1
00:00:05,000 --> 00:00:07,340
{\an1}(ルーデウス)次の授業
2
00:00:05,000 --> 00:00:07,340
{\an1}遅れちゃいますよ。
3
00:00:07,340 --> 00:00:09,340
{\an1}(プルセナ)とりゃ!
4
00:00:07,340 --> 00:00:09,340
{\an1}うわっ やめ ちょ…。
5
00:00:09,340 --> 00:00:11,340
{\an1}ほれほれ!
6
00:00:11,340 --> 00:00:13,350
{\an1}ガブッ!
7
00:00:11,340 --> 00:00:13,350
{\an1}あ~ ちょっと!
8
00:00:13,350 --> 00:00:16,020
{\an1}食べるのはダメなの!
9
00:00:13,350 --> 00:00:16,020
{\an1}(泣き声)
10
00:00:16,020 --> 00:00:19,190
{\an1}(アリエル)フフッ。
11
00:00:19,190 --> 00:00:22,690
{\an1}《フィッツ:ルディも やっぱり
12
00:00:19,190 --> 00:00:22,690
{\an1}ああいう子がいいのかな~。
13
00:00:22,690 --> 00:00:26,030
{\an1}う~ モヤモヤする》
14
00:00:26,030 --> 00:00:28,130
{\an1}痛っ!
15
00:00:30,530 --> 00:00:35,030
{\an1}(アリエル)あなた ルーデウスが通るたびに
16
00:00:30,530 --> 00:00:35,030
{\an1}そちらを見てますわね。
17
00:00:38,370 --> 00:00:42,710
{\an1}(フィッツ)ダメなの?
18
00:00:38,370 --> 00:00:42,710
{\an1}いいえ いけなくはないですよ。
19
00:00:42,710 --> 00:00:45,380
{\an1}ただ これほど思っているのに➡
20
00:00:45,380 --> 00:00:48,050
{\an1}彼は まるで
21
00:00:45,380 --> 00:00:48,050
{\an1}覚えていないのでしょう?
22
00:00:48,050 --> 00:00:52,220
{\an1}まぁ… でも 名乗ってないし。
23
00:00:52,220 --> 00:00:55,890
{\an1}もしかすると覚えてるかも。
24
00:00:52,220 --> 00:00:55,890
{\an1}(アリエル/ルーク)あっ…。
25
00:00:55,890 --> 00:00:58,890
{\an1}(ルーク)お前
26
00:00:55,890 --> 00:00:58,890
{\an1}名乗ってすらいなかったのか?
27
00:00:58,890 --> 00:01:03,500
{\an1}だって しょうがないじゃん。
28
00:00:58,890 --> 00:01:03,500
{\an1}もし覚えてないって言われたら➡
29
00:01:03,500 --> 00:01:06,830
{\an1}僕 どうにかなっちゃうよ。
30
00:01:06,830 --> 00:01:10,000
{\an1}お前というやつは…。
31
00:01:10,000 --> 00:01:12,340
{\an1}アリエル様 どう見ます?
32
00:01:12,340 --> 00:01:15,040
{\an1}そうですね…。
33
00:01:19,680 --> 00:01:22,080
{\an1}シルフィ。
34
00:01:19,680 --> 00:01:22,080
{\an1}あっ…。
35
00:01:24,020 --> 00:01:27,520
{\an1}ルーデウスの件は あなたに任せます。
36
00:01:27,520 --> 00:01:30,190
{\an1}フィッツを使っても
37
00:01:27,520 --> 00:01:30,190
{\an1}かまいませんから➡
38
00:01:30,190 --> 00:01:32,590
{\an1}あなたの好きにやりなさい。
39
00:03:23,000 --> 00:03:26,340
{\an1}《転移事件について
40
00:03:23,000 --> 00:03:26,340
{\an1}調べれば調べるほど➡
41
00:03:26,340 --> 00:03:29,840
{\an1}転移と召喚が
42
00:03:26,340 --> 00:03:29,840
{\an1}似ていることに気付いた。
43
00:03:29,840 --> 00:03:32,180
{\an1}呼び寄せるのと 送り出す。
44
00:03:32,180 --> 00:03:35,010
{\an1}あらゆるものが似通っている。
45
00:03:35,010 --> 00:03:38,180
{\an1}しかし 決定的に違う部分がある。
46
00:03:38,180 --> 00:03:42,390
{\an1}それは
47
00:03:38,180 --> 00:03:42,390
{\an1}人間は召喚できないということ》
48
00:03:50,360 --> 00:03:54,870
{\an1}フィッツ先輩 召喚魔術に詳しい人
49
00:03:50,360 --> 00:03:54,870
{\an1}知りませんか?
50
00:03:54,870 --> 00:03:58,070
{\an1}んっ… フィッツ先輩?
51
00:04:01,810 --> 00:04:04,640
{\an1}えっ!? 召喚魔術?
52
00:04:04,640 --> 00:04:08,310
{\an1}う~ん…。
53
00:04:08,310 --> 00:04:13,320
{\an1}あっ そういえば一人いたよ。
54
00:04:08,310 --> 00:04:13,320
{\an1}召喚魔術の専門家。
55
00:04:13,320 --> 00:04:15,990
{\an1}お~!
56
00:04:13,320 --> 00:04:15,990
{\an1}誰だと思う?
57
00:04:15,990 --> 00:04:19,490
{\an1}ルーデウスくんも名前だけは
58
00:04:15,990 --> 00:04:19,490
{\an1}聞いたことあるはずだよ。
59
00:04:19,490 --> 00:04:23,330
{\an1}誰だろう? 教えてくださいよ。
60
00:04:23,330 --> 00:04:28,670
{\an1}フッ… 特別生のサイレント・セブンスターさ。
61
00:04:28,670 --> 00:04:31,170
{\an1}《聞いてたのは名前だけじゃない。
62
00:04:31,170 --> 00:04:35,840
{\an1}食堂のメニューの改善や
63
00:04:31,170 --> 00:04:35,840
{\an1}制服 黒板の考案など➡
64
00:04:35,840 --> 00:04:39,510
{\an1}この学校に残した功績も
65
00:04:35,840 --> 00:04:39,510
{\an1}聞き及んでいる。
66
00:04:39,510 --> 00:04:44,350
{\an1}そして そのほとんどは 俺が
67
00:04:39,510 --> 00:04:44,350
{\an1}前世から知っているものだった》
68
00:04:44,350 --> 00:04:59,530
{\an1}(鼻歌)
69
00:04:59,530 --> 00:05:02,340
{\an1}わかりました。
70
00:04:59,530 --> 00:05:02,340
{\an1}じゃあ 会ってみます。
71
00:05:12,480 --> 00:05:14,480
{\an1}(ノック)
72
00:05:14,480 --> 00:05:16,580
{\an1}どうぞ。
73
00:05:27,830 --> 00:05:32,170
{\an1}あっ…。
74
00:05:27,830 --> 00:05:32,170
{\an1}(耳鳴り)
75
00:05:32,170 --> 00:05:36,000
{\an1}(耳鳴り)
76
00:05:36,000 --> 00:05:38,000
{\an1}また会ったわね。
77
00:05:43,180 --> 00:05:46,180
{\an1}うわ~!
78
00:05:46,180 --> 00:06:00,130
{\an1}ハァ ハァ…。
79
00:06:00,130 --> 00:06:02,830
{\an1}いきなり逃げるなんて
80
00:06:00,130 --> 00:06:02,830
{\an1}失礼じゃない?
81
00:06:06,300 --> 00:06:08,970
{\an1}あっ あぁ…。
82
00:06:08,970 --> 00:06:11,640
{\an1}(倒れる音)
83
00:06:11,640 --> 00:06:19,810
{\an1}(鼻歌)
84
00:06:19,810 --> 00:06:22,650
{\an1}《やわらかい 優しい手だ。
85
00:06:22,650 --> 00:06:24,650
{\an1}なんだか 懐かしい》
86
00:08:01,950 --> 00:08:05,450
{\an1}二つ目 この言葉はわかる?
87
00:08:07,950 --> 00:08:12,260
{\an1}三つ目 あなたは
88
00:08:07,950 --> 00:08:12,260
{\an1}この2人のうち どっち?
89
00:08:15,460 --> 00:08:18,630
{\an1}どっちでもない。
90
00:08:15,460 --> 00:08:18,630
{\an1}あっ…。
91
00:08:18,630 --> 00:08:21,800
{\an1}俺は この名前を知らない。
92
00:08:21,800 --> 00:08:25,100
{\an1}そう 言葉はわかるのね。
93
00:08:34,980 --> 00:08:37,980
{\an1}じゃあ あんたも そうなのか?
94
00:08:42,320 --> 00:08:46,330
{\an1}《生前の記憶。 最後の瞬間。
95
00:08:46,330 --> 00:08:49,160
{\an1}トラックにひかれそうになっていた
96
00:08:46,330 --> 00:08:49,160
{\an1}高校生と➡
97
00:08:49,160 --> 00:08:52,670
{\an1}まったく同じ顔をした少女が
98
00:08:49,160 --> 00:08:52,670
{\an1}そこにいた》
99
00:08:52,670 --> 00:08:55,000
{\an1}(ナナホシ)私の名前は ナナホシ。
100
00:08:55,000 --> 00:09:00,110
{\an1}ナナホシ・シズカ 日本人よ。
101
00:09:00,110 --> 00:09:03,110
{\an1}それにしても あなた
102
00:09:00,110 --> 00:09:03,110
{\an1}生まれは どこ?
103
00:09:03,110 --> 00:09:05,280
{\an1}アメリカ? ヨーロッパ?
104
00:09:05,280 --> 00:09:07,950
{\an1}でも日本語は わかるし。
105
00:09:07,950 --> 00:09:09,950
{\an1}もしかして ハーフ?
106
00:09:09,950 --> 00:09:12,620
{\an1}なんにせよ これで一歩進展。
107
00:09:12,620 --> 00:09:15,290
{\an1}やっぱ 生かしてもらって
108
00:09:12,620 --> 00:09:15,290
{\an1}正解だったわ。
109
00:09:15,290 --> 00:09:17,620
{\an1}オルステッドが
110
00:09:15,290 --> 00:09:17,620
{\an1}知らないって言った時点で➡
111
00:09:17,620 --> 00:09:21,130
{\an1}なんとなく
112
00:09:17,620 --> 00:09:21,130
{\an1}そんな気がしたのよね。
113
00:09:21,130 --> 00:09:23,460
{\an1}これから よろしくね。
114
00:09:23,460 --> 00:09:27,130
{\an1}あと 名前教えてよ。
115
00:09:27,130 --> 00:09:32,140
{\an1}ル… ルーデウス。 ルーデウス・グレイラット。
116
00:09:32,140 --> 00:09:34,810
{\an1}それは こっちでの偽名よね。
117
00:09:34,810 --> 00:09:37,980
{\an1}本名は… あぁ 警戒してるのね。
118
00:09:37,980 --> 00:09:40,980
{\an1}わかるわよ
119
00:09:37,980 --> 00:09:40,980
{\an1}あんなことがあったんだし。
120
00:09:40,980 --> 00:09:44,980
{\an1}でも 安心して。 私は味方だから。
121
00:09:48,150 --> 00:09:51,320
{\an1}私以外にも
122
00:09:48,150 --> 00:09:51,320
{\an1}飛ばされた人がいるなんて➡
123
00:09:51,320 --> 00:09:53,330
{\an1}なんだか頼もしい。
124
00:09:53,330 --> 00:09:58,330
{\an1}元の世界に帰るため
125
00:09:53,330 --> 00:09:58,330
{\an1}お互い協力しよう。 ねっ?
126
00:10:00,330 --> 00:10:04,340
{\an1}俺は…。
127
00:10:00,330 --> 00:10:04,340
{\an1}えっ 何? あっ…。
128
00:10:08,510 --> 00:10:12,180
{\an1}俺は…。
129
00:10:12,180 --> 00:10:16,380
{\an1}元の世界になんて帰りたくない。
130
00:10:34,200 --> 00:10:37,200
{\an1}私は この世界に興味はないわ。
131
00:10:37,200 --> 00:10:40,710
{\an1}くだらない召喚ものの
132
00:10:37,200 --> 00:10:40,710
{\an1}漫画やラノベのように➡
133
00:10:40,710 --> 00:10:44,610
{\an1}元の世界の知識を使って
134
00:10:40,710 --> 00:10:44,610
{\an1}どうこうするつもりもない。
135
00:10:46,550 --> 00:10:49,880
{\an1}確かに あなたと同じ世界から
136
00:10:46,550 --> 00:10:49,880
{\an1}来たのは 間違いないです。
137
00:10:49,880 --> 00:10:52,720
{\an1}気付いたら 赤ん坊として生まれ➡
138
00:10:52,720 --> 00:10:56,890
{\an1}この世界で
139
00:10:52,720 --> 00:10:56,890
{\an1}家族や友人ができました。
140
00:10:56,890 --> 00:11:00,330
{\an1}転生といったところね。
141
00:11:00,330 --> 00:11:03,000
{\an1}私は 転移に近い状況。
142
00:11:03,000 --> 00:11:05,500
{\an1}似てるけど違うわね。
143
00:11:05,500 --> 00:11:11,170
{\an1}友達… 友達と下校してたら
144
00:11:05,500 --> 00:11:11,170
{\an1}トラックが突っ込んできて➡
145
00:11:11,170 --> 00:11:14,010
{\an1}気付いたら こっちに…。
146
00:11:14,010 --> 00:11:18,010
{\an1}あなたは?
147
00:11:14,010 --> 00:11:18,010
{\an1}自分も だいたい同じです。
148
00:11:18,010 --> 00:11:22,680
{\an1}たぶん 事故… だったと思います。
149
00:11:22,680 --> 00:11:27,350
{\an1}なるほど
150
00:11:22,680 --> 00:11:27,350
{\an1}それで気付いたら赤ん坊か。
151
00:11:27,350 --> 00:11:31,190
{\an1}私は いきなり
152
00:11:27,350 --> 00:11:31,190
{\an1}アスラ王国に放り出されたわ。
153
00:11:31,190 --> 00:11:33,860
{\an1}そこで オルステッドに保護された。
154
00:11:33,860 --> 00:11:36,360
{\an1}なぜ オルステッドが?
155
00:11:36,360 --> 00:11:42,700
{\an1}さぁ? ただ 彼が
156
00:11:36,360 --> 00:11:42,700
{\an1}私を召喚したわけじゃないみたい。
157
00:11:42,700 --> 00:11:45,870
{\an1}そこで2年間 アスラで過ごした。
158
00:11:45,870 --> 00:11:52,040
{\an1}言葉もわからないから
159
00:11:45,870 --> 00:11:52,040
{\an1}勉強して 読み書きも覚えた。
160
00:11:52,040 --> 00:11:55,880
{\an1}そのあとは あの人に連れられて
161
00:11:52,040 --> 00:11:55,880
{\an1}世界中 旅した。
162
00:11:55,880 --> 00:11:59,890
{\an1}あっちこっちに敵がいて
163
00:11:55,880 --> 00:11:59,890
{\an1}戦いばかりだったわ。
164
00:11:59,890 --> 00:12:02,150
{\an1}あなたとの戦いも その一つ。
165
00:12:02,150 --> 00:12:04,490
{\an1}でも なんか
166
00:12:02,150 --> 00:12:04,490
{\an1}他と様子が違ってたから➡
167
00:12:04,490 --> 00:12:08,090
{\an1}オルステッドに頼んで
168
00:12:04,490 --> 00:12:08,090
{\an1}生き返らせてもらったの。
169
00:12:10,660 --> 00:12:15,840
{\an1}それにしても どうしてオルステッドは
170
00:12:10,660 --> 00:12:15,840
{\an1}ヒトガミと争っているんですか?
171
00:12:15,840 --> 00:12:18,500
{\an1}私も詳しいことは知らないわ。
172
00:12:18,500 --> 00:12:22,510
{\an1}けど 個人的な恨みだって
173
00:12:18,500 --> 00:12:22,510
{\an1}言ってたわね。
174
00:12:22,510 --> 00:12:24,840
{\an1}《そんな理由で
175
00:12:22,510 --> 00:12:24,840
{\an1}いきなり襲われるのは➡
176
00:12:24,840 --> 00:12:28,010
{\an1}勘弁してほしい》
177
00:12:28,010 --> 00:12:30,520
{\an1}(ナナホシ)ヒトガミはさておき➡
178
00:12:30,520 --> 00:12:33,350
{\an1}元の世界に帰るための
179
00:12:30,520 --> 00:12:33,350
{\an1}情報集めと➡
180
00:12:33,350 --> 00:12:37,520
{\an1}メモの2人を捜すために
181
00:12:33,350 --> 00:12:37,520
{\an1}1年で世界中を回ったわ。
182
00:12:37,520 --> 00:12:40,030
{\an1}1年で世界を?
183
00:12:40,030 --> 00:12:43,700
{\an1}そう 特殊な方法使ってね。
184
00:12:43,700 --> 00:12:48,370
{\an1}どういう方法で?
185
00:12:43,700 --> 00:12:48,370
{\an1}あぁ…。
186
00:12:48,370 --> 00:12:50,870
{\an1}転移魔法陣って知ってる?
187
00:12:50,870 --> 00:12:52,870
{\an1}名前だけは。
188
00:12:52,870 --> 00:12:56,380
{\an1}でも すでに存在しないと
189
00:12:52,870 --> 00:12:56,380
{\an1}聞きましたけど。
190
00:12:56,380 --> 00:13:00,310
{\an1}人魔大戦のころに造られた
191
00:12:56,380 --> 00:13:00,310
{\an1}遺跡には残ってるらしいわよ。
192
00:13:00,310 --> 00:13:03,480
{\an1}遺跡? どこにあるんですか?
193
00:13:03,480 --> 00:13:05,820
{\an1}それは
194
00:13:03,480 --> 00:13:05,820
{\an1}口止めされてるから言えない。
195
00:13:05,820 --> 00:13:08,150
{\an1}口止め…。
196
00:13:08,150 --> 00:13:12,320
{\an1}第一 私はついて回っただけだから
197
00:13:08,150 --> 00:13:12,320
{\an1}覚えてないしね。
198
00:13:12,320 --> 00:13:16,130
{\an1}それで 何か手がかりは
199
00:13:12,320 --> 00:13:16,130
{\an1}見つかったんですか?
200
00:13:18,500 --> 00:13:22,670
{\an1}いいえ でも
201
00:13:18,500 --> 00:13:22,670
{\an1}そこで会った とある人に➡
202
00:13:22,670 --> 00:13:24,670
{\an1}こんなことを言われたわ。
203
00:13:24,670 --> 00:13:27,510
{\an1}お前は何者かの手によって➡
204
00:13:27,510 --> 00:13:31,680
{\an1}この世界に
205
00:13:27,510 --> 00:13:31,680
{\an1}召喚されたのではないか。
206
00:13:31,680 --> 00:13:34,850
{\an1}とある人って 誰ですか?
207
00:13:34,850 --> 00:13:36,850
{\an1}言えないわ。
208
00:13:36,850 --> 00:13:39,520
{\an1}自分のことは誰にも言うなって
209
00:13:36,850 --> 00:13:39,520
{\an1}言われたの。
210
00:13:39,520 --> 00:13:41,520
{\an1}(ルーデウス)なぜ?
211
00:13:44,020 --> 00:13:47,030
{\an1}(ナナホシ)私たちは
212
00:13:44,020 --> 00:13:47,030
{\an1}この世界にとって異物なの。
213
00:13:47,030 --> 00:13:49,700
{\an1}歴史を大きく
214
00:13:47,030 --> 00:13:49,700
{\an1}変えるようなことをすれば➡
215
00:13:49,700 --> 00:13:51,700
{\an1}きっと世界に排除される。
216
00:13:51,700 --> 00:13:54,870
{\an1}だから 自分に必要なものしか
217
00:13:51,700 --> 00:13:54,870
{\an1}作らないし➡
218
00:13:54,870 --> 00:13:57,200
{\an1}利がなければ提供もしない。
219
00:13:57,200 --> 00:13:59,870
{\an1}(ルーデウス)世界に排除?
220
00:13:59,870 --> 00:14:03,310
{\an1}(ナナホシ)SFとか読んだことない?
221
00:13:59,870 --> 00:14:03,310
{\an1}よくあるでしょ。
222
00:14:03,310 --> 00:14:05,810
{\an1}《そういうものは
223
00:14:03,310 --> 00:14:05,810
{\an1}タイムスリップしたやつが➡
224
00:14:05,810 --> 00:14:09,820
{\an1}気にするべきことじゃ…
225
00:14:05,810 --> 00:14:09,820
{\an1}まぁ いい》
226
00:14:09,820 --> 00:14:12,320
{\an1}(ルーデウス)ここでは
227
00:14:09,820 --> 00:14:12,320
{\an1}魔法陣の研究を?
228
00:14:12,320 --> 00:14:16,660
{\an1}(ナナホシ)そう 大学の文献を
229
00:14:12,320 --> 00:14:16,660
{\an1}読みあさって 独学でね。
230
00:14:16,660 --> 00:14:20,160
{\an1}この世界の人間は
231
00:14:16,660 --> 00:14:20,160
{\an1}考えが凝り固まってるわ。
232
00:14:20,160 --> 00:14:22,830
{\an1}誰もやったことないものを
233
00:14:20,160 --> 00:14:22,830
{\an1}やろうとするなら➡
234
00:14:22,830 --> 00:14:25,160
{\an1}人に教わってもできないでしょ。
235
00:14:25,160 --> 00:14:28,330
{\an1}魔力がある前提で話されても
236
00:14:25,160 --> 00:14:28,330
{\an1}困るのよね。
237
00:14:28,330 --> 00:14:32,500
{\an1}魔力 ないんですか?
238
00:14:28,330 --> 00:14:32,500
{\an1}そう 私の魔力はゼロ。
239
00:14:32,500 --> 00:14:36,340
{\an1}あなたは… 魔力あるのよね。
240
00:14:32,500 --> 00:14:36,340
{\an1}はい。
241
00:14:36,340 --> 00:14:39,010
{\an1}転生と転移の違いかもね。
242
00:14:39,010 --> 00:14:41,010
{\an1}ちなみに この世界では➡
243
00:14:41,010 --> 00:14:44,520
{\an1}あらゆるものに
244
00:14:41,010 --> 00:14:44,520
{\an1}魔力が宿ってるそうよ。
245
00:14:44,520 --> 00:14:46,820
{\an1}そこらの死体でもね。
246
00:14:52,020 --> 00:14:57,200
{\an1}あと そう… これも あなたに
247
00:14:52,020 --> 00:14:57,200
{\an1}当てはまらないのかしら。
248
00:14:57,200 --> 00:15:00,470
{\an1}私 この世界に来て
249
00:14:57,200 --> 00:15:00,470
{\an1}5年くらいなんだけど➡
250
00:15:00,470 --> 00:15:02,470
{\an1}年を取らないみたい。
251
00:15:02,470 --> 00:15:06,310
{\an1}それは羨ましいですね。
252
00:15:06,310 --> 00:15:08,810
{\an1}フッ まぁ知らない土地で➡
253
00:15:08,810 --> 00:15:11,810
{\an1}老け衰えていくよりは
254
00:15:08,810 --> 00:15:11,810
{\an1}マシでしょうね。
255
00:15:15,150 --> 00:15:17,820
{\an1}私の身の上話は終わり。
256
00:15:17,820 --> 00:15:21,990
{\an1}どう? 少しは
257
00:15:17,820 --> 00:15:21,990
{\an1}信用してくれたかしら。
258
00:15:21,990 --> 00:15:26,590
{\an1}はい。
259
00:15:21,990 --> 00:15:26,590
{\an1}じゃあ 取り引きをしましょう。
260
00:15:28,990 --> 00:15:32,830
{\an1}私は 魔力がないし
261
00:15:28,990 --> 00:15:32,830
{\an1}戦うすべも持たない。
262
00:15:32,830 --> 00:15:36,840
{\an1}たぶん不老だけど不死じゃないわ。
263
00:15:32,830 --> 00:15:36,840
{\an1}ええ。
264
00:15:36,840 --> 00:15:39,170
{\an1}私は この世界が嫌い。
265
00:15:39,170 --> 00:15:42,170
{\an1}現実味がないし
266
00:15:39,170 --> 00:15:42,170
{\an1}ごはんは おいしくない。
267
00:15:42,170 --> 00:15:45,680
{\an1}倫理観は おかしいし 不便だし。
268
00:15:45,680 --> 00:15:48,680
{\an1}元の世界に残してきた人もいる。
269
00:15:51,850 --> 00:15:53,850
{\an1}あなたは どう?
270
00:15:53,850 --> 00:15:57,860
{\an1}僕は…。
271
00:15:57,860 --> 00:16:02,630
{\an1}この世界が好きです。
272
00:15:57,860 --> 00:16:02,630
{\an1}帰りたくありません。
273
00:16:02,630 --> 00:16:06,030
{\an1}元の世界に
274
00:16:02,630 --> 00:16:06,030
{\an1}残してきたものとかないの?
275
00:16:08,300 --> 00:16:11,300
{\an1}なんの未練もありません。
276
00:16:11,300 --> 00:16:16,810
{\an1}ふ~ん…。
277
00:16:11,300 --> 00:16:16,810
{\an1}そう 大往生だったのね。
278
00:16:24,980 --> 00:16:28,320
{\an1}私とあなたでは 目的が違う。
279
00:16:28,320 --> 00:16:31,820
{\an1}けど
280
00:16:28,320 --> 00:16:31,820
{\an1}互いに欲しいものを持っている。
281
00:16:31,820 --> 00:16:33,990
{\an1}だから 取り引きよ。
282
00:16:33,990 --> 00:16:36,330
{\an1}僕が持っているもの?
283
00:16:36,330 --> 00:16:39,330
{\an1}さっき話したでしょ。
284
00:16:39,330 --> 00:16:44,000
{\an1}魔力。 あなたには
285
00:16:39,330 --> 00:16:44,000
{\an1}実験を手伝ってもらう。
286
00:16:44,000 --> 00:16:46,670
{\an1}私は
287
00:16:44,000 --> 00:16:46,670
{\an1}あなたの知りたいことを教える。
288
00:16:46,670 --> 00:16:50,180
{\an1}要するに
289
00:16:46,670 --> 00:16:50,180
{\an1}ギブアンドテイクの関係ってことですか?
290
00:16:50,180 --> 00:16:52,180
{\an1}そう。
291
00:17:02,450 --> 00:17:05,120
{\an1}(ルーデウス)わかりました。
292
00:17:05,120 --> 00:17:09,800
{\an1}では 協力しましょう。
293
00:17:05,120 --> 00:17:09,800
{\an1}そう ありがとう。
294
00:17:09,800 --> 00:17:13,630
{\an1}先に言っておくけど 後になって
295
00:17:09,800 --> 00:17:13,630
{\an1}やっぱりやめたは なしね。
296
00:17:13,630 --> 00:17:15,800
{\an1}男に二言はありません。
297
00:17:15,800 --> 00:17:21,810
{\an1}あっ… そういう
298
00:17:15,800 --> 00:17:21,810
{\an1}日本の言葉を聞くと感動する。
299
00:17:21,810 --> 00:17:23,810
{\an1}(せき払い)
300
00:17:23,810 --> 00:17:26,310
{\an1}じゃあ さしあたって
301
00:17:23,810 --> 00:17:26,310
{\an1}何か知りたいことはある?
302
00:17:26,310 --> 00:17:29,480
{\an1}転移事件について調べてるって
303
00:17:26,310 --> 00:17:29,480
{\an1}聞いたけど。
304
00:17:29,480 --> 00:17:32,990
{\an1}誰から聞いたんですか?
305
00:17:29,480 --> 00:17:32,990
{\an1}んっ。
306
00:17:42,490 --> 00:17:45,330
{\an1}ナナホシさん ここからは
307
00:17:42,490 --> 00:17:45,330
{\an1}こっちの言葉で。
308
00:17:45,330 --> 00:17:48,000
{\an1}わかったわ。
309
00:17:48,000 --> 00:17:50,670
{\an1}例の事件の仕組みは わからない。
310
00:17:50,670 --> 00:17:52,670
{\an1}けど 5年前。
311
00:17:52,670 --> 00:17:56,180
{\an1}ちょうど私が来たときと
312
00:17:52,670 --> 00:17:56,180
{\an1}合致するわ。
313
00:17:56,180 --> 00:17:58,180
{\an1}つまり?
314
00:17:58,180 --> 00:18:00,110
{\an1}ん?
315
00:18:00,110 --> 00:18:05,780
{\an1}おそらく あの事件は
316
00:18:00,110 --> 00:18:05,780
{\an1}そのときの反動で起こったもの。
317
00:18:05,780 --> 00:18:08,950
{\an1}んっ?
318
00:18:05,780 --> 00:18:08,950
{\an1}つまり➡
319
00:18:08,950 --> 00:18:12,260
{\an1}私が原因… かもしれない。
320
00:18:15,960 --> 00:18:18,130
{\an1}《半ば 予想していた。
321
00:18:18,130 --> 00:18:21,630
{\an1}いくら俺でも
322
00:18:18,130 --> 00:18:21,630
{\an1}これだけ条件がそろえば わかる。
323
00:18:21,630 --> 00:18:25,540
{\an1}むしろ 俺が原因じゃなくて
324
00:18:21,630 --> 00:18:25,540
{\an1}ほっとした》
325
00:18:28,140 --> 00:18:30,640
{\an1}お前が~!
326
00:18:33,150 --> 00:18:35,150
{\an1}はっ…。
327
00:18:35,150 --> 00:18:37,550
{\an1}うお~!
328
00:18:39,990 --> 00:18:44,160
{\an1}僕が! 僕たちが! どれだけ!
329
00:18:44,160 --> 00:18:46,660
{\an1}お父さんも お母さんも…。
330
00:18:46,660 --> 00:18:48,830
{\an1}ちょっと 見てないで助けてよ!
331
00:18:48,830 --> 00:18:52,500
{\an1}あっ フィッツ先輩!
332
00:18:48,830 --> 00:18:52,500
{\an1}お前のせいで!
333
00:18:52,500 --> 00:18:54,670
{\an1}落ち着いて!
334
00:18:52,500 --> 00:18:54,670
{\an1}なんで!?
335
00:18:54,670 --> 00:18:57,840
{\an1}こいつが原因だって
336
00:18:54,670 --> 00:18:57,840
{\an1}今 自分で言ったんだよ!
337
00:18:57,840 --> 00:19:01,270
{\an1}どうして冷静でいられるんだ!
338
00:18:57,840 --> 00:19:01,270
{\an1}君だって!
339
00:19:01,270 --> 00:19:04,440
{\an1}君だって大変だったじゃないか!
340
00:19:01,270 --> 00:19:04,440
{\an1}すみません。
341
00:19:04,440 --> 00:19:06,780
{\an1}説明が足りませんでした。
342
00:19:06,780 --> 00:19:11,780
{\an1}彼女も被害者なんです!
343
00:19:06,780 --> 00:19:11,780
{\an1}来たくて来たわけじゃない!
344
00:19:11,780 --> 00:19:16,120
{\an1}被害者?
345
00:19:16,120 --> 00:19:18,620
{\an1}そ… そうなの?
346
00:19:18,620 --> 00:19:22,290
{\an1}ごめんなさい。
347
00:19:18,620 --> 00:19:22,290
{\an1}配慮に欠ける言い方だったわね。
348
00:19:22,290 --> 00:19:25,300
{\an1}謝罪するわ。
349
00:19:25,300 --> 00:19:30,600
{\an1}いや 僕のほうこそ
350
00:19:25,300 --> 00:19:30,600
{\an1}いきなり ごめんなさい。
351
00:19:32,970 --> 00:19:38,140
{\an1}とにかく 例の事件については
352
00:19:32,970 --> 00:19:38,140
{\an1}私も よくわかっていない。
353
00:19:38,140 --> 00:19:43,980
{\an1}誰が どんな目的で
354
00:19:38,140 --> 00:19:43,980
{\an1}どうしてあんな被害になったのか。
355
00:19:43,980 --> 00:19:46,990
{\an1}オルステッド… さんは なんと?
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00:19:46,990 --> 00:19:49,820
{\an1}こんなことは初めてだ… って。
357
00:19:49,820 --> 00:19:54,660
{\an1}《ヒトガミは オルステッドが起こした
358
00:19:49,820 --> 00:19:54,660
{\an1}とか言ってた気がするが》
359
00:19:54,660 --> 00:19:57,830
{\an1}じゃあ なんで
360
00:19:54,660 --> 00:19:57,830
{\an1}自分が原因なんて言い方を?
361
00:19:57,830 --> 00:20:01,500
{\an1}後になってから ああだこうだ
362
00:19:57,830 --> 00:20:01,500
{\an1}言われたら嫌でしょ。
363
00:20:01,500 --> 00:20:07,170
{\an1}だから 先に言っといたのよ。
364
00:20:01,500 --> 00:20:07,170
{\an1}おそらく私が原因だって。
365
00:20:07,170 --> 00:20:09,510
{\an1}なるほど。
366
00:20:09,510 --> 00:20:12,680
{\an1}でも ある程度
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00:20:09,510 --> 00:20:12,680
{\an1}原因の見当はついているわ。
368
00:20:12,680 --> 00:20:17,180
{\an1}研究が進めば 転移事件の真相も
369
00:20:12,680 --> 00:20:17,180
{\an1}理論的には説明できるはず。
370
00:20:17,180 --> 00:20:20,350
{\an1}そのためにも
371
00:20:17,180 --> 00:20:20,350
{\an1}大量の魔力が必要なのよ。
372
00:20:20,350 --> 00:20:24,360
{\an1}なるほど 僕の存在は
373
00:20:20,350 --> 00:20:24,360
{\an1}渡りに船だったと。
374
00:20:24,360 --> 00:20:28,860
{\an1}渡りに船… フッ そうかもね。
375
00:20:30,860 --> 00:20:32,860
{\an1}話は わかりました。
376
00:20:32,860 --> 00:20:36,870
{\an1}今日のところは このくらいで。
377
00:20:32,860 --> 00:20:36,870
{\an1}僕も話を整理します。
378
00:20:36,870 --> 00:20:40,210
{\an1}そう
379
00:20:36,870 --> 00:20:40,210
{\an1}こっちも話しすぎて疲れたし。
380
00:20:40,210 --> 00:20:43,910
{\an1}うん これからよろしく。
381
00:21:16,010 --> 00:21:20,110
{\an1}(フィッツ)ルーデウスくんは
382
00:21:16,010 --> 00:21:20,110
{\an1}彼女のこと どう思ってるの?
383
00:21:23,350 --> 00:21:27,690
{\an1}正直
384
00:21:23,350 --> 00:21:27,690
{\an1}気に食わない部分はありますが➡
385
00:21:27,690 --> 00:21:31,020
{\an1}信用します 一応。
386
00:21:31,020 --> 00:21:34,330
{\an1}そっか… うん。
387
00:21:37,360 --> 00:21:40,870
{\an1}なら いいんだ。
388
00:21:48,370 --> 00:21:52,380
{\an1}心配してくれたんですね。
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00:21:48,370 --> 00:21:52,380
{\an1}ありがとうございます 先輩。
390
00:21:52,380 --> 00:21:56,380
{\an1}えっ いや 心配ってわけじゃ。
391
00:21:56,380 --> 00:22:01,090
{\an1}まぁ うん。 どういたしまして。