1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 《家のリフォームが完了して1週間。 2 00:00:04,338 --> 00:00:07,341 この世界では 結婚して 家を手に入れたら➡ 3 00:00:07,341 --> 00:00:11,645 親しい人を招待して 食事を振る舞うのが常識だそうだ。 4 00:00:11,645 --> 00:00:14,314 いわゆる披露宴だ》 5 00:00:14,314 --> 00:00:17,284 (ルーデウス)というわけで 我々の知り合いを呼んで➡ 6 00:00:17,284 --> 00:00:19,953 パーティーを開く。 (シルフィ)はい。 7 00:00:19,953 --> 00:00:24,291 俺のほうは エリナリーゼ ザノバ ジュリ クリフ先輩➡ 8 00:00:24,291 --> 00:00:28,962 リニア プルセナ バーディ陛下 ジーナス教頭 ゾルダート。 9 00:00:28,962 --> 00:00:32,966 シルフィは アリエル様 ルーク 従者2人。 10 00:00:32,966 --> 00:00:36,970 《パウロたちも呼びたかったが 距離的にしょうがない。 11 00:00:36,970 --> 00:00:39,306 結婚したという手紙は 出しておいたが➡ 12 00:00:39,306 --> 00:00:41,975 さて 届くのは いつになるのやら》 13 00:00:41,975 --> 00:00:44,978 あれ? ナナホシさん 忘れてるよ。 14 00:00:44,978 --> 00:00:47,314 あいつは参加すんのかねぇ。 15 00:00:47,314 --> 00:00:50,317 きっと来るよ。 とりあえず呼んでおくか。 16 00:00:50,317 --> 00:00:54,655 しかし 準備するだけして 誰も来なかったら どうしような。 17 00:00:54,655 --> 00:00:58,292 少なくとも アリエル様とザノバくんが絶対来るよ。 18 00:00:58,292 --> 00:01:01,228 それに リニアとプルセナも 来るんじゃないかな。 19 00:01:01,228 --> 00:01:04,564 獣族って 格上からの誘いは断らないし。 20 00:01:04,564 --> 00:01:07,567 まぁ クリフ先輩も 呼べって言ってたから来るか。 21 00:01:07,567 --> 00:01:12,573 僕としては エリナリーゼさんは 来てほしいかな。 22 00:01:12,573 --> 00:01:15,242 ちょっと聞きたいことがあるんだ。 23 00:01:15,242 --> 00:01:17,244 大したことじゃないんだけどね。 24 00:01:17,244 --> 00:01:20,914 《エリナリーゼ… 何かあるんだろうか。 25 00:01:20,914 --> 00:01:24,918 あまり2人がしゃべるところは 見たことないが…》 26 00:03:06,586 --> 00:03:10,257 《さて 10人以上も客が来るとなれば➡ 27 00:03:10,257 --> 00:03:12,592 相応の準備が必要である。 28 00:03:12,592 --> 00:03:15,262 そのため まずは 買い出しだ》 29 00:03:15,262 --> 00:03:18,932 食材の前に ルディの服を買いたいんだけど。 30 00:03:18,932 --> 00:03:23,603 そうだな。 愛着はあるけど 少々みすぼらしかったな。 31 00:03:23,603 --> 00:03:25,939 じゃあ 服屋に行こうか。 32 00:03:25,939 --> 00:03:30,944 シルフィ好みに コーディネートしてくれ。 うん 任せて。 33 00:03:30,944 --> 00:03:34,614 こちらの人に魔術師用のローブを 見せていただけますか? 34 00:03:34,614 --> 00:03:36,616 かしこまりました。 35 00:03:36,616 --> 00:03:39,619 お客様の得意系統を お聞きしてもよろしいですか? 36 00:03:39,619 --> 00:03:42,622 一応 水と土になりますかね。 37 00:03:42,622 --> 00:03:46,626 でしたら… こちらなどは いかがでしょうか。 38 00:03:46,626 --> 00:03:49,296 土系統でしたら こちらもいいでしょう。 39 00:03:49,296 --> 00:03:52,299 シルフィは どんなのがいいと思う? 40 00:03:52,299 --> 00:03:54,634 これなんか いいんじゃないかな。 41 00:03:54,634 --> 00:03:57,304 ルディの 今 持ってるのに近い感じで。 42 00:03:57,304 --> 00:04:02,242 そちらは魔大陸 ラッキーラットの皮より 作られたものでございます。 43 00:04:02,242 --> 00:04:06,546 デザインはカズラ。 毒や酸に強い耐性がございます。 44 00:04:06,546 --> 00:04:12,219 「名は体を表す」っていうし これにするかな。 45 00:04:12,219 --> 00:04:14,888 《はい。 衣類の値段じゃないの きました。 46 00:04:14,888 --> 00:04:18,225 いや~ さすが魔大陸の素材は お高い》 47 00:04:18,225 --> 00:04:20,560 「名は体を」と おっしゃいましたが➡ 48 00:04:20,560 --> 00:04:23,897 失礼ですが お名前を伺っても? 49 00:04:23,897 --> 00:04:26,566 はい。 ルーデウス・グレイラットと申します。 50 00:04:26,566 --> 00:04:29,903 なんと! グレイラット家のお方でしたか。 51 00:04:29,903 --> 00:04:33,573 ルーク様には 大変ごひいきに していただいております。 52 00:04:33,573 --> 00:04:37,911 今回も お安くさせていただきます。 53 00:04:37,911 --> 00:04:56,263 ♬~ 54 00:04:56,263 --> 00:04:58,832 今日は いろいろ買ったけど➡ 55 00:04:58,832 --> 00:05:02,769 家が広い分 用意するものが多いよな~。 56 00:05:02,769 --> 00:05:06,439 《いざとなったら 冒険者に戻って稼ぐか。 57 00:05:06,439 --> 00:05:09,109 いや それで死んだらどうする》 58 00:05:09,109 --> 00:05:11,111 はぁ…。 59 00:05:11,111 --> 00:05:13,780 えっと… ルディ 安心して。 60 00:05:13,780 --> 00:05:16,116 僕もアリエル様からいただいた お給料は➡ 61 00:05:16,116 --> 00:05:18,118 ちゃんと取ってあるから。 62 00:05:18,118 --> 00:05:20,787 ごめんよ ふがいなくて。 63 00:05:20,787 --> 00:05:23,123 それに料理は任せてね。 64 00:05:23,123 --> 00:05:26,126 お母さんとリーリャさんに習ったから ばっちりだよ。 65 00:05:26,126 --> 00:05:28,795 あっ でも ルディの口に合うかな? 66 00:05:28,795 --> 00:05:30,797 消し炭でも うまいと言ってみせるさ。 67 00:05:30,797 --> 00:05:35,802 消し炭って… もう 誰のために 頑張って覚えたと思ってるのさ。 68 00:05:35,802 --> 00:05:38,805 あぁ… シルフィエットさんが 理想の嫁すぎて➡ 69 00:05:38,805 --> 00:05:42,142 わたくし 釣り合いがとれているか 不安でなりません。 70 00:05:42,142 --> 00:05:46,813 ルディは その… 僕の理想の旦那様だよ? 71 00:05:46,813 --> 00:05:48,815 あっ…。 72 00:05:48,815 --> 00:05:51,818 ルディ 大好きだよ。 73 00:05:53,820 --> 00:05:56,489 《あかん》 74 00:05:56,489 --> 00:05:58,825 ちょちょちょ… ちょっと! 75 00:05:58,825 --> 00:06:02,095 うわっ! ルディ…。 76 00:06:02,095 --> 00:06:04,097 もう…。 77 00:06:11,071 --> 00:06:14,074 《数日後 披露宴当日。 78 00:06:14,074 --> 00:06:17,744 日程は月休みの日で 時刻は昼にした。 79 00:06:17,744 --> 00:06:22,749 ジーナスには遠慮され ゾルダートには 忙しいと断られた。 80 00:06:22,749 --> 00:06:26,086 バーディガーディは意外と暇らしく 参加を表明。 81 00:06:26,086 --> 00:06:29,422 それ以外の人たちも 招待状を受け取ってくれた。 82 00:06:29,422 --> 00:06:33,426 そう ナナホシも 招待状を受け取ったのだ》 83 00:06:35,428 --> 00:06:38,431 珍しいな あの部屋から出てくるなんて。 84 00:06:38,431 --> 00:06:40,433 (ナナホシ)あなたが誘ったんでしょ。 85 00:06:40,433 --> 00:06:42,936 まぁ 今日は ゆっくりしていってくれ。 86 00:06:42,936 --> 00:06:46,273 ポテトチップスとかも用意したからな。 えっ? 作ったの? 87 00:06:46,273 --> 00:06:49,776 お前のおかげで食用油が 簡単に手に入るからな。 88 00:06:49,776 --> 00:06:53,780 すごいわね。 ルディ 準備できたよ。 89 00:06:53,780 --> 00:06:56,283 《ちなみに シルフィがフィッツだということは➡ 90 00:06:56,283 --> 00:06:58,285 招待客に知らせてある》 91 00:06:58,285 --> 00:07:01,221 さて あとはバーディガーディだけか。 92 00:07:01,221 --> 00:07:03,390 (エリナリーゼ)1,000年単位で 生きている方は➡ 93 00:07:03,390 --> 00:07:05,392 時間にルーズですのよ。 94 00:07:05,392 --> 00:07:09,062 1か月後ぐらいに来ると 思っていたほうが いいですわね。 95 00:07:09,062 --> 00:07:12,565 《あまり遅くなると 料理が冷めてしまうな。 96 00:07:12,565 --> 00:07:14,567 悪いな バーディ》 97 00:07:23,576 --> 00:07:26,913 頑張って。 (せきばらい) 98 00:07:26,913 --> 00:07:30,083 本日は お忙しい中 お集まりいただき➡ 99 00:07:30,083 --> 00:07:32,085 ありがとうございます。 100 00:07:32,085 --> 00:07:36,923 改めて 宣言いたしますが わたくし ルーデウスと こちら…。 101 00:07:36,923 --> 00:07:40,427 (バーディガーディ)そこで 我が輩が ババンと登場である! 102 00:07:42,562 --> 00:07:45,398 バーディガーディ 遅刻ですわよ。 103 00:07:45,398 --> 00:07:48,902 我が種族においては 王族は会合の際には➡ 104 00:07:48,902 --> 00:07:53,073 どぎもを抜くタイミングで登場して 場をかき乱すべし➡ 105 00:07:53,073 --> 00:07:55,075 と決まっておるのでな。 106 00:07:55,075 --> 00:07:57,410 ウソだろ? ウソではない。 107 00:07:57,410 --> 00:08:00,013 貴様のために わざわざ 一肌脱いだのだ。 108 00:08:00,013 --> 00:08:03,350 感謝するがいい フハハハハ! ハハハ…。 109 00:08:03,350 --> 00:08:06,353 ありがとうございます。 (せきばらい) 110 00:08:06,353 --> 00:08:08,521 では 気を取り直して…。 111 00:08:08,521 --> 00:08:11,358 本日は お忙しい中 お集まりいただき➡ 112 00:08:11,358 --> 00:08:13,360 ありがとうございます。 113 00:08:13,360 --> 00:08:15,362 改めて 宣言いたしますが➡ 114 00:08:15,362 --> 00:08:19,499 わたくし ルーデウスと こちらシルフィエットは結婚します。 115 00:08:19,499 --> 00:08:23,436 まだ若輩ゆえ 至らない点も あるかと思いますが➡ 116 00:08:23,436 --> 00:08:26,606 そこは助け合って… え~。 117 00:08:26,606 --> 00:08:32,612 《いかんな 堅苦しかっただろうか 皆様 微妙な顔をしている》 118 00:08:32,612 --> 00:08:35,115 他人行儀な言葉は やめるがよい。 119 00:08:35,115 --> 00:08:37,117 貴様らは 愛し合って➡ 120 00:08:37,117 --> 00:08:40,820 それを ここにいる全員に 認めてもらいたいのであろう? 121 00:08:47,293 --> 00:08:49,396 フッ。 122 00:08:52,465 --> 00:08:55,635 まぁ なんだ。 俺は シルフィとやっていく。 123 00:08:55,635 --> 00:08:58,972 何かあったら力になってくれ。 よろしく。 124 00:08:58,972 --> 00:09:04,077 よし! 若き2人の行く末に 乾杯である! 125 00:09:04,077 --> 00:09:06,579 (一同)乾杯! 126 00:09:06,579 --> 00:09:30,470 ♬~ 127 00:09:30,470 --> 00:09:32,972 (アリエル)シルフィ おめでとう。 128 00:09:32,972 --> 00:09:35,809 ありがとうございます。 彼と この家は➡ 129 00:09:35,809 --> 00:09:38,812 シルフィの理想と比べて どうですか? 130 00:09:38,812 --> 00:09:43,316 なんか理想より すごいです。 この家 お風呂もあるんですよ。 131 00:09:43,316 --> 00:09:48,321 なんだったら 1年ぐらい 護衛をお休みしてもいいのですよ。 132 00:09:48,321 --> 00:09:51,991 そ… それは その… 子どもができたときで。 133 00:09:51,991 --> 00:09:55,328 (アリエル)ウフフフ…。 (シルフィ)もうアリエル様ったら。 134 00:09:55,328 --> 00:09:58,498 (ルーク)まぁ まだ わだかまりが あるとは思うが➡ 135 00:09:58,498 --> 00:10:00,500 よろしくやろうじゃないか。 136 00:10:00,500 --> 00:10:02,669 《俺には そんなもんはないんだが…》 137 00:10:02,669 --> 00:10:06,773 ああ よろしく ルーク先輩。 138 00:10:09,843 --> 00:10:14,681 (ジュリエット)ぐらんどますた 本日は お招きありがとうございます。 139 00:10:14,681 --> 00:10:18,518 (ザノバ)改めまして 師匠 おめでとうございます。 140 00:10:18,518 --> 00:10:21,688 ありがとう ザノバ。 奥方様。 141 00:10:21,688 --> 00:10:24,691 師匠の伴侶を男と見間違うなど…。 142 00:10:24,691 --> 00:10:27,527 今までのご無礼をお許しください。 143 00:10:27,527 --> 00:10:30,196 あぁ いえ 頭を上げてください。 144 00:10:30,196 --> 00:10:34,200 ルディだって間違えてたんだから しょうがないです ねっ。 145 00:10:34,200 --> 00:10:38,204 《恥ずかしながら 俺も男だと間違えていた》 146 00:10:38,204 --> 00:10:42,709 (リニアーナ)人族は 飯食ってる最中に 挨拶するのが礼儀ニャのか? 147 00:10:42,709 --> 00:10:44,711 (プルセナ)お行儀が悪いの。 148 00:10:44,711 --> 00:10:46,713 お前も食いながらじゃないか。 149 00:10:46,713 --> 00:10:49,883 2人とも来てくれて ありがとう。 それにしても➡ 150 00:10:49,883 --> 00:10:52,886 まさか ボスとフィッツが結婚とはニャあ。 151 00:10:52,886 --> 00:10:55,054 フィッツは やっぱり女だったの。 152 00:10:55,054 --> 00:10:58,057 においで そうじゃないかとは 思ってたの。 153 00:10:58,057 --> 00:11:01,461 でも 強い者同士がくっつくのは いいことニャ。 154 00:11:01,461 --> 00:11:05,798 そうなの 強い子どもが生まれれば 一族安泰なの。 155 00:11:05,798 --> 00:11:09,135 《獣族のスケール感で言われても 困っちゃうの》 156 00:11:09,135 --> 00:11:11,437 (笑い声) 157 00:11:13,973 --> 00:11:16,476 おめでとう。 ありがとう。 158 00:11:18,478 --> 00:11:21,981 あの ナナホシさん。 一つ聞いていい? 159 00:11:21,981 --> 00:11:25,318 何かしら? 前に ルディとナナホシさんが➡ 160 00:11:25,318 --> 00:11:29,155 同郷って言ってたよね。 あれって どういう意味? 161 00:11:29,155 --> 00:11:31,157 はっ! 162 00:11:37,330 --> 00:11:40,733 言語を扱えたから 勘違いしただけよ。 163 00:11:47,840 --> 00:11:53,680 (クリフ)神よ 2人に永遠の愛と 永久の繁栄を与えたまえ。 164 00:11:53,680 --> 00:11:58,351 僕にできる祝詞だ。 君たちの結婚を祝福しよう。 165 00:11:58,351 --> 00:12:00,453 ありがとうございます。 166 00:12:00,453 --> 00:12:04,457 ルーデウス よかったですわね。 病気が治って。 167 00:12:04,457 --> 00:12:08,795 もう少し 早く報告してくれても よろしかったのですわよ。 168 00:12:08,795 --> 00:12:12,231 報告したら 「本当かどうか 確かめてさしあげますわ」➡ 169 00:12:12,231 --> 00:12:15,902 とか言って 襲ったでしょう。 まさか! 前にも言ったでしょう。 170 00:12:15,902 --> 00:12:20,573 わたくし パウロの娘になるつもりは ございませんのよ。 171 00:12:20,573 --> 00:12:23,409 シルフィエットさん おめでとうございます。 172 00:12:23,409 --> 00:12:28,081 ありがとうございます。 あなたの幸福を心より…。 173 00:12:28,081 --> 00:12:32,418 心より… おいわ… いわ…。 174 00:12:32,418 --> 00:12:35,421 あっ…。 (2人)あっ…。 175 00:12:35,421 --> 00:12:38,424 (泣き声) 176 00:12:38,424 --> 00:12:41,761 ご ごめんなさい。 わたくしとしたことが…。 177 00:12:41,761 --> 00:12:44,264 (泣き声) 178 00:12:44,264 --> 00:12:46,766 リーゼ どうした? 179 00:12:46,766 --> 00:12:50,269 もしかして エリナリーゼさんって➡ 180 00:12:50,269 --> 00:12:52,605 僕のおばあちゃん… ですか? 181 00:12:52,605 --> 00:12:54,707 はっ! (2人)あっ…。 182 00:12:56,776 --> 00:13:00,046 お父さんが言ってました。 僕のおばあちゃんは➡ 183 00:13:00,046 --> 00:13:02,215 パウロさんの仲間だったって。 184 00:13:02,215 --> 00:13:05,218 ち… 違いますわ。 あなたのおばあ様が➡ 185 00:13:05,218 --> 00:13:08,221 こんな淫売なはずが…。 それが原因で➡ 186 00:13:08,221 --> 00:13:13,059 お父さんは大森林を追われ 結婚にも反対されたと聞きました。 187 00:13:13,059 --> 00:13:15,728 あっ…。 たまに話してくれた内容が➡ 188 00:13:15,728 --> 00:13:18,731 エリナリーゼさんと 重なる部分があったから➡ 189 00:13:18,731 --> 00:13:20,733 もしかしたらって…。 190 00:13:20,733 --> 00:13:23,569 それは…。 うっ うっ…。 191 00:13:23,569 --> 00:13:27,073 ご… ごめんなさい 急に。 えっと…。 192 00:13:27,073 --> 00:13:32,078 《2人が肉親…。 そういえば シルフィの作ってくれたペンダントと➡ 193 00:13:32,078 --> 00:13:34,914 エリナリーゼのペンダントが 同じものだったな。 194 00:13:34,914 --> 00:13:38,084 言われてみれば 顔だちも似ている》 195 00:13:38,084 --> 00:13:40,753 クリフ先輩。 えっ なんだ? 196 00:13:40,753 --> 00:13:45,091 エリナリーゼさんを2階の適当な部屋で 休ませてあげてください。 197 00:13:45,091 --> 00:13:47,093 わ わかった。 198 00:13:47,093 --> 00:13:50,763 シルフィも その話は あとで落ち着いてからでいいか? 199 00:13:50,763 --> 00:13:52,765 は はい。 200 00:13:52,765 --> 00:13:56,602 ルーデウス… わ わたくしは こんなですけど➡ 201 00:13:56,602 --> 00:13:59,539 その ロールズは普通の子ですのよ。 202 00:13:59,539 --> 00:14:03,710 もちろん その子どものシルフィも。 だから…。 203 00:14:03,710 --> 00:14:07,213 心配しないでください。 エリナリーゼさんが原因で➡ 204 00:14:07,213 --> 00:14:09,882 シルフィと別れたりはしませんから。 でも…。 205 00:14:09,882 --> 00:14:13,720 そんなことより 大嫌いなパウロと 親戚になることを➡ 206 00:14:13,720 --> 00:14:16,389 心配したほうが いいんじゃないですか? 207 00:14:16,389 --> 00:14:20,693 あなた こんなときに おもしろいことを言いますのね。 208 00:14:29,569 --> 00:14:32,071 ンニャ。 ボス お幸せに! 209 00:14:32,071 --> 00:14:35,408 これで ボスは名実ともに 学校のボスなの。 210 00:14:35,408 --> 00:14:37,744 新学期が楽しみなの。 211 00:14:37,744 --> 00:14:42,081 そろそろ おいとまするわ。 あしたから実験よろしく。 212 00:14:42,081 --> 00:14:46,586 それと今度 ここのお風呂 入りに来ていい? 213 00:14:46,586 --> 00:14:48,921 ますた 大丈夫? 214 00:14:48,921 --> 00:14:52,258 ぬぅ… 少々 興が乗りすぎたようですな。 215 00:14:52,258 --> 00:14:57,764 神子ともあろうものが 軟弱であるな! フハハハハハ! 216 00:15:03,703 --> 00:15:09,375 えっと クリフさん おばあちゃ… エリナリーゼさんと話したいんだけど➡ 217 00:15:09,375 --> 00:15:12,011 いいかな? どうする? 218 00:15:12,011 --> 00:15:14,547 大丈夫ですわ。 219 00:15:16,616 --> 00:15:19,819 ありがとう ルディ クリフさん。 220 00:15:25,625 --> 00:15:28,461 あの2人 大丈夫なのか? 221 00:15:28,461 --> 00:15:32,465 ダメなら 我々が あとでフォローすればいいんですよ。 222 00:15:32,465 --> 00:15:34,467 うん。 223 00:15:36,469 --> 00:15:39,806 ルーデウス様 本日は ありがとうございました。 224 00:15:39,806 --> 00:15:42,141 こちらこそ ありがとうございました。 225 00:15:42,141 --> 00:15:44,477 シルフィは いかがなさいましたか? 226 00:15:44,477 --> 00:15:47,647 今は エリナリーゼさんと 話しております。 227 00:15:47,647 --> 00:15:50,650 そうですか なら ちょうどいい。 228 00:15:50,650 --> 00:15:54,053 少々 お時間をいただけますか? 229 00:15:56,823 --> 00:16:00,760 ルーデウス様 失礼を承知で言いますが➡ 230 00:16:00,760 --> 00:16:03,763 ルークと決闘していただけませんか? 231 00:16:03,763 --> 00:16:08,434 魔術なし 剣と剣での勝負を。 232 00:16:08,434 --> 00:16:11,771 ご安心を。 ただの戯れです。 233 00:16:11,771 --> 00:16:16,609 戯れ… ですか。 なら 真剣は使いたくないですね。 234 00:16:16,609 --> 00:16:20,279 ルーデウス様は 魔術で 作り出した剣でも かまいません。 235 00:16:20,279 --> 00:16:22,281 となると 僕がルークに➡ 236 00:16:22,281 --> 00:16:25,451 真っ二つにされる可能性も あるのですが…。 237 00:16:25,451 --> 00:16:29,455 《わからん こんな試合が 何になるというのだろうか》 238 00:16:29,455 --> 00:16:31,991 何か 気に障ることをしましたか? 239 00:16:31,991 --> 00:16:35,995 いいえ もちろん断ってもらっても 結構です。 240 00:16:35,995 --> 00:16:40,333 ですが できれば お願いいたします。 241 00:16:40,333 --> 00:16:43,503 ルーデウス 頼む。 242 00:16:43,503 --> 00:16:46,172 ふぅ…。 243 00:16:46,172 --> 00:16:48,374 わかりました。 244 00:17:01,621 --> 00:17:03,623 はじめ! 245 00:17:03,623 --> 00:17:05,625 は~! 246 00:17:05,625 --> 00:17:09,295 ふっ! 247 00:17:09,295 --> 00:17:11,464 まだだ! いいえ! 248 00:17:11,464 --> 00:17:13,966 ぐっ… あっ…。 249 00:17:13,966 --> 00:17:15,968 終わりです。 250 00:17:15,968 --> 00:17:18,137 そこまで! 251 00:17:18,137 --> 00:17:20,640 くっ… クソ! 252 00:17:20,640 --> 00:17:24,644 よし! エルモア 治癒魔術を。 253 00:17:24,644 --> 00:17:27,980 ルーク先輩 大丈夫ですか? 254 00:17:27,980 --> 00:17:31,484 大丈夫だ。 255 00:17:31,484 --> 00:17:34,487 シルフィのことを よろしく頼む。 256 00:17:34,487 --> 00:17:36,489 それは もちろん。 257 00:17:36,489 --> 00:17:41,327 でも 決闘した理由を もう少し 説明していただけると助かります。 258 00:17:41,327 --> 00:17:46,165 大したことではありません。 私たちは シルフィが好きです。 259 00:17:46,165 --> 00:17:50,503 生死を共にした仲間だからこそ 思うところがあります。 260 00:17:50,503 --> 00:17:55,007 今回の決闘は 私たちの意地だと 思ってください。 261 00:17:55,007 --> 00:17:57,843 《シルフィを任せるに足るか 腕試しをされた➡ 262 00:17:57,843 --> 00:18:00,112 ということなのだろうな》 263 00:18:00,112 --> 00:18:03,115 いずれ 私はアスラ王国に戻ります。 264 00:18:03,115 --> 00:18:07,286 戻れば王になるか 死ぬか。 二つに一つ。 265 00:18:07,286 --> 00:18:09,889 それが私の義務です。 266 00:18:11,958 --> 00:18:15,127 しかし シルフィには つきあう義務はありません。 267 00:18:15,127 --> 00:18:19,298 彼女は 王族でも貴族でもなく 転移事件をきっかけに➡ 268 00:18:19,298 --> 00:18:21,634 護衛についてくれただけ。 269 00:18:21,634 --> 00:18:24,470 私は 彼女に甘えるのをやめ➡ 270 00:18:24,470 --> 00:18:28,641 シルフィは自分の道を ゆくべき時期なのです。 271 00:18:28,641 --> 00:18:30,810 いずれ 子どももできれば➡ 272 00:18:30,810 --> 00:18:34,981 私たちについてくるという考えは しぜんと消えていくはずです。 273 00:18:34,981 --> 00:18:37,984 でも もし そう思わなかったら➡ 274 00:18:37,984 --> 00:18:41,320 あなたが きちんと止めてあげてください。 275 00:18:41,320 --> 00:18:44,991 《どうだろうか 王女には義理もある。 276 00:18:44,991 --> 00:18:48,995 むしろ俺は 一緒についていき 手伝おうとする気がするが》 277 00:18:48,995 --> 00:18:50,997 とはいえ➡ 278 00:18:50,997 --> 00:18:53,100 もし あなたが シルフィを大切にしていなければ➡ 279 00:18:53,100 --> 00:18:57,837 私たちは 彼女を取り返します。 280 00:18:57,837 --> 00:18:59,939 肝に銘じておきます。 281 00:19:18,257 --> 00:19:21,260 あっ ルディ。 アリエル様は? 282 00:19:21,260 --> 00:19:23,262 今 お帰りになったよ。 283 00:19:23,262 --> 00:19:26,098 ルークが ルーデウスに いきなり決闘を申し込んだんだ。 284 00:19:26,098 --> 00:19:30,603 でも さすがはルーデウスだな。 難なく勝利さ。 285 00:19:30,603 --> 00:19:32,772 そっか。 286 00:19:32,772 --> 00:19:37,276 まぁ こっちは そんな感じとして そちらの話は終わりましたか? 287 00:19:37,276 --> 00:19:39,278 うん。 288 00:19:41,447 --> 00:19:45,451 《やはり エリナリーゼは シルフィの祖母だったらしい。 289 00:19:45,451 --> 00:19:50,122 彼女は 呪いと本来の性格でもって トラブルが絶えなかった。 290 00:19:50,122 --> 00:19:53,759 故に 子どもを産んでも 自分の名前は明かさず➡ 291 00:19:53,759 --> 00:19:56,762 一人前に成長するまで 面倒を見たら➡ 292 00:19:56,762 --> 00:20:00,433 縁を切る ということを 続けてきたそうだ。 293 00:20:00,433 --> 00:20:02,435 シルフィのことも 一目見て➡ 294 00:20:02,435 --> 00:20:04,570 自分の孫か ひ孫だと わかったらしい。 295 00:20:04,570 --> 00:20:07,740 でも 正体は明かすまいと 考えていたそうだ。 296 00:20:07,740 --> 00:20:12,411 結局 幸せそうなシルフィを見て 感極まってしまったようだ》 297 00:20:12,411 --> 00:20:15,581 ルーデウス リーゼのことなんだが➡ 298 00:20:15,581 --> 00:20:19,752 正直 彼女は 僕が思っていた人とは違った。 299 00:20:19,752 --> 00:20:21,754 ほう… で? 300 00:20:21,754 --> 00:20:23,689 《さすがに幻滅したか。 301 00:20:23,689 --> 00:20:25,691 好きな相手に 実は 子どもどころか➡ 302 00:20:25,691 --> 00:20:28,694 孫がいたんだからな。 俺ならショックを受ける》 303 00:20:28,694 --> 00:20:33,199 リーゼは 想像以上に思慮深く かよわい人だ。 304 00:20:33,199 --> 00:20:36,368 呪いは 絶対に僕が治す。 305 00:20:36,368 --> 00:20:41,874 だが 確実性を上げるためにも 君に手伝ってほしい。 306 00:20:41,874 --> 00:20:46,212 あんな話を聞いて 幻滅したりとかはしないんですね。 307 00:20:46,212 --> 00:20:49,548 (クリフ)幻滅? するわけないだろう。 何言ってるんだ。 308 00:20:49,548 --> 00:20:53,352 僕はミリス信徒だ。 相手の事情が どうであろうと➡ 309 00:20:53,352 --> 00:20:57,022 僕の理想と違おうと 僕には僕を愛してくれる➡ 310 00:20:57,022 --> 00:20:59,792 一人の女性を 幸せにする義務がある。 311 00:20:59,792 --> 00:21:03,496 何より 僕は彼女を愛しているからな。 312 00:21:08,134 --> 00:21:11,137 わかりました。 僕にできることでしたら➡ 313 00:21:11,137 --> 00:21:13,239 なんでも お手伝いします。 314 00:21:16,575 --> 00:21:21,914 っていうか 僕とお前は友達だろ。 敬語は やめろ。 315 00:21:21,914 --> 00:21:24,083 嫌です。 316 00:21:24,083 --> 00:21:36,428 ♬~ 317 00:21:36,428 --> 00:21:40,432 (シルフィ)ルディ 僕ね 髪を伸ばそうと思うんだ。 318 00:21:40,432 --> 00:21:44,103 よろしいのでしょうか? なんで敬語になるの? 319 00:21:44,103 --> 00:21:47,106 もう髪の色も緑じゃないし➡ 320 00:21:47,106 --> 00:21:50,109 ルディに ずっと 好きでいてもらえるように➡ 321 00:21:50,109 --> 00:21:52,111 頑張らないとね。 322 00:21:52,111 --> 00:21:56,448 《なんだ そのセリフ 泣けてくるんだけど。 323 00:21:56,448 --> 00:21:59,885 俺も嫌われないように 努力しないとな》 324 00:21:59,885 --> 00:22:02,721 シルフィ 今日は お疲れさま。 325 00:22:02,721 --> 00:22:05,724 うん ルディも お疲れさま。