1 00:00:03,003 --> 00:00:08,342 (アリエル)あの2人がくっつく というのは意外でしたね。 2 00:00:08,342 --> 00:00:10,344 あっ…。 (フィッツ)あっ…。 3 00:00:12,346 --> 00:00:15,349 《フィッツ:そういえば ルディは どうなんだろう? 4 00:00:15,349 --> 00:00:18,352 女の子好きなのは 間違いないらしいけど➡ 5 00:00:18,352 --> 00:00:21,688 自制しているのかな? 6 00:00:21,688 --> 00:00:26,360 違う わかっている。 ルディは僕に向かってじゃなく➡ 7 00:00:26,360 --> 00:00:29,563 フィッツに向かって 手を振っているんだ》 8 00:00:33,867 --> 00:00:36,703 《サイレントは女性だった。 9 00:00:36,703 --> 00:00:40,040 ルディは 明らかに 彼女を意識している。 10 00:00:40,040 --> 00:00:44,044 あの2人の間には 何か特別な➡ 11 00:00:44,044 --> 00:00:46,713 僕の知らないつながりがある。 12 00:00:46,713 --> 00:00:53,120 その心の距離は ブエナ村にいたころの僕よりも近い》 13 00:00:58,058 --> 00:01:00,494 《彼女は ポッと出てきたくせに➡ 14 00:01:00,494 --> 00:01:04,998 ルディと昔から一緒にいたみたいに 座った。 15 00:01:04,998 --> 00:01:08,168 とても近い位置に…》 16 00:01:08,168 --> 00:01:10,504 はぁ…。 17 00:01:10,504 --> 00:01:17,010 《どうしよう。 足がすくんで前に進めない。 18 00:01:17,010 --> 00:01:21,348 どこに勇気を 落としてしまったんだろう。 19 00:01:21,348 --> 00:01:26,053 誰か 僕の勇気を返してほしい》 20 00:03:09,322 --> 00:03:12,325 《魔法大学に入って もうすぐ1年。 21 00:03:12,325 --> 00:03:14,828 俺は 16歳になった。 22 00:03:14,828 --> 00:03:17,831 一日の始まりは トレーニングから。 23 00:03:17,831 --> 00:03:19,100 それは同じなのだが…》 24 00:03:19,100 --> 00:03:22,169 (バーディガーディ)うむ! 25 00:03:22,169 --> 00:03:26,173 《正直なところ 機嫌を損ねたら まずい気がする》 26 00:03:26,173 --> 00:03:28,508 貴様。 (ルーデウス)あっ はい。 27 00:03:28,508 --> 00:03:32,846 強くなってどうする? どうと言われましても。 28 00:03:32,846 --> 00:03:35,849 我が輩は 強さと名声を 追い求めすぎた男を➡ 29 00:03:35,849 --> 00:03:40,187 何人か知っておるが ろくなものではなかったぞ。 30 00:03:40,187 --> 00:03:44,691 そんなものより大切なことは いくらでもあるのにな。 31 00:03:44,691 --> 00:03:49,362 大切なもの? 無論 女であるな。 32 00:03:49,362 --> 00:03:51,865 貴様も一人見つければ わかろうものだ。 33 00:03:51,865 --> 00:03:55,702 フハハハハハハ! フハハハハハハ! 34 00:03:55,702 --> 00:03:58,371 時に魔王様…。 なんだ? 35 00:03:58,371 --> 00:04:03,176 不能の治し方を知りませんか? 知らぬ。 36 00:04:05,979 --> 00:04:10,484 《トレーニングを終えると 朝食を食べ 授業へと向かう》 37 00:04:10,484 --> 00:04:13,487 めんどくせえな。 そうだな。 38 00:04:13,487 --> 00:04:15,822 (2人)あっ…。 今日は いい天気だな。 39 00:04:15,822 --> 00:04:17,824 そ… そうだな。 40 00:04:19,826 --> 00:04:25,132 《バーディガーディとのこともあって 最近 俺は恐れられている》 41 00:04:27,501 --> 00:04:29,803 あっ…。 42 00:04:36,176 --> 00:04:39,012 (リニアーナ)ボス そのぐらいで 勘弁してやるニャ。 43 00:04:39,012 --> 00:04:41,181 ゴリアーデも悪気なかったニャ。 44 00:04:41,181 --> 00:04:45,685 同じ獣族として ここは あちしらの顔を立ててほしいニャ。 45 00:04:45,685 --> 00:04:48,522 (プルセナ)最近は ボスの舎弟が増えてきたから➡ 46 00:04:48,522 --> 00:04:50,524 ナンバーツーは大変なの。 47 00:04:50,524 --> 00:04:52,859 んっ? ナンバーツーは このあちしニャ! 48 00:04:52,859 --> 00:04:55,362 ほら 2人ともケンカしないで。 49 00:04:55,362 --> 00:04:57,864 ナンバーツーは 2人いてもいいでしょ。 50 00:04:57,864 --> 00:05:00,800 はぁ… ボスは わかってないニャ。 51 00:05:00,800 --> 00:05:03,637 組織の序列は しっかりしておかニャいと。 52 00:05:03,637 --> 00:05:08,642 そうなの ボスはフィッツに勝てるから 学校のトップになれるの。 53 00:05:08,642 --> 00:05:11,311 僕が トップ? いやいやいや…。 54 00:05:11,311 --> 00:05:15,115 ボスは もっと自信を持つニャ。 いやいや…。 55 00:05:19,986 --> 00:05:21,988 (クリフ)ルーデウス。 んっ? 56 00:05:21,988 --> 00:05:23,990 (クリフ)呪いについて 何かわかったか? 57 00:05:23,990 --> 00:05:26,326 う~ん…。 《最近 毎日聞かれる》 58 00:05:26,326 --> 00:05:32,165 呪いですか…。 呪い 呪い…。 59 00:05:32,165 --> 00:05:35,335 かつて ラプラスは 自分の呪いを道具に移し➡ 60 00:05:35,335 --> 00:05:38,004 別の種族になすりつけたそうです。 61 00:05:38,004 --> 00:05:40,173 道具に? 62 00:05:40,173 --> 00:05:42,842 スペルド族が ラプラス戦役で持っていた槍が➡ 63 00:05:42,842 --> 00:05:44,844 それに当たるそうです。 64 00:05:44,844 --> 00:05:47,848 そのせいで スペルド族の戦士たちは狂い➡ 65 00:05:47,848 --> 00:05:50,350 一族が迫害されるに至ったとか。 66 00:05:50,350 --> 00:05:53,853 スペルド族が!? 本当なのか それは。 (ジーナス)ゴホン。 67 00:05:53,853 --> 00:05:57,190 (クリフ/ルーデウス)あっ…。 68 00:05:57,190 --> 00:06:00,794 さぁ? 僕も人から聞いた話なので。 69 00:06:00,794 --> 00:06:06,967 でも そうか 呪いを道具に。 70 00:06:06,967 --> 00:06:11,304 ありがとう ルーデウス。 君のおかげで 何かわかったような気がするよ。 71 00:06:11,304 --> 00:06:13,974 (ジーナス)ゴホン。 72 00:06:13,974 --> 00:06:16,576 《授業のあとは昼食だ》 73 00:06:19,646 --> 00:06:22,315 今日は ここで食べるか。 (ザノバ)ええ 3階だと➡ 74 00:06:22,315 --> 00:06:25,318 ジュリが席に着けませんからな。 75 00:06:25,318 --> 00:06:27,821 お… おい ルーデウスだぜ。 んっ? 76 00:06:27,821 --> 00:06:32,158 すげえよな。 たった一年で 特別生徒全員をシメちまうなんて。 77 00:06:32,158 --> 00:06:36,663 俺 魔王を倒すところ 見てたんだぜ。 一撃だよ 一撃。 78 00:06:36,663 --> 00:06:38,832 《ああいうのは 気分がよくなるが➡ 79 00:06:38,832 --> 00:06:41,668 あまり調子に乗らないように したいところだ》 80 00:06:41,668 --> 00:06:45,505 (バーディガーディ)フハハハハ! こんな所におったか! 81 00:06:45,505 --> 00:06:49,509 端で 縮こまりおって。 ハハハハハ! 82 00:06:51,678 --> 00:06:54,681 プハー! 83 00:06:54,681 --> 00:06:58,585 (ジュリエット)ますた まおー様の 飲んでるの とてもおいしそう。 84 00:07:00,453 --> 00:07:03,623 フハハハハ! さすがドワーフであるな。 85 00:07:03,623 --> 00:07:06,626 一目見ただけで このよさが わかるとは。 86 00:07:06,626 --> 00:07:10,630 ふむ バーディ様 少し いただいてもよろしいですか? 87 00:07:10,630 --> 00:07:14,634 無論である。 一人で飲んでいても つまらんからな。 88 00:07:14,634 --> 00:07:19,973 少しなどと言わず ガバガバいくがよい。 ハハハハハ! 89 00:07:19,973 --> 00:07:22,475 さて では 余も一杯。 90 00:07:22,475 --> 00:07:25,812 お前は授業があるから やめとけよ。 91 00:07:25,812 --> 00:07:28,148 プハー! プハー! 92 00:07:28,148 --> 00:07:30,984 あぁ…。 プハー! 93 00:07:30,984 --> 00:07:32,986 師匠が そう言うのでしたら。 94 00:07:32,986 --> 00:07:38,158 ハハハハハ! 学生とは大変であるな! 95 00:07:38,158 --> 00:07:41,995 《お次は この耐魔レンガで 覆われた実験室で➡ 96 00:07:41,995 --> 00:07:45,832 召喚魔術に関する実験を行う。 97 00:07:45,832 --> 00:07:50,503 といっても 俺がやるのは ナナホシが独自に描いた魔法陣に➡ 98 00:07:50,503 --> 00:07:53,173 魔力を注ぐという単純作業だ。 99 00:07:53,173 --> 00:07:56,676 既存の魔法陣は ほとんど失われているそうだが➡ 100 00:07:56,676 --> 00:08:01,448 彼女は その法則性について調べ 大量の魔法陣を描き➡ 101 00:08:01,448 --> 00:08:03,450 実験を繰り返すことで➡ 102 00:08:03,450 --> 00:08:07,120 いくつかの独自魔術の開発に 成功したのだという。 103 00:08:07,120 --> 00:08:09,289 すごいことだ》 104 00:08:09,289 --> 00:08:11,491 あっ…。 105 00:08:15,628 --> 00:08:19,799 成功したんですか? (ナナホシ)いいえ 失敗よ。 106 00:08:19,799 --> 00:08:23,303 《彼女は 何千万とおりの 魔法陣のパターンから➡ 107 00:08:23,303 --> 00:08:27,640 総当たりで 正解を見つけようとしている》 108 00:08:27,640 --> 00:08:31,478 具体的に これは なんの実験をしているんですか? 109 00:08:31,478 --> 00:08:35,148 私たちの世界から 人間を召喚するための➡ 110 00:08:35,148 --> 00:08:39,152 前の前の前の前段階の 理論のための実験ね。 111 00:08:39,152 --> 00:08:41,154 《本来は不可能だが➡ 112 00:08:41,154 --> 00:08:44,157 人間を召喚する魔法陣が 完成すれば➡ 113 00:08:44,157 --> 00:08:50,997 逆に 送り返す魔法陣も作れる… かもしれないんだそうだ》 114 00:08:50,997 --> 00:08:55,835 それはいいですが 人間を召喚って 同じことをしたら➡ 115 00:08:55,835 --> 00:08:58,505 また あの災害が 起きるんじゃないですか? 116 00:08:58,505 --> 00:09:01,775 もちろん 災害を引き起こすつもりはないわ。 117 00:09:01,775 --> 00:09:05,278 けど このあと 2つの理論が実証できれば➡ 118 00:09:05,278 --> 00:09:08,615 あの災害が起きた理由の仮説が 立てられるわ。 119 00:09:08,615 --> 00:09:12,619 (ルーデウス)実験に失敗はつきもの なんて言葉もありますので➡ 120 00:09:12,619 --> 00:09:15,121 あまり 軽く考えないでくださいよ。 121 00:09:15,121 --> 00:09:19,325 だから こうして足場固めから やっているんでしょう。 122 00:09:21,294 --> 00:09:25,298 僕も召喚魔術について 学びたいのですが…。 123 00:09:25,298 --> 00:09:29,969 (ナナホシ)召喚術は私の生命線よ。 おいそれと教えられないわ。 124 00:09:29,969 --> 00:09:33,139 なんでも教えてくれるって 言ったじゃないですか。 125 00:09:33,139 --> 00:09:38,144 じゃあ 今の実験が終わったら 一つ質問に答えてあげるわ。 126 00:09:38,144 --> 00:09:41,314 一つ? 割に合わないんじゃないですかね。 127 00:09:41,314 --> 00:09:45,485 どの道 すべての実験が終わって 私が帰るときには➡ 128 00:09:45,485 --> 00:09:47,487 実験結果を あなたにあげるんだから➡ 129 00:09:47,487 --> 00:09:50,824 今は少し我慢しなさいよ。 130 00:09:50,824 --> 00:09:54,160 《まぁ まだ 何も成果が出てないうちからの➡ 131 00:09:54,160 --> 00:09:56,162 クレクレは みっともないか》 132 00:09:56,162 --> 00:09:58,164 だっ…。 そんなに知りたければ➡ 133 00:09:58,164 --> 00:10:02,869 自分で調べなさい。 ありがとうございます。 134 00:10:04,838 --> 00:10:08,341 《夕食後は ジュリに魔術の授業を行う》 135 00:10:11,678 --> 00:10:14,013 《そのあとは人形作りだ。 136 00:10:14,013 --> 00:10:16,516 とはいえ ジュリは まだ1年目。 137 00:10:16,516 --> 00:10:19,352 絶対的に魔力総量が足りないし➡ 138 00:10:19,352 --> 00:10:21,688 精密性も全然だ。 139 00:10:21,688 --> 00:10:24,524 手先は器用といっても 彫り物用の道具は➡ 140 00:10:24,524 --> 00:10:27,861 使い始めたばかりで ぎこちなさが残っている。 141 00:10:27,861 --> 00:10:31,064 長い目で見ていく必要が あるだろう》 142 00:10:37,704 --> 00:10:39,706 《ナナホシに会って以来➡ 143 00:10:39,706 --> 00:10:43,209 図書館に行くことは 少なくなった》 144 00:10:43,209 --> 00:10:45,211 (あくび) 145 00:10:45,211 --> 00:10:48,715 《こうして 俺の一日は過ぎていく。 146 00:10:48,715 --> 00:10:53,887 病を治す手立ては 見つからない。 147 00:10:53,887 --> 00:10:58,091 フィッツ先輩とは あまり会わなくなっちゃったな》 148 00:11:00,493 --> 00:11:03,796 《ある日 一通の手紙が届いた》 149 00:11:06,833 --> 00:11:09,502 んっ? ゾルダートからだ。 150 00:11:09,502 --> 00:11:14,607 《ゾルダート・ヘッケラー。 懐かしきステップトリーダーのリーダーだ》 151 00:11:16,676 --> 00:11:21,014 《なになに… クランの集会で シャリーアに来てるのか。 152 00:11:21,014 --> 00:11:24,817 そこで 久しぶりに飯でも食おうと 手紙をくれたらしい》 153 00:11:31,024 --> 00:11:34,193 《中高時代の友達と 久しぶりに遊ぶ感覚って➡ 154 00:11:34,193 --> 00:11:36,196 こんな感じなんだろうか。 155 00:11:36,196 --> 00:11:38,531 結構 いいもんじゃないか》 156 00:11:38,531 --> 00:11:43,036 (ゾルダート)それにしても 泥沼 本当に久しぶりだよな! 157 00:11:43,036 --> 00:11:45,205 ええ。 いつぶりですかね。 158 00:11:45,205 --> 00:11:49,876 お前が こんな格好してると そこらのルーキーにしか見えないぜ。 159 00:11:49,876 --> 00:11:51,878 (笑い声) 160 00:11:51,878 --> 00:11:55,215 じゃあ ルーキーらしく 荷物持ちでもしてあげましょうか。 161 00:11:55,215 --> 00:12:00,320 お前が荷物を持つ? バカか! 持つのは俺たちだろ! 162 00:12:00,320 --> 00:12:05,992 はぐれ竜のときもそうでしたね。 ありゃ稼がせてもらったなぁ。 163 00:12:05,992 --> 00:12:09,829 しかし エリナリーゼよ。 お前みたいなビッチが➡ 164 00:12:09,829 --> 00:12:12,332 恋人とか なんの冗談だ? 165 00:12:12,332 --> 00:12:15,001 (エリナリーゼ)今まで わたくしを 本気で射止めた男が➡ 166 00:12:15,001 --> 00:12:17,337 現れなかっただけですわ。 167 00:12:17,337 --> 00:12:20,173 でも…。 168 00:12:20,173 --> 00:12:24,344 ついに現れたんですの すてきな殿方が。 169 00:12:24,344 --> 00:12:27,680 わたくし こう見えて いちずですのよ。 170 00:12:27,680 --> 00:12:29,682 ハッハッハッハッ! 171 00:12:29,682 --> 00:12:33,019 (笑い声) 172 00:12:33,019 --> 00:12:35,021 (コンラート)おい ゾル もう一度集合だ。 173 00:12:35,021 --> 00:12:38,524 またかよ。 午前中にやったじゃねえか。 174 00:12:38,524 --> 00:12:41,361 (コンラート)しかたねえよ。 今回はクランのやつらも➡ 175 00:12:41,361 --> 00:12:44,364 張り切ってるしな。 はぁ…。 176 00:12:44,364 --> 00:12:47,533 今日は一日 遊ぼうと思ってたんだが…。 177 00:12:47,533 --> 00:12:51,537 泥沼 悪かったな。 また今度頼むわ。 178 00:12:51,537 --> 00:12:54,207 ええ また誘ってください。 179 00:12:54,207 --> 00:12:56,209 うん。 180 00:13:01,648 --> 00:13:05,818 どうします? 皆さんは このあと どこかへ行くんですか? 181 00:13:05,818 --> 00:13:08,988 そうですわね これからクリフに➡ 182 00:13:08,988 --> 00:13:11,991 冒険者のイロハを 教えてあげようと思いますの。 183 00:13:11,991 --> 00:13:15,328 ご一緒にいかが? あぁ…。 184 00:13:15,328 --> 00:13:19,832 ルーデウス お前の助けを借りる気はない。 185 00:13:19,832 --> 00:13:22,669 それなら 僕は学校に戻ります。 186 00:13:22,669 --> 00:13:26,339 では 他の方には よろしく言っといてくださいまし。 187 00:13:26,339 --> 00:13:29,342 エリナリーゼさんたちも 初心者が一緒なら➡ 188 00:13:29,342 --> 00:13:31,678 あんまり 厳しい所には行かないよう➡ 189 00:13:31,678 --> 00:13:34,013 気をつけてくださいよ。 (2人)おう。 190 00:13:34,013 --> 00:13:36,516 ルーデウス! んっ…。 191 00:13:36,516 --> 00:13:42,021 あなたじゃありませんし 竜や魔王になんて挑みませんわよ。 192 00:13:42,021 --> 00:13:44,524 あぁ…。 193 00:13:48,361 --> 00:13:50,363 んっ…。 194 00:14:01,474 --> 00:14:03,576 んっ? 195 00:14:06,479 --> 00:14:09,315 《2人で ここにいていいんだろうか? 196 00:14:09,315 --> 00:14:11,818 王女様の護衛は どうしたんだ? 197 00:14:11,818 --> 00:14:15,488 まっ 挨拶だけはしておくとしようか》 198 00:14:15,488 --> 00:14:18,991 こんにちは。 奇遇ですね こんな所で。 199 00:14:18,991 --> 00:14:21,828 (ルーク)お前 ルーデウス…。 200 00:14:21,828 --> 00:14:25,164 《相変わらず 俺のことが 好きではないらしい。 201 00:14:25,164 --> 00:14:29,335 俺はフィッツ先輩と仲よくできれば それでいいんだが…》 202 00:14:29,335 --> 00:14:34,841 おや? フィッツ先輩 今日は ちょっとイメージ違いますね。 203 00:14:34,841 --> 00:14:40,012 《何が違うんだろう? なんというか 物腰?》 204 00:14:40,012 --> 00:14:43,516 どうした? こんな所で なんの用だ? 205 00:14:43,516 --> 00:14:46,352 《何か まずいところに 出くわしたのだろうか。 206 00:14:46,352 --> 00:14:49,188 まさか 2人はデート中とか? 207 00:14:49,188 --> 00:14:53,526 ルークは 実は 男もいける口で フィッツ先輩とはナウい息子で➡ 208 00:14:53,526 --> 00:14:55,528 レスリングな仲とか》 209 00:14:55,528 --> 00:14:59,866 いえ 見かけたので声だけでも かけておこうと思いまして。 210 00:14:59,866 --> 00:15:03,803 えっと… フィッツ先輩? 211 00:15:03,803 --> 00:15:08,141 あぁ…。 (ルーク)そうか 挨拶に感謝する。 212 00:15:08,141 --> 00:15:12,478 フィッツは王女の護衛中は ひと言も しゃべらないことになっている。 213 00:15:12,478 --> 00:15:14,981 悪いが 察してくれないか? 214 00:15:14,981 --> 00:15:18,818 《やはり 何かまずいタイミングで 来てしまったのだろうか。 215 00:15:18,818 --> 00:15:21,487 でも ひと言も 口きいてもらえないって➡ 216 00:15:21,487 --> 00:15:24,657 どうなのよ》 217 00:15:24,657 --> 00:15:28,161 あっ…。 どうした? 218 00:15:28,161 --> 00:15:32,064 いえ… なんでもありません。 失礼します。 219 00:15:36,669 --> 00:15:40,173 《外面だけは平静を 装えたと思うが➡ 220 00:15:40,173 --> 00:15:43,009 内心ではガツンときていた。 221 00:15:43,009 --> 00:15:45,511 フィッツ先輩に避けられた➡ 222 00:15:45,511 --> 00:15:48,614 何も 考えられないぐらいのダメージだ》 223 00:15:56,355 --> 00:15:58,858 《あれこれと考えたが➡ 224 00:15:58,858 --> 00:16:01,127 どうしてフィッツ先輩に 避けられたのか➡ 225 00:16:01,127 --> 00:16:03,629 考えてもわからない。 226 00:16:03,629 --> 00:16:06,466 嫌われるようなことは した覚えがない。 227 00:16:06,466 --> 00:16:11,471 誰かに今の気持ちを相談… いや愚痴りたい気分だった。 228 00:16:11,471 --> 00:16:14,473 ザノバは たしか 神子の研究とやらで➡ 229 00:16:14,473 --> 00:16:16,976 魔術ギルドのほうに 出向いているはずだ。 230 00:16:16,976 --> 00:16:19,479 ジュリも連れて行ってるだろう。 231 00:16:19,479 --> 00:16:24,317 リニアとプルセナは… なんか真面目に 聞いてくれなさそうだな。 232 00:16:24,317 --> 00:16:26,486 変な やゆとかされそうだ。 233 00:16:26,486 --> 00:16:29,989 ナナホシは わりと いっぱいいっぱいだから➡ 234 00:16:29,989 --> 00:16:32,792 俺の愚痴なんて 聞いてくれないかもしれない》 235 00:16:35,661 --> 00:16:38,164 はぁ…。 236 00:16:41,334 --> 00:16:46,038 こういうときは 本でも読んで気を紛らわせよ。 237 00:16:52,011 --> 00:16:54,013 んっ… あれ? あっ! 238 00:16:54,013 --> 00:16:58,351 あっ! ルーデウスくん! なんだか久しぶりだね。 239 00:16:58,351 --> 00:17:01,287 《いつもどおりだ。 いつもどおりの先輩》 240 00:17:01,287 --> 00:17:05,625 どうしたの? 顔に何かついてる? 241 00:17:05,625 --> 00:17:10,129 さっきは どうして無視したんですか? 242 00:17:10,129 --> 00:17:12,465 実は 護衛中の僕は➡ 243 00:17:12,465 --> 00:17:14,800 声を出しちゃいけないことに なっているんだ。 244 00:17:14,800 --> 00:17:16,969 無言のフィッツだからね。 245 00:17:16,969 --> 00:17:19,972 僕の声は 子どもっぽいから なめられるし➡ 246 00:17:19,972 --> 00:17:23,809 人前では 特にアリエル様の護衛中は➡ 247 00:17:23,809 --> 00:17:26,479 声を 出さないことになっているんだよ。 248 00:17:26,479 --> 00:17:30,483 それにしては アリエル王女の姿は 見えませんでしたが…。 249 00:17:30,483 --> 00:17:35,154 近くのお店にいたんだよ。 護衛は 僕らだけじゃないからね。 250 00:17:35,154 --> 00:17:38,324 あっ…。 251 00:17:38,324 --> 00:17:42,328 そんなときに話しかけてしまい 申し訳ありませんでした。 252 00:17:42,328 --> 00:17:45,665 ううん いいんだよ。 僕のほうこそ➡ 253 00:17:45,665 --> 00:17:48,501 相手できなくて ごめんね。 254 00:17:48,501 --> 00:17:51,504 《少しばかり 察しがついてしまった。 255 00:17:51,504 --> 00:17:55,174 おそらく おそらくだが なんらかの方法で➡ 256 00:17:55,174 --> 00:17:58,511 アリエル王女が フィッツ先輩に化けていたのだ。 257 00:17:58,511 --> 00:18:01,614 さっき避けられたのは 不用意に接触すると➡ 258 00:18:01,614 --> 00:18:03,616 それがバレるから。 259 00:18:03,616 --> 00:18:06,953 決して フィッツ先輩に 嫌われたからではないはずだ。 260 00:18:06,953 --> 00:18:09,455 そうだ そうに違いない。 261 00:18:09,455 --> 00:18:12,625 俺 嫌われるようなこと 何もしてないもんな。 262 00:18:12,625 --> 00:18:14,794 そういうことにしよう》 263 00:18:14,794 --> 00:18:18,631 そうなんですか。 フィッツ先輩に嫌われたかと思って➡ 264 00:18:18,631 --> 00:18:21,634 ヒヤヒヤしましたよ。 アハハ。 265 00:18:21,634 --> 00:18:24,971 僕が君を嫌いになるわけ ないじゃないか。 266 00:18:24,971 --> 00:18:26,973 あっ…。 267 00:18:33,813 --> 00:18:36,315 あっ あぁ…。 268 00:18:40,486 --> 00:18:43,322 《彼の何気ないしぐさが気になる。 269 00:18:43,322 --> 00:18:46,158 耳の裏をポリポリとかく動作とか。 270 00:18:46,158 --> 00:18:49,996 一仕事終えたときの グッと背伸びする動作とか。 271 00:18:49,996 --> 00:18:53,666 ふと目の前を通ったときに 香ってくる匂いとか。 272 00:18:53,666 --> 00:18:56,335 そう あの笑顔だ。 273 00:18:56,335 --> 00:19:01,440 あの はにかんだ笑顔が どうにも頭に残る》 274 00:19:01,440 --> 00:19:04,610 (歓声) 275 00:19:04,610 --> 00:19:06,812 アリエル様だ。 276 00:19:11,617 --> 00:19:15,454 《この症状がなんなのか 知っている》 277 00:19:15,454 --> 00:19:17,456 あっ…。 278 00:19:17,456 --> 00:19:20,559 あっ…。 《恋ってやつだ》 279 00:19:24,130 --> 00:19:26,132 んっ? 280 00:19:29,468 --> 00:19:31,804 《俺は 男に恋しているのだ。 281 00:19:31,804 --> 00:19:37,143 いや 本当に彼は 男なのだろうか?》 282 00:19:37,143 --> 00:19:39,478 (ルーデウス)ジーナス先生。 (ジーナス)んっ? 283 00:19:39,478 --> 00:19:43,482 これはルーデウスさん。 本日は どうしましたか? 284 00:19:43,482 --> 00:19:47,987 はい 実は フィッツ先輩のことを聞きたくて…。 285 00:19:52,324 --> 00:19:55,995 申し訳ありませんが 彼らのことに関しては➡ 286 00:19:55,995 --> 00:19:58,497 上から圧力が かかってまして…。 287 00:19:58,497 --> 00:20:00,100 そうなんですか。 288 00:20:00,100 --> 00:20:04,336 せめて 性別だけでも 教えてもらえませんか? 289 00:20:04,336 --> 00:20:08,841 性別ですか…。 う~む…。 290 00:20:11,343 --> 00:20:14,346 彼は男性です。 291 00:20:16,849 --> 00:20:19,185 《結局 わからなかった。 292 00:20:19,185 --> 00:20:23,189 ジーナス教頭には 圧力が かかっているみたいだし》 293 00:20:27,193 --> 00:20:30,196 はぁ…。 《仮に女だったとして➡ 294 00:20:30,196 --> 00:20:33,699 どうするのだ。 告白でもするのだろうか?》 295 00:20:33,699 --> 00:20:37,036 せめて 自家発電がしたい。 296 00:20:37,036 --> 00:20:39,038 おっ… はっ! 297 00:20:39,038 --> 00:20:41,707 何をしたいって? うわ~! 298 00:20:41,707 --> 00:20:43,876 危ない! うわ~! 299 00:20:43,876 --> 00:20:46,078 (倒れる音) 300 00:21:01,327 --> 00:21:04,663 あっ…。 あっ ご… ごめん。 301 00:21:04,663 --> 00:21:08,667 フィッツ先輩 やっぱり 女だったんですね。 302 00:21:08,667 --> 00:21:12,004 あっ! 303 00:21:12,004 --> 00:21:17,510 ちっ 違う! ぼ… 僕は男の子だよ! 304 00:21:17,510 --> 00:21:21,847 《フィッツ先輩は女だった。 重要なことだ。 305 00:21:21,847 --> 00:21:24,850 しかし そんなことより…》 306 00:21:24,850 --> 00:21:27,353 立った…。 307 00:21:27,353 --> 00:21:29,688 そうか。 《なるほど。 308 00:21:29,688 --> 00:21:33,025 魔法大学で 転移事件について調べれば…。 309 00:21:33,025 --> 00:21:35,027 あぁ ヒトガミ様》 310 00:21:35,027 --> 00:21:38,864 でも フィッツ先輩は隠しておきたいのか。 311 00:21:38,864 --> 00:21:43,369 《そうだ 彼には… いや 彼女には何度も助けられた。 312 00:21:43,369 --> 00:21:45,871 彼女が望むなら 今までどおり➡ 313 00:21:45,871 --> 00:21:48,374 できるかぎり男として扱おう。 314 00:21:48,374 --> 00:21:52,878 ED回復の鍵を握るのは 間違いなくフィッツ先輩だけど➡ 315 00:21:52,878 --> 00:21:57,550 今は これ以上 関係を深めることはできない》 316 00:21:57,550 --> 00:21:59,552 あれ? 317 00:22:02,321 --> 00:22:06,158 《どうやら まだ完治には 程遠いらしい。 318 00:22:06,158 --> 00:22:09,328 まぁいい。 兆しは見えたのだ。 319 00:22:09,328 --> 00:22:11,530 焦らずにいこうじゃないか》