1 00:01:36,388 --> 00:01:38,474 ウウッ… アァッ… 2 00:01:47,942 --> 00:01:49,235 猿飛… 3 00:01:50,027 --> 00:01:52,822 《せめて この剣だけでも…》 4 00:01:56,992 --> 00:01:59,370 《忍の道を極めた 5 00:01:59,453 --> 00:02:02,957 まさにお前らしい 最期だった…》 6 00:02:07,503 --> 00:02:08,879 ウッ ウウッ… 7 00:02:09,004 --> 00:02:12,550 腕が焼けるようだ… 8 00:02:12,591 --> 00:02:13,884 大蛇丸様! 9 00:02:14,510 --> 00:02:16,387 作戦はここまでよ… 10 00:02:17,388 --> 00:02:20,474 結界はもういい 帰るわ… 11 00:02:20,641 --> 00:02:21,475 はっ! 12 00:02:21,559 --> 00:02:22,643 解! 13 00:02:25,479 --> 00:02:26,313 あっ… 14 00:02:26,647 --> 00:02:27,731 結界が! 15 00:02:27,773 --> 00:02:28,774 解けた! 16 00:02:29,483 --> 00:02:30,526 火影様は? 17 00:02:36,824 --> 00:02:37,658 行くぞ! 18 00:02:39,577 --> 00:02:40,578 逃がすか! 19 00:02:44,540 --> 00:02:46,959 忍法! 蜘蛛縛り! 20 00:02:46,959 --> 00:02:47,918 あっ! 21 00:02:48,419 --> 00:02:49,420 うわっ! 22 00:02:49,461 --> 00:02:52,756 ぐっ… チャクラを流しこんだ 粘着性の糸か… 23 00:02:54,884 --> 00:02:57,678 カカシ やつら動いたぞ! 追うか? 24 00:02:57,720 --> 00:02:59,471 いや 待て ガイ 25 00:02:59,513 --> 00:03:00,514 そう… 26 00:03:01,307 --> 00:03:04,518 上の状況情報がない状態で 動き回ると 27 00:03:05,019 --> 00:03:06,979 敵のワナに はまりますよ 28 00:03:07,146 --> 00:03:09,607 そんなことは百も承知のうえだ 29 00:03:09,773 --> 00:03:11,400 ワナが あろうとなかろうと 30 00:03:11,400 --> 00:03:13,944 こんな時に 敵を見逃すわけにはいかん! 31 00:03:13,944 --> 00:03:16,280 それが木ノ葉の忍だ! 32 00:03:16,697 --> 00:03:20,284 で… お前は結局 見てるだけか? 33 00:03:20,576 --> 00:03:21,577 カブト… 34 00:03:25,289 --> 00:03:27,041 やっぱり バレてた 35 00:03:27,207 --> 00:03:28,834 おい… どうする? 36 00:03:28,959 --> 00:03:30,753 そろそろ ひきましょうか 37 00:03:31,337 --> 00:03:33,005 また俺から逃げるのか 38 00:03:34,131 --> 00:03:35,215 今はね… 39 00:03:35,716 --> 00:03:39,803 うかつに手の内を見せると コピー されちゃうのが関の山ですから 40 00:03:40,846 --> 00:03:44,308 まぁ もっとも うちは一族ほど完璧に 41 00:03:44,350 --> 00:03:47,186 その目を使いこなせては いないようですが 42 00:03:55,736 --> 00:03:56,779 では… 43 00:04:07,957 --> 00:04:08,958 テマリ 44 00:04:09,458 --> 00:04:10,167 ん… 45 00:04:14,254 --> 00:04:15,172 あっ! 46 00:04:15,297 --> 00:04:16,340 カンクロウ! 47 00:04:35,526 --> 00:04:39,405 ハァ ハァ ハァ… 48 00:04:42,658 --> 00:04:44,118 サクラを頼む 49 00:04:46,161 --> 00:04:47,538 おっ おい! 50 00:04:48,998 --> 00:04:50,249 うーん… 51 00:04:54,920 --> 00:04:58,549 ハァ ハァ ハァ… 52 00:05:02,052 --> 00:05:03,137 《なぜ… 53 00:05:03,637 --> 00:05:06,265 こいつは これほどに強い》 54 00:05:06,849 --> 00:05:07,725 くっ… 55 00:05:08,017 --> 00:05:10,352 《俺の存在は消えない…》 56 00:05:11,061 --> 00:05:12,646 《消えない!》 57 00:05:12,813 --> 00:05:14,773 《消えてたまるか!》 58 00:05:15,315 --> 00:05:16,567 くっ うっ… 59 00:05:16,692 --> 00:05:17,693 ぐぐぐっ… 60 00:05:17,735 --> 00:05:18,944 ぐっ… 61 00:05:19,194 --> 00:05:22,865 はっ… ぐっ うっ… 62 00:05:22,865 --> 00:05:28,370 フンッ… ハァ ハァ… 63 00:05:37,004 --> 00:05:39,631 あいつとは 口利くなっつたろ 64 00:05:39,631 --> 00:05:40,883 行こうぜ 65 00:05:45,512 --> 00:05:46,889 あ いた! 66 00:05:47,306 --> 00:05:48,682 あれか… 67 00:05:50,642 --> 00:05:52,061 いなくなれ! 68 00:05:54,480 --> 00:06:00,569 バケモノ バケモノ バケモノ… 69 00:06:09,953 --> 00:06:12,414 バケモノ 死ね! 70 00:06:14,625 --> 00:06:15,918 それか… 71 00:06:16,085 --> 00:06:17,795 関わんな バカ! 72 00:06:21,090 --> 00:06:22,382 見るなって! 73 00:06:25,552 --> 00:06:27,137 どっか行け! 74 00:06:47,157 --> 00:06:48,075 へッ… 75 00:06:48,242 --> 00:06:49,243 ウッ… 76 00:06:50,911 --> 00:06:54,414 やつらにとって 消し去りたい過去の遺物だ 77 00:06:54,832 --> 00:06:59,878 では 俺は何のために存在し 生きているのか… 78 00:07:02,339 --> 00:07:04,383 自分のこと はこう思った… 79 00:07:05,008 --> 00:07:07,761 いや… そう思わざるを得なかった 80 00:07:08,762 --> 00:07:12,307 そして それが一番 つらいことだと知った 81 00:07:14,143 --> 00:07:16,520 自分がこの世に 82 00:07:16,687 --> 00:07:19,982 まるで必要とされない存在だと いうことです 83 00:07:20,816 --> 00:07:23,110 くっ 来るな! 84 00:07:31,034 --> 00:07:37,583 ひとりぼっちの あの苦しみは… 半端じゃねえよな… 85 00:07:38,750 --> 00:07:39,751 あっ… 86 00:07:40,794 --> 00:07:46,717 お前の気持ちは… なんでかなぁ 痛いほど分かるんだってばよ 87 00:07:47,467 --> 00:07:49,428 けど 俺にはもう… 88 00:07:50,387 --> 00:07:52,806 大切な人たちができたんだ 89 00:07:55,684 --> 00:08:00,898 俺の大切な人たち 傷つけさせねえ! 90 00:08:02,149 --> 00:08:08,906 てなけりゃ お前殺してでも 俺はお前を止めるぞ! 91 00:08:09,281 --> 00:08:10,490 なんで… 92 00:08:11,408 --> 00:08:14,828 なんでお前は 他人のためにここまで… 93 00:08:15,370 --> 00:08:19,708 ひとりぼっちの あの地獄から救ってくれた… 94 00:08:20,042 --> 00:08:25,088 俺の存在を認めてくれた… 大切な… 95 00:08:25,797 --> 00:08:27,382 みんなだから! 96 00:08:34,139 --> 00:08:38,852 愛情は 自分の身近にいる 大切な人に尽くしてあげたいと 97 00:08:39,061 --> 00:08:41,730 慈しみ 見守る心… 98 00:08:43,148 --> 00:08:44,942 (我愛羅)《愛情…》 99 00:08:46,485 --> 00:08:49,529 《だからこいつは強いのか…》 100 00:08:49,571 --> 00:08:50,280 くっ… 101 00:08:51,573 --> 00:08:53,242 もういい ナルト… 102 00:08:53,450 --> 00:08:54,451 あっ… 103 00:08:57,496 --> 00:08:59,206 サクラは大丈夫だ 104 00:09:00,666 --> 00:09:02,542 こいつもチャクラが 尽きたんだろう… 105 00:09:03,585 --> 00:09:06,129 とっくに サクラの砂は崩れたよ 106 00:09:06,421 --> 00:09:08,465 あっ そっか… 107 00:09:15,305 --> 00:09:16,682 もういい… 108 00:09:17,766 --> 00:09:18,850 やめだ… 109 00:09:18,892 --> 00:09:19,851 我愛羅… 110 00:09:19,935 --> 00:09:20,727 あっ… 111 00:09:25,190 --> 00:09:29,111 《こんなに弱りきった我愛羅は 初めて見るじゃん》 112 00:09:30,404 --> 00:09:31,655 分かったよ… 113 00:09:40,289 --> 00:09:41,164 んっ… 114 00:10:04,604 --> 00:10:07,107 《うずまきナルトか…》 115 00:10:09,609 --> 00:10:12,362 《いつか 俺にも…》 116 00:10:15,699 --> 00:10:16,742 テマリ 117 00:10:16,908 --> 00:10:18,201 カンクロウ 118 00:10:18,327 --> 00:10:19,077 ん? 119 00:10:20,037 --> 00:10:21,204 すまない 120 00:10:21,204 --> 00:10:21,955 あっ… 121 00:10:25,834 --> 00:10:28,003 べ… 別にいいって 122 00:11:05,040 --> 00:11:05,791 んっ… 123 00:12:23,452 --> 00:12:24,369 雨… 124 00:12:25,495 --> 00:12:27,289 空も泣き出したか… 125 00:12:29,916 --> 00:12:34,296 このたびの戦闘で 命を落とした三代目火影 126 00:12:34,379 --> 00:12:39,176 並びにその犠牲者を 弔うための葬儀を行う 127 00:12:40,760 --> 00:12:42,179 始まったか… 128 00:12:42,762 --> 00:12:46,808 結局 我々は ただ見ていることしか できなかったな… 129 00:13:05,785 --> 00:13:07,454 (ナルト)《なんでだってばよ》 130 00:13:08,872 --> 00:13:12,000 《なんで火影のじいちゃんが 死ななきゃいけねえんだ》 131 00:13:12,542 --> 00:13:14,711 うっ… うっ… 132 00:13:15,212 --> 00:13:19,716 うっ… うっ ううっう… 133 00:13:21,218 --> 00:13:22,093 なんで… 134 00:13:22,302 --> 00:13:26,181 うっ うっ… ひっひっ… 135 00:13:32,395 --> 00:13:36,191 うっ… うっ うっ… 136 00:13:36,525 --> 00:13:39,611 ひっ… うっ… 137 00:13:39,653 --> 00:13:42,072 もう1年になるか… 138 00:13:43,281 --> 00:13:47,911 悲しみを隠して笑うのは 簡単なことではないな 139 00:13:48,370 --> 00:13:53,792 お前はいつも笑いの中心に なっていると 担任から聞いたが 140 00:13:54,042 --> 00:13:56,419 僕は悲しくなんかないんだ! 141 00:13:56,419 --> 00:13:59,506 忍が任務で死ぬのは 名誉なことなんだ! 142 00:13:59,714 --> 00:14:06,513 父ちゃんも母ちゃんも 化け狐から この里を命懸けで守った 英雄だぞ! 143 00:14:06,513 --> 00:14:08,807 僕はその英雄の子供だ! 144 00:14:09,015 --> 00:14:11,977 一人になったって 悲しくなんかないんだ… 145 00:14:13,395 --> 00:14:15,814 これだって うれし涙… 146 00:14:15,855 --> 00:14:17,190 もういい… 147 00:14:20,485 --> 00:14:25,323 お前がいつも一人膝を 抱えていたことは知っとる 148 00:14:26,658 --> 00:14:29,744 しかし お前は一人ではない 149 00:14:29,869 --> 00:14:30,537 えっ? 150 00:14:31,830 --> 00:14:36,835 木ノ葉隠れの忍たちは みな 火の意志を持っておる 151 00:14:37,252 --> 00:14:38,545 火の意志? 152 00:14:39,004 --> 00:14:42,757 木ノ葉を守ろうとする 強い意志のことじゃ 153 00:14:43,174 --> 00:14:46,052 この火の意思を持っておる限り 154 00:14:46,052 --> 00:14:50,307 この里にいる者はすべて 家族そのものなんじゃ 155 00:14:50,432 --> 00:14:54,561 イルカよ… お前は持っておるかのぉ 156 00:14:58,898 --> 00:14:59,733 うん… 157 00:15:22,464 --> 00:15:23,715 ハヤテ へか… 158 00:15:28,928 --> 00:15:31,181 三代目の葬儀は もう始まってる 159 00:15:31,806 --> 00:15:32,682 急げよ 160 00:15:33,808 --> 00:15:37,062 カカシ先輩こそ オビトさんへですか? 161 00:15:38,730 --> 00:15:41,358 いつも遅刻の理由を 考えるくらいなら 162 00:15:41,983 --> 00:15:44,069 もっと早く来てあげればいいのに 163 00:15:48,198 --> 00:15:50,617 来てるよ 朝早く 164 00:15:53,536 --> 00:15:54,496 ただ… 165 00:15:54,746 --> 00:16:00,001 ここに来ると 昔のバカだった自分を いつまでも戒めたくなる 166 00:16:06,341 --> 00:16:07,175 フンッ 167 00:16:33,827 --> 00:16:35,036 (ナルト)《忍は… 168 00:16:35,578 --> 00:16:39,916 どのような状況においても 感情を表に出すべからず》 169 00:16:40,750 --> 00:16:46,965 任務を第一とし 何ごとにも涙を見せぬべし…》 170 00:17:46,733 --> 00:17:48,276 イルカ先生 171 00:17:50,195 --> 00:17:54,783 なんで人は 人のために 命をかけたりするのかなぁ 172 00:17:58,369 --> 00:18:01,956 人間が一人死ぬ… なくなる 173 00:18:03,333 --> 00:18:07,629 過去や今の生活 そして その未来と一緒にな… 174 00:18:08,379 --> 00:18:11,966 たくさんの人が 任務や戦争で死んでいく 175 00:18:12,217 --> 00:18:14,594 それも驚くほど あっさりと… 176 00:18:14,928 --> 00:18:16,262 簡単にだ 177 00:18:17,597 --> 00:18:19,724 ハヤテだって その一人だよ 178 00:18:20,517 --> 00:18:24,437 死にゆく者にも 夢や目指すものはある… 179 00:18:25,313 --> 00:18:30,026 しかし 誰にもそれと同じくらい 大切なものがあるんだ 180 00:18:31,027 --> 00:18:37,700 両親 兄弟 友達や恋人 自分にとって大切な人たち 181 00:18:38,868 --> 00:18:41,204 互いに信頼し合い 助け合う 182 00:18:41,621 --> 00:18:46,251 生まれ落ちた時から ずっと大切に 思ってきた人たちとのつながり 183 00:18:47,377 --> 00:18:54,050 そして そのつながった糸は 時を経るに従い 太く強くなっていく 184 00:18:55,468 --> 00:18:57,095 理屈じゃないのさ 185 00:18:57,720 --> 00:19:01,307 その糸を持っちまったやつは そうしちまうんだ 186 00:19:02,058 --> 00:19:03,434 大切だから… 187 00:19:04,644 --> 00:19:05,436 うん 188 00:19:06,062 --> 00:19:08,815 なんとなくは 俺にも分かるってばよ 189 00:19:09,649 --> 00:19:10,525 でも… 190 00:19:13,278 --> 00:19:15,238 死ぬのは つらいよ 191 00:19:16,281 --> 00:19:19,200 三代目だって ただで死んだわけじゃないよ 192 00:19:19,909 --> 00:19:22,912 ちゃんと俺たちに 大切なものを残してくれてる 193 00:19:24,038 --> 00:19:27,125 まっ いずれお前にも 分かるようになるさ 194 00:19:27,709 --> 00:19:28,501 うん 195 00:19:28,835 --> 00:19:31,421 それもなんとなく 分かるってばよ 196 00:19:35,633 --> 00:19:37,677 雨 止んだね 197 00:19:47,645 --> 00:19:49,814 じゃあね! イルカ先生! 198 00:19:49,814 --> 00:19:50,690 ああ! 199 00:19:52,859 --> 00:19:59,157 《木ノ葉隠れの小さな木ノ葉たちに 三代目 あなたの言う火の意志は 200 00:19:59,532 --> 00:20:02,243 どうやらちゃんと 受け継がれているようです》 201 00:20:03,953 --> 00:20:07,332 《木ノ葉についた その小さな火種は 202 00:20:07,707 --> 00:20:10,835 やがて強く 大きく燃えて… 203 00:20:11,502 --> 00:20:15,798 またこの里を照らし 守るのでしょう》 204 00:20:20,803 --> 00:20:22,055 《いつの日か… 205 00:20:23,473 --> 00:20:25,725 新たな火影となって…》 206 00:20:33,650 --> 00:20:39,155 とりあえず壊滅は免れたものの 被害は甚大のようですね 207 00:20:39,489 --> 00:20:41,908 栄華を極めたあの里が… 208 00:20:43,034 --> 00:20:44,243 哀れだな 209 00:20:47,163 --> 00:20:48,831 柄にもない… 210 00:20:49,207 --> 00:20:52,585 故郷は やはり未練がありますか? 211 00:20:52,919 --> 00:20:54,003 あなたでも… 212 00:20:54,879 --> 00:20:55,797 いいや 213 00:20:56,214 --> 00:20:57,799 まるでないよ… 214 00:22:35,480 --> 00:22:39,859 祭事は終わり 朝もやは やがて すべてを包み込む 215 00:22:40,735 --> 00:22:41,778 静寂 216 00:22:42,445 --> 00:22:46,741 その白いの霧の中で 影は静かに牙を研ぐ 217 00:22:47,992 --> 00:22:50,286 よみがえる幼き日の記憶 218 00:22:50,912 --> 00:22:54,332 絶望 いらだち そして決意 219 00:22:55,833 --> 00:23:01,005 宿命という名の歯車が 今 静かに回り出す