1 00:00:41,308 --> 00:00:43,477 見つかったか? (エレネラ)はっ。 2 00:00:43,477 --> 00:00:48,815 魔法都市から飛び立つ姿を見たと クレハの手の者から。 3 00:00:48,815 --> 00:00:52,519 よし 先回りして確保せよ。 はっ! 4 00:00:57,491 --> 00:00:59,826 (扉の開閉音) 5 00:00:59,826 --> 00:01:03,330 ようやく会えるな… アレル。 6 00:01:08,001 --> 00:01:11,672 (マスティマ)ご実家には しばらく 帰っていなかったんですか? 7 00:01:11,672 --> 00:01:15,676 (アレル)ああ。 魔法都市に 来る前だから ちょうど1年か。 8 00:01:15,676 --> 00:01:19,513 う~ん…。 (プルル)プル? 9 00:01:19,513 --> 00:01:21,682 んっ? どうした? 10 00:01:21,682 --> 00:01:27,020 いえね ご主人様のご両親ってのが どうにも想像できないなと。 11 00:01:27,020 --> 00:01:30,023 うちの両親なら 普通の村人だぞ。 12 00:01:30,023 --> 00:01:32,025 またまた~! 13 00:01:32,025 --> 00:01:34,962 お2人とも無職だとか 言うんじゃないでしょうね。 14 00:01:34,962 --> 00:01:39,299 職業ってことなら 母さんが剣神で 父さんが魔導神だな。 15 00:01:39,299 --> 00:01:41,635 全然 普通じゃねえよ! 16 00:01:41,635 --> 00:01:43,637 んっ? んっ? 17 00:01:45,973 --> 00:01:48,075 今晩は あそこに泊まるか。 18 00:03:39,453 --> 00:03:41,955 あ~…。 19 00:03:41,955 --> 00:03:45,625 あ~ 生き返る。 これは いい湯だな。 20 00:03:45,625 --> 00:03:49,029 フゥ…。 フゥ…。 プルッ! 21 00:03:51,798 --> 00:03:53,800 んっ? 22 00:03:59,473 --> 00:04:01,475 (クレハ)入ってもいい? 23 00:04:01,475 --> 00:04:04,978 ああ。 そういえば 混浴と書いてあったな。 24 00:04:06,980 --> 00:04:10,984 うん。 ハァ… いいお湯。 25 00:04:10,984 --> 00:04:14,321 あなた 名前は? アレルだ。 26 00:04:14,321 --> 00:04:18,125 そう…。 お前は名乗らないのかよ! 27 00:04:22,996 --> 00:04:27,167 ここ よく来る? いや 初めてだ。 28 00:04:27,167 --> 00:04:30,003 実家に帰る途中で たまたま見つけたんだ。 29 00:04:30,003 --> 00:04:32,172 ご主人様。 んっ? 30 00:04:32,172 --> 00:04:35,175 この女 ただ者じゃありませんよ。 31 00:04:38,779 --> 00:04:42,949 そうみたいだな。 ハァ… どうせ襲われても➨ 32 00:04:42,949 --> 00:04:47,120 新しいスキルが見られたらラッキー ぐらいに考えているんでしょ。 33 00:04:47,120 --> 00:04:49,623 俺のこと わかってきたじゃないか。 34 00:04:49,623 --> 00:04:52,459 ハァ… はいはい。 35 00:04:52,459 --> 00:04:57,964 アレル 旅の目的は? そうだな。 強くなることかな。 36 00:04:57,964 --> 00:05:02,636 戦いが好き? そういうわけじゃない。 んっ? 37 00:05:02,636 --> 00:05:05,138 無職の俺が どこまで強くなれるのか➨ 38 00:05:05,138 --> 00:05:07,140 それが知りたいだけだ。 39 00:05:07,140 --> 00:05:09,476 本当に無職なの? そうだ。 40 00:05:09,476 --> 00:05:12,813 スキルは? 特にないが 困ってもいない。 41 00:05:12,813 --> 00:05:16,650 周りの人に ばかにされたり 笑われたりしない? 42 00:05:16,650 --> 00:05:19,152 そういうことも あるかもしれないな。 43 00:05:19,152 --> 00:05:21,321 だが 俺は気にしていない。 44 00:05:21,321 --> 00:05:23,657 う~ん…。 45 00:05:23,657 --> 00:05:28,161 アレル 私の国 皇国に来て。 んっ? 46 00:05:28,161 --> 00:05:31,998 皇国 職業のことで 笑ったりする人いない。 47 00:05:31,998 --> 00:05:34,935 女皇陛下が そういうのは だめって決めた。 48 00:05:34,935 --> 00:05:37,270 だから アレル 暮らしやすい。 49 00:05:37,270 --> 00:05:39,272 それは いい国だな。 50 00:05:39,272 --> 00:05:42,609 そう。 だから 一緒に来て。 51 00:05:42,609 --> 00:05:45,612 いや 遠慮する。 なぜ? 52 00:05:45,612 --> 00:05:49,449 さっきも言ったろ 特に困ってないって。 53 00:05:49,449 --> 00:05:52,953 それに 俺には 他に行きたい所があるからな。 54 00:05:52,953 --> 00:05:54,955 でも…。 55 00:05:57,958 --> 00:06:02,062 じゃあな。 (扉の開閉音) 56 00:06:08,468 --> 00:06:11,304 プルプル プルプル。 57 00:06:11,304 --> 00:06:14,808 よかったんですかい? さっきの話。 58 00:06:14,808 --> 00:06:17,310 なんだ? お前まで。 59 00:06:17,310 --> 00:06:20,647 いえね その皇国とやらに住んだら➨ 60 00:06:20,647 --> 00:06:24,351 ご主人様も幸せになれるかも しれないわけでしょ。 61 00:06:27,153 --> 00:06:30,490 そうすれば 俺様も お役御免! ってことで➨ 62 00:06:30,490 --> 00:06:32,926 解放されるんじゃないかと。 63 00:06:32,926 --> 00:06:35,929 残念だったな。 え~! 64 00:06:35,929 --> 00:06:39,733 まあ 人の幸せなんて それぞれですからね。 65 00:06:48,275 --> 00:06:50,277 止まって。 66 00:06:53,113 --> 00:06:57,450 私は 皇国八将軍の1人 忍姫 クレハ。 67 00:06:57,450 --> 00:07:00,620 女皇陛下の命令。 ついてきて。 68 00:07:00,620 --> 00:07:06,459 断ると言ったろ。 だめ。 女皇陛下の命令は 絶対。 69 00:07:06,459 --> 00:07:10,297 知らん。 俺は その女皇とやらに用がない。 70 00:07:10,297 --> 00:07:14,134 というか なんで 国のトップが 俺を捜しているんだ? 71 00:07:14,134 --> 00:07:17,137 わからないけど 重要任務。 72 00:07:17,137 --> 00:07:20,807 女皇陛下 ずっと 無職のアレルを捜してた。 73 00:07:20,807 --> 00:07:22,976 そんなこと 言われてもな。 74 00:07:22,976 --> 00:07:26,813 女皇陛下は女神。 悪いようにはしない。 75 00:07:26,813 --> 00:07:30,650 ハァ… 何度も言わせるな。 断る。 76 00:07:30,650 --> 00:07:33,253 そう… だったら…。 77 00:07:33,253 --> 00:07:35,755 ハッ! あっ…。 78 00:07:35,755 --> 00:07:40,093 そっちが その気なら こちらも容赦しない。 縮地? 79 00:07:40,093 --> 00:07:42,429 うっ! 80 00:07:42,429 --> 00:07:45,265 うっ… ぐあ~! うっ! 81 00:07:45,265 --> 00:07:47,267 うっ…。 82 00:07:49,936 --> 00:07:52,105 10人くらいか。 83 00:07:52,105 --> 00:07:54,607 隠れてないで 出てきたらどうだ? 84 00:07:57,277 --> 00:07:59,279 (サクラ)なぜ わかったのですか? 85 00:07:59,279 --> 00:08:02,949 我ら 全員 隠密スキルで 気配を消していたはず。 86 00:08:02,949 --> 00:08:07,120 隠れてても そこに人がいる事実は 消せないからな。 87 00:08:07,120 --> 00:08:11,124 10人も集まれば 違和感が重なり 察知されやすい。 88 00:08:11,124 --> 00:08:13,460 んっ… そんな…。 89 00:08:13,460 --> 00:08:15,462 あっ…。 90 00:08:15,462 --> 00:08:19,299 クレハ様 ご無事だったんですね! 91 00:08:19,299 --> 00:08:22,969 うん 平気。 ほう…。 92 00:08:22,969 --> 00:08:25,805 《実際 加護が ほとんど減っていない。 93 00:08:25,805 --> 00:08:29,476 若いのに この集団で いちばん強いのは間違いないな》 94 00:08:29,476 --> 00:08:33,747 うわ~! クレハ様のかわいいお顔に 泥が~! 95 00:08:33,747 --> 00:08:36,583 うぅ… んっ…。 んっ… あっ…。 96 00:08:36,583 --> 00:08:41,755 捕獲に集中! 気を付けて。 相手は ただの無職じゃない。 97 00:08:41,755 --> 00:08:44,457 全員で かかれ! (サクラたち)応! 98 00:08:50,764 --> 00:08:54,467 (ティルガ)急げ! このままじゃ クレハに手柄を取られちまうぜ! 99 00:08:57,771 --> 00:08:59,773 (ドーラ)女皇陛下のためにも➨ 100 00:08:59,773 --> 00:09:02,776 一刻も早く 無職のアレルを捕らえねば。 101 00:09:09,616 --> 00:09:12,285 ああ… あっ… なっ…。 102 00:09:12,285 --> 00:09:15,288 どうしたってんだ? 103 00:09:15,288 --> 00:09:17,791 敵は 何人いたのでしょう? 104 00:09:17,791 --> 00:09:24,297 敵は… 1人…。 無職です。 105 00:09:24,297 --> 00:09:28,134 ばかな 1人で…。 それも 無職が これをやったのか? 106 00:09:28,134 --> 00:09:31,137 何者なのです? 無職のアレル。 107 00:09:31,137 --> 00:09:33,840 (アレル) なんだ まだ 仲間がいたのか。 108 00:09:37,577 --> 00:09:41,414 だから 言ったでしょ ご主人様。 さっさと行きましょうって。 109 00:09:41,414 --> 00:09:44,751 だが 動いたら また 腹が減ってしまったからな。 110 00:09:44,751 --> 00:09:47,754 こいつが アレルか? 111 00:09:47,754 --> 00:09:51,424 確かに… ただ者ではないようですね。 112 00:09:51,424 --> 00:09:55,261 しかし 我こそは 皇国八将軍の1人➨ 113 00:09:55,261 --> 00:09:57,263 竜騎姫 ドーラである! 114 00:09:57,263 --> 00:09:59,432 無職のアレル 貴公に➨ 115 00:09:59,432 --> 00:10:02,435 我が女皇陛下の元へ 来ていただきます! 116 00:10:02,435 --> 00:10:05,772 ちょっと待て! その役目は この私➨ 117 00:10:05,772 --> 00:10:07,774 獣王 ティルガのものだ! 118 00:10:07,774 --> 00:10:13,112 わかった。 一斉にでもいいし ばらばらに かかってきてもいい。 119 00:10:13,112 --> 00:10:17,283 ただ 1つ 頼みがある。 んっ? はっ? 120 00:10:17,283 --> 00:10:19,786 なるべく それぞれの持つ 最高のスキルで➨ 121 00:10:19,786 --> 00:10:21,788 かかってきてほしい。 122 00:10:21,788 --> 00:10:23,790 俺は それが見たいんだ。 123 00:10:23,790 --> 00:10:29,295 おう。 なめた口 利いた付けは その体で払ってもらうからな。 124 00:10:29,295 --> 00:10:33,800 女皇陛下の前に連れていくまで 死なないでくださいね。 125 00:10:33,800 --> 00:10:35,969 フッ…。 126 00:10:35,969 --> 00:10:39,973 やぁ~! お覚悟! 127 00:10:51,317 --> 00:10:55,488 う~ん… めぼしいスキルは 見せてもらえなかったな。 128 00:10:55,488 --> 00:10:59,993 ご主人様… あんた どんどん 人間離れしてきてる自覚を➨ 129 00:10:59,993 --> 00:11:02,495 持ったほうがいいよ。 そうか? 130 00:11:02,495 --> 00:11:06,666 しかし 結局 女皇陛下とやらは なんで 俺を そこまで…。 131 00:11:06,666 --> 00:11:09,836 (クレハ)女皇陛下は 最高で最強…。 132 00:11:09,836 --> 00:11:13,673 おっ もう 気が付いたのか。 すごいな。 133 00:11:13,673 --> 00:11:15,675 あなた 強い…。 134 00:11:15,675 --> 00:11:19,679 でも 陛下のスキルには 絶対 かなわない。 135 00:11:22,182 --> 00:11:24,851 俺が 絶対 かなわないスキルか…。 136 00:11:24,851 --> 00:11:28,021 そのスキル どんなものなのか気になるな。 137 00:11:28,021 --> 00:11:32,525 母さんの剣技や 父さんの魔法とは また違う系統だろうか? 138 00:11:32,525 --> 00:11:34,460 まさか…。 139 00:11:34,460 --> 00:11:37,463 よし こっちから見に行こう。 140 00:11:37,463 --> 00:11:40,967 え~!! 141 00:11:51,978 --> 00:11:54,080 ここが皇国の城か…。 142 00:11:59,652 --> 00:12:02,488 (リアナ)わざわざ来てくれるなんて ありがとね。 143 00:12:02,488 --> 00:12:06,826 私は 戦姫 リアナ。 皇国八将軍の1人よ。 144 00:12:06,826 --> 00:12:12,665 (イグベルギア)同じく 死霊王 イグベルギア。 陛下の元へ 同行願う。 145 00:12:12,665 --> 00:12:15,168 (フィーナ)大聖女 フィーナです。 146 00:12:15,168 --> 00:12:18,004 おっ… おとなしくしてください。 147 00:12:18,004 --> 00:12:23,176 (キナ)海賊姫 キナちゃんだよ~ん! せっかくだから バトっとく? 148 00:12:23,176 --> 00:12:27,180 スキルを見せてくれるなら いくらでも かかってきたらいい。 149 00:12:27,180 --> 00:12:32,185 ただ そっちが けがしても 文句は言わないでくれよ。 150 00:12:32,185 --> 00:12:35,088 んっ… やめときゃいいのに。 151 00:12:38,458 --> 00:12:41,127 アレルは まだ 連れてこれんのか? 152 00:12:41,127 --> 00:12:43,129 はっ! まもなくかと…。 153 00:12:43,129 --> 00:12:45,632 んっ…。 (扉の開く音) 154 00:12:45,632 --> 00:12:49,302 (リアナ/イグベルギア)うっ うっ… うぅ…。 155 00:12:49,302 --> 00:12:52,138 全く… 八将軍とか言うから➨ 156 00:12:52,138 --> 00:12:55,308 すごいスキルを持っていると 思ったのに➨ 157 00:12:55,308 --> 00:12:57,644 意外と大したことなかったぞ。 158 00:12:57,644 --> 00:13:00,847 まっ… まさか 4人とも? 159 00:13:03,483 --> 00:13:06,653 それで 俺に用事がある女皇 ってのは どこだ? 160 00:13:06,653 --> 00:13:08,988 よければ そのスキル 見せてほしい。 161 00:13:08,988 --> 00:13:11,824 待て! 八将軍の1人➨ 162 00:13:11,824 --> 00:13:15,995 魔剣姫 エレネラが お相手…。 アレルー! なっ! 163 00:13:15,995 --> 00:13:19,832 (アステア)アレルだ! 本物のアレルなのだ! 164 00:13:19,832 --> 00:13:25,838 ぐっ… 離れろ 姉さん! んっ! フフフフ! アレル! アレルー! ハハッ! 165 00:13:25,838 --> 00:13:28,341 フフフフ! アハハハ! 姉さん? 166 00:13:28,341 --> 00:13:31,344 あっ… えっ? えっ… え~? (アステア)フフフフフ! アレル! フフフ! 167 00:13:31,344 --> 00:13:36,783 それで どういうことなんだ? 説明してもらおうか。 168 00:13:36,783 --> 00:13:40,119 なんで 姉さんが 女皇なんて やってるんだ? 169 00:13:40,119 --> 00:13:44,791 なんでって… それは アレルとの約束だったからなのだ。 170 00:13:44,791 --> 00:13:49,128 約束? そう。 アレルとの約束のため➨ 171 00:13:49,128 --> 00:13:53,299 お姉ちゃんは 職業差別のない国を作ったのだ! 172 00:13:53,299 --> 00:13:56,135 ここなら 無職でも何も言われないし➨ 173 00:13:56,135 --> 00:13:58,971 アレルも楽しく平和に暮らせるのだ! 174 00:13:58,971 --> 00:14:03,309 すてきです。 さすが 我らが女皇陛下。 175 00:14:03,309 --> 00:14:06,479 だから アレル ここで みんなで暮らすのだ。 176 00:14:06,479 --> 00:14:09,982 お母さんや お父さん ミラも ここに呼ぶのだ。 177 00:14:09,982 --> 00:14:11,984 その必要はない。 178 00:14:11,984 --> 00:14:15,988 そうだろう そうだろう! 今すぐにでも…。 179 00:14:15,988 --> 00:14:19,325 えっ!? その必要はないと言った。 180 00:14:19,325 --> 00:14:21,327 どっ… どうしてなのだ? 181 00:14:21,327 --> 00:14:27,166 お姉ちゃんは アレルのためにって 一生懸命 頑張ったのに…。 182 00:14:27,166 --> 00:14:30,002 そこは感謝してる。 ありがとう。 183 00:14:30,002 --> 00:14:32,839 なら! でも すまない。 184 00:14:32,839 --> 00:14:35,108 俺は 他に やりたいことが出来たんだ。 185 00:14:35,108 --> 00:14:38,277 そのためには ずっと ここにいるわけにはいかない。 186 00:14:38,277 --> 00:14:41,447 その やりたいことっていうのは なんなのだ? 187 00:14:41,447 --> 00:14:43,950 ここでは どうしても無理なのか? 188 00:14:43,950 --> 00:14:46,953 俺は… 無職だ。 189 00:14:46,953 --> 00:14:51,624 でも だからこそ 何を極めてもいい。 190 00:14:51,624 --> 00:14:55,128 他のみんなと違って 可能性は無限だと思っている。 191 00:14:55,128 --> 00:14:57,130 俺は 努力が好きだ。 192 00:14:57,130 --> 00:15:00,633 それで 新しいスキルを身に着けたり 工夫したりして➨ 193 00:15:00,633 --> 00:15:03,636 強くなっていくのが楽しいんだ。 194 00:15:03,636 --> 00:15:05,638 アレル…。 195 00:15:05,638 --> 00:15:10,476 家を出て 旅をすることで いろいろな人にも会えた。 196 00:15:10,476 --> 00:15:13,813 それぞれの考えや 目的があることを知った。 197 00:15:13,813 --> 00:15:17,650 そんな経験も 俺を成長させてくれるんだ。 198 00:15:17,650 --> 00:15:20,319 だから 姉さんの気持ちは ありがたいけど➨ 199 00:15:20,319 --> 00:15:24,824 俺は 自由に動ける 今のままがいい。 幸せなんだ。 200 00:15:24,824 --> 00:15:27,493 ハァ… そうか。 201 00:15:27,493 --> 00:15:30,830 アレルも いつの間にか 大人になってたのだな。 202 00:15:30,830 --> 00:15:34,433 わかった。 ならば 好きにしたらいい。 203 00:15:34,433 --> 00:15:37,603 姉さん… ありがとう。 204 00:15:37,603 --> 00:15:40,940 気が向いたら また遊びに来るよ。 205 00:15:40,940 --> 00:15:42,942 でも…。 206 00:15:42,942 --> 00:15:46,946 アレルが そのつもりなら お姉ちゃんも好きにするのだ。 207 00:15:50,616 --> 00:15:53,452 あれは… 天からの命令のごとく➨ 208 00:15:53,452 --> 00:15:57,290 すべてを己に従わせる最強のスキル 天命。 209 00:15:57,290 --> 00:16:01,961 まさか 女皇陛下 その力で 弟君を意のままに? 210 00:16:01,961 --> 00:16:06,466 そう… 弟は お姉ちゃんの 言うことを 聞くもの。 211 00:16:06,466 --> 00:16:08,467 アレル ストップなのだ! 212 00:16:11,804 --> 00:16:14,140 《これが姉さんのスキル…》 213 00:16:14,140 --> 00:16:16,142 (アステア)アレル こっちを向くのだ。 214 00:16:18,144 --> 00:16:22,315 アレル お姉ちゃんは ずっと この日を待っていたのだ! 215 00:16:22,315 --> 00:16:26,986 さあ アレル お姉ちゃんと結婚するのだ! 216 00:16:26,986 --> 00:16:29,989 なっ! あっ…。 (フィーナ/キナ)え~! 217 00:16:29,989 --> 00:16:31,991 そっ… それは➨ 218 00:16:31,991 --> 00:16:34,927 ただの こじらせたブラコンじゃないですか! 219 00:16:34,927 --> 00:16:39,532 うるさい うるさい! アレルは お姉ちゃんと結婚するのだ! 220 00:16:45,605 --> 00:16:49,108 全く… アレルってば てれ屋さんなんだから! 221 00:16:49,108 --> 00:16:53,613 しょうがない お姉ちゃんから…。 フフッ! 222 00:16:53,613 --> 00:16:56,616 むちゅ~! 223 00:16:56,616 --> 00:16:59,118 ぶはっ! 224 00:16:59,118 --> 00:17:01,454 陛下? あっ…。 225 00:17:01,454 --> 00:17:05,291 なっ… なぜ お姉ちゃんのスキルが 効いていなのだ? 226 00:17:05,291 --> 00:17:08,461 天命のスキルは 絶対なのに! 227 00:17:08,461 --> 00:17:11,297 女皇のスキルは最強だと聞いて➨ 228 00:17:11,297 --> 00:17:14,967 ここに来るまで どんなものかと 考えていたんだが…。 229 00:17:14,967 --> 00:17:17,637 最初の足止めで理解した。 230 00:17:17,637 --> 00:17:21,140 あのとき 直接 魅了の魔法がかかったとか➨ 231 00:17:21,140 --> 00:17:24,644 物理的に 脚が固まるとかはなかった。 232 00:17:24,644 --> 00:17:28,147 逆に 風の精霊が動いたのが わかったんだ。 233 00:17:28,147 --> 00:17:30,149 まっ… まさか…。 234 00:17:30,149 --> 00:17:33,252 それで 天命のスキルの発動条件は➨ 235 00:17:33,252 --> 00:17:36,756 相手に 自分の声を 聞かせることじゃないかと思った。 236 00:17:36,756 --> 00:17:38,925 だから 風の魔法で 一時的に➨ 237 00:17:38,925 --> 00:17:42,261 周囲の音が 聞こえないようにしてたんだ。 238 00:17:42,261 --> 00:17:46,933 それに どうやら違う命令は 同時に発動できないみたいだな。 239 00:17:46,933 --> 00:17:49,769 うぅ…。 240 00:17:49,769 --> 00:17:52,772 うわ~ん! 241 00:17:52,772 --> 00:17:57,276 実際 そのスキルは 使い方しだいで最強だと思う。 242 00:17:57,276 --> 00:18:00,947 ここにいる八将軍たちも それで従わせたんだろう? 243 00:18:00,947 --> 00:18:02,949 そっ… それは違います! (泣き声) 244 00:18:02,949 --> 00:18:05,618 んっ…。 (泣き声) 245 00:18:05,618 --> 00:18:09,288 私たちは あくまでも 陛下の志に感銘を受けて➨ 246 00:18:09,288 --> 00:18:12,792 従っているのです! そうだ そうだ! 247 00:18:12,792 --> 00:18:16,796 陛下の この国を思う心に 偽りなどない。 248 00:18:16,796 --> 00:18:19,131 あっ…。 249 00:18:19,131 --> 00:18:22,802 そうか… 姉さんも成長してたんだな。 250 00:18:22,802 --> 00:18:25,972 うぅ… アレル。 251 00:18:25,972 --> 00:18:31,143 それじゃ 姉さん またな。 元気そうでよかったよ。 252 00:18:31,143 --> 00:18:33,145 ああ…。 253 00:18:35,748 --> 00:18:40,419 アレル こんな お姉ちゃんのことも 心配してくれてたんだな。 254 00:18:40,419 --> 00:18:45,091 はい そのようですね。 ということは…。 255 00:18:45,091 --> 00:18:48,427 やっぱり 愛してくれてるのだ! 256 00:18:48,427 --> 00:18:51,097 きょうだいの愛は永遠なのだ! 257 00:18:51,097 --> 00:18:53,099 待っているのだ アレル。 258 00:18:53,099 --> 00:18:57,103 お姉ちゃんは もっと強くなって 迎えに行くのだ! 259 00:18:57,103 --> 00:18:59,605 (リアナ/イグベルギア/フィーナ/エレネラ/キナ)え~! 260 00:19:05,945 --> 00:19:08,948 (アレル)ただいま。 (ファラ/レオン)んっ? (扉の開く音) 261 00:19:08,948 --> 00:19:13,452 (レオン)お~! おかえり アレル。 (ファラ)元気そうね! 262 00:19:13,452 --> 00:19:16,622 また強くなったよ。 フフッ! あっ…。 263 00:19:16,622 --> 00:19:20,459 どこに行ってもいいけど けがだけは しないようにね。 264 00:19:20,459 --> 00:19:24,296 母さんが それを言うか。 フフッ。 265 00:19:24,296 --> 00:19:28,300 でも 帰ってくるなら 事前に 連絡の1つも➨ 266 00:19:28,300 --> 00:19:31,470 くれればよかったのに。 今度から そうする。 267 00:19:31,470 --> 00:19:33,572 (ミラ)兄様~! んっ…。 268 00:19:33,572 --> 00:19:37,576 おっ! また 大きくなったな ミラ。 269 00:19:37,576 --> 00:19:40,246 1年も どっか行っちゃうからです! 270 00:19:40,246 --> 00:19:44,083 もう 勝手にいなくなるの だめですからね。 アハハ。 271 00:19:44,083 --> 00:19:48,921 本当に 普通のご家族ですね。 だから 言ったじゃないか。 272 00:19:48,921 --> 00:19:52,425 なんかいる! フフフ! げっ! あっ! おっ! ちょ…。 273 00:19:52,425 --> 00:19:56,095 兄様 これ お土産? もらっていい? 274 00:19:56,095 --> 00:19:59,098 あ~! ああ 好きにしていい。 275 00:19:59,098 --> 00:20:01,267 うぐっ! うぅ~。 プルルも遊んでやってくれ。 276 00:20:01,267 --> 00:20:03,769 プルー! ちょっと ご主人様…。 277 00:20:03,769 --> 00:20:05,771 うおっ! ちょ…。 やった~! 278 00:20:05,771 --> 00:20:09,108 俺様は 最上級の悪魔なのに~! 279 00:20:09,108 --> 00:20:11,110 ヘヘッ… ツンツン…。 280 00:20:11,110 --> 00:20:13,279 そういえば 姉さんに会ったよ。 281 00:20:13,279 --> 00:20:17,283 あら 元気だった? うん たぶん。 282 00:20:19,785 --> 00:20:21,787 (ライナ)ハァ…。 283 00:20:25,791 --> 00:20:31,130 (泣き声) 284 00:20:31,130 --> 00:20:36,135 はい。 (ノック) 285 00:20:36,135 --> 00:20:38,137 ライナか どうした? 286 00:20:38,137 --> 00:20:41,307 いや… なんというか その…。 287 00:20:41,307 --> 00:20:43,642 久々に帰ってきたことだし➨ 288 00:20:43,642 --> 00:20:47,480 少し 話がしたいと思ったのだが だめだろうか? 289 00:20:47,480 --> 00:20:51,150 だめなわけがないだろ。 そうか。 290 00:20:51,150 --> 00:20:54,653 魔法都市での話を もっと詳しく聞きたかったんだ。 291 00:20:54,653 --> 00:20:57,656 俺も ライナの話が聞きたかったんだ。 292 00:20:57,656 --> 00:20:59,825 そっ… そうなのか。 293 00:20:59,825 --> 00:21:03,496 てっきり お前のほうは 私に興味がないのかとばかり…。 294 00:21:03,496 --> 00:21:08,000 1年 あの母さんに みっちり 修業をつけてもらったんだろう? 295 00:21:08,000 --> 00:21:10,836 どれだけ強くなったのか 興味津々だ。 296 00:21:10,836 --> 00:21:16,509 アハハハハ… そうだな。 やっぱり そっちだよな。 297 00:21:16,509 --> 00:21:18,511 んっ? (扉の閉まる音) 298 00:21:21,680 --> 00:21:23,682 ハァ…。 299 00:21:23,682 --> 00:21:26,852 それで 魔法都市は どんな所だったんだ? 300 00:21:26,852 --> 00:21:28,854 ああ。 301 00:21:28,854 --> 00:21:32,558 まずは 3人の魔法使いの 子どもたちに出会って…。 302 00:21:34,960 --> 00:21:38,297 (ミラ)あ~!! 303 00:21:38,297 --> 00:21:40,299 (ファラ/ライナ)んっ? 304 00:21:42,635 --> 00:21:44,637 んっ…。 305 00:21:44,637 --> 00:21:47,640 また 兄様が どっか行っちゃった! 306 00:21:47,640 --> 00:21:51,477 (レオン/ファラ/ライナ)あっ…。 フッ… フフフ。 フッ…。 307 00:21:51,477 --> 00:21:53,813 フッ… やはりな。 308 00:21:53,813 --> 00:22:13,832 ♬~ 309 00:22:13,832 --> 00:22:33,786 ♬~ 310 00:22:33,786 --> 00:22:41,126 ♬~ 311 00:22:41,126 --> 00:22:45,130 次は どんなスキルに出合えるかな? 楽しみだ!