1 00:00:03,000 --> 00:00:06,670 (ルーデウス)やっと着きましたね。 (エリナリーゼ)まったくですわ。 2 00:00:06,670 --> 00:00:10,510 道中 殿方との出会いも ままなりませんでしたし。 3 00:00:10,510 --> 00:00:27,190 ♬~ 4 00:00:27,190 --> 00:00:30,860 では 例のジーナスさんという方の所に 行ってきます。 5 00:00:30,860 --> 00:00:35,030 エリナリーゼさんは どうします? わたくしも行きますわ。 6 00:00:35,030 --> 00:00:38,200 なんで? 魔術に興味あるんですか? 7 00:00:38,200 --> 00:00:42,710 いいえ ルーデウスぐらいの年の子に 興味が湧いてきましたの。 8 00:00:42,710 --> 00:00:44,880 あぁ そう…。 9 00:00:44,880 --> 00:00:46,880 《旅の途中で わかったのだが➡ 10 00:00:46,880 --> 00:00:50,220 彼女が男をとっかえひっかえ ヤっているのは➡ 11 00:00:50,220 --> 00:00:52,720 どうやら 定期的に男と交尾しなければ➡ 12 00:00:52,720 --> 00:00:55,550 死亡する呪いであるらしい》 13 00:00:55,550 --> 00:00:58,060 じゃあ 行きますか。 14 00:02:44,040 --> 00:02:46,710 (ドアの開閉音) 15 00:02:46,710 --> 00:02:50,210 (ジーナス)お待たせしました。 教師のジーナスです。 16 00:02:50,210 --> 00:02:53,150 はじめまして ルーデウス・グレイラットです。 17 00:02:53,150 --> 00:02:58,150 わたくしは エリナリーゼ・ドラゴンロード。 ルーデウスのパーティーメンバーですわ。 18 00:02:58,150 --> 00:03:00,820 まさか こんなに早く 来ていただけるとは➡ 19 00:03:00,820 --> 00:03:05,330 思いませんでした。 まぁ ある人の勧めでして。 20 00:03:05,330 --> 00:03:08,330 ある人? あぁ! ロキシーですね。 21 00:03:08,330 --> 00:03:10,100 《さんをつけろよ デコ助野郎》 22 00:03:10,100 --> 00:03:13,340 それで 来てくださったということは➡ 23 00:03:13,340 --> 00:03:16,340 大学に在籍していただけると? 24 00:03:16,340 --> 00:03:19,510 学びたいこと 調べたいこと やりたいこと➡ 25 00:03:19,510 --> 00:03:21,510 いろいろありましてね。 26 00:03:21,510 --> 00:03:23,850 ここを利用するのが 一番だと思いまして。 27 00:03:23,850 --> 00:03:26,850 そう正直に おっしゃっていただけると➡ 28 00:03:26,850 --> 00:03:29,190 こちらとしても ありがたいですね。 29 00:03:29,190 --> 00:03:31,520 であれば 少々 試験をさせていただいても➡ 30 00:03:31,520 --> 00:03:35,520 よろしいですか? 試験ですか? 31 00:03:35,520 --> 00:03:39,030 (ルーデウス)ずいぶんと 建物の数が多いですよね。 32 00:03:39,030 --> 00:03:41,700 そんなに生徒がいるんですか? 33 00:03:41,700 --> 00:03:45,870 ラノア魔法大学は 一般的な魔術学校とは違い➡ 34 00:03:45,870 --> 00:03:50,370 魔術以外の学問に関する授業も 執り行っているのです。 35 00:03:50,370 --> 00:03:55,140 へ~ ちなみに その中には 精神的な病に対する医学を➡ 36 00:03:55,140 --> 00:03:57,810 教えている科も あったりするんですか? 37 00:03:57,810 --> 00:03:59,820 医学に関してはありませんが➡ 38 00:03:59,820 --> 00:04:03,650 ですが 治癒魔術や解毒魔術の 授業はもちろん➡ 39 00:04:03,650 --> 00:04:06,820 呪いに関する研究も 行われています。 40 00:04:06,820 --> 00:04:10,830 どなたか お知り合いに 病気の方がおられるのですか? 41 00:04:10,830 --> 00:04:13,500 まぁ そんなところです。 42 00:04:13,500 --> 00:04:17,000 なるほど それで治療の研究のために➡ 43 00:04:17,000 --> 00:04:19,500 こちらにいらした ということですか? 44 00:04:19,500 --> 00:04:21,600 ご立派です。 45 00:04:23,670 --> 00:04:27,010 それで 僕は何をすればいいんですか? 46 00:04:27,010 --> 00:04:31,010 ルーデウスさんは 無詠唱魔術の 使い手と聞いています。 47 00:04:31,010 --> 00:04:34,020 それを見せてもらいましょう。 (手をたたく音) 48 00:04:34,020 --> 00:04:36,020 実は 我が校にも一人➡ 49 00:04:36,020 --> 00:04:39,190 無詠唱魔術を使える子が いるんですよ。 50 00:04:39,190 --> 00:04:43,190 我が校きっての天才 フィッツくんです。 51 00:04:43,190 --> 00:04:45,190 (フィッツ)あっ…。 52 00:04:51,300 --> 00:04:54,640 はじめまして ルーデウス・グレイラットです。 53 00:04:54,640 --> 00:04:57,640 何事もなければ来期から あなたの後輩になります。 54 00:04:57,640 --> 00:05:02,310 何か至らないところがあれば ご指導ご鞭撻のほどお願いします。 55 00:05:02,310 --> 00:05:04,650 あっ はい。 56 00:05:04,650 --> 00:05:07,150 フィッツです。 よろしく。 57 00:05:07,150 --> 00:05:09,320 (ジーナス)試験は模擬戦にします。 58 00:05:09,320 --> 00:05:12,990 基本的には無詠唱魔術を 使っていただく形で。 59 00:05:12,990 --> 00:05:15,990 わかりました。 60 00:05:15,990 --> 00:05:18,660 《あれ? これ もしかして負けたら➡ 61 00:05:18,660 --> 00:05:21,660 普通に授業料払えとか 言われるのだろうか。 62 00:05:21,660 --> 00:05:24,330 それは嫌だな。 63 00:05:24,330 --> 00:05:27,340 んっ? あの杖…》 64 00:05:27,340 --> 00:05:30,540 (ジーナス)では 始め! はっ! 65 00:05:35,010 --> 00:05:37,680 あれ? なんで? 66 00:05:37,680 --> 00:05:40,850 さ~て なんででしょう。 67 00:05:40,850 --> 00:05:43,020 はっ…。 68 00:05:43,020 --> 00:05:45,520 (どよめき) 69 00:05:49,530 --> 00:05:53,300 い… 今の どうやってやったの? 70 00:05:53,300 --> 00:05:58,300 ディスタブ・マジックという魔術です。 知りませんか? 71 00:05:58,300 --> 00:06:03,310 《まずい もしかして先輩のメンツを 潰してしまっただろうか》 72 00:06:03,310 --> 00:06:08,810 (ざわめき) 73 00:06:08,810 --> 00:06:10,810 おっ…。 74 00:06:10,810 --> 00:06:12,820 ありがとうございます 先輩。 75 00:06:12,820 --> 00:06:16,820 新入生である僕に 花を持たせてくださったんですね。 76 00:06:16,820 --> 00:06:18,820 えっ? 77 00:06:20,820 --> 00:06:22,830 《やわらかい…。 78 00:06:22,830 --> 00:06:25,330 剣とか持ったことが ないんだろうか》 79 00:06:28,500 --> 00:06:33,600 本日のお礼は 後日 きっちりとさせていただきます。 80 00:06:36,010 --> 00:06:40,680 《というわけで 俺は魔法大学の 寮で暮らすこととなった。 81 00:06:40,680 --> 00:06:43,680 特別生のことについて 詳しい説明も受けた。 82 00:06:43,680 --> 00:06:48,850 基本的に特別生は学費免除。 場合によっては授業も免除。 83 00:06:48,850 --> 00:06:51,950 月に一度のホームルームにさえ 出席すれば➡ 84 00:06:51,950 --> 00:06:55,120 基本的に校内で何をするのも自由。 85 00:06:55,120 --> 00:06:58,130 ただし 敷地外での出来事に関しては➡ 86 00:06:58,130 --> 00:07:00,300 自己責任… だそうだ。 87 00:07:00,300 --> 00:07:02,300 「生徒」と名は付いているが➡ 88 00:07:02,300 --> 00:07:04,600 研究員に近いのかもしれない》 (ノック) 89 00:07:10,310 --> 00:07:12,810 どう 似合います? 90 00:07:12,810 --> 00:07:17,310 スカートを短く改造すれば 男が釣りやすいかもしれませんよ。 91 00:07:17,310 --> 00:07:19,980 ギリギリでパンツが見えないぐらいの。 92 00:07:19,980 --> 00:07:22,820 でも それだと 寒いんじゃありませんの? 93 00:07:22,820 --> 00:07:26,490 太ももまである靴下を はけばいいじゃないですか。 94 00:07:26,490 --> 00:07:31,660 なるほど さすがルーデウス。 天才ですわね。 95 00:07:31,660 --> 00:07:36,000 (ジーナス)生徒会長より 新入生への言葉。 96 00:07:36,000 --> 00:07:39,840 (ざわめき) 97 00:07:39,840 --> 00:07:42,000 あれがアリエル様じゃないの? 98 00:07:42,000 --> 00:07:45,510 じゃあ あっちのは無言のフィッツ? 99 00:07:45,510 --> 00:07:48,510 キャー! ルーク様よ。 100 00:07:48,510 --> 00:07:50,850 あら あれって この間➡ 101 00:07:50,850 --> 00:07:53,450 ルーデウスが泣かせた子じゃ ありませんの。 102 00:07:53,450 --> 00:07:56,120 別に泣かせてはいませんよ。 103 00:07:56,120 --> 00:07:59,620 (ルーク)静まれ! アリエル様がお話しになる。 104 00:07:59,620 --> 00:08:01,620 (エリナリーゼ)あら いい男。 105 00:08:01,620 --> 00:08:04,290 《なんか あいつ パウロに似てるな》 106 00:08:04,290 --> 00:08:07,630 (ルーク)どうぞ アリエル様。 107 00:08:07,630 --> 00:08:10,470 (アリエル)私は アリエル・アネモイ・アスラ。 108 00:08:10,470 --> 00:08:16,470 アスラ王国第二王女にして 魔法大学の生徒会を束ねる者です。 109 00:08:16,470 --> 00:08:22,310 あなた方は 世界中 各地から このラノア魔法大学に集まりました。 110 00:08:22,310 --> 00:08:28,980 そこには 人族や魔族や獣族など さまざまな種族が存在しています。 111 00:08:28,980 --> 00:08:32,990 言葉の壁や文化の違いに 戸惑う方もいるでしょう。 112 00:08:32,990 --> 00:08:35,490 ですが 種族が違うから➡ 113 00:08:35,490 --> 00:08:37,990 言葉が違うからといって 忌避したり➡ 114 00:08:37,990 --> 00:08:41,160 ましてや差別したりなどは もってのほかです。 115 00:08:41,160 --> 00:08:43,170 ここは 故郷とは違う…。 116 00:08:43,170 --> 00:08:47,670 《ルールは守りましょう。 人の嫌がることはやめましょう。 117 00:08:47,670 --> 00:08:50,170 なんていうのは よくある言葉だ。 118 00:08:50,170 --> 00:08:52,940 普通 そんな話を聞かされたら➡ 119 00:08:52,940 --> 00:08:58,610 ただの退屈な集会で終わるんだが あれがカリスマってやつか》 120 00:08:58,610 --> 00:09:01,780 ようこそ ラノア魔法大学へ。 121 00:09:01,780 --> 00:09:04,950 では よき学生生活を。 122 00:09:04,950 --> 00:09:13,960 (拍手) 123 00:09:13,960 --> 00:09:18,800 《しまった あの先輩に 試験のお礼をするのを忘れていた。 124 00:09:18,800 --> 00:09:21,500 もしかして 根に持っているのか?》 125 00:09:30,310 --> 00:09:32,310 失礼します。 126 00:09:46,500 --> 00:09:49,830 (ザノバ)あ~。 127 00:09:49,830 --> 00:09:57,840 し… 師匠~! 128 00:09:57,840 --> 00:10:00,510 師匠! 余のことをお忘れですか? 129 00:10:00,510 --> 00:10:02,510 ザノバでございます! 130 00:10:02,510 --> 00:10:06,010 ああ 覚えていますよ 我が弟子よ。 131 00:10:06,010 --> 00:10:10,020 怖いから放してください。 (ザノバ)お元気でしたか? 師匠! 132 00:10:10,020 --> 00:10:13,120 (ルーデウス)殿下も お元気そうで何よりです。 133 00:10:15,520 --> 00:10:17,530 (リニアーナ)気に食わないニャ。 134 00:10:17,530 --> 00:10:19,530 《ニャ?》 135 00:10:19,530 --> 00:10:23,530 リニア殿 このお方は 以前話していた余の師匠で。 136 00:10:23,530 --> 00:10:25,870 そいつ 連れてこいニャ。 137 00:10:25,870 --> 00:10:29,870 《なんだろう… もしかして こいつ イジメられてるのか? 138 00:10:29,870 --> 00:10:32,710 ザノバって かなり強かったはずだよな》 139 00:10:32,710 --> 00:10:37,050 どうも はじめまして。 ルーデウス・グレイラットです。 140 00:10:37,050 --> 00:10:39,050 本日から お世話になります。 141 00:10:39,050 --> 00:10:42,720 《なんにせよ こういう相手は 下手に出るにかぎる。 142 00:10:42,720 --> 00:10:46,560 そして 極力 関わらないようにするのだ》 143 00:10:46,560 --> 00:10:49,730 お~ 素直なやつは嫌いじゃニャい。 144 00:10:49,730 --> 00:10:53,330 あちしは リニア・デドルディア。 5年生だニャ。 145 00:10:53,330 --> 00:10:57,330 こう見えても 大森林ドルディアの里の戦士長➡ 146 00:10:57,330 --> 00:10:59,670 ギュエスの娘だニャ。 147 00:10:59,670 --> 00:11:02,670 《やっぱり ドルディア族だったらしい。 148 00:11:02,670 --> 00:11:04,840 しかも ギュエスの娘。 149 00:11:04,840 --> 00:11:08,010 そういえば 長女のほうは 留学中って話だったが➡ 150 00:11:08,010 --> 00:11:10,850 ここだったのか。 懐かしいな。 151 00:11:10,850 --> 00:11:13,680 水色か》 152 00:11:13,680 --> 00:11:17,520 (プルセナ)臭い。 153 00:11:17,520 --> 00:11:20,360 失礼。 先輩のお名前を➡ 154 00:11:20,360 --> 00:11:23,030 聞かせてもらっても よろしいですか? 155 00:11:23,030 --> 00:11:27,360 プルセナなの。 リニアとだいたい同じなの。 156 00:11:27,360 --> 00:11:30,030 プルセナさん! いい名前ですね! 157 00:11:30,030 --> 00:11:32,030 よろしくお願いします。 158 00:11:32,030 --> 00:11:34,040 ヌーニなの。 159 00:11:41,880 --> 00:11:45,880 (クリフ)おい。 はい なんでしょうか? 160 00:11:45,880 --> 00:11:48,550 お前 さっき ルーデウスって言ったか? 161 00:11:48,550 --> 00:11:51,820 はい ルーデウス・グレイラットと申します。 162 00:11:51,820 --> 00:11:54,820 以後お見知りおきを 先輩。 163 00:11:54,820 --> 00:11:58,990 (クリフ)クリフ・グリモル。 天才魔術師だ。 164 00:11:58,990 --> 00:12:01,830 《自分で天才って言っちゃうのか。 165 00:12:01,830 --> 00:12:04,000 恥ずかしくないのだろうか》 166 00:12:04,000 --> 00:12:08,670 2年だが すでに攻撃魔術は 全属性 上級まで習得した。 167 00:12:08,670 --> 00:12:11,510 治癒も解毒も神撃も上級だ。 168 00:12:11,510 --> 00:12:15,510 結界は初級だが すぐ中級になる。 169 00:12:15,510 --> 00:12:18,510 (ルーデウス)それは 本当にすごいですね。 170 00:12:18,510 --> 00:12:20,850 チッ 調子に乗るなよ。 171 00:12:20,850 --> 00:12:24,850 お前は魔術だけじゃなく 剣術も使うんだろ? 172 00:12:24,850 --> 00:12:28,690 ええ まぁ たしなむ程度ですが。 173 00:12:28,690 --> 00:12:33,030 誰から聞いたんですか? 僕が剣術を使えるって。 174 00:12:33,030 --> 00:12:36,030 (クリフ)エリスさんだ。 175 00:12:36,030 --> 00:12:39,370 エリス…。 176 00:12:39,370 --> 00:12:43,710 彼女も この学校に? はぁ? いるわけないだろ。 177 00:12:43,710 --> 00:12:46,540 《そりゃそうか あのエリスが➡ 178 00:12:46,540 --> 00:12:49,710 今更 学校なんて 行くはずないもんな》 179 00:12:49,710 --> 00:12:53,150 えっと 彼女と どこで会ったんですか? 180 00:12:53,150 --> 00:12:55,150 フン。 181 00:12:58,150 --> 00:13:00,320 あとは サイレント殿ですか。 182 00:13:00,320 --> 00:13:02,820 ただ 今日は来るかどうか。 183 00:13:02,820 --> 00:13:06,330 授業に出てないんですか? はい。 184 00:13:06,330 --> 00:13:10,330 彼女は 授業も月1のホームルームも 免除されておりまして。 185 00:13:10,330 --> 00:13:14,170 ふだんは 自分の研究室に こもっているようです。 186 00:13:14,170 --> 00:13:18,670 (ルーデウス)特別生ですし やっぱり すごい人なんでしょうかね。 187 00:13:18,670 --> 00:13:20,680 (ザノバ)用事があれば出てくるので➡ 188 00:13:20,680 --> 00:13:24,080 いずれ師匠も 顔を見るときがくるでしょう。 189 00:13:26,680 --> 00:13:29,890 このあと どこ行く? え~ 宿題残ってる…。 190 00:13:31,850 --> 00:13:34,360 (叫び声) 191 00:13:34,360 --> 00:13:42,860 ♬~ 192 00:13:42,860 --> 00:13:44,870 (ルーデウス)お~! 193 00:13:49,040 --> 00:13:53,810 《さて ヒトガミによれば 俺のあれがビッグになるには➡ 194 00:13:53,810 --> 00:13:58,110 フィットア領の転移事件について 調べろって話だったが…》 195 00:14:02,980 --> 00:14:06,090 《どこから 手をつけていいのやら》 196 00:14:10,490 --> 00:14:12,590 (フィッツ)あっ…。 んっ? 197 00:14:14,660 --> 00:14:17,670 先日は申し訳ありませんでした。 198 00:14:17,670 --> 00:14:19,670 僕の浅はかな行動で➡ 199 00:14:19,670 --> 00:14:22,170 先輩の顔を潰すようなことに なってしまいました。 200 00:14:22,170 --> 00:14:24,670 いずれ 菓子折りでも持って 挨拶にでも…。 201 00:14:24,670 --> 00:14:27,840 い… いいよ。 頭を上げて ル…。 202 00:14:27,840 --> 00:14:31,010 えっと ルーデウスくんだっけ? 203 00:14:31,010 --> 00:14:34,850 君は ここで何を? 少々調べ物を。 204 00:14:34,850 --> 00:14:37,850 何について? 転移事件です。 205 00:14:37,850 --> 00:14:40,860 (フィッツ)転移事件を? なんで? 206 00:14:40,860 --> 00:14:44,360 僕もアスラ王国のフィットア領に 住んでいましてね➡ 207 00:14:44,360 --> 00:14:47,360 例の転移事件で 魔大陸まで飛ばされました。 208 00:14:47,360 --> 00:14:49,700 魔大陸? 209 00:14:49,700 --> 00:14:53,300 ええ 帰ってくるのに 3年もかかりました。 210 00:14:53,300 --> 00:14:55,970 その間に 家族は見つかったようですが➡ 211 00:14:55,970 --> 00:14:59,640 まだ幼なじみが一人 どこにいるか わからないんです。 212 00:14:59,640 --> 00:15:03,650 もしかして それを調べるために この学校に? 213 00:15:03,650 --> 00:15:05,810 そうです。 214 00:15:05,810 --> 00:15:09,650 《まさか エレクティル・ディスファンクションを 治療するためとは言えない。 215 00:15:09,650 --> 00:15:14,660 もっとも 転移事件について 調べたいというのもウソではない》 216 00:15:14,660 --> 00:15:18,160 そっか やっぱりすごいや。 217 00:15:18,160 --> 00:15:21,500 僕は もう行くよ。 ルーデウスくん またね。 218 00:15:21,500 --> 00:15:23,800 あっ はい また。 219 00:15:25,830 --> 00:15:29,000 あっ そうだ。 転移についてなら➡ 220 00:15:29,000 --> 00:15:32,670 アニマス著の 『転移の迷宮探索記』を 読むといいよ。 221 00:15:32,670 --> 00:15:36,340 物語形式だけど わかりやすく書いてあるから。 222 00:15:36,340 --> 00:15:40,020 ありがとうございます。 223 00:15:40,020 --> 00:15:43,520 《優しい! 試験であんなことがあったのに➡ 224 00:15:43,520 --> 00:15:45,520 根に持ってないなんて。 225 00:15:45,520 --> 00:15:50,530 サングラスで誤解していたが 実は いい人なのかもしれない》 226 00:15:50,530 --> 00:15:52,960 (ルーデウス) 殿下は留学されてきたんですね。 227 00:15:52,960 --> 00:15:57,300 (ザノバ)はい 日々を土魔術の訓練に 費やしております。 228 00:15:57,300 --> 00:15:59,630 そうですか。 では 落ち着いたら➡ 229 00:15:59,630 --> 00:16:03,140 一緒に人形を作りましょう。 はい! 230 00:16:03,140 --> 00:16:07,310 あっと この学校だと 殿下が先輩になるんですね。 231 00:16:07,310 --> 00:16:11,310 ハハ! 殿下や先輩などとは 呼ばないでください。 232 00:16:11,310 --> 00:16:15,650 どうか ザノバと呼び捨てに。 師匠は余の師匠ですゆえ。 233 00:16:15,650 --> 00:16:18,990 ザノバ。 はい 師匠! 234 00:16:18,990 --> 00:16:23,160 (笑い声) 235 00:16:23,160 --> 00:16:25,160 お前。 えっ? 236 00:16:25,160 --> 00:16:28,830 たしか フィッツの…。 237 00:16:28,830 --> 00:16:31,830 はじめまして ルーデウス・グレイラットです。 238 00:16:31,830 --> 00:16:34,170 本日から この学校で お世話になります。 239 00:16:34,170 --> 00:16:36,170 よろしくお願いします 先輩。 240 00:16:36,170 --> 00:16:41,680 ああ 知ってるよ フィッツから聞いた。 物忘れが激しいらしいな。 241 00:16:41,680 --> 00:16:45,850 《物忘れ? 俺が何を忘れているというのだ》 242 00:16:45,850 --> 00:16:49,180 (ルーク)で お前は 俺の名前 知ってるのか? 243 00:16:49,180 --> 00:16:51,290 す… すいません。 244 00:16:51,290 --> 00:16:54,460 よろしければ お名前を聞かせてもらえますか? 245 00:16:54,460 --> 00:17:00,460 そうか 眼中にないか そうだよな。 いえ そんなことは。 246 00:17:00,460 --> 00:17:02,960 ルーク・ノトス・グレイラットだ。 247 00:17:02,960 --> 00:17:04,970 グレイラット…。 248 00:17:04,970 --> 00:17:07,970 《ノトスって たしかパウロの実家の…。 249 00:17:07,970 --> 00:17:10,810 ってことは あいつ 俺のいとこか》 250 00:17:10,810 --> 00:17:12,810 フン! 251 00:17:12,810 --> 00:17:16,140 (ザノバ)やつは アスラ王国の上級貴族です。 252 00:17:16,140 --> 00:17:18,150 一応は生徒ですが➡ 253 00:17:18,150 --> 00:17:22,480 学園に来た目的は アリエル王女の護衛ですな。 254 00:17:22,480 --> 00:17:25,820 アリエル王女って アスラの第二王女ですよね。 255 00:17:25,820 --> 00:17:27,820 なぜ こんな所に? 256 00:17:27,820 --> 00:17:31,490 なんでも 王位継承争いに敗れたとかで➡ 257 00:17:31,490 --> 00:17:34,660 留学を名目に逃げてきたそうです。 258 00:17:34,660 --> 00:17:39,830 その彼女を守るのが 先ほどの守護騎士ルーク・ノトス・グレイラット。 259 00:17:39,830 --> 00:17:45,010 なんでも 万が一 王位継承争いに 復帰したときの保険だとか。 260 00:17:45,010 --> 00:17:48,340 そして もう一人の護衛が 無言のフィッツ。 261 00:17:48,340 --> 00:17:50,850 彼は 凄腕の無詠唱術師ですが➡ 262 00:17:50,850 --> 00:17:55,450 白髪のエルフということ以外は 一切わかりません。 263 00:17:55,450 --> 00:17:57,450 ふ~ん…。 264 00:18:01,460 --> 00:18:04,790 《あのあと 再び 図書館で本を読んでいたら➡ 265 00:18:04,790 --> 00:18:06,960 すっかり遅くなってしまった。 266 00:18:06,960 --> 00:18:11,630 調べ物をするにしても 次からは ノートくらい用意しないとだな》 267 00:18:11,630 --> 00:18:14,300 おっ…。 268 00:18:14,300 --> 00:18:16,500 んっ? 269 00:18:19,810 --> 00:18:23,140 《白い。 だが 雪ではない》 270 00:18:23,140 --> 00:18:25,650 お~。 271 00:18:25,650 --> 00:18:29,990 《おパンティじゃん!》 272 00:18:29,990 --> 00:18:33,320 えっと 落としましたよ…。 キャー! 273 00:18:33,320 --> 00:18:35,820 下着泥棒! えっ!? 274 00:18:42,500 --> 00:18:44,800 あぁ えっと あの…。 275 00:18:48,000 --> 00:18:50,010 (ゴリアーデ)フン! 276 00:18:52,770 --> 00:18:55,280 変態のクズが! 277 00:18:55,280 --> 00:18:58,610 ちょっと待ってください。 僕は何もしていません。 278 00:18:58,610 --> 00:19:00,620 何もしていない? 279 00:19:00,620 --> 00:19:03,450 じゃあ その手に持っているのは なんなんだい? 280 00:19:03,450 --> 00:19:06,450 それ アリエル様の下着じゃないか。 281 00:19:06,450 --> 00:19:08,460 いくら姫様に憧れてるからって➡ 282 00:19:08,460 --> 00:19:12,130 こんな時間に堂々と! 恥を知りな! 283 00:19:12,130 --> 00:19:14,130 そうよ! 変態! 284 00:19:14,130 --> 00:19:16,130 死ね! 285 00:19:16,130 --> 00:19:18,130 ほら こっちに来な! 286 00:19:18,130 --> 00:19:20,140 二度と こんなことができないように➡ 287 00:19:20,140 --> 00:19:22,640 後悔させてやっから。 えっ ちょ…。 288 00:19:22,640 --> 00:19:24,640 待って! 289 00:19:24,640 --> 00:19:26,640 ハァ ハァ…。 290 00:19:26,640 --> 00:19:29,980 ごめん その下着 僕が干そうとして➡ 291 00:19:29,980 --> 00:19:33,310 落としちゃったんだ。 彼は 拾ってくれただけなんだよ。 292 00:19:33,310 --> 00:19:37,320 フン! もし そうだとしても 放すことはできないね。 293 00:19:37,320 --> 00:19:40,660 こいつは こんな時間に こんな所を歩いていたんだ。 294 00:19:40,660 --> 00:19:44,160 日没後 この道は 女子しか通っちゃいけないって➡ 295 00:19:44,160 --> 00:19:47,160 決まってるのにね。 そ… そうなんですか? 296 00:19:47,160 --> 00:19:51,500 彼は まだ新入生で 寮の細かいルールを知らないんだ。 297 00:19:51,500 --> 00:19:55,000 見逃してあげてほしい。 あの無口なフィッツ様が➡ 298 00:19:55,000 --> 00:19:58,510 ここまで弁護してるんだ。 本当のことなんだろうよ。 299 00:19:58,510 --> 00:20:01,840 けど それとこれとは 別の話だよ! 300 00:20:01,840 --> 00:20:04,850 こいつが寮の決まりを破ったのは 事実だから➡ 301 00:20:04,850 --> 00:20:08,350 見せしめとして 罰は受けてもら… うっ!? 302 00:20:08,350 --> 00:20:10,690 彼は悪くないと言っているだろう。 303 00:20:10,690 --> 00:20:13,020 いいから その手を放せ。 304 00:20:13,020 --> 00:20:15,190 フィ… フィッツ様? 305 00:20:15,190 --> 00:20:21,030 それとも ここにいる全員 医務室送りになりたいのか? 306 00:20:21,030 --> 00:20:25,370 チッ わかったよ。 307 00:20:25,370 --> 00:20:28,170 次は容赦しないからね! 308 00:20:33,710 --> 00:20:39,610 ふぅ… まったく ゴリアーデさんは 人の話を聞かないんだから。 309 00:20:50,560 --> 00:20:55,000 ごめん 僕が下着を落としたから こんなことになっちゃって。 310 00:20:55,000 --> 00:21:00,340 いいえ 先輩は悪くありません。 助かりました。 311 00:21:00,340 --> 00:21:04,010 先輩が助けてくれなければ どうなることかと。 312 00:21:04,010 --> 00:21:07,510 いいんだよ 当然のことをしたまでだから。 313 00:21:07,510 --> 00:21:11,850 《当然のこと… か。 試験のこともあったのに➡ 314 00:21:11,850 --> 00:21:14,350 公平な立場で 俺の味方をしてくれて。 315 00:21:14,350 --> 00:21:16,350 なんて人格者だ》 316 00:21:16,350 --> 00:21:18,520 先輩…。 317 00:21:18,520 --> 00:21:20,520 《そうだ フィッツ先輩と➡ 318 00:21:20,520 --> 00:21:23,530 敬意を込めて そう呼ばせてもらおう》 319 00:21:25,530 --> 00:21:30,200 フィッツ先輩 本当にありがとうございました。 320 00:21:30,200 --> 00:21:32,370 フフッ。 321 00:21:32,370 --> 00:21:36,040 フフフ… ルーデウスくんに お礼を言われるなんて➡ 322 00:21:36,040 --> 00:21:38,540 おかしな感じだね。 えっ? 323 00:21:38,540 --> 00:21:40,540 どうして そう思うんですか? 324 00:21:42,540 --> 00:21:45,350 う~ん…。 325 00:21:50,990 --> 00:21:52,990 ないしょ。 326 00:21:54,990 --> 00:21:56,990 あっ…。