1 00:00:07,800 --> 00:00:10,511 見つかったか? (エレネラ)はっ。 2 00:00:10,511 --> 00:00:15,850 魔法都市から飛び立つ姿を見たと クレハの手の者から。 3 00:00:15,850 --> 00:00:19,520 よし 先回りして確保せよ。 はっ! 4 00:00:24,525 --> 00:00:26,861 (扉の開閉音) 5 00:00:26,861 --> 00:00:30,322 ようやく会えるな… アレル。 6 00:00:35,035 --> 00:00:38,706 (マスティマ)ご実家には しばらく 帰っていなかったんですか? 7 00:00:38,706 --> 00:00:42,710 (アレル)ああ。 魔法都市に 来る前だから ちょうど1年か。 8 00:00:42,710 --> 00:00:46,547 う~ん…。 (プルル)プル? 9 00:00:46,547 --> 00:00:48,716 んっ? どうした? 10 00:00:48,716 --> 00:00:54,054 いえね ご主人様のご両親ってのが どうにも想像できないなと。 11 00:00:54,054 --> 00:00:57,057 うちの両親なら 普通の村人だぞ。 12 00:00:57,057 --> 00:00:59,059 またまた~! 13 00:00:59,059 --> 00:01:02,062 お2人とも無職だとか 言うんじゃないでしょうね。 14 00:01:02,062 --> 00:01:06,358 職業ってことなら 母さんが剣神で 父さんが魔導神だな。 15 00:01:06,358 --> 00:01:08,736 全然 普通じゃねえよ! 16 00:01:08,736 --> 00:01:10,738 んっ? んっ? 17 00:01:13,073 --> 00:01:15,201 今晩は あそこに泊まるか。 18 00:02:56,677 --> 00:02:59,179 あ~…。 19 00:02:59,179 --> 00:03:02,850 あ~ 生き返る。 これは いい湯だな。 20 00:03:02,850 --> 00:03:06,186 フゥ…。 フゥ…。 プルッ! 21 00:03:09,023 --> 00:03:11,025 んっ? 22 00:03:16,697 --> 00:03:18,699 (クレハ)入ってもいい? 23 00:03:18,699 --> 00:03:22,202 ああ。 そういえば 混浴と書いてあったな。 24 00:03:24,204 --> 00:03:28,208 うん。 ハァ… いいお湯。 25 00:03:28,208 --> 00:03:31,503 あなた 名前は? アレルだ。 26 00:03:31,503 --> 00:03:35,341 そう…。 お前は名乗らないのかよ! 27 00:03:40,220 --> 00:03:44,350 ここ よく来る? いや 初めてだ。 28 00:03:44,350 --> 00:03:47,227 実家に帰る途中で たまたま見つけたんだ。 29 00:03:47,227 --> 00:03:49,355 ご主人様。 んっ? 30 00:03:49,355 --> 00:03:52,358 この女 ただ者じゃありませんよ。 31 00:03:56,070 --> 00:04:00,240 そうみたいだな。 ハァ… どうせ襲われても 32 00:04:00,240 --> 00:04:04,370 新しいスキルが見られたらラッキー ぐらいに考えているんでしょ。 33 00:04:04,370 --> 00:04:06,914 俺のこと わかってきたじゃないか。 34 00:04:06,914 --> 00:04:09,750 ハァ… はいはい。 35 00:04:09,750 --> 00:04:15,255 アレル 旅の目的は? そうだな。 強くなることかな。 36 00:04:15,255 --> 00:04:19,927 戦いが好き? そういうわけじゃない。 んっ? 37 00:04:19,927 --> 00:04:22,388 無職の俺が どこまで強くなれるのか 38 00:04:22,388 --> 00:04:24,390 それが知りたいだけだ。 39 00:04:24,390 --> 00:04:26,767 本当に無職なの? そうだ。 40 00:04:26,767 --> 00:04:30,104 スキルは? 特にないが 困ってもいない。 41 00:04:30,104 --> 00:04:33,941 周りの人に ばかにされたり 笑われたりしない? 42 00:04:33,941 --> 00:04:36,402 そういうことも あるかもしれないな。 43 00:04:36,402 --> 00:04:38,570 だが 俺は気にしていない。 44 00:04:38,570 --> 00:04:40,948 う~ん…。 45 00:04:40,948 --> 00:04:45,411 アレル 私の国 皇国に来て。 んっ? 46 00:04:45,411 --> 00:04:49,289 皇国 職業のことで 笑ったりする人いない。 47 00:04:49,289 --> 00:04:52,292 女皇陛下が そういうのは だめって決めた。 48 00:04:52,292 --> 00:04:54,586 だから アレル 暮らしやすい。 49 00:04:54,586 --> 00:04:56,588 それは いい国だな。 50 00:04:56,588 --> 00:04:59,967 そう。 だから 一緒に来て。 51 00:04:59,967 --> 00:05:02,970 いや 遠慮する。 なぜ? 52 00:05:02,970 --> 00:05:06,807 さっきも言ったろ 特に困ってないって。 53 00:05:06,807 --> 00:05:10,310 それに 俺には 他に行きたい所があるからな。 54 00:05:10,310 --> 00:05:12,312 でも…。 55 00:05:15,315 --> 00:05:19,445 じゃあな。 (扉の開閉音) 56 00:05:25,826 --> 00:05:28,620 プルプル プルプル。 57 00:05:28,620 --> 00:05:32,166 よかったんですかい? さっきの話。 58 00:05:32,166 --> 00:05:34,626 なんだ? お前まで。 59 00:05:34,626 --> 00:05:38,005 いえね その皇国とやらに住んだら 60 00:05:38,005 --> 00:05:41,633 ご主人様も幸せになれるかも しれないわけでしょ。 61 00:05:44,470 --> 00:05:47,848 そうすれば 俺様も お役御免! ってことで 62 00:05:47,848 --> 00:05:50,350 解放されるんじゃないかと。 63 00:05:50,350 --> 00:05:53,353 残念だったな。 え~! 64 00:05:53,353 --> 00:05:57,191 まあ 人の幸せなんて それぞれですからね。 65 00:06:05,657 --> 00:06:07,659 止まって。 66 00:06:10,204 --> 00:06:14,374 私は 皇国八将軍の1人 忍姫 クレハ。 67 00:06:14,374 --> 00:06:17,544 女皇陛下の命令。 ついてきて。 68 00:06:17,544 --> 00:06:23,383 断ると言ったろ。 だめ。 女皇陛下の命令は 絶対。 69 00:06:23,383 --> 00:06:27,179 知らん。 俺は その女皇とやらに用がない。 70 00:06:27,179 --> 00:06:31,016 というか なんで 国のトップが 俺を捜しているんだ? 71 00:06:31,016 --> 00:06:34,019 わからないけど 重要任務。 72 00:06:34,019 --> 00:06:37,731 女皇陛下 ずっと 無職のアレルを捜してた。 73 00:06:37,731 --> 00:06:39,900 そんなこと 言われてもな。 74 00:06:39,900 --> 00:06:43,737 女皇陛下は女神。 悪いようにはしない。 75 00:06:43,737 --> 00:06:47,574 ハァ… 何度も言わせるな。 断る。 76 00:06:47,574 --> 00:06:50,202 そう… だったら…。 77 00:06:50,202 --> 00:06:52,746 ハッ! あっ…。 78 00:06:52,746 --> 00:06:57,042 そっちが その気なら こちらも容赦しない。 縮地? 79 00:06:57,042 --> 00:06:59,419 うっ! 80 00:06:59,419 --> 00:07:02,214 うっ… ぐあ~! うっ! 81 00:07:02,214 --> 00:07:04,216 うっ…。 82 00:07:06,927 --> 00:07:09,054 10人くらいか。 83 00:07:09,054 --> 00:07:11,598 隠れてないで 出てきたらどうだ? 84 00:07:14,226 --> 00:07:16,228 (サクラ)なぜ わかったのですか? 85 00:07:16,228 --> 00:07:19,940 我ら 全員 隠密スキルで 気配を消していたはず。 86 00:07:19,940 --> 00:07:24,069 隠れてても そこに人がいる事実は 消せないからな。 87 00:07:24,069 --> 00:07:28,073 10人も集まれば 違和感が重なり 察知されやすい。 88 00:07:28,073 --> 00:07:30,450 んっ… そんな…。 89 00:07:30,450 --> 00:07:32,452 あっ…。 90 00:07:32,452 --> 00:07:36,248 クレハ様 ご無事だったんですね! 91 00:07:36,248 --> 00:07:39,960 うん 平気。 ほう…。 92 00:07:39,960 --> 00:07:42,796 《実際 加護が ほとんど減っていない。 93 00:07:42,796 --> 00:07:46,466 若いのに この集団で いちばん強いのは間違いないな》 94 00:07:46,466 --> 00:07:50,804 うわ~! クレハ様のかわいいお顔に 泥が~! 95 00:07:50,804 --> 00:07:53,640 うぅ… んっ…。 んっ… あっ…。 96 00:07:53,640 --> 00:07:58,812 捕獲に集中! 気を付けて。 相手は ただの無職じゃない。 97 00:07:58,812 --> 00:08:01,481 全員で かかれ! (サクラたち)応! 98 00:08:07,821 --> 00:08:11,491 (ティルガ)急げ! このままじゃ クレハに手柄を取られちまうぜ! 99 00:08:14,828 --> 00:08:16,830 (ドーラ)女皇陛下のためにも 100 00:08:16,830 --> 00:08:19,833 一刻も早く 無職のアレルを捕らえねば。 101 00:08:26,673 --> 00:08:29,301 ああ… あっ… なっ…。 102 00:08:29,301 --> 00:08:32,304 どうしたってんだ? 103 00:08:32,304 --> 00:08:34,848 敵は 何人いたのでしょう? 104 00:08:34,848 --> 00:08:41,313 敵は… 1人…。 無職です。 105 00:08:41,313 --> 00:08:45,150 ばかな 1人で…。 それも 無職が これをやったのか? 106 00:08:45,150 --> 00:08:48,153 何者なのです? 無職のアレル。 107 00:08:48,153 --> 00:08:50,864 (アレル) なんだ まだ 仲間がいたのか。 108 00:08:54,701 --> 00:08:58,538 だから 言ったでしょ ご主人様。 さっさと行きましょうって。 109 00:08:58,538 --> 00:09:01,875 だが 動いたら また 腹が減ってしまったからな。 110 00:09:01,875 --> 00:09:04,878 こいつが アレルか? 111 00:09:04,878 --> 00:09:08,548 確かに… ただ者ではないようですね。 112 00:09:08,548 --> 00:09:12,344 しかし 我こそは 皇国八将軍の1人 113 00:09:12,344 --> 00:09:14,346 竜騎姫 ドーラである! 114 00:09:14,346 --> 00:09:16,556 無職のアレル 貴公に 115 00:09:16,556 --> 00:09:19,559 我が女皇陛下の元へ 来ていただきます! 116 00:09:19,559 --> 00:09:22,896 ちょっと待て! その役目は この私 117 00:09:22,896 --> 00:09:24,898 獣王 ティルガのものだ! 118 00:09:24,898 --> 00:09:30,195 わかった。 一斉にでもいいし ばらばらに かかってきてもいい。 119 00:09:30,195 --> 00:09:34,366 ただ 1つ 頼みがある。 んっ? はっ? 120 00:09:34,366 --> 00:09:36,910 なるべく それぞれの持つ 最高のスキルで 121 00:09:36,910 --> 00:09:38,912 かかってきてほしい。 122 00:09:38,912 --> 00:09:40,914 俺は それが見たいんだ。 123 00:09:40,914 --> 00:09:46,378 おう。 なめた口 利いた付けは その体で払ってもらうからな。 124 00:09:46,378 --> 00:09:50,924 女皇陛下の前に連れていくまで 死なないでくださいね。 125 00:09:50,924 --> 00:09:53,093 フッ…。 126 00:09:53,093 --> 00:09:57,097 やぁ~! お覚悟! 127 00:10:08,400 --> 00:10:12,612 う~ん… めぼしいスキルは 見せてもらえなかったな。 128 00:10:12,612 --> 00:10:17,117 ご主人様… あんた どんどん 人間離れしてきてる自覚を 129 00:10:17,117 --> 00:10:19,619 持ったほうがいいよ。 そうか? 130 00:10:19,619 --> 00:10:23,790 しかし 結局 女皇陛下とやらは なんで 俺を そこまで…。 131 00:10:23,790 --> 00:10:26,960 (クレハ)女皇陛下は 最高で最強…。 132 00:10:26,960 --> 00:10:30,797 おっ もう 気が付いたのか。 すごいな。 133 00:10:30,797 --> 00:10:32,799 あなた 強い…。 134 00:10:32,799 --> 00:10:36,803 でも 陛下のスキルには 絶対 かなわない。 135 00:10:39,264 --> 00:10:41,975 俺が 絶対 かなわないスキルか…。 136 00:10:41,975 --> 00:10:45,145 そのスキル どんなものなのか気になるな。 137 00:10:45,145 --> 00:10:49,649 母さんの剣技や 父さんの魔法とは また違う系統だろうか? 138 00:10:49,649 --> 00:10:51,651 まさか…。 139 00:10:51,651 --> 00:10:54,654 よし こっちから見に行こう。 140 00:10:54,654 --> 00:10:58,158 え~!! 141 00:11:09,169 --> 00:11:11,296 ここが皇国の城か…。 142 00:11:16,843 --> 00:11:19,679 (リアナ)わざわざ来てくれるなんて ありがとね。 143 00:11:19,679 --> 00:11:24,017 私は 戦姫 リアナ。 皇国八将軍の1人よ。 144 00:11:24,017 --> 00:11:29,856 (イグベルギア)同じく 死霊王 イグベルギア。 陛下の元へ 同行願う。 145 00:11:29,856 --> 00:11:32,317 (フィーナ)大聖女 フィーナです。 146 00:11:32,317 --> 00:11:35,195 おっ… おとなしくしてください。 147 00:11:35,195 --> 00:11:40,325 (キナ)海賊姫 キナちゃんだよ~ん! せっかくだから バトっとく? 148 00:11:40,325 --> 00:11:44,329 スキルを見せてくれるなら いくらでも かかってきたらいい。 149 00:11:44,329 --> 00:11:49,334 ただ そっちが けがしても 文句は言わないでくれよ。 150 00:11:49,334 --> 00:11:52,212 んっ… やめときゃいいのに。 151 00:11:55,715 --> 00:11:58,343 アレルは まだ 連れてこれんのか? 152 00:11:58,343 --> 00:12:00,345 はっ! まもなくかと…。 153 00:12:00,345 --> 00:12:02,889 んっ…。 (扉の開く音) 154 00:12:02,889 --> 00:12:06,518 (リアナ/イグベルギア)うっ うっ… うぅ…。 155 00:12:06,518 --> 00:12:09,354 全く… 八将軍とか言うから 156 00:12:09,354 --> 00:12:12,524 すごいスキルを持っていると 思ったのに 157 00:12:12,524 --> 00:12:14,901 意外と大したことなかったぞ。 158 00:12:14,901 --> 00:12:18,071 まっ… まさか 4人とも? 159 00:12:20,740 --> 00:12:23,910 それで 俺に用事がある女皇 ってのは どこだ? 160 00:12:23,910 --> 00:12:26,246 よければ そのスキル 見せてほしい。 161 00:12:26,246 --> 00:12:29,082 待て! 八将軍の1人 162 00:12:29,082 --> 00:12:33,253 魔剣姫 エレネラが お相手…。 アレルー! なっ! 163 00:12:33,253 --> 00:12:37,090 (アステア)アレルだ! 本物のアレルなのだ! 164 00:12:37,090 --> 00:12:43,096 ぐっ… 離れろ 姉さん! んっ! フフフフ! アレル! アレルー! ハハッ! 165 00:12:43,096 --> 00:12:45,557 フフフフ! アハハハ! 姉さん? 166 00:12:45,557 --> 00:12:48,560 あっ… えっ? えっ… え~? (アステア)フフフフフ! アレル! フフフ! 167 00:12:48,560 --> 00:12:54,107 それで どういうことなんだ? 説明してもらおうか。 168 00:12:54,107 --> 00:12:57,402 なんで 姉さんが 女皇なんて やってるんだ? 169 00:12:57,402 --> 00:13:02,115 なんでって… それは アレルとの約束だったからなのだ。 170 00:13:02,115 --> 00:13:06,411 約束? そう。 アレルとの約束のため 171 00:13:06,411 --> 00:13:10,582 お姉ちゃんは 職業差別のない国を作ったのだ! 172 00:13:10,582 --> 00:13:13,418 ここなら 無職でも何も言われないし 173 00:13:13,418 --> 00:13:16,296 アレルも楽しく平和に暮らせるのだ! 174 00:13:16,296 --> 00:13:20,592 すてきです。 さすが 我らが女皇陛下。 175 00:13:20,592 --> 00:13:23,803 だから アレル ここで みんなで暮らすのだ。 176 00:13:23,803 --> 00:13:27,307 お母さんや お父さん ミラも ここに呼ぶのだ。 177 00:13:27,307 --> 00:13:29,309 その必要はない。 178 00:13:29,309 --> 00:13:33,313 そうだろう そうだろう! 今すぐにでも…。 179 00:13:33,313 --> 00:13:36,608 えっ!? その必要はないと言った。 180 00:13:36,608 --> 00:13:38,610 どっ… どうしてなのだ? 181 00:13:38,610 --> 00:13:44,449 お姉ちゃんは アレルのためにって 一生懸命 頑張ったのに…。 182 00:13:44,449 --> 00:13:47,327 そこは感謝してる。 ありがとう。 183 00:13:47,327 --> 00:13:50,163 なら! でも すまない。 184 00:13:50,163 --> 00:13:52,457 俺は 他に やりたいことが出来たんだ。 185 00:13:52,457 --> 00:13:55,627 そのためには ずっと ここにいるわけにはいかない。 186 00:13:55,627 --> 00:13:58,838 その やりたいことっていうのは なんなのだ? 187 00:13:58,838 --> 00:14:01,341 ここでは どうしても無理なのか? 188 00:14:01,341 --> 00:14:04,344 俺は… 無職だ。 189 00:14:04,344 --> 00:14:09,015 でも だからこそ 何を極めてもいい。 190 00:14:09,015 --> 00:14:12,477 他のみんなと違って 可能性は無限だと思っている。 191 00:14:12,477 --> 00:14:14,479 俺は 努力が好きだ。 192 00:14:14,479 --> 00:14:18,024 それで 新しいスキルを身に着けたり 工夫したりして 193 00:14:18,024 --> 00:14:21,027 強くなっていくのが楽しいんだ。 194 00:14:21,027 --> 00:14:23,029 アレル…。 195 00:14:23,029 --> 00:14:27,867 家を出て 旅をすることで いろいろな人にも会えた。 196 00:14:27,867 --> 00:14:31,204 それぞれの考えや 目的があることを知った。 197 00:14:31,204 --> 00:14:35,041 そんな経験も 俺を成長させてくれるんだ。 198 00:14:35,041 --> 00:14:37,669 だから 姉さんの気持ちは ありがたいけど 199 00:14:37,669 --> 00:14:42,215 俺は 自由に動ける 今のままがいい。 幸せなんだ。 200 00:14:42,215 --> 00:14:44,884 ハァ… そうか。 201 00:14:44,884 --> 00:14:48,221 アレルも いつの間にか 大人になってたのだな。 202 00:14:48,221 --> 00:14:51,891 わかった。 ならば 好きにしたらいい。 203 00:14:51,891 --> 00:14:55,061 姉さん… ありがとう。 204 00:14:55,061 --> 00:14:58,398 気が向いたら また遊びに来るよ。 205 00:14:58,398 --> 00:15:00,233 でも…。 206 00:15:00,233 --> 00:15:04,404 アレルが そのつもりなら お姉ちゃんも好きにするのだ。 207 00:15:08,074 --> 00:15:10,910 あれは… 天からの命令のごとく 208 00:15:10,910 --> 00:15:14,706 すべてを己に従わせる最強のスキル 天命。 209 00:15:14,706 --> 00:15:19,419 まさか 女皇陛下 その力で 弟君を意のままに? 210 00:15:19,419 --> 00:15:23,923 そう… 弟は お姉ちゃんの 言うことを 聞くもの。 211 00:15:23,923 --> 00:15:25,925 アレル ストップなのだ! 212 00:15:29,262 --> 00:15:31,556 《これが姉さんのスキル…》 213 00:15:31,556 --> 00:15:33,558 (アステア)アレル こっちを向くのだ。 214 00:15:35,560 --> 00:15:39,731 アレル お姉ちゃんは ずっと この日を待っていたのだ! 215 00:15:39,731 --> 00:15:44,444 さあ アレル お姉ちゃんと結婚するのだ! 216 00:15:44,444 --> 00:15:47,447 なっ! あっ…。 (フィーナ/キナ)え~! 217 00:15:47,447 --> 00:15:49,449 そっ… それは 218 00:15:49,449 --> 00:15:52,452 ただの こじらせたブラコンじゃないですか! 219 00:15:52,452 --> 00:15:57,123 うるさい うるさい! アレルは お姉ちゃんと結婚するのだ! 220 00:16:02,629 --> 00:16:06,091 全く… アレルってば てれ屋さんなんだから! 221 00:16:06,091 --> 00:16:10,637 しょうがない お姉ちゃんから…。 フフッ! 222 00:16:10,637 --> 00:16:13,640 むちゅ~! 223 00:16:13,640 --> 00:16:16,101 ぶはっ! 224 00:16:16,101 --> 00:16:18,478 陛下? あっ…。 225 00:16:18,478 --> 00:16:22,273 なっ… なぜ お姉ちゃんのスキルが 効いていなのだ? 226 00:16:22,273 --> 00:16:25,485 天命のスキルは 絶対なのに! 227 00:16:25,485 --> 00:16:28,279 女皇のスキルは最強だと聞いて 228 00:16:28,279 --> 00:16:31,991 ここに来るまで どんなものかと 考えていたんだが…。 229 00:16:31,991 --> 00:16:34,661 最初の足止めで理解した。 230 00:16:34,661 --> 00:16:38,123 あのとき 直接 魅了の魔法がかかったとか 231 00:16:38,123 --> 00:16:41,668 物理的に 脚が固まるとかはなかった。 232 00:16:41,668 --> 00:16:45,130 逆に 風の精霊が動いたのが わかったんだ。 233 00:16:45,130 --> 00:16:47,132 まっ… まさか…。 234 00:16:47,132 --> 00:16:50,301 それで 天命のスキルの発動条件は 235 00:16:50,301 --> 00:16:53,847 相手に 自分の声を 聞かせることじゃないかと思った。 236 00:16:53,847 --> 00:16:56,015 だから 風の魔法で 一時的に 237 00:16:56,015 --> 00:16:59,310 周囲の音が 聞こえないようにしてたんだ。 238 00:16:59,310 --> 00:17:04,023 それに どうやら違う命令は 同時に発動できないみたいだな。 239 00:17:04,023 --> 00:17:06,860 うぅ…。 240 00:17:06,860 --> 00:17:09,863 うわ~ん! 241 00:17:09,863 --> 00:17:14,325 実際 そのスキルは 使い方しだいで最強だと思う。 242 00:17:14,325 --> 00:17:18,037 ここにいる八将軍たちも それで従わせたんだろう? 243 00:17:18,037 --> 00:17:20,039 そっ… それは違います! (泣き声) 244 00:17:20,039 --> 00:17:22,709 んっ…。 (泣き声) 245 00:17:22,709 --> 00:17:26,337 私たちは あくまでも 陛下の志に感銘を受けて 246 00:17:26,337 --> 00:17:29,883 従っているのです! そうだ そうだ! 247 00:17:29,883 --> 00:17:33,887 陛下の この国を思う心に 偽りなどない。 248 00:17:33,887 --> 00:17:36,181 あっ…。 249 00:17:36,181 --> 00:17:39,893 そうか… 姉さんも成長してたんだな。 250 00:17:39,893 --> 00:17:43,062 うぅ… アレル。 251 00:17:43,062 --> 00:17:48,193 それじゃ 姉さん またな。 元気そうでよかったよ。 252 00:17:48,193 --> 00:17:50,195 ああ…。 253 00:17:52,906 --> 00:17:57,577 アレル こんな お姉ちゃんのことも 心配してくれてたんだな。 254 00:17:57,577 --> 00:18:02,207 はい そのようですね。 ということは…。 255 00:18:02,207 --> 00:18:05,585 やっぱり 愛してくれてるのだ! 256 00:18:05,585 --> 00:18:08,213 きょうだいの愛は永遠なのだ! 257 00:18:08,213 --> 00:18:10,215 待っているのだ アレル。 258 00:18:10,215 --> 00:18:14,219 お姉ちゃんは もっと強くなって 迎えに行くのだ! 259 00:18:14,219 --> 00:18:16,763 (リアナ/イグベルギア/フィーナ/エレネラ/キナ)え~! 260 00:18:23,102 --> 00:18:26,105 (アレル)ただいま。 (ファラ/レオン)んっ? (扉の開く音) 261 00:18:26,105 --> 00:18:30,610 (レオン)お~! おかえり アレル。 (ファラ)元気そうね! 262 00:18:30,610 --> 00:18:33,780 また強くなったよ。 フフッ! あっ…。 263 00:18:33,780 --> 00:18:37,617 どこに行ってもいいけど けがだけは しないようにね。 264 00:18:37,617 --> 00:18:41,412 母さんが それを言うか。 フフッ。 265 00:18:41,412 --> 00:18:45,416 でも 帰ってくるなら 事前に 連絡の1つも 266 00:18:45,416 --> 00:18:48,628 くれればよかったのに。 今度から そうする。 267 00:18:48,628 --> 00:18:50,797 (ミラ)兄様~! んっ…。 268 00:18:50,797 --> 00:18:54,801 おっ! また 大きくなったな ミラ。 269 00:18:54,801 --> 00:18:57,428 1年も どっか行っちゃうからです! 270 00:18:57,428 --> 00:19:01,266 もう 勝手にいなくなるの だめですからね。 アハハ。 271 00:19:01,266 --> 00:19:06,145 本当に 普通のご家族ですね。 だから 言ったじゃないか。 272 00:19:06,145 --> 00:19:09,649 なんかいる! フフフ! げっ! あっ! おっ! ちょ…。 273 00:19:09,649 --> 00:19:13,278 兄様 これ お土産? もらっていい? 274 00:19:13,278 --> 00:19:16,281 あ~! ああ 好きにしていい。 275 00:19:16,281 --> 00:19:18,449 うぐっ! うぅ~。 プルルも遊んでやってくれ。 276 00:19:18,449 --> 00:19:20,994 プルー! ちょっと ご主人様…。 277 00:19:20,994 --> 00:19:22,996 うおっ! ちょ…。 やった~! 278 00:19:22,996 --> 00:19:26,291 俺様は 最上級の悪魔なのに~! 279 00:19:26,291 --> 00:19:28,293 ヘヘッ… ツンツン…。 280 00:19:28,293 --> 00:19:30,461 そういえば 姉さんに会ったよ。 281 00:19:30,461 --> 00:19:34,465 あら 元気だった? うん たぶん。 282 00:19:37,010 --> 00:19:39,012 (ライナ)ハァ…。 283 00:19:43,016 --> 00:19:48,313 (泣き声) 284 00:19:48,313 --> 00:19:53,318 はい。 (ノック) 285 00:19:53,318 --> 00:19:55,320 ライナか どうした? 286 00:19:55,320 --> 00:19:58,489 いや… なんというか その…。 287 00:19:58,489 --> 00:20:00,867 久々に帰ってきたことだし 288 00:20:00,867 --> 00:20:04,704 少し 話がしたいと思ったのだが だめだろうか? 289 00:20:04,704 --> 00:20:08,333 だめなわけがないだろ。 そうか。 290 00:20:08,333 --> 00:20:11,878 魔法都市での話を もっと詳しく聞きたかったんだ。 291 00:20:11,878 --> 00:20:14,881 俺も ライナの話が聞きたかったんだ。 292 00:20:14,881 --> 00:20:17,050 そっ… そうなのか。 293 00:20:17,050 --> 00:20:20,720 てっきり お前のほうは 私に興味がないのかとばかり…。 294 00:20:20,720 --> 00:20:25,224 1年 あの母さんに みっちり 修業をつけてもらったんだろう? 295 00:20:25,224 --> 00:20:28,061 どれだけ強くなったのか 興味津々だ。 296 00:20:28,061 --> 00:20:33,733 アハハハハ… そうだな。 やっぱり そっちだよな。 297 00:20:33,733 --> 00:20:35,735 んっ? (扉の閉まる音) 298 00:20:38,905 --> 00:20:40,907 ハァ…。 299 00:20:40,907 --> 00:20:44,077 それで 魔法都市は どんな所だったんだ? 300 00:20:44,077 --> 00:20:46,079 ああ。 301 00:20:46,079 --> 00:20:49,749 まずは 3人の魔法使いの 子どもたちに出会って…。 302 00:20:52,251 --> 00:20:55,546 (ミラ)あ~!! 303 00:20:55,546 --> 00:20:57,548 (ファラ/ライナ)んっ? 304 00:20:59,926 --> 00:21:01,928 んっ…。 305 00:21:01,928 --> 00:21:04,931 また 兄様が どっか行っちゃった! 306 00:21:04,931 --> 00:21:08,768 (レオン/ファラ/ライナ)あっ…。 フッ… フフフ。 フッ…。 307 00:21:08,768 --> 00:21:11,104 フッ… やはりな。 308 00:21:11,104 --> 00:21:31,124 ♪~ 309 00:21:31,124 --> 00:21:51,144 ♪~ 310 00:21:51,144 --> 00:21:58,443 ♪~ 311 00:21:58,443 --> 00:22:02,447 次は どんなスキルに出合えるかな? 楽しみだ!