1 00:00:02,002 --> 00:00:12,012 ♪~ 2 00:01:36,388 --> 00:01:39,308 (電子音) 3 00:01:39,391 --> 00:01:42,311 (入街審査官) 「SSC-000124GJ」→ 4 00:01:42,394 --> 00:01:45,314 沙布さんですね。 (沙布) はい。 5 00:01:45,397 --> 00:01:48,317 (入街審査官) 留学先のNO.5から 戻られた理由は→ 6 00:01:48,400 --> 00:01:52,321 おばあさまが亡くなったから。 間違いありませんね? 7 00:01:52,404 --> 00:01:55,324 (沙布) はい。 8 00:01:55,407 --> 00:01:59,328 (入街審査官) おかえりなさい。→ 9 00:01:59,411 --> 00:02:02,331 ピカソは お好きですか? (沙布) はい。 あ…。 10 00:02:02,414 --> 00:02:07,419 残念ながら NO.6への 持ち込みは禁止されています。 11 00:02:14,426 --> 00:02:17,346 ふっ! うっ! んっ!→ 12 00:02:17,429 --> 00:02:20,349 うっ! あぁ…。 13 00:02:20,432 --> 00:02:23,352 (老婦人) NO.6は久しぶりですか? 14 00:02:23,435 --> 00:02:26,313 えっ? (老婦人) 里帰りかしら? 15 00:02:26,355 --> 00:02:30,317 ええ まぁ…。 あの どうして? 16 00:02:30,359 --> 00:02:34,321 あら。 だって 外からの人は めったに来ないし→ 17 00:02:34,363 --> 00:02:36,323 すぐ分かりますから。 18 00:02:36,365 --> 00:02:39,326 あなたは ごく自然に 身に着けていたけど→ 19 00:02:39,368 --> 00:02:43,330 みんな これが気になるみたいでね。 20 00:02:43,372 --> 00:02:47,334 だから ああ NO.6の人だなって。 21 00:02:47,376 --> 00:02:51,338 じゃあ どうして久しぶりって? (老婦人) う~ん…。 22 00:02:51,380 --> 00:02:54,341 何て言ったらいいのかしらねぇ。 23 00:02:54,383 --> 00:02:58,345 雰囲気…。 風かしら。 (沙布)「風」? 24 00:02:58,387 --> 00:03:01,348 そう。 あなたの周りだけ→ 25 00:03:01,390 --> 00:03:04,393 風が吹いているような 感じなんですよ。 26 00:03:09,398 --> 00:03:11,400 (電子音) 27 00:03:11,400 --> 00:03:36,383 ♪~ 28 00:03:36,383 --> 00:03:39,303 (少年) おー! すげぇ! (少女) カワイイ! 29 00:03:39,386 --> 00:03:41,388 (老婦人) あらまぁ! 30 00:04:00,407 --> 00:04:02,409 おばあさま…。 31 00:04:15,422 --> 00:04:21,345 冷たい…。 どうして こんなに冷たいの? 32 00:04:21,428 --> 00:04:24,348 (職員) おばあさまは 幸せに 逝かれました。 33 00:04:24,431 --> 00:04:29,269 苦しみも悲しみもなく 静かに…。 34 00:04:29,353 --> 00:04:31,271 「幸せに」?→ 35 00:04:31,355 --> 00:04:36,276 おばあさまは…。 祖母は幸せだったのでしょうか? 36 00:04:36,360 --> 00:04:38,278 (職員) えっ? 37 00:04:38,362 --> 00:04:40,280 (沙布の祖母) 《あしたも あさっても→ 38 00:04:40,364 --> 00:04:44,284 何をしていいか分からないの》 39 00:04:44,368 --> 00:04:47,287 本当に幸せだったのでしょうか? 40 00:04:47,371 --> 00:04:50,290 当たり前じゃないですか。 黄昏の家ですよ。 41 00:04:50,374 --> 00:04:54,294 誰もが穏やかに 人生を終えられる場所です。 42 00:04:54,378 --> 00:04:57,381 幸せに決まってるでしょう。 43 00:05:00,384 --> 00:05:03,303 あっ これを。→ 44 00:05:03,387 --> 00:05:06,390 ご遺品です。 45 00:05:16,400 --> 00:05:19,403 これだけですか? (職員) はい。 46 00:05:19,403 --> 00:05:32,332 ♪~ 47 00:05:32,332 --> 00:05:35,294 (沙布の祖母) 《沙布。 どんなに離れていても→ 48 00:05:35,335 --> 00:05:39,298 私たちは 心の糸で結ばれていますからね》 49 00:05:39,339 --> 00:05:44,303 (沙布)《おばあさまが 編み棒を捨てるはずない…》→ 50 00:05:44,344 --> 00:05:50,350 《おばあさま 本当に 黄昏の家で幸せだったの?》 51 00:05:52,352 --> 00:05:54,354 あっ! 52 00:05:56,356 --> 00:06:00,319 匂いがしない。 53 00:06:00,360 --> 00:06:04,364 しない。 おばあさまの匂いが…。 54 00:06:06,366 --> 00:06:31,350 ♪~ 55 00:06:31,350 --> 00:06:33,268 (起動音) 56 00:06:33,352 --> 00:06:36,271 紫苑。 どうなってるの? この街は。 57 00:06:36,355 --> 00:06:38,273 (アラーム) 58 00:06:38,357 --> 00:06:40,275 (沙布) 接続不可? 59 00:06:40,359 --> 00:06:43,278 何? 何があったの? 60 00:06:43,362 --> 00:06:47,282 登録抹消? 重犯罪者? 61 00:06:47,366 --> 00:06:51,370 紫苑が そんなこと するはずないじゃない!! 62 00:06:55,374 --> 00:06:58,293 (火藍) はい。 (莉莉) パン焼ける匂いって→ 63 00:06:58,377 --> 00:07:01,296 いい匂いだね。 (火藍) そうね。→ 64 00:07:01,380 --> 00:07:05,300 家で 誰かが待っていてくれる 幸せの匂い。→ 65 00:07:05,384 --> 00:07:09,304 ほら。 早く おうちに帰りなさい。 (莉莉) うん! 66 00:07:09,388 --> 00:07:12,307 (沙布) ハァ… ハァ…。 67 00:07:12,391 --> 00:07:14,309 (火藍) 沙布? 68 00:07:14,393 --> 00:07:17,312 まあ! しばらく見ないうちに→ 69 00:07:17,396 --> 00:07:21,316 ずいぶん奇麗になって。 驚いたわ!→ 70 00:07:21,400 --> 00:07:25,320 だけど あなた 確か 交換留学生として→ 71 00:07:25,404 --> 00:07:28,282 他の街に行ったんじゃなかった? 72 00:07:28,323 --> 00:07:31,285 (沙布) 祖母が亡くなったので 帰ってきました。 73 00:07:31,326 --> 00:07:34,288 おばあさまが? まあ…。 74 00:07:34,329 --> 00:07:38,292 あなたの たった1人の肉親なのに…。 75 00:07:38,333 --> 00:07:41,295 (沙布) 嘘ですよね? (火藍) えっ? 76 00:07:41,336 --> 00:07:44,298 全部 嘘ですよね? 77 00:07:44,339 --> 00:07:49,344 \(雷鳴) 78 00:07:54,349 --> 00:07:56,351 雨が降りそうね。 79 00:07:59,354 --> 00:08:03,317 彼は 矯正施設になんか 収容されていない。 80 00:08:03,358 --> 00:08:08,322 どこかに逃げたんですよね。 そうなんでしょ? おばさま。 81 00:08:08,363 --> 00:08:10,324 なぜ そう思うの? 82 00:08:10,365 --> 00:08:14,328 (沙布) おばさまが とても 落ち着いていらっしゃるから。→ 83 00:08:14,369 --> 00:08:18,332 一目見て分かりました。 絶望してないって。 84 00:08:18,373 --> 00:08:22,336 息子を失った母親の 顔じゃないって。 85 00:08:22,377 --> 00:08:25,339 \(雷鳴) 86 00:08:25,380 --> 00:08:31,345 \(雨音) 87 00:08:31,386 --> 00:08:36,391 おばさま。 紫苑は NO.6の外にいるんですね? 88 00:08:44,399 --> 00:08:46,360 やっぱり…。 89 00:08:46,401 --> 00:08:49,363 紫苑は どこに? 90 00:08:49,404 --> 00:08:53,367 (火藍) 西ブロックよ。 それだけしか分からないわ。 91 00:08:53,408 --> 00:08:57,412 西ブロック…。 そうですか。 92 00:09:00,415 --> 00:09:03,377 待って! 紫苑のいる所 聞いて どうするの? 93 00:09:03,418 --> 00:09:05,379 (沙布) 会いに行きます。 (火藍) えっ! 94 00:09:05,420 --> 00:09:08,382 沙布! 何 言ってるの!→ 95 00:09:08,423 --> 00:09:11,385 あなた 西ブロックが どんな所か分かってるの? 96 00:09:11,426 --> 00:09:13,387 (沙布) 分かってません。→ 97 00:09:13,428 --> 00:09:16,390 恐ろしい場所だということは 聞いてます。 でも 行きます。 98 00:09:16,431 --> 00:09:18,392 (火藍) そんなことしたら ここには…。 99 00:09:18,433 --> 00:09:23,397 (沙布) 二度と帰ってこれなくても 後悔なんてしません!→ 100 00:09:23,438 --> 00:09:28,318 会いたい…。 紫苑に会いたい。 (火藍) でも 沙布…。 101 00:09:28,402 --> 00:09:30,404 (沙布) 彼のこと愛してます! 102 00:09:36,410 --> 00:09:39,329 (沙布) 愛してます 本気で。 103 00:09:39,413 --> 00:09:43,417 ずっとずっと 彼だけを愛してた。 104 00:09:50,424 --> 00:09:52,342 (火藍) ありがと 沙布。→ 105 00:09:52,426 --> 00:09:57,347 私ね ずっと 独りで耐えてると思ってた。 106 00:09:57,431 --> 00:10:00,350 でも あなたがいたのね。 107 00:10:00,434 --> 00:10:04,354 紫苑のこと 思ってくれる人がいた。→ 108 00:10:04,438 --> 00:10:06,356 ありがとう。→ 109 00:10:06,440 --> 00:10:09,359 でもね あの子は→ 110 00:10:09,443 --> 00:10:11,361 あなたが危険を冒してまで 会いに来ることを→ 111 00:10:11,445 --> 00:10:14,364 決して望んでないわ。 112 00:10:14,448 --> 00:10:17,367 紫苑の気持ちなんて 関係ないんです。 113 00:10:17,451 --> 00:10:20,370 (火藍) えっ? (沙布) わがままなんです。 114 00:10:20,454 --> 00:10:24,374 私 ただ待ってるなんてできない。 会いたくて たまらない。 115 00:10:24,458 --> 00:10:28,295 だから行くんです。 それだけ。→ 116 00:10:28,378 --> 00:10:33,300 私 母親じゃないから おばさまみたいに強くなれない。→ 117 00:10:33,383 --> 00:10:38,388 もし…。 もし このまま 彼が帰ってこなかったら…。 118 00:10:45,395 --> 00:10:49,316 (沙布) おばさま。 もう一つだけ 聞いていいですか? 119 00:10:49,399 --> 00:10:53,320 彼のそばには 誰がいるんです? (火藍) えっ! 120 00:10:53,403 --> 00:10:57,324 ネズミかしら…。 (沙布)「ネズミ」? 121 00:10:57,407 --> 00:11:00,410 (火藍) ええ。 それしか分からないわ。 122 00:11:02,412 --> 00:11:07,417 ありがとうございました。 おばさまに会えてよかったです。 123 00:11:12,422 --> 00:11:16,426 \(ドアの開閉音) 124 00:11:23,433 --> 00:11:25,435 あっ。 125 00:11:30,357 --> 00:11:33,360 (沙布)《紫苑 待ってて…》 126 00:11:37,364 --> 00:11:39,324 治安局…。 127 00:11:39,366 --> 00:11:41,368 (治安局員) 沙布さんですね? 128 00:11:43,370 --> 00:11:45,372 沙布さんですね? 129 00:11:48,375 --> 00:11:52,337 (沙布) やめて! 嫌っ! 放してよ!→ 130 00:11:52,379 --> 00:11:56,341 うっ! 誰か!? 嫌っ!→ 131 00:11:56,383 --> 00:11:59,344 私が何をしたっていうの! 132 00:11:59,386 --> 00:12:01,388 紫苑!! 133 00:12:03,390 --> 00:12:07,352 (カラン) どうしたの? (紫苑) ううん。 何でもない。 134 00:12:07,394 --> 00:12:10,355 ちょっと思い出したんだ。 >> 何を? 135 00:12:10,397 --> 00:12:14,359 (紫苑) そのセーターを着てた子のことを ちょっとね。 136 00:12:14,401 --> 00:12:16,361 >> 女ね? (紫苑) おいおい! 137 00:12:16,403 --> 00:12:20,365 それ ネズミだって着てたんだよ。 男か女かなんて…。 138 00:12:20,407 --> 00:12:23,410 女よ。 女に決まってる! 139 00:12:25,412 --> 00:12:27,289 \(ドアの開く音) 140 00:12:27,372 --> 00:12:30,292 (紫苑) おかえり。 雨は? (ネズミ) 通り雨だ。 141 00:12:30,375 --> 00:12:33,378 それより イヌカシが呼んでるぜ。 (紫苑) イヌカシが? 142 00:12:38,633 --> 00:12:40,260 (紫苑) 雨 やんでよかったね。 143 00:12:40,302 --> 00:12:44,264 (力河) 早くしろや。 臭くって たまんねえよ。 144 00:12:44,306 --> 00:12:48,268 (イヌカシ) 黙って持ってろ! おふくろの きょうだいだ。 145 00:12:48,310 --> 00:12:52,272 (紫苑) じゃあ 君のおじさんってことか。 >> そうなるかな。 146 00:12:52,314 --> 00:12:55,275 これで おふくろの思い出話をする 相手が減っちまった。 147 00:12:55,317 --> 00:12:58,195 だけど 臭えんだよ! 148 00:12:58,278 --> 00:13:01,198 人間だって 犬だって 死にゃあ臭くなる。 149 00:13:01,281 --> 00:13:04,201 あがいて しがみついて それでも死んでくんだ。→ 150 00:13:04,284 --> 00:13:07,204 当たり前だろ! 151 00:13:07,287 --> 00:13:12,209 (紫苑) でも 立派に生きた。 >> ああ。 立派に生きた。 152 00:13:12,292 --> 00:13:14,211 (紫苑) ネズミも手伝えよ! 153 00:13:14,294 --> 00:13:18,215 (力河) お犬さまの亡きがらを 捧げ持ってる役でもいいぞ。 154 00:13:18,298 --> 00:13:21,218 (ネズミ) バカバカしい。 どっちも やだね。 155 00:13:21,301 --> 00:13:24,221 ほっとけ。 あんなやつに 手伝ってもらいたくない。 156 00:13:24,304 --> 00:13:26,223 墓が汚れる。 157 00:13:26,306 --> 00:13:29,226 (紫苑) でも 葬送の歌を 歌ってもらわなきゃ。 158 00:13:29,309 --> 00:13:33,230 (ネズミ) 魂を送る歌は高いぜ。 銀貨3枚。 159 00:13:33,313 --> 00:13:36,233 ここへ下りてこい! 業突く張りの いかさま野郎! 160 00:13:36,316 --> 00:13:40,237 喉笛 食いちぎってやる! (ネズミ) ハッ! 笑わせる。 161 00:13:40,320 --> 00:13:44,241 何なら おじさんの隣に 墓を造ってやろうか。 162 00:13:44,324 --> 00:13:48,245 俺は 墓には入らない! 絶対 生きてやる! 163 00:13:48,328 --> 00:13:50,247 (ネズミ) ふ~ん。 164 00:13:50,330 --> 00:13:53,250 (イヌカシ) 待て! このドブネズミ! 165 00:13:53,333 --> 00:13:59,172 (紫苑) 何だよ イヌカシのやつ。 急に むきになっちゃって…。 166 00:13:59,256 --> 00:14:01,174 力河さん! 167 00:14:01,258 --> 00:14:04,177 (力河) イヌカシから 手間賃 もらっといてくれよな。 168 00:14:04,261 --> 00:14:08,265 俺は お前に頼まれたもの 揃えなきゃならないんでね。 169 00:14:12,269 --> 00:14:14,271 (紫苑 ため息) 170 00:14:22,279 --> 00:14:25,198 (メカネズミの鳴き声) 171 00:14:25,282 --> 00:14:27,284 あっ! 172 00:14:29,286 --> 00:14:33,206 (紫苑) やっぱり 冬の凍った土を掘るのは大変だな。 173 00:14:33,290 --> 00:14:37,210 (ネズミ) ああ。 でも ずいぶん軟らかくなったはずだ。 174 00:14:37,294 --> 00:14:41,214 雨上がりだし 春が近いからな。 175 00:14:41,298 --> 00:14:44,217 (紫苑) 春か…。 176 00:14:44,301 --> 00:14:48,221 (ネズミ) 寄生蜂のこと考えたろ? 177 00:14:48,305 --> 00:14:52,225 (紫苑) 春になる前に やつらの羽化が 始まるかもしれない。 178 00:14:52,309 --> 00:14:54,227 そう思うと…。 179 00:14:54,311 --> 00:14:58,189 (ネズミ) NO.6が どうなるか 面白い舞台だぜ。 180 00:14:58,231 --> 00:15:01,192 最高の主役が演じるのは→ 181 00:15:01,234 --> 00:15:06,197 最高の悲劇 最高の喜劇 どちらになるかな? 182 00:15:06,239 --> 00:15:11,202 (紫苑) あそこには母さんがいる。 観客になるわけには いかない。 183 00:15:11,244 --> 00:15:16,207 (ネズミ) あんた 帰るつもりかい? (紫苑) 春までには 一度。 184 00:15:16,249 --> 00:15:19,210 その前に 血清が作れないか やってみる。 185 00:15:19,252 --> 00:15:24,215 寄生されて生きていられたサンプルは 今のところ 僕だけだから。 186 00:15:24,257 --> 00:15:27,218 (ネズミ) 天才さまの言うことは ご立派だ。 187 00:15:27,260 --> 00:15:32,223 ビーカー1つ 注射器1本 まともにない所で 何ができる? 188 00:15:32,265 --> 00:15:35,268 (紫苑) もう 力河さんに頼んだ。 189 00:15:38,271 --> 00:15:40,273 (紫苑) うっ…! 190 00:15:45,278 --> 00:15:48,239 (ネズミ) 抵抗しないのか? 191 00:15:48,281 --> 00:15:50,241 (紫苑) しても無駄だろ。 192 00:15:50,283 --> 00:15:53,244 (ネズミ) 諦めが早いな。 193 00:15:53,286 --> 00:15:56,164 命が惜しくないのか? (紫苑) まさか。 194 00:15:56,247 --> 00:16:00,168 (ネズミ) 俺が あんたを殺すわけがない。 そう思ってる? 195 00:16:00,251 --> 00:16:02,253 (紫苑) 思ってる…。 196 00:16:05,256 --> 00:16:08,259 (ネズミ) フッ…。 フフフフフ。 197 00:16:11,262 --> 00:16:13,181 (ネズミ) 思い上がるなよ。 198 00:16:13,264 --> 00:16:16,184 そんなことのために あんたを助けたんじゃない。 199 00:16:16,267 --> 00:16:20,188 余計なことをするな。 時が来るまで じっとしてろ。 200 00:16:20,271 --> 00:16:23,191 (紫苑)「時」? 時って いつだ? 201 00:16:23,274 --> 00:16:27,278 (ネズミ) 俺が NO.6に とどめを刺すときまでだ。 202 00:16:35,286 --> 00:16:37,205 (ネズミ) あんたの血だ。 203 00:16:37,288 --> 00:16:41,209 血清なんてバカなこと考えずに もっと有効に使え。 204 00:16:41,292 --> 00:16:43,211 あっ! 205 00:16:43,294 --> 00:16:47,215 (紫苑) なぜ そんなに憎む? 206 00:16:47,298 --> 00:16:52,220 君とNO.6の間に 何があった? なぜ そこまで憎むんだ? 207 00:16:52,303 --> 00:16:54,222 背中の傷と関係あるのか!? 208 00:16:54,305 --> 00:16:57,225 (ネズミ) あんた まだ分からないのか? 209 00:16:57,308 --> 00:17:00,228 あそこは 周辺から あらゆる栄養を吸い取って→ 210 00:17:00,311 --> 00:17:02,230 自分たちだけが肥え太る おぞましい…。 211 00:17:02,313 --> 00:17:07,235 (紫苑) 寄生都市って言いたいんだろ? (ネズミ) そう。 分かってるじゃないか。 212 00:17:07,318 --> 00:17:11,239 人が 寄生虫と戦う。 当たり前のことだろ。 213 00:17:11,322 --> 00:17:14,325 (紫苑) 僕が聞きたいのは 君個人の理由だ。 214 00:17:22,333 --> 00:17:25,253 (紫苑) 復讐なのか? 215 00:17:25,336 --> 00:17:28,256 前も答えてくれなかった…。 216 00:17:28,339 --> 00:17:33,261 僕は聞きたい。 知りたいんだ! ネズミ! 217 00:17:33,344 --> 00:17:38,266 (ネズミ) 俺とNO.6 どちらを選ぶ? 218 00:17:38,349 --> 00:17:43,271 あんたは NO.6を愛し 俺は 憎んでいる。 219 00:17:43,354 --> 00:17:47,358 だからな 俺たちは いずれ 敵になる。 220 00:17:51,362 --> 00:17:53,281 (ネズミ) フッ! 221 00:17:53,364 --> 00:17:57,243 (紫苑) なぜ 君は 何でも二分するんだ? 222 00:17:57,285 --> 00:18:04,250 愛しているか 憎んでいるか。 敵か 味方か。 壁の内か 外か。 223 00:18:04,292 --> 00:18:08,254 そうだ。 その壁を なくしてしまえばいいんだ。 224 00:18:08,296 --> 00:18:11,257 (ネズミ) はあ? (紫苑) 壁を崩せばいい。 225 00:18:11,299 --> 00:18:15,261 そうすれば NO.6という 場所自体がなくなる。 226 00:18:15,303 --> 00:18:17,263 内も外も区別できなくなる。 227 00:18:17,305 --> 00:18:21,267 NO.6を破壊するんじゃなく 消してしまえばいいんだよ。 228 00:18:21,309 --> 00:18:24,270 第三の道だ! 229 00:18:24,312 --> 00:18:27,273 (ネズミ) フッ! ハハハハハ! 230 00:18:27,315 --> 00:18:30,276 (紫苑) そんなに おかしいか? (ネズミ) ああ。 おかしいよ。 231 00:18:30,318 --> 00:18:33,279 最高の冗句だ。 232 00:18:33,321 --> 00:18:37,283 あんた 天然だけじゃなく 妄想癖まであるのか? 233 00:18:37,325 --> 00:18:41,287 何が第三の道だ! ただの奇麗事じゃないか。 234 00:18:41,329 --> 00:18:44,290 (紫苑) ネズミ! 僕は 本気で…。 (ネズミ) 俺は ごめんだね。 235 00:18:44,332 --> 00:18:48,294 あんたは 逃げ道を探してるだけさ。 236 00:18:48,336 --> 00:18:51,297 自分が傷つかない方法を 見つけようとしてるだけだよ。 237 00:18:51,339 --> 00:18:56,219 (紫苑) 違う…。 (ネズミ) 万が一 壁がなくなったとして→ 238 00:18:56,302 --> 00:19:00,223 そこに現れるのは 天国じゃないぜ。 地獄だ。 239 00:19:00,306 --> 00:19:05,228 混乱。 無秩序。 争い。 略奪。 240 00:19:05,311 --> 00:19:08,231 フッ! フフハハハハ! 241 00:19:08,314 --> 00:19:13,236 無理だよ。 絵の具じゃないんだ 混ざり合うなんて できない。 242 00:19:13,319 --> 00:19:16,239 どちらかが どちらかを滅ぼすしかないんだ。 243 00:19:16,322 --> 00:19:18,241 そういう運命なんだよ。 244 00:19:18,324 --> 00:19:23,246 愛と憎しみ。 敵と味方。 壁の内と外。 245 00:19:23,329 --> 00:19:27,250 そして あんたと俺。 決して 一つには なれない。 246 00:19:27,333 --> 00:19:30,253 (紫苑) やってみなきゃ分からないだろ。 (ネズミ) 分かるさ。 247 00:19:30,336 --> 00:19:34,257 (紫苑) 少なくとも 僕は 君の敵にならない。 248 00:19:34,340 --> 00:19:39,262 何があっても…。 殺されたとしても 君のそばにいる。 249 00:19:39,345 --> 00:19:42,348 (ネズミ) 奇麗事だ。 (紫苑) 決意だ。 250 00:19:42,348 --> 00:20:00,283 ♪~ 251 00:20:09,292 --> 00:20:11,294 (ネズミ ため息) 252 00:20:20,303 --> 00:20:22,221 (ピアノの音) 253 00:20:22,305 --> 00:20:28,227 ♪(ピアノの演奏) 254 00:20:28,311 --> 00:20:32,231 (メカネズミの鳴き声) 255 00:20:32,315 --> 00:20:34,317 (ネズミ) 手紙か…。 256 00:20:38,321 --> 00:20:42,241 (火藍)「沙布が 治安局に 連行された。 助けて。 火藍」 257 00:20:42,325 --> 00:20:44,327 (ネズミ) あの女が…。 258 00:20:49,332 --> 00:20:54,253 (ネズミ)《いいのか? 紫苑に このことを教えて》 259 00:20:54,337 --> 00:20:59,217 《そうしたら きっと あいつは NO.6に駆け付ける》 260 00:20:59,258 --> 00:21:03,262 《たとえ 自分の命が…》 261 00:21:03,262 --> 00:21:18,277 ♪~ 262 00:21:20,279 --> 00:21:30,289 ♪~