1 00:00:15,080 --> 00:00:17,280 (アリエル)うぅ…。 2 00:01:04,730 --> 00:01:06,730 (シルフィ)はっ! 3 00:01:06,730 --> 00:01:10,060 (アリエル)それで 色は何色でしたか? 4 00:01:10,060 --> 00:01:12,070 (ルーク)きれいなピンク。 5 00:01:12,070 --> 00:01:15,470 いえ ややオレンジがかっておりました。 6 00:01:18,410 --> 00:01:22,510 (アリエル)私は やはり…。 う~ん。 7 00:01:24,580 --> 00:01:29,420 きれいな桜色が ツンと 上を向いてるのが好きですね。 8 00:01:29,420 --> 00:01:33,920 (ルーク)アリエル様 しかしながら 内側に畳まれたものも➨ 9 00:01:33,920 --> 00:01:36,590 それはそれで よろしいものでございます。 10 00:01:36,590 --> 00:01:40,090 まぁ ルークは陥没しているものも いいと言うの? 11 00:01:40,090 --> 00:01:43,430 自分は 大きければ それでよいかと。 12 00:01:43,430 --> 00:01:46,930 はぁ…。 ルークは風情がありませんわね。 13 00:01:48,940 --> 00:01:51,270 わ~! 14 00:01:51,270 --> 00:01:55,610 うわ~! 15 00:01:55,610 --> 00:02:00,610 (デリック)アリエル様 あなたは これから この国の王になられるお方。 16 00:02:00,610 --> 00:02:05,390 つまらぬ風聞や色情で 敵を作るのは好ましくありません。 17 00:02:05,390 --> 00:02:07,390 はぁ…。 18 00:02:07,390 --> 00:02:10,560 あのねぇ デリック。 あなた いつもそう言うけれど➨ 19 00:02:10,560 --> 00:02:15,900 私は第二王女なのよ。 兄上が2人 姉上が1人。 20 00:02:15,900 --> 00:02:20,570 あの方々がいるかぎり 私が王になるなど無理な話。 21 00:02:20,570 --> 00:02:24,240 しかし! 私は こうしてお茶を飲み➨ 22 00:02:24,240 --> 00:02:29,240 好きなように生きていくだけで 十分。 23 00:02:29,240 --> 00:02:32,580 うん? (シルフィ)うわ~! 24 00:02:32,580 --> 00:02:35,420 うわうわ… うぅ…。 25 00:02:35,420 --> 00:02:41,590 うっ うっ…。 26 00:02:41,590 --> 00:02:43,760 うわっ! 27 00:02:43,760 --> 00:02:46,460 (衝撃音) 28 00:02:53,100 --> 00:02:56,770 ぶはっ! 29 00:02:56,770 --> 00:02:59,470 ルーク! アリエル様 お逃げを! 30 00:03:08,380 --> 00:03:11,720 アリエル様 必ず王になりますよう! 31 00:03:11,720 --> 00:03:14,390 ルーク! 後は任せたぞ! 32 00:03:14,390 --> 00:03:16,390 うわ~! 33 00:03:18,560 --> 00:03:20,960 うわ~! 34 00:03:40,910 --> 00:03:44,720 あっ…。 あっ! 35 00:03:53,260 --> 00:03:55,760 (ルーク)アリエル様! はっ…。 36 00:04:30,730 --> 00:04:32,730 夢? 37 00:04:32,730 --> 00:04:36,570 (アリエル)夢ではありません。 38 00:04:36,570 --> 00:04:40,910 ここは? アスラ王宮です。 39 00:04:40,910 --> 00:04:44,080 えっ? あなたは? 40 00:04:44,080 --> 00:04:46,410 どこから来たのですか? 41 00:04:46,410 --> 00:04:49,080 ブエナ村。 42 00:04:49,080 --> 00:04:51,250 どうして ここに? 43 00:04:51,250 --> 00:04:55,760 わかんない。 いきなり空の上にいて…。 44 00:04:58,430 --> 00:05:02,230 あの…。 フィットア領は消滅したようです。 45 00:05:04,700 --> 00:05:06,700 えっ? 46 00:05:10,700 --> 00:05:15,540 あなたの故郷は もうありません。 あなたの家族も友人も➨ 47 00:05:15,540 --> 00:05:18,380 捜し出すのは 困難でしょう。 48 00:05:18,380 --> 00:05:20,880 あなたの処遇についてですが➨ 49 00:05:20,880 --> 00:05:24,990 王宮への侵入についての 罰が下ると思います。 50 00:05:27,890 --> 00:05:30,720 これをつけて 私のそばにいれば➨ 51 00:05:30,720 --> 00:05:34,390 あなたの家族を捜し出すと 約束しましょう。 52 00:05:34,390 --> 00:05:38,230 大丈夫 私が力になります。 53 00:05:38,230 --> 00:05:43,540 それまで 今この瞬間から 名前も姿も変えて…。 54 00:05:47,920 --> 00:06:06,870 ♬~ 55 00:06:06,870 --> 00:06:10,040 (フィッツ)アリエル様 おはようございます。 56 00:06:10,040 --> 00:06:12,540 おはようございます。 57 00:06:12,540 --> 00:06:15,050 ルーク フィッツ。 58 00:06:17,710 --> 00:06:21,050 気持ちのいい朝ですね。 59 00:06:21,050 --> 00:06:24,390 ルーク 本日の予定は どうなっていますか? 60 00:06:24,390 --> 00:06:28,060 朝食のあと 午前中は大広間で懇談会。 61 00:06:28,060 --> 00:06:32,400 午後からは いつもどおり ピレモン卿との会合があります。 62 00:06:32,400 --> 00:06:35,730 ピレモン卿だなんて他人行儀な。 63 00:06:35,730 --> 00:06:38,570 あなたのお父様ではありませんか。 64 00:06:38,570 --> 00:06:42,970 公私混同は避けろと 言われておりますゆえ。 65 00:06:46,080 --> 00:06:48,580 (笑い声) 66 00:06:48,580 --> 00:06:50,580 (扉の開く音) 67 00:06:50,580 --> 00:06:54,180 お~ いらっしゃったぞ。 アリエル様だ。 68 00:06:54,180 --> 00:06:59,190 皆様 ごきげんよう。 ごきげんよう。 69 00:06:59,190 --> 00:07:03,730 ごきげんよう。 ごきげんよう。 70 00:07:10,200 --> 00:07:12,200 あら。 71 00:07:12,200 --> 00:07:14,200 ピレモン卿ではないですか。 72 00:07:14,200 --> 00:07:17,040 (ピレモン)これは アリエル様。 73 00:07:17,040 --> 00:07:20,880 午後からの会合 お忘れなきよう。 74 00:07:20,880 --> 00:07:22,880 わかっています。 75 00:07:22,880 --> 00:07:27,050 (グラーヴェル)おや… これは アリエルに ピレモン卿。 76 00:07:27,050 --> 00:07:30,890 何やら2人で 密談しているようだが? 77 00:07:30,890 --> 00:07:34,730 あら グラーヴェルお兄様 ごきげんよう。 78 00:07:34,730 --> 00:07:37,060 聞かれてしまいましたか。 79 00:07:37,060 --> 00:07:41,900 実は 本日のおやつは 何にしましょうかと 密談を。 80 00:07:41,900 --> 00:07:45,240 そのとおりでございます。 81 00:07:45,240 --> 00:07:49,070 おやつといえば 妾の子の私とは違い➨ 82 00:07:49,070 --> 00:07:52,340 正妃の血を引く高貴な妹君は➨ 83 00:07:52,340 --> 00:07:56,010 最近になって 木の実がたっぷりとのった➨ 84 00:07:56,010 --> 00:07:59,680 豪勢なケーキの魅力に目覚めたと 聞き及んだのだが。 85 00:07:59,680 --> 00:08:02,520 何をおっしゃいますの お兄様。 86 00:08:02,520 --> 00:08:07,920 そんなケーキ 私のような未熟者には まだ似合いませんわ。 87 00:08:09,860 --> 00:08:13,860 ピレモン卿 貴殿は 昔から ケーキの上の木の実を➨ 88 00:08:13,860 --> 00:08:16,200 最後まで取っておいては➨ 89 00:08:16,200 --> 00:08:20,040 誰かに横取りされ 食べられてしまっていたな。 90 00:08:20,040 --> 00:08:22,210 それも望まぬ者に。 91 00:08:22,210 --> 00:08:25,710 そんなことも ございましたでしょうかね。 92 00:08:25,710 --> 00:08:27,710 貴殿もいい年だ。 93 00:08:27,710 --> 00:08:30,050 そろそろ木の実を 誰に譲るかぐらい➨ 94 00:08:30,050 --> 00:08:33,050 自分で決めても よいのではないか。 95 00:08:33,050 --> 00:08:37,720 はっ… それはもう グラーヴェル殿下の他にはおりません。 96 00:08:37,720 --> 00:08:39,890 それならよいのだ。 97 00:08:39,890 --> 00:08:42,390 アリエル 今度また➨ 98 00:08:42,390 --> 00:08:45,730 あの きれいな歌声を 聴かせてくれよ。 99 00:08:45,730 --> 00:08:50,030 お前が表舞台に立つのは 歌うときだけでいい。 100 00:08:53,170 --> 00:08:57,670 不気味だな。 (ダリウス)アリエル様の動きですかな? 101 00:08:57,670 --> 00:09:02,010 それだけではない。 あの なんといったか➨ 102 00:09:02,010 --> 00:09:04,010 エルフの妙な眼鏡の。 103 00:09:04,010 --> 00:09:06,520 無言のフィッツですね。 104 00:09:06,520 --> 00:09:09,350 笑うところはおろか 話すところさえ➨ 105 00:09:09,350 --> 00:09:11,690 誰も見ておりません。 106 00:09:11,690 --> 00:09:14,520 体が左右に揺れているぞ。 107 00:09:14,520 --> 00:09:18,030 立ちっぱなしで 足にきているのだろうが 耐えろ。 108 00:09:18,030 --> 00:09:22,700 そして 視線は常にアリエル様だ。 109 00:09:22,700 --> 00:09:26,040 これは ヘルメス夫人。 今日もお美しい。 110 00:09:26,040 --> 00:09:28,540 (ヘルメス夫人)まぁ ルーク様ったら。 111 00:09:28,540 --> 00:09:31,540 お父上のピレモン卿は お元気? 112 00:09:31,540 --> 00:09:34,210 (ルーク)ええ たしか あちらに。 113 00:09:34,210 --> 00:09:38,010 少し外す。 気を抜くなよ。 114 00:09:40,880 --> 00:09:44,390 あれが うわさの無言のフィッツ。 115 00:09:44,390 --> 00:09:47,890 とても貴族には見えんな。 魔術師団には➨ 116 00:09:47,890 --> 00:09:51,060 もっと生まれの高貴な者が 大勢いるというのに➨ 117 00:09:51,060 --> 00:09:53,560 家名もなく生い立ちも知れない。 118 00:09:53,560 --> 00:09:56,230 上級貴族の落とし子との話もある。 119 00:09:56,230 --> 00:09:58,240 あの若さで 無詠唱魔術を扱えると。 120 00:09:58,240 --> 00:10:00,540 ハッ 眉唾だろう…。 121 00:10:04,740 --> 00:10:10,080 これは これはフィッツ殿。 大丈夫ですか? さぁ お手を。 122 00:10:10,080 --> 00:10:13,920 おぉ ずいぶんと きゃしゃな手をしておられる。 123 00:10:13,920 --> 00:10:17,020 本当だ まるで少女のような。 124 00:10:20,090 --> 00:10:22,290 うっ! おっ! 125 00:10:31,940 --> 00:10:38,280 ♬「そびえたつ王城と」 126 00:10:38,280 --> 00:10:43,280 ♬「小麦の海原の」 127 00:10:43,280 --> 00:10:47,950 ♬「ああアスラ王国」 128 00:10:47,950 --> 00:10:56,260 ♬「永遠なれ~」 129 00:10:59,060 --> 00:11:04,400 兄上から 歌のリクエストが ございましたもので。 130 00:11:04,400 --> 00:11:09,240 さすがは 我が妹! ブラーボー! 131 00:11:09,240 --> 00:11:11,410 (拍手) 132 00:11:11,410 --> 00:11:14,580 それでは皆さん 改めて…。 133 00:11:14,580 --> 00:11:19,420 アスラ王国の輝ける未来に 乾杯! 134 00:11:19,420 --> 00:11:21,420 (一同)乾杯! 135 00:11:21,420 --> 00:11:26,220 相変わらず すごい人気ですね アリエル様は。 136 00:11:35,930 --> 00:11:39,440 アリエル様が機転を利かせてくれて 助かったな。 137 00:11:39,440 --> 00:11:42,940 (フィッツ)ごめんなさい。 いいのよ フィッツ。 138 00:11:42,940 --> 00:11:46,610 あなたは 私の命の恩人なのだから。 139 00:11:46,610 --> 00:11:49,950 何かあれば 必ず私とルークが助けるわ。 140 00:11:49,950 --> 00:11:54,450 だって 私たち もう お友達みたいなものでしょ。 141 00:12:00,560 --> 00:12:08,770 うっ うぅ…。 142 00:12:14,240 --> 00:12:17,740 《あっ…。 うわ~!》 143 00:12:17,740 --> 00:12:20,540 はっ! ハァ ハァ…。 144 00:12:30,420 --> 00:12:35,090 (ピレモン)騎士団 魔術師団 近衛師団 市衛兵団。 145 00:12:35,090 --> 00:12:39,100 これで おもだったところへの 根回しは済みました。 146 00:12:39,100 --> 00:12:42,430 アリエル様? 147 00:12:42,430 --> 00:12:45,770 回りくどいやり方ですが しかたありませんね。 148 00:12:45,770 --> 00:12:50,610 私が兄に勝っているのは 人気だけですから。 149 00:12:50,610 --> 00:12:54,710 ですが 人気ほど 移ろいやすいものはない。 150 00:12:54,710 --> 00:12:56,880 地道な足場固めが必要です。 151 00:12:56,880 --> 00:12:59,380 ええ わかっております。 152 00:12:59,380 --> 00:13:03,390 それまでは 隙を見せないように。 ええ。 153 00:13:03,390 --> 00:13:06,890 ルーク 殿下の守護をしっかりと 務めるように。 154 00:13:06,890 --> 00:13:09,890 はっ! 155 00:13:09,890 --> 00:13:13,560 フィッツも 宮殿の作法に慣れてきましたね。 156 00:13:13,560 --> 00:13:16,400 いえ まだまだです。 157 00:13:16,400 --> 00:13:21,400 そうして ひたむきに頑張る姿は 好ましく映りますよ。 158 00:13:21,400 --> 00:13:25,410 どうでしょう。 少なくとも貴族の人たちには➨ 159 00:13:25,410 --> 00:13:27,410 嫌われているみたい。 160 00:13:27,410 --> 00:13:31,080 有象無象のうわさなど 気にすることはありません。 161 00:13:31,080 --> 00:13:33,920 私は あなたを気に入ってます。 162 00:13:33,920 --> 00:13:36,920 あ… ありがとうございます。 163 00:13:38,920 --> 00:13:43,930 アリエル様 僕の友達や家族は 見つかりましたか? 164 00:13:45,930 --> 00:13:50,270 何分 世界中に 散らばっているようなので…。 165 00:13:50,270 --> 00:13:54,270 そう ですか…。 166 00:13:57,210 --> 00:14:00,880 すみません 今の私の力では なかなか。 167 00:14:00,880 --> 00:14:04,380 いえ 僕一人では 何もできなかったし➨ 168 00:14:04,380 --> 00:14:06,480 感謝してます。 169 00:14:14,060 --> 00:14:17,890 そうだ フィッツ。 今晩 私の部屋に来なさい。 170 00:14:17,890 --> 00:14:21,230 えっ? 最近 あなたは夢見が悪く➨ 171 00:14:21,230 --> 00:14:23,230 うなされていると聞きます。 172 00:14:23,230 --> 00:14:26,240 誰かと一緒に寝れば 和らぐのでは? 173 00:14:26,240 --> 00:14:29,910 でっ でも! ルーク! なんとか言ってよ。 174 00:14:29,910 --> 00:14:33,240 いいじゃないか 褒美と受け取っておけ。 175 00:14:33,240 --> 00:14:36,410 えっ 褒美って…。 176 00:14:36,410 --> 00:14:38,410 ウフッ。 177 00:14:41,920 --> 00:14:45,920 (ダリウス)アリエル様ですが 騎士団や衛兵たちの中に➨ 178 00:14:45,920 --> 00:14:48,930 間者を送り込んでいると報告が。 179 00:14:48,930 --> 00:14:50,930 (グラーヴェル)クーデターでも起こす気か? 180 00:14:50,930 --> 00:14:54,700 (ダリウス)まさか そこまで短慮ではありますまい。 181 00:14:54,700 --> 00:14:58,700 ただ 駒を増やすためかと。 政治的な影響力は➨ 182 00:14:58,700 --> 00:15:01,040 持っていない連中だが。 183 00:15:01,040 --> 00:15:04,210 騎士団や衛兵には平民出が多い。 184 00:15:04,210 --> 00:15:08,710 アリエル王女にとっては 手のつけやすい相手でしょう。 185 00:15:08,710 --> 00:15:13,220 まずは手始めに という意味もあるのでしょうな。 186 00:15:13,220 --> 00:15:15,220 ハハハハ…。 ふむ。 187 00:15:15,220 --> 00:15:18,720 それに彼女は 私兵を持ちませんしな。 188 00:15:18,720 --> 00:15:22,060 なるほど 王都で何かが起きたとき➨ 189 00:15:22,060 --> 00:15:25,560 実際に動くのは末端。 そのほとんどが➨ 190 00:15:25,560 --> 00:15:28,900 アリエルの息がかかったものに 変われば➨ 191 00:15:28,900 --> 00:15:32,070 クーデターが起きかねない。 192 00:15:32,070 --> 00:15:36,570 なかなか先見の明がある。 どうする? 193 00:15:36,570 --> 00:15:40,910 どうもこうもありませんな。 殿下の敵となるならば➨ 194 00:15:40,910 --> 00:15:44,080 おのずと やるべきことは決まりましょう。 195 00:15:44,080 --> 00:15:46,420 というと? 196 00:15:46,420 --> 00:15:52,690 芽を摘むのではなく 種をまくものを刈り取るのです。 197 00:15:52,690 --> 00:15:57,690 わかった。 ダリウス お前に任せよう。 198 00:15:57,690 --> 00:16:01,400 おおせのままに。 グラーヴェル殿下。 199 00:16:08,870 --> 00:16:10,870 (ノック) 200 00:16:10,870 --> 00:16:12,880 あの…。 (扉の開く音) 201 00:16:12,880 --> 00:16:16,380 言われたとおり 来ましたけど。 202 00:16:16,380 --> 00:16:21,680 よく来ました。 さぁ ベッドへ行きましょうか。 203 00:16:26,890 --> 00:16:31,900 あの 一緒に寝るだけですよね。 (アリエル)ええ もちろん。 204 00:16:31,900 --> 00:16:33,900 えっと 目が怖い。 205 00:16:33,900 --> 00:16:37,070 怖いことなんて…。 確かに 今 私➨ 206 00:16:37,070 --> 00:16:39,240 興奮していますが…。 207 00:16:39,240 --> 00:16:42,240 さぁ ベッドに横になりなさい。 208 00:16:42,240 --> 00:16:44,240 いや 怖いって アリエル様。 209 00:16:44,240 --> 00:16:47,580 怖くない! ダメだよ アリエル様も知ってるでしょ。 210 00:16:47,580 --> 00:16:50,250 僕は…。 知ってます。 211 00:16:50,250 --> 00:16:52,850 うっ うわ~! 212 00:16:52,850 --> 00:16:57,650 ですから あなたにも 私を知ってもらいたいんです。 213 00:17:02,190 --> 00:17:05,030 なんて…。 214 00:17:05,030 --> 00:17:08,030 冗談は これくらいにしておきましょう。 215 00:17:08,030 --> 00:17:10,700 えっと…。 216 00:17:10,700 --> 00:17:15,200 一緒に寝るだけ。 そう言ったでしょ。 217 00:17:15,200 --> 00:17:18,370 それとも 本当に襲われるとでも? 218 00:17:18,370 --> 00:17:20,710 えっ! 219 00:17:20,710 --> 00:17:24,210 そういう顔を見ると 襲いたくなりますが➨ 220 00:17:24,210 --> 00:17:26,420 本当に寝るだけ。 221 00:17:29,050 --> 00:17:33,560 私も 夢を見るんです。 222 00:17:33,560 --> 00:17:36,060 夢ですか? 223 00:17:36,060 --> 00:17:38,390 あの日の夢。 224 00:17:38,390 --> 00:17:43,230 デリックが魔物に殺されて そのまま私も…。 225 00:17:43,230 --> 00:17:45,230 そんな悪夢です。 226 00:17:45,230 --> 00:17:48,540 アリエル様も? ええ。 227 00:17:52,510 --> 00:17:55,180 あなたのつらさは わかりませんが➨ 228 00:17:55,180 --> 00:17:59,020 あの日に つらい目に遭ったのは 私も同じ。 229 00:17:59,020 --> 00:18:03,850 つらいと思ったら 誰かを頼ってもいいんですよ。 230 00:18:03,850 --> 00:18:07,190 私は あなたを頼りにしています。 231 00:18:07,190 --> 00:18:10,690 あの日 命を救ってくれた あなたと一緒にいれば➨ 232 00:18:10,690 --> 00:18:15,370 悪夢を見なくても 済むかもしれないから。 233 00:18:15,370 --> 00:18:19,870 僕 きちんとアリエル様の護衛 頑張るよ。 234 00:18:19,870 --> 00:18:22,370 いい心がけですね。 235 00:18:22,370 --> 00:18:26,380 では さしあたって 夢の中でも お願いします。 236 00:18:26,380 --> 00:18:29,050 (笑い声) 237 00:18:29,050 --> 00:18:33,750 それでは寝ましょうか。 はい アリエル様。 238 00:19:07,680 --> 00:19:09,690 (フィッツ)あっ! 239 00:19:12,360 --> 00:19:15,860 何事ですか!? 僕の後ろから離れないで! 240 00:19:15,860 --> 00:19:38,210 ♬~ 241 00:19:38,210 --> 00:19:40,880 はっ… 危ない! 242 00:19:40,880 --> 00:19:43,690 フィッツ! あっ…。 243 00:19:49,230 --> 00:19:51,230 くっ…。 244 00:20:11,580 --> 00:20:14,920 フィッツ!? しっかりして フィッツ! 245 00:20:14,920 --> 00:20:17,250 何事ですか!? ルーク! 246 00:20:17,250 --> 00:20:19,760 襲撃がありました。 至急 医者を! 247 00:20:19,760 --> 00:20:23,430 (ルーク)はっ! しっかり… 今助けます。 248 00:20:23,430 --> 00:20:26,430 頑張って! シルフィ! 249 00:20:30,430 --> 00:20:33,940 (ピレモン)今回襲ってきた少女は 有名な暗殺者➨ 250 00:20:33,940 --> 00:20:36,770 夜目の鷹だと判明しました。 251 00:20:36,770 --> 00:20:41,110 今まで何人もの貴族が 犠牲になっているようです。 252 00:20:41,110 --> 00:20:43,780 体の具合は? フィッツ。 253 00:20:43,780 --> 00:20:47,580 もう大丈夫 毒は少量だったし。 254 00:20:49,620 --> 00:20:54,560 今回のことで はっきりしたのは 敵は宮殿の中にいること。 255 00:20:54,560 --> 00:20:57,890 この先 いつ襲撃があるか…。 256 00:20:57,890 --> 00:21:02,900 ここは 一度 留学という形で 国を出るのがよいかと。 257 00:21:02,900 --> 00:21:07,570 私に逃げろと? 逃げるのではなく生きるのです。 258 00:21:07,570 --> 00:21:11,410 必ずチャンスは巡ってきます。 259 00:21:11,410 --> 00:21:13,580 わかりました。 260 00:21:13,580 --> 00:21:17,580 他国で要人とつながりを持ち 好機を待つ…。 261 00:21:17,580 --> 00:21:20,080 それが必要かもしれません。 262 00:21:20,080 --> 00:21:24,790 お供します アリエル様。 ありがとう ルーク。 263 00:21:28,090 --> 00:21:31,760 あっ…。 えっ? 264 00:21:31,760 --> 00:21:36,600 フィッツ あなたを 守護術師の任から解きます。 265 00:21:36,600 --> 00:21:39,100 えっ… なんで? 266 00:21:39,100 --> 00:21:43,770 私は あなたの王宮への不法侵入 という罪につけ込み➨ 267 00:21:43,770 --> 00:21:46,940 守護術師として 仕えさせてきました。 268 00:21:46,940 --> 00:21:52,220 あなたの意思を無視して…。 ごめんなさい。 269 00:21:52,220 --> 00:21:54,220 あなたの望みである➨ 270 00:21:54,220 --> 00:21:58,220 家族や友人を 捜し出すこともできない。 271 00:21:58,220 --> 00:22:01,390 私に力がないばかりに。 272 00:22:01,390 --> 00:22:05,730 もうこれ以上 あなたに 迷惑をかけるわけにはいきません。 273 00:22:05,730 --> 00:22:10,070 今日かぎりで あなたを…。 嫌だ。 274 00:22:10,070 --> 00:22:13,740 アリエル様は 僕を 友達だと言ってくれた。 275 00:22:13,740 --> 00:22:17,240 アリエル様も 僕の友達だよ。 276 00:22:17,240 --> 00:22:20,580 友達が困っていれば 力になりたい。 277 00:22:20,580 --> 00:22:23,750 危険な目に遭えば 助ける。 278 00:22:23,750 --> 00:22:25,950 迷惑なわけないよ。 279 00:22:34,420 --> 00:22:36,590 今度は 自分の意思で➨ 280 00:22:36,590 --> 00:22:39,500 僕はアリエル様と 一緒に行きたい。 281 00:22:43,100 --> 00:22:46,100 ありがとう フィッツ。 282 00:22:53,210 --> 00:22:58,510 私は 必ず この国の王になります。 283 00:23:01,550 --> 00:23:04,550 (ルーク/ピレモン)はっ! 我らが未来の王➨ 284 00:23:04,550 --> 00:23:07,260 アリエル・アネモイ・アスラ 王女殿下。 285 00:23:09,230 --> 00:23:11,390 《僕は➨ 286 00:23:11,390 --> 00:23:14,200 友達を守るために この道を選んだ》 287 00:23:20,070 --> 00:23:22,740 《あの日から ずっと➨ 288 00:23:22,740 --> 00:23:24,940 悪夢は見ていない》