1 00:00:08,028 --> 00:00:12,332 (サスケ)守る… 守るだと? 2 00:00:14,508 --> 00:00:17,179 なんの冗談だ…。 3 00:00:17,179 --> 00:00:19,851 (マダラ)もう一度 言う。 4 00:00:19,851 --> 00:00:23,254 お前は 兄のことを 知っているようで何も知らない。 5 00:00:25,195 --> 00:00:29,705 それ以上 ふざけたことを ぬかせば お前を殺す。 6 00:00:29,705 --> 00:00:33,546 どうやら ひと筋縄では いかなそうだな。 7 00:00:33,546 --> 00:00:36,452 まあ ムリもない。 8 00:00:36,452 --> 00:00:40,225 怪しげなヤツに こんなことを急に言われてもな。 9 00:00:40,225 --> 00:00:44,568 だが オレの話していることは事実。 10 00:00:44,568 --> 00:00:49,272 イタチからも聞いただろう? あの夜の協力者のことを。 11 00:00:52,316 --> 00:00:55,820 オレが その うちはマダラだ。 12 00:00:59,765 --> 00:01:02,670 イタチのことなら なんでも知っている。 13 00:01:02,670 --> 00:01:06,173 まあ イタチは そのことに 気づかずに死んだがな。 14 00:01:08,214 --> 00:01:11,120 うるせぇ!! そんなことは もう どうだっていい! 15 00:01:11,120 --> 00:01:13,559 オレの前から消えろ! 16 00:01:13,559 --> 00:01:17,901 いや 聞いてもらう。 お前は 聞かなくてはならない。 17 00:01:17,901 --> 00:01:20,807 それが お前の義務だ。 18 00:01:20,807 --> 00:01:26,418 忍の世のため 木ノ葉のため そして何より➡ 19 00:01:26,418 --> 00:01:29,925 弟のお前のために すべてを懸けた兄➡ 20 00:01:29,925 --> 00:01:32,928 うちはイタチの生きざまを。 21 00:01:38,274 --> 00:01:40,613 わかるか? 22 00:01:40,613 --> 00:01:44,955 イタチが なぜ お前の眼に 天照を仕込んだか。 23 00:01:44,955 --> 00:01:46,892 ハア… ハア… ハア…。 24 00:01:46,892 --> 00:01:51,468 お前とオレを イタチは どうしても 引き合わせたくなかったからだ。 25 00:01:51,468 --> 00:01:55,372 その理由は オレの話を聞けば すべてわかる。 26 00:01:58,649 --> 00:02:03,492 イタチの真実を知る者は 木ノ葉のダンゾウと三代目 火影➡ 27 00:02:03,492 --> 00:02:09,604 そして 相談役の2人 ホムラとコハルの4人だけだった。 28 00:02:09,604 --> 00:02:15,416 三代目が死に 今 それを知るのは年寄りばかり3人。 29 00:02:15,416 --> 00:02:18,622 ヤツらは これから先も絶対に➡ 30 00:02:18,622 --> 00:02:21,962 あの忌まわしい事実を 口外しないだろう。 31 00:02:21,962 --> 00:02:25,302 イタチの真実は 永久に闇へと消える。 32 00:02:25,302 --> 00:02:29,306 そして イタチも それを望んでいた。 33 00:02:33,485 --> 00:02:36,992 だが オレも イタチの真実を知っている。 34 00:02:36,992 --> 00:02:39,664 さっきも言ったな。 35 00:02:39,664 --> 00:02:43,339 イタチは そのことについては 気づかずに死んだと。 36 00:02:43,339 --> 00:02:49,684 しかし 念には念… イタチは オレを信用していなかったようだ。 37 00:02:49,684 --> 00:02:52,590 万に一つ その真実を 知るやもしれぬと➡ 38 00:02:52,590 --> 00:02:56,365 天照で オレの口を閉ざそうとした。 39 00:02:56,365 --> 00:02:58,869 お前と話をするために➡ 40 00:02:58,869 --> 00:03:02,673 オレが写輪眼を見せることまで 計算していたんだろう。 41 00:03:04,648 --> 00:03:08,321 何を言ってる…。 42 00:03:08,321 --> 00:03:11,324 何を言ってんだ? コイツ…。 43 00:03:13,197 --> 00:03:20,505 オレを守る… 守る? 真実… だと? 44 00:03:23,686 --> 00:03:26,389 思い出せ。 45 00:03:28,362 --> 00:03:32,366 イタチのことを ゆっくりと思い出してみろ。 46 00:03:36,043 --> 00:03:45,396 ハア… ハア… ハア…。 47 00:03:45,396 --> 00:03:48,198 お前の優しかった兄を…。 48 00:04:03,197 --> 00:04:05,199 ((イタチ : どうした? 49 00:04:08,040 --> 00:04:10,543 ここでしょ? 父さんが働いてるところ。 50 00:04:12,550 --> 00:04:14,487 木ノ葉警務部隊の本部だ。 51 00:04:14,487 --> 00:04:17,393 前から気になってたんだけど➡ 52 00:04:17,393 --> 00:04:22,269 何で 警務部隊のマークに うちは一族の家紋が入ってるの? 53 00:04:22,269 --> 00:04:25,910 なんだ 気づいてたのか? 当たり前だろ! 54 00:04:25,910 --> 00:04:29,584 うん そうだな。 55 00:04:29,584 --> 00:04:33,257 簡単に言うと この警務部隊を組織し➡ 56 00:04:33,257 --> 00:04:36,932 設立したのが うちは一族の 先代たちだったらしい。 57 00:04:36,932 --> 00:04:41,775 だからこの組織のシンボルマークに 自分たちの家紋をつけたのさ。 58 00:04:41,775 --> 00:04:47,587 昔からうちは一族は この里の 治安をずっと預かり守ってきた。 59 00:04:47,587 --> 00:04:52,964 うちはの家紋は その誇り高き 一族の証しでもあるんだよ。 60 00:04:52,964 --> 00:04:57,138 今や うちは一族も 小さくなってしまったけど➡ 61 00:04:57,138 --> 00:05:01,013 今でもほぼ全員が ここの第一分隊に所属し➡ 62 00:05:01,013 --> 00:05:03,752 里の治安維持に貢献している。 63 00:05:03,752 --> 00:05:08,261 忍の起こす犯罪を 取り締まれるのは➡ 64 00:05:08,261 --> 00:05:11,100 更に 優秀な忍だけだからな。 65 00:05:11,100 --> 00:05:14,006 《やっぱり父さんはすごいや》 66 00:05:14,006 --> 00:05:16,978 兄さんもここに入るの? 67 00:05:16,978 --> 00:05:19,617 さあ どうかな。 68 00:05:19,617 --> 00:05:21,619 (そうしなよ)) 69 00:05:25,429 --> 00:05:30,339 いや アイツは アイツは オレを殺そうとしたじゃないか! 70 00:05:30,339 --> 00:05:32,441 オレの眼を奪おうと。 71 00:05:37,486 --> 00:05:39,424 ((誰がこんなことを! 72 00:05:39,424 --> 00:05:43,164 愚かなる弟よ。 73 00:05:43,164 --> 00:05:45,836 (万華鏡写輪眼!)) 74 00:06:01,333 --> 00:06:04,340 落ち着け。 75 00:06:04,340 --> 00:06:06,642 ゆっくり息をしろ。 76 00:06:13,825 --> 00:06:15,763 オレに触るな! 77 00:06:24,179 --> 00:06:26,116 ((例え 憎まれようともな。 78 00:06:26,116 --> 00:06:29,319 (それが兄貴ってもんだ)) 79 00:06:33,532 --> 00:06:37,205 ((許せ サスケ。 また今度だ)) 80 00:08:36,214 --> 00:08:38,150 気がついたか? 81 00:08:38,150 --> 00:08:41,089 悪いが 拘束させてもらった。 82 00:08:41,089 --> 00:08:44,493 おとなしく 話を聞いて もらえそうもなかったからな。 83 00:08:50,074 --> 00:08:53,915 アイツは… イタチは敵だ。 84 00:08:53,915 --> 00:08:58,591 父さんと母さんを殺し 一族を皆殺しに…。 85 00:08:58,591 --> 00:09:02,466 抜け忍で… 暁のメンバーだ。 86 00:09:02,466 --> 00:09:06,274 アイツは憎むべき存在だ。 87 00:09:06,274 --> 00:09:09,112 オレの目的…。 88 00:09:09,112 --> 00:09:14,623 あの夜… ヤツが うちは一族を 皆殺しにしたのは 事実だ。 89 00:09:14,623 --> 00:09:17,128 そして 木ノ葉を抜けた。 90 00:09:17,128 --> 00:09:19,467 だったら…。 91 00:09:19,467 --> 00:09:24,172 そして そうすることが 木ノ葉から下された任務だった。 92 00:09:26,647 --> 00:09:30,154 それが イタチの真実への入り口だ。 93 00:09:30,154 --> 00:09:32,659 任務だと!? 94 00:09:32,659 --> 00:09:38,665 そうだ。 あの夜 イタチは己を殺し 任務をやり遂げたのだ。 95 00:09:43,181 --> 00:09:46,019 少し 落ち着いたようだな。 96 00:09:46,019 --> 00:09:48,525 どういうことだ? 97 00:09:48,525 --> 00:09:51,964 イタチの話をするには➡ 98 00:09:51,964 --> 00:09:55,968 木ノ葉創立の時代まで 話をさかのぼらねばならない。 99 00:09:57,843 --> 00:10:00,315 イタチは犠牲になったのだ。 100 00:10:00,315 --> 00:10:05,826 古くから続く因縁… その犠牲にな。 101 00:10:05,826 --> 00:10:08,865 犠牲? そうだ。 102 00:10:08,865 --> 00:10:13,575 そもそもが 木ノ葉隠れの里が 生まれたときからある➡ 103 00:10:13,575 --> 00:10:18,580 大きな問題だ。 それが イタチの生き様を決めた。 104 00:10:21,691 --> 00:10:24,196 少し 長い話になるが➡ 105 00:10:24,196 --> 00:10:27,101 これから話すことは すべて事実だ。 106 00:10:27,101 --> 00:10:32,546 何を根拠に信じろと? お前は信用できない。 107 00:10:32,546 --> 00:10:36,052 提示できる証拠はない。 108 00:10:36,052 --> 00:10:39,727 オレの話を信じるかどうかは お前が決めればいい。 109 00:10:39,727 --> 00:10:43,331 だが 話は 最後まで聞いてもらう。 110 00:10:55,692 --> 00:10:58,598 いいだろう。 話せ。 111 00:10:58,598 --> 00:11:01,203 フッ…。 112 00:11:01,203 --> 00:11:04,706 今より 80年以上も前の話だ。 113 00:11:09,720 --> 00:11:13,595 (マダラ)かつて 世界は 戦いの絶えない 戦国時代だった。 114 00:11:13,595 --> 00:11:16,601 国々は 自国の利権や➡ 115 00:11:16,601 --> 00:11:20,241 領土拡大のために 争いを続けていた。 116 00:11:20,241 --> 00:11:26,921 その戦乱の時代… 忍の組織は 一族単位の武装集団でしかなく➡ 117 00:11:26,921 --> 00:11:32,599 それぞれの一族は国に雇われ 戦争に参加していた。 118 00:11:32,599 --> 00:11:36,941 そして その数多くの 忍一族の中にあって➡ 119 00:11:36,941 --> 00:11:40,782 最強と恐れられた 二つの一族があった。 120 00:11:40,782 --> 00:11:44,456 それが 我らが うちは一族と➡ 121 00:11:44,456 --> 00:11:48,130 森の千手一族と呼ばれる 一族だった。 122 00:11:48,130 --> 00:11:52,739 我ら うちは一族は 頭抜けたチャクラと写輪眼を有し➡ 123 00:11:52,739 --> 00:11:56,580 あらゆる戦闘に長けた いわゆる 戦闘一族として➡ 124 00:11:56,580 --> 00:11:59,420 知れ渡っていた。 125 00:11:59,420 --> 00:12:02,759 そして オレは その うちは一族の中でも➡ 126 00:12:02,759 --> 00:12:06,267 特別に強いチャクラを持つ者として 生まれた。 127 00:12:06,267 --> 00:12:11,444 しぶとく生き長らえているのが その証といってもいい。 128 00:12:11,444 --> 00:12:15,117 かつてのオレは 戦いに明け暮れていた。 129 00:12:15,117 --> 00:12:17,154 力が ものをいう時代。 130 00:12:17,154 --> 00:12:23,801 オレは より強い力を求め 友も弟も この手にかけた。 131 00:12:23,801 --> 00:12:26,139 キサマ…。 132 00:12:26,139 --> 00:12:30,482 だが そのおかげで 完全なる万華鏡を手に入れ➡ 133 00:12:30,482 --> 00:12:33,153 オレは うちはのリーダーとなった。 134 00:12:33,153 --> 00:12:38,831 そして その力を使い 幾度となく 千手一族と戦った。 135 00:12:38,831 --> 00:12:42,506 千手一族の長… 柱間を相手にするには➡ 136 00:12:42,506 --> 00:12:45,411 仕方のないことだったのだ。 137 00:12:45,411 --> 00:12:51,122 後に 初代火影となる 木遁の千手柱間…。 138 00:12:51,122 --> 00:12:55,827 この忍の世界の頂点であり オレのあこがれの忍だった。 139 00:13:02,712 --> 00:13:07,689 (マダラ)火影の名を初めて名乗った男 柱間が率いる千手一族は➡ 140 00:13:07,689 --> 00:13:13,367 どの忍一族からも一目置かれ 何より恐れられていた。 141 00:13:13,367 --> 00:13:17,007 千手が動けば うちはが動く。 142 00:13:17,007 --> 00:13:21,851 ヤツらを相手にできるのは 我が一族ぐらいのものだった。 143 00:13:21,851 --> 00:13:25,725 千手を雇えば 対立国は うちはを雇う。 144 00:13:25,725 --> 00:13:27,662 まるで ライバルだ。 145 00:13:27,662 --> 00:13:32,467 柱間と対立するうち オレの名も どんどんと知られていった。 146 00:13:35,511 --> 00:13:40,355 ((イタチ : 高みに近づくため その器を量るためだ)) 147 00:13:40,355 --> 00:13:43,828 名を上げる…。 148 00:13:43,828 --> 00:13:47,502 そんなことのために 弟の眼を奪ったのか? 149 00:13:47,502 --> 00:13:53,381 奪った… だが それは うちは一族を守るための力が➡ 150 00:13:53,381 --> 00:13:55,852 必要だったからだ。 151 00:13:55,852 --> 00:13:57,789 守るためだと? 152 00:13:57,789 --> 00:14:02,732 そう うちはの名が上がれば おのずと敵も増える。 153 00:14:02,732 --> 00:14:05,204 激しい争いの中で➡ 154 00:14:05,204 --> 00:14:09,078 千手一族をはじめとする 外敵から一族を守るには➡ 155 00:14:09,078 --> 00:14:12,552 必要な犠牲だった。 156 00:14:12,552 --> 00:14:15,458 名を上げるためではない。 157 00:14:15,458 --> 00:14:19,333 弟は すべて承知のうえだった。 158 00:14:19,333 --> 00:14:22,336 自ら眼を差し出したのだ。 159 00:14:26,012 --> 00:14:29,886 だが あるとき 千手一族は うちはに対して➡ 160 00:14:29,886 --> 00:14:32,892 休戦を申し出てきた。 161 00:14:32,892 --> 00:14:36,200 うちはは これに同意した。 162 00:14:36,200 --> 00:14:38,237 双方の一族の誰もが➡ 163 00:14:38,237 --> 00:14:41,877 長く終わりのない戦いに 疲れ切っていた。 164 00:14:41,877 --> 00:14:45,385 限界にきていたのだ。 165 00:14:45,385 --> 00:14:50,895 だが オレは 休戦に ただ一人 反対した。 166 00:14:50,895 --> 00:14:55,405 今までの憎しみは どこに行ったというのだ? 167 00:14:55,405 --> 00:14:59,509 弟は 何のために 犠牲になったというのだ!? 168 00:15:05,425 --> 00:15:09,299 しょせん うちはと千手は水と油だ。 169 00:15:09,299 --> 00:15:12,205 いずれ うちは一族は 千手一族によって➡ 170 00:15:12,205 --> 00:15:15,708 駆逐されてしまう そう思えてならなかった。 171 00:15:19,286 --> 00:15:24,896 だが うちは一族の皆は 休戦を望んでやまなかった。 172 00:15:24,896 --> 00:15:30,775 オレはリーダーとして しかたなく 皆の意志を汲み取った。 173 00:15:30,775 --> 00:15:33,914 それから ほどなく➡ 174 00:15:33,914 --> 00:15:37,589 我ら忍連合は 領土の平定を望んでいた➡ 175 00:15:37,589 --> 00:15:40,628 火の国との協定に こぎつける。 176 00:15:40,628 --> 00:15:45,771 そこに一国一里の 強固な組織ができあがった。 177 00:15:45,771 --> 00:15:49,646 火の国と木ノ葉隠れの里だ。 178 00:15:49,646 --> 00:15:54,456 一国一里のシステムを あらゆる国々が真似ていった。 179 00:15:54,456 --> 00:15:58,631 それにともない 争いも徐々に鎮火していく。 180 00:15:58,631 --> 00:16:01,135 ひとたびの平和だ。 181 00:16:01,135 --> 00:16:03,807 だが 木ノ葉は ある出来事によって➡ 182 00:16:03,807 --> 00:16:06,313 すぐ混乱に陥った。 183 00:16:06,313 --> 00:16:09,352 ある出来事? 184 00:16:09,352 --> 00:16:13,994 里長 初代火影の座をめぐる 争いだ。 185 00:16:13,994 --> 00:16:20,274 お前も知るとおり その座を得たのは 千手柱間だ。 186 00:16:20,274 --> 00:16:23,948 火の国も里の皆も柱間を選んだ。 187 00:16:23,948 --> 00:16:26,853 うちはが主権の座から どんどんと遠ざかっていくのは➡ 188 00:16:26,853 --> 00:16:28,824 明らかだった。 189 00:16:28,824 --> 00:16:31,630 オレは うちはを守るため➡ 190 00:16:31,630 --> 00:16:34,536 うちは主導の道を 選ぶことを決めた。 191 00:16:34,536 --> 00:16:38,510 柱間と対峙する道をいくことを…。 192 00:16:38,510 --> 00:16:40,982 しかし うちはの者でさえ➡ 193 00:16:40,982 --> 00:16:43,887 オレに ついてくる者は いなかった。 194 00:16:43,887 --> 00:16:46,660 部下たちは 再び争いの火種を➡ 195 00:16:46,660 --> 00:16:48,998 起こそうとする オレをうとましく思い➡ 196 00:16:48,998 --> 00:16:51,301 裏切ったのだ。 197 00:16:54,876 --> 00:16:59,653 オレは 利己的な欲求に 突き動かされていると叩かれ➡ 198 00:16:59,653 --> 00:17:03,026 それどころか 己の命を守るために➡ 199 00:17:03,026 --> 00:17:07,535 弟の眼を奪った 欲深い兄だと さげすまれた。 200 00:17:07,535 --> 00:17:11,410 どこに好き好んで 弟を傷つける兄がいる…。 201 00:17:11,410 --> 00:17:15,914 オレは ただ… うちはを 守りたかっただけだというのに。 202 00:17:18,056 --> 00:17:23,934 オレは 里を出た。 すべてに裏切られてな。 203 00:17:23,934 --> 00:17:29,540 そして 復讐者となり 木ノ葉隠れの里に戦いを挑んだ。 204 00:17:45,110 --> 00:17:48,015 (マダラ)だが オレは敗れた。 205 00:17:48,015 --> 00:17:53,460 終末の谷と呼ばれるようになった あの場所でな。 206 00:17:53,460 --> 00:17:56,366 オレはあそこで死んだとされている。 207 00:17:56,366 --> 00:18:00,975 柱間でさえ そう思ったはずだ。 208 00:18:00,975 --> 00:18:07,154 オレは 皆から そして 歴史から 忘れ去られていった。 209 00:18:07,154 --> 00:18:10,059 柱間の弟である 二代目火影は➡ 210 00:18:10,059 --> 00:18:13,333 二度と オレのような反逆者を出さぬため➡ 211 00:18:13,333 --> 00:18:19,212 信頼の証しとして うちはに 特別な役職を与えた。 212 00:18:19,212 --> 00:18:22,618 木ノ葉警務部隊の設立だ。 213 00:18:22,618 --> 00:18:28,129 しかし その実際は 里の政から うちはを遠ざけ➡ 214 00:18:28,129 --> 00:18:33,005 なおかつ 一族を ひとまとめに 監視下に置くためのものだった。 215 00:18:33,005 --> 00:18:36,646 その意図に気づく うちはの者もいた。 216 00:18:36,646 --> 00:18:41,523 オレの意志を継ぐ 造反勢力も出てきた。 217 00:18:41,523 --> 00:18:44,329 が… 時 すでに遅し。 218 00:18:44,329 --> 00:18:49,004 時は流れ 主権は千手の手に。 219 00:18:49,004 --> 00:18:53,514 誇り高き うちは一族は 千手の犬へと成り下がった。 220 00:18:53,514 --> 00:18:56,419 そして オレの考えたとおりになった。 221 00:18:56,419 --> 00:19:00,923 ある事件で うちはは 完全に駆逐されてしまう。 222 00:19:05,237 --> 00:19:11,142 そう… 16年前の 九尾の妖狐 襲来だ。 223 00:19:15,224 --> 00:19:17,562 どういうことだ? 224 00:19:17,562 --> 00:19:23,373 九尾を手なずけ コントロールすることが できるのは うちはの瞳力だけだ。 225 00:19:23,373 --> 00:19:26,379 木ノ葉の上役たちは あの事件を➡ 226 00:19:26,379 --> 00:19:30,521 うちはの何者かによる しわざではないかと勘ぐった。 227 00:19:30,521 --> 00:19:34,195 あれは 自然発生的な いわば 天災だ。 228 00:19:34,195 --> 00:19:36,700 うちはは関係していない。 229 00:19:36,700 --> 00:19:40,574 だが あらぬ疑いがかけられた。 230 00:19:40,574 --> 00:19:47,355 うちはが主権を狙って 反逆を 起こそうとしたのではないか と。 231 00:19:47,355 --> 00:19:52,264 以降 うちはへの監視は 暗部によって徹底され➡ 232 00:19:52,264 --> 00:19:56,906 一族の居住地は 里の片隅へと追いやられ➡ 233 00:19:56,906 --> 00:19:59,412 隔離さながらの状態になった。 234 00:19:59,412 --> 00:20:04,756 唯一 三代目火影だけは その処置に異議を唱えたが➡ 235 00:20:04,756 --> 00:20:10,267 暗部のダンゾウ そして 相談役たちは それを認めなかった。 236 00:20:10,267 --> 00:20:15,143 しょせん うちは一族は 信用されていなかったのだ。 237 00:20:15,143 --> 00:20:18,146 差別が始まった。 238 00:20:22,391 --> 00:20:29,272 ヤツらの不信は わだかまりを生み 疑いはやがて 現実となっていく。 239 00:20:29,272 --> 00:20:36,753 うちは一族は クーデターを企んだ。 里を乗っ取るために…。 240 00:20:36,753 --> 00:20:39,659 そして 木ノ葉上層部は➡ 241 00:20:39,659 --> 00:20:43,266 うちは一族の中に スパイを送り込んだ。 242 00:20:43,266 --> 00:20:47,870 それが お前の兄 うちはイタチだ。 243 00:20:52,284 --> 00:20:56,588 そこから イタチの地獄は始まったのだ。 244 00:22:41,342 --> 00:22:45,550 <791年 ハルジオン港。 245 00:22:45,550 --> 00:22:49,725 ナツたちが天狼島で 消息を絶ってから➡ 246 00:22:49,725 --> 00:22:54,101 すでに 7年の歳月が流れていた> 247 00:22:54,101 --> 00:22:57,707 (ビスカ)いつまで海を見てるんだい。 248 00:22:57,707 --> 00:23:00,410 (アルザック) 仕事も終わったし ギルドに戻ろう。