1 00:00:39,651 --> 00:00:43,951 (サスケ)守る… 守るだと? 2 00:00:46,124 --> 00:00:48,793 なんの冗談だ…。 3 00:00:48,793 --> 00:00:51,462 (マダラ)もう一度 言う。 4 00:00:51,462 --> 00:00:54,862 お前は 兄のことを 知っているようで何も知らない。 5 00:00:56,801 --> 00:01:01,306 それ以上 ふざけたことを ぬかせば お前を殺す。 6 00:01:01,306 --> 00:01:05,143 どうやら ひと筋縄では いかなそうだな。 7 00:01:05,143 --> 00:01:08,046 まあ ムリもない。 8 00:01:08,046 --> 00:01:11,816 怪しげなヤツに こんなことを急に言われてもな。 9 00:01:11,816 --> 00:01:16,154 だが オレの話していることは事実。 10 00:01:16,154 --> 00:01:20,854 イタチからも聞いただろう? あの夜の協力者のことを。 11 00:01:23,895 --> 00:01:27,395 オレが その うちはマダラだ。 12 00:01:31,336 --> 00:01:34,238 イタチのことなら なんでも知っている。 13 00:01:34,238 --> 00:01:37,738 まあ イタチは そのことに 気づかずに死んだがな。 14 00:01:39,777 --> 00:01:42,680 うるせぇ!! そんなことは もう どうだっていい! 15 00:01:42,680 --> 00:01:45,116 オレの前から消えろ! 16 00:01:45,116 --> 00:01:49,454 いや 聞いてもらう。 お前は 聞かなくてはならない。 17 00:01:49,454 --> 00:01:52,357 それが お前の義務だ。 18 00:01:52,357 --> 00:01:57,962 忍の世のため 木ノ葉のため そして何より➡ 19 00:01:57,962 --> 00:02:01,466 弟のお前のために すべてを懸けた兄➡ 20 00:02:01,466 --> 00:02:04,466 うちはイタチの生きざまを。 21 00:02:09,807 --> 00:02:12,143 わかるか? 22 00:02:12,143 --> 00:02:16,481 イタチが なぜ お前の眼に 天照を仕込んだか。 23 00:02:16,481 --> 00:02:18,416 ハア… ハア… ハア…。 24 00:02:18,416 --> 00:02:22,987 お前とオレを イタチは どうしても 引き合わせたくなかったからだ。 25 00:02:22,987 --> 00:02:26,887 その理由は オレの話を聞けば すべてわかる。 26 00:02:30,161 --> 00:02:34,999 イタチの真実を知る者は 木ノ葉のダンゾウと三代目 火影➡ 27 00:02:34,999 --> 00:02:41,105 そして 相談役の2人 ホムラとコハルの4人だけだった。 28 00:02:41,105 --> 00:02:46,911 三代目が死に 今 それを知るのは年寄りばかり3人。 29 00:02:46,911 --> 00:02:50,114 ヤツらは これから先も絶対に➡ 30 00:02:50,114 --> 00:02:53,451 あの忌まわしい事実を 口外しないだろう。 31 00:02:53,451 --> 00:02:56,788 イタチの真実は 永久に闇へと消える。 32 00:02:56,788 --> 00:03:00,788 そして イタチも それを望んでいた。 33 00:03:04,962 --> 00:03:08,466 だが オレも イタチの真実を知っている。 34 00:03:08,466 --> 00:03:11,135 さっきも言ったな。 35 00:03:11,135 --> 00:03:14,806 イタチは そのことについては 気づかずに死んだと。 36 00:03:14,806 --> 00:03:21,145 しかし 念には念… イタチは オレを信用していなかったようだ。 37 00:03:21,145 --> 00:03:24,048 万に一つ その真実を 知るやもしれぬと➡ 38 00:03:24,048 --> 00:03:27,819 天照で オレの口を閉ざそうとした。 39 00:03:27,819 --> 00:03:30,321 お前と話をするために➡ 40 00:03:30,321 --> 00:03:34,121 オレが写輪眼を見せることまで 計算していたんだろう。 41 00:03:36,094 --> 00:03:39,764 何を言ってる…。 42 00:03:39,764 --> 00:03:42,764 何を言ってんだ? コイツ…。 43 00:03:44,635 --> 00:03:51,935 オレを守る… 守る? 真実… だと? 44 00:03:55,113 --> 00:03:57,813 思い出せ。 45 00:03:59,784 --> 00:04:03,784 イタチのことを ゆっくりと思い出してみろ。 46 00:04:07,458 --> 00:04:16,801 ハア… ハア… ハア…。 47 00:04:16,801 --> 00:04:19,601 お前の優しかった兄を…。 48 00:04:34,585 --> 00:04:36,585 ((イタチ:どうした? 49 00:04:39,423 --> 00:04:41,923 ここでしょ? 父さんが働いてるところ。 50 00:04:43,928 --> 00:04:45,863 木ノ葉警務部隊の本部だ。 51 00:04:45,863 --> 00:04:48,766 前から気になってたんだけど➡ 52 00:04:48,766 --> 00:04:53,638 何で 警務部隊のマークに うちは一族の家紋が入ってるの? 53 00:04:53,638 --> 00:04:57,275 なんだ 気づいてたのか? 当たり前だろ! 54 00:04:57,275 --> 00:05:00,945 うん そうだな。 55 00:05:00,945 --> 00:05:04,615 簡単に言うと この警務部隊を組織し➡ 56 00:05:04,615 --> 00:05:08,286 設立したのが うちは一族の 先代たちだったらしい。 57 00:05:08,286 --> 00:05:13,124 だからこの組織のシンボルマークに 自分たちの家紋をつけたのさ。 58 00:05:13,124 --> 00:05:18,930 昔からうちは一族は この里の 治安をずっと預かり守ってきた。 59 00:05:18,930 --> 00:05:24,302 うちはの家紋は その誇り高き 一族の証しでもあるんだよ。 60 00:05:24,302 --> 00:05:28,472 今や うちは一族も 小さくなってしまったけど➡ 61 00:05:28,472 --> 00:05:32,343 今でもほぼ全員が ここの第一分隊に所属し➡ 62 00:05:32,343 --> 00:05:35,079 里の治安維持に貢献している。 63 00:05:35,079 --> 00:05:39,584 忍の起こす犯罪を 取り締まれるのは➡ 64 00:05:39,584 --> 00:05:42,420 更に 優秀な忍だけだからな。 65 00:05:42,420 --> 00:05:45,323 《やっぱり父さんはすごいや》 66 00:05:45,323 --> 00:05:48,292 兄さんもここに入るの? 67 00:05:48,292 --> 00:05:50,928 さあ どうかな。 68 00:05:50,928 --> 00:05:52,928 そうしなよ)) 69 00:05:56,734 --> 00:06:01,639 いや アイツは アイツは オレを殺そうとしたじゃないか! 70 00:06:01,639 --> 00:06:03,739 オレの眼を奪おうと。 71 00:06:08,779 --> 00:06:10,715 ((誰がこんなことを! 72 00:06:10,715 --> 00:06:14,452 愚かなる弟よ。 73 00:06:14,452 --> 00:06:17,121 万華鏡写輪眼!)) 74 00:06:17,121 --> 00:06:32,603 ♪♪~ 75 00:06:32,603 --> 00:06:35,606 落ち着け。 76 00:06:35,606 --> 00:06:37,906 ゆっくり息をしろ。 77 00:06:45,082 --> 00:06:47,018 オレに触るな! 78 00:06:47,018 --> 00:06:55,426 ♪♪~ 79 00:06:55,426 --> 00:06:57,361 ((例え 憎まれようともな。 80 00:06:57,361 --> 00:07:00,561 それが兄貴ってもんだ)) 81 00:07:04,769 --> 00:07:08,439 ((許せ サスケ。 また今度だ)) 82 00:07:08,439 --> 00:07:23,839 ♪♪~ 83 00:10:18,429 --> 00:10:20,364 気がついたか? 84 00:10:20,364 --> 00:10:23,300 悪いが 拘束させてもらった。 85 00:10:23,300 --> 00:10:26,700 おとなしく 話を聞いて もらえそうもなかったからな。 86 00:10:32,276 --> 00:10:36,113 アイツは… イタチは敵だ。 87 00:10:36,113 --> 00:10:40,784 父さんと母さんを殺し 一族を皆殺しに…。 88 00:10:40,784 --> 00:10:44,655 抜け忍で… 暁のメンバーだ。 89 00:10:44,655 --> 00:10:48,459 アイツは憎むべき存在だ。 90 00:10:48,459 --> 00:10:51,295 オレの目的…。 91 00:10:51,295 --> 00:10:56,800 あの夜… ヤツが うちは一族を 皆殺しにしたのは 事実だ。 92 00:10:56,800 --> 00:10:59,303 そして 木ノ葉を抜けた。 93 00:10:59,303 --> 00:11:01,639 だったら…。 94 00:11:01,639 --> 00:11:06,339 そして そうすることが 木ノ葉から下された任務だった。 95 00:11:08,812 --> 00:11:12,316 それが イタチの真実への入り口だ。 96 00:11:12,316 --> 00:11:14,818 任務だと!? 97 00:11:14,818 --> 00:11:20,818 そうだ。 あの夜 イタチは己を殺し 任務をやり遂げたのだ。 98 00:11:25,329 --> 00:11:28,165 少し 落ち着いたようだな。 99 00:11:28,165 --> 00:11:30,668 どういうことだ? 100 00:11:30,668 --> 00:11:34,104 イタチの話をするには➡ 101 00:11:34,104 --> 00:11:38,104 木ノ葉創立の時代まで 話をさかのぼらねばならない。 102 00:11:39,977 --> 00:11:42,446 イタチは犠牲になったのだ。 103 00:11:42,446 --> 00:11:47,952 古くから続く因縁… その犠牲にな。 104 00:11:47,952 --> 00:11:50,988 犠牲? そうだ。 105 00:11:50,988 --> 00:11:55,693 そもそもが 木ノ葉隠れの里が 生まれたときからある➡ 106 00:11:55,693 --> 00:12:00,693 大きな問題だ。 それが イタチの生き様を決めた。 107 00:12:03,801 --> 00:12:06,303 少し 長い話になるが➡ 108 00:12:06,303 --> 00:12:09,206 これから話すことは すべて事実だ。 109 00:12:09,206 --> 00:12:14,645 何を根拠に信じろと? お前は信用できない。 110 00:12:14,645 --> 00:12:18,148 提示できる証拠はない。 111 00:12:18,148 --> 00:12:21,819 オレの話を信じるかどうかは お前が決めればいい。 112 00:12:21,819 --> 00:12:25,419 だが 話は 最後まで聞いてもらう。 113 00:12:37,768 --> 00:12:40,671 いいだろう。 話せ。 114 00:12:40,671 --> 00:12:43,273 フッ…。 115 00:12:43,273 --> 00:12:46,773 今より 80年以上も前の話だ。 116 00:12:51,782 --> 00:12:55,653 (マダラ)かつて 世界は 戦いの絶えない 戦国時代だった。 117 00:12:55,653 --> 00:12:58,656 国々は 自国の利権や➡ 118 00:12:58,656 --> 00:13:02,292 領土拡大のために 争いを続けていた。 119 00:13:02,292 --> 00:13:08,966 その戦乱の時代… 忍の組織は 一族単位の武装集団でしかなく➡ 120 00:13:08,966 --> 00:13:14,638 それぞれの一族は国に雇われ 戦争に参加していた。 121 00:13:14,638 --> 00:13:18,976 そして その数多くの 忍一族の中にあって➡ 122 00:13:18,976 --> 00:13:22,813 最強と恐れられた 二つの一族があった。 123 00:13:22,813 --> 00:13:26,483 それが 我らが うちは一族と➡ 124 00:13:26,483 --> 00:13:30,154 森の千手一族と呼ばれる 一族だった。 125 00:13:30,154 --> 00:13:34,758 我ら うちは一族は 頭抜けたチャクラと写輪眼を有し➡ 126 00:13:34,758 --> 00:13:38,595 あらゆる戦闘に長けた いわゆる 戦闘一族として➡ 127 00:13:38,595 --> 00:13:41,432 知れ渡っていた。 128 00:13:41,432 --> 00:13:44,768 そして オレは その うちは一族の中でも➡ 129 00:13:44,768 --> 00:13:48,272 特別に強いチャクラを持つ者として 生まれた。 130 00:13:48,272 --> 00:13:53,444 しぶとく生き長らえているのが その証といってもいい。 131 00:13:53,444 --> 00:13:57,114 かつてのオレは 戦いに明け暮れていた。 132 00:13:57,114 --> 00:13:59,149 力が ものをいう時代。 133 00:13:59,149 --> 00:14:05,789 オレは より強い力を求め 友も弟も この手にかけた。 134 00:14:05,789 --> 00:14:08,125 キサマ…。 135 00:14:08,125 --> 00:14:12,463 だが そのおかげで 完全なる万華鏡を手に入れ➡ 136 00:14:12,463 --> 00:14:15,132 オレは うちはのリーダーとなった。 137 00:14:15,132 --> 00:14:20,804 そして その力を使い 幾度となく 千手一族と戦った。 138 00:14:20,804 --> 00:14:24,475 千手一族の長… 柱間を相手にするには➡ 139 00:14:24,475 --> 00:14:27,377 仕方のないことだったのだ。 140 00:14:27,377 --> 00:14:33,083 後に 初代火影となる 木遁の千手柱間…。 141 00:14:33,083 --> 00:14:37,783 この忍の世界の頂点であり オレのあこがれの忍だった。 142 00:14:44,661 --> 00:14:49,633 (マダラ)火影の名を初めて名乗った男 柱間が率いる千手一族は➡ 143 00:14:49,633 --> 00:14:55,305 どの忍一族からも一目置かれ 何より恐れられていた。 144 00:14:55,305 --> 00:14:58,942 千手が動けば うちはが動く。 145 00:14:58,942 --> 00:15:03,781 ヤツらを相手にできるのは 我が一族ぐらいのものだった。 146 00:15:03,781 --> 00:15:07,651 千手を雇えば 対立国は うちはを雇う。 147 00:15:07,651 --> 00:15:09,586 まるで ライバルだ。 148 00:15:09,586 --> 00:15:14,386 柱間と対立するうち オレの名も どんどんと知られていった。 149 00:15:17,427 --> 00:15:22,266 ((イタチ:高みに近づくため その器を量るためだ)) 150 00:15:22,266 --> 00:15:25,736 名を上げる…。 151 00:15:25,736 --> 00:15:29,406 そんなことのために 弟の眼を奪ったのか? 152 00:15:29,406 --> 00:15:35,279 奪った… だが それは うちは一族を守るための力が➡ 153 00:15:35,279 --> 00:15:37,748 必要だったからだ。 154 00:15:37,748 --> 00:15:39,683 守るためだと? 155 00:15:39,683 --> 00:15:44,621 そう うちはの名が上がれば おのずと敵も増える。 156 00:15:44,621 --> 00:15:47,090 激しい争いの中で➡ 157 00:15:47,090 --> 00:15:50,961 千手一族をはじめとする 外敵から一族を守るには➡ 158 00:15:50,961 --> 00:15:54,431 必要な犠牲だった。 159 00:15:54,431 --> 00:15:57,334 名を上げるためではない。 160 00:15:57,334 --> 00:16:01,205 弟は すべて承知のうえだった。 161 00:16:01,205 --> 00:16:04,205 自ら眼を差し出したのだ。 162 00:16:07,878 --> 00:16:11,748 だが あるとき 千手一族は うちはに対して➡ 163 00:16:11,748 --> 00:16:14,751 休戦を申し出てきた。 164 00:16:14,751 --> 00:16:18,055 うちはは これに同意した。 165 00:16:18,055 --> 00:16:20,090 双方の一族の誰もが➡ 166 00:16:20,090 --> 00:16:23,727 長く終わりのない戦いに 疲れ切っていた。 167 00:16:23,727 --> 00:16:27,231 限界にきていたのだ。 168 00:16:27,231 --> 00:16:32,736 だが オレは 休戦に ただ一人 反対した。 169 00:16:32,736 --> 00:16:37,241 今までの憎しみは どこに行ったというのだ? 170 00:16:37,241 --> 00:16:41,341 弟は 何のために 犠牲になったというのだ!? 171 00:16:47,251 --> 00:16:51,121 しょせん うちはと千手は水と油だ。 172 00:16:51,121 --> 00:16:54,024 いずれ うちは一族は 千手一族によって➡ 173 00:16:54,024 --> 00:16:57,524 駆逐されてしまう そう思えてならなかった。 174 00:17:01,098 --> 00:17:06,703 だが うちは一族の皆は 休戦を望んでやまなかった。 175 00:17:06,703 --> 00:17:12,576 オレはリーダーとして しかたなく 皆の意志を汲み取った。 176 00:17:12,576 --> 00:17:15,712 それから ほどなく➡ 177 00:17:15,712 --> 00:17:19,383 我ら忍連合は 領土の平定を望んでいた➡ 178 00:17:19,383 --> 00:17:22,419 火の国との協定に こぎつける。 179 00:17:22,419 --> 00:17:27,557 そこに一国一里の 強固な組織ができあがった。 180 00:17:27,557 --> 00:17:31,428 火の国と木ノ葉隠れの里だ。 181 00:17:31,428 --> 00:17:36,233 一国一里のシステムを あらゆる国々が真似ていった。 182 00:17:36,233 --> 00:17:40,404 それにともない 争いも徐々に鎮火していく。 183 00:17:40,404 --> 00:17:42,906 ひとたびの平和だ。 184 00:17:42,906 --> 00:17:45,575 だが 木ノ葉は ある出来事によって➡ 185 00:17:45,575 --> 00:17:48,078 すぐ混乱に陥った。 186 00:17:48,078 --> 00:17:51,114 ある出来事? 187 00:17:51,114 --> 00:17:55,752 里長 初代火影の座をめぐる 争いだ。 188 00:17:55,752 --> 00:18:02,025 お前も知るとおり その座を得たのは 千手柱間だ。 189 00:18:02,025 --> 00:18:05,696 火の国も里の皆も柱間を選んだ。 190 00:18:05,696 --> 00:18:08,598 うちはが主権の座から どんどんと遠ざかっていくのは➡ 191 00:18:08,598 --> 00:18:10,567 明らかだった。 192 00:18:10,567 --> 00:18:13,370 オレは うちはを守るため➡ 193 00:18:13,370 --> 00:18:16,273 うちは主導の道を 選ぶことを決めた。 194 00:18:16,273 --> 00:18:20,243 柱間と対峙する道をいくことを…。 195 00:18:20,243 --> 00:18:22,713 しかし うちはの者でさえ➡ 196 00:18:22,713 --> 00:18:25,615 オレに ついてくる者は いなかった。 197 00:18:25,615 --> 00:18:28,385 部下たちは 再び争いの火種を➡ 198 00:18:28,385 --> 00:18:30,721 起こそうとする オレをうとましく思い➡ 199 00:18:30,721 --> 00:18:33,021 裏切ったのだ。 200 00:18:36,593 --> 00:18:41,365 オレは 利己的な欲求に 突き動かされていると叩かれ➡ 201 00:18:41,365 --> 00:18:44,735 それどころか 己の命を守るために➡ 202 00:18:44,735 --> 00:18:49,239 弟の眼を奪った 欲深い兄だと さげすまれた。 203 00:18:49,239 --> 00:18:53,110 どこに好き好んで 弟を傷つける兄がいる…。 204 00:18:53,110 --> 00:18:57,610 オレは ただ… うちはを 守りたかっただけだというのに。 205 00:18:59,750 --> 00:19:05,622 オレは 里を出た。 すべてに裏切られてな。 206 00:19:05,622 --> 00:19:11,222 そして 復讐者となり 木ノ葉隠れの里に戦いを挑んだ。 207 00:19:26,777 --> 00:19:29,679 (マダラ)だが オレは敗れた。 208 00:19:29,679 --> 00:19:35,118 終末の谷と呼ばれるようになった あの場所でな。 209 00:19:35,118 --> 00:19:38,021 オレはあそこで死んだとされている。 210 00:19:38,021 --> 00:19:42,626 柱間でさえ そう思ったはずだ。 211 00:19:42,626 --> 00:19:48,799 オレは 皆から そして 歴史から 忘れ去られていった。 212 00:19:48,799 --> 00:19:51,701 柱間の弟である 二代目火影は➡ 213 00:19:51,701 --> 00:19:54,971 二度と オレのような反逆者を出さぬため➡ 214 00:19:54,971 --> 00:20:00,844 信頼の証しとして うちはに 特別な役職を与えた。 215 00:20:00,844 --> 00:20:04,247 木ノ葉警務部隊の設立だ。 216 00:20:04,247 --> 00:20:09,753 しかし その実際は 里の政から うちはを遠ざけ➡ 217 00:20:09,753 --> 00:20:14,624 なおかつ 一族を ひとまとめに 監視下に置くためのものだった。 218 00:20:14,624 --> 00:20:18,261 その意図に気づく うちはの者もいた。 219 00:20:18,261 --> 00:20:23,133 オレの意志を継ぐ 造反勢力も出てきた。 220 00:20:23,133 --> 00:20:25,936 が… 時 すでに遅し。 221 00:20:25,936 --> 00:20:30,607 時は流れ 主権は千手の手に。 222 00:20:30,607 --> 00:20:35,112 誇り高き うちは一族は 千手の犬へと成り下がった。 223 00:20:35,112 --> 00:20:38,014 そして オレの考えたとおりになった。 224 00:20:38,014 --> 00:20:42,514 ある事件で うちはは 完全に駆逐されてしまう。 225 00:20:46,823 --> 00:20:52,723 そう… 16年前の 九尾の妖狐 襲来だ。 226 00:20:56,800 --> 00:20:59,136 どういうことだ? 227 00:20:59,136 --> 00:21:04,941 九尾を手なずけ コントロールすることが できるのは うちはの瞳力だけだ。 228 00:21:04,941 --> 00:21:07,944 木ノ葉の上役たちは あの事件を➡ 229 00:21:07,944 --> 00:21:12,082 うちはの何者かによる しわざではないかと勘ぐった。 230 00:21:12,082 --> 00:21:15,752 あれは 自然発生的な いわば 天災だ。 231 00:21:15,752 --> 00:21:18,255 うちはは関係していない。 232 00:21:18,255 --> 00:21:22,125 だが あらぬ疑いがかけられた。 233 00:21:22,125 --> 00:21:28,899 うちはが主権を狙って 反逆を 起こそうとしたのではないか と。 234 00:21:28,899 --> 00:21:33,803 以降 うちはへの監視は 暗部によって徹底され➡ 235 00:21:33,803 --> 00:21:38,441 一族の居住地は 里の片隅へと追いやられ➡ 236 00:21:38,441 --> 00:21:40,944 隔離さながらの状態になった。 237 00:21:40,944 --> 00:21:46,283 唯一 三代目火影だけは その処置に異議を唱えたが➡ 238 00:21:46,283 --> 00:21:51,788 暗部のダンゾウ そして 相談役たちは それを認めなかった。 239 00:21:51,788 --> 00:21:56,660 しょせん うちは一族は 信用されていなかったのだ。 240 00:21:56,660 --> 00:21:59,660 差別が始まった。 241 00:22:03,900 --> 00:22:10,774 ヤツらの不信は わだかまりを生み 疑いはやがて 現実となっていく。 242 00:22:10,774 --> 00:22:18,248 うちは一族は クーデターを企んだ。 里を乗っ取るために…。 243 00:22:18,248 --> 00:22:21,151 そして 木ノ葉上層部は➡ 244 00:22:21,151 --> 00:22:24,754 うちは一族の中に スパイを送り込んだ。 245 00:22:24,754 --> 00:22:29,354 それが お前の兄 うちはイタチだ。 246 00:22:33,763 --> 00:22:38,063 そこから イタチの地獄は始まったのだ。 247 00:30:35,762 --> 00:30:39,966 <791年 ハルジオン港。 248 00:30:39,966 --> 00:30:44,137 ナツたちが天狼島で 消息を絶ってから➡ 249 00:30:44,137 --> 00:30:48,508 すでに 7年の歳月が流れていた> 250 00:30:48,508 --> 00:30:52,111 (ビスカ)いつまで海を見てるんだい。 251 00:30:52,111 --> 00:30:54,811 (アルザック) 仕事も終わったし ギルドに戻ろう。