1 00:00:33,121 --> 00:00:43,121 ♪♪~ 2 00:03:42,143 --> 00:03:45,146 (電子音) 3 00:03:45,146 --> 00:03:48,149 (入街審査官) 「SSC-000124GJ」→ 4 00:03:48,149 --> 00:03:51,152 沙布さんですね。 (沙布)はい。 5 00:03:51,152 --> 00:03:54,155 (入街審査官)留学先のNO.5から戻られた理由は→ 6 00:03:54,155 --> 00:03:58,159 おばあさまが亡くなったから。 間違いありませんね? 7 00:03:58,159 --> 00:04:01,162 (沙布)はい。 8 00:04:01,162 --> 00:04:05,166 (入街審査官)おかえりなさい。→ 9 00:04:05,166 --> 00:04:08,169 ピカソは お好きですか? (沙布)はい。 あ…。 10 00:04:08,169 --> 00:04:13,169 残念ながら NO.6への 持ち込みは禁止されています。 11 00:04:20,181 --> 00:04:23,184 ふっ! うっ! んっ!→ 12 00:04:23,184 --> 00:04:26,187 うっ! あぁ…。 13 00:04:26,187 --> 00:04:29,190 (老婦人) NO.6は久しぶりですか? 14 00:04:29,190 --> 00:04:32,193 えっ? (老婦人)里帰りかしら? 15 00:04:32,193 --> 00:04:36,213 ええ まぁ…。 あの どうして? 16 00:04:36,213 --> 00:04:40,134 あら。 だって 外からの人は めったに来ないし→ 17 00:04:40,134 --> 00:04:42,136 すぐ分かりますから。 18 00:04:42,136 --> 00:04:45,139 あなたは ごく自然に 身に着けていたけど→ 19 00:04:45,139 --> 00:04:49,143 みんな これが気になるみたいでね。 20 00:04:49,143 --> 00:04:53,147 だから ああ NO.6の人だなって。 21 00:04:53,147 --> 00:04:57,151 じゃあ どうして久しぶりって? (老婦人)う~ん…。 22 00:04:57,151 --> 00:05:00,154 何て言ったらいいのかしらねぇ。 23 00:05:00,154 --> 00:05:04,158 雰囲気…。 風かしら。 (沙布)「風」? 24 00:05:04,158 --> 00:05:07,161 そう。 あなたの周りだけ→ 25 00:05:07,161 --> 00:05:10,161 風が吹いているような 感じなんですよ。 26 00:05:15,169 --> 00:05:17,171 (電子音) 27 00:05:17,171 --> 00:05:27,181 ♪♪~ 28 00:05:27,181 --> 00:05:42,129 ♪♪~ 29 00:05:42,129 --> 00:05:45,132 (少年)おー! すげぇ! (少女)カワイイ! 30 00:05:45,132 --> 00:05:47,132 (老婦人)あらまぁ! 31 00:06:06,153 --> 00:06:08,153 おばあさま…。 32 00:06:21,168 --> 00:06:27,174 冷たい…。 どうして こんなに冷たいの? 33 00:06:27,174 --> 00:06:30,177 (職員)おばあさまは 幸せに 逝かれました。 34 00:06:30,177 --> 00:06:35,182 苦しみも悲しみもなく 静かに…。 35 00:06:35,182 --> 00:06:37,118 「幸せに」?→ 36 00:06:37,118 --> 00:06:42,123 おばあさまは…。 祖母は幸せだったのでしょうか? 37 00:06:42,123 --> 00:06:44,125 (職員)えっ? 38 00:06:44,125 --> 00:06:46,127 (沙布の祖母) 《あしたも あさっても→ 39 00:06:46,127 --> 00:06:50,131 何をしていいか分からないの》 40 00:06:50,131 --> 00:06:53,134 本当に幸せだったのでしょうか? 41 00:06:53,134 --> 00:06:56,137 当たり前じゃないですか。 黄昏の家ですよ。 42 00:06:56,137 --> 00:07:00,141 誰もが穏やかに 人生を終えられる場所です。 43 00:07:00,141 --> 00:07:03,141 幸せに決まってるでしょう。 44 00:07:06,147 --> 00:07:09,150 あっ これを。→ 45 00:07:09,150 --> 00:07:12,150 ご遺品です。 46 00:07:22,163 --> 00:07:25,166 これだけですか? (職員)はい。 47 00:07:25,166 --> 00:07:38,112 ♪♪~ 48 00:07:38,112 --> 00:07:41,115 (沙布の祖母) 《沙布。 どんなに離れていても→ 49 00:07:41,115 --> 00:07:45,119 私たちは 心の糸で結ばれていますからね》 50 00:07:45,119 --> 00:07:50,124 (沙布)《おばあさまが 編み棒を捨てるはずない…》→ 51 00:07:50,124 --> 00:07:56,124 《おばあさま 本当に 黄昏の家で幸せだったの?》 52 00:07:58,132 --> 00:08:00,132 あっ! 53 00:08:02,136 --> 00:08:06,140 匂いがしない。 54 00:08:06,140 --> 00:08:10,140 しない。 おばあさまの匂いが…。 55 00:08:12,146 --> 00:08:22,156 ♪♪~ 56 00:08:22,156 --> 00:08:37,104 ♪♪~ 57 00:08:37,104 --> 00:08:39,106 (起動音) 58 00:08:39,106 --> 00:08:42,109 紫苑。 どうなってるの? この街は。 59 00:08:42,109 --> 00:08:44,111 (アラーム) 60 00:08:44,111 --> 00:08:46,113 (沙布)接続不可? 61 00:08:46,113 --> 00:08:49,116 何? 何があったの? 62 00:08:49,116 --> 00:08:53,120 登録抹消? 重犯罪者? 63 00:08:53,120 --> 00:08:57,120 紫苑が そんなこと するはずないじゃない!! 64 00:09:01,128 --> 00:09:04,131 (火藍)はい。 (莉莉)パン焼ける匂いって→ 65 00:09:04,131 --> 00:09:07,134 いい匂いだね。 (火藍)そうね。→ 66 00:09:07,134 --> 00:09:11,138 家で 誰かが待っていてくれる 幸せの匂い。→ 67 00:09:11,138 --> 00:09:15,142 ほら。 早く おうちに帰りなさい。 (莉莉)うん! 68 00:09:15,142 --> 00:09:18,145 (沙布)ハァ… ハァ…。 69 00:09:18,145 --> 00:09:20,147 (火藍)沙布? 70 00:09:20,147 --> 00:09:23,150 まあ! しばらく見ないうちに→ 71 00:09:23,150 --> 00:09:27,154 ずいぶん奇麗になって。 驚いたわ!→ 72 00:09:27,154 --> 00:09:31,158 だけど あなた 確か 交換留学生として→ 73 00:09:31,158 --> 00:09:34,161 他の街に行ったんじゃなかった? 74 00:09:34,161 --> 00:09:37,097 (沙布)祖母が亡くなったので 帰ってきました。 75 00:09:37,097 --> 00:09:40,100 おばあさまが? まあ…。 76 00:09:40,100 --> 00:09:44,104 あなたの たった1人の肉親なのに…。 77 00:09:44,104 --> 00:09:47,107 (沙布)嘘ですよね? (火藍)えっ? 78 00:09:47,107 --> 00:09:50,110 全部 嘘ですよね? 79 00:09:50,110 --> 00:09:55,110 ≪(雷鳴) 80 00:10:00,120 --> 00:10:02,120 雨が降りそうね。 81 00:10:05,125 --> 00:10:09,129 彼は 矯正施設になんか 収容されていない。 82 00:10:09,129 --> 00:10:14,134 どこかに逃げたんですよね。 そうなんでしょ? おばさま。 83 00:10:14,134 --> 00:10:16,136 なぜ そう思うの? 84 00:10:16,136 --> 00:10:20,140 (沙布)おばさまが とても 落ち着いていらっしゃるから。→ 85 00:10:20,140 --> 00:10:24,144 一目見て分かりました。 絶望してないって。 86 00:10:24,144 --> 00:10:28,148 息子を失った母親の 顔じゃないって。 87 00:10:28,148 --> 00:10:31,151 ≪(雷鳴) 88 00:10:31,151 --> 00:10:37,091 ≪(雨音) 89 00:10:37,091 --> 00:10:42,091 おばさま。 紫苑は NO.6の外にいるんですね? 90 00:10:50,104 --> 00:10:52,106 やっぱり…。 91 00:10:52,106 --> 00:10:55,109 紫苑は どこに? 92 00:10:55,109 --> 00:10:59,113 (火藍)西ブロックよ。 それだけしか分からないわ。 93 00:10:59,113 --> 00:11:03,113 西ブロック…。 そうですか。 94 00:11:06,120 --> 00:11:09,123 待って! 紫苑のいる所 聞いて どうするの? 95 00:11:09,123 --> 00:11:11,125 (沙布)会いに行きます。 (火藍)えっ! 96 00:11:11,125 --> 00:11:14,128 沙布! 何 言ってるの!→ 97 00:11:14,128 --> 00:11:17,131 あなた 西ブロックが どんな所か分かってるの? 98 00:11:17,131 --> 00:11:19,133 (沙布)分かってません。→ 99 00:11:19,133 --> 00:11:22,136 恐ろしい場所だということは 聞いてます。 でも 行きます。 100 00:11:22,136 --> 00:11:24,138 (火藍) そんなことしたら ここには…。 101 00:11:24,138 --> 00:11:29,143 (沙布)二度と帰ってこれなくても 後悔なんてしません!→ 102 00:11:29,143 --> 00:11:34,148 会いたい…。 紫苑に会いたい。 (火藍)でも 沙布…。 103 00:11:34,148 --> 00:11:36,148 (沙布)彼のこと愛してます! 104 00:11:42,089 --> 00:11:45,092 (沙布)愛してます 本気で。 105 00:11:45,092 --> 00:11:49,092 ずっとずっと 彼だけを愛してた。 106 00:11:56,103 --> 00:11:58,105 (火藍)ありがと 沙布。→ 107 00:11:58,105 --> 00:12:03,110 私ね ずっと 独りで耐えてると思ってた。 108 00:12:03,110 --> 00:12:06,113 でも あなたがいたのね。 109 00:12:06,113 --> 00:12:10,117 紫苑のこと 思ってくれる人がいた。→ 110 00:12:10,117 --> 00:12:12,119 ありがとう。→ 111 00:12:12,119 --> 00:12:15,122 でもね あの子は→ 112 00:12:15,122 --> 00:12:17,124 あなたが危険を冒してまで 会いに来ることを→ 113 00:12:17,124 --> 00:12:20,127 決して望んでないわ。 114 00:12:20,127 --> 00:12:23,130 紫苑の気持ちなんて 関係ないんです。 115 00:12:23,130 --> 00:12:26,133 (火藍)えっ? (沙布)わがままなんです。 116 00:12:26,133 --> 00:12:30,137 私 ただ待ってるなんてできない。 会いたくて たまらない。 117 00:12:30,137 --> 00:12:34,141 だから行くんです。 それだけ。→ 118 00:12:34,141 --> 00:12:39,079 私 母親じゃないから おばさまみたいに強くなれない。→ 119 00:12:39,079 --> 00:12:44,079 もし…。 もし このまま 彼が帰ってこなかったら…。 120 00:12:51,091 --> 00:12:55,095 (沙布)おばさま。 もう一つだけ 聞いていいですか? 121 00:12:55,095 --> 00:12:59,099 彼のそばには 誰がいるんです? (火藍)えっ! 122 00:12:59,099 --> 00:13:03,103 ネズミかしら…。 (沙布)「ネズミ」? 123 00:13:03,103 --> 00:13:06,103 (火藍)ええ。 それしか分からないわ。 124 00:13:08,108 --> 00:13:13,108 ありがとうございました。 おばさまに会えてよかったです。 125 00:13:18,118 --> 00:13:22,118 ≪(ドアの開閉音) 126 00:13:29,129 --> 00:13:31,129 あっ。 127 00:13:36,136 --> 00:13:39,136 (沙布)《紫苑 待ってて…》 128 00:13:43,143 --> 00:13:45,145 治安局…。 129 00:13:45,145 --> 00:13:47,145 (治安局員)沙布さんですね? 130 00:13:49,149 --> 00:13:51,149 沙布さんですね? 131 00:13:54,154 --> 00:13:58,158 (沙布) やめて! 嫌っ! 放してよ!→ 132 00:13:58,158 --> 00:14:02,162 うっ! 誰か!? 嫌っ!→ 133 00:14:02,162 --> 00:14:05,165 私が何をしたっていうの! 134 00:14:05,165 --> 00:14:07,165 紫苑!! 135 00:14:09,169 --> 00:14:13,173 (カラン)どうしたの? (紫苑)ううん。 何でもない。 136 00:14:13,173 --> 00:14:16,176 ちょっと思い出したんだ。 何を? 137 00:14:16,176 --> 00:14:20,180 そのセーターを着てた子のことを ちょっとね。 138 00:14:20,180 --> 00:14:22,182 女ね? おいおい! 139 00:14:22,182 --> 00:14:26,186 それ ネズミだって着てたんだよ。 男か女かなんて…。 140 00:14:26,186 --> 00:14:29,186 女よ。 女に決まってる! 141 00:14:31,191 --> 00:14:33,193 ≪(ドアの開く音) 142 00:14:33,193 --> 00:14:36,213 おかえり。 雨は? (ネズミ)通り雨だ。 143 00:14:36,213 --> 00:14:39,213 それより イヌカシが呼んでるぜ。 イヌカシが? 144 00:16:14,127 --> 00:16:16,129 雨 やんでよかったね。 145 00:16:16,129 --> 00:16:20,133 (力河)早くしろや。 臭くって たまんねえよ。 146 00:16:20,133 --> 00:16:24,137 (イヌカシ)黙って持ってろ! おふくろの きょうだいだ。 147 00:16:24,137 --> 00:16:28,141 じゃあ 君のおじさんってことか。 そうなるかな。 148 00:16:28,141 --> 00:16:31,144 これで おふくろの思い出話をする相手が減っちまった。 149 00:16:31,144 --> 00:16:34,147 だけど 臭えんだよ! 150 00:16:34,147 --> 00:16:37,150 人間だって 犬だって 死にゃあ臭くなる。 151 00:16:37,150 --> 00:16:40,153 あがいて しがみついて それでも死んでくんだ。→ 152 00:16:40,153 --> 00:16:43,156 当たり前だろ! 153 00:16:43,156 --> 00:16:48,161 でも 立派に生きた。 ああ。 立派に生きた。 154 00:16:48,161 --> 00:16:50,163 ネズミも手伝えよ! 155 00:16:50,163 --> 00:16:54,167 (力河)お犬さまの亡きがらを 捧げ持ってる役でもいいぞ。 156 00:16:54,167 --> 00:16:57,170 バカバカしい。 どっちも やだね。 157 00:16:57,170 --> 00:17:00,173 ほっとけ。 あんなやつに 手伝ってもらいたくない。 158 00:17:00,173 --> 00:17:02,175 墓が汚れる。 159 00:17:02,175 --> 00:17:05,178 でも 葬送の歌を 歌ってもらわなきゃ。 160 00:17:05,178 --> 00:17:09,182 魂を送る歌は高いぜ。 銀貨3枚。 161 00:17:09,182 --> 00:17:12,119 ここへ下りてこい! 業突く張りの いかさま野郎! 162 00:17:12,119 --> 00:17:16,123 喉笛 食いちぎってやる! ハッ! 笑わせる。 163 00:17:16,123 --> 00:17:20,127 何なら おじさんの隣に 墓を造ってやろうか。 164 00:17:20,127 --> 00:17:24,131 俺は 墓には入らない! 絶対 生きてやる! 165 00:17:24,131 --> 00:17:26,133 ふ~ん。 166 00:17:26,133 --> 00:17:29,136 (イヌカシ)待て! このドブネズミ! 167 00:17:29,136 --> 00:17:35,142 何だよ イヌカシのやつ。 急に むきになっちゃって…。 168 00:17:35,142 --> 00:17:37,144 力河さん! 169 00:17:37,144 --> 00:17:40,147 (力河)イヌカシから 手間賃 もらっといてくれよな。 170 00:17:40,147 --> 00:17:44,147 俺は お前に頼まれたもの 揃えなきゃならないんでね。 171 00:17:48,155 --> 00:17:50,155 (ため息) 172 00:17:58,165 --> 00:18:01,168 (メカネズミの鳴き声) 173 00:18:01,168 --> 00:18:03,168 あっ! 174 00:18:05,172 --> 00:18:09,176 やっぱり 冬の凍った土を掘るのは大変だな。 175 00:18:09,176 --> 00:18:13,113 ああ。 でも ずいぶん軟らかくなったはずだ。 176 00:18:13,113 --> 00:18:17,117 雨上がりだし 春が近いからな。 177 00:18:17,117 --> 00:18:20,120 春か…。 178 00:18:20,120 --> 00:18:24,124 寄生蜂のこと考えたろ? 179 00:18:24,124 --> 00:18:28,128 春になる前に やつらの羽化が 始まるかもしれない。 180 00:18:28,128 --> 00:18:30,130 そう思うと…。 181 00:18:30,130 --> 00:18:34,134 NO.6が どうなるか 面白い舞台だぜ。 182 00:18:34,134 --> 00:18:37,137 最高の主役が演じるのは→ 183 00:18:37,137 --> 00:18:42,142 最高の悲劇 最高の喜劇 どちらになるかな? 184 00:18:42,142 --> 00:18:47,147 あそこには母さんがいる。 観客になるわけには いかない。 185 00:18:47,147 --> 00:18:52,152 あんた 帰るつもりかい? 春までには 一度。 186 00:18:52,152 --> 00:18:55,155 その前に 血清が作れないか やってみる。 187 00:18:55,155 --> 00:19:00,160 寄生されて生きていられたサンプルは 今のところ 僕だけだから。 188 00:19:00,160 --> 00:19:03,163 天才さまの言うことは ご立派だ。 189 00:19:03,163 --> 00:19:08,168 ビーカー1つ 注射器1本 まともにない所で 何ができる? 190 00:19:08,168 --> 00:19:11,168 もう 力河さんに頼んだ。 191 00:19:14,107 --> 00:19:16,107 うっ…! 192 00:19:21,114 --> 00:19:24,117 抵抗しないのか? 193 00:19:24,117 --> 00:19:26,119 しても無駄だろ。 194 00:19:26,119 --> 00:19:29,122 諦めが早いな。 195 00:19:29,122 --> 00:19:32,125 命が惜しくないのか? まさか。 196 00:19:32,125 --> 00:19:36,129 俺が あんたを殺すわけがない。 そう思ってる? 197 00:19:36,129 --> 00:19:38,129 思ってる…。 198 00:19:41,134 --> 00:19:44,134 フッ…。 フフフフフ。 199 00:19:47,140 --> 00:19:49,142 思い上がるなよ。 200 00:19:49,142 --> 00:19:52,145 そんなことのために あんたを助けたんじゃない。 201 00:19:52,145 --> 00:19:56,149 余計なことをするな。 時が来るまで じっとしてろ。 202 00:19:56,149 --> 00:19:59,152 「時」? 時って いつだ? 203 00:19:59,152 --> 00:20:03,152 俺が NO.6に とどめを刺すときまでだ。 204 00:20:11,181 --> 00:20:13,099 あんたの血だ。 205 00:20:13,099 --> 00:20:17,103 血清なんてバカなこと考えずに もっと有効に使え。 206 00:20:17,103 --> 00:20:19,105 あっ! 207 00:20:19,105 --> 00:20:23,109 なぜ そんなに憎む? 208 00:20:23,109 --> 00:20:28,114 君とNO.6の間に 何があった? なぜ そこまで憎むんだ? 209 00:20:28,114 --> 00:20:30,116 背中の傷と関係あるのか!? 210 00:20:30,116 --> 00:20:33,119 あんた まだ分からないのか? 211 00:20:33,119 --> 00:20:36,122 あそこは 周辺から あらゆる栄養を吸い取って→ 212 00:20:36,122 --> 00:20:38,124 自分たちだけが肥え太る おぞましい…。 213 00:20:38,124 --> 00:20:43,129 寄生都市って言いたいんだろ? そう。 分かってるじゃないか。 214 00:20:43,129 --> 00:20:47,133 人が 寄生虫と戦う。 当たり前のことだろ。 215 00:20:47,133 --> 00:20:50,133 僕が聞きたいのは 君個人の理由だ。 216 00:20:58,144 --> 00:21:01,147 復讐なのか? 217 00:21:01,147 --> 00:21:04,150 前も答えてくれなかった…。 218 00:21:04,150 --> 00:21:09,155 僕は聞きたい。 知りたいんだ! ネズミ! 219 00:21:09,155 --> 00:21:14,094 俺とNO.6 どちらを選ぶ? 220 00:21:14,094 --> 00:21:19,099 あんたは NO.6を愛し 俺は 憎んでいる。 221 00:21:19,099 --> 00:21:23,099 だからな 俺たちは いずれ 敵になる。 222 00:21:27,107 --> 00:21:29,109 フッ! 223 00:21:29,109 --> 00:21:33,113 なぜ 君は 何でも二分するんだ? 224 00:21:33,113 --> 00:21:40,120 愛しているか 憎んでいるか。 敵か 味方か。 壁の内か 外か。 225 00:21:40,120 --> 00:21:44,124 そうだ。 その壁を なくしてしまえばいいんだ。 226 00:21:44,124 --> 00:21:47,127 はあ? 壁を崩せばいい。 227 00:21:47,127 --> 00:21:51,131 そうすれば NO.6という 場所自体がなくなる。 228 00:21:51,131 --> 00:21:53,133 内も外も区別できなくなる。 229 00:21:53,133 --> 00:21:57,137 NO.6を破壊するんじゃなく 消してしまえばいいんだよ。 230 00:21:57,137 --> 00:22:00,140 第三の道だ! 231 00:22:00,140 --> 00:22:03,143 フッ! ハハハハハ! 232 00:22:03,143 --> 00:22:06,146 そんなに おかしいか? ああ。 おかしいよ。 233 00:22:06,146 --> 00:22:09,149 最高の冗句だ。 234 00:22:09,149 --> 00:22:13,086 あんた 天然だけじゃなく 妄想癖まであるのか? 235 00:22:13,086 --> 00:22:17,090 何が第三の道だ! ただの奇麗事じゃないか。 236 00:22:17,090 --> 00:22:20,093 ネズミ! 僕は 本気で…。 俺は ごめんだね。 237 00:22:20,093 --> 00:22:24,097 あんたは 逃げ道を探してるだけさ。 238 00:22:24,097 --> 00:22:27,100 自分が傷つかない方法を 見つけようとしてるだけだよ。 239 00:22:27,100 --> 00:22:32,105 違う…。 万が一 壁がなくなったとして→ 240 00:22:32,105 --> 00:22:36,109 そこに現れるのは 天国じゃないぜ。 地獄だ。 241 00:22:36,109 --> 00:22:41,114 混乱。 無秩序。 争い。 略奪。 242 00:22:41,114 --> 00:22:44,117 フッ! フフハハハハ! 243 00:22:44,117 --> 00:22:49,122 無理だよ。 絵の具じゃないんだ 混ざり合うなんて できない。 244 00:22:49,122 --> 00:22:52,125 どちらかが どちらかを滅ぼすしかないんだ。 245 00:22:52,125 --> 00:22:54,127 そういう運命なんだよ。 246 00:22:54,127 --> 00:22:59,132 愛と憎しみ。 敵と味方。 壁の内と外。 247 00:22:59,132 --> 00:23:03,136 そして あんたと俺。 決して 一つには なれない。 248 00:23:03,136 --> 00:23:06,139 やってみなきゃ分からないだろ。 分かるさ。 249 00:23:06,139 --> 00:23:10,143 少なくとも 僕は 君の敵にならない。 250 00:23:10,143 --> 00:23:15,081 何があっても…。 殺されたとしても君のそばにいる。 251 00:23:15,081 --> 00:23:18,084 奇麗事だ。 決意だ。 252 00:23:18,084 --> 00:23:28,094 ♪♪~ 253 00:23:28,094 --> 00:23:36,094 ♪♪~ 254 00:23:45,111 --> 00:23:47,111 (ため息) 255 00:23:56,122 --> 00:23:58,124 (ピアノの音) 256 00:23:58,124 --> 00:24:04,130 ♪♪(ピアノの演奏) 257 00:24:04,130 --> 00:24:08,134 (メカネズミの鳴き声) 258 00:24:08,134 --> 00:24:10,134 手紙か…。 259 00:24:14,073 --> 00:24:18,077 (火藍)「沙布が 治安局に 連行された。 助けて。 火藍」 260 00:24:18,077 --> 00:24:20,077 あの女が…。 261 00:24:25,084 --> 00:24:30,089 《いいのか? 紫苑に このことを教えて》 262 00:24:30,089 --> 00:24:35,094 《そうしたら きっと あいつは NO.6に駆け付ける》 263 00:24:35,094 --> 00:24:39,098 《たとえ 自分の命が…》 264 00:24:39,098 --> 00:24:54,098 ♪♪~ 265 00:24:56,115 --> 00:25:06,115 ♪♪~