1 00:00:03,003 --> 00:00:07,007 《前世の男:ナナホシが倒れてから 3日がたった。 2 00:00:07,007 --> 00:00:09,176 意識は まだ戻らず➨ 3 00:00:09,176 --> 00:00:12,012 血を吐いた原因もわかっていない。 4 00:00:12,012 --> 00:00:15,515 贖罪のユルズは 他者から体力や健康を➨ 5 00:00:15,515 --> 00:00:18,185 移し替えるという能力を 持つらしく➨ 6 00:00:18,185 --> 00:00:21,855 大抵の病気なら 治してしまうようだ。 7 00:00:21,855 --> 00:00:27,194 シルフィは自分の魔術のせいで ナナホシが倒れたと考えている。 8 00:00:27,194 --> 00:00:29,529 強く責任を感じてしまい➨ 9 00:00:29,529 --> 00:00:32,199 治療の協力を 代わろうとしてくれない。 10 00:00:32,199 --> 00:00:36,536 シルフィのためにも ナナホシには 早く よくなってほしいのだが》 11 00:00:36,536 --> 00:00:39,039 (ルーデウス)んっ! (ドアの開く音) 12 00:00:39,039 --> 00:00:42,709 (ペルギウス)カロワンテ どうだ? (カロワンテ)解毒魔術以外で➨ 13 00:00:42,709 --> 00:00:45,545 外部から干渉された痕跡は ありません。 14 00:00:45,545 --> 00:00:49,550 体内の魔力の流れが 滞っているように見えますが➨ 15 00:00:49,550 --> 00:00:51,551 原因までは…。 16 00:00:51,551 --> 00:00:54,554 (ペルギウス)では書庫を調べよ。 (カロワンテ/ユルズ)はっ! あっ! 17 00:00:54,554 --> 00:00:57,724 お… 俺も手伝います! ならん。 18 00:00:57,724 --> 00:01:00,627 部外者を 書庫に入れるつもりはない。 19 00:01:08,001 --> 00:01:10,837 ナナホシ 治るかな…。 20 00:01:10,837 --> 00:01:14,141 (クリフ)すべてはミリス様の 御心のままだ。 21 00:01:19,179 --> 00:01:21,515 《昔見た映画にあったな。 22 00:01:21,515 --> 00:01:25,519 地球に来た宇宙人が 風邪で全滅するやつ…。 23 00:01:25,519 --> 00:01:29,823 アイツ 死ぬんだろうか…》 24 00:01:42,536 --> 00:01:45,872 (シルヴァリル)ナナホシ様の病気が 判明しました。 25 00:01:45,872 --> 00:01:48,041 (シルヴァリル)ドライン病です。 26 00:01:48,041 --> 00:01:53,880 太古の昔 人の魔力が今よりも ずっと少なかった頃の病です。 27 00:01:53,880 --> 00:01:58,051 当時 体内に入る魔力を 中和できなかった者は➨ 28 00:01:58,051 --> 00:02:01,822 例外なく命を落とした… と文献にあります。 29 00:02:01,822 --> 00:02:06,326 一応 ナナホシの状況に 一致しなくもないですね。 30 00:02:06,326 --> 00:02:08,328 治療法はあるんですか? 31 00:02:08,328 --> 00:02:12,165 わかりません。 ただ 7,000年ほど前➨ 32 00:02:12,165 --> 00:02:16,336 人の魔力が強くなったことで 根絶したとだけ。 33 00:02:16,336 --> 00:02:21,174 《7,000年前というと 第一次人魔大戦の頃か…》 34 00:02:21,174 --> 00:02:23,844 それで どうするんですか? 35 00:02:23,844 --> 00:02:29,182 時間のスケアコートの力を使い ナナホシの時間を停滞させる。 36 00:02:29,182 --> 00:02:33,520 その間 地上にいる者に 治療法を探させる。 37 00:02:33,520 --> 00:02:37,190 ペルギウス様のご威光で なんとかしてくださるのでは? 38 00:02:37,190 --> 00:02:40,694 我とナナホシは ただの取引相手だ。 39 00:02:40,694 --> 00:02:44,865 誰かに借りを作ってまで 助けはせぬ。 40 00:02:44,865 --> 00:02:48,368 んっ…。 勘違いするなよ。 41 00:02:48,368 --> 00:02:52,539 客人である以上 最低限 助けはする。 あっ! 42 00:02:52,539 --> 00:02:54,875 だが最大限は助けぬ。 43 00:02:54,875 --> 00:02:57,711 我は いずれ復活する ラプラスを見つけ➨ 44 00:02:57,711 --> 00:03:01,648 倒すことのみを目的として 生きているのだからな。 45 00:03:01,648 --> 00:03:03,650 《ラプラスが復活する? 46 00:03:03,650 --> 00:03:06,653 封印といっても 限定的なものなのか?》 47 00:03:06,653 --> 00:03:09,489 復活すると どうなるんです? 48 00:03:09,489 --> 00:03:13,160 ヤツのことだ。 また魔族を引き連れて➨ 49 00:03:13,160 --> 00:03:15,829 人族を滅ぼしに来るだろう。 50 00:03:15,829 --> 00:03:18,165 あっ…。 51 00:03:18,165 --> 00:03:20,333 《そういう目的がある以上➨ 52 00:03:20,333 --> 00:03:24,171 俺たちを助けるにも 限度がある ってことか》 53 00:03:24,171 --> 00:03:26,339 (クリフ)ナナホシを 見捨てるつもりなのか! 54 00:03:26,339 --> 00:03:28,675 見捨てるとは言っておらぬ。 55 00:03:28,675 --> 00:03:31,178 ウソだ! アンタほどの人なら➨ 56 00:03:31,178 --> 00:03:35,182 治療法を探すことだって できるはずだ! 57 00:03:35,182 --> 00:03:38,185 できる者が探さねばならぬ 道理はない。 58 00:03:38,185 --> 00:03:40,854 (クリフ)ふざけるな! 弱者を助けるのは➨ 59 00:03:40,854 --> 00:03:42,856 力を持つ者の義務だ! 60 00:03:42,856 --> 00:03:46,860 (ペルギウス)フン ミリス教の いまいましい 教義を押し付けるな。 61 00:03:46,860 --> 00:03:51,031 なんだと!? アンタが言ってるのは ナナホシを見捨てるってことだ! 62 00:03:51,031 --> 00:03:53,033 助けるなら ちゃんと最後まで。 63 00:03:53,033 --> 00:03:55,035 (エリナリーゼ)おやめなさい! ハッ! 64 00:03:55,035 --> 00:03:57,204 気持ちはわかりますが 抑えて。 65 00:03:57,204 --> 00:04:00,640 こんなことで あなたを 失いたくはありませんの。 66 00:04:00,640 --> 00:04:02,642 あっ…! 67 00:04:07,981 --> 00:04:11,318 文句があるなら 自分で動いたらどうだ。 68 00:04:11,318 --> 00:04:14,154 貴様の神も そう言っていよう。 69 00:04:14,154 --> 00:04:18,325 人を助けるに人を頼るなかれ だったか? 70 00:04:18,325 --> 00:04:20,827 くっ…。 71 00:04:20,827 --> 00:04:24,331 《ナナホシは助けてやりたい。 72 00:04:24,331 --> 00:04:27,334 けど ペルギウスにも限界がある。 73 00:04:27,334 --> 00:04:30,837 なら 俺にできることなんて…》 74 00:04:32,839 --> 00:04:34,841 (ドアの開く音) 75 00:04:34,841 --> 00:04:37,511 (ユルズ)失礼します。 76 00:04:37,511 --> 00:04:40,113 ナナホシ様が意識を取り戻しました。 77 00:04:47,687 --> 00:04:50,690 (ルーデウス)大丈夫か? (ナナホシ)んっ…。 78 00:04:53,026 --> 00:04:57,197 (ナナホシ)大丈夫に見える? 79 00:04:57,197 --> 00:04:59,366 (一同)んっ…。 80 00:04:59,366 --> 00:05:04,638 病気… 治せないって言われたわ。 81 00:05:04,638 --> 00:05:06,973 だが 不治の病ってわけじゃない。 82 00:05:06,973 --> 00:05:08,975 治療法がわからないだけだ。 83 00:05:08,975 --> 00:05:12,312 (ザノバ)そうですとも。 それを探せばよいだけのこと。 84 00:05:12,312 --> 00:05:14,314 (アリエル)気を落としてはいけません。 85 00:05:14,314 --> 00:05:16,483 《本当につらいヤツにとって➨ 86 00:05:16,483 --> 00:05:19,586 気休めの言葉ほど 聞きたくないものはないだろう》 87 00:05:22,656 --> 00:05:25,659 かける言葉がありませんわ…。 88 00:05:25,659 --> 00:05:27,861 くっ…。 89 00:05:32,999 --> 00:05:36,002 (ドアの開閉音) 90 00:05:39,005 --> 00:05:41,007 私 もともと➨ 91 00:05:41,007 --> 00:05:44,844 あんまり 体 強いほうじゃ なかったのよね。 92 00:05:44,844 --> 00:05:48,515 病気がちってほどでも なかったけど➨ 93 00:05:48,515 --> 00:05:52,018 年に1回は風邪とかひいてたし。 94 00:05:52,018 --> 00:05:56,189 こっちの世界って あまり 医学って発達してないじゃない? 95 00:05:56,189 --> 00:06:01,795 魔術があるせいか知らないけど 傷口を洗うことすらしないのよ? 96 00:06:01,795 --> 00:06:06,466 それで手遅れになって 死んだりする人が大勢いる…。 97 00:06:06,466 --> 00:06:09,970 バカよね…。 98 00:06:09,970 --> 00:06:14,975 私 自分が魔術を使えないって わかってから➨ 99 00:06:14,975 --> 00:06:17,477 結構 予防してたのよ…。 100 00:06:17,477 --> 00:06:20,480 だって… 病気になったら➨ 101 00:06:20,480 --> 00:06:26,319 たぶん 治らないだろうなって 思ってたし…。 102 00:06:26,319 --> 00:06:29,823 だいたいさ この世界って おかしいじゃない? 103 00:06:29,823 --> 00:06:33,493 全体的に物理法則は無視してるし。 104 00:06:33,493 --> 00:06:36,830 そりゃ 私だって 来たばっかりの頃は➨ 105 00:06:36,830 --> 00:06:39,100 ちょっとは おもしろいなって思ったよ? 106 00:06:39,100 --> 00:06:42,335 剣と魔法の異世界なんて➨ 107 00:06:42,335 --> 00:06:47,040 ワクワクしなかったって言ったら ウソになるし。 108 00:06:55,348 --> 00:06:59,519 死にたくないよ こんなところで…! 109 00:06:59,519 --> 00:07:01,454 死にたくない! 110 00:07:01,454 --> 00:07:04,291 こんなおかしな世界で 死にたくない! 111 00:07:04,291 --> 00:07:06,626 なんでよ! おかしいよ! 112 00:07:06,626 --> 00:07:10,797 ねぇ 知ってる!? アタシ 8年前から 何も変わってない! 113 00:07:10,797 --> 00:07:13,133 背も伸びないし 髪もそのまんま! 114 00:07:13,133 --> 00:07:16,636 おなかは減るし ごはんも食べて うんちもするのに…! 115 00:07:16,636 --> 00:07:19,139 爪も伸びなきゃ 生理もこない! 116 00:07:19,139 --> 00:07:22,142 私は この世界の人間じゃない! 117 00:07:22,142 --> 00:07:24,144 この世界では生きてない! 118 00:07:24,144 --> 00:07:26,980 死体みたいになってる! 119 00:07:26,980 --> 00:07:30,650 なのに… なんで…。 120 00:07:30,650 --> 00:07:33,820 なんで病気にだけかかるの! 121 00:07:33,820 --> 00:07:35,989 あぁ~っ! (割れる音) 122 00:07:35,989 --> 00:07:38,658 おかしいじゃない! なんで私が➨ 123 00:07:38,658 --> 00:07:41,494 こんな目に 遭わなくちゃいけないの! 124 00:07:41,494 --> 00:07:44,164 死にたくない! こんな…。 125 00:07:44,164 --> 00:07:47,334 こんな変な世界で 死にたくないの! 126 00:07:47,334 --> 00:07:51,338 だって私は キスすらしたことないのよ! 127 00:07:51,338 --> 00:07:53,340 好きな人もいるのに➨ 128 00:07:53,340 --> 00:07:55,342 好きだって言えてもない! 落ち着け。 129 00:07:55,342 --> 00:07:57,344 うらやましいわよ! あなたが! 130 00:07:57,344 --> 00:08:01,781 毎日 楽しそうで! 充実してて! なんなのよ! 131 00:08:01,781 --> 00:08:03,783 お父さんが死んだって!? 132 00:08:03,783 --> 00:08:06,286 お母さんが病気で大変だって!? 133 00:08:06,286 --> 00:08:08,788 だから何よ! いいじゃない! 134 00:08:08,788 --> 00:08:10,790 私は このままじゃ➨ 135 00:08:10,790 --> 00:08:13,293 お父さんの死に目にすら 会えない! 136 00:08:13,293 --> 00:08:18,298 私が死んでも お母さんは それを知ることすらできない! 137 00:08:18,298 --> 00:08:22,135 会いたいよ… お父さんに…! 138 00:08:22,135 --> 00:08:24,471 お母さんに…! 139 00:08:24,471 --> 00:08:29,142 (すすり泣き) 140 00:08:29,142 --> 00:08:33,813 覚えてる… あの日の朝のこと。 141 00:08:33,813 --> 00:08:39,319 お父さん 今日は 早く帰ってくるって言ってた…。 142 00:08:39,319 --> 00:08:44,324 お母さん 今晩は サンマを焼くって言ってた…。 143 00:08:44,324 --> 00:08:46,993 私は お父さんに➨ 144 00:08:46,993 --> 00:08:50,497 友達が来るから 遅くなってもいいとか言って➨ 145 00:08:50,497 --> 00:08:52,665 お母さんに➨ 146 00:08:52,665 --> 00:08:56,002 もうサンマは飽きたって 文句言って…。 147 00:08:56,002 --> 00:08:58,838 なんで あんなこと…! 148 00:08:58,838 --> 00:09:03,943 きっと お父さんも お母さんも 心配してる。 149 00:09:03,943 --> 00:09:10,450 会いたい… 帰りたい… 死にたくない…。 150 00:09:10,450 --> 00:09:13,620 こんなところで死にたくない…。 151 00:09:13,620 --> 00:09:18,625 (泣き声) 152 00:09:18,625 --> 00:09:21,461 《帰りたい。 家族に会いたい。 153 00:09:21,461 --> 00:09:23,463 そんなことを言われても➨ 154 00:09:23,463 --> 00:09:27,801 この世界に来た当初の俺には きっと刺さらなかっただろう。 155 00:09:27,801 --> 00:09:30,637 けど 今ならわかる。 156 00:09:30,637 --> 00:09:34,808 何気ない家族との日常が どれだけ大切か…。 157 00:09:34,808 --> 00:09:37,644 それを失うことの恐ろしさも…。 158 00:09:37,644 --> 00:09:41,314 大切な日常が脅かされるのなら➨ 159 00:09:41,314 --> 00:09:43,817 俺も死に物狂いで もがくだろう。 160 00:09:43,817 --> 00:09:48,321 もしかしたら ナナホシにとって 日本を思い出せる俺は➨ 161 00:09:48,321 --> 00:09:51,157 唯一の 癒やしだったのかもしれない。 162 00:09:51,157 --> 00:09:53,660 失ってしまった日常…。 163 00:09:53,660 --> 00:09:57,330 あの世界とのつながりを 感じられる存在として…》 164 00:09:57,330 --> 00:10:00,533 誰か… 助けてよ…。 165 00:10:08,174 --> 00:10:11,177 (ドアの開閉音) 166 00:10:11,177 --> 00:10:14,347 どうした? 俺も動きます。 167 00:10:14,347 --> 00:10:16,683 ペルギウス様の業務に 支障がないレベルで➨ 168 00:10:16,683 --> 00:10:19,686 サポートをいただければ ありがたく思います。 169 00:10:19,686 --> 00:10:23,189 ほぅ 動くか 貴様が。 170 00:10:23,189 --> 00:10:25,191 んっ…。 171 00:10:27,694 --> 00:10:30,196 よかろう。 我としても➨ 172 00:10:30,196 --> 00:10:33,032 ナナホシが死ぬのは忍びないからな。 173 00:10:33,032 --> 00:10:35,034 ありがとうございます。 174 00:10:35,034 --> 00:10:38,538 早速ですが ペルギウス様。 龍神オルステッドに➨ 175 00:10:38,538 --> 00:10:41,541 連絡は取れないでしょうか。 不可能だ。 176 00:10:41,541 --> 00:10:44,711 それに ヤツが現れたのは 約100年前。 177 00:10:44,711 --> 00:10:47,213 博識な男ではあるが➨ 178 00:10:47,213 --> 00:10:50,383 7,000年前の病のことまでは 知るまい。 179 00:10:50,383 --> 00:10:52,385 そうですか…。 180 00:10:52,385 --> 00:10:55,388 《んっ? 7,000年前?》 181 00:10:55,388 --> 00:10:59,392 では 俺を魔大陸に 送ってもらうことは可能ですか? 182 00:10:59,392 --> 00:11:03,997 魔大陸? どうするつもりだ? 183 00:11:03,997 --> 00:11:09,002 魔界大帝 キシリカ・キシリスを 訪ねてみようと思います。 184 00:11:09,002 --> 00:11:12,505 《魔界大帝 キシリカ・キシリス。 185 00:11:12,505 --> 00:11:15,341 俺に予見眼をくれた人物だ。 186 00:11:15,341 --> 00:11:17,677 なんでも歴史書によれば➨ 187 00:11:17,677 --> 00:11:23,016 彼女は 7,000年前に勃発した 人魔大戦の中心人物だったらしい。 188 00:11:23,016 --> 00:11:28,688 彼女を探し当て 治療法を聞くのが 今回の計画なのだが…》 189 00:11:28,688 --> 00:11:33,026 厄介なことに 標的は 魔大陸各地を放浪しています。 190 00:11:33,026 --> 00:11:35,528 よって 見つけ出すのは困難。 191 00:11:35,528 --> 00:11:37,864 何か月かかるかもわかりません。 192 00:11:37,864 --> 00:11:42,702 しかし ナナホシを助けるため 皆さんにも協力をお願いします。 193 00:11:42,702 --> 00:11:44,704 (アリエル)そういうことでしたら➨ 194 00:11:44,704 --> 00:11:47,540 私は旅の支度に お力添えいたしましょう。 195 00:11:47,540 --> 00:11:49,542 ありがとうございます。 196 00:11:49,542 --> 00:11:53,546 ザノバとエリナリーゼさんは 護衛として 俺についてきてください。 197 00:11:53,546 --> 00:11:56,549 お任せください 師匠! わかりましたわ。 198 00:11:56,549 --> 00:11:58,885 僕も行くぞ! あっ! 199 00:11:58,885 --> 00:12:02,488 僕だって 故郷に帰りたいっていう ナナホシの気持ちはわかるんだ! 200 00:12:02,488 --> 00:12:05,825 行かせてくれ! アイツのために 何かしてやりたいんだ! 201 00:12:05,825 --> 00:12:08,995 頼む! フッ…。 202 00:12:08,995 --> 00:12:11,664 わかりました。 いいのか!? 203 00:12:11,664 --> 00:12:15,001 はい。 よろしく頼みます。 任せてくれ! 204 00:12:15,001 --> 00:12:17,503 (シルフィエット)ボクは 何をすればいいのかな? 205 00:12:17,503 --> 00:12:21,841 シルフィは しばらくここで 治療の疲れを取ってほしい。 206 00:12:21,841 --> 00:12:23,843 うん。 そのあとは? 207 00:12:23,843 --> 00:12:25,845 休養が終わったら…。 208 00:12:27,847 --> 00:12:30,016 家に帰って➨ 209 00:12:30,016 --> 00:12:32,852 ルーシーの面倒を見ててほしい。 えっ? 210 00:12:32,852 --> 00:12:36,022 俺は長いこと 帰れないかもしれないし➨ 211 00:12:36,022 --> 00:12:38,024 その間 両親がいないってのは➨ 212 00:12:38,024 --> 00:12:40,526 子どもにとって よくないことだと思う。 213 00:12:40,526 --> 00:12:42,528 あっ…。 214 00:12:42,528 --> 00:12:45,031 うん。 確かにそうだよね。 215 00:12:45,031 --> 00:12:47,200 ルディがいないんだったら➨ 216 00:12:47,200 --> 00:12:49,869 ボクがルーシーを見てあげないと いけないよね。 217 00:12:49,869 --> 00:12:52,538 ごめん。 ううん。 218 00:12:52,538 --> 00:12:56,709 シルフィは 十分にやってくれたよ。 あとは任せて。 219 00:12:56,709 --> 00:13:01,981 うん。 でも また腕とか なくさないでね? 220 00:13:01,981 --> 00:13:04,651 善処します。 221 00:13:04,651 --> 00:13:06,653 (アイシャ)えぇっ! 222 00:13:06,653 --> 00:13:08,821 (アイシャ)またしばらく 帰ってこれないの!? 223 00:13:08,821 --> 00:13:12,158 (リーリャ)こら アイシャ。 だって お母さん…。 224 00:13:12,158 --> 00:13:15,495 何日かに一度は 帰ってくるつもりだから。 225 00:13:15,495 --> 00:13:18,998 《今回はペルギウスの助力もある。 226 00:13:18,998 --> 00:13:21,167 移動時間は ほぼゼロだ。 227 00:13:21,167 --> 00:13:24,170 いつでも気軽に帰ってこれる》 228 00:13:24,170 --> 00:13:26,839 (ノルン)兄さん 気をつけて。 229 00:13:26,839 --> 00:13:30,343 ああ。 ノルンも 生徒会の仕事 頑張れよ。 230 00:13:30,343 --> 00:13:32,345 はい。 231 00:13:35,181 --> 00:13:37,183 フッ…。 232 00:13:37,183 --> 00:13:39,852 じゃあ 留守を頼みます。 233 00:13:39,852 --> 00:13:42,021 (ロキシー)家のことは任せてください。 234 00:13:42,021 --> 00:13:45,358 ルーデウス様 ご武運を。 235 00:13:45,358 --> 00:13:47,360 (ルーデウス)はい。 236 00:13:51,698 --> 00:13:56,869 ほ~ 地下にまた このような部屋があるとは…。 237 00:13:56,869 --> 00:14:00,807 (シルヴァリル)この魔法陣が 最も魔界大帝に近かろうと➨ 238 00:14:00,807 --> 00:14:03,309 ペルギウス様はおっしゃっていました。 239 00:14:03,309 --> 00:14:05,978 ペルギウス様は キシリカ様の居所に➨ 240 00:14:05,978 --> 00:14:09,315 心当たりがあると? 無論です。 241 00:14:09,315 --> 00:14:14,153 しかし 向こうの状況は 確認しておりません。 ご注意を。 242 00:14:14,153 --> 00:14:17,990 まぁ ダメそうなら 一度戻ってきます。 243 00:14:17,990 --> 00:14:19,992 お気をつけて。 244 00:14:19,992 --> 00:14:21,994 はい。 245 00:14:25,832 --> 00:14:28,835 (ルーデウス)よし いけ ザノバロボ! こじ開けろ! 246 00:14:28,835 --> 00:14:30,837 (ザノバ)はい 師匠! 247 00:14:30,837 --> 00:14:34,173 (破壊音) 248 00:14:34,173 --> 00:14:37,176 ところで師匠 ロボとは いったい? 249 00:14:37,176 --> 00:14:40,513 鋼のような体と 怪力を持ち合わせた男を➨ 250 00:14:40,513 --> 00:14:42,682 ある地域では そう言うんだ。 251 00:14:42,682 --> 00:14:46,686 なるほど! さすが師匠 博識ですな。 252 00:14:46,686 --> 00:14:49,689 (クリフ)ここが魔大陸か…! 253 00:14:52,191 --> 00:14:54,694 (ルーデウス)クリフ先輩 魔大陸は➨ 254 00:14:54,694 --> 00:14:56,863 巨大で凶暴な魔物が 多いですから➨ 255 00:14:56,863 --> 00:15:00,299 気をつけてください。 ああ わかってる。 256 00:15:00,299 --> 00:15:03,803 (ルーデウス)あと ミリス教徒は おそらく ほとんどいません。 257 00:15:03,803 --> 00:15:06,806 余計なことで ケンカをしないようにしてください。 258 00:15:06,806 --> 00:15:08,808 そんなことはわかって…。 259 00:15:08,808 --> 00:15:11,644 いや そうだな 気をつける。 260 00:15:11,644 --> 00:15:14,313 (エリナリーゼ)わたくしたちは 魔神語がわかりませんから➨ 261 00:15:14,313 --> 00:15:16,315 大丈夫ですわよ。 262 00:15:16,315 --> 00:15:18,317 フッ そうでしたね。 263 00:15:18,317 --> 00:15:20,319 師匠! んっ! 264 00:15:20,319 --> 00:15:22,321 何か見えたか!? 265 00:15:22,321 --> 00:15:24,323 あっ! 266 00:15:29,996 --> 00:15:32,999 心当たりって ここかよ…。 ほ~っ! 267 00:15:32,999 --> 00:15:36,169 《かつて エリス ルイジェルドと来た➨ 268 00:15:36,169 --> 00:15:39,839 俺にとっては 少し嫌な思い出の残る場所➨ 269 00:15:39,839 --> 00:15:42,542 リカリスの町だ》 270 00:15:57,190 --> 00:15:59,192 なんですの? 271 00:16:01,461 --> 00:16:03,462 んっ? 272 00:16:03,462 --> 00:16:06,966 《ふむ エリナリーゼと 似てないこともないが➨ 273 00:16:06,966 --> 00:16:10,069 パワーがダンチだ! どことは言わないが》 274 00:16:17,643 --> 00:16:20,146 誰か探しているみたいですわね。 275 00:16:20,146 --> 00:16:22,481 そのようですね。 276 00:16:22,481 --> 00:16:43,836 ♬~ 277 00:16:43,836 --> 00:16:46,005 お待たせしました。 んっ! 278 00:16:46,005 --> 00:16:48,007 このあとはどうするんだ? 279 00:16:48,007 --> 00:16:50,343 ペルギウスの予測が当たっているなら➨ 280 00:16:50,343 --> 00:16:53,513 この町で キシリカの目撃情報が あるかもしれません。 281 00:16:53,513 --> 00:16:55,848 まずは聞き込みをして…。 282 00:16:55,848 --> 00:16:57,850 んっ! 283 00:17:01,621 --> 00:17:03,956 あっ! 284 00:17:03,956 --> 00:17:06,459 《コイツは あのときの》 285 00:17:09,629 --> 00:17:11,964 《えっ?》 あぁ ロキシーの昔の➨ 286 00:17:11,964 --> 00:17:13,966 パーティメンバーの方でしたわね。 287 00:17:13,966 --> 00:17:15,968 《えっ? ちょ 何それ? 288 00:17:15,968 --> 00:17:18,471 エリナリーゼさん その話 詳しく!》 289 00:17:18,471 --> 00:17:21,140 ルーデウス 通訳してくださいな。 290 00:17:21,140 --> 00:17:23,843 この方は ロキシーの知り合いですわ。 291 00:17:29,815 --> 00:17:32,018 あっ…。 292 00:17:36,656 --> 00:17:39,158 この方は町の事情にも明るいし➨ 293 00:17:39,158 --> 00:17:41,494 情報収集を手伝ってもらっては? 294 00:17:41,494 --> 00:17:43,496 そうですね。 295 00:18:27,974 --> 00:18:29,976 んっ…。 296 00:18:29,976 --> 00:18:33,145 さて 俺たちも探しましょうか。 297 00:18:33,145 --> 00:18:40,820 ♬~ 298 00:18:40,820 --> 00:18:44,323 はぁ…。 《当てが外れたな。 299 00:18:44,323 --> 00:18:46,659 まさか ジャリルもヴェスケルも➨ 300 00:18:46,659 --> 00:18:49,161 すでに町から いなくなっていたとは…》 301 00:18:49,161 --> 00:18:53,666 申し訳ございません 師匠。 我らも魔神語を話せれば…。 302 00:18:53,666 --> 00:18:55,668 気にするなって。 303 00:19:45,818 --> 00:19:49,488 どうかしたのか? ちょっと おなかがすきましたわ。 304 00:19:49,488 --> 00:19:51,991 あそこで みんなの分も買ってきますわ。 305 00:19:51,991 --> 00:19:53,993 (クリフ)僕も行こう。 306 00:19:53,993 --> 00:19:56,996 お気をつけて。 307 00:19:56,996 --> 00:20:00,332 んっ! おぉ 師匠。 ご首尾は? 308 00:20:00,332 --> 00:20:03,002 なんか 魔王が どうのこうのって…。 309 00:20:03,002 --> 00:20:05,171 あれ? クリフたちは? 310 00:20:05,171 --> 00:20:08,507 あちらで食事を 調達していただいております。 311 00:20:08,507 --> 00:20:10,509 (ルーデウス)そっか…。 312 00:20:10,509 --> 00:20:13,012 ふぅ…。 313 00:20:13,012 --> 00:20:15,681 師匠 ナナホシ殿のことで➨ 314 00:20:15,681 --> 00:20:18,350 責任を感じる必要は ないのですからな。 315 00:20:18,350 --> 00:20:21,020 そうだな。 もっとも➨ 316 00:20:21,020 --> 00:20:23,856 生きて故郷に帰りたいと 思う気持ちは➨ 317 00:20:23,856 --> 00:20:27,860 余も少しはわかりますゆえ こうして手伝いはしますが。 318 00:20:27,860 --> 00:20:29,862 そうなのか? 319 00:20:29,862 --> 00:20:32,865 お前は今の生活を 気に入ってるんだと思ってたよ。 320 00:20:32,865 --> 00:20:36,869 無論そうですが 近頃になって 故郷の風景を➨ 321 00:20:36,869 --> 00:20:40,206 懐かしく思えてきたのも 事実ですゆえ。 322 00:20:40,206 --> 00:20:43,209 ナナホシ殿は あれだけ必死なのですから➨ 323 00:20:43,209 --> 00:20:47,880 きっと 故郷に大切なものを 残してきたのでしょうなぁ。 324 00:20:47,880 --> 00:20:51,884 好きなヤツと家族… って聞いたけどな。 325 00:20:51,884 --> 00:20:56,388 (ザノバ)その2つは 余には少々 わからんものですがな。 326 00:20:56,388 --> 00:20:59,058 お前にとっての人形だよ。 327 00:20:59,058 --> 00:21:03,662 なるほど。 それは確かに大切ですな。 328 00:21:05,831 --> 00:21:07,833 (2人)んっ? 329 00:21:13,339 --> 00:21:16,175 ぐえっ! うぅ…。 330 00:21:16,175 --> 00:21:20,179 うっ あっ うぅ…。 (おなかの鳴る音) 331 00:21:20,179 --> 00:21:22,681 ほら お食べなさい。 ハッ! 332 00:21:22,681 --> 00:21:24,850 ありがとう! ありがとう! 333 00:21:24,850 --> 00:21:29,522 アム アムアム… う~まい! うまい うまい うまいぞ! 334 00:21:29,522 --> 00:21:32,191 《あれ? なんかデジャビュが…》 335 00:21:32,191 --> 00:21:35,528 うまぁいぞぉ~っ! うっ!? 336 00:21:35,528 --> 00:21:37,630 ハッ! とうっ! 337 00:21:39,698 --> 00:21:42,368 スチャッ。 338 00:21:42,368 --> 00:21:46,539 貴様 感謝するぞ。 あっ ああ…。 339 00:21:46,539 --> 00:21:49,041 わらわは~…。 340 00:21:49,041 --> 00:21:52,211 (キシリカ)キシリカ! キシリス! 341 00:21:52,211 --> 00:21:55,548 人呼んで~…。 342 00:21:55,548 --> 00:22:00,486 魔界大帝~! 343 00:22:00,486 --> 00:22:03,155 だっ! 344 00:22:03,155 --> 00:22:05,157 だぁ~っ! 345 00:22:05,157 --> 00:22:08,994 お主は わらわの命を 救ってくれた! さぁ! 346 00:22:08,994 --> 00:22:11,997 何でも願いを言うがよい! 347 00:22:11,997 --> 00:22:14,800 さ~あっ!