1 00:00:05,297 --> 00:00:08,509 <ライナ:私が アレルの家で 修業を積むようになり 2 00:00:08,509 --> 00:00:10,678 3年の月日が過ぎた> 3 00:00:18,018 --> 00:00:20,020 (ライナ)んっ…。 4 00:00:23,315 --> 00:00:25,317 (ファラ)うん おいしい! 5 00:00:25,317 --> 00:00:28,529 ライナちゃん お茶 入れるの 上手になりましたね! 6 00:00:28,529 --> 00:00:31,866 ハァ… ありがとうございます。 7 00:00:31,866 --> 00:00:34,535 いろいろ 教えてくださったおかげです。 8 00:00:34,535 --> 00:00:37,037 (ミラ)うわ~ん! (2人)あっ! 9 00:00:37,037 --> 00:00:40,040 (泣き声) 10 00:00:40,040 --> 00:00:42,334 ミラ? どうした? 11 00:00:42,334 --> 00:00:47,339 兄様を起こしに行ったら 書き置きがあって…。 12 00:00:47,339 --> 00:00:51,343 何? んっ… うぅ…。 13 00:00:51,343 --> 00:00:54,889 ((アレル:魔法都市に行く。 アレル)) 14 00:00:54,889 --> 00:00:56,891 えっ!? 15 00:00:56,891 --> 00:01:02,188 え~ん! また 兄様が~! よしよし。 16 00:01:02,188 --> 00:01:06,734 魔法都市に興味があるとは 言っていましたが いきなりね。 17 00:01:06,734 --> 00:01:11,572 私も 昔 同じようなことを してしまったが…。 18 00:01:11,572 --> 00:01:14,575 突然 残されるほうは 寂しいものだな。 19 00:01:14,575 --> 00:01:16,577 フッ! うわっ! あっ…。 だから 20 00:01:16,577 --> 00:01:19,580 ライナちゃんまで 急に いなくなったりしないでね。 21 00:01:19,580 --> 00:01:21,916 しません。 私は まだ 22 00:01:21,916 --> 00:01:25,753 教えていただくことが ありますから。 んっ…。 23 00:01:25,753 --> 00:01:28,088 お姉ちゃんといい あの子といい 24 00:01:28,088 --> 00:01:30,925 うちの人たちは 自由すぎるのよね。 25 00:01:30,925 --> 00:01:32,927 誰に似たのかしら? 26 00:01:32,927 --> 00:01:36,764 (レオン)ふぁ~あ… おはよう。 27 00:01:36,764 --> 00:01:39,767 (ミラ/ファラ/ライナ)あっ…。 んっ? 28 00:01:39,767 --> 00:01:41,769 ハァ…。 29 00:01:41,769 --> 00:01:44,939 でも みんな 元気ならいいわね。 30 00:03:16,322 --> 00:03:32,046 ♪~ 31 00:03:32,046 --> 00:03:34,715 魔法都市まで あと どれぐらいだ? 32 00:03:34,715 --> 00:03:37,718 う~ん… 2日ぐらいかな。 33 00:03:37,718 --> 00:03:42,222 しかし お客さんも 本当に変わってますね。 んっ? 34 00:03:42,222 --> 00:03:44,892 3年前は 剣の都市で大活躍。 35 00:03:44,892 --> 00:03:49,730 でも すぐ 田舎に戻ってしまって 今度は 魔法都市ですか。 36 00:03:49,730 --> 00:03:53,233 (カイト)なあ あんたも 魔法学院に行くつもりなのか? 37 00:03:53,233 --> 00:03:55,235 ああ そうだ。 38 00:03:55,235 --> 00:03:58,530 にしては 俺たちより ずいぶん年上だな。 39 00:03:58,530 --> 00:04:01,742 魔法学院に入るなら 遅すぎるんじゃねえの? 40 00:04:01,742 --> 00:04:04,078 (クーファ)やめなさいよ カイト。 きっと この人 41 00:04:04,078 --> 00:04:06,747 ずっと 入学試験 落ち続けちゃってるのよ。 42 00:04:06,747 --> 00:04:08,749 いや 俺は…。 43 00:04:08,749 --> 00:04:11,377 プッ! フッ…。 44 00:04:11,377 --> 00:04:15,255 頑張った結果 それなんだから ばかにしちゃだめ。 45 00:04:15,255 --> 00:04:17,758 クーファのほうが フォローしているようで 46 00:04:17,758 --> 00:04:20,260 かえって ひどいこと 言ってるじゃねえか! 47 00:04:20,260 --> 00:04:24,556 はぁ? そんなことないでしょう? むぅ~! (コレット)あっ… あの…。 48 00:04:24,556 --> 00:04:27,101 けっ… けんかは やめてください。 49 00:04:27,101 --> 00:04:29,103 うるせえ コレット! 50 00:04:29,103 --> 00:04:31,563 俺は こんな女なんか 相手にしてねえし! 51 00:04:31,563 --> 00:04:34,566 私だって こんながき! あっ? うぅ~。 52 00:04:34,566 --> 00:04:36,568 《全員 魔術師かな? 53 00:04:36,568 --> 00:04:40,572 だとすると 祝福を受けて まだ 日が浅そうだな》 54 00:04:40,572 --> 00:04:43,951 で あんたは なんの魔法が得意なんだ? 55 00:04:43,951 --> 00:04:46,412 ちなみに 俺は赤魔法だ。 56 00:04:46,412 --> 00:04:49,415 得意な魔法か…。 57 00:04:49,415 --> 00:04:52,292 ((いいか? アレル。 58 00:04:52,292 --> 00:04:55,295 魔法には 属性が存在する。 59 00:04:55,295 --> 00:04:59,299 赤 青 緑 黄 そして 白 黒の6種類だ。 60 00:04:59,299 --> 00:05:02,970 取得できる魔法スキルは 人によって異なるんだが)) 61 00:05:02,970 --> 00:05:05,597 アレルの場合 縛りがないからな。 62 00:05:05,597 --> 00:05:10,144 父さんが知ってる魔法 全部 やってみよう。 わかった。 63 00:05:10,144 --> 00:05:14,148 よ~し! まず どれからいこうかな~ 64 00:05:14,148 --> 00:05:17,818 う~ん 特にないかな。 俺は無職だから。 はっ? 65 00:05:17,818 --> 00:05:21,447 ウフフフフ! カイト あんた からかわれてるのよ。 66 00:05:21,447 --> 00:05:24,450 普通 無職が 魔法学院に入ろうなんて 67 00:05:24,450 --> 00:05:26,994 思うはずないわ。 何!? 68 00:05:26,994 --> 00:05:30,622 こら! つまんねえ冗談 言ってんじゃねえよ! 69 00:05:30,622 --> 00:05:34,168 うそじゃないぞ。 ほら 鑑定書。 70 00:05:34,168 --> 00:05:37,171 (コレット)えっ? うそ 本当だ。 71 00:05:37,171 --> 00:05:40,007 私 無職って 初めて見たわ。 72 00:05:40,007 --> 00:05:43,010 マジで 無職が魔法を学ぼうってのかよ。 73 00:05:43,010 --> 00:05:45,179 あんた 頭 おかしいだろ。 74 00:05:45,179 --> 00:05:48,015 この展開 前にもあったな。 75 00:05:48,015 --> 00:05:51,018 (雄たけび) 76 00:05:51,018 --> 00:05:54,354 あっ! うっ…。 (いななき) 77 00:05:54,354 --> 00:05:58,484 何? すごい声みたいなのが 聞こえましたけど…。 78 00:05:58,484 --> 00:06:00,861 トロルキングの雄たけびだ。 79 00:06:00,861 --> 00:06:03,363 森から 俺たちに向けて ほえたようだな。 80 00:06:03,363 --> 00:06:06,658 トロルキング!? めちゃくちゃ強いやつじゃん! 81 00:06:06,658 --> 00:06:10,037 おじさん 早く逃げて! それが…。 82 00:06:10,037 --> 00:06:13,499 馬が気絶しちまって。 (カイト)どうするんだよ! 83 00:06:13,499 --> 00:06:16,210 うわ~ん! 死んじゃいます! 84 00:06:16,210 --> 00:06:19,213 んっ… 落ち着いて コレット。 85 00:06:19,213 --> 00:06:22,216 キングだろうと トロルは トロルよ。 86 00:06:22,216 --> 00:06:24,384 そっ… そうだ。 (クーファ/コレット)あっ…。 87 00:06:24,384 --> 00:06:27,221 あいつら 動きは鈍いし 大きいはず! 88 00:06:27,221 --> 00:06:30,682 うん。 私たちの攻撃だって きっと当たる。 89 00:06:30,682 --> 00:06:34,686 みんなでやれば いけるかも! うっ… うん。 90 00:06:34,686 --> 00:06:38,690 しゃっ! 魔法を使いまくって倒そうぜ! 91 00:06:38,690 --> 00:06:41,235 (コレット/カイト/クーファ)あっ…。 (足音) 92 00:06:41,235 --> 00:06:45,239 (3人)んっ…。 (草木の揺れる音) 93 00:06:45,239 --> 00:06:49,409 (うなり声) 94 00:06:49,409 --> 00:06:53,539 ハッ… ひぃ! ばか! 怖がったら負けだ。 95 00:06:53,539 --> 00:06:57,918 確かに でかいけど あんなやつ…。 ウゥ… ウゥ… グエッ! 96 00:06:57,918 --> 00:07:00,921 (クーファ/カイト/コレット)えっ? 97 00:07:00,921 --> 00:07:04,258 (うなり声) 98 00:07:04,258 --> 00:07:07,928 でで… でかすぎる! なんだ!? あいつ。 99 00:07:07,928 --> 00:07:11,932 無理よ あんなの! あっ…。 うっ… ああ…。 100 00:07:11,932 --> 00:07:14,726 あんなの 俺たちが戦える相手じゃねえ! 101 00:07:14,726 --> 00:07:19,273 どうしよう? 私の魔法じゃ…。 私だって…。 102 00:07:19,273 --> 00:07:23,277 うっ… くっ…。 103 00:07:23,277 --> 00:07:27,447 (クーファ)カイト? (コレット)カイト君! 104 00:07:27,447 --> 00:07:29,950 んっ! 105 00:07:29,950 --> 00:07:33,453 何も やらないで負けるなんて 絶対 ごめんだ。 106 00:07:33,453 --> 00:07:36,456 俺の魔力を 全部 使えば きっと…。 107 00:07:39,585 --> 00:07:42,588 ファイヤーボール! グオー! 108 00:07:42,588 --> 00:07:45,299 (コレット)やった! 当たりまし…。 (クーファ)あっ! 109 00:07:45,299 --> 00:07:47,968 (叫び声) 110 00:07:47,968 --> 00:07:51,972 ダメージ ゼロです! 怒らせただけじゃないの! 111 00:07:51,972 --> 00:07:55,475 くく… くそっ! 俺は もう 魔力切れだ! 112 00:07:55,475 --> 00:07:59,605 (アレル)エクスプロージョン! (うめき声) 113 00:07:59,605 --> 00:08:01,607 うっ! くっ…。 114 00:08:04,985 --> 00:08:07,487 (クーファ/コレット)えっ? えっ? え~? 115 00:08:07,487 --> 00:08:10,616 何が起きた? トロルが 一瞬で灰に? 116 00:08:10,616 --> 00:08:15,621 (アレル)もっと 威力を落としても よかったな。 あっ…。 117 00:08:15,621 --> 00:08:18,332 明らかに オーバーキルだった。 118 00:08:18,332 --> 00:08:21,168 まさか 今の お前が やったのか? 119 00:08:21,168 --> 00:08:26,340 コレット エクスプロージョンって 確か…。 最上級の赤魔法です。 120 00:08:26,340 --> 00:08:30,344 ていうか 魔導王が使うクラスの 魔法じゃねえか! 121 00:08:37,643 --> 00:08:41,813 お~ すみませんね。 今回も また 助けられました。 122 00:08:41,813 --> 00:08:44,524 次は あんたの腕前を見てみたいな。 123 00:08:44,524 --> 00:08:48,195 アハハハ! もう トラブルは勘弁ですよ。 124 00:08:48,195 --> 00:08:50,822 (カイト)あっ… あの…。 (2人)んっ? 125 00:08:50,822 --> 00:08:53,825 すっ… すみませんでした! んっ? 126 00:08:53,825 --> 00:08:56,536 偉い大先生とは つゆ知らず! 127 00:08:56,536 --> 00:08:59,665 先ほどからの無礼の数々 お許しください! 128 00:08:59,665 --> 00:09:01,833 先生じゃない。 いえ! 129 00:09:01,833 --> 00:09:05,379 どうか これからは 師匠と呼ばせてください! 130 00:09:05,379 --> 00:09:08,674 俺 あなたのような すごい 魔法使いになりたいんです! 131 00:09:08,674 --> 00:09:11,677 だから 俺は そんなもんじゃない。 132 00:09:11,677 --> 00:09:14,680 もう一度 無職の鑑定書を見るか? 133 00:09:14,680 --> 00:09:18,684 この鑑定書 偽造に違いないわ! 134 00:09:18,684 --> 00:09:22,562 なるほど。 なんらかの理由で 正体を隠されているのですね。 135 00:09:22,562 --> 00:09:26,066 あっ すげえ! さすが師匠! かっこいいです! 136 00:09:26,066 --> 00:09:29,569 いや だから 俺は無職だって。 137 00:09:29,569 --> 00:09:33,073 それじゃあ 皆さん 魔法都市に向かいますよ。 138 00:09:33,073 --> 00:09:37,869 ハァ…。 こんなことなら 剣で倒しておけばよかった。 139 00:09:49,214 --> 00:09:53,927 師匠! あの湖に浮かぶ島が 魔法都市 アルスベルです! 140 00:09:53,927 --> 00:09:56,596 ほう… 父さんが言ってたとおり 141 00:09:56,596 --> 00:09:59,099 ずいぶんと おもしろい場所にあるんだな。 142 00:10:03,937 --> 00:10:06,106 あっ… フッ…。 143 00:10:06,106 --> 00:10:09,109 この橋は 魔法で維持しているそうです! 144 00:10:09,109 --> 00:10:11,778 さすが魔法都市 って感じですよね! 145 00:10:11,778 --> 00:10:15,407 あの生意気カイトが 飼い犬のように懐いている。 146 00:10:15,407 --> 00:10:18,618 アレルさんは すごい魔力の 持ち主だと思いますが 147 00:10:18,618 --> 00:10:20,787 それにしても驚きです。 148 00:10:20,787 --> 00:10:23,623 ハッ! まさか 魔法で手なずけた? 149 00:10:23,623 --> 00:10:26,626 はっ… 離れて 様子をうかがいましょう。 150 00:10:26,626 --> 00:10:29,421 《いらぬ誤解をされている》 (カイト)うわ~! 151 00:10:33,967 --> 00:10:37,971 師匠も 赤の学院で 入学試験 受けますよね? 152 00:10:37,971 --> 00:10:39,973 俺と一緒です! 153 00:10:39,973 --> 00:10:41,975 もしかして 魔法によって 154 00:10:41,975 --> 00:10:44,978 学院が分けられているのか? 当然っす。 155 00:10:44,978 --> 00:10:47,272 魔法文字も単語も文法も 156 00:10:47,272 --> 00:10:49,983 魔法の属性によって違いますから。 157 00:10:49,983 --> 00:10:55,155 私は青の学院よ。 わっ… 私は緑の学院です。 158 00:10:55,155 --> 00:10:58,450 緊張します~。 フフフ。 159 00:10:58,450 --> 00:11:00,452 ヘッ… 試験 落ちて 160 00:11:00,452 --> 00:11:03,288 田舎へ とんぼ返りに ならないようにしろよ! 161 00:11:03,288 --> 00:11:06,291 その言葉 そっくり返すわよ! 162 00:11:06,291 --> 00:11:08,835 入学試験か…。 163 00:11:08,835 --> 00:11:12,839 剣の都市みたいに 門前払いに ならなければいいのだが。 164 00:11:22,182 --> 00:11:27,687 受験生は申込用紙に記入して 受付に提出してください。 165 00:11:27,687 --> 00:11:30,857 (カイト)師匠! あそこが入学試験の受付ですよ。 166 00:11:36,029 --> 00:11:40,867 アレルさんですね。 フェイノット出身。 職業は…。 167 00:11:40,867 --> 00:11:44,329 こちらで よろしかったですか? そうだ。 168 00:11:44,329 --> 00:11:47,499 《やはり 無職だと 拒否されてしまうのか?》 169 00:11:47,499 --> 00:11:50,877 あっ…。 記入の不備はございません。 170 00:11:50,877 --> 00:11:55,215 受験番号は 12番になります。 あっ…。 171 00:11:55,215 --> 00:11:58,343 いいのか? 無職でも。 どんな職業であれ 172 00:11:58,343 --> 00:12:02,055 試験を受ける権利はありますので。 そうか…。 173 00:12:02,055 --> 00:12:05,517 剣の都市と だいぶ違うな。 174 00:12:05,517 --> 00:12:09,354 さあ 師匠 試験会場に行きましょう! 175 00:12:09,354 --> 00:12:13,233 師匠なら 一発合格 間違いなしですよ! 176 00:12:13,233 --> 00:12:15,360 だといいけどな。 177 00:12:15,360 --> 00:12:18,363 んっ…。 178 00:12:18,363 --> 00:12:21,741 ファイヤーボール! 179 00:12:21,741 --> 00:12:23,743 当たった! 180 00:12:23,743 --> 00:12:26,246 10番 合格。 やった! 181 00:12:26,246 --> 00:12:28,540 次 11番。 (ロイス)はい。 182 00:12:28,540 --> 00:12:31,084 どいつもこいつも 初級のファイヤーボールか。 183 00:12:31,084 --> 00:12:33,086 しょぼすぎだな。 184 00:12:33,086 --> 00:12:36,089 うっ! くっ…。 むっ! 185 00:12:36,089 --> 00:12:39,384 おや… その年で 上級職の魔導師か。 186 00:12:39,384 --> 00:12:41,386 (カイト)マジかよ! フフッ。 187 00:12:41,386 --> 00:12:44,264 すごいことなのか? 祝福で上級職は 188 00:12:44,264 --> 00:12:46,266 間違いなく 天才です! 189 00:12:46,266 --> 00:12:49,394 誰もが羨む エリートコース まっしぐらですよ! 190 00:12:49,394 --> 00:12:52,397 祝福で上級職か…。 191 00:12:52,397 --> 00:12:56,943 《田舎で ただの小さいおっさんに なっている場合もあるけどな》 192 00:12:56,943 --> 00:13:00,780 あの人形 僕の炎で 壊しちゃっても大丈夫かな? 193 00:13:00,780 --> 00:13:02,782 ああ かまわんぞ。 194 00:13:02,782 --> 00:13:05,785 師匠 なんか生意気なやつですね あいつ。 195 00:13:05,785 --> 00:13:09,122 お前に言えたことじゃない と思うぞ。 えっ? 196 00:13:09,122 --> 00:13:12,292 はぁ~! ほう。 197 00:13:12,292 --> 00:13:14,586 焼き尽くせ イラプション! 198 00:13:16,963 --> 00:13:19,299 すげえ! 火柱だ! 199 00:13:19,299 --> 00:13:23,803 あれが魔導師? 本当に 私たちと同じ受験生なの? 200 00:13:23,803 --> 00:13:26,139 (カイト)まっ… まあ? なかなか やるやつだけど 201 00:13:26,139 --> 00:13:28,975 師匠のほうが すごいな! むっ…。 202 00:13:28,975 --> 00:13:30,977 今のは聞き捨てならないね。 203 00:13:30,977 --> 00:13:33,980 その師匠とやらは 僕と同じレベルなわけ? 204 00:13:33,980 --> 00:13:36,316 ば~か! それ以上だ! 205 00:13:36,316 --> 00:13:38,818 ですよね? 師しょ… うっ! やめろ。 206 00:13:38,818 --> 00:13:42,614 ハハッ! 師匠は 実力差を わかっているようだね。 207 00:13:42,614 --> 00:13:45,325 僕みたいに 金属を炎で溶かすなんて 208 00:13:45,325 --> 00:13:47,994 魔術師程度では不可能なんだから。 209 00:13:47,994 --> 00:13:51,831 んっ? 振り返って よく見てみろ。 あっ…。 210 00:13:51,831 --> 00:13:54,834 あっ! 溶けてない!? 211 00:13:54,834 --> 00:13:57,629 僕のイラプションに耐えるなんて。 212 00:13:57,629 --> 00:14:01,341 あれは 黄の学院で造られた ミスリル像だからね。 213 00:14:01,341 --> 00:14:04,177 そう簡単に溶けたりはしないよ。 214 00:14:04,177 --> 00:14:08,014 ミスリル? どの鉱物よりも 硬いといわれてる素材よね? 215 00:14:08,014 --> 00:14:10,016 さすが魔法都市。 216 00:14:10,016 --> 00:14:14,354 ププッ! 自信満々だったくせに だっせえ! 師匠なら…。 217 00:14:14,354 --> 00:14:17,357 あっ! うぅ~…。 巻き込むな。 218 00:14:17,357 --> 00:14:19,651 次 12番! あっ…。 219 00:14:22,028 --> 00:14:27,367 僕以上だと大口たたいたのだから 相応の魔法を見せてもらおうか。 220 00:14:27,367 --> 00:14:30,203 俺は 何も言っていない。 もちろん! 221 00:14:30,203 --> 00:14:34,499 師匠が最強の魔法を見せてやる! 222 00:14:34,499 --> 00:14:36,501 お~ お~ お~ お~ お~。 223 00:14:40,505 --> 00:14:43,049 《ミスリルに魔法は初めてだな。 224 00:14:43,049 --> 00:14:46,219 せっかくの機会だし 本気でいくか》 225 00:14:49,514 --> 00:14:51,516 あっ…。 226 00:14:51,516 --> 00:14:53,685 イラプション! 227 00:14:55,895 --> 00:14:58,064 んっ? なんだ? あれは。 228 00:14:58,064 --> 00:15:01,401 針みたいな火柱が 一瞬 見えただけじゃないか。 229 00:15:01,401 --> 00:15:03,695 しょぼすぎるだろ。 230 00:15:03,695 --> 00:15:08,074 クックッ… まるで喜劇だな。 思いのほか 楽しめたよ。 231 00:15:08,074 --> 00:15:12,912 なっ! 師匠にかぎって失敗なわけが…。 232 00:15:12,912 --> 00:15:16,916 ミスリルが溶けた… だと? やった! 233 00:15:16,916 --> 00:15:20,420 不正だ! イラプションで ミスリルは溶けない! 234 00:15:20,420 --> 00:15:24,549 ああ 実は 正式なイラプションではない。 (ロイス)じゃあ…。 235 00:15:24,549 --> 00:15:28,553 炎の範囲と発火時間を圧縮させた アレンジ技だ。 236 00:15:28,553 --> 00:15:32,557 はっ? 魔法をアレンジだと? そんなばかな…。 237 00:15:32,557 --> 00:15:35,935 さすが師匠! 俺も 師匠に続いて頑張るので 238 00:15:35,935 --> 00:15:38,104 見ててください! って…。 239 00:15:38,104 --> 00:15:40,440 どこ行くつもりですか? 240 00:15:40,440 --> 00:15:43,735 俺は 次の試験会場へ行ってくる。 (カイト)えっ!? 241 00:15:49,115 --> 00:15:52,285 (クーファ)ウォーターボール! 242 00:15:52,285 --> 00:15:56,289 当たった! お~ 合格か。 おめでとう。 243 00:15:56,289 --> 00:15:59,584 うわっ! あなた なんで ここにいるのかしら? 244 00:15:59,584 --> 00:16:01,961 試験を受けに来た。 はっ? 245 00:16:01,961 --> 00:16:04,589 あなた 赤の学院に行ったんじゃ…。 246 00:16:04,589 --> 00:16:06,591 (ヘンゲル)次の人。 247 00:16:10,470 --> 00:16:14,099 アイスエッジ! 248 00:16:14,099 --> 00:16:16,643 ミッ… ミスリルの像が…。 (ざわめき) 249 00:16:16,643 --> 00:16:20,647 うわ~! すげえ! すごっ! 250 00:16:20,647 --> 00:16:24,109 さて 次は 緑の学院に行ってみるか。 251 00:16:28,488 --> 00:16:33,493 うぅ~! やっぱり 私には無理です。 252 00:16:33,493 --> 00:16:35,495 コレット? ひゃう! 253 00:16:35,495 --> 00:16:37,497 あっ アレルさん。 254 00:16:37,497 --> 00:16:41,501 どうした? こんなとこで。 もしかして 試験に落ちたのか? 255 00:16:41,501 --> 00:16:44,504 いえ 緊張で足がすくんで…。 256 00:16:44,504 --> 00:16:48,007 まだ 受け付けも 済んでいないのです。 そうか。 257 00:16:48,007 --> 00:16:52,011 私 緊張すると だめになるタイプで。 258 00:16:52,011 --> 00:16:55,849 今までは あの2人が 助けてくれたりしてたんですが。 259 00:16:55,849 --> 00:17:00,019 試験は 1人で受けるものだしな。 んっ…。 260 00:17:00,019 --> 00:17:02,021 あの アレルさんは 緊張したとき 261 00:17:02,021 --> 00:17:04,524 どうやって 対処されてるんですか? 262 00:17:04,524 --> 00:17:08,153 あいにく 俺は その緊張とやらを したことがない。 263 00:17:08,153 --> 00:17:11,156 動きにくくなる 状態異常的なものだというのは 264 00:17:11,156 --> 00:17:14,033 知っているんだが。 え~! 265 00:17:14,033 --> 00:17:17,328 逆に聞きたい。 どうすれば 緊張できるんだ? 266 00:17:17,328 --> 00:17:21,541 えっ… えっと… 失敗してしまう かもしれないという 267 00:17:21,541 --> 00:17:23,877 不安や恐れが原因かと。 268 00:17:23,877 --> 00:17:27,881 うん… 1つ聞いていいか? はっ… はい。 269 00:17:27,881 --> 00:17:31,885 コレットは 今まで 人生で 一度も失敗したことがないのか? 270 00:17:31,885 --> 00:17:33,887 いえいえ 逆です! 271 00:17:33,887 --> 00:17:37,056 いつも失敗してばかりだから 避けたいんです。 272 00:17:37,056 --> 00:17:39,726 う~ん… よくわからないな。 273 00:17:39,726 --> 00:17:42,562 失敗や負けてばかりなのは 俺も同じだ。 274 00:17:42,562 --> 00:17:44,564 なぜ そこまで恐れるんだ? 275 00:17:44,564 --> 00:17:49,068 私は アレルさんの言ってることが わかりません。 276 00:17:49,068 --> 00:17:54,199 大抵の場合 一度の失敗で 人生が終わるなんてことはない。 277 00:17:54,199 --> 00:17:57,744 特に 入学試験なんかで 死ぬわけないだろう。 278 00:17:57,744 --> 00:17:59,746 あっ…。 279 00:17:59,746 --> 00:18:01,748 まさか 死ぬのか? 280 00:18:01,748 --> 00:18:04,751 なっ… ないです! ないですけど…。 281 00:18:04,751 --> 00:18:08,087 フゥ… フッ! そうですね。 282 00:18:08,087 --> 00:18:11,591 失敗しても死にませんし また挑戦できます。 283 00:18:11,591 --> 00:18:14,594 そういうことだ。 ありがとうございます! 284 00:18:14,594 --> 00:18:18,097 私 頑張れそうです! それはよかった。 285 00:18:18,097 --> 00:18:22,393 そういえば 緑の学院の試験は 何をすればいいんだ? 286 00:18:22,393 --> 00:18:24,604 それでしたら 魔法で 287 00:18:24,604 --> 00:18:28,107 試験場の風車を回せば 合格と聞いています。 288 00:18:36,616 --> 00:18:38,618 トルネード! 289 00:18:41,412 --> 00:18:46,125 え~! 風車が バラバラに…。 (ざわめき) 290 00:18:46,125 --> 00:18:49,629 あれ? ミスリルじゃなくて 木製だったのか。 291 00:18:49,629 --> 00:18:52,799 15番 合格。 えっと…。 292 00:18:52,799 --> 00:18:56,261 次の人 隣の風車を的にしてください。 293 00:18:56,261 --> 00:18:58,805 あっ… あんな すごい魔法のあとで 294 00:18:58,805 --> 00:19:01,266 私のなんて。 あわわわわ…。 295 00:19:01,266 --> 00:19:04,269 あっ…。 296 00:19:04,269 --> 00:19:08,273 ((一度の失敗で 人生が終わるなんてことはない)) 297 00:19:08,273 --> 00:19:10,984 んっ…。 298 00:19:10,984 --> 00:19:12,986 16番 いきます! 299 00:19:21,160 --> 00:19:23,162 (魔法の発動音) 300 00:19:23,162 --> 00:19:37,677 ♪~ 301 00:19:37,677 --> 00:19:42,307 黄と白の入学試験も 無事 済んだし 残りは黒の学院。 302 00:19:44,475 --> 00:19:46,477 まるで 廃屋だな。 303 00:19:46,477 --> 00:19:49,480 (グーちゃん)ギェッ! ギェッ! ギェッ! んっ? なんだ? あれ。 304 00:19:49,480 --> 00:19:51,482 嫌~! おっ! 305 00:19:51,482 --> 00:19:54,193 あっ… ああ… うっ…。 (鳴き声) 306 00:19:54,193 --> 00:19:57,488 ねえ グーちゃんは? 私のグーちゃん 知らない!? 307 00:19:57,488 --> 00:19:59,699 グーちゃんがいないの! 308 00:19:59,699 --> 00:20:02,869 そこの箱から鳴き声するけど? (鳴き声) 309 00:20:02,869 --> 00:20:05,872 あ~! グーちゃん グーちゃん グーちゃん。 310 00:20:05,872 --> 00:20:09,334 グーちゃん! ママですよ! ギェッ! 311 00:20:09,334 --> 00:20:14,213 エヘッ エヘヘ… この子ね 私が作ったキメラなの。 312 00:20:14,213 --> 00:20:16,716 かわいいでしょ? ハッ… ハハッ…。 313 00:20:16,716 --> 00:20:20,720 (ラタリア)見ない顔ね! 黒の学院に ようこそ~! 314 00:20:20,720 --> 00:20:22,722 ギャボー! 315 00:20:24,724 --> 00:20:27,727 あっ… ああ… ひひ… ひどいわ! 316 00:20:27,727 --> 00:20:31,064 いきなり レディーの首を斬るなんて! 317 00:20:31,064 --> 00:20:33,066 アンデットの魔物か? 318 00:20:33,066 --> 00:20:38,071 いいえ 私は ラタリア。 見てのとおりの美人事務員よ! 319 00:20:38,071 --> 00:20:40,740 《どう見ても ただの骸骨…》 320 00:20:40,740 --> 00:20:45,078 教えてくれ ラタリア。 黒の学院の試験場は どこだ? 321 00:20:45,078 --> 00:20:49,540 あら ここに試験なんてないわよ。 えっ? 322 00:20:49,540 --> 00:20:53,086 そもそも 黒魔法を学ぼうって子が 少ないの。 323 00:20:53,086 --> 00:20:57,548 だから 誰でも歓迎するわ! いいのか? そんな適当で。 324 00:20:57,548 --> 00:21:00,760 グーちゃん! グーちゃん! フフフフフ。 (鳴き声) 325 00:21:00,760 --> 00:21:04,555 まあ 誰でも歓迎ってのは 本当らしいな。 326 00:21:04,555 --> 00:21:07,934 (カイト)あっ 師匠! 327 00:21:10,395 --> 00:21:13,272 (クーファ/カイト/コレット)ハァハァ ハァハァ…。 328 00:21:13,272 --> 00:21:17,402 やっと見つけた~。 どうした? みんな そろって。 329 00:21:17,402 --> 00:21:20,113 師匠は赤ですよね? んっ? 330 00:21:20,113 --> 00:21:23,950 いいえ 青よ! 絶対に 緑です! 331 00:21:23,950 --> 00:21:25,952 なんの話をしてるんだ? 332 00:21:25,952 --> 00:21:30,123 師匠が通う学院についてです 絶対 赤ですよね? 333 00:21:30,123 --> 00:21:33,793 最初に 赤に来たってことは そういうことじゃないですか! 334 00:21:33,793 --> 00:21:35,795 だから 青だってば! 335 00:21:35,795 --> 00:21:39,590 あの氷の精度と本数を 見せてあげたかったわよ! 336 00:21:39,590 --> 00:21:43,428 そっ… それなら 風車を粉々にしちゃうトルネードで…。 337 00:21:43,428 --> 00:21:45,430 ハァ…。 338 00:21:45,430 --> 00:21:48,433 どれかを選ぶつもりなどない。 (コレット/カイト/クーファ)えっ? 339 00:21:48,433 --> 00:21:52,812 全部 通うつもりだ。 (クーファ/カイト/コレット)え~! 340 00:21:52,812 --> 00:21:56,816 いくら師匠でも 1人で 3つの学院なんて むちゃっすよ。 341 00:21:56,816 --> 00:21:59,444 いや 6つだ。 えっ? 342 00:21:59,444 --> 00:22:05,324 赤 青 緑 黄 白 黒。 全学院に入学するつもりだ。 343 00:22:05,324 --> 00:22:10,329 (クーファ/カイト/コレット)え~!!