1 00:00:00,000 --> 00:00:04,800 本当に 礼儀を知らない子ね。 2 00:00:00,000 --> 00:00:28,763 3 00:00:00,000 --> 00:00:03,903 目上の人間に 話しかけるときは 4 00:00:00,000 --> 00:00:06,157 ちゃんと 顔を見せて話すのが礼儀よ。 5 00:00:00,000 --> 00:00:25,825 6 00:00:07,936 --> 00:00:12,336 ぐあぁぁぁっ!! 7 00:00:14,293 --> 00:00:16,593 ぐわっ ぐぅぅっ…。 8 00:00:20,449 --> 00:00:22,968 ぐっ ぐぁっ…。 9 00:00:22,968 --> 00:00:27,468 ぐっ… ぐあぁぁぁっ!! 10 00:00:29,958 --> 00:00:31,958 サクラ:あんなに 傷だらけになって… 11 00:00:34,463 --> 00:00:37,966 ぐあぁぁぁぁっ!! 12 00:00:37,966 --> 00:00:44,966 13 00:01:07,279 --> 00:01:10,079 終わったか。 14 00:01:16,939 --> 00:01:19,339 ナルトッ!! 15 00:04:24,976 --> 00:04:27,646 いいわ… 聞きましょう。 16 00:04:27,646 --> 00:04:32,134 実は ダンゾウ様は あの木ノ葉崩し以来 17 00:04:32,134 --> 00:04:34,953 大蛇丸様との接触の機会を 18 00:04:34,953 --> 00:04:37,853 ずっと 切望されておいででした。 19 00:04:40,959 --> 00:05:05,300 20 00:05:05,300 --> 00:05:10,455 ハァ… ハァ… ハァ…。 21 00:05:10,455 --> 00:05:34,629 22 00:05:34,629 --> 00:05:36,615 サクラ:傷の治りが遅い…。 23 00:05:36,615 --> 00:05:42,615 今までのナルトなら 九尾のチャクラで 回復が もっと早かったのに 24 00:05:44,990 --> 00:05:47,809 自来也:ナルトは 九尾状態において 25 00:05:47,809 --> 00:05:52,814 チャクラが象る妖狐の衣に 守られているようにみえるが 26 00:05:52,814 --> 00:05:59,471 実際には 逆に妖狐の衣によって 体に ダメージを受け続けていた。 27 00:05:59,471 --> 00:06:04,993 4本目の尾が出たとき 妖狐の衣をまとった やつの体は 28 00:06:04,993 --> 00:06:09,393 血まみれ… 重傷を負いながら暴れていた 29 00:06:11,633 --> 00:06:14,636 自来也様の言っていた 4本目が… 30 00:06:14,636 --> 00:06:17,136 まさか これほどとは… 31 00:06:29,484 --> 00:06:31,484 うっ…! 32 00:06:49,304 --> 00:06:51,656 ヤマト隊長…。 33 00:06:51,656 --> 00:06:54,976 ナルトを止めた さっきの術…。 34 00:06:54,976 --> 00:06:58,676 あの術 私にも 教えてくれませんか。 35 00:07:02,150 --> 00:07:04,150 それはムリだよ。 36 00:07:08,990 --> 00:07:11,326 木ノ葉の中で あの術を使えるのは 37 00:07:11,326 --> 00:07:14,826 初代様の細胞と適合できた ボクだけさ。 38 00:07:17,299 --> 00:07:22,320 あの術は 九尾のチャクラを ムリヤリ 力で押さえ込むもので 39 00:07:22,320 --> 00:07:26,308 そのための 特別な力を もたない者には 40 00:07:26,308 --> 00:07:29,311 決して 使いこなせる ものではないんだ。 41 00:07:29,311 --> 00:07:32,998 実験体である コピーのボクの力は 42 00:07:32,998 --> 00:07:36,398 オリジナルの初代様とまでは いかないけどね。 43 00:07:41,389 --> 00:07:43,308 ナルトが首にかけているものは 44 00:07:43,308 --> 00:07:45,977 初代 火影様の 持っていた物でね…。 45 00:07:45,977 --> 00:07:49,648 初代 火影様の チャクラにだけ呼応する 46 00:07:49,648 --> 00:07:52,348 チャクラの結晶石なんだよ。 47 00:07:55,654 --> 00:07:59,307 その首飾りで 人柱力のチャクラを制御できる。 48 00:07:59,307 --> 00:08:03,328 初代 火影様が 火影たりえたのも 49 00:08:03,328 --> 00:08:05,628 この力があったからだと いわれている。 50 00:08:08,300 --> 00:08:10,800 ボクが この隊の隊長に 選ばれた理由も それさ。 51 00:08:16,324 --> 00:08:24,332 52 00:08:24,332 --> 00:08:26,332 いつもそう…。 53 00:08:32,157 --> 00:08:34,826 私がナルトにしてあげられるのは 54 00:08:34,826 --> 00:08:38,326 ほんの小さなことだけ…。 55 00:08:48,323 --> 00:08:50,323 できることの 大きい 小さいは 問題じゃないよ。 56 00:08:53,311 --> 00:08:55,330 大切なのは…。 57 00:08:55,330 --> 00:08:58,330 ナルトを思う気持の大きさでしょ。 58 00:09:01,987 --> 00:09:05,187 サクラ… 君を見ていたらわかる。 59 00:09:08,977 --> 00:09:11,377 君は 本当は…。 サクラ… ちゃん…。 60 00:09:20,672 --> 00:09:23,675 いててっ…。 61 00:09:23,675 --> 00:09:26,375 ナルト…! 62 00:09:28,330 --> 00:09:31,466 あれ… オレ どうしたんだっけ? 63 00:09:31,466 --> 00:09:34,653 大蛇丸の野郎を追っかけて…。 64 00:09:34,653 --> 00:09:37,172 それから…。 65 00:09:37,172 --> 00:09:41,493 それから… それから 何したんだっけ? 66 00:09:41,493 --> 00:09:43,993 なぁ サクラちゃん…。 67 00:09:46,331 --> 00:09:49,684 あれ? サクラちゃん なんで 泣いてんだってばよ? 68 00:09:49,684 --> 00:09:52,320 うぅん 目にゴミが…。 69 00:09:52,320 --> 00:09:55,323 あぁっ! さては毒舌のサイに 70 00:09:55,323 --> 00:09:57,659 また何か傷つくこと 言われたんだな! 71 00:09:57,659 --> 00:09:59,959 ブス! とか 怪力! とか。 72 00:10:03,148 --> 00:10:05,500 あの野郎…。 73 00:10:05,500 --> 00:10:10,171 サイは 怪力なんて 言ってないでしょうが! 74 00:10:10,171 --> 00:10:12,674 あれ? そっ そうだっけ? 75 00:10:12,674 --> 00:10:15,674 勝手に増やすな… この野郎! 76 00:10:21,332 --> 00:10:24,932 そういえば ヤマト隊長 サイは? 77 00:10:32,310 --> 00:10:34,910 ダンゾウ様の話は以上です。 78 00:10:37,332 --> 00:10:39,632 興味深い話ね。 79 00:11:20,308 --> 00:11:27,808 で その話 何を根拠に信じればいいの? 80 00:11:39,327 --> 00:11:48,753 81 00:11:48,753 --> 00:11:50,638 どういうことです? 82 00:11:50,638 --> 00:11:54,142 まぁ 落ち着きなさい カブト。 83 00:11:54,142 --> 00:11:58,980 その子は 今日から 私たちの部下になるのよ。 84 00:11:58,980 --> 00:12:01,316 信用できるんですか? 85 00:12:01,316 --> 00:12:03,485 この男…。 86 00:12:03,485 --> 00:12:06,485 そこの封筒の中を見てください。 87 00:12:09,324 --> 00:12:11,643 ダンゾウ様から あなたへです。 88 00:12:11,643 --> 00:12:43,658 89 00:12:43,658 --> 00:12:45,627 これは…。 90 00:12:45,627 --> 00:12:47,627 中身は? 91 00:12:52,317 --> 00:12:56,154 カブト… その子を放してやりなさい。 92 00:12:56,154 --> 00:12:59,524 その子も一緒に連れていくわ。 93 00:12:59,524 --> 00:13:08,666 94 00:13:08,666 --> 00:13:12,153 サイとやら… じゃあ 行こうかしら。 95 00:13:12,153 --> 00:13:20,953 96 00:13:23,314 --> 00:13:25,614 やはりな…。 97 00:13:30,822 --> 00:13:33,124 ヤマト隊長? ん? 98 00:13:33,124 --> 00:13:35,977 サイは…。 99 00:13:35,977 --> 00:13:38,177 少し待ってくれ! 100 00:13:43,001 --> 00:13:45,001 ん? 101 00:13:50,825 --> 00:13:52,825 橋が… 102 00:13:57,332 --> 00:14:00,818 アイツには一応 温泉地で仕込んでおいたけどな。 103 00:14:00,818 --> 00:14:04,322 まぁ いいか… このままで追ってやる! 104 00:14:04,322 --> 00:14:08,122 こう見えても 追跡は得意なほうでね。 105 00:14:17,318 --> 00:14:20,672 ヤマト隊長…。 あぁ そうだったね。 106 00:14:20,672 --> 00:14:26,678 サイなら 今 大蛇丸と一緒に移動中だよ。 107 00:14:26,678 --> 00:14:28,663 あっ…。 えっ? 108 00:14:28,663 --> 00:14:30,963 一緒に!? 109 00:14:33,017 --> 00:14:35,136 どういうことです? 110 00:14:35,136 --> 00:14:37,989 2人とも ボクについてきな! 111 00:14:37,989 --> 00:14:50,018 112 00:14:50,018 --> 00:14:52,837 まだ土が やわらかいってばよ。 113 00:14:52,837 --> 00:15:05,316 114 00:15:05,316 --> 00:15:10,004 橋は壊れてるし ここは こんなになっちまって…。 115 00:15:10,004 --> 00:15:14,204 いったい 何があったんだってばよ! 116 00:15:16,177 --> 00:15:18,162 覚えてないのか? 117 00:15:18,162 --> 00:15:20,164 えっ? 118 00:15:20,164 --> 00:15:22,164 うん…。 119 00:15:25,186 --> 00:15:29,507 やはり 自来也様が おっしゃっていたとおりか… 120 00:15:29,507 --> 00:15:32,510 自来也:怒りが引き金となり 121 00:15:32,510 --> 00:15:35,980 妖狐の尾が生え 増えていった。 122 00:15:35,980 --> 00:15:39,517 その妖狐の尾が 3本目のときまでは 123 00:15:39,517 --> 00:15:41,502 アイツも意識を保っていたが 124 00:15:41,502 --> 00:15:45,023 4本目で ついに見境がなくなり 125 00:15:45,023 --> 00:15:48,309 破壊衝動に支配されていった 126 00:15:48,309 --> 00:15:55,516 127 00:15:55,516 --> 00:16:00,021 そういえばオレって なんで気絶してたんだ? 128 00:16:00,021 --> 00:16:10,515 129 00:16:10,515 --> 00:16:12,834 大蛇丸に やられて 130 00:16:12,834 --> 00:16:14,934 気絶していたのよ…。 えっ? 131 00:16:17,839 --> 00:16:20,939 マジかよ!? チクショウ!! 132 00:16:35,356 --> 00:16:37,656 サイの荷物が 散らばってる…。 133 00:16:39,710 --> 00:16:43,064 でも… なぜ この絵本が…? 134 00:16:43,064 --> 00:16:45,650 へぇ 絵本かぁ。 135 00:16:45,650 --> 00:16:49,337 それ 行く途中に 見せてもらってもいい? 136 00:16:49,337 --> 00:16:51,622 それは ダメだよ。 137 00:16:51,622 --> 00:16:54,509 これ… まだ 完成してないから…。 138 00:16:54,509 --> 00:16:59,847 それに… 人には 渡さないことにしてるんだ。 139 00:16:59,847 --> 00:17:03,017 これは… 兄さんのだからね 140 00:17:03,017 --> 00:17:07,522 この絵本は サイにとっては 大切なもののはず…。 141 00:17:07,522 --> 00:17:09,522 それを こんなところへ…。 142 00:17:11,509 --> 00:17:15,179 そんな 大切なものを 置いていくくらいだ。 143 00:17:15,179 --> 00:17:17,181 さしもの アイツも 144 00:17:17,181 --> 00:17:19,517 大蛇丸を前に 緊張していたのかな。 145 00:17:19,517 --> 00:17:23,337 まるで 見ていたみたいに 知っているんですね。 146 00:17:23,337 --> 00:17:26,007 さっきまで ボクの木分身を ここにおいて 147 00:17:26,007 --> 00:17:28,342 ここに 仕込んである無線で 148 00:17:28,342 --> 00:17:31,996 連絡を 取り合っていたからな。 149 00:17:31,996 --> 00:17:34,849 サイに… 何が あったんですか!? 150 00:17:34,849 --> 00:17:40,188 サイは… ここで 大蛇丸と 会話の やりとりをしたあと 151 00:17:40,188 --> 00:17:43,558 大蛇丸と カブトのあとに ついていった…。 152 00:17:43,558 --> 00:17:46,527 えっ!? どういうことだってばよ!? 153 00:17:46,527 --> 00:17:48,529 会話の内容は? 154 00:17:48,529 --> 00:17:51,032 会話は遠くて 聞き取れなかったみたいだ。 155 00:17:51,032 --> 00:17:54,352 うん… なんの話を したんだろう? 156 00:17:54,352 --> 00:17:57,688 脅されて 連れていかれたのかも。 157 00:17:57,688 --> 00:18:00,508 いや… そんな感じじゃ なかった。 158 00:18:00,508 --> 00:18:04,195 自ら 大蛇丸に近づき 何かを 渡していた。 159 00:18:04,195 --> 00:18:08,182 まるで 大蛇丸に 取り入ろうとするかのようにね。 160 00:18:08,182 --> 00:18:11,002 ちょ… ちょっと 待ってくれってばよ! 161 00:18:11,002 --> 00:18:14,522 いくら アイツが すげえ イヤなヤツでも オレたちを 裏切るなんてことは…。 162 00:18:14,522 --> 00:18:16,791 いや… あるかも…。 163 00:18:16,791 --> 00:18:24,232 164 00:18:24,232 --> 00:18:28,202 綱手:昔… 三代目 火影のイスを巡って 165 00:18:28,202 --> 00:18:31,522 亡き 猿飛先生と争った人物だ。 166 00:18:31,522 --> 00:18:36,544 三代目とは違い ガチガチな 合理的思考に基づく強硬 167 00:18:36,544 --> 00:18:38,846 武闘派路線の主導者で… 168 00:18:38,846 --> 00:18:40,865 サイの 上司だ。 169 00:18:40,865 --> 00:18:43,167 初代 火影の孫で 170 00:18:43,167 --> 00:18:47,555 穏健派だった 三代目の 教え子の私が 嫌いなのさ… 171 00:18:47,555 --> 00:18:52,026 172 00:18:52,026 --> 00:18:55,863 ヤマト隊長は ダンゾウって人のこと…。 知っているよ。 173 00:18:55,863 --> 00:18:58,866 誰なんだってばよ? それ…。 174 00:18:58,866 --> 00:19:02,520 かつて 三代目と対立した タカ派の男…。 175 00:19:02,520 --> 00:19:04,805 サイの上司で… 176 00:19:04,805 --> 00:19:08,342 三代目の意志を よく思ってない じじいよ…。 177 00:19:08,342 --> 00:19:10,861 ダンゾウは サイを使って 178 00:19:10,861 --> 00:19:13,497 何かを しようと しているのかもしれない…。 179 00:19:13,497 --> 00:19:17,852 180 00:19:17,852 --> 00:19:21,005 もしかすると… サイは そのダンゾウから 181 00:19:21,005 --> 00:19:24,025 ボクらの隊の任務とは 別の… 182 00:19:24,025 --> 00:19:26,844 何らかの 極秘任務を… 183 00:19:26,844 --> 00:19:29,130 命ぜられていた可能性も あるな…。 184 00:19:29,130 --> 00:19:33,034 なっ…!? それじゃあ アイツは オレたちとの任務を 利用して 185 00:19:33,034 --> 00:19:37,021 大蛇丸のヤツと 接触するために 動いてたってことか!? 186 00:19:37,021 --> 00:19:39,221 そういうことね。 187 00:19:41,409 --> 00:19:44,996 ここから さらに 強引な推測だが… 188 00:19:44,996 --> 00:19:50,017 考えられないことも ないことと… 心して 聞いてくれ。 189 00:19:50,017 --> 00:19:55,022 190 00:19:55,022 --> 00:19:58,359 ダンゾウは… 191 00:19:58,359 --> 00:20:01,859 今の 木ノ葉を 潰す気かもしれない! 192 00:23:16,373 --> 00:23:18,375 193 00:23:18,375 --> 00:23:21,862 今日は 「初代 火影の首飾り」についてだ。 194 00:23:21,862 --> 00:23:24,865 初代 火影の持ち物だった この 首飾りには 195 00:23:24,865 --> 00:23:27,168 特殊な鉱石が 使われていて 196 00:23:27,168 --> 00:23:30,704 売れば 山 3つは 買えるといわれる代物だ。 197 00:23:30,704 --> 00:23:33,674 初代 火影の孫 綱手様にとっては 198 00:23:33,674 --> 00:23:35,993 おじいさまの形見というわけだ。 199 00:23:35,993 --> 00:23:40,514 かつて 綱手様は この首飾りを 弟の 縄樹君。 200 00:23:40,514 --> 00:23:44,218 そして 恋人のダンさんに プレゼントしたことがあった。 201 00:23:44,218 --> 00:23:47,688 しかし 最愛の2人は 共に 戦乱のなか 202 00:23:47,688 --> 00:23:50,875 志半ばで 命を落としてしまった。 203 00:23:50,875 --> 00:23:55,529 以来 この首飾りは 綱手様以外の持ち主を認めず 204 00:23:55,529 --> 00:23:59,550 着けた人間は 必ず死ぬ と 言われるようになった。 205 00:23:59,550 --> 00:24:01,519 それから 長い年月が経ち 206 00:24:01,519 --> 00:24:05,539 首飾りは 2人と 同じ夢をもつ少年に 託された。 207 00:24:05,539 --> 00:24:07,525 それが ナルトだ。 208 00:24:07,525 --> 00:24:10,044 吉と出るか 凶と出るか…。 209 00:24:10,044 --> 00:24:14,444 これこそが 綱手様の 最大のギャンブルなのかもしれないな。