1 00:00:04,000 --> 00:00:09,340 (アリエル)あの2人がくっつく というのは意外でしたね。 2 00:00:09,340 --> 00:00:11,340 あっ…。 (フィッツ)あっ…。 3 00:00:13,350 --> 00:00:16,350 《フィッツ:そういえば ルディは どうなんだろう? 4 00:00:16,350 --> 00:00:19,350 女の子好きなのは 間違いないらしいけど➡ 5 00:00:19,350 --> 00:00:22,690 自制しているのかな? 6 00:00:22,690 --> 00:00:27,360 違う わかっている。 ルディは僕に向かってじゃなく➡ 7 00:00:27,360 --> 00:00:30,560 フィッツに向かって 手を振っているんだ》 8 00:00:34,870 --> 00:00:37,700 《サイレントは女性だった。 9 00:00:37,700 --> 00:00:41,040 ルディは 明らかに 彼女を意識している。 10 00:00:41,040 --> 00:00:45,040 あの2人の間には 何か特別な➡ 11 00:00:45,040 --> 00:00:47,710 僕の知らないつながりがある。 12 00:00:47,710 --> 00:00:54,120 その心の距離は ブエナ村にいたころの僕よりも近い》 13 00:00:59,060 --> 00:01:01,490 《彼女は ポッと出てきたくせに➡ 14 00:01:01,490 --> 00:01:06,000 ルディと昔から一緒にいたみたいに 座った。 15 00:01:06,000 --> 00:01:09,170 とても近い位置に…》 16 00:01:09,170 --> 00:01:11,500 はぁ…。 17 00:01:11,500 --> 00:01:18,010 《どうしよう。 足がすくんで前に進めない。 18 00:01:18,010 --> 00:01:22,350 どこに勇気を 落としてしまったんだろう。 19 00:01:22,350 --> 00:01:27,050 誰か 僕の勇気を返してほしい》 20 00:03:00,320 --> 00:03:03,330 《魔法大学に入って もうすぐ1年。 21 00:03:03,330 --> 00:03:05,830 俺は 16歳になった。 22 00:03:05,830 --> 00:03:08,830 一日の始まりは トレーニングから。 23 00:03:08,830 --> 00:03:10,100 それは同じなのだが…》 24 00:03:10,100 --> 00:03:13,170 (バーディガーディ)うむ! 25 00:03:13,170 --> 00:03:17,170 《正直なところ 機嫌を損ねたら まずい気がする》 26 00:03:17,170 --> 00:03:19,510 貴様。 (ルーデウス)あっ はい。 27 00:03:19,510 --> 00:03:23,850 強くなってどうする? どうと言われましても。 28 00:03:23,850 --> 00:03:26,850 我が輩は 強さと名声を 追い求めすぎた男を➡ 29 00:03:26,850 --> 00:03:31,190 何人か知っておるが ろくなものではなかったぞ。 30 00:03:31,190 --> 00:03:35,690 そんなものより大切なことは いくらでもあるのにな。 31 00:03:35,690 --> 00:03:40,360 大切なもの? 無論 女であるな。 32 00:03:40,360 --> 00:03:42,870 貴様も一人見つければ わかろうものだ。 33 00:03:42,870 --> 00:03:46,700 フハハハハハハ! フハハハハハハ! 34 00:03:46,700 --> 00:03:49,370 時に魔王様…。 なんだ? 35 00:03:49,370 --> 00:03:54,180 不能の治し方を知りませんか? 知らぬ。 36 00:03:56,980 --> 00:04:01,480 《トレーニングを終えると 朝食を食べ 授業へと向かう》 37 00:04:01,480 --> 00:04:04,490 めんどくせえな。 そうだな。 38 00:04:04,490 --> 00:04:06,820 (2人)あっ…。 今日は いい天気だな。 39 00:04:06,820 --> 00:04:08,820 そ… そうだな。 40 00:04:10,830 --> 00:04:16,130 《バーディガーディとのこともあって 最近 俺は恐れられている》 41 00:04:18,500 --> 00:04:20,800 あっ…。 42 00:04:27,180 --> 00:04:30,010 (リニアーナ)ボス そのぐらいで 勘弁してやるニャ。 43 00:04:30,010 --> 00:04:32,180 ゴリアーデも悪気なかったニャ。 44 00:04:32,180 --> 00:04:36,690 同じ獣族として ここは あちしらの顔を立ててほしいニャ。 45 00:04:36,690 --> 00:04:39,520 (プルセナ)最近は ボスの舎弟が増えてきたから➡ 46 00:04:39,520 --> 00:04:41,520 ナンバーツーは大変なの。 47 00:04:41,520 --> 00:04:43,860 んっ? ナンバーツーは このあちしニャ! 48 00:04:43,860 --> 00:04:46,360 ほら 2人ともケンカしないで。 49 00:04:46,360 --> 00:04:48,860 ナンバーツーは 2人いてもいいでしょ。 50 00:04:48,860 --> 00:04:51,800 はぁ… ボスは わかってないニャ。 51 00:04:51,800 --> 00:04:54,640 組織の序列は しっかりしておかニャいと。 52 00:04:54,640 --> 00:04:59,640 そうなの ボスはフィッツに勝てるから 学校のトップになれるの。 53 00:04:59,640 --> 00:05:02,310 僕が トップ? いやいやいや…。 54 00:05:02,310 --> 00:05:06,120 ボスは もっと自信を持つニャ。 いやいや…。 55 00:05:10,990 --> 00:05:12,990 (クリフ)ルーデウス。 んっ? 56 00:05:12,990 --> 00:05:14,990 (クリフ)呪いについて 何かわかったか? 57 00:05:14,990 --> 00:05:17,330 う~ん…。 《最近 毎日聞かれる》 58 00:05:17,330 --> 00:05:23,170 呪いですか…。 呪い 呪い…。 59 00:05:23,170 --> 00:05:26,340 かつて ラプラスは 自分の呪いを道具に移し➡ 60 00:05:26,340 --> 00:05:29,000 別の種族になすりつけたそうです。 61 00:05:29,000 --> 00:05:31,170 道具に? 62 00:05:31,170 --> 00:05:33,840 スペルド族が ラプラス戦役で持っていた槍が➡ 63 00:05:33,840 --> 00:05:35,840 それに当たるそうです。 64 00:05:35,840 --> 00:05:38,850 そのせいで スペルド族の戦士たちは狂い➡ 65 00:05:38,850 --> 00:05:41,350 一族が迫害されるに至ったとか。 66 00:05:41,350 --> 00:05:44,850 スペルド族が!? 本当なのか それは。 (ジーナス)ゴホン。 67 00:05:44,850 --> 00:05:48,190 (クリフ/ルーデウス)あっ…。 68 00:05:48,190 --> 00:05:51,790 さぁ? 僕も人から聞いた話なので。 69 00:05:51,790 --> 00:05:57,970 でも そうか 呪いを道具に。 70 00:05:57,970 --> 00:06:02,300 ありがとう ルーデウス。 君のおかげで 何かわかったような気がするよ。 71 00:06:02,300 --> 00:06:04,970 (ジーナス)ゴホン。 72 00:06:04,970 --> 00:06:07,580 《授業のあとは昼食だ》 73 00:06:10,650 --> 00:06:13,320 今日は ここで食べるか。 (ザノバ)ええ 3階だと➡ 74 00:06:13,320 --> 00:06:16,320 ジュリが席に着けませんからな。 75 00:06:16,320 --> 00:06:18,820 お… おい ルーデウスだぜ。 んっ? 76 00:06:18,820 --> 00:06:23,160 すげえよな。 たった一年で 特別生徒全員をシメちまうなんて。 77 00:06:23,160 --> 00:06:27,660 俺 魔王を倒すところ 見てたんだぜ。 一撃だよ 一撃。 78 00:06:27,660 --> 00:06:29,830 《ああいうのは 気分がよくなるが➡ 79 00:06:29,830 --> 00:06:32,670 あまり調子に乗らないように したいところだ》 80 00:06:32,670 --> 00:06:36,510 (バーディガーディ)フハハハハ! こんな所におったか! 81 00:06:36,510 --> 00:06:40,510 端で 縮こまりおって。 ハハハハハ! 82 00:06:42,680 --> 00:06:45,680 プハー! 83 00:06:45,680 --> 00:06:49,590 (ジュリエット)ますた まおー様の 飲んでるの とてもおいしそう。 84 00:06:51,450 --> 00:06:54,620 フハハハハ! さすがドワーフであるな。 85 00:06:54,620 --> 00:06:57,630 一目見ただけで このよさが わかるとは。 86 00:06:57,630 --> 00:07:01,630 ふむ バーディ様 少し いただいてもよろしいですか? 87 00:07:01,630 --> 00:07:05,630 無論である。 一人で飲んでいても つまらんからな。 88 00:07:05,630 --> 00:07:10,970 少しなどと言わず ガバガバいくがよい。 ハハハハハ! 89 00:07:10,970 --> 00:07:13,480 さて では 余も一杯。 90 00:07:13,480 --> 00:07:16,810 お前は授業があるから やめとけよ。 91 00:07:16,810 --> 00:07:19,150 プハー! プハー! 92 00:07:19,150 --> 00:07:21,980 あぁ…。 プハー! 93 00:07:21,980 --> 00:07:23,990 師匠が そう言うのでしたら。 94 00:07:23,990 --> 00:07:29,160 ハハハハハ! 学生とは大変であるな! 95 00:07:29,160 --> 00:07:33,000 《お次は この耐魔レンガで 覆われた実験室で➡ 96 00:07:33,000 --> 00:07:36,830 召喚魔術に関する実験を行う。 97 00:07:36,830 --> 00:07:41,500 といっても 俺がやるのは ナナホシが独自に描いた魔法陣に➡ 98 00:07:41,500 --> 00:07:44,170 魔力を注ぐという単純作業だ。 99 00:07:44,170 --> 00:07:47,680 既存の魔法陣は ほとんど失われているそうだが➡ 100 00:07:47,680 --> 00:07:52,450 彼女は その法則性について調べ 大量の魔法陣を描き➡ 101 00:07:52,450 --> 00:07:54,450 実験を繰り返すことで➡ 102 00:07:54,450 --> 00:07:58,120 いくつかの独自魔術の開発に 成功したのだという。 103 00:07:58,120 --> 00:08:00,290 すごいことだ》 104 00:08:00,290 --> 00:08:02,490 あっ…。 105 00:08:06,630 --> 00:08:10,800 成功したんですか? (ナナホシ)いいえ 失敗よ。 106 00:08:10,800 --> 00:08:14,300 《彼女は 何千万とおりの 魔法陣のパターンから➡ 107 00:08:14,300 --> 00:08:18,640 総当たりで 正解を見つけようとしている》 108 00:08:18,640 --> 00:08:22,480 具体的に これは なんの実験をしているんですか? 109 00:08:22,480 --> 00:08:26,150 私たちの世界から 人間を召喚するための➡ 110 00:08:26,150 --> 00:08:30,150 前の前の前の前段階の 理論のための実験ね。 111 00:08:30,150 --> 00:08:32,150 《本来は不可能だが➡ 112 00:08:32,150 --> 00:08:35,160 人間を召喚する魔法陣が 完成すれば➡ 113 00:08:35,160 --> 00:08:42,000 逆に 送り返す魔法陣も作れる… かもしれないんだそうだ》 114 00:08:42,000 --> 00:08:46,840 それはいいですが 人間を召喚って 同じことをしたら➡ 115 00:08:46,840 --> 00:08:49,510 また あの災害が 起きるんじゃないですか? 116 00:08:49,510 --> 00:08:52,780 もちろん 災害を引き起こすつもりはないわ。 117 00:08:52,780 --> 00:08:56,280 けど このあと 2つの理論が実証できれば➡ 118 00:08:56,280 --> 00:08:59,620 あの災害が起きた理由の仮説が 立てられるわ。 119 00:08:59,620 --> 00:09:03,620 (ルーデウス)実験に失敗はつきもの なんて言葉もありますので➡ 120 00:09:03,620 --> 00:09:06,120 あまり 軽く考えないでくださいよ。 121 00:09:06,120 --> 00:09:10,330 だから こうして足場固めから やっているんでしょう。 122 00:09:12,290 --> 00:09:16,300 僕も召喚魔術について 学びたいのですが…。 123 00:09:16,300 --> 00:09:20,970 (ナナホシ)召喚術は私の生命線よ。 おいそれと教えられないわ。 124 00:09:20,970 --> 00:09:24,140 なんでも教えてくれるって 言ったじゃないですか。 125 00:09:24,140 --> 00:09:29,140 じゃあ 今の実験が終わったら 一つ質問に答えてあげるわ。 126 00:09:29,140 --> 00:09:32,310 一つ? 割に合わないんじゃないですかね。 127 00:09:32,310 --> 00:09:36,490 どの道 すべての実験が終わって 私が帰るときには➡ 128 00:09:36,490 --> 00:09:38,490 実験結果を あなたにあげるんだから➡ 129 00:09:38,490 --> 00:09:41,820 今は少し我慢しなさいよ。 130 00:09:41,820 --> 00:09:45,160 《まぁ まだ 何も成果が出てないうちからの➡ 131 00:09:45,160 --> 00:09:47,160 クレクレは みっともないか》 132 00:09:47,160 --> 00:09:49,160 だっ…。 そんなに知りたければ➡ 133 00:09:49,160 --> 00:09:53,870 自分で調べなさい。 ありがとうございます。 134 00:09:55,840 --> 00:09:59,340 《夕食後は ジュリに魔術の授業を行う》 135 00:10:02,680 --> 00:10:05,010 《そのあとは人形作りだ。 136 00:10:05,010 --> 00:10:07,520 とはいえ ジュリは まだ1年目。 137 00:10:07,520 --> 00:10:10,350 絶対的に魔力総量が足りないし➡ 138 00:10:10,350 --> 00:10:12,690 精密性も全然だ。 139 00:10:12,690 --> 00:10:15,520 手先は器用といっても 彫り物用の道具は➡ 140 00:10:15,520 --> 00:10:18,860 使い始めたばかりで ぎこちなさが残っている。 141 00:10:18,860 --> 00:10:22,060 長い目で見ていく必要が あるだろう》 142 00:10:28,700 --> 00:10:30,710 《ナナホシに会って以来➡ 143 00:10:30,710 --> 00:10:34,210 図書館に行くことは 少なくなった》 144 00:10:34,210 --> 00:10:36,210 (あくび) 145 00:10:36,210 --> 00:10:39,720 《こうして 俺の一日は過ぎていく。 146 00:10:39,720 --> 00:10:44,890 病を治す手立ては 見つからない。 147 00:10:44,890 --> 00:10:49,090 フィッツ先輩とは あまり会わなくなっちゃったな》 148 00:10:51,490 --> 00:10:54,800 《ある日 一通の手紙が届いた》 149 00:10:57,830 --> 00:11:00,500 んっ? ゾルダートからだ。 150 00:11:00,500 --> 00:11:05,610 《ゾルダート・ヘッケラー。 懐かしきステップトリーダーのリーダーだ》 151 00:11:07,680 --> 00:11:12,010 《なになに… クランの集会で シャリーアに来てるのか。 152 00:11:12,010 --> 00:11:15,820 そこで 久しぶりに飯でも食おうと 手紙をくれたらしい》 153 00:11:22,020 --> 00:11:25,190 《中高時代の友達と 久しぶりに遊ぶ感覚って➡ 154 00:11:25,190 --> 00:11:27,200 こんな感じなんだろうか。 155 00:11:27,200 --> 00:11:29,530 結構 いいもんじゃないか》 156 00:11:29,530 --> 00:11:34,040 (ゾルダート)それにしても 泥沼 本当に久しぶりだよな! 157 00:11:34,040 --> 00:11:36,210 ええ。 いつぶりですかね。 158 00:11:36,210 --> 00:11:40,880 お前が こんな格好してると そこらのルーキーにしか見えないぜ。 159 00:11:40,880 --> 00:11:42,880 (笑い声) 160 00:11:42,880 --> 00:11:46,220 じゃあ ルーキーらしく 荷物持ちでもしてあげましょうか。 161 00:11:46,220 --> 00:11:51,320 お前が荷物を持つ? バカか! 持つのは俺たちだろ! 162 00:11:51,320 --> 00:11:56,990 はぐれ竜のときもそうでしたね。 ありゃ稼がせてもらったなぁ。 163 00:11:56,990 --> 00:12:00,830 しかし エリナリーゼよ。 お前みたいなビッチが➡ 164 00:12:00,830 --> 00:12:03,330 恋人とか なんの冗談だ? 165 00:12:03,330 --> 00:12:06,000 (エリナリーゼ)今まで わたくしを 本気で射止めた男が➡ 166 00:12:06,000 --> 00:12:08,340 現れなかっただけですわ。 167 00:12:08,340 --> 00:12:11,170 でも…。 168 00:12:11,170 --> 00:12:15,340 ついに現れたんですの すてきな殿方が。 169 00:12:15,340 --> 00:12:18,680 わたくし こう見えて いちずですのよ。 170 00:12:18,680 --> 00:12:20,680 ハッハッハッハッ! 171 00:12:20,680 --> 00:12:24,020 (笑い声) 172 00:12:24,020 --> 00:12:26,020 (コンラート)おい ゾル もう一度集合だ。 173 00:12:26,020 --> 00:12:29,520 またかよ。 午前中にやったじゃねえか。 174 00:12:29,520 --> 00:12:32,360 (コンラート)しかたねえよ。 今回はクランのやつらも➡ 175 00:12:32,360 --> 00:12:35,360 張り切ってるしな。 はぁ…。 176 00:12:35,360 --> 00:12:38,530 今日は一日 遊ぼうと思ってたんだが…。 177 00:12:38,530 --> 00:12:42,540 泥沼 悪かったな。 また今度頼むわ。 178 00:12:42,540 --> 00:12:45,210 ええ また誘ってください。 179 00:12:45,210 --> 00:12:47,210 うん。 180 00:12:52,650 --> 00:12:56,820 どうします? 皆さんは このあと どこかへ行くんですか? 181 00:12:56,820 --> 00:12:59,990 そうですわね これからクリフに➡ 182 00:12:59,990 --> 00:13:02,990 冒険者のイロハを 教えてあげようと思いますの。 183 00:13:02,990 --> 00:13:06,330 ご一緒にいかが? あぁ…。 184 00:13:06,330 --> 00:13:10,830 ルーデウス お前の助けを借りる気はない。 185 00:13:10,830 --> 00:13:13,670 それなら 僕は学校に戻ります。 186 00:13:13,670 --> 00:13:17,340 では 他の方には よろしく言っといてくださいまし。 187 00:13:17,340 --> 00:13:20,340 エリナリーゼさんたちも 初心者が一緒なら➡ 188 00:13:20,340 --> 00:13:22,680 あんまり 厳しい所には行かないよう➡ 189 00:13:22,680 --> 00:13:25,010 気をつけてくださいよ。 (2人)おう。 190 00:13:25,010 --> 00:13:27,520 ルーデウス! んっ…。 191 00:13:27,520 --> 00:13:33,020 あなたじゃありませんし 竜や魔王になんて挑みませんわよ。 192 00:13:33,020 --> 00:13:35,520 あぁ…。 193 00:13:39,360 --> 00:13:41,360 んっ…。 194 00:13:52,470 --> 00:13:54,580 んっ? 195 00:13:57,480 --> 00:14:00,320 《2人で ここにいていいんだろうか? 196 00:14:00,320 --> 00:14:02,820 王女様の護衛は どうしたんだ? 197 00:14:02,820 --> 00:14:06,490 まっ 挨拶だけはしておくとしようか》 198 00:14:06,490 --> 00:14:09,990 こんにちは。 奇遇ですね こんな所で。 199 00:14:09,990 --> 00:14:12,830 (ルーク)お前 ルーデウス…。 200 00:14:12,830 --> 00:14:16,160 《相変わらず 俺のことが 好きではないらしい。 201 00:14:16,160 --> 00:14:20,340 俺はフィッツ先輩と仲よくできれば それでいいんだが…》 202 00:14:20,340 --> 00:14:25,840 おや? フィッツ先輩 今日は ちょっとイメージ違いますね。 203 00:14:25,840 --> 00:14:31,010 《何が違うんだろう? なんというか 物腰?》 204 00:14:31,010 --> 00:14:34,520 どうした? こんな所で なんの用だ? 205 00:14:34,520 --> 00:14:37,350 《何か まずいところに 出くわしたのだろうか。 206 00:14:37,350 --> 00:14:40,190 まさか 2人はデート中とか? 207 00:14:40,190 --> 00:14:44,530 ルークは 実は 男もいける口で フィッツ先輩とはナウい息子で➡ 208 00:14:44,530 --> 00:14:46,530 レスリングな仲とか》 209 00:14:46,530 --> 00:14:50,870 いえ 見かけたので声だけでも かけておこうと思いまして。 210 00:14:50,870 --> 00:14:54,800 えっと… フィッツ先輩? 211 00:14:54,800 --> 00:14:59,140 あぁ…。 (ルーク)そうか 挨拶に感謝する。 212 00:14:59,140 --> 00:15:03,480 フィッツは王女の護衛中は ひと言も しゃべらないことになっている。 213 00:15:03,480 --> 00:15:05,980 悪いが 察してくれないか? 214 00:15:05,980 --> 00:15:09,820 《やはり 何かまずいタイミングで 来てしまったのだろうか。 215 00:15:09,820 --> 00:15:12,490 でも ひと言も 口きいてもらえないって➡ 216 00:15:12,490 --> 00:15:15,660 どうなのよ》 217 00:15:15,660 --> 00:15:19,160 あっ…。 どうした? 218 00:15:19,160 --> 00:15:23,060 いえ… なんでもありません。 失礼します。 219 00:15:27,670 --> 00:15:31,170 《外面だけは平静を 装えたと思うが➡ 220 00:15:31,170 --> 00:15:34,010 内心ではガツンときていた。 221 00:15:34,010 --> 00:15:36,510 フィッツ先輩に避けられた➡ 222 00:15:36,510 --> 00:15:39,610 何も 考えられないぐらいのダメージだ》 223 00:15:47,360 --> 00:15:49,860 《あれこれと考えたが➡ 224 00:15:49,860 --> 00:15:52,130 どうしてフィッツ先輩に 避けられたのか➡ 225 00:15:52,130 --> 00:15:54,630 考えてもわからない。 226 00:15:54,630 --> 00:15:57,470 嫌われるようなことは した覚えがない。 227 00:15:57,470 --> 00:16:02,470 誰かに今の気持ちを相談… いや愚痴りたい気分だった。 228 00:16:02,470 --> 00:16:05,470 ザノバは たしか 神子の研究とやらで➡ 229 00:16:05,470 --> 00:16:07,980 魔術ギルドのほうに 出向いているはずだ。 230 00:16:07,980 --> 00:16:10,480 ジュリも連れて行ってるだろう。 231 00:16:10,480 --> 00:16:15,320 リニアとプルセナは… なんか真面目に 聞いてくれなさそうだな。 232 00:16:15,320 --> 00:16:17,490 変な やゆとかされそうだ。 233 00:16:17,490 --> 00:16:20,990 ナナホシは わりと いっぱいいっぱいだから➡ 234 00:16:20,990 --> 00:16:23,790 俺の愚痴なんて 聞いてくれないかもしれない》 235 00:16:26,660 --> 00:16:29,160 はぁ…。 236 00:16:32,330 --> 00:16:37,040 こういうときは 本でも読んで気を紛らわせよ。 237 00:16:43,010 --> 00:16:45,010 んっ… あれ? あっ! 238 00:16:45,010 --> 00:16:49,350 あっ! ルーデウスくん! なんだか久しぶりだね。 239 00:16:49,350 --> 00:16:52,290 《いつもどおりだ。 いつもどおりの先輩》 240 00:16:52,290 --> 00:16:56,630 どうしたの? 顔に何かついてる? 241 00:16:56,630 --> 00:17:01,130 さっきは どうして無視したんですか? 242 00:17:01,130 --> 00:17:03,470 実は 護衛中の僕は➡ 243 00:17:03,470 --> 00:17:05,800 声を出しちゃいけないことに なっているんだ。 244 00:17:05,800 --> 00:17:07,970 無言のフィッツだからね。 245 00:17:07,970 --> 00:17:10,970 僕の声は 子どもっぽいから なめられるし➡ 246 00:17:10,970 --> 00:17:14,810 人前では 特にアリエル様の護衛中は➡ 247 00:17:14,810 --> 00:17:17,480 声を 出さないことになっているんだよ。 248 00:17:17,480 --> 00:17:21,480 それにしては アリエル王女の姿は 見えませんでしたが…。 249 00:17:21,480 --> 00:17:26,150 近くのお店にいたんだよ。 護衛は 僕らだけじゃないからね。 250 00:17:26,150 --> 00:17:29,320 あっ…。 251 00:17:29,320 --> 00:17:33,330 そんなときに話しかけてしまい 申し訳ありませんでした。 252 00:17:33,330 --> 00:17:36,670 ううん いいんだよ。 僕のほうこそ➡ 253 00:17:36,670 --> 00:17:39,500 相手できなくて ごめんね。 254 00:17:39,500 --> 00:17:42,500 《少しばかり 察しがついてしまった。 255 00:17:42,500 --> 00:17:46,170 おそらく おそらくだが なんらかの方法で➡ 256 00:17:46,170 --> 00:17:49,510 アリエル王女が フィッツ先輩に化けていたのだ。 257 00:17:49,510 --> 00:17:52,610 さっき避けられたのは 不用意に接触すると➡ 258 00:17:52,610 --> 00:17:54,620 それがバレるから。 259 00:17:54,620 --> 00:17:57,950 決して フィッツ先輩に 嫌われたからではないはずだ。 260 00:17:57,950 --> 00:18:00,460 そうだ そうに違いない。 261 00:18:00,460 --> 00:18:03,630 俺 嫌われるようなこと 何もしてないもんな。 262 00:18:03,630 --> 00:18:05,790 そういうことにしよう》 263 00:18:05,790 --> 00:18:09,630 そうなんですか。 フィッツ先輩に嫌われたかと思って➡ 264 00:18:09,630 --> 00:18:12,630 ヒヤヒヤしましたよ。 アハハ。 265 00:18:12,630 --> 00:18:15,970 僕が君を嫌いになるわけ ないじゃないか。 266 00:18:15,970 --> 00:18:17,970 あっ…。 267 00:18:24,810 --> 00:18:27,320 あっ あぁ…。 268 00:18:31,490 --> 00:18:34,320 《彼の何気ないしぐさが気になる。 269 00:18:34,320 --> 00:18:37,160 耳の裏をポリポリとかく動作とか。 270 00:18:37,160 --> 00:18:41,000 一仕事終えたときの グッと背伸びする動作とか。 271 00:18:41,000 --> 00:18:44,670 ふと目の前を通ったときに 香ってくる匂いとか。 272 00:18:44,670 --> 00:18:47,340 そう あの笑顔だ。 273 00:18:47,340 --> 00:18:52,440 あの はにかんだ笑顔が どうにも頭に残る》 274 00:18:52,440 --> 00:18:55,610 (歓声) 275 00:18:55,610 --> 00:18:57,810 アリエル様だ。 276 00:19:02,620 --> 00:19:06,450 《この症状がなんなのか 知っている》 277 00:19:06,450 --> 00:19:08,460 あっ…。 278 00:19:08,460 --> 00:19:11,560 あっ…。 《恋ってやつだ》 279 00:19:15,130 --> 00:19:17,130 んっ? 280 00:19:20,470 --> 00:19:22,800 《俺は 男に恋しているのだ。 281 00:19:22,800 --> 00:19:28,140 いや 本当に彼は 男なのだろうか?》 282 00:19:28,140 --> 00:19:30,480 (ルーデウス)ジーナス先生。 (ジーナス)んっ? 283 00:19:30,480 --> 00:19:34,480 これはルーデウスさん。 本日は どうしましたか? 284 00:19:34,480 --> 00:19:38,990 はい 実は フィッツ先輩のことを聞きたくて…。 285 00:19:43,320 --> 00:19:47,000 申し訳ありませんが 彼らのことに関しては➡ 286 00:19:47,000 --> 00:19:49,500 上から圧力が かかってまして…。 287 00:19:49,500 --> 00:19:51,100 そうなんですか。 288 00:19:51,100 --> 00:19:55,340 せめて 性別だけでも 教えてもらえませんか? 289 00:19:55,340 --> 00:19:59,840 性別ですか…。 う~む…。 290 00:20:02,340 --> 00:20:05,350 彼は男性です。 291 00:20:07,850 --> 00:20:10,190 《結局 わからなかった。 292 00:20:10,190 --> 00:20:14,190 ジーナス教頭には 圧力が かかっているみたいだし》 293 00:20:18,190 --> 00:20:21,200 はぁ…。 《仮に女だったとして➡ 294 00:20:21,200 --> 00:20:24,700 どうするのだ。 告白でもするのだろうか?》 295 00:20:24,700 --> 00:20:28,040 せめて 自家発電がしたい。 296 00:20:28,040 --> 00:20:30,040 おっ… はっ! 297 00:20:30,040 --> 00:20:32,710 何をしたいって? うわ~! 298 00:20:32,710 --> 00:20:34,880 危ない! うわ~! 299 00:20:34,880 --> 00:20:37,080 (倒れる音) 300 00:20:52,330 --> 00:20:55,660 あっ…。 あっ ご… ごめん。 301 00:20:55,660 --> 00:20:59,670 フィッツ先輩 やっぱり 女だったんですね。 302 00:20:59,670 --> 00:21:03,000 あっ! 303 00:21:03,000 --> 00:21:08,510 ちっ 違う! ぼ… 僕は男の子だよ! 304 00:21:08,510 --> 00:21:12,850 《フィッツ先輩は女だった。 重要なことだ。 305 00:21:12,850 --> 00:21:15,850 しかし そんなことより…》 306 00:21:15,850 --> 00:21:18,350 立った…。 307 00:21:18,350 --> 00:21:20,690 そうか。 《なるほど。 308 00:21:20,690 --> 00:21:24,030 魔法大学で 転移事件について調べれば…。 309 00:21:24,030 --> 00:21:26,030 あぁ ヒトガミ様》 310 00:21:26,030 --> 00:21:29,860 でも フィッツ先輩は隠しておきたいのか。 311 00:21:29,860 --> 00:21:34,370 《そうだ 彼には… いや 彼女には何度も助けられた。 312 00:21:34,370 --> 00:21:36,870 彼女が望むなら 今までどおり➡ 313 00:21:36,870 --> 00:21:39,370 できるかぎり男として扱おう。 314 00:21:39,370 --> 00:21:43,880 ED回復の鍵を握るのは 間違いなくフィッツ先輩だけど➡ 315 00:21:43,880 --> 00:21:48,550 今は これ以上 関係を深めることはできない》 316 00:21:48,550 --> 00:21:50,550 あれ? 317 00:21:53,320 --> 00:21:57,160 《どうやら まだ完治には 程遠いらしい。 318 00:21:57,160 --> 00:22:00,330 まぁいい。 兆しは見えたのだ。 319 00:22:00,330 --> 00:22:02,530 焦らずにいこうじゃないか》