1 00:00:08,675 --> 00:00:12,579 (シルフィ)んっ… ん~。 2 00:00:23,190 --> 00:00:25,592 (シルフィ)ふぅ…。 3 00:00:31,198 --> 00:00:33,400 よし! 4 00:00:36,703 --> 00:00:40,107 っと… 忘れちゃいけない。 5 00:00:48,048 --> 00:00:51,051 《ラノア魔法大学学生寮。 6 00:00:51,051 --> 00:00:54,154 僕は今 ここで暮らしている》 7 00:00:56,723 --> 00:01:01,662 《僕の一日の始まりは 魔法都市シャリーアの町なかを➡ 8 00:01:01,662 --> 00:01:06,500 もう走れないと思える瞬間まで 走り続けることだ。 9 00:01:06,500 --> 00:01:10,003 そうすることで 町の地理に詳しくなるし➡ 10 00:01:10,003 --> 00:01:13,674 常に 自分の限界を知ることもできる。 11 00:01:13,674 --> 00:01:17,844 このやり方は 誰に教えられたわけではない。 12 00:01:17,844 --> 00:01:20,847 でも ルディが僕の立場だったら➡ 13 00:01:20,847 --> 00:01:23,684 きっと こうするんじゃないかなと思う。 14 00:01:23,684 --> 00:01:25,686 授業は退屈だ。 15 00:01:25,686 --> 00:01:28,855 大半はルディに習ったことの復習。 16 00:01:28,855 --> 00:01:33,193 ルディが いかに魔術に関して 詳しかったのかが わかる》 17 00:01:33,193 --> 00:01:35,195 んっ…。 (アリエル)あの魔術は➡ 18 00:01:35,195 --> 00:01:37,364 どういう原理なんですか? 19 00:01:37,364 --> 00:01:41,368 あれは たき火で真っ赤にした石を 鍋に入れると➡ 20 00:01:41,368 --> 00:01:44,037 すぐにお湯が沸くじゃないですか。 21 00:01:44,037 --> 00:01:47,040 それと同じですね。 なるほど。 22 00:01:47,040 --> 00:01:50,043 《シルフィ:お姫様は勉強熱心だ。 23 00:01:50,043 --> 00:01:53,380 僕は そんなふうに 一生懸命で前向きな人が➡ 24 00:01:53,380 --> 00:01:55,382 好きなんだと思う。 25 00:01:55,382 --> 00:01:58,051 それは ルディのせいなのかな》 26 00:01:58,051 --> 00:01:59,987 (鐘) 27 00:01:59,987 --> 00:02:03,156 へ~ こんな道があったのですね。 28 00:02:03,156 --> 00:02:06,660 服屋さんに行くなら ここが近道かと。 29 00:02:06,660 --> 00:02:11,164 利便性は悪いですが しかし 風情がありますね。 30 00:02:11,164 --> 00:02:14,501 (ルーク)初期のころに造られた 町の名残でしょうね。 31 00:02:14,501 --> 00:02:18,005 シャリーアは 他国からの侵攻を 受けやすいので➡ 32 00:02:18,005 --> 00:02:20,340 複雑に造ったのだそうですよ。 33 00:02:20,340 --> 00:02:24,678 おや? ルークは授業を真面目に 受けていないと思いましたが➡ 34 00:02:24,678 --> 00:02:26,680 ちゃんと聞いていたのですね。 35 00:02:26,680 --> 00:02:29,516 先日デートした子からの 受け売りです。 36 00:02:29,516 --> 00:02:32,519 遊びすぎて 後ろから刺されないように。 37 00:02:32,519 --> 00:02:36,857 しかたありませんよ。 自分もノトスの人間ですので。 38 00:02:36,857 --> 00:02:39,526 《ノトスの人間… か。 39 00:02:39,526 --> 00:02:42,863 そういえば ルディも そうなんだっけ。 40 00:02:42,863 --> 00:02:45,866 やっぱり 女の子が好きなんだろうな。 41 00:02:45,866 --> 00:02:50,871 誰かと結婚したら 他の女の子にも手を出すのかな。 42 00:02:50,871 --> 00:02:55,375 出すんだろうな。 ルディのお父さんもそうだったし》 43 00:02:55,375 --> 00:02:58,679 はぁ…。 (ルーク/アリエル)んっ? 44 00:03:04,651 --> 00:03:07,554 ルディ… か…。 45 00:03:09,489 --> 00:03:14,661 なんか 最近ルディのことばっかり 考えてるな…。 46 00:03:14,661 --> 00:03:18,565 僕 ルディと どうなりたいんだろう。 47 00:03:27,007 --> 00:03:29,309 あっ! 48 00:03:36,349 --> 00:03:38,351 どうしよう…。 49 00:05:24,157 --> 00:05:27,494 《ジュリが来てから1か月が過ぎた。 50 00:05:27,494 --> 00:05:31,998 俺が実験と称して ジュリにさせている修業。 51 00:05:31,998 --> 00:05:36,002 一日の初めに 一度だけ詠唱で魔術を行使させ➡ 52 00:05:36,002 --> 00:05:39,839 そこからは ひたすら 無詠唱で土弾を作らせる。 53 00:05:39,839 --> 00:05:44,010 ザノバは そんなことで無詠唱魔術が 使えるわけがないと➡ 54 00:05:44,010 --> 00:05:47,514 思っているようだが…。 55 00:05:47,514 --> 00:05:51,184 たった1か月で成功してみせた。 56 00:05:51,184 --> 00:05:55,856 人間語も 最初から片言でなら 理解できていた。 57 00:05:55,856 --> 00:05:57,858 ジュリは よく気の利く子だし➡ 58 00:05:57,858 --> 00:06:00,961 人形にしか興味がないと 思っていたザノバも➡ 59 00:06:00,961 --> 00:06:04,965 彼女の面倒を本当によく見ている。 60 00:06:04,965 --> 00:06:07,634 本来なら購入した奴隷には➡ 61 00:06:07,634 --> 00:06:11,638 逃げられないように焼き印 あるいは 特殊な魔術印などを➡ 62 00:06:11,638 --> 00:06:15,141 施すのが普通だが ジュリは 奴隷ではなく➡ 63 00:06:15,141 --> 00:06:17,143 あくまで 俺の弟子。 64 00:06:17,143 --> 00:06:21,147 そして ザノバの妹弟子だ。 65 00:06:21,147 --> 00:06:24,484 そんなある日 事件は起きた》 66 00:06:24,484 --> 00:06:26,987 (ザノバ)いいか ジュリ。 情熱なくして➡ 67 00:06:26,987 --> 00:06:29,155 大業は成せぬ。 68 00:06:29,155 --> 00:06:31,491 師匠の人形造形の すばらしさについて➡ 69 00:06:31,491 --> 00:06:35,829 一番弟子である このザノバが語って進ぜよう。 70 00:06:35,829 --> 00:06:40,166 さて こよいは ルイジェルド人形だ。 71 00:06:40,166 --> 00:06:42,669 いつ見てもすばらしい。 72 00:06:42,669 --> 00:06:46,006 恐ろしさと力強さのこもった戦士。 73 00:06:46,006 --> 00:06:50,510 この人形造形の最大の特徴は なんといっても このたたずまい。 74 00:06:50,510 --> 00:06:52,846 (ルーデウス)そういえば ロキシー人形のほうは➡ 75 00:06:52,846 --> 00:06:56,516 どうしたんですか? 御仁が こ…。 76 00:06:56,516 --> 00:07:00,120 そっ… そっ… それは… シーローン王国に置いてき…。 77 00:07:00,120 --> 00:07:02,455 《ウソだな》 78 00:07:02,455 --> 00:07:05,458 うっ うっ うっ…。 79 00:07:05,458 --> 00:07:08,128 実は あるには あるのですが…。 80 00:07:08,128 --> 00:07:11,298 あるんですか? 久しぶりに見たいので➡ 81 00:07:11,298 --> 00:07:13,300 出してもらっていいですか? 82 00:07:13,300 --> 00:07:19,139 はぁ… はぁ… はぁ…。 83 00:07:19,139 --> 00:07:21,308 あっ…。 84 00:07:21,308 --> 00:07:24,811 おい なんだ? これは。 85 00:07:24,811 --> 00:07:28,481 はぁ… はぁ…。 86 00:07:28,481 --> 00:07:31,151 (ルーデウス)どういうことだ? ザノバ。 87 00:07:31,151 --> 00:07:37,157 お前 俺が… おい どうなってんだ? こりゃ。 88 00:07:37,157 --> 00:07:40,827 俺が どれだけ師匠に感謝し 尊敬してるか➡ 89 00:07:40,827 --> 00:07:43,330 お前に言ってなかったか? 90 00:07:43,330 --> 00:07:45,832 この像を作るときに➡ 91 00:07:45,832 --> 00:07:48,501 どれだけ 師匠への思いを込めてたか➡ 92 00:07:48,501 --> 00:07:52,672 お前 知ってたんじゃなかったっけか? 93 00:07:52,672 --> 00:07:56,009 ヒッ! お前 もしかして➡ 94 00:07:56,009 --> 00:07:58,511 ロキシーのこと バカにしてるの? 95 00:07:58,511 --> 00:08:00,780 ねぇ お前 敵なの? 96 00:08:00,780 --> 00:08:03,116 ちちち… 違います! 97 00:08:03,116 --> 00:08:06,453 そ… それは… 決闘したときに その…。 98 00:08:06,453 --> 00:08:08,788 決闘だぁ? はい。 99 00:08:08,788 --> 00:08:12,459 1年生のとき リニアとプルセナに挑まれまして…。 100 00:08:12,459 --> 00:08:15,462 あの ドルディア族の娘たちか。 101 00:08:15,462 --> 00:08:20,467 決闘の際に お互いの大切なものを 賭けたのです。 102 00:08:20,467 --> 00:08:22,802 それで余は…。 103 00:08:22,802 --> 00:08:25,972 うっ…。 104 00:08:25,972 --> 00:08:29,809 あぁ… 申し訳ありません…。 105 00:08:29,809 --> 00:08:32,979 師匠…。 106 00:08:32,979 --> 00:08:38,818 (泣き声) 107 00:08:38,818 --> 00:08:42,822 (ルーデウス)お前も悔しかったんだな。 し… 師匠! 108 00:08:42,822 --> 00:08:45,658 ヒッ! そういうことがあったんなら➡ 109 00:08:45,658 --> 00:08:47,660 最初から言ってくれよ。 110 00:08:47,660 --> 00:08:51,664 そしたら あいつらに あんなにヘラヘラしなかったのに。 111 00:08:51,664 --> 00:08:55,335 《許せん。 人が作ったものを奪ったうえで➡ 112 00:08:55,335 --> 00:08:59,005 わざわざ壊すとは。 とんでもない暴挙だ。 113 00:08:59,005 --> 00:09:02,776 パソコンを バットで破壊するも同様の所業だ。 114 00:09:02,776 --> 00:09:06,946 あぁ クソッ! あきれたやつらだ 許しておけぬ!》 115 00:09:06,946 --> 00:09:09,783 彼女らに 思い知らせてやりましょう。 116 00:09:09,783 --> 00:09:16,122 ヒッ… フッ! はい 師匠! 117 00:09:16,122 --> 00:09:19,793 (プルセナ)リニアがもたもたしてるから こんな時間になっちゃったの。 118 00:09:19,793 --> 00:09:22,295 (リニアーナ)何度もうるさいニャ~。 119 00:09:22,295 --> 00:09:24,297 あっ? んっ? 120 00:09:28,635 --> 00:09:31,805 何か用かニャ? お前ら。 121 00:09:31,805 --> 00:09:36,142 クンクン。 リニア あいつらやる気みたいなの。 122 00:09:36,142 --> 00:09:38,978 ザノバ お前 恥ずかしくニャいのか? 123 00:09:38,978 --> 00:09:41,147 いつぞやの仕返しをするのに➡ 124 00:09:41,147 --> 00:09:44,984 そんなちっこい1年坊主を 連れてくるニャんてニャあ。 125 00:09:44,984 --> 00:09:49,322 フン! むかっ! 気に食わニャい態度だ。 126 00:09:49,322 --> 00:09:53,827 もう片方の人形も バラバラにされてえみたいだニャ。 127 00:09:53,827 --> 00:09:56,996 ぐぅ… 師匠 ここは 余が…。 128 00:09:56,996 --> 00:09:59,666 あっ…。 いいじゃないですか。 129 00:09:59,666 --> 00:10:02,335 何も恥ずかしいことはありません。 130 00:10:02,335 --> 00:10:04,838 いつも2人で つるんでる彼女らのほうが➡ 131 00:10:04,838 --> 00:10:06,840 よっぽど恥ずかしい。 132 00:10:06,840 --> 00:10:09,175 なにせ 群れなければ 何もできないと➡ 133 00:10:09,175 --> 00:10:11,177 けんでんしているのですから。 134 00:10:11,177 --> 00:10:13,179 ニャんだと? 135 00:10:13,179 --> 00:10:16,683 てめえ 新入り。 あんま調子こいてんじゃニャーぞ。 136 00:10:16,683 --> 00:10:21,020 教室の隅で縮こまってりゃ 見逃してやったが➡ 137 00:10:21,020 --> 00:10:24,324 あんまりでかい口たたくと ぶっ殺すぞ。 138 00:10:26,359 --> 00:10:28,528 ほれ わかったら散るニャ。 139 00:10:28,528 --> 00:10:33,199 あちしらは もうやんちゃを 卒業した優等生だから忙しいニャ。 140 00:10:33,199 --> 00:10:36,202 けんかは よそでやるニャ。 141 00:10:36,202 --> 00:10:39,038 ニャーニャー うるさいんだよ。 142 00:10:39,038 --> 00:10:42,842 獣族は そんな下手くそな 人間語しかしゃべれないのか? 143 00:10:46,713 --> 00:10:49,048 てめえ…。 144 00:10:49,048 --> 00:10:52,218 裸にむいて 水ぶっかけてやるニャ! 145 00:10:52,218 --> 00:10:56,222 もう リニアは すぐキレる。 146 00:10:56,222 --> 00:11:00,159 んっ…。 フカァー! 147 00:11:00,159 --> 00:11:02,662 ザノバ プルセナだ。 148 00:11:02,662 --> 00:11:10,503 ♬~ 149 00:11:10,503 --> 00:11:14,173 ニャ… グエッ…。 150 00:11:14,173 --> 00:11:16,509 ギニャン!? 151 00:11:16,509 --> 00:11:21,014 フン 今日は白か。 152 00:11:21,014 --> 00:11:23,183 うぉ~! 153 00:11:23,183 --> 00:11:26,686 《投げキャラかよ あいつ》 154 00:11:26,686 --> 00:11:28,688 わっ…。 155 00:11:28,688 --> 00:11:31,591 何? なんなの? ギャン!? 156 00:11:34,360 --> 00:11:36,362 よし 来い。 157 00:11:40,366 --> 00:11:42,368 さすが師匠です。 158 00:11:42,368 --> 00:11:44,537 余の出番はありませんでしたな。 159 00:11:44,537 --> 00:11:47,540 いえ 自分でも驚いています。 160 00:11:47,540 --> 00:11:49,876 《わりとあっけなかったな。 161 00:11:49,876 --> 00:11:54,380 もしかして パウロとかエリスって 相当強いのか?》 162 00:11:59,218 --> 00:12:01,321 おはようございます。 163 00:12:01,321 --> 00:12:05,158 (2人)うぅ…。 164 00:12:05,158 --> 00:12:09,495 さて 何から話しましょうか。 165 00:12:09,495 --> 00:12:12,332 ふむふむ。 166 00:12:12,332 --> 00:12:17,503 《この状況なら もしかして あれが治るかもしれない》 167 00:12:17,503 --> 00:12:21,007 うっ…。 《いい感触だ。 168 00:12:21,007 --> 00:12:23,509 だが興奮は薄い。 169 00:12:23,509 --> 00:12:25,845 返ってくるはずの 息子の歓喜の産声は➡ 170 00:12:25,845 --> 00:12:29,682 聞こえてこない。 やはりダメか》 171 00:12:29,682 --> 00:12:33,353 んっ…。 師匠? そのような方向で➡ 172 00:12:33,353 --> 00:12:38,157 罰を与えるのですか? いえ ちょっとした実験です。 173 00:12:40,193 --> 00:12:43,363 さて あなた方 どうして こうなっているか➡ 174 00:12:43,363 --> 00:12:46,699 わかりますか? 175 00:12:46,699 --> 00:12:49,202 あなたには 何もしてないはずなの。 176 00:12:49,202 --> 00:12:51,604 ほう 何もしていない。 177 00:12:54,374 --> 00:12:57,210 それをやったのは あなた方ですね。 178 00:12:57,210 --> 00:13:00,813 うっ… この気持ち悪い人形がなんなの? 179 00:13:00,813 --> 00:13:04,984 それは 我が神をかたどった人形です。 180 00:13:04,984 --> 00:13:06,986 か… 神? 181 00:13:06,986 --> 00:13:10,323 そうです。 僕は彼女に助けられたことで➡ 182 00:13:10,323 --> 00:13:12,625 世界を知ることができました。 183 00:13:14,661 --> 00:13:16,663 なっ なんなの? こ… これは…。 184 00:13:16,663 --> 00:13:20,500 その人形は 我が神の御姿です。 185 00:13:20,500 --> 00:13:25,338 あなた方は それをバラバラに壊したのです。 186 00:13:25,338 --> 00:13:27,340 (2人)えっ… んっ…。 187 00:13:27,340 --> 00:13:30,176 あぁ…。 188 00:13:30,176 --> 00:13:32,679 (2人)うぅ…。 189 00:13:32,679 --> 00:13:37,850 さぁ 申し開きはありますか? 190 00:13:37,850 --> 00:13:41,020 ち… 違うの! 踏んだのはリニアなの! 191 00:13:41,020 --> 00:13:43,356 私は やめようって言ったの! 192 00:13:43,356 --> 00:13:47,360 む~! 《おもしろそうだ》 193 00:13:47,360 --> 00:13:49,529 気持ち悪いから いらニャいって言ったのは➡ 194 00:13:49,529 --> 00:13:52,365 プルセナ ニャ! でも 踏んだのはリニアなの! 195 00:13:52,365 --> 00:13:55,201 足が滑ったのニャ! それにプルセナだって➡ 196 00:13:55,201 --> 00:13:57,203 最後に蹴っ飛ばして バラバラにしたニャ! 197 00:13:57,203 --> 00:13:59,706 シャラップ! 2人とも同罪です。 198 00:13:59,706 --> 00:14:03,309 罪には罰を与えねばなりません。 199 00:14:03,309 --> 00:14:07,313 とはいえ 僕の宗派は まだできたばかりで➡ 200 00:14:07,313 --> 00:14:10,817 こうした場合の罰については まだ決まっていません。 201 00:14:10,817 --> 00:14:12,985 あ… あちしらに変なことしたら➡ 202 00:14:12,985 --> 00:14:15,321 父ちゃんとじいちゃんが 黙ってないニャ! 203 00:14:15,321 --> 00:14:19,492 ギュエスさんですか? あっ 思い出しました。 204 00:14:19,492 --> 00:14:21,828 彼には えん罪をかけられましてね。 205 00:14:21,828 --> 00:14:25,331 聖獣様に ふらちなまねを 働いたということで➡ 206 00:14:25,331 --> 00:14:27,834 裸にむかれて冷水を浴びせられ➡ 207 00:14:27,834 --> 00:14:32,171 ろう屋の中に入れられたものです。 あなた方も そうしましょうか? 208 00:14:32,171 --> 00:14:34,173 ニャッ! なっ! 209 00:14:34,173 --> 00:14:36,342 なんでもやるから それだけはやめてくださいニャ! 210 00:14:36,342 --> 00:14:39,846 リニアは どうなってもいいの! だから私だけは助けるの! 211 00:14:39,846 --> 00:14:41,848 そうニャ! あちしは どうなってもいい…。 212 00:14:41,848 --> 00:14:44,350 うえぇ!? ドルディア族は➡ 213 00:14:44,350 --> 00:14:46,853 信奉する聖獣様のこととなると➡ 214 00:14:46,853 --> 00:14:48,855 ひどいものでしたよ。 215 00:14:48,855 --> 00:14:52,024 証拠も何もないのに 悪者だと決めつけて…。 216 00:14:52,024 --> 00:14:54,861 だが あなたたちは えん罪でもなんでもない! 217 00:14:54,861 --> 00:14:59,699 お願いします。 許してなの。 もう二度としないの。 218 00:14:59,699 --> 00:15:01,968 《二度とあってたまるものか》 219 00:15:01,968 --> 00:15:04,137 許してほしいんだったら この人形くっつけて➡ 220 00:15:04,137 --> 00:15:06,139 元どおりにしてくれよ! 221 00:15:06,139 --> 00:15:08,641 ロ・キ・シー! ロ・キ・シー! 222 00:15:08,641 --> 00:15:11,644 ロ・キ・シー! ロ・キ・シー! ロ・キ・シー! ロ・キ・シー! 223 00:15:11,644 --> 00:15:14,981 (ルーデウス/ザノバ/ジュリエット) ロ・キ・シー! ロ・キ・シー! 224 00:15:14,981 --> 00:15:18,484 そうだ! 師匠でも 修復できないのだぞ! 225 00:15:18,484 --> 00:15:22,822 《んっ? いや別に 修復できんわけではないぞ。 226 00:15:22,822 --> 00:15:26,993 パーツもそろってるし 当時よりも 俺の腕は上がっているし。 227 00:15:26,993 --> 00:15:29,996 そうだ 直せるんだよな。 228 00:15:29,996 --> 00:15:33,100 う~ん。 どうしたものか》 229 00:15:33,100 --> 00:15:36,502 ということがあったんです。 230 00:15:36,502 --> 00:15:38,504 (フィッツ)ちょ… ちょっと待って。 231 00:15:38,504 --> 00:15:40,506 つまり その…。 232 00:15:40,506 --> 00:15:45,011 ザノバくんと一緒に 女の子を監禁してるってこと? 233 00:15:45,011 --> 00:15:48,181 《いかん 少し誤解させてしまったようだ》 234 00:15:48,181 --> 00:15:51,184 部屋にはいますが エロいことはしてませんよ。 235 00:15:51,184 --> 00:15:54,854 そ… そうなの? せいぜい胸をもんだ程度です。 236 00:15:54,854 --> 00:15:57,523 む… 胸は触ったんだ…。 ええ。 237 00:15:57,523 --> 00:16:00,460 少し 確かめることがありましたのでね。 238 00:16:00,460 --> 00:16:03,462 えっと じゃあ そういう意味じゃなくて➡ 239 00:16:03,462 --> 00:16:06,132 触ったの? そういう意味ではないですね。 240 00:16:06,132 --> 00:16:08,134 そ… そっか。 241 00:16:08,134 --> 00:16:10,970 ともあれ フィッツ先輩には また知恵を➡ 242 00:16:10,970 --> 00:16:14,140 貸していただきたいんです。 こちらの気が晴れ➡ 243 00:16:14,140 --> 00:16:17,476 かつ恨まれず しかし 復しゅうされない程度には➡ 244 00:16:17,476 --> 00:16:21,481 わからせるようなお仕置き。 何かありませんか? 245 00:16:21,481 --> 00:16:25,818 難しい質問だね。 う~ん…。 246 00:16:25,818 --> 00:16:29,989 よし 僕にいい考えがある。 ほう。 247 00:16:29,989 --> 00:16:31,991 《そのセリフは 死亡フラグだから➡ 248 00:16:31,991 --> 00:16:34,494 あまり 言わないほうがいいと思うが…。 249 00:16:34,494 --> 00:16:37,663 まぁいい》 250 00:16:37,663 --> 00:16:41,834 あっ… あぁ…。 あぁ…。 251 00:16:41,834 --> 00:16:44,170 (2人)うぅ…。 252 00:16:44,170 --> 00:16:46,839 せいぜい乱暴にするといいニャ。 253 00:16:46,839 --> 00:16:49,008 でも 部屋で飼うのでも➡ 254 00:16:49,008 --> 00:16:51,677 せめて 手かせは 外してほしいニャ…。 255 00:16:51,677 --> 00:16:53,846 動けないのは つらいニャ…。 256 00:16:53,846 --> 00:16:56,515 逃げニャいからお願いします…。 257 00:16:56,515 --> 00:17:00,620 いい子にするから ごはんだけは食べさせてほしいの。 258 00:17:00,620 --> 00:17:03,122 夜中に ほえたりしないの…。 259 00:17:03,122 --> 00:17:05,625 かみついたりもしないの…。 260 00:17:05,625 --> 00:17:10,630 お肉が食べたいの… おなかすいたの…。 261 00:17:10,630 --> 00:17:14,333 ルーデウスくん。 うん。 262 00:17:16,969 --> 00:17:20,072 (2人)うぅ…。 263 00:17:24,143 --> 00:17:26,145 言うことを聞くといっても➡ 264 00:17:26,145 --> 00:17:28,314 子どもができるようなことは 禁止ニャ。 265 00:17:28,314 --> 00:17:30,650 そういうのは きちんと おつきあいをして➡ 266 00:17:30,650 --> 00:17:33,653 結婚して それからニャ。 そうなの。 267 00:17:33,653 --> 00:17:37,490 でも たまにリニアのおっぱいを 触るぐらいは許してあげるの。 268 00:17:37,490 --> 00:17:39,492 そうニャ。 たまになら…。 269 00:17:39,492 --> 00:17:42,161 って なんで あちし!? (プルセナ)私のは 高いの。 270 00:17:42,161 --> 00:17:45,998 高いお肉をくれればなの。 (リニアーナ)あちしだって高いニャ! 271 00:17:45,998 --> 00:17:48,334 んっ? 272 00:17:48,334 --> 00:17:50,670 ボス そろそろ帰ってもいい? 273 00:17:50,670 --> 00:17:53,506 《なんだ? ボスって》 おなかすいたの。 274 00:17:53,506 --> 00:17:56,342 部屋にある干し肉を 食べに戻りたいの。 275 00:17:56,342 --> 00:18:00,446 そうニャ。 昨日の夕方から 飲まず食わずだったからニャあ。 276 00:18:00,446 --> 00:18:02,782 《なんだ? その言い方は》 277 00:18:02,782 --> 00:18:06,285 (フィッツ)ちょっと反省が足りないね。 278 00:18:06,285 --> 00:18:10,289 フィッツ…。 お前は関係ないニャろ? 279 00:18:10,289 --> 00:18:12,291 そうなの。 ヌーニなの。 280 00:18:12,291 --> 00:18:15,294 あっ…。 281 00:18:15,294 --> 00:18:18,631 2人とも! そこに お座り! 282 00:18:18,631 --> 00:18:22,802 フィッツ先輩 あれ やっちゃってください。 283 00:18:22,802 --> 00:18:25,638 《いい考えというやつだ》 284 00:18:25,638 --> 00:18:27,974 (2人)うぅ…。 285 00:18:27,974 --> 00:18:29,976 お~! ある部族が体に➡ 286 00:18:29,976 --> 00:18:32,645 文様を残すときに使う塗料を 使ったんだ。 287 00:18:32,645 --> 00:18:36,649 特殊な詠唱をすれば 一生 跡になって残るやつ。 288 00:18:36,649 --> 00:18:39,151 フィッツ お前 覚えておくニャ。 289 00:18:39,151 --> 00:18:43,656 ヌーニなの。 もし ルーデウスくんに逆らったら➡ 290 00:18:43,656 --> 00:18:45,992 僕が魔術を発動させて➡ 291 00:18:45,992 --> 00:18:48,995 その入れ墨を一生残すからね。 292 00:18:48,995 --> 00:18:51,497 《フィッツ先輩もえぐいね》 293 00:18:51,497 --> 00:18:54,834 あしたは一日 その顔で過ごすこと。 294 00:18:54,834 --> 00:18:57,336 そしたら消してあげるよ。 295 00:18:59,672 --> 00:19:03,442 ボス あちしの動きを 目で追えるとか➡ 296 00:19:03,442 --> 00:19:06,946 どういう訓練してんだ? 師匠の教えを守り➡ 297 00:19:06,946 --> 00:19:09,115 きちんと動いてるだけです。 298 00:19:09,115 --> 00:19:12,618 師匠は誰ニャんだ? え~っと…。 299 00:19:12,618 --> 00:19:16,122 ギレーヌですかね。 ギレーヌ? 300 00:19:16,122 --> 00:19:19,792 ドルディア族のギレーヌかニャ? 剣王ギレーヌ。 301 00:19:19,792 --> 00:19:21,794 あっ そうですね。 302 00:19:21,794 --> 00:19:25,131 《そうか。 リニアがギュエスの娘ってことは➡ 303 00:19:25,131 --> 00:19:28,300 ギレーヌは リニアのおばさんになるんだな》 304 00:19:28,300 --> 00:19:30,302 ニャるほど。 305 00:19:30,302 --> 00:19:32,471 フッ。 じゃあニャ。 306 00:19:32,471 --> 00:19:37,143 またね ボス。 人形のことは ごめんなさいなの。 307 00:19:37,143 --> 00:19:40,479 やれやれ。 ごめん ルーデウスくん。 308 00:19:40,479 --> 00:19:42,982 調子に乗っちゃって。 いえ。 309 00:19:42,982 --> 00:19:46,318 それより 特殊な詠唱と言いましたが➡ 310 00:19:46,318 --> 00:19:50,489 もし知ってる人がいたら 彼女ら困るんじゃないですか? 311 00:19:50,489 --> 00:19:52,825 えっ? あぁ うん。 312 00:19:52,825 --> 00:19:55,494 あれ ウソだから。 はい? 313 00:19:55,494 --> 00:19:59,165 あれは ただの魔法陣用の 安い塗料だよ。 314 00:19:59,165 --> 00:20:02,668 魔力流せば消えるやつ。 315 00:20:02,668 --> 00:20:05,504 あぁ… ハハ。 316 00:20:05,504 --> 00:20:09,508 ねぇ ずっと気になってたんだけど あれは何? 317 00:20:09,508 --> 00:20:13,846 ああ。 我が宗派の ご神体が入っています。 318 00:20:13,846 --> 00:20:17,183 あれ ルーデウスくんって ミリス教徒じゃないんだ。 319 00:20:17,183 --> 00:20:19,518 ええ ロキシー教といい…。 ちょっと どんなのか見てもいい? 320 00:20:19,518 --> 00:20:21,854 開けないでください! ごめん。 321 00:20:21,854 --> 00:20:25,524 《さすがにフィッツ先輩には 刺激が強すぎる!》 322 00:20:25,524 --> 00:20:29,195 他のものなら見てもいいですよ。 323 00:20:29,195 --> 00:20:34,366 ♬~ 324 00:20:34,366 --> 00:20:37,703 この枕 ザラザラ 音がするね。 325 00:20:37,703 --> 00:20:42,374 ちょっと寝転んでみてもいい? どうぞ。 326 00:20:42,374 --> 00:20:47,880 いい枕だね。 《横になってもサングラスを外さない。 327 00:20:47,880 --> 00:20:53,052 ここで ふと手を伸ばして外したら どうなるだろうか?》 328 00:20:53,052 --> 00:20:57,556 ♬~ 329 00:20:57,556 --> 00:21:02,495 見たい? えっ… 何を? 330 00:21:02,495 --> 00:21:04,830 僕の素顔。 331 00:21:04,830 --> 00:21:08,167 あっ… 見たい。 332 00:21:08,167 --> 00:21:21,347 ♬~ 333 00:21:21,347 --> 00:21:23,682 なっ… なんてね。 334 00:21:23,682 --> 00:21:27,019 悪いけど アリエル様の命令でね。 335 00:21:27,019 --> 00:21:29,688 僕は 誰にも顔を見せちゃいけないんだ。 336 00:21:29,688 --> 00:21:31,857 そ… そうですか。 337 00:21:31,857 --> 00:21:34,193 無理に見ようとは思いません。 338 00:21:34,193 --> 00:21:36,695 そう言ってもらえると助かるよ。 339 00:21:36,695 --> 00:21:40,699 じゃ… じゃあ そろそろ アリエル様の所に行かないと。 340 00:21:40,699 --> 00:21:44,370 はい ありがとうございました。 どういたしまして。 341 00:21:44,370 --> 00:21:46,872 じゃあね ルーデウスくん。 342 00:21:49,041 --> 00:21:51,877 (ドアの開閉音) 343 00:21:51,877 --> 00:21:53,879 はぁ…。 344 00:21:53,879 --> 00:21:57,716 《もし あのまま フィッツ先輩の顔を見てしまったら➡ 345 00:21:57,716 --> 00:22:00,152 どうなっていたのだろうか。 346 00:22:00,152 --> 00:22:03,155 なんだか 取り返しのつかないことに➡ 347 00:22:03,155 --> 00:22:05,357 なっていた気がする》