1 00:00:02,180 --> 00:00:05,850 やっと着きましたね。まったくですわ。 2 00:00:05,850 --> 00:00:09,690 道中殿方との出会いもままなりませんでしたし。 3 00:00:09,690 --> 00:00:26,370 ♬~ 4 00:00:26,370 --> 00:00:30,040 では例のジーナスさんという方の所に行ってきます。 5 00:00:30,040 --> 00:00:34,210 エリナリーゼさんはどうします?わたくしも行きますわ。 6 00:00:34,210 --> 00:00:37,380 なんで?魔術に興味あるんですか? 7 00:00:37,380 --> 00:00:41,890 いいえルーデウスぐらいの年の子に興味が湧いてきましたの。 8 00:00:41,890 --> 00:00:44,060 あぁそう… 。 9 00:00:44,060 --> 00:00:46,060 《旅の途中でわかったのだが➡ 10 00:00:46,060 --> 00:00:49,400 彼女が男をとっかえひっかえヤっているのは➡ 11 00:00:49,400 --> 00:00:51,900 どうやら定期的に男と交尾しなければ➡ 12 00:00:51,900 --> 00:00:54,730 死亡する呪いであるらしい》 13 00:00:54,730 --> 00:00:57,240 じゃあ行きますか。 14 00:02:45,890 --> 00:02:49,390 お待たせしました。教師のジーナスです。 15 00:02:49,390 --> 00:02:52,330 はじめましてルーデウス・グレイラットです。 16 00:02:52,330 --> 00:02:57,330 わたくしはエリナリーゼ・ドラゴンロード。ルーデウスのパーティーメンバーですわ。 17 00:02:57,330 --> 00:03:00,000 まさかこんなに早く来ていただけるとは➡ 18 00:03:00,000 --> 00:03:04,510 思いませんでした。まぁある人の勧めでして。 19 00:03:04,510 --> 00:03:07,510 ある人?あぁ!ロキシーですね。 20 00:03:07,510 --> 00:03:09,280 《さんをつけろよデコ助野郎》 21 00:03:09,280 --> 00:03:12,520 それで来てくださったということは➡ 22 00:03:12,520 --> 00:03:15,520 大学に在籍していただけると? 23 00:03:15,520 --> 00:03:18,690 学びたいこと調べたいことやりたいこと➡ 24 00:03:18,690 --> 00:03:20,690 いろいろありましてね。 25 00:03:20,690 --> 00:03:23,030 ここを利用するのが一番だと思いまして。 26 00:03:23,030 --> 00:03:26,030 そう正直におっしゃっていただけると➡ 27 00:03:26,030 --> 00:03:28,370 こちらとしてもありがたいですね。 28 00:03:28,370 --> 00:03:30,700 であれば少々試験をさせていただいても➡ 29 00:03:30,700 --> 00:03:34,700 よろしいですか?試験ですか? 30 00:03:34,700 --> 00:03:38,210 ずいぶんと建物の数が多いですよね。 31 00:03:38,210 --> 00:03:40,880 そんなに生徒がいるんですか? 32 00:03:40,880 --> 00:03:45,050 ラノア魔法大学は一般的な魔術学校とは違い➡ 33 00:03:45,050 --> 00:03:49,550 魔術以外の学問に関する授業も執り行っているのです。 34 00:03:49,550 --> 00:03:54,320 へ~ちなみにその中には精神的な病に対する医学を➡ 35 00:03:54,320 --> 00:03:56,990 教えている科もあったりするんですか? 36 00:03:56,990 --> 00:03:59,000 医学に関してはありませんが➡ 37 00:03:59,000 --> 00:04:02,830 ですが治癒魔術や解毒魔術の授業はもちろん➡ 38 00:04:02,830 --> 00:04:06,000 呪いに関する研究も行われています。 39 00:04:06,000 --> 00:04:10,010 どなたかお知り合いに病気の方がおられるのですか? 40 00:04:10,010 --> 00:04:12,680 まぁそんなところです。 41 00:04:12,680 --> 00:04:16,180 なるほどそれで治療の研究のために➡ 42 00:04:16,180 --> 00:04:18,680 こちらにいらしたということですか? 43 00:04:18,680 --> 00:04:20,780 ご立派です。 44 00:04:22,850 --> 00:04:26,190 それで僕は何をすればいいんですか? 45 00:04:26,190 --> 00:04:30,190 ルーデウスさんは無詠唱魔術の使い手と聞いています。 46 00:04:30,190 --> 00:04:33,200 それを見せてもらいましょう。 47 00:04:33,200 --> 00:04:35,200 実は我が校にも一人➡ 48 00:04:35,200 --> 00:04:38,370 無詠唱魔術を使える子がいるんですよ。 49 00:04:38,370 --> 00:04:42,370 我が校きっての天才フィッツくんです。 50 00:04:42,370 --> 00:04:44,370 あっ… 。 51 00:04:50,480 --> 00:04:53,820 はじめましてルーデウス・グレイラットです。 52 00:04:53,820 --> 00:04:56,820 何事もなければ来期からあなたの後輩になります。 53 00:04:56,820 --> 00:05:01,490 何か至らないところがあればご指導ご鞭撻のほどお願いします。 54 00:05:01,490 --> 00:05:03,830 あっはい。 55 00:05:03,830 --> 00:05:06,330 フィッツです。よろしく。 56 00:05:06,330 --> 00:05:08,500 試験は模擬戦にします。 57 00:05:08,500 --> 00:05:12,170 基本的には無詠唱魔術を使っていただく形で。 58 00:05:12,170 --> 00:05:15,170 わかりました。 59 00:05:15,170 --> 00:05:17,840 《あれ?これもしかして負けたら➡ 60 00:05:17,840 --> 00:05:20,840 普通に授業料払えとか言われるのだろうか。 61 00:05:20,840 --> 00:05:23,510 それは嫌だな。 62 00:05:23,510 --> 00:05:26,520 んっ?あの杖… 》 63 00:05:26,520 --> 00:05:29,720 では始め!はっ! 64 00:05:34,190 --> 00:05:36,860 あれ?なんで? 65 00:05:36,860 --> 00:05:40,030 さ~てなんででしょう。 66 00:05:40,030 --> 00:05:42,200 はっ… 。 67 00:05:48,710 --> 00:05:52,480 い… 今のどうやってやったの? 68 00:05:52,480 --> 00:05:57,480 ディスタブ・マジックという魔術です。知りませんか? 69 00:05:57,480 --> 00:06:02,490 《まずいもしかして先輩のメンツを潰してしまっただろうか》 70 00:06:07,990 --> 00:06:09,990 おっ… 。 71 00:06:09,990 --> 00:06:12,000 ありがとうございます先輩。 72 00:06:12,000 --> 00:06:16,000 新入生である僕に花を持たせてくださったんですね。 73 00:06:16,000 --> 00:06:18,000 えっ? 74 00:06:20,000 --> 00:06:22,010 《やわらかい… 。 75 00:06:22,010 --> 00:06:24,510 剣とか持ったことがないんだろうか》 76 00:06:27,680 --> 00:06:32,780 本日のお礼は後日きっちりとさせていただきます。 77 00:06:35,190 --> 00:06:39,860 《というわけで俺は魔法大学の寮で暮らすこととなった。 78 00:06:39,860 --> 00:06:42,860 特別生のことについて詳しい説明も受けた。 79 00:06:42,860 --> 00:06:48,030 基本的に特別生は学費免除。場合によっては授業も免除。 80 00:06:48,030 --> 00:06:51,130 月に一度のホームルームにさえ出席すれば➡ 81 00:06:51,130 --> 00:06:54,300 基本的に校内で何をするのも自由。 82 00:06:54,300 --> 00:06:57,310 ただし敷地外での出来事に関しては➡ 83 00:06:57,310 --> 00:06:59,480 自己責任… だそうだ。 84 00:06:59,480 --> 00:07:01,480 「生徒」と名は付いているが➡ 85 00:07:01,480 --> 00:07:03,780 研究員に近いのかもしれない》 86 00:07:09,490 --> 00:07:11,990 どう似合います? 87 00:07:11,990 --> 00:07:16,490 スカートを短く改造すれば男が釣りやすいかもしれませんよ。 88 00:07:16,490 --> 00:07:19,160 ギリギリでパンツが見えないぐらいの。 89 00:07:19,160 --> 00:07:22,000 でもそれだと寒いんじゃありませんの? 90 00:07:22,000 --> 00:07:25,670 太ももまである靴下をはけばいいじゃないですか。 91 00:07:25,670 --> 00:07:30,840 なるほどさすがルーデウス。天才ですわね。 92 00:07:30,840 --> 00:07:35,180 生徒会長より新入生への言葉。 93 00:07:39,020 --> 00:07:41,180 あれがアリエル様じゃないの? 94 00:07:41,180 --> 00:07:44,690 じゃああっちのは無言のフィッツ? 95 00:07:44,690 --> 00:07:47,690 キャー!ルーク様よ。 96 00:07:47,690 --> 00:07:50,030 あらあれってこの間➡ 97 00:07:50,030 --> 00:07:52,630 ルーデウスが泣かせた子じゃありませんの。 98 00:07:52,630 --> 00:07:55,300 別に泣かせてはいませんよ。 99 00:07:55,300 --> 00:07:58,800 静まれ!アリエル様がお話しになる。 100 00:07:58,800 --> 00:08:00,800 あらいい男。 101 00:08:00,800 --> 00:08:03,470 《なんかあいつパウロに似てるな》 102 00:08:03,470 --> 00:08:06,810 どうぞアリエル様。 103 00:08:06,810 --> 00:08:09,650 私はアリエル・アネモイ・アスラ。 104 00:08:09,650 --> 00:08:15,650 アスラ王国第二王女にして魔法大学の生徒会を束ねる者です。 105 00:08:15,650 --> 00:08:21,490 あなた方は世界中各地からこのラノア魔法大学に集まりました。 106 00:08:21,490 --> 00:08:28,160 そこには人族や魔族や獣族などさまざまな種族が存在しています。 107 00:08:28,160 --> 00:08:32,170 言葉の壁や文化の違いに戸惑う方もいるでしょう。 108 00:08:32,170 --> 00:08:34,670 ですが種族が違うから➡ 109 00:08:34,670 --> 00:08:37,170 言葉が違うからといって忌避したり➡ 110 00:08:37,170 --> 00:08:40,340 ましてや差別したりなどはもってのほかです。 111 00:08:40,340 --> 00:08:42,350 ここは故郷とは違う… 。 112 00:08:42,350 --> 00:08:46,850 《ルールは守りましょう。人の嫌がることはやめましょう。 113 00:08:46,850 --> 00:08:49,350 なんていうのはよくある言葉だ。 114 00:08:49,350 --> 00:08:52,120 普通そんな話を聞かされたら➡ 115 00:08:52,120 --> 00:08:57,790 ただの退屈な集会で終わるんだがあれがカリスマってやつか》 116 00:08:57,790 --> 00:09:00,960 ようこそラノア魔法大学へ。 117 00:09:00,960 --> 00:09:04,130 ではよき学生生活を。 118 00:09:13,140 --> 00:09:17,980 《しまったあの先輩に試験のお礼をするのを忘れていた。 119 00:09:17,980 --> 00:09:20,680 もしかして根に持っているのか?》 120 00:09:29,490 --> 00:09:31,490 失礼します。 121 00:09:45,680 --> 00:09:49,010 あ~。 122 00:09:49,010 --> 00:09:57,020 し… 師匠~! 123 00:09:57,020 --> 00:09:59,690 師匠!余のことをお忘れですか? 124 00:09:59,690 --> 00:10:01,690 ザノバでございます! 125 00:10:01,690 --> 00:10:05,190 ああ覚えていますよ我が弟子よ。 126 00:10:05,190 --> 00:10:09,200 怖いから放してください。お元気でしたか?師匠! 127 00:10:09,200 --> 00:10:12,300 殿下もお元気そうで何よりです。 128 00:10:14,700 --> 00:10:16,710 気に食わないニャ。 129 00:10:16,710 --> 00:10:18,710 《ニャ?》 130 00:10:18,710 --> 00:10:22,710 リニア殿このお方は以前話していた余の師匠で。 131 00:10:22,710 --> 00:10:25,050 そいつ連れてこいニャ。 132 00:10:25,050 --> 00:10:29,050 《なんだろう… もしかしてこいつイジメられてるのか? 133 00:10:29,050 --> 00:10:31,890 ザノバってかなり強かったはずだよな》 134 00:10:31,890 --> 00:10:36,230 どうもはじめまして。ルーデウス・グレイラットです。 135 00:10:36,230 --> 00:10:38,230 本日からお世話になります。 136 00:10:38,230 --> 00:10:41,900 《なんにせよこういう相手は下手に出るにかぎる。 137 00:10:41,900 --> 00:10:45,740 そして極力関わらないようにするのだ》 138 00:10:45,740 --> 00:10:48,910 お~素直なやつは嫌いじゃニャい。 139 00:10:48,910 --> 00:10:52,510 あちしはリニア・デドルディア。5年生だニャ。 140 00:10:52,510 --> 00:10:56,510 こう見えても大森林ドルディアの里の戦士長➡ 141 00:10:56,510 --> 00:10:58,850 ギュエスの娘だニャ。 142 00:10:58,850 --> 00:11:01,850 《やっぱりドルディア族だったらしい。 143 00:11:01,850 --> 00:11:04,020 しかもギュエスの娘。 144 00:11:04,020 --> 00:11:07,190 そういえば長女のほうは留学中って話だったが➡ 145 00:11:07,190 --> 00:11:10,030 ここだったのか。懐かしいな。 146 00:11:10,030 --> 00:11:12,860 水色か》 147 00:11:12,860 --> 00:11:16,700 臭い。 148 00:11:16,700 --> 00:11:19,540 失礼。先輩のお名前を➡ 149 00:11:19,540 --> 00:11:22,210 聞かせてもらってもよろしいですか? 150 00:11:22,210 --> 00:11:26,540 プルセナなの。リニアとだいたい同じなの。 151 00:11:26,540 --> 00:11:29,210 プルセナさん!いい名前ですね! 152 00:11:29,210 --> 00:11:31,210 よろしくお願いします。 153 00:11:31,210 --> 00:11:33,220 ヌーニなの。 154 00:11:41,060 --> 00:11:45,060 おい。はいなんでしょうか? 155 00:11:45,060 --> 00:11:47,730 お前さっきルーデウスって言ったか? 156 00:11:47,730 --> 00:11:51,000 はいルーデウス・グレイラットと申します。 157 00:11:51,000 --> 00:11:54,000 以後お見知りおきを先輩。 158 00:11:54,000 --> 00:11:58,170 クリフ・グリモル。天才魔術師だ。 159 00:11:58,170 --> 00:12:01,010 《自分で天才って言っちゃうのか。 160 00:12:01,010 --> 00:12:03,180 恥ずかしくないのだろうか》 161 00:12:03,180 --> 00:12:07,850 2年だがすでに攻撃魔術は全属性上級まで習得した。 162 00:12:07,850 --> 00:12:10,690 治癒も解毒も神撃も上級だ。 163 00:12:10,690 --> 00:12:14,690 結界は初級だがすぐ中級になる。 164 00:12:14,690 --> 00:12:17,690 それは本当にすごいですね。 165 00:12:17,690 --> 00:12:20,030 チッ調子に乗るなよ。 166 00:12:20,030 --> 00:12:24,030 お前は魔術だけじゃなく剣術も使うんだろ? 167 00:12:24,030 --> 00:12:27,870 ええまぁたしなむ程度ですが。 168 00:12:27,870 --> 00:12:32,210 誰から聞いたんですか?僕が剣術を使えるって。 169 00:12:32,210 --> 00:12:35,210 エリスさんだ。 170 00:12:35,210 --> 00:12:38,550 エリス… 。 171 00:12:38,550 --> 00:12:42,890 彼女もこの学校に?はぁ?いるわけないだろ。 172 00:12:42,890 --> 00:12:45,720 《そりゃそうかあのエリスが➡ 173 00:12:45,720 --> 00:12:48,890 今更学校なんて行くはずないもんな》 174 00:12:48,890 --> 00:12:52,330 えっと彼女とどこで会ったんですか? 175 00:12:52,330 --> 00:12:54,330 フン。 176 00:12:57,330 --> 00:12:59,500 あとはサイレント殿ですか。 177 00:12:59,500 --> 00:13:02,000 ただ今日は来るかどうか。 178 00:13:02,000 --> 00:13:05,510 授業に出てないんですか?はい。 179 00:13:05,510 --> 00:13:09,510 彼女は授業も月1のホームルームも免除されておりまして。 180 00:13:09,510 --> 00:13:13,350 ふだんは自分の研究室にこもっているようです。 181 00:13:13,350 --> 00:13:17,850 特別生ですしやっぱりすごい人なんでしょうかね。 182 00:13:17,850 --> 00:13:19,860 用事があれば出てくるので➡ 183 00:13:19,860 --> 00:13:23,260 いずれ師匠も顔を見るときがくるでしょう。 184 00:13:25,860 --> 00:13:29,070 このあとどこ行く?え~宿題残ってる… 。 185 00:13:33,540 --> 00:13:42,040 ♬~ 186 00:13:42,040 --> 00:13:44,050 お~! 187 00:13:48,220 --> 00:13:52,990 《さてヒトガミによれば俺のあれがビッグになるには➡ 188 00:13:52,990 --> 00:13:57,290 フィットア領の転移事件について調べろって話だったが… 》 189 00:14:02,160 --> 00:14:05,270 《どこから手をつけていいのやら》 190 00:14:09,670 --> 00:14:11,770 あっ… 。んっ? 191 00:14:13,840 --> 00:14:16,850 先日は申し訳ありませんでした。 192 00:14:16,850 --> 00:14:18,850 僕の浅はかな行動で➡ 193 00:14:18,850 --> 00:14:21,350 先輩の顔を潰すようなことになってしまいました。 194 00:14:21,350 --> 00:14:23,850 いずれ菓子折りでも持って挨拶にでも… 。 195 00:14:23,850 --> 00:14:27,020 い… いいよ。頭を上げてル… 。 196 00:14:27,020 --> 00:14:30,190 えっとルーデウスくんだっけ? 197 00:14:30,190 --> 00:14:34,030 君はここで何を?少々調べ物を。 198 00:14:34,030 --> 00:14:37,030 何について?転移事件です。 199 00:14:37,030 --> 00:14:40,040 転移事件を?なんで? 200 00:14:40,040 --> 00:14:43,540 僕もアスラ王国のフィットア領に住んでいましてね➡ 201 00:14:43,540 --> 00:14:46,540 例の転移事件で魔大陸まで飛ばされました。 202 00:14:46,540 --> 00:14:48,880 魔大陸? 203 00:14:48,880 --> 00:14:52,480 ええ帰ってくるのに3年もかかりました。 204 00:14:52,480 --> 00:14:55,150 その間に家族は見つかったようですが➡ 205 00:14:55,150 --> 00:14:58,820 まだ幼なじみが一人どこにいるかわからないんです。 206 00:14:58,820 --> 00:15:02,830 もしかしてそれを調べるためにこの学校に? 207 00:15:02,830 --> 00:15:04,990 そうです。 208 00:15:04,990 --> 00:15:08,830 《まさかエレクティル・ディスファンクションを治療するためとは言えない。 209 00:15:08,830 --> 00:15:13,840 もっとも転移事件について調べたいというのもウソではない》 210 00:15:13,840 --> 00:15:17,340 そっかやっぱりすごいや。 211 00:15:17,340 --> 00:15:20,680 僕はもう行くよ。ルーデウスくんまたね。 212 00:15:20,680 --> 00:15:22,980 あっはいまた。 213 00:15:25,010 --> 00:15:28,180 あっそうだ。転移についてなら➡ 214 00:15:28,180 --> 00:15:31,850 アニマス著の『転移の迷宮探索記』を読むといいよ。 215 00:15:31,850 --> 00:15:35,520 物語形式だけどわかりやすく書いてあるから。 216 00:15:35,520 --> 00:15:39,200 ありがとうございます。 217 00:15:39,200 --> 00:15:42,700 《優しい!試験であんなことがあったのに➡ 218 00:15:42,700 --> 00:15:44,700 根に持ってないなんて。 219 00:15:44,700 --> 00:15:49,710 サングラスで誤解していたが実はいい人なのかもしれない》 220 00:15:49,710 --> 00:15:52,140 殿下は留学されてきたんですね。 221 00:15:52,140 --> 00:15:56,480 はい日々を土魔術の訓練に費やしております。 222 00:15:56,480 --> 00:15:58,810 そうですか。では落ち着いたら➡ 223 00:15:58,810 --> 00:16:02,320 一緒に人形を作りましょう。はい! 224 00:16:02,320 --> 00:16:06,490 あっとこの学校だと殿下が先輩になるんですね。 225 00:16:06,490 --> 00:16:10,490 ハハ!殿下や先輩などとは呼ばないでください。 226 00:16:10,490 --> 00:16:14,830 どうかザノバと呼び捨てに。師匠は余の師匠ですゆえ。 227 00:16:14,830 --> 00:16:18,170 ザノバ。はい師匠! 228 00:16:22,340 --> 00:16:24,340 お前。えっ? 229 00:16:24,340 --> 00:16:28,010 たしかフィッツの… 。 230 00:16:28,010 --> 00:16:31,010 はじめましてルーデウス・グレイラットです。 231 00:16:31,010 --> 00:16:33,350 本日からこの学校でお世話になります。 232 00:16:33,350 --> 00:16:35,350 よろしくお願いします先輩。 233 00:16:35,350 --> 00:16:40,860 ああ知ってるよフィッツから聞いた。物忘れが激しいらしいな。 234 00:16:40,860 --> 00:16:45,030 《物忘れ?俺が何を忘れているというのだ》 235 00:16:45,030 --> 00:16:48,360 でお前は俺の名前知ってるのか? 236 00:16:48,360 --> 00:16:50,470 す… すいません。 237 00:16:50,470 --> 00:16:53,640 よろしければお名前を聞かせてもらえますか? 238 00:16:53,640 --> 00:16:59,640 そうか眼中にないかそうだよな。いえそんなことは。 239 00:16:59,640 --> 00:17:02,140 ルーク・ノトス・グレイラットだ。 240 00:17:02,140 --> 00:17:04,150 グレイラット… 。 241 00:17:04,150 --> 00:17:07,150 《ノトスってたしかパウロの実家の… 。 242 00:17:07,150 --> 00:17:09,990 ってことはあいつ俺のいとこか》 243 00:17:09,990 --> 00:17:11,990 フン! 244 00:17:11,990 --> 00:17:15,320 やつはアスラ王国の上級貴族です。 245 00:17:15,320 --> 00:17:17,330 一応は生徒ですが➡ 246 00:17:17,330 --> 00:17:21,660 学園に来た目的はアリエル王女の護衛ですな。 247 00:17:21,660 --> 00:17:25,000 アリエル王女ってアスラの第二王女ですよね。 248 00:17:25,000 --> 00:17:27,000 なぜこんな所に? 249 00:17:27,000 --> 00:17:30,670 なんでも王位継承争いに敗れたとかで➡ 250 00:17:30,670 --> 00:17:33,840 留学を名目に逃げてきたそうです。 251 00:17:33,840 --> 00:17:39,010 その彼女を守るのが先ほどの守護騎士ルーク・ノトス・グレイラット。 252 00:17:39,010 --> 00:17:44,190 なんでも万が一王位継承争いに復帰したときの保険だとか。 253 00:17:44,190 --> 00:17:47,520 そしてもう一人の護衛が無言のフィッツ。 254 00:17:47,520 --> 00:17:50,030 彼は凄腕の無詠唱術師ですが➡ 255 00:17:50,030 --> 00:17:54,630 白髪のエルフということ以外は一切わかりません。 256 00:17:54,630 --> 00:17:56,630 ふ~ん… 。 257 00:18:00,640 --> 00:18:03,970 《あのあと再び図書館で本を読んでいたら➡ 258 00:18:03,970 --> 00:18:06,140 すっかり遅くなってしまった。 259 00:18:06,140 --> 00:18:10,810 調べ物をするにしても次からはノートくらい用意しないとだな》 260 00:18:10,810 --> 00:18:13,480 おっ… 。 261 00:18:13,480 --> 00:18:15,680 んっ? 262 00:18:18,990 --> 00:18:22,320 《白い。だが雪ではない》 263 00:18:22,320 --> 00:18:24,830 お~。 264 00:18:24,830 --> 00:18:29,170 《おパンティじゃん!》 265 00:18:29,170 --> 00:18:32,500 えっと落としましたよ… 。キャー! 266 00:18:32,500 --> 00:18:35,000 下着泥棒!えっ!? 267 00:18:41,680 --> 00:18:43,980 あぁえっとあの… 。 268 00:18:47,180 --> 00:18:49,190 フン! 269 00:18:51,950 --> 00:18:54,460 変態のクズが! 270 00:18:54,460 --> 00:18:57,790 ちょっと待ってください。僕は何もしていません。 271 00:18:57,790 --> 00:18:59,800 何もしていない? 272 00:18:59,800 --> 00:19:02,630 じゃあその手に持っているのはなんなんだい? 273 00:19:02,630 --> 00:19:05,630 それアリエル様の下着じゃないか。 274 00:19:05,630 --> 00:19:07,640 いくら姫様に憧れてるからって➡ 275 00:19:07,640 --> 00:19:11,310 こんな時間に堂々と!恥を知りな! 276 00:19:11,310 --> 00:19:13,310 そうよ!変態! 277 00:19:13,310 --> 00:19:15,310 死ね! 278 00:19:15,310 --> 00:19:17,310 ほらこっちに来な! 279 00:19:17,310 --> 00:19:19,320 二度とこんなことができないように➡ 280 00:19:19,320 --> 00:19:21,820 後悔させてやっから。えっちょ… 。 281 00:19:21,820 --> 00:19:23,820 待って! 282 00:19:23,820 --> 00:19:25,820 ハァハァ… 。 283 00:19:25,820 --> 00:19:29,160 ごめんその下着僕が干そうとして➡ 284 00:19:29,160 --> 00:19:32,490 落としちゃったんだ。彼は拾ってくれただけなんだよ。 285 00:19:32,490 --> 00:19:36,500 フン!もしそうだとしても放すことはできないね。 286 00:19:36,500 --> 00:19:39,840 こいつはこんな時間にこんな所を歩いていたんだ。 287 00:19:39,840 --> 00:19:43,340 日没後この道は女子しか通っちゃいけないって➡ 288 00:19:43,340 --> 00:19:46,340 決まってるのにね。そ… そうなんですか? 289 00:19:46,340 --> 00:19:50,680 彼はまだ新入生で寮の細かいルールを知らないんだ。 290 00:19:50,680 --> 00:19:54,180 見逃してあげてほしい。あの無口なフィッツ様が➡ 291 00:19:54,180 --> 00:19:57,690 ここまで弁護してるんだ。本当のことなんだろうよ。 292 00:19:57,690 --> 00:20:01,020 けどそれとこれとは別の話だよ! 293 00:20:01,020 --> 00:20:04,030 こいつが寮の決まりを破ったのは事実だから➡ 294 00:20:04,030 --> 00:20:07,530 見せしめとして罰は受けてもら… うっ!? 295 00:20:07,530 --> 00:20:09,870 彼は悪くないと言っているだろう。 296 00:20:09,870 --> 00:20:12,200 いいからその手を放せ。 297 00:20:12,200 --> 00:20:14,370 フィ… フィッツ様? 298 00:20:14,370 --> 00:20:20,210 それともここにいる全員医務室送りになりたいのか? 299 00:20:20,210 --> 00:20:24,550 チッわかったよ。 300 00:20:24,550 --> 00:20:27,350 次は容赦しないからね! 301 00:20:32,890 --> 00:20:38,790 ふぅ… まったくゴリアーデさんは人の話を聞かないんだから。 302 00:20:49,740 --> 00:20:54,180 ごめん僕が下着を落としたからこんなことになっちゃって。 303 00:20:54,180 --> 00:20:59,520 いいえ先輩は悪くありません。助かりました。 304 00:20:59,520 --> 00:21:03,190 先輩が助けてくれなければどうなることかと。 305 00:21:03,190 --> 00:21:06,690 いいんだよ当然のことをしたまでだから。 306 00:21:06,690 --> 00:21:11,030 《当然のこと… か。試験のこともあったのに➡ 307 00:21:11,030 --> 00:21:13,530 公平な立場で俺の味方をしてくれて。 308 00:21:13,530 --> 00:21:15,530 なんて人格者だ》 309 00:21:15,530 --> 00:21:17,700 先輩… 。 310 00:21:17,700 --> 00:21:19,700 《そうだフィッツ先輩と➡ 311 00:21:19,700 --> 00:21:22,710 敬意を込めてそう呼ばせてもらおう》 312 00:21:24,710 --> 00:21:29,380 フィッツ先輩本当にありがとうございました。 313 00:21:29,380 --> 00:21:31,550 フフッ。 314 00:21:31,550 --> 00:21:35,220 フフフ… ルーデウスくんにお礼を言われるなんて➡ 315 00:21:35,220 --> 00:21:37,720 おかしな感じだね。えっ? 316 00:21:37,720 --> 00:21:39,720 どうしてそう思うんですか? 317 00:21:41,720 --> 00:21:44,530 う~ん… 。 318 00:21:50,170 --> 00:21:52,170 ないしょ。 319 00:21:54,170 --> 00:21:56,170 あっ… 。