1 00:00:33,774 --> 00:00:41,782 ♪♪~ 2 00:00:41,782 --> 00:00:43,784 (紫苑)あぁ…! 3 00:00:43,784 --> 00:00:46,787 これ 全部 本なのか…。 4 00:00:46,787 --> 00:00:51,787 (ハムレットの鳴き声) 5 00:00:56,797 --> 00:00:59,800 (ハムレットの鳴き声) 6 00:00:59,800 --> 00:01:02,800 読んでほしいのか? (ハムレットの鳴き声) 7 00:01:04,805 --> 00:01:07,808 「まだ 血の臭いがする」→ 8 00:01:07,808 --> 00:01:10,811 「アラビアの香料を みんな振り掛けても→ 9 00:01:10,811 --> 00:01:14,815 この小さな手に 甘い香りを 添えることは できはしない」→ 10 00:01:14,815 --> 00:01:20,821 ああ…。 ああ…。 ああ…。 何という ため息だ」→ 11 00:01:20,821 --> 00:01:22,823 「心の重荷が そのまま伝わる…」 12 00:01:22,823 --> 00:01:27,828 (ネズミ)ほれぼれするくらいの 棒読みだな。 『マクベス』が泣くぜ。 13 00:01:27,828 --> 00:01:32,766 お前 マクベスって名前なのか? その本の題名だよ。 14 00:01:32,766 --> 00:01:35,769 シェークスピアも知らないのか? 15 00:01:35,769 --> 00:01:38,772 芸術関係は 奨励されてこなかったんだ! 16 00:01:38,772 --> 00:01:41,775 はいはい。 17 00:01:41,775 --> 00:01:44,778 あ…。 でも 子供のころ→ 18 00:01:44,778 --> 00:01:47,781 母さんに 本を読んでもらってた。 19 00:01:47,781 --> 00:01:52,786 そう。 町に 王子の像が立っていてそこに ツバメが…。 20 00:01:52,786 --> 00:01:57,791 『幸福な王子』 オスカー・ワイルドだ。 21 00:01:57,791 --> 00:02:00,794 「哀れな人々のために→ 22 00:02:00,794 --> 00:02:05,799 私のルビーを サファイアを 金箔を!」 23 00:02:05,799 --> 00:02:08,802 あぁ…。 ハッハハ! 24 00:02:08,802 --> 00:02:13,807 本当の悲惨を知らない人間の 偽善と自己満足の物語さ。 25 00:02:13,807 --> 00:02:16,807 まさに あんたに うってつけだな。 26 00:02:18,812 --> 00:02:28,812 ♪♪~ 27 00:05:28,769 --> 00:05:30,769 ハァ~。 28 00:05:37,778 --> 00:05:40,781 「母さんに連絡を取りたい」? 29 00:05:40,781 --> 00:05:42,783 心配してると思うんだ。 30 00:05:42,783 --> 00:05:45,786 あんた つぶれるぜ。 えっ? 31 00:05:45,786 --> 00:05:48,789 思い出 未練 心残り。 32 00:05:48,789 --> 00:05:51,792 くだらないものを背負ってちゃ いつか つぶれる。 33 00:05:51,792 --> 00:05:54,795 母親も同じだ。 捨てろ。 34 00:05:54,795 --> 00:05:57,798 何で そんなこと…。 危険だからだよ。 35 00:05:57,798 --> 00:06:02,803 あんたは NO.6のIDを捨てた。危険だからだ。 36 00:06:02,803 --> 00:06:04,805 誰かに対する思いも一緒さ。 37 00:06:04,805 --> 00:06:09,810 とらわれ 縛られ いつの間にか 足をすくわれる。 38 00:06:09,810 --> 00:06:13,814 だから捨てろと? 捨てろ。 39 00:06:13,814 --> 00:06:16,817 じゃあ 君は どうなんだ? 俺? 40 00:06:16,817 --> 00:06:19,820 君は 危険を冒してまで 僕を助けてくれたろ。 41 00:06:19,820 --> 00:06:22,823 言ってることと やってることが違う。 42 00:06:22,823 --> 00:06:26,760 あんた ホントに嫌な性格だな。 43 00:06:26,760 --> 00:06:31,760 あんたには命を助けてもらった。 その借りを返す。 それだけだ。 44 00:06:33,767 --> 00:06:36,770 ホントだ! うん? 45 00:06:36,770 --> 00:06:39,773 僕より 背が高くなってる。 46 00:06:39,773 --> 00:06:43,777 ったく! その天然 何とかしろ。 47 00:06:43,777 --> 00:06:45,779 えっ…。 48 00:06:45,779 --> 00:06:47,781 (クラバットの鳴き声) 49 00:06:47,781 --> 00:06:51,785 お前が 僕の危機を ネズミに知らせてくれたのか? 50 00:06:51,785 --> 00:06:54,788 ありがとな。 (クラバットの鳴き声) 51 00:06:54,788 --> 00:06:58,792 それは こいつだ。 各種センサーを内蔵してる。 52 00:06:58,792 --> 00:07:01,795 市内を ある程度 動き回ることができるんだ。 53 00:07:01,795 --> 00:07:05,799 ロボットなの!? すごい。 生きてるみたいだ。 54 00:07:05,799 --> 00:07:08,802 あんたを見張ってたのは ついでだよ。 55 00:07:08,802 --> 00:07:11,805 俺は ずっと探っていたのさ。 56 00:07:11,805 --> 00:07:15,809 こいつを使って NO.6のアキレスけんをな。 57 00:07:15,809 --> 00:07:18,812 アキレスけん…。 58 00:07:18,812 --> 00:07:22,816 ネズミ! NO.6の様子を 調べていたんなら→ 59 00:07:22,816 --> 00:07:24,751 何か異変に気付かなかったか? 60 00:07:24,751 --> 00:07:27,754 異変? 例えば 蜂に関することとか。 61 00:07:27,754 --> 00:07:30,754 おいおい むしろ それは あんたの専門…。 62 00:07:32,759 --> 00:07:35,762 おい 紫苑。 どうした? 63 00:07:35,762 --> 00:07:38,762 えっ? その手。 64 00:07:40,767 --> 00:07:42,767 な… 何だよ これ!? 65 00:07:48,775 --> 00:07:52,779 く… くぅぅ…。 ぐわぁぁぁ! 66 00:07:52,779 --> 00:07:57,784 あっ…。 うぅ!! あぁぁ! 67 00:07:57,784 --> 00:08:00,787 紫苑! おい どうしたんだ! 紫苑! 68 00:08:00,787 --> 00:08:03,790 首を…。 首? 69 00:08:03,790 --> 00:08:06,793 あっ! これは…。 70 00:08:06,793 --> 00:08:10,797 そこを… 切除してくれ…。 麻酔がない。 71 00:08:10,797 --> 00:08:13,797 いらない! 早く!! 72 00:08:16,803 --> 00:08:18,805 あった! 73 00:08:18,805 --> 00:08:21,805 待ってろ。 すぐ切ってやる。 74 00:08:33,753 --> 00:08:35,755 うぐわぁぁぁあ!! 75 00:08:35,755 --> 00:08:38,758 うぅ…! あぁぁ! 76 00:08:38,758 --> 00:08:41,758 紫苑! しっかりしろ 紫苑! 77 00:08:44,764 --> 00:08:47,764 うあぁぁぁぁ! 78 00:09:02,782 --> 00:09:06,786 ネズミ…。 もういい…。 あぁ? 79 00:09:06,786 --> 00:09:09,789 もう… 死なせて… く…。 ふざけるな! 80 00:09:09,789 --> 00:09:13,793 人に 散々苦労させといて あっさり 一人でいくな! 81 00:09:13,793 --> 00:09:16,796 紫苑 分かってんのか? ママが泣くぞ! 82 00:09:16,796 --> 00:09:20,800 ママに 悲しい思いさせて いいのかよ! 83 00:09:20,800 --> 00:09:23,820 あの子は どうするんだよ! 沙布とかいう子。 84 00:09:23,820 --> 00:09:26,740 2年後に また会うって約束 忘れちまったのか!? 85 00:09:26,740 --> 00:09:28,742 何にも知らないくせに! 86 00:09:28,742 --> 00:09:32,746 セックスも 本も ケンカのやり方もろくに知らないくせに→ 87 00:09:32,746 --> 00:09:35,749 生きてなくていいのかよ! 紫苑!! 88 00:09:35,749 --> 00:09:37,749 目を開けろ!! 89 00:09:45,759 --> 00:09:48,759 そう。 お利口さんだ。 褒めてやるよ。 90 00:09:50,764 --> 00:09:52,766 あっ…! 91 00:09:52,766 --> 00:09:55,769 うぅ…! くっ! 92 00:09:55,769 --> 00:09:59,769 うぅ…! うぅ…! 93 00:10:11,785 --> 00:10:31,738 ♪♪~ 94 00:10:31,738 --> 00:10:42,749 ♪♪~ 95 00:10:42,749 --> 00:10:45,752 あそこで 何が…。 96 00:10:45,752 --> 00:10:50,757 フッ! 待ってろよ NO.6。 97 00:10:50,757 --> 00:10:53,757 いつか お前の病巣を えぐり出してやる。 98 00:11:01,768 --> 00:11:04,771 (沙布の祖母)《どうしたの? 浮かない顔して》→ 99 00:11:04,771 --> 00:11:09,776 《留学が うれしくないの?》→ 100 00:11:09,776 --> 00:11:12,779 《紫苑のこと?》 101 00:11:12,779 --> 00:11:17,784 (沙布の祖母)《ウフフ。 大丈夫。 2年なんて あっという間よ》 102 00:11:17,784 --> 00:11:20,787 (沙布)《おばあさま…》 103 00:11:20,787 --> 00:11:24,724 (沙布の祖母)《それに 私にも お友達が いっぱいできたし》→ 104 00:11:24,724 --> 00:11:27,724 《黄昏の家は ホントにいい所よ》 105 00:11:29,729 --> 00:11:34,734 《だから 何にも心配せずに しっかり勉強してらっしゃい》→ 106 00:11:34,734 --> 00:11:40,734 《どんなに離れていても 私たちは心の糸で結ばれてますからね》 107 00:11:49,749 --> 00:11:51,749 水…。 108 00:11:58,758 --> 00:12:00,760 あっ! 109 00:12:00,760 --> 00:12:03,763 バカな…。 ≪(ランプの落ちる音) 110 00:12:03,763 --> 00:12:06,763 これ 何だよ…。 あっ! 111 00:12:16,776 --> 00:12:18,778 あっ…。 112 00:12:18,778 --> 00:12:21,781 3日ぶりの お目覚めだな。 113 00:12:21,781 --> 00:12:23,800 その模様は 皮膚上だけの変異だ。 114 00:12:23,800 --> 00:12:27,800 静脈の怒張によるものじゃない。 よかったな。 115 00:12:29,722 --> 00:12:33,726 嫌だ…。 こんなの嫌だ。 何で こんな目に…。 116 00:12:33,726 --> 00:12:36,729 なかなかに 艶っぽいぜ。 やだ! やだ! 117 00:12:36,729 --> 00:12:39,732 勲章だと思えばいい。 118 00:12:39,732 --> 00:12:42,735 生き残った勲章だ。 代償だ。 119 00:12:42,735 --> 00:12:48,735 山勢さんは死んで 僕は生き残った。 その代償だ! 120 00:12:50,743 --> 00:12:53,746 顔を上げろ。 121 00:12:53,746 --> 00:12:56,749 うつむいてないで 俺を見ろ! 122 00:12:56,749 --> 00:12:59,752 紫苑。 後悔してるのか? 123 00:12:59,752 --> 00:13:03,756 何を? 生き残ったことをだ。 124 00:13:03,756 --> 00:13:07,760 こんな姿になるくらいなら 死んだ方が ましだったか? 125 00:13:07,760 --> 00:13:09,760 答えろ 紫苑! 126 00:13:12,765 --> 00:13:16,769 ネズミ。 僕は生きていたい。 127 00:13:16,769 --> 00:13:18,771 それでいい。 128 00:13:18,771 --> 00:13:21,774 この世は 生き残ったやつが勝ちだ。 129 00:13:21,774 --> 00:13:25,712 生きてることに 負い目なんか感じるな! 130 00:13:25,712 --> 00:13:29,716 そんな暇があったら 一日でも生き延びて→ 131 00:13:29,716 --> 00:13:33,720 たまに 死んだやつのことを 思い出してやればいい。 132 00:13:33,720 --> 00:13:37,724 それで十分さ。 133 00:13:37,724 --> 00:13:42,729 (ハムレットの鳴き声) 134 00:13:42,729 --> 00:13:47,734 「飯にしろ」だってさ。 あんた 食べられるか? 135 00:13:47,734 --> 00:13:49,736 (おなかの鳴る音) 136 00:13:49,736 --> 00:13:51,736 フッフフフ。 137 00:13:53,740 --> 00:13:55,742 何のスープ? 138 00:13:55,742 --> 00:13:58,745 『マクベス』のスープ。 何? それ。 139 00:13:58,745 --> 00:14:03,750 イモリの目玉や カエルの指先 コウモリの羽を 釜で煮込んで…。 140 00:14:03,750 --> 00:14:06,753 そういうスープなら遠慮する。 141 00:14:06,753 --> 00:14:10,753 冗談だよ。 ご安心して召し上がれ。 142 00:14:17,764 --> 00:14:19,764 うまい。 143 00:15:53,726 --> 00:15:57,730 これはサナギだ おそらく 蜂の。 分かるのか? 144 00:15:57,730 --> 00:16:01,734 山勢さんの首から 蜂が出てくるのを見たんだ。 145 00:16:01,734 --> 00:16:05,738 人間の体内に寄生する蜂か…。 146 00:16:05,738 --> 00:16:08,741 だいたい あんた いつ 卵を産み付けられたんだ? 147 00:16:08,741 --> 00:16:10,743 分からない。 148 00:16:10,743 --> 00:16:15,748 きっと 気付かれることなく産卵ししかも 急激に成長する。 149 00:16:15,748 --> 00:16:20,748 そして 何かの物質を出して 宿主を死に至らせる…。 150 00:16:22,755 --> 00:16:25,758 フッフフハハハ! ネズミ? 151 00:16:25,758 --> 00:16:29,762 アハハハハ! ハハハハ! 152 00:16:29,762 --> 00:16:33,766 うわっ! バカ 何すんだ! びしょぬれじゃないかよ! 153 00:16:33,766 --> 00:16:37,770 いや…。 ヒステリーの発作でも 起こしたのかと思って。 154 00:16:37,770 --> 00:16:40,773 何で 俺が ヒステリーなんか 起こさなきゃいけないんだ! 155 00:16:40,773 --> 00:16:44,777 だって 急に笑いだすから。 (ため息) 156 00:16:44,777 --> 00:16:48,781 おかしいから笑っただけだ。 おかしい? 157 00:16:48,781 --> 00:16:52,718 だって こいつが発生したのは NO.6だぜ。 158 00:16:52,718 --> 00:16:56,722 最新の都市を えたいの知れない 人食い蜂が飛び回ってんだ。 159 00:16:56,722 --> 00:16:59,725 笑える。 笑い事じゃない。 人が死ぬんだぞ! 160 00:16:59,725 --> 00:17:01,727 笑えるね! 161 00:17:01,727 --> 00:17:03,729 あの都市はな→ 162 00:17:03,729 --> 00:17:06,732 自分に絶対服従する者しか 受け入れないんだ。 163 00:17:06,732 --> 00:17:09,735 あんただって そうだったろ? 164 00:17:09,735 --> 00:17:13,739 《市への変わることのない忠誠を 誓います》 165 00:17:13,739 --> 00:17:18,744 逆らったり 異議を唱えたり 反対する異物は 絶対に許さない。 166 00:17:18,744 --> 00:17:20,746 (銃声) 167 00:17:20,746 --> 00:17:24,750 そうすることによって 成り立ってきた。 168 00:17:24,750 --> 00:17:28,754 でも…。 そして その異物があんただ 紫苑。 169 00:17:28,754 --> 00:17:32,758 僕が異物? 立派なね。 170 00:17:32,758 --> 00:17:36,762 VCをかくまい 市の情報操作を疑い→ 171 00:17:36,762 --> 00:17:41,767 心のどこかで その欺瞞を感じていた。 172 00:17:41,767 --> 00:17:44,770 だから 消されそうになった。 173 00:17:44,770 --> 00:17:48,774 その都市が 今 人食い蜂に 食い荒らされようとしてる。 174 00:17:48,774 --> 00:17:50,776 いい気味じゃないか。 175 00:17:50,776 --> 00:17:54,776 でも 何とかしなくちゃ。 無駄だね。 176 00:17:56,716 --> 00:17:58,718 僕は生き残った。 177 00:17:58,718 --> 00:18:02,722 蜂の毒素に対しての抗体が できてるかもしれない。 178 00:18:02,722 --> 00:18:05,725 だとしたら 僕の血液から血清を…。 179 00:18:05,725 --> 00:18:09,729 アホくさ。 やつらが信用すると思ってんのか? 180 00:18:09,729 --> 00:18:12,732 じゃあ どうしたらいい! 放っておけ。 181 00:18:12,732 --> 00:18:14,734 あの街が崩壊していくさまを→ 182 00:18:14,734 --> 00:18:17,737 特別席で ゆっくり観劇してたらいい。 183 00:18:17,737 --> 00:18:19,739 ネズミ! おっと! 184 00:18:19,739 --> 00:18:22,742 また 水をぶっ掛けたりするなよ。 185 00:18:22,742 --> 00:18:26,746 君は 西ブロックは 安全だと思っているのか? 186 00:18:26,746 --> 00:18:28,748 同じ人間なんだぞ。 187 00:18:28,748 --> 00:18:31,751 ここだって 寄生蜂にやられるかもしれない。 188 00:18:31,751 --> 00:18:33,753 フン! 189 00:18:33,753 --> 00:18:37,757 市内の人間は みんな 俺たちを 同じ人間なんて思っちゃ いない。 190 00:18:37,757 --> 00:18:40,760 ここは聖都市の掃きだめさ。 191 00:18:40,760 --> 00:18:46,766 汚いものを みんな ここに捨てて NO.6は繁栄してきたんだ。 192 00:18:46,766 --> 00:18:52,705 それに これは 俺の勘だけどな あの怪物が宿主に選ぶのは→ 193 00:18:52,705 --> 00:18:55,708 壁の内側の住人だけだと思うぜ。 194 00:18:55,708 --> 00:18:58,711 ここで そんな話 ついぞ聞かない。 195 00:18:58,711 --> 00:19:00,713 それは つまり 宿主…。 196 00:19:00,713 --> 00:19:03,716 獲物が いないからなんじゃないのか? 197 00:19:03,716 --> 00:19:07,720 そんな…。 逆に NO.6の中では→ 198 00:19:07,720 --> 00:19:11,724 事故死として処理された 不審な事例が 幾つも確認された。 199 00:19:11,724 --> 00:19:17,730 ハッハハハ! 美食家なんだよ 怪物さんは。 200 00:19:17,730 --> 00:19:19,730 ハァ~。 201 00:19:24,737 --> 00:19:29,742 悪かった。 あんたを 苦しめるつもりは なかったんだ。 202 00:19:29,742 --> 00:19:33,746 あんたは 壁の内側の人間だったな。 203 00:19:33,746 --> 00:19:36,749 内とか外とか 僕には よく分からない。 204 00:19:36,749 --> 00:19:41,754 分からないさ。 分かろうともしなかったんだから。 205 00:19:41,754 --> 00:19:45,758 与えられた情報を 疑いもしない者たち。 206 00:19:45,758 --> 00:19:49,762 無知で傲慢で幸福な者たち。 207 00:19:49,762 --> 00:19:53,699 だけど かわいそうにな…。 そこから転がり落ちた あんたに→ 208 00:19:53,699 --> 00:19:59,705 NO.6は はい上がるチャンスを与えない。 209 00:19:59,705 --> 00:20:02,708 ネズミ…。 うん? 210 00:20:02,708 --> 00:20:04,710 真実を知りたい。 211 00:20:04,710 --> 00:20:06,712 何が本当なのか→ 212 00:20:06,712 --> 00:20:09,715 僕の生きてる世界が どうなっているのか→ 213 00:20:09,715 --> 00:20:12,715 本当の姿が知りたい。 214 00:20:14,720 --> 00:20:18,724 よく そんな恥ずかしいせりふ 言えるな。 215 00:20:18,724 --> 00:20:20,724 ついてこい。 216 00:20:24,730 --> 00:20:27,733 ネズミ どこへ行くんだ? 217 00:20:27,733 --> 00:20:30,736 ホテル。 ホテル? 218 00:20:30,736 --> 00:20:32,736 あっ。 219 00:20:35,741 --> 00:20:38,744 そいつは 普通のアシナガバチだぜ。 220 00:20:38,744 --> 00:20:40,746 春だ。 うん? 221 00:20:40,746 --> 00:20:45,751 これから冬になると 蜂は休眠状態に入るんだ。 222 00:20:45,751 --> 00:20:48,754 人体に産み付けられた 寄生蜂の卵も→ 223 00:20:48,754 --> 00:20:51,774 たぶん そのままの形で 冬を過ごす。 224 00:20:51,774 --> 00:20:57,697 そして 成長して 活動できる春が来たら→ 225 00:20:57,697 --> 00:21:00,700 一斉に ふ化する。 (口笛) 226 00:21:00,700 --> 00:21:03,703 そいつは いい。 まさに 春の祭典だ。 227 00:21:03,703 --> 00:21:08,708 何てったっけ? NO.6の創立を記念した…。 228 00:21:08,708 --> 00:21:10,710 聖なる祝日。 229 00:21:10,710 --> 00:21:12,712 聖なる祝日。 230 00:21:12,712 --> 00:21:17,717 その祭典のさなかに 人食い蜂が 人間どもを食い破り→ 231 00:21:17,717 --> 00:21:20,720 辺りは 阿鼻叫喚に包まれる! 232 00:21:20,720 --> 00:21:24,720 ハハハハ! こいつは見ものだな。 233 00:21:26,726 --> 00:21:28,728 ネズミ。 うん? 234 00:21:28,728 --> 00:21:31,728 なぜ NO.6を憎む? 235 00:21:33,733 --> 00:21:35,733 なぜ? 236 00:21:44,744 --> 00:21:47,747 着いたぞ。 えっ…。 237 00:21:47,747 --> 00:21:50,750 ホテルだった所か。 238 00:21:50,750 --> 00:21:52,685 今でも そうさ。 えっ? 239 00:21:52,685 --> 00:21:59,692 (犬のうなり声) 240 00:21:59,692 --> 00:22:01,694 犬? 241 00:22:01,694 --> 00:22:05,698 何だ ここは 野犬の巣なのか!? 242 00:22:05,698 --> 00:22:14,707 (犬のうなり声) 243 00:22:14,707 --> 00:22:16,707 あっ…。 244 00:22:19,712 --> 00:22:21,712 (うなり声) 245 00:22:24,717 --> 00:22:28,721 (甘え声) 246 00:22:28,721 --> 00:22:31,724 おっ! アハハ。 247 00:22:31,724 --> 00:22:33,724 あっ! 248 00:22:36,729 --> 00:22:40,733 面接試験に合格したかな? フン。 249 00:22:40,733 --> 00:22:44,737 (イヌカシ)アッハハハハハ! ようこそ お客人。 250 00:22:44,737 --> 00:22:47,740 (イヌカシ) その物騒なもん しまえよ ネズミ。 251 00:22:47,740 --> 00:22:51,761 そっちが 礼を尽くした 出迎え方をしないからだ。 252 00:22:51,761 --> 00:22:54,761 誰? イヌカシだ。 253 00:23:00,686 --> 00:23:02,688 頼んでた情報は? 254 00:23:02,688 --> 00:23:06,688 (イヌカシ)分かってんだろう? 代金と引き換えだ。 255 00:23:08,694 --> 00:23:11,697 部屋の人たちは? お客さ。 256 00:23:11,697 --> 00:23:14,700 ねぐらのないやつを 安く泊めてやってる。 257 00:23:14,700 --> 00:23:16,702 あの犬たちは? 258 00:23:16,702 --> 00:23:20,706 暖房用に貸し出してるのさ。 凍え死なずに済む。 259 00:23:20,706 --> 00:23:23,706 それで イヌカシか…。 260 00:23:28,714 --> 00:23:31,717 (イヌカシ)ネズミ。 今回の依頼→ 261 00:23:31,717 --> 00:23:35,721 調査中に 面白いことが色々出てきてな~。 262 00:23:35,721 --> 00:23:39,725 追加料金 頂かねえとな。 263 00:23:39,725 --> 00:23:41,727 あっ? 何すんだ てめえ!! 264 00:23:41,727 --> 00:23:44,730 母さんだ…。 はっ? 265 00:23:44,730 --> 00:23:47,733 これ 母さんの字だ! 266 00:23:47,733 --> 00:23:51,704 ネズミ 母さんに 連絡を取ってくれたのか? 267 00:23:51,704 --> 00:23:56,575 俺じゃない。 小ネズミの1匹が 気まぐれで行っただけだ。 268 00:23:56,575 --> 00:23:59,578 ありがとう。 269 00:23:59,578 --> 00:24:05,584 待てよ。 母さんに 連絡が取れたってことは 他の所も。 270 00:24:05,584 --> 00:24:08,587 例の寄生蜂について 知らせることも! 271 00:24:08,587 --> 00:24:11,590 (イヌカシ)寄生蜂? そうだ! 272 00:24:11,590 --> 00:24:14,593 衛生管理局に連絡を取って 時間がかかっても→ 273 00:24:14,593 --> 00:24:17,596 根気よく説得すれば…。 お… おう。 274 00:24:17,596 --> 00:24:22,601 こっちにはサナギのサンプルがある。 何より 生き残った僕がいる! 275 00:24:22,601 --> 00:24:25,604 春までに 何らかの対策を 講じることができれば→ 276 00:24:25,604 --> 00:24:28,604 NO.6を…。 紫苑。 277 00:24:32,611 --> 00:24:34,613 あんたが 真実を知って→ 278 00:24:34,613 --> 00:24:39,618 それでも まだ NO.6を守りたいと思うなら→ 279 00:24:39,618 --> 00:24:42,618 そのときは あんたも…。 280 00:24:45,624 --> 00:24:48,627 俺の敵だ。 281 00:24:48,627 --> 00:24:50,627 あっ…! 282 00:24:56,669 --> 00:25:06,669 ♪♪~