1 00:00:14,010 --> 00:00:19,180 《確かにシルフィだ。 なんで 気付かなかったんだろう。 2 00:00:19,180 --> 00:00:23,350 きっと 俺の知ってるシルフィと フィッツ先輩とでは➡ 3 00:00:23,350 --> 00:00:26,350 イメージが違いすぎたんだ。 4 00:00:26,350 --> 00:00:30,020 昔の彼女は 俺にべったりで 泣き虫だったけど➡ 5 00:00:30,020 --> 00:00:34,030 フィッツ先輩は しっかりしてて 面倒見もよくて➡ 6 00:00:34,030 --> 00:00:36,200 でも どこか抜けてるところもあって➡ 7 00:00:36,200 --> 00:00:40,370 時々 はにかんで笑うところが すごくかわいくて➡ 8 00:00:40,370 --> 00:00:43,370 気付くと その姿を目で追って…。 9 00:00:43,370 --> 00:00:47,870 今の俺の気持ちを言わなきゃ また いなくなっちゃう。 10 00:00:47,870 --> 00:00:52,210 あんな後悔 もうしたくない》 11 00:00:52,210 --> 00:00:54,880 (ルーデウス)シルフィ。 12 00:00:54,880 --> 00:00:57,720 俺も 好きです。 13 00:00:57,720 --> 00:01:01,720 (シルフィ)あっ…。 うぅ…。 14 00:01:15,540 --> 00:01:17,600 あっ…。 15 00:01:33,550 --> 00:01:36,720 シルフィ 初めてだよね? 16 00:01:36,720 --> 00:01:39,560 えっ あぁ うん。 17 00:01:39,560 --> 00:01:41,900 ダメかな? 18 00:01:41,900 --> 00:01:44,060 ダメじゃないです! 19 00:01:50,900 --> 00:01:54,910 んっ? あぁ…。 20 00:01:54,910 --> 00:02:00,080 ルディ? 《気付けば俺のテントは倒れていた》 21 00:03:40,020 --> 00:03:43,030 すみません シルフィ。 22 00:03:43,030 --> 00:03:45,700 3年前から こんななんです。 23 00:03:45,700 --> 00:03:48,200 心の病らしくて…。 24 00:03:48,200 --> 00:03:50,200 ルディ…。 25 00:03:50,200 --> 00:03:53,640 シルフィには 恥をかかせてしまいました。 26 00:03:53,640 --> 00:03:55,810 申し訳ありません。 27 00:03:55,810 --> 00:03:57,810 ル… ルディ やめてよ。 28 00:03:57,810 --> 00:04:01,140 恥なんかじゃないから 元に戻ってよ。 29 00:04:01,140 --> 00:04:04,150 僕も元に戻りたいのは やまやまですが…。 30 00:04:04,150 --> 00:04:06,820 そうじゃなくて 敬語はやめてよ。 31 00:04:06,820 --> 00:04:10,490 あぁ ごめん。 ちょっと気が動転して…。 32 00:04:10,490 --> 00:04:12,660 これからは敬語禁止だよ。 33 00:04:12,660 --> 00:04:14,990 はい。 また敬語。 34 00:04:14,990 --> 00:04:17,160 「はい」ぐらいは いいだろ。 35 00:04:17,160 --> 00:04:19,160 フフフ。 36 00:04:22,670 --> 00:04:25,670 ありがとう このペンダント。 37 00:04:25,670 --> 00:04:27,840 届いててよかった。 38 00:04:27,840 --> 00:04:30,010 もうなくなっちゃったかと 思ってたよ。 39 00:04:30,010 --> 00:04:34,010 リーリャが持っててくれたんだ。 そっか。 40 00:04:34,010 --> 00:04:37,180 そういえば シルフィは どうして男装を? 41 00:04:37,180 --> 00:04:42,190 うん えっと 何から話そうかな。 42 00:04:42,190 --> 00:04:45,360 あの日 ルディが 連れ去られるところを➡ 43 00:04:45,360 --> 00:04:50,190 見ちゃったの。 それで驚いて パウロさんに襲いかかっちゃって。 44 00:04:50,190 --> 00:04:54,130 えっ シルフィが? だって ホントに突然で➡ 45 00:04:54,130 --> 00:04:56,800 すっごく悲しかったから。 46 00:04:56,800 --> 00:04:58,800 でも あの日 誓ったんだ。 47 00:04:58,800 --> 00:05:03,310 ルディを助けられるくらい 強くなろうって。 48 00:05:03,310 --> 00:05:08,650 それから僕 勉強も頑張ったし 魔術の練習も。 49 00:05:08,650 --> 00:05:11,980 リーリャさんからは礼儀作法も習って。 50 00:05:11,980 --> 00:05:15,990 全部 ルディに追いつきたくて 褒めてもらいたくて➡ 51 00:05:15,990 --> 00:05:18,490 頑張ったんだよ。 52 00:05:23,990 --> 00:05:28,160 (シルフィ)例の転移事件… あれで王都に飛ばされて➡ 53 00:05:28,160 --> 00:05:30,500 アリエル様とルークに出会ったんだ。 54 00:05:30,500 --> 00:05:33,500 それから いろいろあって 魔法大学に。 55 00:05:33,500 --> 00:05:37,340 新入生候補の名簿に ルディの名前を見つけたとき➡ 56 00:05:37,340 --> 00:05:39,380 本当にうれしかった。 57 00:05:39,380 --> 00:05:43,550 生きててくれて ありがとう。 (ルーデウス)シルフィも無事でよかった。 58 00:05:43,550 --> 00:05:47,880 (シルフィ)でも ショックだったんだからね 「はじめまして」って言われて。 59 00:05:47,880 --> 00:05:51,050 (ルーデウス)ごめん。 でも シルフィだって もっと早めに➡ 60 00:05:51,050 --> 00:05:54,460 言ってくれればよかったのに。 (シルフィ)そうだよね。 61 00:05:54,460 --> 00:05:57,630 なんか勇気出せなくて。 ごめんね。 62 00:05:57,630 --> 00:06:01,630 俺のほうこそ1年も気付けなくて 申し訳なかった。 63 00:06:01,630 --> 00:06:05,800 ヘヘッ。 あっ…。 64 00:06:05,800 --> 00:06:09,140 ひゃあ! もう ルディったら。 65 00:06:09,140 --> 00:06:11,140 あぁ 失礼。 66 00:06:11,140 --> 00:06:14,640 《反応はするが どうもコントロールできない。 67 00:06:14,640 --> 00:06:19,980 しかし やはり安心するな。 順調に回復していると言えよう。 68 00:06:19,980 --> 00:06:22,650 彼女のおかげだ》 69 00:06:22,650 --> 00:06:24,850 どうしたの? 70 00:06:35,830 --> 00:06:39,000 じゃあ 僕は用事があるから ここで。 71 00:06:39,000 --> 00:06:42,010 はい。 えっと…。 72 00:06:42,010 --> 00:06:44,010 これからもよろしく。 73 00:06:44,010 --> 00:06:46,340 あっ う… うん はい。 74 00:06:46,340 --> 00:06:50,150 こ… こちらこそ よろしくお願いします。 75 00:06:57,320 --> 00:07:01,290 《ルディの病気に効く薬 あればいいのに》 76 00:07:04,490 --> 00:07:06,830 (ノック) 77 00:07:06,830 --> 00:07:09,500 あっ…。 78 00:07:09,500 --> 00:07:12,170 (アリエル)やはり ダメでしたか。 79 00:07:12,170 --> 00:07:15,840 えっ あの…。 よくよく考えてみると➡ 80 00:07:15,840 --> 00:07:18,170 凍死の危険があるからといって➡ 81 00:07:18,170 --> 00:07:20,840 相手の衣類を 無理やり脱がすなんて➡ 82 00:07:20,840 --> 00:07:24,510 誰がしましょうか。 (ルーク)シルフィ。 83 00:07:24,510 --> 00:07:27,350 とりあえず落ち着いて報告をしろ。 84 00:07:27,350 --> 00:07:29,320 あっ うん。 85 00:07:32,860 --> 00:07:36,360 なんですって? えっ だから その➡ 86 00:07:36,360 --> 00:07:39,360 不能の治療に来たんだって ここに。 87 00:07:39,360 --> 00:07:42,370 ウフフフ…。 それにしても➡ 88 00:07:42,370 --> 00:07:45,540 いざというときに 役に立たないとは。 89 00:07:45,540 --> 00:07:50,540 ルーデウスという男を 少々買いかぶっていたようですね。 90 00:07:50,540 --> 00:07:53,310 (ルーク)それは言い過ぎです。 (アリエル/シルフィ)あっ…。 91 00:07:53,310 --> 00:07:55,980 男には どうしようもないときが あるのです。 92 00:07:55,980 --> 00:08:01,150 ルーデウスとて 好きでシルフィを 抱かなかったわけではないはず。 93 00:08:01,150 --> 00:08:05,150 俺は むしろ やつが今まで おとなしくしていた理由に➡ 94 00:08:05,150 --> 00:08:08,990 納得がいきました。 (アリエル)ル… ルーク? 95 00:08:08,990 --> 00:08:13,500 あの自信のなさそうな顔や態度も 今なら わかります。 96 00:08:13,500 --> 00:08:17,500 かわいそうに 寄る辺もなく わらをもつかむような気持ちで➡ 97 00:08:17,500 --> 00:08:19,470 ここに来たのでしょう。 98 00:08:23,340 --> 00:08:27,010 失礼しました。 少々過ぎた発言でした。 99 00:08:27,010 --> 00:08:31,010 いえ アリエル様は わからなくてもしかたありません。 100 00:08:31,010 --> 00:08:36,190 シルフィ お前は ルーデウスの病気を 治してやりたいと思うか? 101 00:08:36,190 --> 00:08:38,860 えっ う… うん。 102 00:08:38,860 --> 00:08:42,020 ルディ すごくショックを受けてたんだ。 103 00:08:42,020 --> 00:08:46,030 だから できることは してあげたいと思う。 104 00:08:46,030 --> 00:08:49,370 お前にとって つらいことに なるかもしれなくてもか? 105 00:08:49,370 --> 00:08:53,100 うん 覚悟はあるよ。 106 00:08:53,100 --> 00:08:55,100 わかった。 107 00:08:55,100 --> 00:08:58,270 少し待っていてくれ。 渡すものがある。 108 00:08:58,270 --> 00:09:01,610 アリエル様 失礼します。 109 00:09:01,610 --> 00:09:04,110 (扉の開閉音) 110 00:09:04,110 --> 00:09:07,950 改めて申し訳ありません。 失言でしたね。 111 00:09:07,950 --> 00:09:10,120 いえ いいんです。 112 00:09:10,120 --> 00:09:13,290 ひとまず ルークに何か作戦があるようですが➡ 113 00:09:13,290 --> 00:09:17,290 私にも 不能の治し方に いくつか心得があります。 114 00:09:17,290 --> 00:09:19,300 本当ですか? 115 00:09:19,300 --> 00:09:22,800 (ザノバ)ふぬ~! (リニアーナ)ザノバは何してるニャ? 116 00:09:22,800 --> 00:09:27,640 初心に帰って 無詠唱魔術の練習ですぞ~! 117 00:09:27,640 --> 00:09:30,970 (プルセナ)うるさいの。 出すんならお肉を出してほしいの。 118 00:09:30,970 --> 00:09:33,310 ハァ ハァ…。 (ジュリ)ますた 頑張れ。 119 00:09:33,310 --> 00:09:35,810 (アリエル)大抵は お酒を飲ませます。 お待たせしました! 120 00:09:35,810 --> 00:09:39,150 (シルフィ)お酒 なるほど。 (アリエル)で 「暑い」と言って➡ 121 00:09:39,150 --> 00:09:42,320 肩の辺りをチラリとはだけるのです。 122 00:09:42,320 --> 00:09:44,320 それで いけるんですか? 123 00:09:44,320 --> 00:09:47,660 大丈夫でしょう。 シルフィは かわいいですから。 124 00:09:47,660 --> 00:09:49,660 きっかけさえあれば…。 125 00:09:49,660 --> 00:09:53,330 あとは 何か決めゼリフが 欲しいところですね。 126 00:09:53,330 --> 00:09:56,000 冬に暑いと言って 肌を見せるバカが➡ 127 00:09:56,000 --> 00:09:58,670 どこにいるんですかね。 うぅ…。 128 00:09:58,670 --> 00:10:02,340 そもそも シルフィの体で色仕掛けは無理です。 129 00:10:02,340 --> 00:10:04,340 はっ! しゅん…。 130 00:10:04,340 --> 00:10:06,680 なんですか ルーク その言い方は! 131 00:10:06,680 --> 00:10:09,850 アリエル様 グレイラットの血族は➡ 132 00:10:09,850 --> 00:10:13,680 代々 女性の大きな胸に 引かれる傾向があります。 133 00:10:13,680 --> 00:10:17,190 現に俺は シルフィに 蚊ほどの魅力も感じません。 134 00:10:17,190 --> 00:10:19,190 はっ! しゅん…。 135 00:10:19,190 --> 00:10:21,190 だが…。 136 00:10:23,190 --> 00:10:25,190 これは何? 137 00:10:25,190 --> 00:10:28,530 強力な催淫作用と 強壮作用を持つ➡ 138 00:10:28,530 --> 00:10:31,530 媚薬だ。 (アリエル/シルフィ)媚薬? 139 00:10:31,530 --> 00:10:34,700 昔 フィットア領で作られていたものだ。 140 00:10:34,700 --> 00:10:39,210 転移事件に伴い 製造方法も工場も消滅したため➡ 141 00:10:39,210 --> 00:10:41,380 価格が高騰し 今では➡ 142 00:10:41,380 --> 00:10:45,550 末端価格 金貨100枚を上回る。 えっ! 143 00:10:45,550 --> 00:10:48,720 いざというときに売って 資金の足しにでもしようと➡ 144 00:10:48,720 --> 00:10:52,690 思っていたが シルフィ お前にやろう。 145 00:10:52,690 --> 00:10:57,030 こんな高価なものを… いいの? もちろんだ! 146 00:10:57,030 --> 00:11:02,030 ただし これを使えば 男のほうは見境がなくなる。 147 00:11:02,030 --> 00:11:06,540 ついていけないと思ったら 自分も飲むぐらいのつもりでいけ。 148 00:11:06,540 --> 00:11:09,710 お前が思い描いていたような 甘い初体験は➡ 149 00:11:09,710 --> 00:11:15,380 迎えられなくなるだろうがな。 ルーク…。 150 00:11:15,380 --> 00:11:18,380 ありがとう。 いいってことだ。 151 00:11:18,380 --> 00:11:22,050 お前には 何度も 命を助けてもらっているからな。 152 00:11:24,050 --> 00:11:28,520 2人は仲がいいですね。 では 私からも。 153 00:11:30,560 --> 00:11:33,560 こ… これ アリエル様のお金だよね? 154 00:11:33,560 --> 00:11:36,730 そうです。 私の今月分です。 155 00:11:36,730 --> 00:11:39,570 ここまでくれば 私には これくらいしか➡ 156 00:11:39,570 --> 00:11:42,240 授けられるものがありません。 157 00:11:42,240 --> 00:11:45,580 ありがとう アリエル様。 158 00:11:45,580 --> 00:11:47,910 さすがはアリエル様です。 159 00:11:47,910 --> 00:11:51,250 シルフィ ご武運を。 160 00:11:51,250 --> 00:11:54,420 はい いってきます。 161 00:12:02,020 --> 00:12:05,190 《下着は アリエル様が選んでくれた新品。 162 00:12:05,190 --> 00:12:08,530 内ポケットには ルークからもらった媚薬》 163 00:12:08,530 --> 00:12:13,200 よし! スー ハー。 164 00:12:13,200 --> 00:12:16,040 《天国のお父さん お母さん。 165 00:12:16,040 --> 00:12:19,710 シルフィエットは 今日こそ大人になります》 166 00:12:19,710 --> 00:12:23,050 (ノック) 167 00:12:23,050 --> 00:12:27,380 はい。 っと シル… フィッツ先輩。 168 00:12:27,380 --> 00:12:30,550 どうぞ 入ってください。 うん。 169 00:12:37,390 --> 00:12:39,400 どうした? えっ? 170 00:12:39,400 --> 00:12:42,900 今日は疲れたから 自室で休むんじゃなかったか? 171 00:12:42,900 --> 00:12:46,570 えっと… 泊まりに来ました。 172 00:12:46,570 --> 00:12:50,410 えっ!? あっ おう…。 173 00:12:50,410 --> 00:12:53,340 まぁ こっち来て座れよ。 174 00:12:53,340 --> 00:12:55,310 あっ…。 175 00:13:03,350 --> 00:13:07,360 それは? えっと… ほら。 176 00:13:07,360 --> 00:13:10,690 一応 再会のお祝いを しておこうかと思って。 177 00:13:10,690 --> 00:13:15,530 あぁ そうか。 そういうこともしないとな。 178 00:13:15,530 --> 00:13:19,540 あっ… あ~。 はい。 179 00:13:19,540 --> 00:13:23,540 大丈夫 コップくらいありますよ。 180 00:13:23,540 --> 00:13:28,040 (シルフィ)それじゃあ フィットア領ブエナ村の2人の再会に。 181 00:13:28,040 --> 00:13:33,550 (ルーデウス)そして 俺とシルフィの未来に。 か… 乾杯。 182 00:13:33,550 --> 00:13:35,890 《うぅ 未来って…。 183 00:13:35,890 --> 00:13:38,390 ルディは たまに すごく恥ずかしいことを➡ 184 00:13:38,390 --> 00:13:40,390 言うんだもんな》 185 00:13:40,390 --> 00:13:42,730 ゲホッ ゲホッ…。 186 00:13:42,730 --> 00:13:46,900 大丈夫か? これ 結構強いな。 187 00:13:46,900 --> 00:13:50,230 貸してごらん。 あっ えっ うん。 188 00:13:50,230 --> 00:13:54,300 こういうのは 水とかお湯で 薄めてもいいんだよ。 189 00:13:54,300 --> 00:13:57,310 どうぞ。 ありがとう。 190 00:13:59,640 --> 00:14:03,150 そういえば 僕が ルディに出会ったきっかけも➡ 191 00:14:03,150 --> 00:14:05,980 お湯だったね。 そうだっけか? 192 00:14:05,980 --> 00:14:09,150 ほら 僕が道で泥玉をかけられて➡ 193 00:14:09,150 --> 00:14:11,990 ルディが それを お湯で流してくれてさ。 194 00:14:11,990 --> 00:14:15,590 あぁ 懐かしいな。 うん。 195 00:14:18,490 --> 00:14:22,330 ブエナ村の大きな木 まだあるかな。 196 00:14:22,330 --> 00:14:25,670 今日 森を歩いてるとき 思い出したよ。 197 00:14:25,670 --> 00:14:28,340 あの木で よく待ち合わせしたな。 198 00:14:28,340 --> 00:14:32,840 そこで教えてくれたんだよね。 手からお湯を出すやつ。 199 00:14:32,840 --> 00:14:36,510 あのとき 初めて 無詠唱でできたんだよな。 200 00:14:36,510 --> 00:14:40,850 そうそう。 楽しかったね。 201 00:14:40,850 --> 00:14:43,020 うん。 202 00:14:43,020 --> 00:14:46,120 っと いけない。 忘れないうちに…。 203 00:14:48,690 --> 00:14:50,860 これは? えっと…。 204 00:14:50,860 --> 00:14:54,000 ルディのあれに効くっていう 薬なんだ。 205 00:14:54,000 --> 00:14:58,500 《薬って言っちゃったけど 媚薬だって薬だよね? 206 00:14:58,500 --> 00:15:00,500 間違ってはいないはず》 207 00:15:00,500 --> 00:15:05,980 どっかで見たことが…。 その… 飲んでみてほしいんだ。 208 00:15:10,510 --> 00:15:13,180 あぁ…。 プハッ…。 209 00:15:13,180 --> 00:15:16,190 結構 即効性があるらしいよ。 210 00:15:16,190 --> 00:15:20,360 これ 一緒に飲んで大丈夫なのか…。 211 00:15:20,360 --> 00:15:25,030 ま… 混ぜても大丈夫。 たぶん。 212 00:15:25,030 --> 00:15:29,530 効いてきたら が… 我慢しなくてもいいからね。 213 00:15:29,530 --> 00:15:32,300 あっ…。 214 00:15:34,870 --> 00:15:36,840 あっ…。 215 00:15:39,210 --> 00:15:41,880 シルフィも飲むのか? あっ…。 216 00:15:47,550 --> 00:15:49,520 大丈夫か? 217 00:15:51,890 --> 00:15:55,460 プハッ ちょっと緊張しちゃって。 218 00:15:55,460 --> 00:15:58,060 そ… そうか。 219 00:16:01,460 --> 00:16:07,070 ハァ ハァ…。 220 00:16:25,150 --> 00:16:27,160 はっ! 221 00:16:30,330 --> 00:16:35,130 シルフィ。 ハァ ハァ…。 222 00:16:46,010 --> 00:16:49,510 が… 我慢できない? 223 00:16:53,480 --> 00:16:56,150 あっ…。 224 00:16:56,150 --> 00:16:58,650 じゃ じゃあ…。 225 00:16:58,650 --> 00:17:01,320 どうぞお召し上がりください。 226 00:17:01,320 --> 00:17:03,290 はっ! 227 00:17:10,330 --> 00:17:14,600 (小鳥のさえずり) 228 00:17:18,010 --> 00:17:21,080 んっ… あぁ…。 229 00:17:28,350 --> 00:17:31,020 いてて…。 230 00:17:54,810 --> 00:17:57,480 あっ そうだ。 231 00:17:57,480 --> 00:18:02,050 これって ロアの行商人が売っていた 媚薬じゃん。 232 00:18:18,830 --> 00:18:23,010 護衛の仕事… だよな…。 233 00:18:29,510 --> 00:18:35,680 (足音) 234 00:18:35,680 --> 00:18:38,190 はっ! (扉の開く音) 235 00:18:38,190 --> 00:18:40,690 あっ 起きてたんだ。 236 00:18:40,690 --> 00:18:43,190 おはよう ルディ。 237 00:18:43,190 --> 00:18:46,330 ごめんね ちょっと アリエル様とルークに➡ 238 00:18:46,330 --> 00:18:48,330 昨日のお礼を言ってきたんだ。 239 00:18:48,330 --> 00:18:51,000 あっ お礼っていうのは 僕の背中を➡ 240 00:18:51,000 --> 00:18:53,440 押してくれたことっていうか…。 241 00:18:53,440 --> 00:18:56,770 とにかく2人とも 喜んでくれたよ。 242 00:18:56,770 --> 00:18:59,580 できれば 今度 2人に会ってほし…。 243 00:19:06,780 --> 00:19:10,290 どうしたの? 244 00:19:10,290 --> 00:19:15,790 シルフィ… シルフィ… シルフィ…。 245 00:19:15,790 --> 00:19:21,100 (泣き声) 246 00:19:24,800 --> 00:19:27,140 変なルディ。 247 00:19:27,140 --> 00:19:30,810 はいはい 僕は ここにいるよ。 248 00:19:30,810 --> 00:19:34,510 (泣き声) 249 00:19:40,320 --> 00:19:45,990 わっ! ちょ ルディ…。 250 00:19:45,990 --> 00:19:47,990 あっ…。 251 00:19:47,990 --> 00:19:51,990 治った…。 252 00:19:51,990 --> 00:19:54,500 ありがとう。 253 00:19:54,500 --> 00:20:02,500 (泣き声) 254 00:20:02,500 --> 00:20:06,010 ありがとう シルフィ。 255 00:20:17,020 --> 00:20:21,520 お初にお目にかかります。 ルーデウス・グレイラットと申します。 256 00:20:21,520 --> 00:20:25,360 この学校に雷鳴をとどろかせる ルーデウス殿が➡ 257 00:20:25,360 --> 00:20:28,700 本日は いかなるご用向きですか? 258 00:20:28,700 --> 00:20:31,700 すでに シルフィ… シルフィエットより➡ 259 00:20:31,700 --> 00:20:33,870 いろいろと お聞きかと思いますが➡ 260 00:20:33,870 --> 00:20:38,040 少々お話しさせていただきたく 参じました。 261 00:20:38,040 --> 00:20:42,040 私は シルフィに病を治してもらいました。 262 00:20:42,040 --> 00:20:44,550 殿下は そのシルフィに 協力してくださったと➡ 263 00:20:44,550 --> 00:20:46,720 聞き及んでおります。 264 00:20:46,720 --> 00:20:50,390 故に お力になれることが ございましたら➡ 265 00:20:50,390 --> 00:20:52,690 私に お声がけください。 266 00:20:56,020 --> 00:21:01,860 お前は アスラ貴族の政権争いは 忌避していると思っていたが…。 267 00:21:01,860 --> 00:21:06,700 確かに 政権争いになんて 首を突っ込みたくはありません。 268 00:21:06,700 --> 00:21:10,870 けれど 思い人が渦中にいるとなれば➡ 269 00:21:10,870 --> 00:21:14,540 話は別です。 はっ…。 270 00:21:14,540 --> 00:21:17,380 あなたの力を 借りられるのであれば➡ 271 00:21:17,380 --> 00:21:21,880 非常に心強い。 それで…。 272 00:21:21,880 --> 00:21:24,390 あなたは どうするつもりですか? 273 00:21:24,390 --> 00:21:29,730 私には 転移事件で失った家族を 捜すという使命があります。 274 00:21:29,730 --> 00:21:33,730 なので 今すぐ アスラ王国に赴いてというのは…。 275 00:21:33,730 --> 00:21:35,900 (アリエル)ええ 私のことは➡ 276 00:21:35,900 --> 00:21:40,400 そちらが ひと段落してからでも かまいません。 277 00:21:40,400 --> 00:21:44,170 で あなたは どうするつもりなのですか? 278 00:21:46,240 --> 00:21:50,250 はい? まさか 不能の治療が終わったら➡ 279 00:21:50,250 --> 00:21:52,980 家族のために この国から旅立つ。 280 00:21:52,980 --> 00:21:58,590 シルフィとは はい さようなら… というわけではないでしょうね? 281 00:22:05,160 --> 00:22:08,160 シルフィと結婚します。 282 00:22:08,160 --> 00:22:10,670 あっ! なっ!? 283 00:22:10,670 --> 00:22:16,170 うん。 シルフィエット・グレイラット。 はっ え~ グレイラットって。 284 00:22:16,170 --> 00:22:18,170 え~! 285 00:22:18,170 --> 00:22:20,340 あなたは どうなさいますか? 286 00:22:20,340 --> 00:22:24,850 えっと その… わっ! 287 00:22:24,850 --> 00:22:26,850 ルーク…。 288 00:22:32,020 --> 00:22:34,860 あっ あの… えっと…。 289 00:22:34,860 --> 00:22:38,690 ル… ルディ。 あっ はい。 290 00:22:38,690 --> 00:22:43,700 その… よろしくお願いします。 291 00:22:43,700 --> 00:22:46,540 こ… こちらこそ。 292 00:22:46,540 --> 00:22:50,540 シルフィ。 ルーデウスの妻となるならば➡ 293 00:22:50,540 --> 00:22:53,680 今後 男装をする必要はありません。 294 00:22:53,680 --> 00:22:56,510 女らしくなさい。 えっ でも…。 295 00:22:56,510 --> 00:23:01,850 その代わり ルーデウス あなたの名を 使わせていただきます。 296 00:23:01,850 --> 00:23:05,690 もちろん 私の名前を使うことも許します。 297 00:23:05,690 --> 00:23:08,060 わかりました。 フフッ。 298 00:23:26,040 --> 00:23:30,210 アリエル様。 ルーク。 299 00:23:30,210 --> 00:23:33,080 今まで ありがとう。