1 00:00:02,002 --> 00:00:12,012 ♪~ 2 00:01:37,765 --> 00:01:41,310 (老婦人) 奇麗ねぇ。 (沙布の祖母) ホントに奇麗。 3 00:01:41,393 --> 00:01:45,314 ねえ。 前から 聞こうと思っていたのだけど…。 4 00:01:45,397 --> 00:01:47,316 なあに? (老婦人) その編み棒→ 5 00:01:47,399 --> 00:01:49,318 どうして1本だけなの? 6 00:01:49,401 --> 00:01:52,321 ウフフ。 これはね…。 7 00:01:52,404 --> 00:01:56,325 \(看護師) 皆さん。 お注射の順番ですよ。 8 00:01:56,408 --> 00:01:58,327 (沙布の祖母) あっ。 9 00:01:58,410 --> 00:02:00,412 あぁ…。 10 00:02:02,414 --> 00:02:07,336 (看護師) はい どうぞ。 (沙布の祖母) ありがとう。 11 00:02:07,419 --> 00:02:10,339 (看護師) あぁ この仕事 辞めたい。→ 12 00:02:10,422 --> 00:02:12,341 お年寄りって 何も できないくせに→ 13 00:02:12,424 --> 00:02:15,344 いつも にこにこ笑ってて すごく いらいらする。 14 00:02:15,427 --> 00:02:19,348 「お疲れさま。 うまい食事をごちそうするよ」 15 00:02:19,431 --> 00:02:22,434 うれしい! じゃあ 後でね。 (通信の切れる音) 16 00:02:27,356 --> 00:02:30,317 うん? 17 00:02:30,359 --> 00:02:32,319 えっ! うわっ! 18 00:02:32,361 --> 00:02:34,321 何 これ…。 19 00:02:34,363 --> 00:02:37,324 あっ あぁ!→ 20 00:02:37,366 --> 00:02:39,326 いやぁぁぁぁ! 21 00:02:39,368 --> 00:02:43,330 あぁ…! あぁ…! 22 00:02:43,372 --> 00:02:47,376 (通行人の どよめき) 23 00:02:51,380 --> 00:02:53,340 (保健衛生局員) サンプルを回収した。 24 00:02:53,382 --> 00:02:55,342 (サイレン) 25 00:02:55,384 --> 00:02:57,344 (治安局員) 皆さんは こちらへ。→ 26 00:02:57,386 --> 00:03:00,347 簡単な事情聴取に 応じていただきます。→ 27 00:03:00,389 --> 00:03:02,391 お手間は取らせませんので。 28 00:03:19,408 --> 00:03:22,369 (アン) 沙布! ハッピー ニューイヤー! (ベティ) ハッピー ニューイヤー! 29 00:03:22,411 --> 00:03:25,372 (沙布) ハッピー ニューイヤー。 アン! ベティ! 30 00:03:25,414 --> 00:03:30,294 (ベティ) 沙布。 冬休みの宿題は? (沙布) 終わったわよ もちろん。 31 00:03:30,377 --> 00:03:33,297 全部? すごい! 32 00:03:33,380 --> 00:03:35,299 (アン) でも どうかしら。→ 33 00:03:35,382 --> 00:03:37,301 いつかの ボッティチェリのリポートみたく→ 34 00:03:37,384 --> 00:03:42,306 「ビーナスの誕生に用いられた テンペラの成分比率は」 35 00:03:42,389 --> 00:03:45,309 ウフッ! ウフフフ。 (沙布) もう アンったら! 36 00:03:45,392 --> 00:03:48,395 (アン) ごめん ごめん! (沙布) ふざけ過ぎよ! 37 00:03:52,399 --> 00:03:55,319 (教授) では 冬休みの課題だった→ 38 00:03:55,402 --> 00:03:58,322 自作の詩を 暗唱してもらいましょう。→ 39 00:03:58,405 --> 00:04:01,408 沙布さん。 (沙布) はい。 40 00:04:04,411 --> 00:04:07,331 「私は 世界を見詰める」 41 00:04:07,414 --> 00:04:11,335 「太陽が輝き 星がきらめき→ 42 00:04:11,418 --> 00:04:14,338 植物は育ち 動物は感じる」→ 43 00:04:14,421 --> 00:04:20,344 「そして 人間には 魂が宿る。 私は 魂を見詰める」 44 00:04:20,427 --> 00:04:23,347 「魂は 神の声を聞く」 45 00:04:23,430 --> 00:04:27,267 「その ふくいくを吸い 言葉を味わい→ 46 00:04:27,351 --> 00:04:30,270 差し伸べられた指先に触れる」→ 47 00:04:30,354 --> 00:04:33,273 「世界を見詰め 魂を見詰め→ 48 00:04:33,357 --> 00:04:37,361 私は 私の道が 照らされてることに気付く」 49 00:04:51,375 --> 00:04:53,293 沙布! 50 00:04:53,377 --> 00:04:55,295 (ロイ) や… やあ 沙布! 51 00:04:55,379 --> 00:04:58,298 ハイ! ロイ。 アン。 52 00:04:58,382 --> 00:05:00,300 (アン) 沙布! 53 00:05:00,384 --> 00:05:03,303 このこと 誰にも言わないでくれる? 54 00:05:03,387 --> 00:05:07,307 どうして? キスは 別に恥ずかしいことじゃないわ。→ 55 00:05:07,391 --> 00:05:11,311 生殖に関する情動の発露と その行動的表現よ。 56 00:05:11,395 --> 00:05:14,314 ウフフッ。 沙布ったら→ 57 00:05:14,398 --> 00:05:17,317 そこだけは NO.5に来たときと 変わってないのね。 58 00:05:17,401 --> 00:05:21,321 どういうこと? (アン) 他は変わったってことよ。 59 00:05:21,405 --> 00:05:24,408 あなたの詩 とっても良かったわ。 60 00:05:27,327 --> 00:05:30,289 (紫苑) 「そして 神様は言いました」 61 00:05:30,330 --> 00:05:33,292 (紫苑) 「“天国で この小鳥は永遠に歌い→ 62 00:05:33,333 --> 00:05:37,296 幸福の王子は 幸せに暮らすだろう”と」 63 00:05:37,337 --> 00:05:40,299 おしまい。 (カラン) 面白かった! 64 00:05:40,340 --> 00:05:43,302 (リコ) あしたも来ていい? (紫苑) もちろん。 65 00:05:43,343 --> 00:05:47,306 そうだ。 スープの残りがあるけど 食べていくかい? 66 00:05:47,347 --> 00:05:52,352 いい。 お母さんが 今日は ご飯食べられるって。 67 00:05:54,354 --> 00:05:58,317 それじゃあ 紫苑 さようなら。 (リコ) バイバーイ! 68 00:05:58,358 --> 00:06:01,361 (紫苑) さよなら。 カラン。 リコ。 69 00:06:04,364 --> 00:06:07,326 (ネズミ) 相変わらずバカだね あんたは。 70 00:06:07,367 --> 00:06:09,328 (紫苑) 僕が? どうして? 71 00:06:09,369 --> 00:06:12,331 (ネズミ) 気まぐれでやる 施しなんて→ 72 00:06:12,372 --> 00:06:14,333 ここじゃ 何の役にも立たねえよ。 73 00:06:14,374 --> 00:06:18,337 (紫苑) なら 君もバカだ。 子供たちに施してる。 74 00:06:18,378 --> 00:06:24,343 カランが着てたセーター。 4年前に 僕が君にあげたやつだ。 75 00:06:24,384 --> 00:06:26,345 いつ あげたんだ? 76 00:06:28,347 --> 00:06:31,266 仕事? このところ 毎日だな。 77 00:06:31,350 --> 00:06:34,269 (ネズミ) 母親と名前が同じってだけで→ 78 00:06:34,353 --> 00:06:38,273 近所の子供を入り浸らせる お人よしがいるからな。→ 79 00:06:38,357 --> 00:06:43,278 ここが幼稚園になる前に 引っ越し費用を稼ぐのさ。 80 00:06:43,362 --> 00:06:46,281 (紫苑) ネズミ。 僕も ついてっちゃ駄目かな。 81 00:06:46,365 --> 00:06:50,285 一度 見てみたいんだ。 (ネズミ) 駄目だ!! 82 00:06:50,369 --> 00:06:53,288 (ネズミ) ここの暮らしに 慣れてきたからって→ 83 00:06:53,372 --> 00:06:55,290 あんたが 何も知らない→ 84 00:06:55,374 --> 00:06:57,292 お坊ちゃんだってことに 変わりはないんだ。 85 00:06:57,376 --> 00:07:01,380 無知で傲慢な NO.6のな。 86 00:07:03,382 --> 00:07:08,303 (イヌカシ) アハハハハ! ハハ! ハハハハハ! ヘヘヘ! 87 00:07:08,387 --> 00:07:12,307 (イヌカシ) 当ったり前だろ。 ネズミを 理解するなんて できっこない。→ 88 00:07:12,391 --> 00:07:16,311 あいつは 人間の皮をかぶった獣だよ。 89 00:07:16,395 --> 00:07:20,315 (紫苑) ネズミは どうして NO.6を あんなに憎んでるんだろう…。 90 00:07:20,399 --> 00:07:24,319 (イヌカシ) 知らないね。 (紫苑) ネズミは どうしたいんだろう? 91 00:07:24,403 --> 00:07:29,283 知りたくもない。 第一 NO.6なんて 俺には興味ない。 92 00:07:29,324 --> 00:07:32,286 (力河) そのわりには 詳しいじゃねえか。 93 00:07:32,327 --> 00:07:35,289 (紫苑) 力河さん! (力河) うん? 94 00:07:35,330 --> 00:07:39,334 (力河) 紫苑! こんな所で働いていたのか! 95 00:07:41,336 --> 00:07:43,297 あんたが力河か。 96 00:07:43,338 --> 00:07:47,301 女を使って いい商売してんだってな。 97 00:07:47,342 --> 00:07:52,306 お互いさまじゃねえか。 お前 運び屋なんだってな。 98 00:07:52,347 --> 00:07:54,308 矯正施設から出た残飯や衣類を→ 99 00:07:54,349 --> 00:07:58,312 せっせと 西ブロックに横流ししている。 100 00:07:58,353 --> 00:08:02,316 その犬どもを使ってな。 (紫苑)「矯正施設」!? 101 00:08:02,357 --> 00:08:05,319 結構いい稼ぎに なってるそうじゃないか。→ 102 00:08:05,360 --> 00:08:08,322 おおかた 下っ端の清掃員あたりに 取り入ったんだろう。 103 00:08:08,363 --> 00:08:10,324 えぇ? 104 00:08:10,365 --> 00:08:16,330 (犬のうなり声) 105 00:08:16,371 --> 00:08:18,332 あっ。 (力河) うん? 106 00:08:18,373 --> 00:08:21,335 (クラバットの鳴き声) (力河) ひぃぃ!→ 107 00:08:21,376 --> 00:08:24,338 ひっ…! ネ… ネズミ! ネズミだ! 108 00:08:24,379 --> 00:08:26,340 早く追い払ってくれ! 早く!! 109 00:08:26,381 --> 00:08:30,344 プッ! ハハハハハ! 110 00:08:30,385 --> 00:08:33,347 あんた ネズミのファンじゃ なかったのか? 111 00:08:33,388 --> 00:08:37,351 うるせえ! もう ファンじゃない。 (クラバットの鳴き声) 112 00:08:37,392 --> 00:08:41,355 ひゃあぁぁぁ! いいから 何とかしてくれよ! 113 00:08:41,396 --> 00:08:44,358 (紫苑) おいで クラバット。 (クラバットの鳴き声) 114 00:08:44,399 --> 00:08:46,401 (力河) フゥ~。 115 00:08:48,403 --> 00:08:52,366 うん? あっ? うん? あっ! 116 00:08:52,407 --> 00:08:56,370 あ~あ 俺の酒が…。 117 00:08:56,411 --> 00:09:00,374 おっさん いったい何しに来たの? 118 00:09:00,415 --> 00:09:03,377 情報だ。 情報が欲しい。 119 00:09:03,418 --> 00:09:06,380 (イヌカシ) どんな? ものによっちゃ 高くつくけど。 120 00:09:06,421 --> 00:09:09,383 物々交換といこうじゃないか。 121 00:09:09,424 --> 00:09:13,428 実は 妙な話を耳にしたんだ。 122 00:09:15,430 --> 00:09:18,392 (イヌカシ)「異変」? NO.6で? 123 00:09:18,433 --> 00:09:22,396 ああ。 正確に言えば 奇病ってことになるのか。 124 00:09:22,437 --> 00:09:25,399 健康な人間が 急激に老化して→ 125 00:09:25,440 --> 00:09:27,317 あっという間に 死んでしまうらしい。 126 00:09:27,401 --> 00:09:30,320 何だ そりゃ! どうせ 根も葉もない…。 127 00:09:30,404 --> 00:09:34,324 うちの女が 常連の 保健衛生局員から聞いたんだ。 128 00:09:34,408 --> 00:09:37,327 少なくとも 流言飛語の類いじゃない。→ 129 00:09:37,411 --> 00:09:41,331 どうだ? お前の所に 何か入ってきてないか。 130 00:09:41,415 --> 00:09:43,333 (紫苑) 寄生蜂だ。 131 00:09:43,417 --> 00:09:46,336 (力河) あぁ? (紫苑) 寄生蜂が活動しているんだ。 132 00:09:46,420 --> 00:09:49,339 でも どうして…。 まだ冬なのに。 133 00:09:49,423 --> 00:09:51,341 紫苑! そういや あんた→ 134 00:09:51,425 --> 00:09:54,344 初めて会ったときも そんなこと 口走ってたな。 135 00:09:54,428 --> 00:09:56,430 知ってることを 全部 話せ! 136 00:09:58,432 --> 00:10:00,350 (紫苑) 人間に寄生する蜂がいる。 137 00:10:00,434 --> 00:10:04,354 僕の周りでも 2人死んでる。 (力河) なっ…。 138 00:10:04,438 --> 00:10:09,359 (紫苑) 寄生された人間は 瞬時に老化して 死に至る。 139 00:10:09,443 --> 00:10:12,362 その首の付け根から 蜂が ふ化する。 140 00:10:12,446 --> 00:10:14,364 そんなバカな…。 141 00:10:14,448 --> 00:10:18,368 (紫苑) 僕自身 その蜂に殺されそうになった。 142 00:10:18,452 --> 00:10:20,370 あぁ…。 143 00:10:20,454 --> 00:10:25,375 (紫苑) この髪も 目も 赤い模様も→ 144 00:10:25,459 --> 00:10:28,295 全部 その痕跡です。 145 00:10:28,378 --> 00:10:31,298 ネズミが助けてくれたんです。 146 00:10:31,381 --> 00:10:34,301 ネズミがいなかったら 今ごろ 僕は…。 147 00:10:34,384 --> 00:10:37,304 ネズミに知らせなきゃ。 148 00:10:37,387 --> 00:10:39,306 ネズミに? 149 00:10:39,389 --> 00:10:43,310 あいつは NO.6を 目の敵にしてるんじゃないのか。 150 00:10:43,393 --> 00:10:47,481 話しても 喜ぶだけなんじゃ…。 (紫苑) ネズミに知らせなきゃ! 151 00:10:54,321 --> 00:10:56,948 わあ! 152 00:10:57,032 --> 00:11:00,202 美術館が そんなに珍しい? (沙布) もーう! 153 00:11:00,285 --> 00:11:05,290 \(教師) はい それでは 皆さん 1列に並んでください。 154 00:11:07,292 --> 00:11:09,211 (支配人) 順番に 順番に。→ 155 00:11:09,294 --> 00:11:12,214 どうぞ 1列に お並びください。 156 00:11:12,297 --> 00:11:15,217 ったく どんだけ待たせるんだよ! 157 00:11:15,300 --> 00:11:18,220 うん? どうした? 紫苑。 158 00:11:18,303 --> 00:11:21,223 (紫苑) 何か怖くて…。 >> 「怖い」? 159 00:11:21,306 --> 00:11:24,226 (紫苑) ネズミを知ることが。 160 00:11:24,309 --> 00:11:28,230 僕が 舞台を見たいと言ったら すごく怒って。 161 00:11:28,313 --> 00:11:30,232 もしかしたら 見てはいけないものを→ 162 00:11:30,315 --> 00:11:32,234 見ることになるんじゃ…。 163 00:11:32,317 --> 00:11:35,237 しっかりしろ! 一刻も早く→ 164 00:11:35,320 --> 00:11:38,240 寄生蜂のことを知らせたいと 言ったのは お前だろうが!→ 165 00:11:38,323 --> 00:11:43,245 まったく! 性格は 火藍と正反対だな。 166 00:11:43,328 --> 00:11:47,249 (教師) 昔 イギリスという国が ありました。→ 167 00:11:47,332 --> 00:11:51,253 これは その国章。 つまり 国王の紋章です。→ 168 00:11:51,336 --> 00:11:55,257 盾の両側を 獅子とユニコーンが 支えています。→ 169 00:11:55,340 --> 00:12:00,220 よく見ると ユニコーンが 鎖に つながれていますね。→ 170 00:12:00,262 --> 00:12:03,223 ユニコーンというのは とても危険な動物で…。 171 00:12:03,265 --> 00:12:06,226 (力河) くそっ! もう始まってるぞ。 172 00:12:06,268 --> 00:12:11,231 (男性) 「生か死か それが問題だ!」→ 173 00:12:11,273 --> 00:12:16,236 「オフィーリア お前は誠実か? それとも 器量自慢か?」 174 00:12:16,278 --> 00:12:19,239 (力河) んっ! (ネズミ)「なぜ そのようなことを…」 175 00:12:19,281 --> 00:12:21,241 (男性) 「お前のことを愛していた」 176 00:12:21,283 --> 00:12:25,245 (ネズミ)「ハムレットさま。 私は 今でも 心から…」 177 00:12:25,287 --> 00:12:29,249 「茶番だ。 愛しているなど大嘘だ」 (力河) イヴだ! 178 00:12:29,291 --> 00:12:32,294 (紫苑) えっ? (力河) ほら イヴだよ。 179 00:12:37,299 --> 00:12:43,263 (ネズミ)「おお 神様! どうか あのお方を元通りに→ 180 00:12:43,305 --> 00:12:50,270 気高く お強く お優しかった あのころのハムレットさまに…」 181 00:12:50,312 --> 00:12:53,273 (紫苑) ネズミ? 182 00:12:53,315 --> 00:12:57,277 (ネズミ)「そして 私は…。 オフィーリアは…」 183 00:13:08,288 --> 00:13:23,303 ♪~ 184 00:13:23,303 --> 00:13:28,308 (ネズミ)「そして 私は…。 オフィーリアは 女の中でも 一番…」 185 00:13:30,310 --> 00:13:38,235 (女性)《♪「風は 魂をさらい」→ 186 00:13:38,318 --> 00:13:45,242 ♪「人は 心を奪う」→ 187 00:13:45,325 --> 00:13:56,169 ♪「大地よ 雨風よ 天よ 光よ」》 188 00:13:56,253 --> 00:13:59,172 (観客のざわめき) (紫苑) あっ! 189 00:13:59,256 --> 00:14:05,178 (女性) 《♪「ここに 全てをとどめて」→ 190 00:14:05,262 --> 00:14:17,190 ♪「ここに 全てをとどめ ここで生きて」》 191 00:14:17,274 --> 00:14:21,278 (アン) 沙布! (ベティ) 沙布!? 192 00:14:27,284 --> 00:14:31,288 (エリウリアス)《おいで》 (ネズミ)《誰だ?》 193 00:14:33,290 --> 00:14:38,211 (エリウリアス)《こちらへおいで。 お前に 歌を伝えよう》 194 00:14:38,295 --> 00:14:40,297 (ネズミ)《やめろ!》 195 00:14:42,299 --> 00:14:45,218 (エリウリアス) 《生きていくための歌を》→ 196 00:14:45,302 --> 00:14:50,223 《捧げ たたえ 鎮めるための歌を…》 197 00:14:50,307 --> 00:14:52,309 (ネズミ)《やめて》 198 00:14:56,229 --> 00:14:59,190 (ネズミ)《あっ! 助けて 誰か!》 199 00:14:59,232 --> 00:15:03,236 《嫌だ! 誰か! あぁ…!》 200 00:15:05,238 --> 00:15:08,199 《紫苑!》 201 00:15:08,241 --> 00:15:10,243 (紫苑) ネズミ!! 202 00:15:14,247 --> 00:15:16,207 (ネズミ) 紫苑…。 203 00:15:16,249 --> 00:15:19,252 (紫苑) 大丈夫か? 僕が分かるな? 204 00:15:21,254 --> 00:15:23,214 (ネズミ) 何とかな。 205 00:15:23,256 --> 00:15:25,216 (紫苑) 起きて平気なの? 206 00:15:25,258 --> 00:15:27,218 (ネズミ) あんたが運んでくれたのか? 207 00:15:27,260 --> 00:15:30,221 (紫苑) 3+7は? (ネズミ) あん? 208 00:15:30,263 --> 00:15:34,225 (紫苑) 答えろ。 3+7は! (ネズミ) 10。 209 00:15:34,267 --> 00:15:38,229 (紫苑) じゃあ 3の7倍は? (ネズミ) ハァ…。 210 00:15:38,271 --> 00:15:41,232 紫苑。 あのな…。 (紫苑) ちゃんと答えて! 211 00:15:41,274 --> 00:15:43,234 (ネズミ) 21。 (紫苑) じゃあ…。 212 00:15:43,276 --> 00:15:45,236 (ネズミ) もう いい! 213 00:15:45,278 --> 00:15:50,241 なぜ 劇場に来た。 あそこの客は けだものだらけだ。 214 00:15:50,283 --> 00:15:54,245 それこそ あんたなんか 一口…。 215 00:15:54,287 --> 00:15:57,165 (紫苑) じっとしてなきゃ駄目だ。 急に動いたから…。 216 00:15:57,248 --> 00:15:59,250 (ネズミ) うるさい! あっ。 217 00:16:05,256 --> 00:16:10,178 (紫苑) ネズミ。 あのとき 君に何が起こったんだ? 218 00:16:10,261 --> 00:16:13,181 (ネズミ) 風が吹いたんだ。 (紫苑)「風」? 219 00:16:13,264 --> 00:16:17,185 (ネズミ) そう 風だ。 そして…。 220 00:16:17,268 --> 00:16:20,188 歌が聞こえたの。 (アン)「歌」? 221 00:16:20,271 --> 00:16:23,191 そう 歌。 222 00:16:23,274 --> 00:16:26,194 それから 「ネズミ」 223 00:16:26,277 --> 00:16:30,198 (沙布)《ネズミって誰? 紫苑》 224 00:16:30,281 --> 00:16:32,200 (教師) 沙布さん! 225 00:16:32,283 --> 00:16:36,204 (沙布) 先生。 ご心配 お掛けしました。 もう大丈夫。 226 00:16:36,287 --> 00:16:40,208 (教師) よかった。 すぐ帰るのよ NO.6に。 227 00:16:40,291 --> 00:16:43,211 (アン・沙布) えっ? (教師) 気をしっかり持ってね。→ 228 00:16:43,294 --> 00:16:46,297 あなたの おばあさまが…。 229 00:16:49,300 --> 00:16:53,221 (ネズミ) 確かか? (紫苑) 力河さんが言ってたんだ。 230 00:16:53,304 --> 00:16:57,225 急激に老化して あっという間に死んでしまうんだ。 231 00:16:57,308 --> 00:16:59,227 疑う余地はない。 232 00:16:59,310 --> 00:17:03,231 ネズミ。 僕は… 僕は あのとき…。 233 00:17:03,314 --> 00:17:05,233 (ネズミ) 蜂じゃない。 234 00:17:05,316 --> 00:17:10,238 俺が倒れたのは 寄生蜂のせいじゃないさ。 235 00:17:10,321 --> 00:17:14,242 まっ あんたみたいな姿になるのも 悪くなかったがな。 236 00:17:14,325 --> 00:17:18,246 (紫苑) ネズミ! (ネズミ) フッフフ。 237 00:17:18,329 --> 00:17:22,250 しかし 寄生蜂は 冬でも活動するか。 238 00:17:22,333 --> 00:17:26,254 この分だと 聖なる祝日の前に→ 239 00:17:26,337 --> 00:17:31,259 NO.6が食い破られる姿が 拝めるかもな。 フッ。 240 00:17:31,342 --> 00:17:33,261 前祝いだ。 (紫苑) あっ。 241 00:17:33,344 --> 00:17:38,266 まだ 安静に…。 (ネズミ) ダンスを教えてやる。 経験は? 242 00:17:38,349 --> 00:17:41,269 (紫苑) ないよ。 うっ! (ネズミ) だろうな。 243 00:17:41,352 --> 00:17:45,273 ほら 背筋を伸ばして 顎を上げて。 下を見るなよ。 244 00:17:45,356 --> 00:17:49,277 1・2・3! 1・2・3! 245 00:17:49,360 --> 00:17:52,280 1・2・3! 1・2・3! (紫苑) ネズミ! ちょっと! 246 00:17:52,363 --> 00:17:55,283 (ネズミ) 1・2・3! 1・2・3! (紫苑) 無理だよ ダンスなんて。 247 00:17:55,366 --> 00:17:59,245 本が崩れるって。 (ネズミ) 1・2・3! 1・2・3! 248 00:17:59,287 --> 00:18:03,249 1・2…。 そんな不細工な動きは しない。 249 00:18:03,291 --> 00:18:08,296 \ 1・2・3! 1・2・3! 1・2・3! 250 00:18:11,299 --> 00:18:16,262 ♪(ハミング) 251 00:18:16,304 --> 00:18:20,266 へえ。 できるじゃないか。 (紫苑) 君に引っ張られてるだけだ。 252 00:18:20,308 --> 00:18:26,272 ♪(ハミング) 253 00:18:26,314 --> 00:18:30,318 それでも なかなかだ。 動きが軽い。 254 00:18:30,318 --> 00:19:34,340 ♪~ 255 00:19:37,343 --> 00:19:40,263 (紫苑) ハァ~。 結構きつい。 256 00:19:40,346 --> 00:19:43,266 ダンスって全身運動なんだ。 257 00:19:43,349 --> 00:19:46,269 (ネズミ) 知らなかったのか? 258 00:19:46,352 --> 00:19:51,274 (紫苑) それで? 体力も運動能力も 君の方が上だから→ 259 00:19:51,357 --> 00:19:54,277 余計な心配をするなって 言いたいのか? 260 00:19:54,360 --> 00:19:57,196 (ネズミ) まあな。 261 00:19:57,280 --> 00:20:02,201 (紫苑) ここから あいつが 出てくるんじゃないかと思った。 262 00:20:02,285 --> 00:20:06,205 君が倒れたとき 僕は 君が死ぬんじゃないかと…。 263 00:20:06,289 --> 00:20:08,207 (ネズミ 唾をのむ音) 264 00:20:08,291 --> 00:20:11,210 (紫苑) 君には分からないだろうけど→ 265 00:20:11,294 --> 00:20:15,214 ものすごく怖かったんだ。 266 00:20:15,298 --> 00:20:17,216 ネズミ。 267 00:20:17,300 --> 00:20:20,219 僕には まだ知らないことが多過ぎる。 268 00:20:20,303 --> 00:20:26,225 けれど 君を失うことが 僕にとって どのくらい恐ろしいことか→ 269 00:20:26,309 --> 00:20:29,228 それだけは分かっている。 270 00:20:29,312 --> 00:20:33,232 他の誰よりも 君を失うことが怖い。 271 00:20:33,316 --> 00:20:38,237 あざ笑おうが 軽蔑しようが それが本音だ。 272 00:20:38,321 --> 00:20:42,325 (ネズミ)《こいつは いったい誰だ?》 273 00:20:55,338 --> 00:20:58,257 (ネズミ)《避けきれなかった》 274 00:21:01,260 --> 00:21:03,221 (ネズミ)《急所を許した》 275 00:21:03,262 --> 00:21:07,225 《この俺が やすやすと捕まった》 276 00:21:07,266 --> 00:21:12,230 《何も知らなかったのは 俺の方なのか?》 277 00:21:12,271 --> 00:21:16,275 《紫苑。 あんた いったい何者なんだ?》 278 00:21:20,279 --> 00:21:30,289 ♪~