1 00:00:02,002 --> 00:00:06,506 (白津莉)私 ニート やめるね。 2 00:00:06,506 --> 00:00:08,508 心配しないで つーちゃん。 3 00:00:08,508 --> 00:00:11,011 私 頑張るから! 4 00:01:16,043 --> 00:01:19,012 てか! こんな ムズいの!? 5 00:01:19,012 --> 00:01:21,048 バイト 受かるのって…。 6 00:01:21,048 --> 00:01:23,717 《これで 不採用12件目…。 7 00:01:23,717 --> 00:01:28,388 ハハ… この世の中に 一切 必要とされてない感覚…。 8 00:01:28,388 --> 00:01:33,226 戦いしか能のない私じゃ…》 こんなもんか。 9 00:01:33,226 --> 00:01:37,397 ((政:この生活が 俺の大切なものなんだ!)) 10 00:01:41,068 --> 00:01:43,036 《やってやるわよ》 11 00:01:46,373 --> 00:01:49,710 《やるしかないよね つーちゃん!》 12 00:01:49,710 --> 00:01:52,212 面接の方ですかぁ? 13 00:01:52,212 --> 00:01:55,048 店長 呼んできますので ここで お待ちくださ~い。 14 00:01:55,048 --> 00:01:57,050 (白津莉)は はい…。 15 00:01:59,086 --> 00:02:01,188 (叶愛)あっ。 あっ。 16 00:02:01,188 --> 00:02:03,857 な… なななな なんで あんたが ここにいるのよ! 17 00:02:03,857 --> 00:02:05,859 その言葉 そっくり返すわ。 18 00:02:05,859 --> 00:02:09,529 うっ… あんたには 関係ないでしょ! 19 00:02:09,529 --> 00:02:12,866 ((叶愛:鏡面結界の札が 不足? 20 00:02:12,866 --> 00:02:14,868 はい ご存じのように➡ 21 00:02:14,868 --> 00:02:18,171 鏡面結界は 妖魔との戦いにおいて 不可欠なもの。 22 00:02:18,171 --> 00:02:22,509 その結界を展開するのに 必要な札が なくなるとなれば➡ 23 00:02:22,509 --> 00:02:25,345 まさに 我が 夏見の里 存亡の危機。 24 00:02:25,345 --> 00:02:27,347 そんなこと言っても➡ 25 00:02:27,347 --> 00:02:31,685 大量に札を作るには 高レベルの結界術忍者が必要だし➡ 26 00:02:31,685 --> 00:02:35,055 そんな人間 私の知る限りじゃ…。 27 00:02:35,055 --> 00:02:37,391 (沙耶)フフッ。 28 00:02:37,391 --> 00:02:40,560 《あの悪魔と 取り引きするなんて➡ 29 00:02:40,560 --> 00:02:43,563 対価に 何を持っていかれるやら…》 30 00:02:43,563 --> 00:02:46,566 か かんな様? 31 00:02:46,566 --> 00:02:49,069 あなた 才能あるわよ。 32 00:02:49,069 --> 00:02:51,238 正式に 雇いたいくらいだわ)) 33 00:02:51,238 --> 00:02:53,407 《いける… かも!》 34 00:02:53,407 --> 00:02:55,409 でもって バイト代の代わりに➡ 35 00:02:55,409 --> 00:02:58,745 鏡面結界の札を 作ってもらおうなんて➡ 36 00:02:58,745 --> 00:03:02,315 そんなこと 言えるわけないじゃない! 37 00:03:02,315 --> 00:03:04,651 《ダダ漏れなんですけど…》 38 00:03:04,651 --> 00:03:07,821 どうも~ 店長です~。 39 00:03:07,821 --> 00:03:10,490 じゃあ 面接 始めますね~。 40 00:03:10,490 --> 00:03:12,826 あれ? 師匠は? 41 00:03:12,826 --> 00:03:14,995 オーナーは いろいろ忙しいんで➡ 42 00:03:14,995 --> 00:03:17,664 ふだんは 月1くらいしか来ませんよ~。 43 00:03:17,664 --> 00:03:20,500 《そうなんだ… 身構えて 損した》 44 00:03:20,500 --> 00:03:22,669 早速ですが➡ 45 00:03:22,669 --> 00:03:25,338 しづりさんは なぜ うちで働きたいと? 46 00:03:25,338 --> 00:03:27,340 ええっ!? 47 00:03:27,340 --> 00:03:31,344 えっと… そろそろ ちゃんと バイトしようと思って➡ 48 00:03:31,344 --> 00:03:33,847 前に ここで働いたときに➡ 49 00:03:33,847 --> 00:03:36,683 皆さん キラキラしてるっていうかぁ➡ 50 00:03:36,683 --> 00:03:40,020 なんか すてきな お仕事だなぁって思って~。 51 00:03:40,020 --> 00:03:42,522 プッ なに その 見え見えのウソ。 52 00:03:42,522 --> 00:03:45,025 どうせ どこも 雇ってくれなかったんでしょ? 53 00:03:45,025 --> 00:03:47,194 (白津莉)うっさいわね! 54 00:03:47,194 --> 00:03:50,030 戦闘全振りすぎんのよ あんたは。 55 00:03:50,030 --> 00:03:54,034 諜報分野が 不得手すぎて 民間の職に就けません? 56 00:03:54,034 --> 00:03:56,536 笑い話にも ならないっての! 57 00:03:56,536 --> 00:03:59,039 それで 頭領候補ですって? 58 00:03:59,039 --> 00:04:02,008 やっぱ 出浦は知れてるわね。 59 00:04:02,008 --> 00:04:05,011 かんなだって…。 んっ? なによ? 60 00:04:05,011 --> 00:04:09,015 頭領のくせに ずいぶんと メイドが 楽しそうだったじゃない? 61 00:04:09,015 --> 00:04:11,685 ニャ ニャにを 言ってるのやら…。 62 00:04:11,685 --> 00:04:14,521 あんた 人のこと言えんの? 63 00:04:14,521 --> 00:04:17,190 はぁ!? あんたと 一緒にすんじゃないわよ! 64 00:04:17,190 --> 00:04:19,192 私は 里の危機を救うために! 65 00:04:19,192 --> 00:04:23,196 にしては やけに オムライスケチャップ 張り切ってたわよね? 66 00:04:23,196 --> 00:04:25,866 はぁっ! 67 00:04:25,866 --> 00:04:28,535 チェキも ノリノリだったし。 それは! 68 00:04:28,535 --> 00:04:30,537 ツンデレも 完璧だった。 69 00:04:30,537 --> 00:04:32,506 ツ…。 70 00:04:34,541 --> 00:04:36,710 やめる…。 へっ? 71 00:04:36,710 --> 00:04:39,713 別に 結界師は 他にもいるし➡ 72 00:04:39,713 --> 00:04:41,715 あんたと違って 私なら➡ 73 00:04:41,715 --> 00:04:44,551 他に いくらでも やりようは あるんだから…。 74 00:04:44,551 --> 00:04:46,553 あっ… かんな!? 75 00:04:46,553 --> 00:04:48,555 別に 全然! 76 00:04:48,555 --> 00:04:52,058 ここで 働きたくなんかないんだから~!! 77 00:04:52,058 --> 00:04:54,060 採用です。 (2人)えっ? 78 00:04:54,060 --> 00:04:56,062 実は すでに オーナーから➡ 79 00:04:56,062 --> 00:04:58,064 2人とも 採用するように 言われてたんです。 80 00:04:58,064 --> 00:05:01,968 かんなさんの 里の事情も 折り込み済みで。 81 00:05:01,968 --> 00:05:04,304 (白津莉)えっ…。 82 00:05:04,304 --> 00:05:08,308 よくきたわね! 歓迎してあげるわ! 83 00:05:08,308 --> 00:05:10,310 にん にん! 84 00:05:10,310 --> 00:05:12,312 (一同)おぉ~! 85 00:05:12,312 --> 00:05:14,981 かんなちゃん ついに 正式入店したんだ~! 86 00:05:14,981 --> 00:05:16,983 待ってたよ~! 87 00:05:16,983 --> 00:05:19,152 しょ しようがないから 戻ってあげたわ。 88 00:05:19,152 --> 00:05:21,822 感謝しなさいよ! (一同)うぉ~! 89 00:05:21,822 --> 00:05:26,993 《まあ… かんなが いいんなら いいんだけど それよりも➡ 90 00:05:26,993 --> 00:05:28,995 今は 自分のことよね。 91 00:05:28,995 --> 00:05:32,999 仕事には なんとか就けたし 次は…》 92 00:05:32,999 --> 00:05:35,502 (ドアを開ける音) 93 00:05:35,502 --> 00:05:37,504 ただいま~。 94 00:05:39,506 --> 00:05:41,508 (白津莉)おかえり! 95 00:05:41,508 --> 00:05:46,179 ちょっと待ってて すぐ 片づけちゃうから! 96 00:05:46,179 --> 00:05:49,849 片づけるって… 今日 バイト初日だったんだろ!? 97 00:05:49,849 --> 00:05:54,020 うん! でも そろそろ 家事もしようかな って…。 98 00:05:54,020 --> 00:05:57,691 あっ いや… 疲労とストレスが 顔に出てるって! 99 00:05:57,691 --> 00:06:00,827 えっ… そ そう? 100 00:06:00,827 --> 00:06:04,164 全然 平気っす! グハッ! 101 00:06:04,164 --> 00:06:06,132 《いや 説得力!》 102 00:06:10,003 --> 00:06:12,005 どうかな? 103 00:06:12,005 --> 00:06:14,007 うん… おいしいよ。 104 00:06:14,007 --> 00:06:18,478 ホント!? よかった~ ちょっと ホッとしちゃった…。 105 00:06:23,183 --> 00:06:26,019 しづり… 一緒に このマンションを出よう。 106 00:06:26,019 --> 00:06:28,855 えっ? 大家さんにとって➡ 107 00:06:28,855 --> 00:06:31,024 俺たちの あり方が問題なら➡ 108 00:06:31,024 --> 00:06:33,360 ここを出ればいいだけの話だ。 109 00:06:33,360 --> 00:06:35,862 だから これまでみたいに 2人で…。 110 00:06:35,862 --> 00:06:39,032 だめなの! 111 00:06:39,032 --> 00:06:41,701 ごめん つーちゃん…。 112 00:06:41,701 --> 00:06:46,539 今までどおりじゃ だめなんだよ! 113 00:06:46,539 --> 00:06:49,042 しづり…。 114 00:06:49,042 --> 00:06:52,178 (白津莉) 今まで話せてなかったけど➡ 115 00:06:52,178 --> 00:06:54,848 私ね 抜け忍になってから ずっと➡ 116 00:06:54,848 --> 00:06:56,850 こんなふうに 野良武士を助けながら➡ 117 00:06:56,850 --> 00:06:59,552 ニート生活を続けてきたんだ…。 118 00:06:59,552 --> 00:07:03,323 野良武士ってさ ほとんどが 薄い血だから➡ 119 00:07:03,323 --> 00:07:05,659 妖魔も 1か月も退治し続ければ➡ 120 00:07:05,659 --> 00:07:08,495 だいたいは 寄りつかなくなるの。 121 00:07:08,495 --> 00:07:10,997 そうしたら 主のもとを去って➡ 122 00:07:10,997 --> 00:07:13,333 また次の主を守りながら➡ 123 00:07:13,333 --> 00:07:17,003 ニート生活を… って そんな感じ。 124 00:07:17,003 --> 00:07:19,172 あっ でも 誤解しないでね! 125 00:07:19,172 --> 00:07:22,509 みんな 主と忍の 主従関係だけだったから➡ 126 00:07:22,509 --> 00:07:24,978 あくまで ビジネス主体で! 127 00:07:28,014 --> 00:07:30,016 (せきばらい) 128 00:07:30,016 --> 00:07:32,686 でも… つーちゃんは違った。 129 00:07:32,686 --> 00:07:35,188 (白津莉)守り始めて もう半年➡ 130 00:07:35,188 --> 00:07:41,027 妖魔は 途絶えるどころか どんどんレベルアップしてる…。 131 00:07:41,027 --> 00:07:45,365 つーちゃんは ただの野良武士じゃない。 132 00:07:45,365 --> 00:07:50,036 たぶん かなりの 血統の持ち主なんだと思う。 133 00:07:50,036 --> 00:07:54,040 でも このまま 妖魔が強力になっていったら➡ 134 00:07:54,040 --> 00:07:56,543 私1人では 手に負えない。 135 00:07:56,543 --> 00:08:01,114 更に 高レベルの妖魔も きっと現れる。 136 00:08:01,114 --> 00:08:03,116 悔しいけど➡ 137 00:08:03,116 --> 00:08:06,453 師匠の言ってたことは 間違いない…。 138 00:08:06,453 --> 00:08:08,455 ホント 情けないよね…。 139 00:08:08,455 --> 00:08:12,459 でも… しづりクラスの忍が かなわない妖魔なんて➡ 140 00:08:12,459 --> 00:08:15,128 そんなの どうやって倒せっていうんだ? 141 00:08:15,128 --> 00:08:18,531 主の力よ。 主の力? 142 00:08:20,467 --> 00:08:22,802 (白津莉) その力は 地脈功といって➡ 143 00:08:22,802 --> 00:08:25,638 武士の子孫は 地中に宿る気➡ 144 00:08:25,638 --> 00:08:29,976 いわゆる エネルギーの流れを 操ることができる➡ 145 00:08:29,976 --> 00:08:31,978 そうやって 地脈のエネルギーを➡ 146 00:08:31,978 --> 00:08:34,981 主従関係の忍に 循環させることで➡ 147 00:08:34,981 --> 00:08:39,486 忍の身体能力や 術の威力を 大幅に強化したり➡ 148 00:08:39,486 --> 00:08:42,088 傷を治療することができるの。 149 00:08:46,326 --> 00:08:49,996 地脈を司り 忍者を使役する者。 150 00:08:49,996 --> 00:08:52,332 武士の… 役目➡ 151 00:08:52,332 --> 00:08:54,534 それが 俺の…。 152 00:08:56,503 --> 00:08:58,838 大丈夫! 絶対 つーちゃんを➡ 153 00:08:58,838 --> 00:09:00,974 戦いに 巻き込んだりなんかしないから! 154 00:09:00,974 --> 00:09:02,976 し しづり!? 155 00:09:02,976 --> 00:09:05,145 私 強くなってみせる! 156 00:09:05,145 --> 00:09:07,814 それに もう つーちゃんに甘えるのは➡ 157 00:09:07,814 --> 00:09:10,316 やめにしようと思うの! 158 00:09:10,316 --> 00:09:12,819 つーちゃんを守るのは もちろん➡ 159 00:09:12,819 --> 00:09:16,990 仕事だって 料理だって 掃除だって➡ 160 00:09:16,990 --> 00:09:18,992 洗濯だって! 161 00:09:18,992 --> 00:09:20,994 これからは 私が ちゃんとやるから! 162 00:09:20,994 --> 00:09:22,996 だから! 163 00:09:22,996 --> 00:09:26,566 ((いつまで 自分のだめさを 彼に押しつけるつもりなの?)) 164 00:09:28,668 --> 00:09:30,670 誰にも 文句なんか言わせない! 165 00:09:30,670 --> 00:09:32,672 もっと 完璧になって➡ 166 00:09:32,672 --> 00:09:35,175 この生活を 守ってみせるんだから! 167 00:09:35,175 --> 00:09:37,510 あっ あぁ でも…。 168 00:09:37,510 --> 00:09:40,513 まずは1か月 給料が もらえるまで 頑張ってみる! 169 00:09:40,513 --> 00:09:42,515 つーちゃんは その間➡ 170 00:09:42,515 --> 00:09:45,351 私を 見守ってくれれば 十分だから! 171 00:09:45,351 --> 00:09:48,521 天才くノ一 しづり様の底力➡ 172 00:09:48,521 --> 00:09:50,523 見せてあげるんだから! 173 00:09:50,523 --> 00:09:52,525 しづり…。 174 00:09:52,525 --> 00:09:55,028 あっ 味噌汁 冷めちゃうよ! 175 00:09:55,028 --> 00:09:57,297 早く 食べて食べて! 176 00:10:04,037 --> 00:10:08,041 《本当に 何もできないのか? 俺は…。 177 00:10:08,041 --> 00:10:11,711 しづりが あんなに頑張ってるのに…》 178 00:10:11,711 --> 00:10:14,681 (寝息) 179 00:10:21,888 --> 00:10:25,058 《政:違う! 180 00:10:25,058 --> 00:10:27,060 できない じゃない➡ 181 00:10:27,060 --> 00:10:29,129 何をしたいかだ!》 182 00:10:38,738 --> 00:10:41,908 俺が 守りたいのは…。 183 00:10:45,245 --> 00:10:48,114 《俺が 本当に…》