1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 《家のリフォームが完了して1週間。 2 00:00:04,338 --> 00:00:07,341 この世界では 結婚して 家を手に入れたら➡ 3 00:00:07,341 --> 00:00:11,645 親しい人を招待して 食事を振る舞うのが常識だそうだ。 4 00:00:11,645 --> 00:00:14,314 いわゆる披露宴だ》 5 00:00:14,314 --> 00:00:17,284 (ルーデウス)というわけで 我々の知り合いを呼んで➡ 6 00:00:17,284 --> 00:00:19,953 パーティーを開く。 (シルフィ)はい。 7 00:00:19,953 --> 00:00:24,291 俺のほうは エリナリーゼ ザノバ ジュリ クリフ先輩➡ 8 00:00:24,291 --> 00:00:28,962 リニア プルセナ バーディ陛下 ジーナス教頭 ゾルダート。 9 00:00:28,962 --> 00:00:32,966 シルフィは アリエル様 ルーク 従者2人。 10 00:00:32,966 --> 00:00:36,970 《パウロたちも呼びたかったが 距離的にしょうがない。 11 00:00:36,970 --> 00:00:39,306 結婚したという手紙は 出しておいたが➡ 12 00:00:39,306 --> 00:00:41,975 さて 届くのは いつになるのやら》 13 00:00:41,975 --> 00:00:44,978 あれ? ナナホシさん 忘れてるよ。 14 00:00:44,978 --> 00:00:47,314 あいつは参加すんのかねぇ。 15 00:00:47,314 --> 00:00:50,317 きっと来るよ。 とりあえず呼んでおくか。 16 00:00:50,317 --> 00:00:54,655 しかし 準備するだけして 誰も来なかったら どうしような。 17 00:00:54,655 --> 00:00:58,292 少なくとも アリエル様とザノバくんが絶対来るよ。 18 00:00:58,292 --> 00:01:01,228 それに リニアとプルセナも 来るんじゃないかな。 19 00:01:01,228 --> 00:01:04,564 獣族って 格上からの誘いは断らないし。 20 00:01:04,564 --> 00:01:07,567 まぁ クリフ先輩も 呼べって言ってたから来るか。 21 00:01:07,567 --> 00:01:12,573 僕としては エリナリーゼさんは 来てほしいかな。 22 00:01:12,573 --> 00:01:15,242 ちょっと聞きたいことがあるんだ。 23 00:01:15,242 --> 00:01:17,244 大したことじゃないんだけどね。 24 00:01:17,244 --> 00:01:20,914 《エリナリーゼ… 何かあるんだろうか。 25 00:01:20,914 --> 00:01:24,918 あまり2人がしゃべるところは 見たことないが…》 26 00:02:57,090 --> 00:03:00,760 《さて 10人以上も客が来るとなれば➡ 27 00:03:00,760 --> 00:03:03,090 相応の準備が必要である。 28 00:03:03,090 --> 00:03:05,760 そのため まずは 買い出しだ》 29 00:03:05,760 --> 00:03:09,430 食材の前に ルディの服を買いたいんだけど。 30 00:03:09,430 --> 00:03:14,100 そうだな。 愛着はあるけど 少々みすぼらしかったな。 31 00:03:14,100 --> 00:03:16,440 じゃあ 服屋に行こうか。 32 00:03:16,440 --> 00:03:21,440 シルフィ好みに コーディネートしてくれ。 うん 任せて。 33 00:03:21,440 --> 00:03:25,110 こちらの人に魔術師用のローブを 見せていただけますか? 34 00:03:25,110 --> 00:03:27,120 かしこまりました。 35 00:03:27,120 --> 00:03:30,120 お客様の得意系統を お聞きしてもよろしいですか? 36 00:03:30,120 --> 00:03:33,120 一応 水と土になりますかね。 37 00:03:33,120 --> 00:03:37,130 でしたら… こちらなどは いかがでしょうか。 38 00:03:37,130 --> 00:03:39,800 土系統でしたら こちらもいいでしょう。 39 00:03:39,800 --> 00:03:42,800 シルフィは どんなのがいいと思う? 40 00:03:42,800 --> 00:03:45,130 これなんか いいんじゃないかな。 41 00:03:45,130 --> 00:03:47,800 ルディの 今 持ってるのに近い感じで。 42 00:03:47,800 --> 00:03:52,740 そちらは魔大陸 ラッキーラットの皮より 作られたものでございます。 43 00:03:52,740 --> 00:03:57,050 デザインはカズラ。 毒や酸に強い耐性がございます。 44 00:03:57,050 --> 00:04:02,720 「名は体を表す」っていうし これにするかな。 45 00:04:02,720 --> 00:04:05,390 《はい。 衣類の値段じゃないの きました。 46 00:04:05,390 --> 00:04:08,730 いや~ さすが魔大陸の素材は お高い》 47 00:04:08,730 --> 00:04:11,060 「名は体を」と おっしゃいましたが➡ 48 00:04:11,060 --> 00:04:14,400 失礼ですが お名前を伺っても? 49 00:04:14,400 --> 00:04:17,070 はい。 ルーデウス・グレイラットと申します。 50 00:04:17,070 --> 00:04:20,400 なんと! グレイラット家のお方でしたか。 51 00:04:20,400 --> 00:04:24,070 ルーク様には 大変ごひいきに していただいております。 52 00:04:24,070 --> 00:04:28,410 今回も お安くさせていただきます。 53 00:04:28,410 --> 00:04:46,760 ♬~ 54 00:04:46,760 --> 00:04:49,330 今日は いろいろ買ったけど➡ 55 00:04:49,330 --> 00:04:53,270 家が広い分 用意するものが多いよな~。 56 00:04:53,270 --> 00:04:56,940 《いざとなったら 冒険者に戻って稼ぐか。 57 00:04:56,940 --> 00:04:59,610 いや それで死んだらどうする》 58 00:04:59,610 --> 00:05:01,610 はぁ…。 59 00:05:01,610 --> 00:05:04,280 えっと… ルディ 安心して。 60 00:05:04,280 --> 00:05:06,620 僕もアリエル様からいただいた お給料は➡ 61 00:05:06,620 --> 00:05:08,620 ちゃんと取ってあるから。 62 00:05:08,620 --> 00:05:11,290 ごめんよ ふがいなくて。 63 00:05:11,290 --> 00:05:13,620 それに料理は任せてね。 64 00:05:13,620 --> 00:05:16,630 お母さんとリーリャさんに習ったから ばっちりだよ。 65 00:05:16,630 --> 00:05:19,300 あっ でも ルディの口に合うかな? 66 00:05:19,300 --> 00:05:21,300 消し炭でも うまいと言ってみせるさ。 67 00:05:21,300 --> 00:05:26,300 消し炭って… もう 誰のために 頑張って覚えたと思ってるのさ。 68 00:05:26,300 --> 00:05:29,310 あぁ… シルフィエットさんが 理想の嫁すぎて➡ 69 00:05:29,310 --> 00:05:32,640 わたくし 釣り合いがとれているか 不安でなりません。 70 00:05:32,640 --> 00:05:37,310 ルディは その… 僕の理想の旦那様だよ? 71 00:05:37,310 --> 00:05:39,320 あっ…。 72 00:05:39,320 --> 00:05:42,320 ルディ 大好きだよ。 73 00:05:44,320 --> 00:05:46,990 《あかん》 74 00:05:46,990 --> 00:05:49,330 ちょちょちょ… ちょっと! 75 00:05:49,330 --> 00:05:52,600 うわっ! ルディ…。 76 00:05:52,600 --> 00:05:54,600 もう…。 77 00:06:01,570 --> 00:06:04,570 《数日後 披露宴当日。 78 00:06:04,570 --> 00:06:08,240 日程は月休みの日で 時刻は昼にした。 79 00:06:08,240 --> 00:06:13,250 ジーナスには遠慮され ゾルダートには 忙しいと断られた。 80 00:06:13,250 --> 00:06:16,590 バーディガーディは意外と暇らしく 参加を表明。 81 00:06:16,590 --> 00:06:19,920 それ以外の人たちも 招待状を受け取ってくれた。 82 00:06:19,920 --> 00:06:23,930 そう ナナホシも 招待状を受け取ったのだ》 83 00:06:25,930 --> 00:06:28,930 珍しいな あの部屋から出てくるなんて。 84 00:06:28,930 --> 00:06:30,930 (ナナホシ)あなたが誘ったんでしょ。 85 00:06:30,930 --> 00:06:33,440 まぁ 今日は ゆっくりしていってくれ。 86 00:06:33,440 --> 00:06:36,770 ポテトチップスとかも用意したからな。 えっ? 作ったの? 87 00:06:36,770 --> 00:06:40,280 お前のおかげで食用油が 簡単に手に入るからな。 88 00:06:40,280 --> 00:06:44,280 すごいわね。 ルディ 準備できたよ。 89 00:06:44,280 --> 00:06:46,780 《ちなみに シルフィがフィッツだということは➡ 90 00:06:46,780 --> 00:06:48,790 招待客に知らせてある》 91 00:06:48,790 --> 00:06:51,720 さて あとはバーディガーディだけか。 92 00:06:51,720 --> 00:06:53,890 (エリナリーゼ)1,000年単位で 生きている方は➡ 93 00:06:53,890 --> 00:06:55,890 時間にルーズですのよ。 94 00:06:55,890 --> 00:06:59,560 1か月後ぐらいに来ると 思っていたほうが いいですわね。 95 00:06:59,560 --> 00:07:03,070 《あまり遅くなると 料理が冷めてしまうな。 96 00:07:03,070 --> 00:07:05,070 悪いな バーディ》 97 00:07:14,080 --> 00:07:17,410 頑張って。 (せきばらい) 98 00:07:17,410 --> 00:07:20,580 本日は お忙しい中 お集まりいただき➡ 99 00:07:20,580 --> 00:07:22,590 ありがとうございます。 100 00:07:22,590 --> 00:07:27,420 改めて 宣言いたしますが わたくし ルーデウスと こちら…。 101 00:07:27,420 --> 00:07:30,930 (バーディガーディ)そこで 我が輩が ババンと登場である! 102 00:07:33,060 --> 00:07:35,900 バーディガーディ 遅刻ですわよ。 103 00:07:35,900 --> 00:07:39,400 我が種族においては 王族は会合の際には➡ 104 00:07:39,400 --> 00:07:43,570 どぎもを抜くタイミングで登場して 場をかき乱すべし➡ 105 00:07:43,570 --> 00:07:45,580 と決まっておるのでな。 106 00:07:45,580 --> 00:07:47,910 ウソだろ? ウソではない。 107 00:07:47,910 --> 00:07:50,510 貴様のために わざわざ 一肌脱いだのだ。 108 00:07:50,510 --> 00:07:53,850 感謝するがいい フハハハハ! ハハハ…。 109 00:07:53,850 --> 00:07:56,850 ありがとうございます。 (せきばらい) 110 00:07:56,850 --> 00:07:59,020 では 気を取り直して…。 111 00:07:59,020 --> 00:08:01,860 本日は お忙しい中 お集まりいただき➡ 112 00:08:01,860 --> 00:08:03,860 ありがとうございます。 113 00:08:03,860 --> 00:08:05,860 改めて 宣言いたしますが➡ 114 00:08:05,860 --> 00:08:10,000 わたくし ルーデウスと こちらシルフィエットは結婚します。 115 00:08:10,000 --> 00:08:13,940 まだ若輩ゆえ 至らない点も あるかと思いますが➡ 116 00:08:13,940 --> 00:08:17,110 そこは助け合って… え~。 117 00:08:17,110 --> 00:08:23,110 《いかんな 堅苦しかっただろうか 皆様 微妙な顔をしている》 118 00:08:23,110 --> 00:08:25,620 他人行儀な言葉は やめるがよい。 119 00:08:25,620 --> 00:08:27,620 貴様らは 愛し合って➡ 120 00:08:27,620 --> 00:08:31,320 それを ここにいる全員に 認めてもらいたいのであろう? 121 00:08:37,790 --> 00:08:39,900 フッ。 122 00:08:42,970 --> 00:08:46,140 まぁ なんだ。 俺は シルフィとやっていく。 123 00:08:46,140 --> 00:08:49,470 何かあったら力になってくれ。 よろしく。 124 00:08:49,470 --> 00:08:54,580 よし! 若き2人の行く末に 乾杯である! 125 00:08:54,580 --> 00:08:57,080 (一同)乾杯! 126 00:08:57,080 --> 00:09:20,970 ♬~ 127 00:09:20,970 --> 00:09:23,470 (アリエル)シルフィ おめでとう。 128 00:09:23,670 --> 00:09:26,510 ありがとうございます。 彼と この家は➡ 129 00:09:26,510 --> 00:09:29,510 シルフィの理想と比べて どうですか? 130 00:09:29,510 --> 00:09:34,020 なんか理想より すごいです。 この家 お風呂もあるんですよ。 131 00:09:34,020 --> 00:09:39,020 なんだったら 1年ぐらい 護衛をお休みしてもいいのですよ。 132 00:09:39,020 --> 00:09:42,690 そ… それは その… 子どもができたときで。 133 00:09:42,690 --> 00:09:46,030 (アリエル)ウフフフ…。 (シルフィ)もうアリエル様ったら。 134 00:09:46,030 --> 00:09:49,200 (ルーク)まぁ まだ わだかまりが あるとは思うが➡ 135 00:09:49,200 --> 00:09:51,200 よろしくやろうじゃないか。 136 00:09:51,200 --> 00:09:53,370 《俺には そんなもんはないんだが…》 137 00:09:53,370 --> 00:09:57,470 ああ よろしく ルーク先輩。 138 00:10:00,540 --> 00:10:05,380 (ジュリエット)ぐらんどますた 本日は お招きありがとうございます。 139 00:10:05,380 --> 00:10:09,220 (ザノバ)改めまして 師匠 おめでとうございます。 140 00:10:09,220 --> 00:10:12,390 ありがとう ザノバ。 奥方様。 141 00:10:12,390 --> 00:10:15,390 師匠の伴侶を男と見間違うなど…。 142 00:10:15,390 --> 00:10:18,230 今までのご無礼をお許しください。 143 00:10:18,230 --> 00:10:20,900 あぁ いえ 頭を上げてください。 144 00:10:20,900 --> 00:10:24,900 ルディだって間違えてたんだから しょうがないです ねっ。 145 00:10:24,900 --> 00:10:28,900 《恥ずかしながら 俺も男だと間違えていた》 146 00:10:28,900 --> 00:10:33,410 (リニアーナ)人族は 飯食ってる最中に 挨拶するのが礼儀ニャのか? 147 00:10:33,410 --> 00:10:35,410 (プルセナ)お行儀が悪いの。 148 00:10:35,410 --> 00:10:37,410 お前も食いながらじゃないか。 149 00:10:37,410 --> 00:10:40,580 2人とも来てくれて ありがとう。 それにしても➡ 150 00:10:40,580 --> 00:10:43,590 まさか ボスとフィッツが結婚とはニャあ。 151 00:10:43,590 --> 00:10:45,750 フィッツは やっぱり女だったの。 152 00:10:45,750 --> 00:10:48,760 においで そうじゃないかとは 思ってたの。 153 00:10:48,760 --> 00:10:52,160 でも 強い者同士がくっつくのは いいことニャ。 154 00:10:52,160 --> 00:10:56,500 そうなの 強い子どもが生まれれば 一族安泰なの。 155 00:10:56,500 --> 00:10:59,840 《獣族のスケール感で言われても 困っちゃうの》 156 00:10:59,840 --> 00:11:02,140 (笑い声) 157 00:11:04,670 --> 00:11:07,180 おめでとう。 ありがとう。 158 00:11:09,180 --> 00:11:12,680 あの ナナホシさん。 一つ聞いていい? 159 00:11:12,680 --> 00:11:16,020 何かしら? 前に ルディとナナホシさんが➡ 160 00:11:16,020 --> 00:11:19,860 同郷って言ってたよね。 あれって どういう意味? 161 00:11:19,860 --> 00:11:21,860 はっ! 162 00:11:28,030 --> 00:11:31,430 言語を扱えたから 勘違いしただけよ。 163 00:11:38,540 --> 00:11:44,380 (クリフ)神よ 2人に永遠の愛と 永久の繁栄を与えたまえ。 164 00:11:44,380 --> 00:11:49,050 僕にできる祝詞だ。 君たちの結婚を祝福しよう。 165 00:11:49,050 --> 00:11:51,150 ありがとうございます。 166 00:11:51,150 --> 00:11:55,160 ルーデウス よかったですわね。 病気が治って。 167 00:11:55,160 --> 00:11:59,500 もう少し 早く報告してくれても よろしかったのですわよ。 168 00:11:59,500 --> 00:12:02,930 報告したら 「本当かどうか 確かめてさしあげますわ」➡ 169 00:12:02,930 --> 00:12:06,600 とか言って 襲ったでしょう。 まさか! 前にも言ったでしょう。 170 00:12:06,600 --> 00:12:11,270 わたくし パウロの娘になるつもりは ございませんのよ。 171 00:12:11,270 --> 00:12:14,110 シルフィエットさん おめでとうございます。 172 00:12:14,110 --> 00:12:18,780 ありがとうございます。 あなたの幸福を心より…。 173 00:12:18,780 --> 00:12:23,120 心より… おいわ… いわ…。 174 00:12:23,120 --> 00:12:26,120 あっ…。 (2人)あっ…。 175 00:12:26,120 --> 00:12:29,120 (泣き声) 176 00:12:29,120 --> 00:12:32,460 ご ごめんなさい。 わたくしとしたことが…。 177 00:12:32,460 --> 00:12:34,960 (泣き声) 178 00:12:34,960 --> 00:12:37,470 リーゼ どうした? 179 00:12:37,470 --> 00:12:40,970 もしかして エリナリーゼさんって➡ 180 00:12:40,970 --> 00:12:43,310 僕のおばあちゃん… ですか? 181 00:12:43,310 --> 00:12:45,410 はっ! (2人)あっ…。 182 00:12:47,480 --> 00:12:50,750 お父さんが言ってました。 僕のおばあちゃんは➡ 183 00:12:50,750 --> 00:12:52,920 パウロさんの仲間だったって。 184 00:12:52,920 --> 00:12:55,920 ち… 違いますわ。 あなたのおばあ様が➡ 185 00:12:55,920 --> 00:12:58,920 こんな淫売なはずが…。 それが原因で➡ 186 00:12:58,920 --> 00:13:03,760 お父さんは大森林を追われ 結婚にも反対されたと聞きました。 187 00:13:03,760 --> 00:13:06,430 あっ…。 たまに話してくれた内容が➡ 188 00:13:06,430 --> 00:13:09,430 エリナリーゼさんと 重なる部分があったから➡ 189 00:13:09,430 --> 00:13:11,430 もしかしたらって…。 190 00:13:11,430 --> 00:13:14,270 それは…。 うっ うっ…。 191 00:13:14,270 --> 00:13:17,770 ご… ごめんなさい 急に。 えっと…。 192 00:13:17,770 --> 00:13:22,780 《2人が肉親…。 そういえば シルフィの作ってくれたペンダントと➡ 193 00:13:22,780 --> 00:13:25,610 エリナリーゼのペンダントが 同じものだったな。 194 00:13:25,610 --> 00:13:28,780 言われてみれば 顔だちも似ている》 195 00:13:28,780 --> 00:13:31,450 クリフ先輩。 えっ なんだ? 196 00:13:31,450 --> 00:13:35,790 エリナリーゼさんを2階の適当な部屋で 休ませてあげてください。 197 00:13:35,790 --> 00:13:37,790 わ わかった。 198 00:13:37,790 --> 00:13:41,460 シルフィも その話は あとで落ち着いてからでいいか? 199 00:13:41,460 --> 00:13:43,470 は はい。 200 00:13:43,470 --> 00:13:47,300 ルーデウス… わ わたくしは こんなですけど➡ 201 00:13:47,300 --> 00:13:50,240 その ロールズは普通の子ですのよ。 202 00:13:50,240 --> 00:13:54,410 もちろん その子どものシルフィも。 だから…。 203 00:13:54,410 --> 00:13:57,910 心配しないでください。 エリナリーゼさんが原因で➡ 204 00:13:57,910 --> 00:14:00,580 シルフィと別れたりはしませんから。 でも…。 205 00:14:00,580 --> 00:14:04,420 そんなことより 大嫌いなパウロと 親戚になることを➡ 206 00:14:04,420 --> 00:14:07,090 心配したほうが いいんじゃないですか? 207 00:14:07,090 --> 00:14:11,390 あなた こんなときに おもしろいことを言いますのね。 208 00:14:20,270 --> 00:14:22,770 ンニャ。 ボス お幸せに! 209 00:14:22,770 --> 00:14:26,110 これで ボスは名実ともに 学校のボスなの。 210 00:14:26,110 --> 00:14:28,440 新学期が楽しみなの。 211 00:14:28,440 --> 00:14:32,780 そろそろ おいとまするわ。 あしたから実験よろしく。 212 00:14:32,780 --> 00:14:37,290 それと今度 ここのお風呂 入りに来ていい? 213 00:14:37,290 --> 00:14:39,620 ますた 大丈夫? 214 00:14:39,620 --> 00:14:42,960 ぬぅ… 少々 興が乗りすぎたようですな。 215 00:14:42,960 --> 00:14:48,460 神子ともあろうものが 軟弱であるな! フハハハハハ! 216 00:14:54,400 --> 00:15:00,080 えっと クリフさん おばあちゃ… エリナリーゼさんと話したいんだけど➡ 217 00:15:00,080 --> 00:15:02,710 いいかな? どうする? 218 00:15:02,710 --> 00:15:05,250 大丈夫ですわ。 219 00:15:07,320 --> 00:15:10,520 ありがとう ルディ クリフさん。 220 00:15:16,330 --> 00:15:19,160 あの2人 大丈夫なのか? 221 00:15:19,160 --> 00:15:23,170 ダメなら 我々が あとでフォローすればいいんですよ。 222 00:15:23,170 --> 00:15:25,170 うん。 223 00:15:27,170 --> 00:15:30,510 ルーデウス様 本日は ありがとうございました。 224 00:15:30,510 --> 00:15:32,840 こちらこそ ありがとうございました。 225 00:15:32,840 --> 00:15:35,180 シルフィは いかがなさいましたか? 226 00:15:35,180 --> 00:15:38,350 今は エリナリーゼさんと 話しております。 227 00:15:38,350 --> 00:15:41,350 そうですか なら ちょうどいい。 228 00:15:41,350 --> 00:15:44,750 少々 お時間をいただけますか? 229 00:15:47,520 --> 00:15:51,460 ルーデウス様 失礼を承知で言いますが➡ 230 00:15:51,460 --> 00:15:54,460 ルークと決闘していただけませんか? 231 00:15:54,460 --> 00:15:59,130 魔術なし 剣と剣での勝負を。 232 00:15:59,130 --> 00:16:02,470 ご安心を。 ただの戯れです。 233 00:16:02,470 --> 00:16:07,310 戯れ… ですか。 なら 真剣は使いたくないですね。 234 00:16:07,310 --> 00:16:10,980 ルーデウス様は 魔術で 作り出した剣でも かまいません。 235 00:16:10,980 --> 00:16:12,980 となると 僕がルークに➡ 236 00:16:12,980 --> 00:16:16,150 真っ二つにされる可能性も あるのですが…。 237 00:16:16,150 --> 00:16:20,160 《わからん こんな試合が 何になるというのだろうか》 238 00:16:20,160 --> 00:16:22,690 何か 気に障ることをしましたか? 239 00:16:22,690 --> 00:16:26,700 いいえ もちろん断ってもらっても 結構です。 240 00:16:26,700 --> 00:16:31,030 ですが できれば お願いいたします。 241 00:16:31,030 --> 00:16:34,200 ルーデウス 頼む。 242 00:16:34,200 --> 00:16:36,870 ふぅ…。 243 00:16:36,870 --> 00:16:39,070 わかりました。 244 00:16:52,320 --> 00:16:54,320 はじめ! 245 00:16:54,320 --> 00:16:56,330 は~! 246 00:16:56,330 --> 00:17:00,000 ふっ! 247 00:17:00,000 --> 00:17:02,160 まだだ! いいえ! 248 00:17:02,160 --> 00:17:04,670 ぐっ… あっ…。 249 00:17:04,670 --> 00:17:06,670 終わりです。 250 00:17:06,670 --> 00:17:08,840 そこまで! 251 00:17:08,840 --> 00:17:11,340 くっ… クソ! 252 00:17:11,340 --> 00:17:15,340 よし! エルモア 治癒魔術を。 253 00:17:15,340 --> 00:17:18,680 ルーク先輩 大丈夫ですか? 254 00:17:18,680 --> 00:17:22,180 大丈夫だ。 255 00:17:22,180 --> 00:17:25,190 シルフィのことを よろしく頼む。 256 00:17:25,190 --> 00:17:27,190 それは もちろん。 257 00:17:27,190 --> 00:17:32,030 でも 決闘した理由を もう少し 説明していただけると助かります。 258 00:17:32,030 --> 00:17:36,870 大したことではありません。 私たちは シルフィが好きです。 259 00:17:36,870 --> 00:17:41,200 生死を共にした仲間だからこそ 思うところがあります。 260 00:17:41,200 --> 00:17:45,710 今回の決闘は 私たちの意地だと 思ってください。 261 00:17:45,710 --> 00:17:48,540 《シルフィを任せるに足るか 腕試しをされた➡ 262 00:17:48,540 --> 00:17:50,810 ということなのだろうな》 263 00:17:50,810 --> 00:17:53,820 いずれ 私はアスラ王国に戻ります。 264 00:17:53,820 --> 00:17:57,990 戻れば王になるか 死ぬか。 二つに一つ。 265 00:17:57,990 --> 00:18:00,590 それが私の義務です。 266 00:18:02,660 --> 00:18:05,830 しかし シルフィには つきあう義務はありません。 267 00:18:05,830 --> 00:18:10,000 彼女は 王族でも貴族でもなく 転移事件をきっかけに➡ 268 00:18:10,000 --> 00:18:12,330 護衛についてくれただけ。 269 00:18:12,330 --> 00:18:15,170 私は 彼女に甘えるのをやめ➡ 270 00:18:15,170 --> 00:18:19,340 シルフィは自分の道を ゆくべき時期なのです。 271 00:18:19,340 --> 00:18:21,510 いずれ 子どももできれば➡ 272 00:18:21,510 --> 00:18:25,680 私たちについてくるという考えは しぜんと消えていくはずです。 273 00:18:25,680 --> 00:18:28,680 でも もし そう思わなかったら➡ 274 00:18:28,680 --> 00:18:32,020 あなたが きちんと止めてあげてください。 275 00:18:32,020 --> 00:18:35,690 《どうだろうか 王女には義理もある。 276 00:18:35,690 --> 00:18:39,700 むしろ俺は 一緒についていき 手伝おうとする気がするが》 277 00:18:39,700 --> 00:18:41,700 とはいえ➡ 278 00:18:41,700 --> 00:18:43,800 もし あなたが シルフィを大切にしていなければ➡ 279 00:18:43,800 --> 00:18:48,540 私たちは 彼女を取り返します。 280 00:18:48,540 --> 00:18:50,640 肝に銘じておきます。 281 00:19:08,960 --> 00:19:11,960 あっ ルディ。 アリエル様は? 282 00:19:11,960 --> 00:19:13,960 今 お帰りになったよ。 283 00:19:13,960 --> 00:19:16,800 ルークが ルーデウスに いきなり決闘を申し込んだんだ。 284 00:19:16,800 --> 00:19:21,300 でも さすがはルーデウスだな。 難なく勝利さ。 285 00:19:21,300 --> 00:19:23,470 そっか。 286 00:19:23,470 --> 00:19:27,980 まぁ こっちは そんな感じとして そちらの話は終わりましたか? 287 00:19:27,980 --> 00:19:29,980 うん。 288 00:19:32,150 --> 00:19:36,150 《やはり エリナリーゼは シルフィの祖母だったらしい。 289 00:19:36,150 --> 00:19:40,820 彼女は 呪いと本来の性格でもって トラブルが絶えなかった。 290 00:19:40,820 --> 00:19:44,460 故に 子どもを産んでも 自分の名前は明かさず➡ 291 00:19:44,460 --> 00:19:47,460 一人前に成長するまで 面倒を見たら➡ 292 00:19:47,460 --> 00:19:51,130 縁を切る ということを 続けてきたそうだ。 293 00:19:51,130 --> 00:19:53,140 シルフィのことも 一目見て➡ 294 00:19:53,140 --> 00:19:55,270 自分の孫か ひ孫だと わかったらしい。 295 00:19:55,270 --> 00:19:58,440 でも 正体は明かすまいと 考えていたそうだ。 296 00:19:58,440 --> 00:20:03,110 結局 幸せそうなシルフィを見て 感極まってしまったようだ》 297 00:20:03,110 --> 00:20:06,280 ルーデウス リーゼのことなんだが➡ 298 00:20:06,280 --> 00:20:10,450 正直 彼女は 僕が思っていた人とは違った。 299 00:20:10,450 --> 00:20:12,450 ほう… で? 300 00:20:12,450 --> 00:20:14,390 《さすがに幻滅したか。 301 00:20:14,390 --> 00:20:16,390 好きな相手に 実は 子どもどころか➡ 302 00:20:16,390 --> 00:20:19,390 孫がいたんだからな。 俺ならショックを受ける》 303 00:20:19,390 --> 00:20:23,900 リーゼは 想像以上に思慮深く かよわい人だ。 304 00:20:23,900 --> 00:20:27,070 呪いは 絶対に僕が治す。 305 00:20:27,070 --> 00:20:32,570 だが 確実性を上げるためにも 君に手伝ってほしい。 306 00:20:32,570 --> 00:20:36,910 あんな話を聞いて 幻滅したりとかはしないんですね。 307 00:20:36,910 --> 00:20:40,250 (クリフ)幻滅? するわけないだろう。 何言ってるんだ。 308 00:20:40,250 --> 00:20:44,050 僕はミリス信徒だ。 相手の事情が どうであろうと➡ 309 00:20:44,050 --> 00:20:47,720 僕の理想と違おうと 僕には僕を愛してくれる➡ 310 00:20:47,720 --> 00:20:50,490 一人の女性を 幸せにする義務がある。 311 00:20:50,490 --> 00:20:54,200 何より 僕は彼女を愛しているからな。 312 00:20:58,830 --> 00:21:01,840 わかりました。 僕にできることでしたら➡ 313 00:21:01,840 --> 00:21:03,940 なんでも お手伝いします。 314 00:21:07,280 --> 00:21:12,610 っていうか 僕とお前は友達だろ。 敬語は やめろ。 315 00:21:12,610 --> 00:21:14,780 嫌です。 316 00:21:14,780 --> 00:21:27,130 ♬~ 317 00:21:27,130 --> 00:21:31,130 (シルフィ)ルディ 僕ね 髪を伸ばそうと思うんだ。 318 00:21:31,130 --> 00:21:34,800 よろしいのでしょうか? なんで敬語になるの? 319 00:21:34,800 --> 00:21:37,810 もう髪の色も緑じゃないし➡ 320 00:21:37,810 --> 00:21:40,810 ルディに ずっと 好きでいてもらえるように➡ 321 00:21:40,810 --> 00:21:42,810 頑張らないとね。 322 00:21:42,810 --> 00:21:47,150 《なんだ そのセリフ 泣けてくるんだけど。 323 00:21:47,150 --> 00:21:50,590 俺も嫌われないように 努力しないとな》 324 00:21:50,590 --> 00:21:53,420 シルフィ 今日は お疲れさま。 325 00:21:53,420 --> 00:21:56,420 うん ルディも お疲れさま。