1 00:00:01,969 --> 00:00:05,472 (小鳥の鳴き声) 2 00:00:19,820 --> 00:00:23,657 (ルーデウス)んっ…。 あっ…。 3 00:00:23,657 --> 00:00:28,829 (寝息) 4 00:00:28,829 --> 00:00:33,333 《前世の男:目の前に神がいた》 5 00:00:33,333 --> 00:00:35,636 おぉ…。 6 00:00:39,006 --> 00:00:42,509 《お釈迦様のように 優しく横たわる神。 7 00:00:42,509 --> 00:00:46,346 尊いお方であるからこそ 礼を欠かしてはならない》 8 00:00:46,346 --> 00:00:48,548 ヘヘヘ…。 9 00:00:53,687 --> 00:00:55,689 おぉ…! 10 00:00:55,689 --> 00:00:57,691 《くびれのない腰。 11 00:00:57,691 --> 00:01:00,460 幼すぎるのではないかと思える 肢体。 12 00:01:00,460 --> 00:01:04,131 胸に見えるのは 白毫ではないだろうか》 13 00:01:04,131 --> 00:01:07,968 (ロキシー)んっ…。 寒…。 14 00:01:07,968 --> 00:01:09,970 おぉ…。 15 00:01:09,970 --> 00:01:11,972 《お互い いろいろあったが➨ 16 00:01:11,972 --> 00:01:15,475 こうして ロキシーと結ばれたことが 俺はうれしい。 17 00:01:15,475 --> 00:01:19,313 っと いかん 朝は時間がないのだ。 起こさねば》 18 00:01:19,313 --> 00:01:22,816 ロキシー 起きてください。 朝ですよ。 19 00:01:22,816 --> 00:01:25,018 んっ…。 20 00:01:27,321 --> 00:01:31,158 おはようございます。 あっ! 21 00:01:31,158 --> 00:01:33,994 おはようございますぅ…。 22 00:01:33,994 --> 00:01:38,498 んっ! なんですか そんな残念そうな顔をして。 23 00:01:38,498 --> 00:01:41,168 いえ もっと明るい場所で➨ 24 00:01:41,168 --> 00:01:44,338 ロキシー師匠のお姿を じっくりと見てみたいと。 25 00:01:44,338 --> 00:01:47,507 んっ! もう…。 26 00:01:47,507 --> 00:01:50,677 早く行かないと きっと皆さん起きていますよ。 27 00:01:50,677 --> 00:01:54,081 フフッ… フッ はい! 28 00:02:01,455 --> 00:02:06,293 おはよう シルフィ。 (シルフィエット)おはよう ルディ。 29 00:02:06,293 --> 00:02:09,129 ルーシーは 今日も元気だよ。 30 00:02:09,129 --> 00:02:11,131 おはよう ルーシー。 31 00:02:11,131 --> 00:02:13,633 《心配性な俺とは裏腹に➨ 32 00:02:13,633 --> 00:02:16,470 ルーシーは すくすくと育っている。 33 00:02:16,470 --> 00:02:20,307 シルフィの産後も良好で 母子共に健康だ》 34 00:02:20,307 --> 00:02:22,643 今日も うちの子はかわいいなぁ。 35 00:02:22,643 --> 00:02:26,313 そうだねぇ なんでこんなに かわいいんだろうね。 36 00:02:26,313 --> 00:02:29,149 ママが かわいいからだろうねぇ。 37 00:02:29,149 --> 00:02:32,319 もう… ありがとう ルディ。 38 00:02:32,319 --> 00:02:35,155 あぁ…。 あっ! 39 00:02:35,155 --> 00:02:37,657 おはよう ロキシー。 あっ! 40 00:02:37,657 --> 00:02:41,495 あっ… おはようございます。 41 00:02:41,495 --> 00:02:43,997 えっと… ロキシー。 42 00:02:43,997 --> 00:02:46,166 昨日のルディ どうだった? うっ! 43 00:02:46,166 --> 00:02:49,836 あっ うっ その… よくしてもらいました。 44 00:02:49,836 --> 00:02:53,673 ルディも優しくしてくれ… って なんかすいません。 45 00:02:53,673 --> 00:02:55,842 フッ 謝ることはないよ。 46 00:02:55,842 --> 00:02:58,645 そうでしょうか。 そうだよ。 47 00:03:01,615 --> 00:03:05,452 おはよう ノルン。 (ノルン)おはようございます 兄さん。 48 00:03:05,452 --> 00:03:09,289 ルイジェルドさんのお話 また少し まとめたんですけど➨ 49 00:03:09,289 --> 00:03:12,459 読んでもらってもいいですか? もちろん。 50 00:03:12,459 --> 00:03:17,297 《スペルド族の名誉回復のために 俺が作ろうとしていた本は➨ 51 00:03:17,297 --> 00:03:19,966 今ではほとんど ノルンが書いている。 52 00:03:19,966 --> 00:03:23,637 まだ文章は拙いが 頑張って書いているようで➨ 53 00:03:23,637 --> 00:03:27,307 俺が書くより おもしろいものが 出来上がりそうだ》 54 00:03:27,307 --> 00:03:29,609 楽しみにしているな。 55 00:03:33,313 --> 00:03:35,482 おはよう 母さん。 56 00:03:35,482 --> 00:03:38,985 母さん 兄さんですよ。 57 00:03:42,155 --> 00:03:45,158 んっ。 フッ…。 58 00:03:45,158 --> 00:03:48,829 《シャリーアに戻ってきて 数か月たった今でも➨ 59 00:03:48,829 --> 00:03:51,498 ゼニスの記憶は戻らない。 60 00:03:51,498 --> 00:03:54,000 少しずつ変化は見られるが➨ 61 00:03:54,000 --> 00:03:58,004 今はまだ 様子を見るしかないだろう》 62 00:03:58,004 --> 00:04:01,274 (アイシャ)ご~はん~ ご~はん~! 63 00:04:01,274 --> 00:04:03,577 あっさ~ごはんだよ~! 64 00:04:05,946 --> 00:04:08,949 おはようございます お兄ちゃんに奥様! 65 00:04:08,949 --> 00:04:12,786 おはよう アイシャ。 今日の朝ごはんは何かな? 66 00:04:12,786 --> 00:04:16,456 今日の朝食は いつもと だいたい同じでございます! 67 00:04:16,456 --> 00:04:18,458 (リーリャ)アイシャ。 うっ! 68 00:04:18,458 --> 00:04:22,295 朝食の内容は面倒くさがらずに きちんと説明なさい。 69 00:04:22,295 --> 00:04:25,132 ヨコ豆とお芋のスープと麦パン。 70 00:04:25,132 --> 00:04:27,801 そして栄養たっぷりの 馬乳でございます! 71 00:04:27,801 --> 00:04:33,306 ルーデウス様 シルフィエット様 ロキシー様 おはようございます。 72 00:04:33,306 --> 00:04:35,642 おはようございます リーリャさん。 73 00:04:35,642 --> 00:04:38,645 《アイシャとリーリャさんは これまでと変わらず➨ 74 00:04:38,645 --> 00:04:41,481 メイドとして 家のことをやってくれている。 75 00:04:41,481 --> 00:04:44,818 アイシャが元気すぎて 叱られていることも多いが➨ 76 00:04:44,818 --> 00:04:47,654 なんだかんだ 2人とも楽しそうだ。 77 00:04:47,654 --> 00:04:50,991 一度は離れ離れになったけど➨ 78 00:04:50,991 --> 00:04:54,327 こうしてまた 家族一緒になることができた。 79 00:04:54,327 --> 00:04:57,831 今はそれだけで 俺はうれしい》 80 00:04:57,831 --> 00:05:00,534 では いただきます。 81 00:05:14,114 --> 00:05:18,118 (鳴き声) 82 00:05:24,124 --> 00:05:27,627 《俺とシルフィは 今日からまた学校に通う。 83 00:05:27,627 --> 00:05:30,297 しかも 俺たちだけじゃない》 84 00:05:30,297 --> 00:05:33,800 んっ どうかしましたか? 85 00:05:33,800 --> 00:05:36,803 いえ 何でも。 そうですか。 86 00:05:36,803 --> 00:05:38,805 ねぇ 学校のみんなには➨ 87 00:05:38,805 --> 00:05:42,475 もうロキシーの紹介は済んでいるの? ああ。 88 00:05:42,475 --> 00:05:46,313 ロキシー師匠を魔法大学の 教員として推薦したとき➨ 89 00:05:46,313 --> 00:05:50,483 施設の案内ついでに みんなに すばらしさを伝えておいたんだ! 90 00:05:50,483 --> 00:05:52,986 師匠はとにかく 崇高なお方だから➨ 91 00:05:52,986 --> 00:05:54,988 その尊さを知っておくことは➨ 92 00:05:54,988 --> 00:05:58,325 みんなの人生において プラスにしかならないからな。 93 00:05:58,325 --> 00:06:01,027 フンッ。 ルディらしいね。 94 00:06:02,929 --> 00:06:06,433 いろんな方に紹介していただいた のはうれしいんですが➨ 95 00:06:06,433 --> 00:06:09,936 ルディ 自分の師匠だったとは 言ってくれても➨ 96 00:06:09,936 --> 00:06:12,772 妻とは言って くれなかったんですよね…。 97 00:06:12,772 --> 00:06:15,442 あっ…! ルディ? 98 00:06:15,442 --> 00:06:17,944 ごっ ごめんよ ロキシー。 99 00:06:17,944 --> 00:06:22,782 あぁ マイ・スイートハート。 でも本当に愛しているんだ。 100 00:06:22,782 --> 00:06:26,620 んっ…。 あ… ありがとうございます。 101 00:06:26,620 --> 00:06:29,956 ねぇルディ ボクには言ってくれないの? 102 00:06:29,956 --> 00:06:33,126 もちろん シルフィだって愛しているよ。 103 00:06:33,126 --> 00:06:36,129 俺は2人とも! 104 00:06:36,129 --> 00:06:39,966 愛してる~! (生徒たち)おぉ~! 105 00:06:39,966 --> 00:06:42,135 ⚟いいぞ 泥沼! やっ ちょ…。 ルディ!? 106 00:06:42,135 --> 00:06:45,472 学校で そういうことはやめよう。 そうですよ。 107 00:06:45,472 --> 00:06:48,642 兄さん 恥ずかしいですよ…。 108 00:06:48,642 --> 00:06:53,313 (鐘の音) 109 00:06:53,313 --> 00:06:55,815 それでは 私はこちらなので。 110 00:06:55,815 --> 00:07:00,086 ああ ノルンも勉強 頑張って。 はい。 111 00:07:00,086 --> 00:07:04,090 あっ 兄さん 今日も帰りますね。 112 00:07:04,090 --> 00:07:06,092 フッ。 113 00:07:08,762 --> 00:07:11,264 おはよ~。 遅~い。 114 00:07:11,264 --> 00:07:13,600 おはよう。 おはよう ノルンちゃん。 115 00:07:13,600 --> 00:07:18,104 ノルンさん 人気者なんですね。 ノルンはかわいいですから。 116 00:07:18,104 --> 00:07:21,107 すごく頑張ってるのが 伝わってくるからね。 117 00:07:21,107 --> 00:07:23,276 応援したくなるんだよ。 118 00:07:23,276 --> 00:07:26,446 《妹が人気なのは 兄としてうれしい。 119 00:07:26,446 --> 00:07:28,448 が… あの男ども➨ 120 00:07:28,448 --> 00:07:31,117 ノルンに手ぇ出したら ただじゃおかねえぞ。 121 00:07:31,117 --> 00:07:35,955 どこの馬の骨ともわからんヤツに うちの妹はやれんからな。 122 00:07:35,955 --> 00:07:38,458 ですよね 父さん》 123 00:07:42,962 --> 00:07:46,299 (ジーナス)どうぞ。 (ノック) 124 00:07:46,299 --> 00:07:50,470 (ルーデウス)失礼します。 (ドアの開閉音) 125 00:07:50,470 --> 00:07:54,140 し… 失礼します。 126 00:07:54,140 --> 00:07:57,143 お待ちしていました。 127 00:07:57,143 --> 00:08:00,413 ルーデウスさんは 今日から復学でしたね。 128 00:08:00,413 --> 00:08:05,085 はい。 先日は挨拶だけでしたが 今日から またお世話になります。 129 00:08:05,085 --> 00:08:09,255 こちらこそ よろしくお願いします。 130 00:08:09,255 --> 00:08:13,593 ロキシーも 本日から 教壇に立っていただきますが…。 131 00:08:13,593 --> 00:08:16,596 緊張していますか? はい。 132 00:08:16,596 --> 00:08:19,432 んっ… 師匠。 133 00:08:19,432 --> 00:08:24,104 あっ! 教師なんていらないと 言っていたあのロキシーが➨ 134 00:08:24,104 --> 00:08:26,606 ずいぶんと変わりましたね。 135 00:08:26,606 --> 00:08:29,609 はい。 自分でも驚いています。 136 00:08:29,609 --> 00:08:32,445 当時の私は 思い上がっていまして…。 137 00:08:32,445 --> 00:08:36,282 ですが 今は人に ものを教える喜びというものが➨ 138 00:08:36,282 --> 00:08:39,452 少しは理解できたつもりです。 139 00:08:39,452 --> 00:08:44,124 うん よろしくお願いしますね ロキシー先生。 140 00:08:44,124 --> 00:08:46,626 はい! 141 00:08:46,626 --> 00:08:50,296 では 俺は先に教室に行きますね。 142 00:08:50,296 --> 00:08:52,599 はい またあとで。 143 00:08:55,468 --> 00:08:58,138 おはようございます。 144 00:08:58,138 --> 00:09:02,742 なんだ 一番乗りか。 (リニアーナ)あっ ボス! 145 00:09:02,742 --> 00:09:06,079 (リニアーナ)おはようございますだニャ。 (プルセナ)おはようなの。 146 00:09:06,079 --> 00:09:10,417 2人とも おはよう。 ボス~ 見てたニャ。 147 00:09:10,417 --> 00:09:14,421 朝から女2人も連れて登校とは いいご身分だニャ。 148 00:09:14,421 --> 00:09:18,758 私たちを捨てて2人目を 連れてくるなんて ヌーニなの。 149 00:09:18,758 --> 00:09:22,429 アチシらも今年で卒業だから 誰か見繕うニャ。 150 00:09:22,429 --> 00:09:25,432 そうなの。 今年は決闘するの。 151 00:09:25,432 --> 00:09:30,603 オトコを見つけて故郷に帰るの。 いいオトコ見つけるニャ ハハハハハ…! 152 00:09:30,603 --> 00:09:33,773 《今まで そういったことは 面倒くさそうにしていたが➨ 153 00:09:33,773 --> 00:09:37,777 どうやら 両手に花な俺が うらやましくなったみたいだな》 154 00:09:37,777 --> 00:09:39,779 (ザノバ)師匠! 155 00:09:39,779 --> 00:09:42,782 師匠ではありませんか! おはようございます。 156 00:09:42,782 --> 00:09:45,618 (ジュリエット)おはようございます グランドマスター。 157 00:09:45,618 --> 00:09:48,955 おはよう ザノバ。 ジュリも おはよう。 158 00:09:48,955 --> 00:09:52,292 教室に来られたということは 今日から また? 159 00:09:52,292 --> 00:09:55,128 ああ また一緒に研究できるな。 160 00:09:55,128 --> 00:09:57,130 それでしたら ちょうどいい! 161 00:09:57,130 --> 00:09:59,632 後ほど 見ていただきたいものが あります。 162 00:09:59,632 --> 00:10:03,636 何かあるのか? フフフフフフ…! 163 00:10:03,636 --> 00:10:06,806 この半年の 研究の成果であります! 164 00:10:06,806 --> 00:10:09,309 んふ~っ! わわ… わかった。 165 00:10:09,309 --> 00:10:11,811 楽しみにしておくよ。 166 00:10:18,318 --> 00:10:21,154 (ナナホシ)コホ コホッ…。 おはよう。 167 00:10:21,154 --> 00:10:23,990 おはよう。 コホ コホッ。 168 00:10:23,990 --> 00:10:27,494 大丈夫か? 大丈夫よ。 169 00:10:27,494 --> 00:10:30,163 それより 学校に来たってことは➨ 170 00:10:30,163 --> 00:10:32,499 しばらくは どこにも 行かないんでしょうね? 171 00:10:32,499 --> 00:10:35,502 ああ。 そう。 172 00:10:35,502 --> 00:10:39,339 これで研究の続きができるわね。 フッ。 173 00:10:39,339 --> 00:10:43,343 (クリフ)ルーデウス! クリフ先輩 おはようございます。 174 00:10:43,343 --> 00:10:46,179 リーゼから 一緒に戻ってきたとは 聞いていたが➨ 175 00:10:46,179 --> 00:10:49,849 僕の所にも挨拶に来てくれても よかったんじゃないか? 176 00:10:49,849 --> 00:10:53,853 すいません。 伺ったのですが その…。 177 00:10:53,853 --> 00:10:56,689 エリナリーゼさんと お忙しそうだったので。 178 00:10:56,689 --> 00:10:59,526 うっ… そっ そうか。 179 00:10:59,526 --> 00:11:03,796 うん そういうことなら仕方ない。 僕にも非があるな。 180 00:11:03,796 --> 00:11:06,799 しかし 子どもが生まれたのなら➨ 181 00:11:06,799 --> 00:11:09,135 一声かけてくれても よかったじゃないか。 182 00:11:09,135 --> 00:11:11,304 そ… そうですね。 183 00:11:11,304 --> 00:11:13,640 子育てで忙しいのも あるだろうが➨ 184 00:11:13,640 --> 00:11:16,809 最近まるで 僕を 避けているみたいじゃないか? 185 00:11:16,809 --> 00:11:19,145 《確かにそうかもしれない。 186 00:11:19,145 --> 00:11:22,649 ミリス教徒である彼は 妻を2人持つ俺に➨ 187 00:11:22,649 --> 00:11:25,818 あまりいい顔はしないと 思ったのは事実だ》 188 00:11:25,818 --> 00:11:30,990 それとも 僕に会いたくない 理由でもあったのかな? フッ。 189 00:11:30,990 --> 00:11:33,993 んっ…。 190 00:11:33,993 --> 00:11:37,664 実は 2人目の妻を…。 おはようございます。 あっ。 191 00:11:37,664 --> 00:11:40,833 さぁ 席に着いてください。 うぅ…!? 192 00:11:40,833 --> 00:11:44,003 ロキシー・ミグルディア・グレイラットです。 193 00:11:44,003 --> 00:11:46,005 彼女は本日付で➨ 194 00:11:46,005 --> 00:11:49,342 ラノア魔法大学の講師として 赴任されました。 195 00:11:49,342 --> 00:11:52,011 しばらくは私が補佐をしますが➨ 196 00:11:52,011 --> 00:11:55,848 彼女が このクラスの 新しい担任となりますので➨ 197 00:11:55,848 --> 00:11:59,018 皆さん よろしくお願いします。 198 00:11:59,018 --> 00:12:02,288 すでに紹介してもらった方も 多いと思いますが➨ 199 00:12:02,288 --> 00:12:06,793 私はそちらにいるルーデウス・グレイラットの 2番目の妻となります。 200 00:12:06,793 --> 00:12:11,130 教師と生徒では 接し方も 違ってくるとは思いますが➨ 201 00:12:11,130 --> 00:12:15,301 よろしくお願いします。 へぇ~。 202 00:12:15,301 --> 00:12:18,972 2番目の妻 ねぇ。 203 00:12:18,972 --> 00:12:28,982 ♬~ 204 00:12:28,982 --> 00:12:30,984 ハァ…。 205 00:12:30,984 --> 00:12:34,821 ルーデウス 君には 節操というものがないのかい。 206 00:12:34,821 --> 00:12:39,325 はい… 節操はちょっと 足りなかったかと思います。 207 00:12:41,327 --> 00:12:45,331 あの日 僕は君が シルフィ 一人を愛すると言うから➨ 208 00:12:45,331 --> 00:12:49,335 祝福したんだよ? はい… その節については➨ 209 00:12:49,335 --> 00:12:51,671 大変ありがたく思っています。 210 00:12:51,671 --> 00:12:55,508 もちろん 君がミリス教徒じゃ ないのは知っているから➨ 211 00:12:55,508 --> 00:12:58,011 これ以上 何も言わないけどね。 212 00:12:58,011 --> 00:13:00,513 いや むしろ祝福するよ。 213 00:13:02,448 --> 00:13:05,752 おめでとう。 ありがとうございます…。 214 00:13:07,787 --> 00:13:10,123 ふぅ…。 215 00:13:10,123 --> 00:13:15,795 君の妹とは 町の教会で時々会うんだ。 216 00:13:15,795 --> 00:13:17,797 彼女は言っていたよ。 217 00:13:17,797 --> 00:13:20,466 「将来は 兄さんとシルフィ姉さんのように➨ 218 00:13:20,466 --> 00:13:24,303 仲むつまじい 夫婦になりたい」って。 219 00:13:24,303 --> 00:13:26,973 彼女は 2人目の妻を連れてきた君に➨ 220 00:13:26,973 --> 00:13:30,476 なんと言っていたかな? 221 00:13:30,476 --> 00:13:33,980 怒ってました。 そうだろうとも! 222 00:13:33,980 --> 00:13:37,984 彼女は君と父君の生還を 毎日のように祈っていたからね。 223 00:13:37,984 --> 00:13:40,653 君が生きて帰ってきた ということ自体は➨ 224 00:13:40,653 --> 00:13:43,322 非常に 喜ばしいものだったんだろう。 225 00:13:43,322 --> 00:13:46,826 けれど 父親を失った 彼女の寄る辺は➨ 226 00:13:46,826 --> 00:13:48,828 君しかいないんだ。 227 00:13:48,828 --> 00:13:52,165 もう少し ノルンくんの心情を おもんぱかるべきじゃないかな。 228 00:13:52,165 --> 00:13:54,834 はい…。 229 00:13:54,834 --> 00:13:57,170 あんまり伴侶を 増やし過ぎることは➨ 230 00:13:57,170 --> 00:14:00,940 よいことじゃないよ。 はい…。 231 00:14:00,940 --> 00:14:04,944 あの クリフ先輩。 なんだ ルーデウス。 232 00:14:04,944 --> 00:14:07,613 ノルンの相手を してくださってたんですよね。 233 00:14:07,613 --> 00:14:10,450 ありがとうございました。 んっ…。 234 00:14:10,450 --> 00:14:14,287 教会で見かけたから 話し相手をしてやっただけだ。 235 00:14:14,287 --> 00:14:16,289 あっ それとな➨ 236 00:14:16,289 --> 00:14:19,292 あんな小さい子を 一人で出歩かせるんじゃない。 237 00:14:19,292 --> 00:14:21,461 この辺りは治安がいいけど➨ 238 00:14:21,461 --> 00:14:24,464 裏路地に入れば 人さらいだっているんだからな。 239 00:14:24,464 --> 00:14:26,966 はい 肝に銘じておきます。 240 00:14:26,966 --> 00:14:29,469 本当か? だいたい君はな…。 241 00:14:29,469 --> 00:14:32,472 まあまあ もうよいではないですか。 242 00:14:32,472 --> 00:14:34,974 こうして生きて 帰ってこられたのですから。 243 00:14:34,974 --> 00:14:39,312 ふぅ… まっ 本人も 反省しているようだしな。 244 00:14:39,312 --> 00:14:41,814 僕は君の罪を許そう。 245 00:14:41,814 --> 00:14:45,318 ミリス様は 寛大なお方で あらせられますからね。 246 00:14:45,318 --> 00:14:47,320 ありがとうございます。 247 00:14:51,157 --> 00:14:53,826 リーゼから聞いていたが…。 248 00:14:53,826 --> 00:14:57,330 君が片手を失うほどの 相手だったのか。 249 00:14:57,330 --> 00:15:00,433 (ルーデウス)魔術の効かない ヒュドラでした。 250 00:15:00,433 --> 00:15:02,435 魔術が効かない…。 251 00:15:02,435 --> 00:15:05,271 それなら 君が苦戦するのも納得だ。 252 00:15:05,271 --> 00:15:07,273 よく倒せたな。 253 00:15:07,273 --> 00:15:09,942 父さんたちがいたからですよ。 254 00:15:09,942 --> 00:15:14,247 勝てはしましたけど 失ったものも多かったです。 255 00:15:16,949 --> 00:15:22,288 (2人)うん。 師匠 少々お待ちください。 256 00:15:22,288 --> 00:15:24,791 んっ? 257 00:15:24,791 --> 00:15:28,961 こちらをご覧ください。 なんだそりゃ? 258 00:15:28,961 --> 00:15:31,464 先ほど教室で話したものです。 259 00:15:31,464 --> 00:15:33,466 僕たちの研究の成果さ。 260 00:15:33,466 --> 00:15:36,769 さっ 左手をこちらに。 お おう…。 261 00:15:42,975 --> 00:15:45,812 落ちそうだが…。 262 00:15:45,812 --> 00:15:49,315 呪文は 「土よ 我が腕となれ」です。 263 00:15:49,315 --> 00:15:52,518 はい? どうぞ 唱えてみてください。 264 00:15:54,487 --> 00:15:56,989 「土よ 我が腕となれ」。 265 00:16:02,929 --> 00:16:05,932 おっ…。 266 00:16:05,932 --> 00:16:07,934 お… おぉ…! 267 00:16:07,934 --> 00:16:12,038 動く! 動くぞ! ほら ルーデウス。 268 00:16:15,274 --> 00:16:17,276 すごいな! 269 00:16:17,276 --> 00:16:19,946 指先の感覚まであるのか! なんなんだ これ!? 270 00:16:19,946 --> 00:16:23,616 己の思いどおりに動く 手の魔道具です! 271 00:16:23,616 --> 00:16:25,785 自動人形を解析する中で➨ 272 00:16:25,785 --> 00:16:29,455 クリフ殿に協力してもらい ここまでこぎ着けました! 273 00:16:29,455 --> 00:16:34,627 これを使えば 余の怪力を抑えて 人形制作ができるのです! 274 00:16:34,627 --> 00:16:37,964 それはすごいな! もし力を出したければ➨ 275 00:16:37,964 --> 00:16:40,299 魔力を込めた分だけ強くなるぞ。 276 00:16:40,299 --> 00:16:42,301 ほう…。 277 00:16:44,303 --> 00:16:46,305 があっ! うぐぐ…。 278 00:16:46,305 --> 00:16:49,141 君 さっきのこと怒ってるだろ!? うぅ…! 279 00:16:49,141 --> 00:16:52,478 手がない状態で使えるかどうかは わからなかったのですが➨ 280 00:16:52,478 --> 00:16:54,480 大丈夫なようですな。 281 00:16:54,480 --> 00:16:58,985 なあ この手で魔術を使っても 問題ないのか? んっ? 282 00:16:58,985 --> 00:17:01,754 そろそろ 手を 離して…。 う~ん…。 283 00:17:01,754 --> 00:17:03,956 では 実験してみましょうか。 がぁ~っ 込めるな! 284 00:17:09,428 --> 00:17:11,430 何あれ? 285 00:17:11,430 --> 00:17:13,432 また決闘とか? え~っ。 286 00:17:17,603 --> 00:17:19,605 準備 できました! 287 00:17:19,605 --> 00:17:22,942 いいぞ やってみてくれ。 うん。 288 00:17:22,942 --> 00:17:26,045 いきま~す。 (2人)ささささ…。 289 00:17:30,449 --> 00:17:32,451 (発射音) 290 00:17:34,954 --> 00:17:36,956 わぁ…! 291 00:17:36,956 --> 00:17:38,958 (発射音) 292 00:17:40,960 --> 00:17:44,297 (発射音) 293 00:17:44,297 --> 00:17:47,133 (爆発音) 294 00:17:47,133 --> 00:17:52,638 (ざわめき) 295 00:17:52,638 --> 00:17:56,142 わぁ…! 付けたままでの魔術の使用も➨ 296 00:17:56,142 --> 00:17:58,311 問題なさそうだな。 はい。 297 00:17:58,311 --> 00:18:00,246 うお~っ! 298 00:18:00,246 --> 00:18:02,582 さすが師匠 お見事です! 299 00:18:02,582 --> 00:18:05,918 すごい発明じゃないか! 正直 驚いたよ。 300 00:18:05,918 --> 00:18:07,920 ありがとうございます。 301 00:18:07,920 --> 00:18:11,090 よろしければ その手 師匠に差し上げますよ。 302 00:18:11,090 --> 00:18:13,759 えっ いいのか? はい。 303 00:18:13,759 --> 00:18:17,430 まだ試作段階ですが ないよりはましでしょう。 304 00:18:17,430 --> 00:18:20,766 それに 師匠とクリフ殿に 手伝ってもらえれば➨ 305 00:18:20,766 --> 00:18:24,103 似たようなものは すぐに出来るでしょうからな。 306 00:18:24,103 --> 00:18:28,107 あっ そういえばこの魔道具 名前はあるのか? 307 00:18:28,107 --> 00:18:31,277 あっ 名前はまだ 付いていないのです。 308 00:18:31,277 --> 00:18:36,115 余もクリフ殿も あまり命名は 得意なほうではございませんゆえ。 309 00:18:36,115 --> 00:18:39,619 せっかくだし 君が名前を付けてくれないか。 310 00:18:39,619 --> 00:18:42,321 おお ぜひお願いいたします。 311 00:18:46,626 --> 00:18:50,129 う~ん… あっ。 312 00:18:50,129 --> 00:18:52,965 それなら 2人の名前から取って➨ 313 00:18:52,965 --> 00:18:55,134 「ザリフの義手」というのは どうだろう。 314 00:18:55,134 --> 00:18:57,970 君の名前が 入っていないじゃないか。 315 00:18:57,970 --> 00:19:01,073 いいんですよ 俺は関わってないんですから。 316 00:19:01,073 --> 00:19:05,077 関わっていないということは ないと思いますが…。 317 00:19:05,077 --> 00:19:08,414 (2人)フフッ。 318 00:19:08,414 --> 00:19:10,583 わかりました。 では➨ 319 00:19:10,583 --> 00:19:14,587 その手は ザリフの義手 試作第一号ですな。 320 00:19:28,267 --> 00:19:32,605 あっ…? あっ! (門の開閉音) 321 00:19:32,605 --> 00:19:36,776 おかえりなさ~い お兄ちゃ~ん! 322 00:19:36,776 --> 00:19:38,944 うわっ…。 ウフフフ…。 323 00:19:38,944 --> 00:19:40,946 っと…。 324 00:19:40,946 --> 00:19:43,282 ごはんにする? お風呂にする? 325 00:19:43,282 --> 00:19:45,451 それとも…。 326 00:19:45,451 --> 00:19:48,554 ア タ シ? 327 00:19:50,623 --> 00:19:54,126 じゃあ アイシャをいただいちゃおっかな! 328 00:19:54,126 --> 00:19:56,128 そ~れ それそれそれそれそれ~。 アハハハハ…! 329 00:19:56,128 --> 00:19:59,532 お兄ちゃんに襲われる~! アハハ… あれ? 330 00:20:01,467 --> 00:20:03,469 あっ! 331 00:20:03,469 --> 00:20:05,771 フッ… ただいま。 332 00:20:10,643 --> 00:20:13,479 その義手 魔道具なのですか? 333 00:20:13,479 --> 00:20:17,149 ええ。 ザノバとクリフ先輩の 研究成果だそうです。 334 00:20:17,149 --> 00:20:20,986 すごいね 本物の手みたいに動くなんて。 335 00:20:20,986 --> 00:20:24,990 これだけ動けば 普段の生活も なんとかなりそうだな。 336 00:20:24,990 --> 00:20:26,992 それに…。 337 00:20:26,992 --> 00:20:29,995 これで思う存分 2人を堪能できる! 338 00:20:29,995 --> 00:20:31,997 (シルフィエット)も~っ ルディ。 339 00:20:31,997 --> 00:20:33,999 (ロキシー)ちょっと どこ触ってるんですか。 340 00:20:33,999 --> 00:20:36,669 兄さん 恥ずかしいですよ。 341 00:20:36,669 --> 00:20:40,005 (アイシャ)ご~はん~ ご~はん~。 342 00:20:40,005 --> 00:20:43,676 ゆっう~ごはんだよ~。 343 00:20:43,676 --> 00:20:47,680 今日の夕食は いつもとだいたい 同じでございま~す。 344 00:20:47,680 --> 00:20:50,683 アイシャ! は~い。 345 00:20:50,683 --> 00:20:53,185 (一同)いただきま~す。 346 00:20:53,185 --> 00:20:56,689 《フィットア領の 転移事件が起きてから➨ 347 00:20:56,689 --> 00:20:58,858 本当にいろんなことがあった。 348 00:20:58,858 --> 00:21:03,295 魔大陸での冒険 エリスとの別れ。 349 00:21:03,295 --> 00:21:07,133 病気の治療 シルフィとの結婚。 350 00:21:07,133 --> 00:21:10,803 ロキシーとの再会 母さんの救出。 351 00:21:10,803 --> 00:21:15,307 その過程で 失ってしまったものも あるけれど…。 352 00:21:15,307 --> 00:21:18,310 いつもの日常が戻ってきた。 353 00:21:18,310 --> 00:21:22,515 これからも この 「いつも」を 大切にしていこう》 354 00:21:24,483 --> 00:21:39,799 ♬~ 355 00:21:43,836 --> 00:21:57,516 ♬~ 356 00:21:57,516 --> 00:22:01,320 《平穏な日常を 取り戻した俺は…》 357 00:22:05,958 --> 00:22:09,962 《こうして今日も 静かに祈るのだった》