもったのですから。 75 00:06:13,170 --> 00:06:17,180 《ひきこもった。そうひきこもったのだ》 76 00:06:17,180 --> 00:06:19,510 無理やりにでも授業を受けさせるの。 77 00:06:19,510 --> 00:06:23,180 そうニャ。部屋から出てこないとアホになるの。 78 00:06:23,180 --> 00:06:26,190 そうニャそうニャ。リニアみたいなアホになるの。 79 00:06:26,190 --> 00:06:29,860 プルセナの言うとおりニャ… ニャ? 80 00:06:29,860 --> 00:06:32,530 どういう意味ニャ!言葉のままなの。 81 00:06:32,530 --> 00:06:36,530 誰も好き好んで部屋から出てこないわけじゃないですよ。 82 00:06:36,530 --> 00:06:38,530 出てこないのは➡ 83 00:06:38,530 --> 00:06:41,200 出てこないなりの理由があるからです。 84 00:06:41,200 --> 00:06:44,870 無理に外に連れ出してもなんの解決にもなりません。 85 00:06:44,870 --> 00:06:49,210 けど… かといってこのままひきこもらせたままなんて➡ 86 00:06:49,210 --> 00:06:51,140 絶対にダメだ。 87 00:06:51,140 --> 00:06:54,150 きっと確実に後悔する。 88 00:06:54,150 --> 00:06:56,750 ルディ? 89 00:06:59,490 --> 00:07:01,790 あっルディ! 90 00:07:06,160 --> 00:07:10,460 《俺が… 俺がなんとかしないと》 91 00:07:12,830 --> 00:07:16,540 俺が… 何をするって? 92 00:07:18,510 --> 00:07:21,510 ルディ! 93 00:07:21,510 --> 00:07:24,840 妹さんのこと私たちも協力させてほしいの。 94 00:07:24,840 --> 00:07:27,850 ボスにはいつもお世話になってるからニャ。 95 00:07:27,850 --> 00:07:31,850 ありがとうございます。でもどうしたら… 。 96 00:07:31,850 --> 00:07:35,860 いい案があるニャ。あちしらに任せるニャ。 97 00:07:35,860 --> 00:07:38,190 えっ何?何?どうしたの? 98 00:07:38,190 --> 00:07:41,190 食堂でアリエル様が演説するんだって。 99 00:07:41,190 --> 00:07:44,200 えっそれ本当?でもなんで急に? 100 00:07:44,200 --> 00:07:48,870 ほら早く。もう始まっちゃうわ。 101 00:07:48,870 --> 00:07:51,470 ルディ。状況は? 102 00:07:51,470 --> 00:07:54,470 問題なし。みんな食堂に行ってる。 103 00:07:54,470 --> 00:07:58,810 《アリエルの演説で女子寮の生徒の気を引いてもらう。 104 00:07:58,810 --> 00:08:03,480 その間に俺が侵入しノルンに会うという作戦だ》 105 00:08:03,480 --> 00:08:06,150 アリエル様に感謝しないとな。 106 00:08:06,150 --> 00:08:09,820 リニアとプルセナは?準備できてるよ。 107 00:08:09,820 --> 00:08:13,160 ごめんね力になれなくて。えっ? 108 00:08:13,160 --> 00:08:16,500 さっき僕もノルンちゃんの部屋に行ってみたんだけど➡ 109 00:08:16,500 --> 00:08:19,170 話を聞いてもらえなくて。 110 00:08:19,170 --> 00:08:22,170 シルフィは何も悪くないさ。 111 00:08:22,170 --> 00:08:26,170 大丈夫ノルンは俺がなんとかしてみせる。 112 00:08:40,190 --> 00:08:43,790 ご苦労さまです。ようこそニャ。 113 00:08:50,130 --> 00:08:52,470 もう気をつけてよね。 114 00:08:52,470 --> 00:08:54,770 ごめんなさいなの。 115 00:08:59,470 --> 00:09:04,140 《ノルン… 俺はお前に何かできるだろうか》 116 00:09:04,140 --> 00:09:07,480 着いたニャ。 117 00:09:07,480 --> 00:09:10,480 そこの突き当たりが妹さんの部屋ニャ。 118 00:09:10,480 --> 00:09:12,490 うん。 119 00:09:22,830 --> 00:09:28,170 ノルンいるか?俺だ。ルーデウスだ。 120 00:09:30,170 --> 00:09:32,170 ノルン? 121 00:09:36,180 --> 00:09:38,180 ⦅来んな!⦆ 122 00:09:52,530 --> 00:10:13,210 ♬~ 123 00:10:13,210 --> 00:10:15,210 ノルン。 124 00:10:15,210 --> 00:10:28,230 ♬~ 125 00:10:28,230 --> 00:10:33,230 《俺がひきこもったとき兄貴が俺の部屋に来た。 126 00:10:33,230 --> 00:10:38,910 あのとき兄貴は俺に向かいあれこれと正論をぶつけた。 127 00:10:38,910 --> 00:10:42,580 お前よりもっとつらい目に遭っている人もいる。 128 00:10:42,580 --> 00:10:44,910 今はつらいかもしれないが➡ 129 00:10:44,910 --> 00:10:47,910 逃げればずっと逃げ続けることになる。 130 00:10:47,910 --> 00:10:50,180 それはもっとつらい。 131 00:10:50,180 --> 00:10:53,190 しばらく学校に行かなくてもいいから➡ 132 00:10:53,190 --> 00:10:56,520 とりあえず俺と一緒に飯でも食いに行こう。 133 00:10:56,520 --> 00:10:59,190 そんな感じのことを。 134 00:10:59,190 --> 00:11:03,860 俺はそれに心の中で唾を吐いた。 135 00:11:03,860 --> 00:11:08,870 何も言い返すことなく徹底的に無視した。 136 00:11:08,870 --> 00:11:11,870 こんなやつに俺の気持ちはわからないと➡ 137 00:11:11,870 --> 00:11:14,270 そう決めつけて》 138 00:11:26,220 --> 00:11:30,890 《これがあのときの兄貴の気持ちか。 139 00:11:30,890 --> 00:11:35,900 あのとき以降兄貴が俺に接触してくることはなかった。 140 00:11:35,900 --> 00:11:38,900 兄貴が何を考えたかはわからない。 141 00:11:38,900 --> 00:11:43,570 だけどたぶんここで引いたら俺も戻ってこられないだろう。 142 00:11:43,570 --> 00:11:46,570 ノルンもひきこもったままになってしまう。 143 00:11:46,570 --> 00:11:50,580 立ち去ってはダメだ。けど… 》 144 00:11:58,850 --> 00:12:01,250 兄貴… 。 145 00:12:13,200 --> 00:12:15,200 《ノルン:いつからだろう… 。 146 00:12:15,200 --> 00:12:18,870 この人を恐ろしいと思うようになったのは。 147 00:12:18,870 --> 00:12:23,880 初めて会ったときこの人はお父さんを殴っていた。 148 00:12:23,880 --> 00:12:27,880 それまでずっと私を守ってくれていたお父さんを。 149 00:12:27,880 --> 00:12:30,220 誰よりも私を大切にしてくれていた➡ 150 00:12:30,220 --> 00:12:32,220 お父さんを》 151 00:12:32,220 --> 00:12:34,550 ⦅やめて! 152 00:12:34,550 --> 00:12:36,560 もうやめて!⦆ 153 00:12:36,560 --> 00:12:42,230 《ノルン:こんな人が家族だなんて認められるはずなかった。 154 00:12:42,230 --> 00:12:47,230 私はこの人を嫌いになった。 155 00:12:47,230 --> 00:12:50,500 ついこの間久しぶりに会ったときは➡ 156 00:12:50,500 --> 00:12:53,840 酔っぱらって女の人と一緒にいた。 157 00:12:53,840 --> 00:12:59,510 今もきっとお父さんは必死にお母さんを捜しているはずなのに。 158 00:12:59,510 --> 00:13:04,180 それなのにこの人はとても幸せそうだった。 159 00:13:04,180 --> 00:13:07,190 とにかく怒られないようにしなきゃ。 160 00:13:07,190 --> 00:13:11,190 ここに私を大切にしてくれる人はいないんだ。 161 00:13:11,190 --> 00:13:14,190 外に追い出されるのが怖い。 162 00:13:14,190 --> 00:13:18,200 ここはとても寒いから… 》 163 00:13:21,530 --> 00:13:25,240 ⦅私寮で暮らしてみたい。 164 00:13:28,880 --> 00:13:32,210 寮暮らし… か。ダメだよ! 165 00:13:32,210 --> 00:13:36,220 お父さんはお兄ちゃんと一緒に暮らせって言ってたもん。 166 00:13:38,220 --> 00:13:42,220 わかったじゃあノルンは寮で暮らすといい。 167 00:13:42,220 --> 00:13:45,560 なんで!《えっ?なんで怒らないの? 168 00:13:45,560 --> 00:13:48,900 わがまま言うなってどなるんじゃないの? 169 00:13:48,900 --> 00:13:52,830 この人は私に興味がないのかもしれない。 170 00:13:52,830 --> 00:13:57,170 いやきっと私が邪魔なんだ。 171 00:13:57,170 --> 00:14:01,470 そう考えるとなぜか少し悲しくなった》 172 00:14:03,510 --> 00:14:07,180 ノルン・グレイラットです。よろしくお願いします。 173 00:14:07,180 --> 00:14:11,520 グレイラット?もしかしてあの? 174 00:14:11,520 --> 00:14:16,520 ひょっとしてルーデウス・グレイラットさんのご家族ですか? 175 00:14:16,520 --> 00:14:18,520 はい… 。 176 00:14:18,520 --> 00:14:21,530 あのルーデウスさんの?学園最強の… 。 177 00:14:21,530 --> 00:14:23,530 すごい! 178 00:14:26,200 --> 00:14:28,530 すっげえ!妹ってことは➡ 179 00:14:28,530 --> 00:14:30,540 魔術とかお兄さんに習ってるのか? 180 00:14:30,540 --> 00:14:33,870 えっ何それ!じゃあなたも魔術の天才なの? 181 00:14:33,870 --> 00:14:36,880 お兄さんすごいよね!とっても強いし! 182 00:14:36,880 --> 00:14:40,210 いいな~俺もあんな兄ちゃんが欲しいぜ。 183 00:14:40,210 --> 00:14:43,220 えっと… 。 184 00:14:43,220 --> 00:14:45,890 ノルンです… 。 185 00:14:45,890 --> 00:14:51,490 あの!ルーデウス先輩の妹さんですよね? 186 00:14:51,490 --> 00:14:54,160 はい。ノルン・グレイ… 。 187 00:14:54,160 --> 00:14:56,500 実は私たち前にルーデウスさんに➡ 188 00:14:56,500 --> 00:14:58,830 魔術を教えてもらったことがあって➡ 189 00:14:58,830 --> 00:15:01,500 そのお礼を伝えてほしいんです。 190 00:15:01,500 --> 00:15:03,840 すみません… 。 191 00:15:03,840 --> 00:15:08,170 編入してすぐですからね。大丈夫です。 192 00:15:08,170 --> 00:15:11,510 きっとお兄さんのようになれますよ。 193 00:15:11,510 --> 00:15:13,810 《なりたくない》 194 00:15:16,850 --> 00:15:18,850 ねぇ。はい。 195 00:15:18,850 --> 00:15:21,190 君のお兄さんってさ… 。 196 00:15:21,190 --> 00:15:23,490 《わからない》 197 00:15:29,530 --> 00:15:33,200 アリエル様とお兄さんの関係が気になるのかい? 198 00:15:33,200 --> 00:15:36,540 安心したまえ。君のお兄さんはああ見えて… 。 199 00:15:36,540 --> 00:15:38,870 《知りたくない》 200 00:15:38,870 --> 00:15:46,880 ♬~ 201 00:15:46,880 --> 00:15:49,220 まったく!お前たちのせいで➡ 202 00:15:49,220 --> 00:15:51,480 ぬれぎぬを着せられるところだった。 203 00:15:51,480 --> 00:15:55,150 わ~ルーデウスさんだ。俺話したことあるんだぜ。 204 00:15:55,150 --> 00:15:58,160 え~いいな! 205 00:15:58,160 --> 00:16:01,490 《どうしてみんなこんな人のことを… 》 206 00:16:01,490 --> 00:16:03,500 あっ… 。 207 00:16:11,840 --> 00:16:15,170 うっ… 。 208 00:16:15,170 --> 00:16:20,850 ハァハァハァ… 。 209 00:16:20,850 --> 00:16:24,180 うぅ… うぐっ… 。 210 00:16:24,180 --> 00:16:28,490 ハァハァハァ… ⦆ 211 00:16:36,530 --> 00:16:39,530 《この人のことがわからない》 212 00:16:39,530 --> 00:16:41,530 ⦅心配だから⦆ 213 00:16:44,540 --> 00:16:48,210 ⦅パウロ:勘弁してやってくれよ。私あの人嫌い! 214 00:16:48,210 --> 00:16:51,480 ルディもなつらかったんだよ⦆ 215 00:16:51,480 --> 00:16:54,480 《父によく言われた言葉だ。 216 00:16:54,480 --> 00:16:58,150 当時幼かった私には理解できなかった。 217 00:16:58,150 --> 00:17:02,150 けど今なら少しわかる気がする。 218 00:17:02,150 --> 00:17:04,160 もしかしたらあの人は➡ 219 00:17:04,160 --> 00:17:07,490 私が思っているような人ではないのかもしれない。 220 00:17:07,490 --> 00:17:10,160 じゃあ私はどうすればいいんだろう。 221 00:17:10,160 --> 00:17:12,830 あの人は私にどうしてほしいんだろう。 222 00:17:12,830 --> 00:17:15,500 父はどうやって仲直りしたんだろう。 223 00:17:15,500 --> 00:17:17,500 わからない。 224 00:17:17,500 --> 00:17:21,840 ここには助けてくれる人は誰もいない。 225 00:17:21,840 --> 00:17:23,840 わからない… 》 226 00:17:27,180 --> 00:17:29,180 ⦅ルイジェルド:どうした? 227 00:17:33,850 --> 00:17:36,860 お父さんのとこに帰りたい。 228 00:17:36,860 --> 00:17:40,190 そんなにルーデウスが嫌か? 229 00:17:40,190 --> 00:17:42,530 うん… 。 230 00:17:42,530 --> 00:17:44,530 お前の兄は➡ 231 00:17:44,530 --> 00:17:47,200 お前が思っているような人間ではない。 232 00:17:47,200 --> 00:17:52,140 強く賢くそして尊敬すべき戦士だ。 233 00:17:52,140 --> 00:17:54,470 わからないよ。 234 00:17:54,470 --> 00:17:57,480 お前にもわかるときがくる。 235 00:17:57,480 --> 00:18:01,480 次に会ったときは逃げずにやつと向き合え。 236 00:18:01,480 --> 00:18:07,820 お前たちは家族なのだから。きっと仲直りできる。それに… 。 237 00:18:07,820 --> 00:18:10,520 お前の父は逃げなかったぞ⦆ 238 00:18:16,830 --> 00:18:18,830 あっ… 。 239 00:18:22,170 --> 00:18:24,840 兄さ… 。ノルン。 240 00:18:24,840 --> 00:18:26,840 ごめんな。 241 00:18:26,840 --> 00:18:31,510 お前こっちに来てからつらいだろ。 242 00:18:31,510 --> 00:18:38,180 せっかく新しい環境なのに俺のせいでこんなことになって。 243 00:18:38,180 --> 00:18:41,190 なんて言えばいいか… 。 244 00:18:41,190 --> 00:18:46,530 俺さお前のことよくわかんなくてさ。 245 00:18:46,530 --> 00:18:48,860 こんなことになっても➡ 246 00:18:48,860 --> 00:18:52,260 どうすればいいのかわからないんだ。 247 00:19:04,140 --> 00:19:19,830 ♬~ 248 00:19:19,830 --> 00:19:22,830 俺いるから。 249 00:19:22,830 --> 00:19:25,500 いなくならないから。 250 00:19:25,500 --> 00:19:28,830 お前のことちゃんと見てるから。 251 00:19:28,830 --> 00:19:33,840 だから… ここにいていいか? 252 00:19:33,840 --> 00:19:37,510 ハッ… うっ… 。 253 00:19:37,510 --> 00:19:41,510 《兄はきっと絶対に私を殴らない。 254 00:19:41,510 --> 00:19:45,520 きっと父のことももう絶対に殴らない。 255 00:19:45,520 --> 00:19:49,520 父は逃げなかった。兄も逃げなかった。 256 00:19:49,520 --> 00:19:52,220 なら私は… 》 257 00:19:58,200 --> 00:20:00,530 うっ… 。 258 00:20:18,880 --> 00:20:22,550 兄さん。おはようございます。 259 00:20:22,550 --> 00:20:25,560 あっ… ああおはようノルン。 260 00:20:25,560 --> 00:20:29,560 シルフィさんもその… おはようございます。 261 00:20:29,560 --> 00:20:32,560 うんおはようノルンちゃん。 262 00:20:34,900 --> 00:20:40,570 ノルンちゃんなんだかあの夜から少し明るくなったみたい。 263 00:20:40,570 --> 00:20:44,580 《結局俺は何もできなかった。 264 00:20:44,580 --> 00:20:47,910 あのあとノルンは何も話してはくれなかったし➡ 265 00:20:47,910 --> 00:20:51,180 何が不満で何がわだかまっていたか➡ 266 00:20:51,180 --> 00:20:54,850 その本心はわからずじまいだった。けど… 》 267 00:20:54,850 --> 00:20:57,860 きっともう大丈夫だな。 268 00:20:57,860 --> 00:21:02,530 《おそらく自分で自分の気持ちに整理をつけたのだろう。 269 00:21:02,530 --> 00:21:04,530 すごい子だ。 270 00:21:04,530 --> 00:21:08,200 彼女は生前の俺にできなかったことをやったのだ。 271 00:21:08,200 --> 00:21:13,210 俺もあのときノルンのようにできていれば… 》 272 00:21:13,210 --> 00:21:15,540 ルディ? 273 00:21:15,540 --> 00:21:18,880 わっ!どうしたの?ハハッちょっとね。 274 00:21:18,880 --> 00:21:20,880 《過去は変わらない。 275 00:21:20,880 --> 00:21:23,550 こじれてしまった家族との仲は戻らない。 276 00:21:23,550 --> 00:21:27,550 兄貴の真意も何もかもが闇の中だ。 277 00:21:27,550 --> 00:21:31,220 ただ長い間奥歯に挟まっていたものが➡ 278 00:21:31,220 --> 00:21:33,230 取れたような気がした》 279 00:21:33,230 --> 00:21:36,900 フフッ。ルディももう大丈夫そうだね。えっ? 280 00:21:36,900 --> 00:21:39,230 さぁ僕たちも行こう。 281 00:21:39,230 --> 00:21:42,230 アリエル様に今回のお礼と報告をしないと。 282 00:21:42,230 --> 00:21:45,240 ああ。リニアとプルセナにもな。 283 00:21:47,570 --> 00:21:51,840 《もしナナホシが元の世界に帰るときが来たら➡ 284 00:21:51,840 --> 00:21:56,180 そのときは兄貴に一つ伝言を頼もう。 285 00:21:56,180 --> 00:21:58,520 あのときはごめんなさい。 286 00:21:58,520 --> 00:22:02,220 そしてありがとう… と》