1 00:00:08,342 --> 00:00:09,844 (うちはサスケ)守る… 2 00:00:10,594 --> 00:00:12,430 守るだと? 3 00:00:14,682 --> 00:00:16,308 何の冗談だ? 4 00:00:17,601 --> 00:00:19,228 (トビ)もう一度 言う 5 00:00:19,937 --> 00:00:23,149 (トビ)お前は兄のことを 知っているようで何も知らない 6 00:00:24,775 --> 00:00:27,570 それ以上 ふざけたことを抜かせば— 7 00:00:27,653 --> 00:00:29,113 お前を殺す 8 00:00:30,448 --> 00:00:33,534 (トビ) どうやら一筋縄では いかなそうだな 9 00:00:34,034 --> 00:00:36,036 (トビ)まっ 無理もない 10 00:00:36,454 --> 00:00:40,124 (トビ)怪しげなやつに こんなことを 急に言われてもな 11 00:00:40,583 --> 00:00:44,503 (トビ) だが 俺の話していることは事実 12 00:00:45,171 --> 00:00:49,091 (トビ)イタチからも聞いただろう? あの夜の協力者のことを 13 00:00:52,762 --> 00:00:55,681 (トビ)俺がその うちはマダラだ 14 00:00:59,977 --> 00:01:02,772 (マダラ) イタチのことなら何でも知っている 15 00:01:02,855 --> 00:01:06,484 (マダラ)まっ イタチは そのことに気付かずに死んだがな 16 00:01:08,110 --> 00:01:11,489 (サスケ)うるせえ! そんなことは もう どうだっていい 17 00:01:11,572 --> 00:01:13,365 (サスケ)俺の前から消えろ! 18 00:01:13,449 --> 00:01:17,787 (マダラ)いや 聞いてもらう お前は聞かなくてはならない 19 00:01:18,496 --> 00:01:20,581 (マダラ)それが お前の義務だ 20 00:01:21,624 --> 00:01:25,252 (マダラ)忍しのびの世のため 木ノ葉このはのため— 21 00:01:25,669 --> 00:01:29,757 そして何より 弟のお前のために すべてを懸けた 兄— 22 00:01:30,174 --> 00:01:32,718 うちはイタチの生きざまを 23 00:01:38,516 --> 00:01:40,184 (マダラ)分かるか? 24 00:01:41,101 --> 00:01:44,688 (マダラ)イタチが なぜ お前の眼めに天照あまてらすを仕込んだか 25 00:01:45,272 --> 00:01:46,941 (サスケの荒い息) 26 00:01:47,024 --> 00:01:51,403 (マダラ) お前と俺を イタチは どうしても 引き合わせたくなかったからだ 27 00:01:51,487 --> 00:01:54,990 (マダラ)その理由は 俺の話を聞けば すべて分かる 28 00:01:58,744 --> 00:02:03,874 (マダラ)イタチの真実を知るものは 木ノ葉のダンゾウと三代目火影さんだいめ ほかげ— 29 00:02:03,958 --> 00:02:08,879 そして 相談役の2人 ホムラとコハルの4人だけだった 30 00:02:09,630 --> 00:02:14,885 (マダラ)三代目が死に 今それを知るのは 年寄りばかり3人 31 00:02:15,970 --> 00:02:21,475 (マダラ)やつらは これから先も絶対に あの忌まわしい事実を口外しないだろう 32 00:02:21,976 --> 00:02:25,145 (マダラ) イタチの真実は 永久に闇へと消える 33 00:02:25,229 --> 00:02:28,691 (マダラ) そして イタチも それを望んでいた 34 00:02:33,487 --> 00:02:36,782 (マダラ) だが俺も イタチの真実を知っている 35 00:02:37,449 --> 00:02:39,326 (マダラ)さっきも言ったな? 36 00:02:39,410 --> 00:02:42,746 (マダラ) イタチは そのことについては 気付かずに死んだと 37 00:02:43,789 --> 00:02:46,041 (マダラ)しかし 念には念 38 00:02:46,125 --> 00:02:48,919 (マダラ)イタチは 俺を信用していなかったようだ 39 00:02:49,837 --> 00:02:53,007 (マダラ)万に一つ その真実を知るやもしれぬと— 40 00:02:53,090 --> 00:02:56,427 天照で俺の口を閉ざそうとした 41 00:02:57,177 --> 00:02:58,637 (マダラ)お前と話をするために— 42 00:02:58,721 --> 00:03:02,850 俺が写輪眼しゃりんがんを見せることまで 計算していたんだろう 43 00:03:04,393 --> 00:03:06,353 (サスケ)何を言ってる… 44 00:03:08,606 --> 00:03:10,774 何を言ってんだ こいつ 45 00:03:12,902 --> 00:03:14,653 (サスケ)俺を守る? 46 00:03:15,946 --> 00:03:17,239 (サスケ)守る… 47 00:03:18,032 --> 00:03:20,159 (サスケ)真実… だと? 48 00:03:23,871 --> 00:03:25,497 (マダラ)思い出せ 49 00:03:28,667 --> 00:03:31,795 (マダラ)イタチのことを ゆっくりと思い出してみろ 50 00:03:35,841 --> 00:03:42,181 (荒い息) 51 00:03:45,309 --> 00:03:47,728 (マダラ)お前の優しかった兄は… 52 00:03:47,811 --> 00:03:53,233 (荒い息) 53 00:04:02,952 --> 00:04:04,286 (うちはイタチ)どうした? 54 00:04:07,373 --> 00:04:10,751 (サスケ) ここでしょ? 父さんが働いてる所 55 00:04:12,169 --> 00:04:14,421 (イタチ)木ノ葉警務部隊の本部だ 56 00:04:14,964 --> 00:04:17,549 前から気になってたんだけど— 57 00:04:17,633 --> 00:04:22,137 なんで警務部隊のマークに うちは一族の家紋が入ってるの? 58 00:04:22,221 --> 00:04:24,306 なんだ 気付いてたのか 59 00:04:24,390 --> 00:04:25,599 当たり前だろ? 60 00:04:26,892 --> 00:04:29,269 うん そうだな 61 00:04:29,937 --> 00:04:34,191 簡単に言うと この警務部隊を組織し 設立したのが— 62 00:04:34,274 --> 00:04:36,568 うちは一族の先代たちだったらしい 63 00:04:37,444 --> 00:04:42,032 (イタチ) だから この組織のシンボルマークに 自分たちの家紋を付けたのさ 64 00:04:42,992 --> 00:04:47,788 (イタチ)昔から うちは一族は この里の治安をずっと預かり守ってきた 65 00:04:48,247 --> 00:04:52,793 (イタチ)うちはの家紋は その誇り高き一族の証しでもあるんだよ 66 00:04:53,961 --> 00:04:57,131 今や うちは一族も 小さくなってしまったけど— 67 00:04:57,589 --> 00:05:01,051 今でも ほぼ全員が ここの第一分隊に所属し— 68 00:05:01,135 --> 00:05:03,804 里の治安維持に貢献している 69 00:05:05,139 --> 00:05:08,267 忍の起こす犯罪を取り締まれるのは— 70 00:05:08,350 --> 00:05:10,894 更に優秀な忍だけだからな 71 00:05:11,812 --> 00:05:14,314 (サスケの声) やっぱり 父さんは すごいや 72 00:05:14,940 --> 00:05:17,317 (サスケ)兄さんも ここに入るの? 73 00:05:17,401 --> 00:05:19,153 (イタチ)さあ… どうかな 74 00:05:19,236 --> 00:05:20,904 (サスケ)そうしなよ 75 00:05:24,908 --> 00:05:26,827 いいや あいつは! 76 00:05:27,369 --> 00:05:29,997 あいつは 俺を殺そうとしたじゃないか! 77 00:05:30,080 --> 00:05:32,708 (サスケ)俺の眼を奪おうと… 78 00:05:37,087 --> 00:05:38,839 誰が こんなことを! 79 00:05:40,674 --> 00:05:42,843 愚かなる弟よ 80 00:05:43,385 --> 00:05:45,054 (イタチ)万華鏡まんげきょう写輪眼 81 00:05:57,816 --> 00:05:58,942 (サスケの荒い息) 82 00:05:59,026 --> 00:06:00,694 (せき込み) 83 00:06:00,778 --> 00:06:02,321 (マダラ)落ち着け 84 00:06:04,114 --> 00:06:05,741 (マダラ)ゆっくり息をしろ 85 00:06:05,824 --> 00:06:12,706 (サスケの荒い息) 86 00:06:13,123 --> 00:06:15,084 (サスケ)俺に触るな! 87 00:06:23,759 --> 00:06:26,011 たとえ 憎まれようともな 88 00:06:27,012 --> 00:06:28,889 それが 兄貴ってもんだ 89 00:06:33,644 --> 00:06:36,730 (イタチ)許せ サスケ また今度だ 90 00:06:54,373 --> 00:07:01,380 ♪~ 91 00:08:16,872 --> 00:08:23,879 ~♪ 92 00:08:34,598 --> 00:08:36,016 あっ… 93 00:08:37,684 --> 00:08:39,186 (マダラ)気が付いたか? 94 00:08:40,103 --> 00:08:42,481 (マダラ)悪いが拘束させてもらった 95 00:08:42,564 --> 00:08:45,651 (マダラ)おとなしく 話を聞いてもらえそうもなかったからな 96 00:08:51,406 --> 00:08:55,077 (サスケ)あいつは… イタチは敵だ 97 00:08:55,452 --> 00:08:59,873 父さんと母さんを殺し 一族を皆殺しに 98 00:09:00,290 --> 00:09:04,002 抜け忍にんで 暁あかつきのメンバーだ 99 00:09:04,962 --> 00:09:07,506 (サスケ)あいつは憎むべき存在だ 100 00:09:08,590 --> 00:09:10,300 俺の目的 101 00:09:10,384 --> 00:09:16,139 (マダラ)あの夜 やつが うちは一族を皆殺しにしたのは事実だ 102 00:09:16,223 --> 00:09:18,267 そして 木ノ葉を抜けた 103 00:09:19,476 --> 00:09:20,727 (サスケ)だったら… 104 00:09:20,811 --> 00:09:25,440 (マダラ)そして そうすることが 木ノ葉から下された任務だった 105 00:09:27,943 --> 00:09:31,363 (マダラ) それが イタチの真実への入り口だ 106 00:09:32,239 --> 00:09:33,949 (サスケ)任務だと? 107 00:09:34,574 --> 00:09:36,034 (マダラ)そうだ 108 00:09:36,118 --> 00:09:40,247 あの夜 イタチは己を殺し 任務をやり遂げたのだ 109 00:09:45,085 --> 00:09:47,296 (マダラ)少し落ち着いたようだな 110 00:09:47,838 --> 00:09:49,423 どういうことだ? 111 00:09:51,300 --> 00:09:53,677 (マダラ)イタチの話をするには— 112 00:09:53,760 --> 00:09:57,431 木ノ葉 創立の時代まで 話をさかのぼらねばならない 113 00:09:59,182 --> 00:10:01,768 (マダラ)イタチは犠牲になったのだ 114 00:10:02,185 --> 00:10:07,024 (マダラ) 古くから続く因縁… その犠牲にな 115 00:10:07,774 --> 00:10:09,026 (サスケ)犠牲? 116 00:10:09,109 --> 00:10:10,444 (マダラ)そうだ 117 00:10:11,361 --> 00:10:14,698 (マダラ)そもそもは 木ノ葉隠れの里が生まれたときからある— 118 00:10:14,781 --> 00:10:16,908 大きな問題だ 119 00:10:16,992 --> 00:10:20,037 (マダラ) それが イタチの生きざまを決めた 120 00:10:23,123 --> 00:10:28,211 (マダラ)少し長い話になるが これから話すことは すべて事実だ 121 00:10:28,962 --> 00:10:31,757 何を根拠に信じろと? 122 00:10:31,840 --> 00:10:33,675 お前は信用できない 123 00:10:34,676 --> 00:10:37,220 (マダラ)提示できる証拠はない 124 00:10:37,304 --> 00:10:41,183 (マダラ)俺の話を信じるかどうかは お前が決めればいい 125 00:10:41,266 --> 00:10:44,644 (マダラ) だが 話は最後まで聞いてもらう 126 00:10:57,032 --> 00:10:59,910 (サスケ)いいだろう 話せ 127 00:11:00,911 --> 00:11:05,874 (マダラ) フッ 今より80年以上も前の話だ 128 00:11:05,957 --> 00:11:09,920 (カラスの鳴き声) 129 00:11:10,837 --> 00:11:14,841 (マダラ)かつて世界は 戦いの絶えない戦国時代だった 130 00:11:16,259 --> 00:11:21,348 (マダラ)国々は 自国の利権や 領土拡大のために争いを続けていた 131 00:11:22,015 --> 00:11:23,725 (マダラ)その戦乱の時代— 132 00:11:23,809 --> 00:11:28,480 忍の組織は 一族単位の武装集団でしかなく— 133 00:11:28,563 --> 00:11:33,485 それぞれの一族は 国に雇われ 戦争に参加していた 134 00:11:34,194 --> 00:11:38,156 (マダラ)そして その数多くの忍一族の中にあって— 135 00:11:38,240 --> 00:11:42,035 最強と恐れられた2つの一族があった 136 00:11:43,036 --> 00:11:49,543 (マダラ)それが 我らが うちは一族と 森の千手(せんじゅ)一族と呼ばれる一族だった 137 00:11:50,377 --> 00:11:54,005 (マダラ)我ら うちは一族は ず抜けたチャクラと写輪眼を有し— 138 00:11:54,089 --> 00:11:59,386 あらゆる戦闘にたけた いわゆる 戦闘一族として知れ渡っていた 139 00:12:00,720 --> 00:12:02,347 (マダラ)そして 俺は— 140 00:12:02,431 --> 00:12:07,853 その うちは一族の中でも 特別に強いチャクラを持つ者として産まれた 141 00:12:08,353 --> 00:12:12,315 (マダラ) しぶとく生き長らえているのが その証しと言ってもいい 142 00:12:13,233 --> 00:12:16,194 (マダラ) かつての俺は 戦いに明け暮れていた 143 00:12:16,278 --> 00:12:21,741 (マダラ)力が物を言う時代 俺は より強い力を求め— 144 00:12:21,825 --> 00:12:24,786 友も弟も この手にかけた 145 00:12:25,662 --> 00:12:26,997 貴様 146 00:12:27,456 --> 00:12:31,418 (マダラ)だが そのおかげで 完全なる万華鏡を手に入れ— 147 00:12:31,501 --> 00:12:34,212 俺は うちはのリーダーとなった 148 00:12:34,671 --> 00:12:39,676 (マダラ)そして その力を使い 幾度となく千手一族と戦った 149 00:12:40,385 --> 00:12:43,638 (マダラ)千手一族の長(おさ) 柱間(ハシラマ)を相手にするには— 150 00:12:43,722 --> 00:12:45,932 しかたのないことだったのだ 151 00:12:47,100 --> 00:12:52,189 (マダラ)のちに 初代火影となる木遁(もくとん)の千手柱間 152 00:12:52,272 --> 00:12:57,444 (マダラ)この忍の世界の頂点であり 俺の憧れの忍だった 153 00:13:05,368 --> 00:13:10,624 (マダラ)火影の名を初めて名乗った男 柱間が率いる千手一族は— 154 00:13:10,707 --> 00:13:15,629 どの忍一族からも一目置かれ 何より恐れられていた 155 00:13:16,963 --> 00:13:19,799 (マダラ)千手が動けば うちはが動く 156 00:13:19,883 --> 00:13:23,803 (マダラ)やつらを相手にできるのは 我が一族ぐらいのものだった 157 00:13:24,554 --> 00:13:27,516 (マダラ)千手を雇えば 対立国は うちはを雇う— 158 00:13:28,183 --> 00:13:29,684 まるでライバルだ 159 00:13:30,560 --> 00:13:34,689 (マダラ)柱間と対立するうち 俺の名も どんどんと知られていった 160 00:13:38,193 --> 00:13:42,322 (イタチ)高みに近づくため その器を量るためだ 161 00:13:44,324 --> 00:13:46,159 名を揚げる 162 00:13:46,243 --> 00:13:49,079 そんなことのために弟の眼を奪ったのか 163 00:13:50,413 --> 00:13:51,831 (マダラ)奪った 164 00:13:53,250 --> 00:13:57,546 だがそれは うちは一族を守るための 力が必要だったからだ 165 00:13:58,004 --> 00:13:59,798 守るためだと? 166 00:14:00,131 --> 00:14:04,761 (マダラ) そう うちはの名が揚がれば おのずと敵も増える 167 00:14:05,929 --> 00:14:07,639 (マダラ)激しい争いの中で— 168 00:14:07,722 --> 00:14:13,520 千手一族をはじめとする外敵から 一族を守るには 必要な犠牲だった 169 00:14:15,021 --> 00:14:17,274 (マダラ)名を揚げるためではない 170 00:14:18,483 --> 00:14:21,361 (マダラ)弟は すべて承知のうえだった 171 00:14:21,820 --> 00:14:24,155 (マダラ)自ら 眼を差し出したのだ 172 00:14:28,618 --> 00:14:30,203 (マダラ)だが あるとき— 173 00:14:30,287 --> 00:14:34,207 千手一族は うちはに対して 休戦を申し出てきた 174 00:14:35,959 --> 00:14:38,086 (マダラ)うちはは これに同意した 175 00:14:38,712 --> 00:14:43,883 (マダラ)双方の一族の誰もが 長く終わりのない戦いに疲れ切っていた 176 00:14:44,551 --> 00:14:46,553 (マダラ)限界に来ていたのだ 177 00:14:48,179 --> 00:14:52,892 (マダラ)だが俺は 休戦に ただ一人 反対した 178 00:14:54,060 --> 00:14:57,397 (マダラ)今までの憎しみは どこに行ったというのだ 179 00:14:57,981 --> 00:15:01,568 (マダラ)弟は 何のために 犠牲になったというのだ 180 00:15:08,033 --> 00:15:11,745 (マダラ) 所詮 うちはと千手は 水と油だ 181 00:15:11,828 --> 00:15:15,749 (マダラ)いずれ うちは一族は 千手一族よって駆逐されてしまう 182 00:15:15,832 --> 00:15:18,168 (マダラ)そう思えてならなかった 183 00:15:21,838 --> 00:15:27,010 (マダラ)だが うちは一族の皆は 休戦を望んでやまなかった 184 00:15:27,802 --> 00:15:32,223 (マダラ) 俺はリーダーとして しかたなく 皆の意志をくみ取った 185 00:15:35,018 --> 00:15:38,146 (マダラ) それから程なく 我ら忍連合は— 186 00:15:38,229 --> 00:15:42,942 領土の平定を望んでいた 火の国との協定に こぎ着ける 187 00:15:43,026 --> 00:15:47,989 (マダラ)そこに 一国一里の 強固な組織が出来上がった 188 00:15:48,073 --> 00:15:51,326 (マダラ)火の国と 木ノ葉隠れの里だ 189 00:15:52,744 --> 00:15:56,956 (マダラ)一国一里のシステムを あらゆる国々がまねていった 190 00:15:57,040 --> 00:16:01,002 (マダラ)それに伴い 争いも徐々に沈下していく 191 00:16:01,086 --> 00:16:03,004 (マダラ)ひとたびの平和だ 192 00:16:04,047 --> 00:16:08,468 (マダラ) だが 木ノ葉は ある出来事によって すぐ混乱に陥った 193 00:16:09,344 --> 00:16:11,388 ある出来事? 194 00:16:11,471 --> 00:16:16,393 (マダラ) 里長… 初代火影の座を巡る争いだ 195 00:16:17,852 --> 00:16:21,648 (マダラ)お前も知るとおり その座を得たのは 千手柱間だ 196 00:16:22,524 --> 00:16:25,360 (マダラ) 火の国も里の皆も 柱間を選んだ 197 00:16:26,444 --> 00:16:31,324 (マダラ) うちはが主権の座から どんどんと 遠ざかっていくのは明らかだった 198 00:16:31,408 --> 00:16:36,996 (マダラ)俺は うちはを守るため うちは主導の道を選ぶことを決めた 199 00:16:37,372 --> 00:16:40,500 (マダラ) 柱間と対峙(たいじ)する道を行くことを 200 00:16:41,209 --> 00:16:45,588 (マダラ)しかし うちはの者でさえ 俺についてくる者はいなかった 201 00:16:46,715 --> 00:16:51,803 (マダラ)部下たちは 再び争いの火種を 起こそうとする俺を疎ましく思い— 202 00:16:51,886 --> 00:16:53,471 裏切ったのだ 203 00:16:57,851 --> 00:17:01,938 (マダラ)俺は利己的な欲求に 突き動かされているとたたかれ— 204 00:17:02,021 --> 00:17:04,941 それどころか 己の命を守るために— 205 00:17:05,024 --> 00:17:09,362 弟の眼を奪った欲深い兄だと蔑さげすまれた 206 00:17:09,946 --> 00:17:13,408 (マダラ)どこに好き好んで 弟を傷つける兄がいる 207 00:17:13,783 --> 00:17:15,326 (マダラ)俺は ただ— 208 00:17:15,410 --> 00:17:18,413 うちはを守りたかっただけだというのに 209 00:17:21,040 --> 00:17:22,876 (マダラ)俺は里を出た 210 00:17:23,585 --> 00:17:25,754 (マダラ)すべてに裏切られてな 211 00:17:26,379 --> 00:17:31,885 (マダラ)そして 復讐者(ふくしゅうしゃ)となり 木ノ葉隠れの里に戦いを挑んだ 212 00:17:37,474 --> 00:17:41,269 (九尾きゅうびの妖狐ようこの咆哮ほうこう) 213 00:17:47,734 --> 00:17:49,819 (マダラ)だが 俺は敗れた 214 00:17:51,237 --> 00:17:55,366 (マダラ)“終末の谷”と 呼ばれるようになった あの場所でな 215 00:17:55,450 --> 00:17:58,244 (マダラ) 俺は あそこで死んだとされている 216 00:17:59,621 --> 00:18:02,373 (マダラ)柱間でさえ そう思ったはずだ 217 00:18:03,833 --> 00:18:08,421 (マダラ)俺は皆から そして 歴史から忘れ去られていった 218 00:18:09,631 --> 00:18:12,258 (マダラ) 柱間の弟である 二代目(にだいめ)火影は— 219 00:18:12,342 --> 00:18:15,053 二度と俺のような反逆者を出さぬため— 220 00:18:15,136 --> 00:18:19,766 信頼の証しとして うちはに特別な役職を与えた 221 00:18:21,392 --> 00:18:24,103 (マダラ)木ノ葉警務部隊の設立だ 222 00:18:24,938 --> 00:18:30,026 (マダラ)しかし その実際は 里の政(まつりごと)から うちはを遠ざけ— 223 00:18:30,109 --> 00:18:34,113 なおかつ 一族を ひとまとめに 監視下に置くためのものだった 224 00:18:35,156 --> 00:18:38,243 (マダラ) その意図に気付く うちはの者もいた 225 00:18:38,576 --> 00:18:42,121 (マダラ) 俺の意志を継ぐ 造反勢力も出てきた 226 00:18:43,581 --> 00:18:46,209 (マダラ)…が 時すでに遅し 227 00:18:47,335 --> 00:18:50,964 (マダラ)時は流れ 主権は千手の手に 228 00:18:51,047 --> 00:18:55,134 (マダラ)誇り高き うちは一族は 千手の犬へと成り下がった 229 00:18:55,760 --> 00:18:58,179 (マダラ) そして 俺の考えたとおりになった 230 00:18:59,097 --> 00:19:03,059 (マダラ)ある事件で うちはは完全に駆逐されてしまう 231 00:19:07,480 --> 00:19:08,565 (マダラ)そう 232 00:19:09,399 --> 00:19:13,361 (マダラ)16年前の九尾の妖狐 襲来だ 233 00:19:13,903 --> 00:19:16,573 (九尾の妖狐の咆哮) 234 00:19:17,740 --> 00:19:19,242 どういうことだ 235 00:19:20,243 --> 00:19:23,288 (マダラ)九尾を手なずけ コントロールすることができるのは— 236 00:19:23,371 --> 00:19:25,331 うちはの瞳力どうりょくだけだ 237 00:19:26,040 --> 00:19:27,625 (マダラ)木ノ葉の上役たちは— 238 00:19:27,709 --> 00:19:32,005 あの事件を うちはの何者かによる 仕業ではないかと勘ぐった 239 00:19:33,256 --> 00:19:36,009 (マダラ) あれは自然発生的な いわば天災だ 240 00:19:36,092 --> 00:19:38,428 (マダラ)うちはは関係していない 241 00:19:38,887 --> 00:19:42,515 (マダラ)だが あらぬ疑いがかけられた 242 00:19:42,932 --> 00:19:46,895 (マダラ)うちはが主権を狙って 反逆を起こそうとしたのではないかと 243 00:19:49,731 --> 00:19:54,110 (マダラ)以降 うちはへの監視は 暗部あんぶによって徹底され— 244 00:19:54,193 --> 00:19:58,573 一族の居住地は 里の片隅へと追いやられ— 245 00:19:58,656 --> 00:20:01,326 隔離さながらの状態になった 246 00:20:02,660 --> 00:20:06,456 (マダラ)唯一 三代目火影だけは その処置に異議を唱えたが— 247 00:20:07,123 --> 00:20:11,711 暗部のダンゾウ そして相談役たちは それを認めなかった 248 00:20:12,128 --> 00:20:16,549 (マダラ)所詮 うちは一族は信用されていなかったのだ 249 00:20:16,966 --> 00:20:18,426 (マダラ)差別が始まった 250 00:20:18,509 --> 00:20:19,886 (クナイが刺さった音) 251 00:20:25,433 --> 00:20:27,435 (マダラ) やつらの不信は わだかまりを生み— 252 00:20:27,518 --> 00:20:30,396 疑いは やがて現実となっていく 253 00:20:32,941 --> 00:20:35,652 (マダラ) うちは一族はクーデターをたくらんだ 254 00:20:35,735 --> 00:20:37,737 (マダラ)里を乗っ取るために 255 00:20:37,820 --> 00:20:38,655 うっ… 256 00:20:39,489 --> 00:20:44,744 (マダラ)そして 木ノ葉上層部は うちは一族の中にスパイを送り込んだ 257 00:20:44,827 --> 00:20:47,163 (マダラ)それが お前の兄— 258 00:20:48,623 --> 00:20:50,124 うちはイタチだ 259 00:20:55,213 --> 00:20:58,549 (マダラ)そこから イタチの地獄は始まったのだ 260 00:21:08,726 --> 00:21:15,733 ♪~ 261 00:22:30,058 --> 00:22:37,065 ~♪ 262 00:22:40,193 --> 00:22:42,487 (サスケ) お前は うちはに ぬれぎぬを着せた 263 00:22:42,570 --> 00:22:44,489 (マダラ) それは イタチのついたウソだ 264 00:22:44,572 --> 00:22:46,199 (サスケ)信じられるか そんなこと! 265 00:22:46,282 --> 00:22:48,659 (サスケ) 現にイタチは 俺を殺そうとした 266 00:22:48,743 --> 00:22:51,871 (マダラ)やつが本気なら 確実に そうなっていた だが… 267 00:22:51,954 --> 00:22:54,290 (サスケ)やめろ! もう たくさんだ 268 00:22:54,373 --> 00:22:58,127 (マダラ)分かっているはずだ なぜなら お前は… 269 00:22:58,669 --> 00:23:02,298 (サスケ) 次回の「NARUTO疾風伝」は「真実」 270 00:23:02,381 --> 00:23:04,300 (マダラ) これが イタチのすべてだ