1 00:00:34,501 --> 00:00:38,005 (小鳥の鳴き声) 2 00:00:52,352 --> 00:00:56,189 (ルーデウス)んっ…。 あっ…。 3 00:00:56,189 --> 00:01:01,361 (寝息) 4 00:01:01,361 --> 00:01:05,866 《前世の男:目の前に神がいた》 5 00:01:05,866 --> 00:01:08,168 おぉ…。 6 00:01:11,538 --> 00:01:15,042 《お釈迦様のように 優しく横たわる神。 7 00:01:15,042 --> 00:01:18,879 尊いお方であるからこそ 礼を欠かしてはならない》 8 00:01:18,879 --> 00:01:21,081 ヘヘヘ…。 9 00:01:26,219 --> 00:01:28,221 おぉ…! 10 00:01:28,221 --> 00:01:30,223 《くびれのない腰。 11 00:01:30,223 --> 00:01:32,993 幼すぎるのではないかと思える 肢体。 12 00:01:32,993 --> 00:01:36,663 胸に見えるのは 白毫ではないだろうか》 13 00:01:36,663 --> 00:01:40,500 (ロキシー)んっ…。 寒…。 14 00:01:40,500 --> 00:01:42,502 おぉ…。 15 00:01:42,502 --> 00:01:44,504 《お互い いろいろあったが➡ 16 00:01:44,504 --> 00:01:48,008 こうして ロキシーと結ばれたことが 俺はうれしい。 17 00:01:48,008 --> 00:01:51,845 っと いかん 朝は時間がないのだ。 起こさねば》 18 00:01:51,845 --> 00:01:55,349 ロキシー 起きてください。 朝ですよ。 19 00:01:55,349 --> 00:01:57,551 んっ…。 20 00:01:59,853 --> 00:02:03,690 おはようございます。 あっ! 21 00:02:03,690 --> 00:02:06,526 おはようございますぅ…。 22 00:02:06,526 --> 00:02:11,031 んっ! なんですか そんな残念そうな顔をして。 23 00:02:11,031 --> 00:02:13,700 いえ もっと明るい場所で➡ 24 00:02:13,700 --> 00:02:16,870 ロキシー師匠のお姿を じっくりと見てみたいと。 25 00:02:16,870 --> 00:02:20,040 んっ! もう…。 26 00:02:20,040 --> 00:02:23,210 早く行かないと きっと皆さん起きていますよ。 27 00:02:23,210 --> 00:02:26,613 フフッ… フッ はい! 28 00:02:33,987 --> 00:02:38,825 おはよう シルフィ。 (シルフィエット)おはよう ルディ。 29 00:02:38,825 --> 00:02:41,661 ルーシーは 今日も元気だよ。 30 00:02:41,661 --> 00:02:43,663 おはよう ルーシー。 31 00:02:43,663 --> 00:02:46,166 《心配性な俺とは裏腹に➡ 32 00:02:46,166 --> 00:02:49,002 ルーシーは すくすくと育っている。 33 00:02:49,002 --> 00:02:52,839 シルフィの産後も良好で 母子共に健康だ》 34 00:02:52,839 --> 00:02:55,175 今日も うちの子はかわいいなぁ。 35 00:02:55,175 --> 00:02:58,845 そうだねぇ なんでこんなに かわいいんだろうね。 36 00:02:58,845 --> 00:03:01,681 ママが かわいいからだろうねぇ。 37 00:03:01,681 --> 00:03:04,851 もう… ありがとう ルディ。 38 00:03:04,851 --> 00:03:07,688 あぁ…。 あっ! 39 00:03:07,688 --> 00:03:10,190 おはよう ロキシー。 あっ! 40 00:03:10,190 --> 00:03:14,027 あっ… おはようございます。 41 00:03:14,027 --> 00:03:16,530 えっと… ロキシー。 42 00:03:16,530 --> 00:03:18,698 昨日のルディ どうだった? うっ! 43 00:03:18,698 --> 00:03:22,369 あっ うっ その… よくしてもらいました。 44 00:03:22,369 --> 00:03:26,206 ルディも優しくしてくれ… って なんかすいません。 45 00:03:26,206 --> 00:03:28,375 フッ 謝ることはないよ。 46 00:03:28,375 --> 00:03:31,178 そうでしょうか。 そうだよ。 47 00:03:34,147 --> 00:03:37,984 おはよう ノルン。 (ノルン)おはようございます 兄さん。 48 00:03:37,984 --> 00:03:41,822 ルイジェルドさんのお話 また少し まとめたんですけど➡ 49 00:03:41,822 --> 00:03:44,991 読んでもらってもいいですか? もちろん。 50 00:03:44,991 --> 00:03:49,830 《スペルド族の名誉回復のために 俺が作ろうとしていた本は➡ 51 00:03:49,830 --> 00:03:52,499 今ではほとんど ノルンが書いている。 52 00:03:52,499 --> 00:03:56,169 まだ文章は拙いが 頑張って書いているようで➡ 53 00:03:56,169 --> 00:03:59,840 俺が書くより おもしろいものが 出来上がりそうだ》 54 00:03:59,840 --> 00:04:02,142 楽しみにしているな。 55 00:04:05,846 --> 00:04:08,014 おはよう 母さん。 56 00:04:08,014 --> 00:04:11,518 母さん 兄さんですよ。 57 00:04:14,688 --> 00:04:17,691 んっ。 フッ…。 58 00:04:17,691 --> 00:04:21,361 《シャリーアに戻ってきて 数か月たった今でも➡ 59 00:04:21,361 --> 00:04:24,030 ゼニスの記憶は戻らない。 60 00:04:24,030 --> 00:04:26,533 少しずつ変化は見られるが➡ 61 00:04:26,533 --> 00:04:30,537 今はまだ 様子を見るしかないだろう》 62 00:04:30,537 --> 00:04:33,807 (アイシャ)ご~はん~ ご~はん~! 63 00:04:33,807 --> 00:04:36,109 あっさ~ごはんだよ~! 64 00:04:38,478 --> 00:04:41,481 おはようございます お兄ちゃんに奥様! 65 00:04:41,481 --> 00:04:45,318 おはよう アイシャ。 今日の朝ごはんは何かな? 66 00:04:45,318 --> 00:04:48,989 今日の朝食は いつもと だいたい同じでございます! 67 00:04:48,989 --> 00:04:50,991 (リーリャ)アイシャ。 うっ! 68 00:04:50,991 --> 00:04:54,828 朝食の内容は面倒くさがらずに きちんと説明なさい。 69 00:04:54,828 --> 00:04:57,664 ヨコ豆とお芋のスープと麦パン。 70 00:04:57,664 --> 00:05:00,333 そして栄養たっぷりの 馬乳でございます! 71 00:05:00,333 --> 00:05:05,839 ルーデウス様 シルフィエット様 ロキシー様 おはようございます。 72 00:05:05,839 --> 00:05:08,175 おはようございます リーリャさん。 73 00:05:08,175 --> 00:05:11,178 《アイシャとリーリャさんは これまでと変わらず➡ 74 00:05:11,178 --> 00:05:14,014 メイドとして 家のことをやってくれている。 75 00:05:14,014 --> 00:05:17,350 アイシャが元気すぎて 叱られていることも多いが➡ 76 00:05:17,350 --> 00:05:20,187 なんだかんだ 2人とも楽しそうだ。 77 00:05:20,187 --> 00:05:23,523 一度は離れ離れになったけど➡ 78 00:05:23,523 --> 00:05:26,860 こうしてまた 家族一緒になることができた。 79 00:05:26,860 --> 00:05:30,363 今はそれだけで 俺はうれしい》 80 00:05:30,363 --> 00:05:33,066 では いただきます。 81 00:05:46,646 --> 00:05:50,650 (鳴き声) 82 00:05:56,656 --> 00:06:00,160 《俺とシルフィは 今日からまた学校に通う。 83 00:06:00,160 --> 00:06:02,829 しかも 俺たちだけじゃない》 84 00:06:02,829 --> 00:06:06,333 んっ どうかしましたか? 85 00:06:06,333 --> 00:06:09,336 いえ 何でも。 そうですか。 86 00:06:09,336 --> 00:06:11,338 ねぇ 学校のみんなには➡ 87 00:06:11,338 --> 00:06:15,008 もうロキシーの紹介は済んでいるの? ああ。 88 00:06:15,008 --> 00:06:18,845 ロキシー師匠を魔法大学の 教員として推薦したとき➡ 89 00:06:18,845 --> 00:06:23,016 施設の案内ついでに みんなに すばらしさを伝えておいたんだ! 90 00:06:23,016 --> 00:06:25,518 師匠はとにかく 崇高なお方だから➡ 91 00:06:25,518 --> 00:06:27,520 その尊さを知っておくことは➡ 92 00:06:27,520 --> 00:06:30,857 みんなの人生において プラスにしかならないからな。 93 00:06:30,857 --> 00:06:33,560 フンッ。 ルディらしいね。 94 00:06:35,462 --> 00:06:38,965 いろんな方に紹介していただいた のはうれしいんですが➡ 95 00:06:38,965 --> 00:06:42,469 ルディ 自分の師匠だったとは 言ってくれても➡ 96 00:06:42,469 --> 00:06:45,305 妻とは言って くれなかったんですよね…。 97 00:06:45,305 --> 00:06:47,974 あっ…! ルディ? 98 00:06:47,974 --> 00:06:50,477 ごっ ごめんよ ロキシー。 99 00:06:50,477 --> 00:06:55,315 あぁ マイ・スイートハート。 でも本当に愛しているんだ。 100 00:06:55,315 --> 00:06:59,152 んっ…。 あ… ありがとうございます。 101 00:06:59,152 --> 00:07:02,489 ねぇルディ ボクには言ってくれないの? 102 00:07:02,489 --> 00:07:05,659 もちろん シルフィだって愛しているよ。 103 00:07:05,659 --> 00:07:08,662 俺は2人とも! 104 00:07:08,662 --> 00:07:12,499 愛してる~! (生徒たち)おぉ~! 105 00:07:12,499 --> 00:07:14,668 ⚟いいぞ 泥沼! やっ ちょ…。 ルディ!? 106 00:07:14,668 --> 00:07:18,004 学校で そういうことはやめよう。 そうですよ。 107 00:07:18,004 --> 00:07:21,174 兄さん 恥ずかしいですよ…。 108 00:07:21,174 --> 00:07:25,845 (鐘の音) 109 00:07:25,845 --> 00:07:28,348 それでは 私はこちらなので。 110 00:07:28,348 --> 00:07:32,619 ああ ノルンも勉強 頑張って。 はい。 111 00:07:32,619 --> 00:07:36,623 あっ 兄さん 今日も帰りますね。 112 00:07:36,623 --> 00:07:38,625 フッ。 113 00:07:41,294 --> 00:07:43,797 おはよ~。 遅~い。 114 00:07:43,797 --> 00:07:46,132 おはよう。 おはよう ノルンちゃん。 115 00:07:46,132 --> 00:07:50,637 ノルンさん 人気者なんですね。 ノルンはかわいいですから。 116 00:07:50,637 --> 00:07:53,640 すごく頑張ってるのが 伝わってくるからね。 117 00:07:53,640 --> 00:07:55,809 応援したくなるんだよ。 118 00:07:55,809 --> 00:07:58,978 《妹が人気なのは 兄としてうれしい。 119 00:07:58,978 --> 00:08:00,981 が… あの男ども➡ 120 00:08:00,981 --> 00:08:03,650 ノルンに手ぇ出したら ただじゃおかねえぞ。 121 00:08:03,650 --> 00:08:08,488 どこの馬の骨ともわからんヤツに うちの妹はやれんからな。 122 00:08:08,488 --> 00:08:10,990 ですよね 父さん》 123 00:08:15,495 --> 00:08:18,832 (ジーナス)どうぞ。 (ノック) 124 00:08:18,832 --> 00:08:23,002 (ルーデウス)失礼します。 (ドアの開閉音) 125 00:08:23,002 --> 00:08:26,673 し… 失礼します。 126 00:08:26,673 --> 00:08:29,676 お待ちしていました。 127 00:08:29,676 --> 00:08:32,946 ルーデウスさんは 今日から復学でしたね。 128 00:08:32,946 --> 00:08:37,617 はい。 先日は挨拶だけでしたが 今日から またお世話になります。 129 00:08:37,617 --> 00:08:41,788 こちらこそ よろしくお願いします。 130 00:08:41,788 --> 00:08:46,126 ロキシーも 本日から 教壇に立っていただきますが…。 131 00:08:46,126 --> 00:08:49,129 緊張していますか? はい。 132 00:08:49,129 --> 00:08:51,965 んっ… 師匠。 133 00:08:51,965 --> 00:08:56,636 あっ! 教師なんていらないと 言っていたあのロキシーが➡ 134 00:08:56,636 --> 00:08:59,139 ずいぶんと変わりましたね。 135 00:08:59,139 --> 00:09:02,142 はい。 自分でも驚いています。 136 00:09:02,142 --> 00:09:04,978 当時の私は 思い上がっていまして…。 137 00:09:04,978 --> 00:09:08,815 ですが 今は人に ものを教える喜びというものが➡ 138 00:09:08,815 --> 00:09:11,985 少しは理解できたつもりです。 139 00:09:11,985 --> 00:09:16,656 うん よろしくお願いしますね ロキシー先生。 140 00:09:16,656 --> 00:09:19,159 はい! 141 00:09:19,159 --> 00:09:22,829 では 俺は先に教室に行きますね。 142 00:09:22,829 --> 00:09:25,131 はい またあとで。 143 00:09:28,001 --> 00:09:30,670 おはようございます。 144 00:09:30,670 --> 00:09:35,275 なんだ 一番乗りか。 (リニアーナ)あっ ボス! 145 00:09:35,275 --> 00:09:38,611 (リニアーナ)おはようございますだニャ。 (プルセナ)おはようなの。 146 00:09:38,611 --> 00:09:42,949 2人とも おはよう。 ボス~ 見てたニャ。 147 00:09:42,949 --> 00:09:46,953 朝から女2人も連れて登校とは いいご身分だニャ。 148 00:09:46,953 --> 00:09:51,291 私たちを捨てて2人目を 連れてくるなんて ヌーニなの。 149 00:09:51,291 --> 00:09:54,961 アチシらも今年で卒業だから 誰か見繕うニャ。 150 00:09:54,961 --> 00:09:57,964 そうなの。 今年は決闘するの。 151 00:09:57,964 --> 00:10:03,136 オトコを見つけて故郷に帰るの。 いいオトコ見つけるニャ ハハハハハ…! 152 00:10:03,136 --> 00:10:06,306 《今まで そういったことは 面倒くさそうにしていたが➡ 153 00:10:06,306 --> 00:10:10,310 どうやら 両手に花な俺が うらやましくなったみたいだな》 154 00:10:10,310 --> 00:10:12,312 (ザノバ)師匠! 155 00:10:12,312 --> 00:10:15,315 師匠ではありませんか! おはようございます。 156 00:10:15,315 --> 00:10:18,151 (ジュリエット)おはようございます グランドマスター。 157 00:10:18,151 --> 00:10:21,488 おはよう ザノバ。 ジュリも おはよう。 158 00:10:21,488 --> 00:10:24,824 教室に来られたということは 今日から また? 159 00:10:24,824 --> 00:10:27,660 ああ また一緒に研究できるな。 160 00:10:27,660 --> 00:10:29,662 それでしたら ちょうどいい! 161 00:10:29,662 --> 00:10:32,165 後ほど 見ていただきたいものが あります。 162 00:10:32,165 --> 00:10:36,169 何かあるのか? フフフフフフ…! 163 00:10:36,169 --> 00:10:39,339 この半年の 研究の成果であります! 164 00:10:39,339 --> 00:10:41,841 んふ~っ! わわ… わかった。 165 00:10:41,841 --> 00:10:44,344 楽しみにしておくよ。 166 00:10:50,850 --> 00:10:53,686 (ナナホシ)コホ コホッ…。 おはよう。 167 00:10:53,686 --> 00:10:56,523 おはよう。 コホ コホッ。 168 00:10:56,523 --> 00:11:00,026 大丈夫か? 大丈夫よ。 169 00:11:00,026 --> 00:11:02,695 それより 学校に来たってことは➡ 170 00:11:02,695 --> 00:11:05,031 しばらくは どこにも 行かないんでしょうね? 171 00:11:05,031 --> 00:11:08,034 ああ。 そう。 172 00:11:08,034 --> 00:11:11,871 これで研究の続きができるわね。 フッ。 173 00:11:11,871 --> 00:11:15,875 (クリフ)ルーデウス! クリフ先輩 おはようございます。 174 00:11:15,875 --> 00:11:18,711 リーゼから 一緒に戻ってきたとは 聞いていたが➡ 175 00:11:18,711 --> 00:11:22,382 僕の所にも挨拶に来てくれても よかったんじゃないか? 176 00:11:22,382 --> 00:11:26,386 すいません。 伺ったのですが その…。 177 00:11:26,386 --> 00:11:29,222 エリナリーゼさんと お忙しそうだったので。 178 00:11:29,222 --> 00:11:32,058 うっ… そっ そうか。 179 00:11:32,058 --> 00:11:36,329 うん そういうことなら仕方ない。 僕にも非があるな。 180 00:11:36,329 --> 00:11:39,332 しかし 子どもが生まれたのなら➡ 181 00:11:39,332 --> 00:11:41,668 一声かけてくれても よかったじゃないか。 182 00:11:41,668 --> 00:11:43,836 そ… そうですね。 183 00:11:43,836 --> 00:11:46,172 子育てで忙しいのも あるだろうが➡ 184 00:11:46,172 --> 00:11:49,342 最近まるで 僕を 避けているみたいじゃないか? 185 00:11:49,342 --> 00:11:51,678 《確かにそうかもしれない。 186 00:11:51,678 --> 00:11:55,181 ミリス教徒である彼は 妻を2人持つ俺に➡ 187 00:11:55,181 --> 00:11:58,351 あまりいい顔はしないと 思ったのは事実だ》 188 00:11:58,351 --> 00:12:03,523 それとも 僕に会いたくない 理由でもあったのかな? フッ。 189 00:12:03,523 --> 00:12:06,526 んっ…。 190 00:12:06,526 --> 00:12:10,196 実は 2人目の妻を…。 おはようございます。 あっ。 191 00:12:10,196 --> 00:12:13,366 さぁ 席に着いてください。 うぅ…!? 192 00:12:13,366 --> 00:12:16,536 ロキシー・ミグルディア・グレイラットです。 193 00:12:16,536 --> 00:12:18,538 彼女は本日付で➡ 194 00:12:18,538 --> 00:12:21,874 ラノア魔法大学の講師として 赴任されました。 195 00:12:21,874 --> 00:12:24,544 しばらくは私が補佐をしますが➡ 196 00:12:24,544 --> 00:12:28,381 彼女が このクラスの 新しい担任となりますので➡ 197 00:12:28,381 --> 00:12:31,551 皆さん よろしくお願いします。 198 00:12:31,551 --> 00:12:34,821 すでに紹介してもらった方も 多いと思いますが➡ 199 00:12:34,821 --> 00:12:39,325 私はそちらにいるルーデウス・グレイラットの 2番目の妻となります。 200 00:12:39,325 --> 00:12:43,663 教師と生徒では 接し方も 違ってくるとは思いますが➡ 201 00:12:43,663 --> 00:12:47,834 よろしくお願いします。 へぇ~。 202 00:12:47,834 --> 00:12:51,504 2番目の妻 ねぇ。 203 00:12:51,504 --> 00:13:01,514 ♬~ 204 00:13:01,514 --> 00:13:03,516 ハァ…。 205 00:13:03,516 --> 00:13:07,353 ルーデウス 君には 節操というものがないのかい。 206 00:13:07,353 --> 00:13:11,858 はい… 節操はちょっと 足りなかったかと思います。 207 00:13:13,860 --> 00:13:17,864 あの日 僕は君が シルフィ 一人を愛すると言うから➡ 208 00:13:17,864 --> 00:13:21,868 祝福したんだよ? はい… その節については➡ 209 00:13:21,868 --> 00:13:24,203 大変ありがたく思っています。 210 00:13:24,203 --> 00:13:28,041 もちろん 君がミリス教徒じゃ ないのは知っているから➡ 211 00:13:28,041 --> 00:13:30,543 これ以上 何も言わないけどね。 212 00:13:30,543 --> 00:13:33,046 いや むしろ祝福するよ。 213 00:13:34,981 --> 00:13:38,284 おめでとう。 ありがとうございます…。 214 00:13:40,319 --> 00:13:42,655 ふぅ…。 215 00:13:42,655 --> 00:13:48,327 君の妹とは 町の教会で時々会うんだ。 216 00:13:48,327 --> 00:13:50,330 彼女は言っていたよ。 217 00:13:50,330 --> 00:13:52,999 「将来は 兄さんとシルフィ姉さんのように➡ 218 00:13:52,999 --> 00:13:56,836 仲むつまじい 夫婦になりたい」って。 219 00:13:56,836 --> 00:13:59,505 彼女は 2人目の妻を連れてきた君に➡ 220 00:13:59,505 --> 00:14:03,009 なんと言っていたかな? 221 00:14:03,009 --> 00:14:06,512 怒ってました。 そうだろうとも! 222 00:14:06,512 --> 00:14:10,516 彼女は君と父君の生還を 毎日のように祈っていたからね。 223 00:14:10,516 --> 00:14:13,186 君が生きて帰ってきた ということ自体は➡ 224 00:14:13,186 --> 00:14:15,855 非常に 喜ばしいものだったんだろう。 225 00:14:15,855 --> 00:14:19,359 けれど 父親を失った 彼女の寄る辺は➡ 226 00:14:19,359 --> 00:14:21,361 君しかいないんだ。 227 00:14:21,361 --> 00:14:24,697 もう少し ノルンくんの心情を おもんぱかるべきじゃないかな。 228 00:14:24,697 --> 00:14:27,366 はい…。 229 00:14:27,366 --> 00:14:29,702 あんまり伴侶を 増やし過ぎることは➡ 230 00:14:29,702 --> 00:14:33,473 よいことじゃないよ。 はい…。 231 00:14:33,473 --> 00:14:37,477 あの クリフ先輩。 なんだ ルーデウス。 232 00:14:37,477 --> 00:14:40,146 ノルンの相手を してくださってたんですよね。 233 00:14:40,146 --> 00:14:42,982 ありがとうございました。 んっ…。 234 00:14:42,982 --> 00:14:46,819 教会で見かけたから 話し相手をしてやっただけだ。 235 00:14:46,819 --> 00:14:48,821 あっ それとな➡ 236 00:14:48,821 --> 00:14:51,824 あんな小さい子を 一人で出歩かせるんじゃない。 237 00:14:51,824 --> 00:14:53,993 この辺りは治安がいいけど➡ 238 00:14:53,993 --> 00:14:56,996 裏路地に入れば 人さらいだっているんだからな。 239 00:14:56,996 --> 00:14:59,499 はい 肝に銘じておきます。 240 00:14:59,499 --> 00:15:02,001 本当か? だいたい君はな…。 241 00:15:02,001 --> 00:15:05,004 まあまあ もうよいではないですか。 242 00:15:05,004 --> 00:15:07,507 こうして生きて 帰ってこられたのですから。 243 00:15:07,507 --> 00:15:11,844 ふぅ… まっ 本人も 反省しているようだしな。 244 00:15:11,844 --> 00:15:14,347 僕は君の罪を許そう。 245 00:15:14,347 --> 00:15:17,850 ミリス様は 寛大なお方で あらせられますからね。 246 00:15:17,850 --> 00:15:19,852 ありがとうございます。 247 00:15:23,689 --> 00:15:26,359 リーゼから聞いていたが…。 248 00:15:26,359 --> 00:15:29,862 君が片手を失うほどの 相手だったのか。 249 00:15:29,862 --> 00:15:32,965 (ルーデウス)魔術の効かない ヒュドラでした。 250 00:15:32,965 --> 00:15:34,967 魔術が効かない…。 251 00:15:34,967 --> 00:15:37,804 それなら 君が苦戦するのも納得だ。 252 00:15:37,804 --> 00:15:39,806 よく倒せたな。 253 00:15:39,806 --> 00:15:42,475 父さんたちがいたからですよ。 254 00:15:42,475 --> 00:15:46,779 勝てはしましたけど 失ったものも多かったです。 255 00:15:49,482 --> 00:15:54,821 (2人)うん。 師匠 少々お待ちください。 256 00:15:54,821 --> 00:15:57,323 んっ? 257 00:15:57,323 --> 00:16:01,494 こちらをご覧ください。 なんだそりゃ? 258 00:16:01,494 --> 00:16:03,996 先ほど教室で話したものです。 259 00:16:03,996 --> 00:16:05,998 僕たちの研究の成果さ。 260 00:16:05,998 --> 00:16:09,302 さっ 左手をこちらに。 お おう…。 261 00:16:15,508 --> 00:16:18,344 落ちそうだが…。 262 00:16:18,344 --> 00:16:21,848 呪文は 「土よ 我が腕となれ」です。 263 00:16:21,848 --> 00:16:25,051 はい? どうぞ 唱えてみてください。 264 00:16:27,019 --> 00:16:29,522 「土よ 我が腕となれ」。 265 00:16:35,461 --> 00:16:38,464 おっ…。 266 00:16:38,464 --> 00:16:40,466 お… おぉ…! 267 00:16:40,466 --> 00:16:44,570 動く! 動くぞ! ほら ルーデウス。 268 00:16:47,807 --> 00:16:49,809 すごいな! 269 00:16:49,809 --> 00:16:52,478 指先の感覚まであるのか! なんなんだ これ!? 270 00:16:52,478 --> 00:16:56,148 己の思いどおりに動く 手の魔道具です! 271 00:16:56,148 --> 00:16:58,317 自動人形を解析する中で➡ 272 00:16:58,317 --> 00:17:01,988 クリフ殿に協力してもらい ここまでこぎ着けました! 273 00:17:01,988 --> 00:17:07,159 これを使えば 余の怪力を抑えて 人形制作ができるのです! 274 00:17:07,159 --> 00:17:10,496 それはすごいな! もし力を出したければ➡ 275 00:17:10,496 --> 00:17:12,832 魔力を込めた分だけ強くなるぞ。 276 00:17:12,832 --> 00:17:14,834 ほう…。 277 00:17:16,836 --> 00:17:18,838 があっ! うぐぐ…。 278 00:17:18,838 --> 00:17:21,674 君 さっきのこと怒ってるだろ!? うぅ…! 279 00:17:21,674 --> 00:17:25,011 手がない状態で使えるかどうかは わからなかったのですが➡ 280 00:17:25,011 --> 00:17:27,013 大丈夫なようですな。 281 00:17:27,013 --> 00:17:31,517 なあ この手で魔術を使っても 問題ないのか? んっ? 282 00:17:31,517 --> 00:17:34,287 そろそろ 手を 離して…。 う~ん…。 283 00:17:34,287 --> 00:17:36,489 では 実験してみましょうか。 がぁ~っ 込めるな! 284 00:17:41,961 --> 00:17:43,963 何あれ? 285 00:17:43,963 --> 00:17:45,965 また決闘とか? え~っ。 286 00:17:50,136 --> 00:17:52,138 準備 できました! 287 00:17:52,138 --> 00:17:55,474 いいぞ やってみてくれ。 うん。 288 00:17:55,474 --> 00:17:58,578 いきま~す。 (2人)ささささ…。 289 00:18:02,982 --> 00:18:04,984 (発射音) 290 00:18:07,486 --> 00:18:09,488 わぁ…! 291 00:18:09,488 --> 00:18:11,490 (発射音) 292 00:18:13,492 --> 00:18:16,829 (発射音) 293 00:18:16,829 --> 00:18:19,665 (爆発音) 294 00:18:19,665 --> 00:18:25,171 (ざわめき) 295 00:18:25,171 --> 00:18:28,674 わぁ…! 付けたままでの魔術の使用も➡ 296 00:18:28,674 --> 00:18:30,843 問題なさそうだな。 はい。 297 00:18:30,843 --> 00:18:32,778 うお~っ! 298 00:18:32,778 --> 00:18:35,114 さすが師匠 お見事です! 299 00:18:35,114 --> 00:18:38,451 すごい発明じゃないか! 正直 驚いたよ。 300 00:18:38,451 --> 00:18:40,453 ありがとうございます。 301 00:18:40,453 --> 00:18:43,622 よろしければ その手 師匠に差し上げますよ。 302 00:18:43,622 --> 00:18:46,292 えっ いいのか? はい。 303 00:18:46,292 --> 00:18:49,962 まだ試作段階ですが ないよりはましでしょう。 304 00:18:49,962 --> 00:18:53,299 それに 師匠とクリフ殿に 手伝ってもらえれば➡ 305 00:18:53,299 --> 00:18:56,636 似たようなものは すぐに出来るでしょうからな。 306 00:18:56,636 --> 00:19:00,639 あっ そういえばこの魔道具 名前はあるのか? 307 00:19:00,639 --> 00:19:03,809 あっ 名前はまだ 付いていないのです。 308 00:19:03,809 --> 00:19:08,648 余もクリフ殿も あまり命名は 得意なほうではございませんゆえ。 309 00:19:08,648 --> 00:19:12,151 せっかくだし 君が名前を付けてくれないか。 310 00:19:12,151 --> 00:19:14,854 おお ぜひお願いいたします。 311 00:19:19,158 --> 00:19:22,661 う~ん… あっ。 312 00:19:22,661 --> 00:19:25,498 それなら 2人の名前から取って➡ 313 00:19:25,498 --> 00:19:27,667 「ザリフの義手」というのは どうだろう。 314 00:19:27,667 --> 00:19:30,503 君の名前が 入っていないじゃないか。 315 00:19:30,503 --> 00:19:33,606 いいんですよ 俺は関わってないんですから。 316 00:19:33,606 --> 00:19:37,610 関わっていないということは ないと思いますが…。 317 00:19:37,610 --> 00:19:40,946 (2人)フフッ。 318 00:19:40,946 --> 00:19:43,115 わかりました。 では➡ 319 00:19:43,115 --> 00:19:47,119 その手は ザリフの義手 試作第一号ですな。 320 00:20:00,800 --> 00:20:05,137 あっ…? あっ! (門の開閉音) 321 00:20:05,137 --> 00:20:09,308 おかえりなさ~い お兄ちゃ~ん! 322 00:20:09,308 --> 00:20:11,477 うわっ…。 ウフフフ…。 323 00:20:11,477 --> 00:20:13,479 っと…。 324 00:20:13,479 --> 00:20:15,815 ごはんにする? お風呂にする? 325 00:20:15,815 --> 00:20:17,983 それとも…。 326 00:20:17,983 --> 00:20:21,087 ア タ シ? 327 00:20:23,155 --> 00:20:26,659 じゃあ アイシャをいただいちゃおっかな! 328 00:20:26,659 --> 00:20:28,661 そ~れ それそれそれそれそれ~。 アハハハハ…! 329 00:20:28,661 --> 00:20:32,064 お兄ちゃんに襲われる~! アハハ… あれ? 330 00:20:33,999 --> 00:20:36,001 あっ! 331 00:20:36,001 --> 00:20:38,304 フッ… ただいま。 332 00:20:43,175 --> 00:20:46,011 その義手 魔道具なのですか? 333 00:20:46,011 --> 00:20:49,682 ええ。 ザノバとクリフ先輩の 研究成果だそうです。 334 00:20:49,682 --> 00:20:53,519 すごいね 本物の手みたいに動くなんて。 335 00:20:53,519 --> 00:20:57,523 これだけ動けば 普段の生活も なんとかなりそうだな。 336 00:20:57,523 --> 00:20:59,525 それに…。 337 00:20:59,525 --> 00:21:02,528 これで思う存分 2人を堪能できる! 338 00:21:02,528 --> 00:21:04,530 (シルフィエット)も~っ ルディ。 339 00:21:04,530 --> 00:21:06,532 (ロキシー)ちょっと どこ触ってるんですか。 340 00:21:06,532 --> 00:21:09,201 兄さん 恥ずかしいですよ。 341 00:21:09,201 --> 00:21:12,538 (アイシャ)ご~はん~ ご~はん~。 342 00:21:12,538 --> 00:21:16,208 ゆっう~ごはんだよ~。 343 00:21:16,208 --> 00:21:20,212 今日の夕食は いつもとだいたい 同じでございま~す。 344 00:21:20,212 --> 00:21:23,215 アイシャ! は~い。 345 00:21:23,215 --> 00:21:25,718 (一同)いただきま~す。 346 00:21:25,718 --> 00:21:29,221 《フィットア領の 転移事件が起きてから➡ 347 00:21:29,221 --> 00:21:31,390 本当にいろんなことがあった。 348 00:21:31,390 --> 00:21:35,828 魔大陸での冒険 エリスとの別れ。 349 00:21:35,828 --> 00:21:39,665 病気の治療 シルフィとの結婚。 350 00:21:39,665 --> 00:21:43,335 ロキシーとの再会 母さんの救出。 351 00:21:43,335 --> 00:21:47,840 その過程で 失ってしまったものも あるけれど…。 352 00:21:47,840 --> 00:21:50,843 いつもの日常が戻ってきた。 353 00:21:50,843 --> 00:21:55,047 これからも この 「いつも」を 大切にしていこう》 354 00:21:57,016 --> 00:22:12,331 ♬~ 355 00:22:16,368 --> 00:22:30,049 ♬~ 356 00:22:30,049 --> 00:22:33,852 《平穏な日常を 取り戻した俺は…》 357 00:22:38,490 --> 00:22:42,494 《こうして今日も 静かに祈るのだった》