1 00:00:08,008 --> 00:00:10,177 ⚟グレイラットさん。 2 00:00:10,177 --> 00:00:13,847 よかった。 ちょうど お宅へ伺おうとしていたんですよ。 3 00:00:13,847 --> 00:00:16,183 こちら お手紙になります。 4 00:00:16,183 --> 00:00:19,353 (ルーデウス)ありがとうございます。 5 00:00:19,353 --> 00:00:21,355 《誰からだ?》 6 00:00:23,690 --> 00:00:26,693 はっ! パウロからだ! 7 00:00:28,862 --> 00:00:33,033 (パウロ)「ルーデウスへ。 魔法大学に入学するんだってな。 8 00:00:33,033 --> 00:00:35,202 おめでとう。 いろいろあったが➡ 9 00:00:35,202 --> 00:00:38,872 お前が お前の道を 歩いてくれるのを うれしく思う。 10 00:00:38,872 --> 00:00:44,211 エリナリーゼから聞いたと思うが ゼニスのことは なんとかなりそうだ。 11 00:00:44,211 --> 00:00:46,713 あいつにも よろしく言っといてくれ。 12 00:00:46,713 --> 00:00:49,716 俺たちは今 イーストポートにいる。 13 00:00:49,716 --> 00:00:52,886 これから ベガリット大陸へ向かうところだ。 14 00:00:52,886 --> 00:00:56,723 ベガリット大陸は 魔大陸の次に過酷な土地だ。 15 00:00:56,723 --> 00:00:59,726 子連れで渡るには ちと はばかられる。 16 00:00:59,726 --> 00:01:04,665 そこで アイシャとノルンだけ お前の所に送るって案が出た。 17 00:01:04,665 --> 00:01:08,835 もちろん 子どもだけで 旅をさせるのも危険な話だ。 18 00:01:08,835 --> 00:01:11,505 また離れて やきもきするくらいなら➡ 19 00:01:11,505 --> 00:01:15,175 連れていったほうがいい。 そう思ってたときに➡ 20 00:01:15,175 --> 00:01:19,513 ある人物と再会した。 お前も知ってる人だ。 21 00:01:19,513 --> 00:01:22,683 その人が子どもたちの護衛を 引き受けてくれるっていうんで➡ 22 00:01:22,683 --> 00:01:26,520 お願いした。 お前も会ったら驚くと思う。 23 00:01:26,520 --> 00:01:31,191 アイシャは お前に似て器用な子だ。 頭もいい。 24 00:01:31,191 --> 00:01:34,361 ノルンは お前やアイシャとは少々違う。 25 00:01:34,361 --> 00:01:39,032 お前のことも嫌ってるし アイシャとも あまり仲がよくない。 26 00:01:39,032 --> 00:01:43,203 兄貴として嫌がらずに 面倒を見てやってほしい。 27 00:01:43,203 --> 00:01:45,539 とりあえず そんな感じだ。 28 00:01:45,539 --> 00:01:48,375 なんでもかんでも お前に任せることになって➡ 29 00:01:48,375 --> 00:01:51,712 申し訳なく思っている。 よろしく頼む。 30 00:01:51,712 --> 00:01:53,714 パウロ・グレイラットより」。 31 00:01:55,716 --> 00:01:58,385 《申し訳なさのあふれた手紙だ。 32 00:01:58,385 --> 00:02:01,321 だが 俺に対する信頼も感じる。 33 00:02:01,321 --> 00:02:04,992 信頼には応えねばならんな。 長男だし! 34 00:02:04,992 --> 00:02:07,661 それにしても 護衛を引き受けてくれた➡ 35 00:02:07,661 --> 00:02:10,664 ある人物って誰だろう?》 36 00:02:10,664 --> 00:02:12,666 まぁいっか…。 37 00:03:54,701 --> 00:03:57,204 シ~ルフィ。 38 00:03:57,204 --> 00:03:59,706 フフフ…。 (シルフィ)どうしたの? 39 00:03:59,706 --> 00:04:02,309 ルディが浮かれるなんて珍しいね。 40 00:04:02,309 --> 00:04:05,312 ああ 父さんから手紙が届いたんだ。 41 00:04:05,312 --> 00:04:07,647 えっ! パウロさんから? うん! 42 00:04:07,647 --> 00:04:11,485 みんな無事みたいだ。 そう! よかった。 43 00:04:11,485 --> 00:04:15,489 それで 突然だけど 妹が2人 来るらしい。 44 00:04:15,489 --> 00:04:19,326 この家に住まわせてあげようと 思ってるんだけど大丈夫かな? 45 00:04:19,326 --> 00:04:23,630 もちろん! にぎやかになるね。 うん! 46 00:04:26,666 --> 00:04:29,503 《こうして結婚して 家を構えたのも➡ 47 00:04:29,503 --> 00:04:32,005 家族のためだったのかも しれないな。 48 00:04:32,005 --> 00:04:34,841 いずれは パウロたちと一緒に暮らしてもいい。 49 00:04:34,841 --> 00:04:39,346 それにしても 元ニートが両親を養うか。 50 00:04:39,346 --> 00:04:41,348 なんとも感慨深い》 51 00:04:41,348 --> 00:04:43,650 (ルーデウス/シルフィ)いただきま~す! 52 00:04:48,355 --> 00:04:52,859 《ああ 幸せだ。 こうやって帰る場所があって➡ 53 00:04:52,859 --> 00:04:56,363 毎日 好きな人と一緒に ごはんを食べられるなんて。 54 00:04:56,363 --> 00:04:58,532 シルフィには感謝だな》 55 00:04:58,532 --> 00:05:00,467 は~。 56 00:05:00,467 --> 00:05:04,471 なぁ シルフィ 何か俺にしてほしいことないの? 57 00:05:04,471 --> 00:05:08,975 えっ? う~ん…。 じゃあ あれ 教えてよ。 58 00:05:08,975 --> 00:05:11,812 ルディが 入学試験のときに使った あれ。 59 00:05:11,812 --> 00:05:15,482 あ~ ディスタブ・マジックか。 お安いご用です。 60 00:05:15,482 --> 00:05:17,984 手取り腰取り 教えてあげましょう。 61 00:05:17,984 --> 00:05:21,154 代わりに 僕 治癒魔術を教えてあげる。 62 00:05:21,154 --> 00:05:25,825 一応 上級までなら使えるしね。 うん ありがとう。 63 00:05:25,825 --> 00:05:28,495 《というわけで夕食後は➡ 64 00:05:28,495 --> 00:05:30,997 お互い 魔術を教え合うことになった》 65 00:05:30,997 --> 00:05:34,334 う~ん…。 えっと…。 66 00:05:34,334 --> 00:05:38,505 治癒魔術も他の無詠唱と 変わらないと思うんだけど。 67 00:05:38,505 --> 00:05:41,675 う~ん…。 もしかして➡ 68 00:05:41,675 --> 00:05:45,078 術を受けている側の感覚が わからないんじゃない? 69 00:05:47,180 --> 00:05:52,018 《確かに俺には 魔力で干渉される側の感覚がない。 70 00:05:52,018 --> 00:05:56,356 攻撃魔術なら血流のように 感じることができるのだが》 71 00:05:56,356 --> 00:06:00,460 はぁ…。 なんか ちょっと安心した。 72 00:06:00,460 --> 00:06:03,630 ルディにも できないことってあるんだね。 73 00:06:03,630 --> 00:06:06,466 悔しいけど そうみたいだね。 74 00:06:06,466 --> 00:06:08,969 じゃあ 次はシルフィの番だ。 75 00:06:11,471 --> 00:06:16,810 う~ん! 76 00:06:16,810 --> 00:06:18,979 う~ん…。 77 00:06:18,979 --> 00:06:23,817 そういえば シルフィ。 なっ 何? 今 集中してるから。 78 00:06:23,817 --> 00:06:28,321 俺たちの子どもってさ やっぱり 魔術の才能があるのかな? 79 00:06:28,321 --> 00:06:31,324 ふぁっ!? 80 00:06:31,324 --> 00:06:35,996 そっ それは… 生まれてみないと わからないよ。 81 00:06:35,996 --> 00:06:38,832 だよね。 あっ でも➡ 82 00:06:38,832 --> 00:06:43,837 僕は エルフの血が濃いから できにくいというか…。 83 00:06:43,837 --> 00:06:47,674 その… 僕に子どもができなかったら➡ 84 00:06:47,674 --> 00:06:51,845 お妾さんを迎えてもいいからね。 85 00:06:51,845 --> 00:06:54,681 そんなことするつもりはないよ。 86 00:06:54,681 --> 00:06:59,853 俺が欲しいのは子どもじゃなくて 好きな相手との愛の結晶さ。 87 00:06:59,853 --> 00:07:02,789 愛してるよ シルフィ。 88 00:07:02,789 --> 00:07:05,792 うん 僕も愛してるよ。 89 00:07:08,461 --> 00:07:12,632 (ナナホシ)この魔法陣が成功すれば 次の段階に進めるわ。 90 00:07:12,632 --> 00:07:16,469 《ここ1か月 根を詰めて描いていた力作。 91 00:07:16,469 --> 00:07:19,973 ナナホシにとっては 2年間の集大成だ》 92 00:07:19,973 --> 00:07:24,477 一応 この魔法陣が何をするものか 聞いてみても? 93 00:07:24,477 --> 00:07:27,314 (ナナホシ)異世界の物品を召喚するわ。 94 00:07:27,314 --> 00:07:30,150 また転移災害とか 起きないだろうな? 95 00:07:30,150 --> 00:07:32,986 大丈夫よ。 理論上はね。 96 00:07:32,986 --> 00:07:36,823 その理論を聞いてみても? 97 00:07:36,823 --> 00:07:41,494 は~ 大きく かつ複雑なものを 召喚しようとすれば➡ 98 00:07:41,494 --> 00:07:45,832 より多くの魔力が必要だと 今までの実験で判明したわ。 99 00:07:45,832 --> 00:07:50,170 つまり この世界の魔術には エネルギー保存の法則が…。 100 00:07:50,170 --> 00:07:53,506 あっ…。 101 00:07:53,506 --> 00:07:55,508 この世界で おかしいことは➡ 102 00:07:55,508 --> 00:07:59,346 大抵 魔力が 肩代わりしているということ。 103 00:07:59,346 --> 00:08:01,281 なるほど…。 104 00:08:01,281 --> 00:08:04,117 《土魔術で 中空に岩が出現するのは➡ 105 00:08:04,117 --> 00:08:07,454 辺りの魔力を 岩に変化させているのか》 106 00:08:07,454 --> 00:08:09,456 じゃあ 説明は終わり。 107 00:08:09,456 --> 00:08:12,258 始めましょうか。 はい。 108 00:08:21,134 --> 00:08:24,137 《んっ!? 何か おかしい。 109 00:08:24,137 --> 00:08:27,340 魔法陣の光り方に 滞りがあるような…》 110 00:08:40,153 --> 00:08:44,991 《回路がショートしたのか? ともあれ これは…》 111 00:08:44,991 --> 00:08:47,093 失敗ね。 112 00:08:54,334 --> 00:08:56,536 ふぅ…。 113 00:09:04,611 --> 00:09:08,782 ご苦労さま。 今日は もう 帰ってもいいわ。 114 00:09:08,782 --> 00:09:12,085 まっ まぁ… こういうこともあるさ。 115 00:09:15,455 --> 00:09:17,757 では 失礼します。 116 00:09:23,463 --> 00:09:27,967 《ナナホシは ここ最近 ずいぶんと張り詰めてた。 117 00:09:27,967 --> 00:09:32,138 この失敗は かなり 響いているんじゃないだろうか。 118 00:09:32,138 --> 00:09:35,642 いや ナナホシは あれでいて 結構 強そうだ。 119 00:09:35,642 --> 00:09:39,145 失敗を失敗と受け止めるだけの 度量はあるだろう》 120 00:09:39,145 --> 00:09:43,149 (ナナホシ)ああ~!! うわっ… あっ…。 121 00:09:43,149 --> 00:09:46,486 ああ~!! 122 00:09:46,486 --> 00:09:49,823 ああ~!! 123 00:09:49,823 --> 00:09:58,164 ううっ… あぁ!! ああ… あ~!! 124 00:09:58,164 --> 00:10:00,834 帰れない~!! ちょっと落ち着けよ! 125 00:10:00,834 --> 00:10:04,504 帰れない! 帰れない! 帰れない! 126 00:10:04,504 --> 00:10:07,006 帰れない!! 127 00:10:09,342 --> 00:10:13,046 おい… 大丈夫か? あっ…。 128 00:10:16,516 --> 00:10:20,019 お前 ちょっと頑張りすぎたんだよ。 129 00:10:20,019 --> 00:10:24,357 今日は休もう。 なっ? 130 00:10:24,357 --> 00:10:26,860 何? あれ…。 どうしたの? 131 00:10:26,860 --> 00:10:29,362 大丈夫…。 (ザノバ)んっ? 132 00:10:29,362 --> 00:10:32,031 はっ! 師匠! ザノバ。 133 00:10:32,031 --> 00:10:36,202 いかがなされましたか? ナナホシがヤバい。 助けてくれ。 134 00:10:36,202 --> 00:10:39,706 病気ですか? 似たようなもんだ。 135 00:10:39,706 --> 00:10:42,709 ならば まずは医務室へ運びましょう。 136 00:10:42,709 --> 00:10:45,211 師匠 余が運びます。 137 00:10:45,211 --> 00:10:50,717 丁寧にな。 無論です。 さぁ サイレント殿。 138 00:10:50,717 --> 00:10:53,419 道をあけろ!! 139 00:11:00,493 --> 00:11:03,163 なるほど。 彼女は好きで➡ 140 00:11:03,163 --> 00:11:06,666 研究をしていたわけでは なかったのですな。 141 00:11:06,666 --> 00:11:08,668 そうだな。 142 00:11:11,504 --> 00:11:15,508 (ジュリエット)ぐらんどますた 顔 ひどい。 143 00:11:17,844 --> 00:11:22,682 ああ 俺は ブサイクだからな。 144 00:11:22,682 --> 00:11:28,188 シルフィに相談して しばらくはナナホシを 俺の家で世話しようと思う。 145 00:11:28,188 --> 00:11:30,690 こういうときに 1人にするのは危険だ。 146 00:11:30,690 --> 00:11:32,692 (ザノバ)それが よろしいでしょうな。 147 00:11:32,692 --> 00:11:36,029 ザノバ 家まで運ぶのを 手伝ってくれるか? 148 00:11:36,029 --> 00:11:38,031 (ザノバ)喜んで。 149 00:11:47,373 --> 00:11:50,877 ひゃっ! ぐらんどますた なんですか? 150 00:11:50,877 --> 00:11:55,882 なんでもない。 ジュリ ザノバによくしてもらってるか? 151 00:11:55,882 --> 00:12:00,320 はい。 マスタには ごはん たくさん食べさせてくれます。 152 00:12:00,320 --> 00:12:02,322 そうか そうか。 153 00:12:02,322 --> 00:12:07,327 マスターは ごはんを たくさん 食べさせてくれます だな。 154 00:12:07,327 --> 00:12:12,498 うん。 マスタは ごはんを たくさん食べさせてくれます。 155 00:12:12,498 --> 00:12:16,169 よし よし。 156 00:12:16,169 --> 00:12:19,839 《ナナホシは ちゃんと ごはんを食べていたのだろうか? 157 00:12:19,839 --> 00:12:23,009 好きなものを 誰かと一緒に食べるだけで➡ 158 00:12:23,009 --> 00:12:26,012 立派な精神安定剤になる。 159 00:12:26,012 --> 00:12:28,514 彼女は どうだったのだろうか。 160 00:12:28,514 --> 00:12:31,517 俺は彼女のことを ほとんど知らない。 161 00:12:31,517 --> 00:12:35,822 同じ日本人で 秘密を共有してるのに》 162 00:12:45,698 --> 00:12:50,370 まだ眠ってる。 相当 疲れていたみたいだね。 163 00:12:50,370 --> 00:12:52,872 一応 治癒魔術をかけておいたけど。 164 00:12:52,872 --> 00:12:57,210 ありがとう。 護衛中に ごめんな。 ううん。 165 00:12:57,210 --> 00:13:00,413 そうだ。 着替えさせたときに…。 166 00:13:05,652 --> 00:13:08,988 作業用のかもしれないけど。 167 00:13:08,988 --> 00:13:11,991 一応 預かっておくよ。 168 00:13:11,991 --> 00:13:16,663 大丈夫ですか!? サイレント殿は。 さてな…。 169 00:13:16,663 --> 00:13:18,998 なんにせよ 助かったよ ザノバ。 170 00:13:18,998 --> 00:13:23,002 いえ 師匠には いつも お世話になっておりますからな。 171 00:13:23,002 --> 00:13:26,839 師匠のほうこそ大丈夫ですか? なんでだ? 172 00:13:26,839 --> 00:13:30,543 今のサイレント殿のような 顔色をしております。 173 00:13:32,845 --> 00:13:37,517 少しな 昔の つらいことを 思い出したんだ。 174 00:13:37,517 --> 00:13:40,687 聞いてもよろしいですか? 175 00:13:40,687 --> 00:13:46,192 俺も ああやって無気力になって 閉じこもったことがあっただけさ。 176 00:13:46,192 --> 00:13:50,697 余には わからん感覚ですな。 177 00:13:50,697 --> 00:13:52,865 《でも 俺は わかる。 178 00:13:52,865 --> 00:13:55,868 少し境遇が違えば ああなっていたのは➡ 179 00:13:55,868 --> 00:13:57,870 俺だったかもしれない》 180 00:14:02,141 --> 00:14:06,646 とにかく また助けが必要であれば 余におっしゃってください。 181 00:14:06,646 --> 00:14:09,649 力だけは 有り余っておりますので。 182 00:14:09,649 --> 00:14:12,051 ああ 頼むよ。 183 00:14:15,321 --> 00:14:18,991 腹 減ってないか? なんか食いたいもんがあれば➡ 184 00:14:18,991 --> 00:14:22,495 シルフィに頼んでおくけど。 185 00:14:22,495 --> 00:14:29,001 そうだ! ポテトチップス 食べるか? うまそうに食ってただろ。 186 00:14:29,001 --> 00:14:32,805 風呂も沸かすぞ? 心の洗濯っていうし。 187 00:14:34,841 --> 00:14:38,177 あっ…。 188 00:14:38,177 --> 00:14:41,848 なんかあったら呼んでくれ。 189 00:14:41,848 --> 00:14:45,184 全部 塞いだと思ったのよ。 190 00:14:45,184 --> 00:14:48,020 魔法陣は基板みたいなもの。 191 00:14:48,020 --> 00:14:51,357 いくつもの パターン回路を組み合わせることで➡ 192 00:14:51,357 --> 00:14:54,026 一つの機能を作り出す。 193 00:14:54,026 --> 00:15:00,466 けれど どうしても あの一点 回路が つながらなかった。 194 00:15:00,466 --> 00:15:03,636 物理的に無理なのよ。 195 00:15:03,636 --> 00:15:08,341 つまり 私は家に帰れないってこと。 196 00:15:16,315 --> 00:15:18,484 さて これを見てほしい。 197 00:15:18,484 --> 00:15:22,655 (クリフ)魔法陣か。 師匠 これは どういう種類の? 198 00:15:22,655 --> 00:15:26,492 サイレントが研究している 召喚魔法陣の図面だ。 199 00:15:26,492 --> 00:15:29,996 ちょっと行き詰まったから みんなの知恵を借りたい。 200 00:15:29,996 --> 00:15:34,333 しかし 師匠 我々は 召喚魔術は専門外ですが…。 201 00:15:34,333 --> 00:15:36,669 まぁ 解決できなくてもいいさ。 202 00:15:36,669 --> 00:15:40,673 逆に分野が違えば 出てくるアイデアも違うだろうし。 203 00:15:40,673 --> 00:15:43,342 とりあえず この部分を見てくれ。 204 00:15:43,342 --> 00:15:46,679 ここで魔力が 途切れるらしいんだが わかるか? 205 00:15:46,679 --> 00:15:49,348 ああ ここで切れてるのか。 206 00:15:49,348 --> 00:15:52,852 えっと これに つながるのは そこか…。 207 00:15:52,852 --> 00:15:56,856 ここに魔力を流すのに 何かアイデアはありませんか? 208 00:15:56,856 --> 00:16:02,795 う~ん… あっちとこっちが こうなってるから…。 209 00:16:02,795 --> 00:16:06,966 これは難題だな。 一から描き直せば…。 210 00:16:06,966 --> 00:16:09,468 いや でも 無理だな~。 211 00:16:09,468 --> 00:16:12,972 多重構造にすれば いけるのではないですか? 212 00:16:12,972 --> 00:16:17,977 多重構造? なんの話だ? 余の研究をしている人形は➡ 213 00:16:17,977 --> 00:16:20,646 いくつもの魔法陣を 重ね合わせることで➡ 214 00:16:20,646 --> 00:16:23,149 一つの効果を生んでいる。 215 00:16:23,149 --> 00:16:25,818 とはいえ 余も研究を始めたばかりで➡ 216 00:16:25,818 --> 00:16:29,489 まともに魔法陣など 描いたことはないのだが…。 217 00:16:29,489 --> 00:16:32,992 待て 人形って そこにある この間のやつか? 218 00:16:32,992 --> 00:16:34,994 ちょっと見せてくれ。 219 00:16:43,669 --> 00:16:47,006 これを作ったやつは天才だな。 お~! 220 00:16:47,006 --> 00:16:49,842 こんな魔法陣は見たことがない。 221 00:16:49,842 --> 00:16:55,348 く~ 全然 理論がわからん! 2つの魔法陣を重ねているのか? 222 00:16:55,348 --> 00:16:57,516 いや 違う もっと多重なんだ。 223 00:16:57,516 --> 00:17:00,119 全部そろってないと うまく動かない。 224 00:17:00,119 --> 00:17:02,955 でも 折れているのに動いていたし…。 225 00:17:02,955 --> 00:17:04,957 なんなんだ!? この魔法陣は! 226 00:17:04,957 --> 00:17:08,127 余も まだ詳しくは わからんのだが➡ 227 00:17:08,127 --> 00:17:11,130 本によると 肘の動きを制御するための➡ 228 00:17:11,130 --> 00:17:13,132 魔法陣であるらしい。 うぐっ…。 229 00:17:13,132 --> 00:17:15,635 (エリナリーゼ)はいはい 天才の あなたにも➡ 230 00:17:15,635 --> 00:17:18,804 すぐ理解できますよ。 わかっている! 231 00:17:18,804 --> 00:17:22,975 クリフ先輩 この人形に使われている 技術を使えば➡ 232 00:17:22,975 --> 00:17:26,479 サイレントの魔法陣の問題は 解決すると思いますか? 233 00:17:26,479 --> 00:17:30,283 わからない。 けど 可能性はあると思う。 234 00:17:39,158 --> 00:17:41,661 皆さん 例のものを。 235 00:18:02,949 --> 00:18:04,951 あっ…。 236 00:18:04,951 --> 00:18:06,953 できるかも…。 237 00:18:06,953 --> 00:18:09,455 そうか… そうか そうか。 238 00:18:09,455 --> 00:18:11,791 何も 平面にこだわる必要はなかった。 239 00:18:11,791 --> 00:18:15,795 そうね そうよ。 紙に描いたって厚みは出るのよ。 240 00:18:15,795 --> 00:18:19,465 積層させれば どれだけでも 大きな魔法陣は描けるんだわ! 241 00:18:19,465 --> 00:18:23,069 どうして そんな簡単なことを 思いつかなかったのかしら! 242 00:18:26,973 --> 00:18:29,642 あ~ 違う! こうじゃない! 243 00:18:29,642 --> 00:18:33,646 おい こうじゃないのか? 244 00:18:33,646 --> 00:18:40,152 あっ そっか… あなた賢いわね。 当然だ。 僕は天才だからな。 245 00:18:40,152 --> 00:18:43,990 じゃあ これは どうすればいい? ちょっと待て。 ここは…。 246 00:18:43,990 --> 00:18:46,158 あっ この式が使えるな。 247 00:18:46,158 --> 00:18:48,160 (ナナホシ)あっ じゃあ ここは これで いけそう。 248 00:18:48,160 --> 00:18:51,163 (クリフ)なるほど。 斬新だが可能か…。 249 00:18:51,163 --> 00:19:14,186 ♬~ 250 00:19:17,623 --> 00:19:20,026 では 起動します。 251 00:19:42,815 --> 00:19:46,485 (一同)お~! これは すごいですな! 252 00:19:46,485 --> 00:19:50,656 なんだ? これは。 ガラスか? 違うな。 253 00:19:50,656 --> 00:19:52,658 もっと やわらかい。 254 00:19:52,658 --> 00:19:54,660 《たかがペットボトル》 255 00:19:54,660 --> 00:19:56,662 よし… よし! 256 00:19:56,662 --> 00:19:58,664 《されどペットボトルだ》 257 00:19:58,664 --> 00:20:01,333 成功ですね。 258 00:20:01,333 --> 00:20:04,837 これで ようやく次の段階に進めるわ! 259 00:20:04,837 --> 00:20:08,174 積層構造の魔法陣。 これを突き詰めていけば➡ 260 00:20:08,174 --> 00:20:13,846 おそらく どんなものだって 召喚できるはず! あっ…。 261 00:20:13,846 --> 00:20:18,517 せ… 世話をかけたわね。 ギブアンドテイクでしょ? 262 00:20:18,517 --> 00:20:21,520 今度 僕が困ったときに 助けてくださいよ。 263 00:20:21,520 --> 00:20:23,689 もっ… もちろんよ。 264 00:20:23,689 --> 00:20:26,025 今日は パーッと祝いましょう! 265 00:20:26,025 --> 00:20:30,863 もちろん あなたの おごりで。 しょうがないわね。 266 00:20:30,863 --> 00:20:34,867 でも それで あなたたちへの 貸し借りは なしよ? 267 00:20:34,867 --> 00:20:37,369 (一同)乾杯!! 268 00:20:42,041 --> 00:20:44,543 (一同)は~! 269 00:20:44,543 --> 00:20:48,214 ふぅ…。 (拍手) 270 00:20:48,214 --> 00:20:50,883 (指笛) 271 00:20:50,883 --> 00:20:55,221 (拍手) 272 00:20:55,221 --> 00:20:59,725 今日は ありがとうございました。 273 00:20:59,725 --> 00:21:01,827 (一同)イエーイ! 274 00:21:01,827 --> 00:21:05,164 (クリフ)まっ 僕も手伝ったしな。 (拍手) 275 00:21:05,164 --> 00:21:08,000 《この手の集まりは 好きじゃないので➡ 276 00:21:08,000 --> 00:21:10,836 前世では 一度もしたことがなかった。 277 00:21:10,836 --> 00:21:15,341 でも つらいことがあったとき 周りのやつらに助けられたら➡ 278 00:21:15,341 --> 00:21:18,511 きっと うれしくて 喜びを分かち合うために➡ 279 00:21:18,511 --> 00:21:20,679 騒ぎたくなるんだろう。 280 00:21:20,679 --> 00:21:26,352 たまには すべてを忘れないと 到底 生きてはいけないのだ。 281 00:21:26,352 --> 00:21:30,055 人生は つらいことばかりだからな》 282 00:23:06,819 --> 00:23:09,822 (アイシャ)誰かいませんか? (ドアをたたく音) 283 00:23:09,822 --> 00:23:11,824 もしも~し! 284 00:23:11,824 --> 00:23:14,660 お~い! お兄ちゃ~ん! 285 00:23:14,660 --> 00:23:16,662 (アイシャ)ノルン姉が道 間違えるから➡ 286 00:23:16,662 --> 00:23:18,664 こんな時間になっちゃったじゃん。 287 00:23:18,664 --> 00:23:21,834 (ノルン)アイシャだって あっちで 間違いないって言ってたし! 288 00:23:21,834 --> 00:23:23,836 (ノルン/アイシャ)う~ん! あっ…。 289 00:23:23,836 --> 00:23:30,676 あっ お兄ちゃん! お兄ちゃん 会いたかった! 290 00:23:30,676 --> 00:23:32,678 ルーデウス。 291 00:23:35,514 --> 00:23:37,516 久しぶりだな。 292 00:23:37,516 --> 00:23:41,520 はっ… はい! お久しぶりです! 293 00:23:41,520 --> 00:23:43,522 ルイジェルドさん!