1 00:00:08,680 --> 00:00:12,588 んっ… ん~。 2 00:00:23,210 --> 00:00:25,614 ふぅ… 。 3 00:00:31,226 --> 00:00:33,430 よし! 4 00:00:36,736 --> 00:00:40,144 っと… 忘れちゃいけない。 5 00:00:48,093 --> 00:00:51,099 《ラノア魔法大学学生寮。 6 00:00:51,099 --> 00:00:54,205 僕は今ここで暮らしている》 7 00:00:56,776 --> 00:01:01,720 《僕の一日の始まりは魔法都市シャリーアの町なかを➡ 8 00:01:01,720 --> 00:01:06,563 もう走れないと思える瞬間まで走り続けることだ。 9 00:01:06,563 --> 00:01:10,070 そうすることで町の地理に詳しくなるし➡ 10 00:01:10,070 --> 00:01:13,744 常に自分の限界を知ることもできる。 11 00:01:13,744 --> 00:01:17,918 このやり方は誰に教えられたわけではない。 12 00:01:17,918 --> 00:01:20,924 でもルディが僕の立場だったら➡ 13 00:01:20,924 --> 00:01:23,764 きっとこうするんじゃないかなと思う。 14 00:01:23,764 --> 00:01:25,768 授業は退屈だ。 15 00:01:25,768 --> 00:01:28,940 大半はルディに習ったことの復習。 16 00:01:28,940 --> 00:01:33,283 ルディがいかに魔術に関して詳しかったのかがわかる》 17 00:01:33,283 --> 00:01:35,287 んっ… 。あの魔術は➡ 18 00:01:35,287 --> 00:01:37,458 どういう原理なんですか? 19 00:01:37,458 --> 00:01:41,466 あれはたき火で真っ赤にした石を鍋に入れると➡ 20 00:01:41,466 --> 00:01:44,138 すぐにお湯が沸くじゃないですか。 21 00:01:44,138 --> 00:01:47,144 それと同じですね。なるほど。 22 00:01:47,144 --> 00:01:50,150 《シルフィ:お姫様は勉強熱心だ。 23 00:01:50,150 --> 00:01:53,490 僕はそんなふうに一生懸命で前向きな人が➡ 24 00:01:53,490 --> 00:01:55,494 好きなんだと思う。 25 00:01:55,494 --> 00:01:58,166 それはルディのせいなのかな》 26 00:02:00,104 --> 00:02:03,276 へ~こんな道があったのですね。 27 00:02:03,276 --> 00:02:06,783 服屋さんに行くならここが近道かと。 28 00:02:06,783 --> 00:02:11,292 利便性は悪いですがしかし風情がありますね。 29 00:02:11,292 --> 00:02:14,632 初期のころに造られた町の名残でしょうね。 30 00:02:14,632 --> 00:02:18,140 シャリーアは他国からの侵攻を受けやすいので➡ 31 00:02:18,140 --> 00:02:20,477 複雑に造ったのだそうですよ。 32 00:02:20,477 --> 00:02:24,819 おや?ルークは授業を真面目に受けていないと思いましたが➡ 33 00:02:24,819 --> 00:02:26,823 ちゃんと聞いていたのですね。 34 00:02:26,823 --> 00:02:29,662 先日デートした子からの受け売りです。 35 00:02:29,662 --> 00:02:32,668 遊びすぎて後ろから刺されないように。 36 00:02:32,668 --> 00:02:37,011 しかたありませんよ。自分もノトスの人間ですので。 37 00:02:37,011 --> 00:02:39,682 《ノトスの人間… か。 38 00:02:39,682 --> 00:02:43,023 そういえばルディもそうなんだっけ。 39 00:02:43,023 --> 00:02:46,029 やっぱり女の子が好きなんだろうな。 40 00:02:46,029 --> 00:02:51,039 誰かと結婚したら他の女の子にも手を出すのかな。 41 00:02:51,039 --> 00:02:55,547 出すんだろうな。ルディのお父さんもそうだったし》 42 00:02:55,547 --> 00:02:58,854 はぁ… 。んっ? 43 00:03:04,832 --> 00:03:07,738 ルディ… か… 。 44 00:03:09,675 --> 00:03:14,852 なんか最近ルディのことばっかり考えてるな… 。 45 00:03:14,852 --> 00:03:18,760 僕ルディとどうなりたいんだろう。 46 00:03:27,211 --> 00:03:29,515 あっ! 47 00:03:36,562 --> 00:03:38,566 どうしよう… 。 48 00:05:13,742 --> 00:05:17,082 《ジュリが来てから1か月が過ぎた。 49 00:05:17,082 --> 00:05:21,591 俺が実験と称してジュリにさせている修業。 50 00:05:21,591 --> 00:05:25,599 一日の初めに一度だけ詠唱で魔術を行使させ➡ 51 00:05:25,599 --> 00:05:29,440 そこからはひたすら無詠唱で土弾を作らせる。 52 00:05:29,440 --> 00:05:33,615 ザノバはそんなことで無詠唱魔術が使えるわけがないと➡ 53 00:05:33,615 --> 00:05:37,122 思っているようだが… 。 54 00:05:37,122 --> 00:05:40,796 たった1か月で成功してみせた。 55 00:05:40,796 --> 00:05:45,473 人間語も最初から片言でなら理解できていた。 56 00:05:45,473 --> 00:05:47,477 ジュリはよく気の利く子だし➡ 57 00:05:47,477 --> 00:05:50,583 人形にしか興味がないと思っていたザノバも➡ 58 00:05:50,583 --> 00:05:54,591 彼女の面倒を本当によく見ている。 59 00:05:54,591 --> 00:05:57,263 本来なら購入した奴隷には➡ 60 00:05:57,263 --> 00:06:01,271 逃げられないように焼き印あるいは特殊な魔術印などを➡ 61 00:06:01,271 --> 00:06:04,777 施すのが普通だがジュリは奴隷ではなく➡ 62 00:06:04,777 --> 00:06:06,781 あくまで俺の弟子。 63 00:06:06,781 --> 00:06:10,789 そしてザノバの妹弟子だ。 64 00:06:10,789 --> 00:06:14,129 そんなある日事件は起きた》 65 00:06:14,129 --> 00:06:16,635 いいかジュリ。情熱なくして➡ 66 00:06:16,635 --> 00:06:18,805 大業は成せぬ。 67 00:06:18,805 --> 00:06:21,143 師匠の人形造形のすばらしさについて➡ 68 00:06:21,143 --> 00:06:25,486 一番弟子であるこのザノバが語って進ぜよう。 69 00:06:25,486 --> 00:06:29,827 さてこよいはルイジェルド人形だ。 70 00:06:29,827 --> 00:06:32,333 いつ見てもすばらしい。 71 00:06:32,333 --> 00:06:35,673 恐ろしさと力強さのこもった戦士。 72 00:06:35,673 --> 00:06:40,181 この人形造形の最大の特徴はなんといってもこのたたずまい。 73 00:06:40,181 --> 00:06:42,520 そういえばロキシー人形のほうは➡ 74 00:06:42,520 --> 00:06:46,193 どうしたんですか?御仁がこ… 。 75 00:06:46,193 --> 00:06:49,801 そっ… そっ… それは… シーローン王国に置いてき… 。 76 00:06:49,801 --> 00:06:52,138 《ウソだな》 77 00:06:52,138 --> 00:06:55,144 うっうっうっ… 。 78 00:06:55,144 --> 00:06:57,817 実はあるにはあるのですが… 。 79 00:06:57,817 --> 00:07:00,990 あるんですか?久しぶりに見たいので➡ 80 00:07:00,990 --> 00:07:02,994 出してもらっていいですか? 81 00:07:02,994 --> 00:07:08,839 はぁ… はぁ… はぁ… 。 82 00:07:08,839 --> 00:07:11,010 あっ… 。 83 00:07:11,010 --> 00:07:14,517 おいなんだ?これは。 84 00:07:14,517 --> 00:07:18,190 はぁ… はぁ… 。 85 00:07:18,190 --> 00:07:20,863 どういうことだ?ザノバ。 86 00:07:20,863 --> 00:07:26,875 お前俺が… おいどうなってんだ?こりゃ。 87 00:07:26,875 --> 00:07:30,549 俺がどれだけ師匠に感謝し尊敬してるか➡ 88 00:07:30,549 --> 00:07:33,054 お前に言ってなかったか? 89 00:07:33,054 --> 00:07:35,559 この像を作るときに➡ 90 00:07:35,559 --> 00:07:38,230 どれだけ師匠への思いを込めてたか➡ 91 00:07:38,230 --> 00:07:42,406 お前知ってたんじゃなかったっけか? 92 00:07:42,406 --> 00:07:45,746 ヒッ!お前もしかして➡ 93 00:07:45,746 --> 00:07:48,250 ロキシーのことバカにしてるの? 94 00:07:48,250 --> 00:07:50,522 ねぇお前敵なの? 95 00:07:50,522 --> 00:07:52,860 ちちち… 違います! 96 00:07:52,860 --> 00:07:56,200 そ… それは… 決闘したときにその… 。 97 00:07:56,200 --> 00:07:58,538 決闘だぁ?はい。 98 00:07:58,538 --> 00:08:02,212 1年生のときリニアとプルセナに挑まれまして… 。 99 00:08:02,212 --> 00:08:05,218 あのドルディア族の娘たちか。 100 00:08:05,218 --> 00:08:10,228 決闘の際にお互いの大切なものを賭けたのです。 101 00:08:10,228 --> 00:08:12,566 それで余は… 。 102 00:08:12,566 --> 00:08:15,739 うっ… 。 103 00:08:15,739 --> 00:08:19,580 あぁ… 申し訳ありません… 。 104 00:08:19,580 --> 00:08:22,753 師匠… 。 105 00:08:28,598 --> 00:08:32,606 お前も悔しかったんだな。し… 師匠! 106 00:08:32,606 --> 00:08:35,445 ヒッ!そういうことがあったんなら➡ 107 00:08:35,445 --> 00:08:37,449 最初から言ってくれよ。 108 00:08:37,449 --> 00:08:41,457 そしたらあいつらにあんなにヘラヘラしなかったのに。 109 00:08:41,457 --> 00:08:45,131 《許せん。人が作ったものを奪ったうえで➡ 110 00:08:45,131 --> 00:08:48,805 わざわざ壊すとは。とんでもない暴挙だ。 111 00:08:48,805 --> 00:08:52,580 パソコンをバットで破壊するも同様の所業だ。 112 00:08:52,580 --> 00:08:56,754 あぁクソッ!あきれたやつらだ許しておけぬ!》 113 00:08:56,754 --> 00:08:59,594 彼女らに思い知らせてやりましょう。 114 00:08:59,594 --> 00:09:05,939 ヒッ… フッ!はい師匠! 115 00:09:05,939 --> 00:09:09,614 リニアがもたもたしてるからこんな時間になっちゃったの。 116 00:09:09,614 --> 00:09:12,118 何度もうるさいニャ~。 117 00:09:12,118 --> 00:09:14,122 あっ?んっ? 118 00:09:18,465 --> 00:09:21,638 何か用かニャ?お前ら。 119 00:09:21,638 --> 00:09:25,979 クンクン。リニアあいつらやる気みたいなの。 120 00:09:25,979 --> 00:09:28,818 ザノバお前恥ずかしくニャいのか? 121 00:09:28,818 --> 00:09:30,989 いつぞやの仕返しをするのに➡ 122 00:09:30,989 --> 00:09:34,830 そんなちっこい1年坊主を連れてくるニャんてニャあ。 123 00:09:34,830 --> 00:09:39,172 フン!むかっ!気に食わニャい態度だ。 124 00:09:39,172 --> 00:09:43,682 もう片方の人形もバラバラにされてえみたいだニャ。 125 00:09:43,682 --> 00:09:46,854 ぐぅ… 師匠ここは余が… 。 126 00:09:46,854 --> 00:09:49,527 あっ… 。いいじゃないですか。 127 00:09:49,527 --> 00:09:52,198 何も恥ずかしいことはありません。 128 00:09:52,198 --> 00:09:54,704 いつも2人でつるんでる彼女らのほうが➡ 129 00:09:54,704 --> 00:09:56,708 よっぽど恥ずかしい。 130 00:09:56,708 --> 00:09:59,045 なにせ群れなければ何もできないと➡ 131 00:09:59,045 --> 00:10:01,049 けんでんしているのですから。 132 00:10:01,049 --> 00:10:03,053 ニャんだと? 133 00:10:03,053 --> 00:10:06,561 てめえ新入り。あんま調子こいてんじゃニャーぞ。 134 00:10:06,561 --> 00:10:10,902 教室の隅で縮こまってりゃ見逃してやったが➡ 135 00:10:10,902 --> 00:10:14,209 あんまりでかい口たたくとぶっ殺すぞ。 136 00:10:16,246 --> 00:10:18,418 ほれわかったら散るニャ。 137 00:10:18,418 --> 00:10:23,093 あちしらはもうやんちゃを卒業した優等生だから忙しいニャ。 138 00:10:23,093 --> 00:10:26,099 けんかはよそでやるニャ。 139 00:10:26,099 --> 00:10:28,938 ニャーニャーうるさいんだよ。 140 00:10:28,938 --> 00:10:32,746 獣族はそんな下手くそな人間語しかしゃべれないのか? 141 00:10:36,621 --> 00:10:38,958 てめえ… 。 142 00:10:38,958 --> 00:10:42,131 裸にむいて水ぶっかけてやるニャ! 143 00:10:42,131 --> 00:10:46,139 もうリニアはすぐキレる。 144 00:10:46,139 --> 00:10:50,080 んっ… 。フカァー! 145 00:10:50,080 --> 00:10:52,586 ザノバプルセナだ。 146 00:10:52,586 --> 00:11:00,435 ♬~ 147 00:11:00,435 --> 00:11:04,108 ニャ… グエッ… 。 148 00:11:04,108 --> 00:11:06,447 ギニャン!? 149 00:11:06,447 --> 00:11:10,956 フン今日は白か。 150 00:11:10,956 --> 00:11:13,127 うぉ~! 151 00:11:13,127 --> 00:11:16,634 《投げキャラかよあいつ》 152 00:11:16,634 --> 00:11:18,638 わっ… 。 153 00:11:18,638 --> 00:11:21,544 何?なんなの?ギャン!? 154 00:11:24,316 --> 00:11:26,320 よし来い。 155 00:11:30,328 --> 00:11:32,332 さすが師匠です。 156 00:11:32,332 --> 00:11:34,503 余の出番はありませんでしたな。 157 00:11:34,503 --> 00:11:37,509 いえ自分でも驚いています。 158 00:11:37,509 --> 00:11:39,847 《わりとあっけなかったな。 159 00:11:39,847 --> 00:11:44,356 もしかしてパウロとかエリスって相当強いのか?》 160 00:11:49,198 --> 00:11:51,304 おはようございます。 161 00:11:51,304 --> 00:11:55,144 うぅ… 。 162 00:11:55,144 --> 00:11:59,486 さて何から話しましょうか。 163 00:11:59,486 --> 00:12:02,326 ふむふむ。 164 00:12:02,326 --> 00:12:07,502 《この状況ならもしかしてあれが治るかもしれない》 165 00:12:07,502 --> 00:12:11,009 うっ… 。《いい感触だ。 166 00:12:11,009 --> 00:12:13,514 だが興奮は薄い。 167 00:12:13,514 --> 00:12:15,852 返ってくるはずの息子の歓喜の産声は➡ 168 00:12:15,852 --> 00:12:19,693 聞こえてこない。やはりダメか》 169 00:12:19,693 --> 00:12:23,368 んっ… 。師匠?そのような方向で➡ 170 00:12:23,368 --> 00:12:28,176 罰を与えるのですか?いえちょっとした実験です。 171 00:12:30,214 --> 00:12:33,388 さてあなた方どうしてこうなっているか➡ 172 00:12:33,388 --> 00:12:36,727 わかりますか? 173 00:12:36,727 --> 00:12:39,232 あなたには何もしてないはずなの。 174 00:12:39,232 --> 00:12:41,637 ほう何もしていない。 175 00:12:44,410 --> 00:12:47,248 それをやったのはあなた方ですね。 176 00:12:47,248 --> 00:12:50,855 うっ… この気持ち悪い人形がなんなの? 177 00:12:50,855 --> 00:12:55,030 それは我が神をかたどった人形です。 178 00:12:55,030 --> 00:12:57,034 か… 神? 179 00:12:57,034 --> 00:13:00,375 そうです。僕は彼女に助けられたことで➡ 180 00:13:00,375 --> 00:13:02,679 世界を知ることができました。 181 00:13:04,717 --> 00:13:06,721 なっなんなの?こ… これは… 。 182 00:13:06,721 --> 00:13:10,562 その人形は我が神の御姿です。 183 00:13:10,562 --> 00:13:15,405 あなた方はそれをバラバラに壊したのです。 184 00:13:15,405 --> 00:13:17,409 えっ… んっ… 。 185 00:13:17,409 --> 00:13:20,247 あぁ… 。 186 00:13:20,247 --> 00:13:22,753 うぅ… 。 187 00:13:22,753 --> 00:13:27,929 さぁ申し開きはありますか? 188 00:13:27,929 --> 00:13:31,102 ち… 違うの!踏んだのはリニアなの! 189 00:13:31,102 --> 00:13:33,441 私はやめようって言ったの! 190 00:13:33,441 --> 00:13:37,449 む~!《おもしろそうだ》 191 00:13:37,449 --> 00:13:39,620 気持ち悪いからいらニャいって言ったのは➡ 192 00:13:39,620 --> 00:13:42,459 プルセナニャ!でも踏んだのはリニアなの! 193 00:13:42,459 --> 00:13:45,298 足が滑ったのニャ!それにプルセナだって➡ 194 00:13:45,298 --> 00:13:47,302 最後に蹴っ飛ばしてバラバラにしたニャ! 195 00:13:47,302 --> 00:13:49,807 シャラップ!2人とも同罪です。 196 00:13:49,807 --> 00:13:53,414 罪には罰を与えねばなりません。 197 00:13:53,414 --> 00:13:57,422 とはいえ僕の宗派はまだできたばかりで➡ 198 00:13:57,422 --> 00:14:00,929 こうした場合の罰についてはまだ決まっていません。 199 00:14:00,929 --> 00:14:03,099 あ… あちしらに変なことしたら➡ 200 00:14:03,099 --> 00:14:05,438 父ちゃんとじいちゃんが黙ってないニャ! 201 00:14:05,438 --> 00:14:09,613 ギュエスさんですか?あっ思い出しました。 202 00:14:09,613 --> 00:14:11,951 彼にはえん罪をかけられましてね。 203 00:14:11,951 --> 00:14:15,458 聖獣様にふらちなまねを働いたということで➡ 204 00:14:15,458 --> 00:14:17,963 裸にむかれて冷水を浴びせられ➡ 205 00:14:17,963 --> 00:14:22,305 ろう屋の中に入れられたものです。あなた方もそうしましょうか? 206 00:14:22,305 --> 00:14:24,309 ニャッ!なっ! 207 00:14:24,309 --> 00:14:26,480 なんでもやるからそれだけはやめてくださいニャ! 208 00:14:26,480 --> 00:14:29,987 リニアはどうなってもいいの!だから私だけは助けるの! 209 00:14:29,987 --> 00:14:31,991 そうニャ!あちしはどうなってもいい… 。 210 00:14:31,991 --> 00:14:34,496 うえぇ!?ドルディア族は➡ 211 00:14:34,496 --> 00:14:37,001 信奉する聖獣様のこととなると➡ 212 00:14:37,001 --> 00:14:39,005 ひどいものでしたよ。 213 00:14:39,005 --> 00:14:42,177 証拠も何もないのに悪者だと決めつけて… 。 214 00:14:42,177 --> 00:14:45,017 だがあなたたちはえん罪でもなんでもない! 215 00:14:45,017 --> 00:14:49,860 お願いします。許してなの。もう二度としないの。 216 00:14:49,860 --> 00:14:52,131 《二度とあってたまるものか》 217 00:14:52,131 --> 00:14:54,303 許してほしいんだったらこの人形くっつけて➡ 218 00:14:54,303 --> 00:14:56,307 元どおりにしてくれよ! 219 00:14:56,307 --> 00:14:58,811 ロ・キ・シー!ロ・キ・シー! 220 00:14:58,811 --> 00:15:01,817 ロ・キ・シー!ロ・キ・シー!ロ・キ・シー!ロ・キ・シー! 221 00:15:01,817 --> 00:15:05,157 ロ・キ・シー!ロ・キ・シー! 222 00:15:05,157 --> 00:15:08,664 そうだ!師匠でも修復できないのだぞ! 223 00:15:08,664 --> 00:15:13,006 《んっ?いや別に修復できんわけではないぞ。 224 00:15:13,006 --> 00:15:17,181 パーツもそろってるし当時よりも俺の腕は上がっているし。 225 00:15:17,181 --> 00:15:20,187 そうだ直せるんだよな。 226 00:15:20,187 --> 00:15:23,295 う~ん。どうしたものか》 227 00:15:23,295 --> 00:15:26,700 ということがあったんです。 228 00:15:26,700 --> 00:15:28,704 ちょ… ちょっと待って。 229 00:15:28,704 --> 00:15:30,708 つまりその… 。 230 00:15:30,708 --> 00:15:35,217 ザノバくんと一緒に女の子を監禁してるってこと? 231 00:15:35,217 --> 00:15:38,391 《いかん少し誤解させてしまったようだ》 232 00:15:38,391 --> 00:15:41,397 部屋にはいますがエロいことはしてませんよ。 233 00:15:41,397 --> 00:15:45,070 そ… そうなの?せいぜい胸をもんだ程度です。 234 00:15:45,070 --> 00:15:47,742 む… 胸は触ったんだ… 。ええ。 235 00:15:47,742 --> 00:15:50,682 少し確かめることがありましたのでね。 236 00:15:50,682 --> 00:15:53,687 えっとじゃあそういう意味じゃなくて➡ 237 00:15:53,687 --> 00:15:56,360 触ったの?そういう意味ではないですね。 238 00:15:56,360 --> 00:15:58,364 そ… そっか。 239 00:15:58,364 --> 00:16:01,202 ともあれフィッツ先輩にはまた知恵を➡ 240 00:16:01,202 --> 00:16:04,376 貸していただきたいんです。こちらの気が晴れ➡ 241 00:16:04,376 --> 00:16:07,715 かつ恨まれずしかし復しゅうされない程度には➡ 242 00:16:07,715 --> 00:16:11,724 わからせるようなお仕置き。何かありませんか? 243 00:16:11,724 --> 00:16:16,065 難しい質問だね。う~ん… 。 244 00:16:16,065 --> 00:16:20,240 よし僕にいい考えがある。ほう。 245 00:16:20,240 --> 00:16:22,244 《そのセリフは死亡フラグだから➡ 246 00:16:22,244 --> 00:16:24,750 あまり言わないほうがいいと思うが… 。 247 00:16:24,750 --> 00:16:27,922 まぁいい》 248 00:16:27,922 --> 00:16:32,097 あっ… あぁ… 。あぁ… 。 249 00:16:32,097 --> 00:16:34,436 うぅ… 。 250 00:16:34,436 --> 00:16:37,107 せいぜい乱暴にするといいニャ。 251 00:16:37,107 --> 00:16:39,279 でも部屋で飼うのでも➡ 252 00:16:39,279 --> 00:16:41,950 せめて手かせは外してほしいニャ… 。 253 00:16:41,950 --> 00:16:44,121 動けないのはつらいニャ… 。 254 00:16:44,121 --> 00:16:46,793 逃げニャいからお願いします… 。 255 00:16:46,793 --> 00:16:50,902 いい子にするからごはんだけは食べさせてほしいの。 256 00:16:50,902 --> 00:16:53,407 夜中にほえたりしないの… 。 257 00:16:53,407 --> 00:16:55,912 かみついたりもしないの… 。 258 00:16:55,912 --> 00:17:00,922 お肉が食べたいの… おなかすいたの… 。 259 00:17:00,922 --> 00:17:04,629 ルーデウスくん。うん。 260 00:17:07,268 --> 00:17:10,374 うぅ… 。 261 00:17:14,449 --> 00:17:16,453 言うことを聞くといっても➡ 262 00:17:16,453 --> 00:17:18,624 子どもができるようなことは禁止ニャ。 263 00:17:18,624 --> 00:17:20,962 そういうのはきちんとおつきあいをして➡ 264 00:17:20,962 --> 00:17:23,968 結婚してそれからニャ。そうなの。 265 00:17:23,968 --> 00:17:27,809 でもたまにリニアのおっぱいを触るぐらいは許してあげるの。 266 00:17:27,809 --> 00:17:29,813 そうニャ。たまになら… 。 267 00:17:29,813 --> 00:17:32,485 ってなんであちし!?私のは高いの。 268 00:17:32,485 --> 00:17:36,326 高いお肉をくれればなの。あちしだって高いニャ! 269 00:17:36,326 --> 00:17:38,664 んっ? 270 00:17:38,664 --> 00:17:41,002 ボスそろそろ帰ってもいい? 271 00:17:41,002 --> 00:17:43,841 《なんだ?ボスって》おなかすいたの。 272 00:17:43,841 --> 00:17:46,680 部屋にある干し肉を食べに戻りたいの。 273 00:17:46,680 --> 00:17:50,788 そうニャ。昨日の夕方から飲まず食わずだったからニャあ。 274 00:17:50,788 --> 00:17:53,126 《なんだ?その言い方は》 275 00:17:53,126 --> 00:17:56,633 ちょっと反省が足りないね。 276 00:17:56,633 --> 00:18:00,641 フィッツ… 。お前は関係ないニャろ? 277 00:18:00,641 --> 00:18:02,645 そうなの。ヌーニなの。 278 00:18:02,645 --> 00:18:05,651 あっ… 。 279 00:18:05,651 --> 00:18:08,991 2人とも!そこにお座り! 280 00:18:08,991 --> 00:18:13,166 フィッツ先輩あれやっちゃってください。 281 00:18:13,166 --> 00:18:16,005 《いい考えというやつだ》 282 00:18:16,005 --> 00:18:18,344 うぅ… 。 283 00:18:18,344 --> 00:18:20,348 お~!ある部族が体に➡ 284 00:18:20,348 --> 00:18:23,019 文様を残すときに使う塗料を使ったんだ。 285 00:18:23,019 --> 00:18:27,027 特殊な詠唱をすれば一生跡になって残るやつ。 286 00:18:27,027 --> 00:18:29,532 フィッツお前覚えておくニャ。 287 00:18:29,532 --> 00:18:34,041 ヌーニなの。もしルーデウスくんに逆らったら➡ 288 00:18:34,041 --> 00:18:36,380 僕が魔術を発動させて➡ 289 00:18:36,380 --> 00:18:39,386 その入れ墨を一生残すからね。 290 00:18:39,386 --> 00:18:41,890 《フィッツ先輩もえぐいね》 291 00:18:41,890 --> 00:18:45,230 あしたは一日その顔で過ごすこと。 292 00:18:45,230 --> 00:18:47,735 そしたら消してあげるよ。 293 00:18:50,073 --> 00:18:53,847 ボスあちしの動きを目で追えるとか➡ 294 00:18:53,847 --> 00:18:57,355 どういう訓練してんだ?師匠の教えを守り➡ 295 00:18:57,355 --> 00:18:59,526 きちんと動いてるだけです。 296 00:18:59,526 --> 00:19:03,032 師匠は誰ニャんだ?え~っと… 。 297 00:19:03,032 --> 00:19:06,540 ギレーヌですかね。ギレーヌ? 298 00:19:06,540 --> 00:19:10,213 ドルディア族のギレーヌかニャ?剣王ギレーヌ。 299 00:19:10,213 --> 00:19:12,217 あっそうですね。 300 00:19:12,217 --> 00:19:15,558 《そうか。リニアがギュエスの娘ってことは➡ 301 00:19:15,558 --> 00:19:18,730 ギレーヌはリニアのおばさんになるんだな》 302 00:19:18,730 --> 00:19:20,734 ニャるほど。 303 00:19:20,734 --> 00:19:22,905 フッ。じゃあニャ。 304 00:19:22,905 --> 00:19:27,582 またねボス。人形のことはごめんなさいなの。 305 00:19:27,582 --> 00:19:30,921 やれやれ。ごめんルーデウスくん。 306 00:19:30,921 --> 00:19:33,427 調子に乗っちゃって。いえ。 307 00:19:33,427 --> 00:19:36,766 それより特殊な詠唱と言いましたが➡ 308 00:19:36,766 --> 00:19:40,941 もし知ってる人がいたら彼女ら困るんじゃないですか? 309 00:19:40,941 --> 00:19:43,280 えっ?あぁうん。 310 00:19:43,280 --> 00:19:45,951 あれウソだから。はい? 311 00:19:45,951 --> 00:19:49,626 あれはただの魔法陣用の安い塗料だよ。 312 00:19:49,626 --> 00:19:53,132 魔力流せば消えるやつ。 313 00:19:53,132 --> 00:19:55,971 あぁ… ハハ。 314 00:19:55,971 --> 00:19:59,979 ねぇずっと気になってたんだけどあれは何? 315 00:19:59,979 --> 00:20:04,322 ああ。我が宗派のご神体が入っています。 316 00:20:04,322 --> 00:20:07,662 あれルーデウスくんってミリス教徒じゃないんだ。 317 00:20:07,662 --> 00:20:09,999 ええロキシー教といい… 。ちょっとどんなのか見てもいい? 318 00:20:09,999 --> 00:20:12,338 開けないでください!ごめん。 319 00:20:12,338 --> 00:20:16,011 《さすがにフィッツ先輩には刺激が強すぎる!》 320 00:20:16,011 --> 00:20:19,686 他のものなら見てもいいですよ。 321 00:20:19,686 --> 00:20:24,862 ♬~ 322 00:20:24,862 --> 00:20:28,202 この枕ザラザラ音がするね。 323 00:20:28,202 --> 00:20:32,878 ちょっと寝転んでみてもいい?どうぞ。 324 00:20:32,878 --> 00:20:38,390 いい枕だね。《横になってもサングラスを外さない。 325 00:20:38,390 --> 00:20:43,567 ここでふと手を伸ばして外したらどうなるだろうか?》 326 00:20:43,567 --> 00:20:48,075 ♬~ 327 00:20:48,075 --> 00:20:53,019 見たい?えっ… 何を? 328 00:20:53,019 --> 00:20:55,357 僕の素顔。 329 00:20:55,357 --> 00:20:58,697 あっ… 見たい。 330 00:20:58,697 --> 00:21:11,890 ♬~ 331 00:21:11,890 --> 00:21:14,227 なっ… なんてね。 332 00:21:14,227 --> 00:21:17,568 悪いけどアリエル様の命令でね。 333 00:21:17,568 --> 00:21:20,239 僕は誰にも顔を見せちゃいけないんだ。 334 00:21:20,239 --> 00:21:22,411 そ… そうですか。 335 00:21:22,411 --> 00:21:24,749 無理に見ようとは思いません。 336 00:21:24,749 --> 00:21:27,253 そう言ってもらえると助かるよ。 337 00:21:27,253 --> 00:21:31,262 じゃ… じゃあそろそろアリエル様の所に行かないと。 338 00:21:31,262 --> 00:21:34,936 はいありがとうございました。どういたしまして。 339 00:21:34,936 --> 00:21:37,441 じゃあねルーデウスくん。 340 00:21:42,451 --> 00:21:44,455 はぁ… 。 341 00:21:44,455 --> 00:21:48,296 《もしあのままフィッツ先輩の顔を見てしまったら➡ 342 00:21:48,296 --> 00:21:50,734 どうなっていたのだろうか。 343 00:21:50,734 --> 00:21:53,740 なんだか取り返しのつかないことに➡ 344 00:21:53,740 --> 00:21:55,944 なっていた気がする》