1 00:00:33,651 --> 00:00:43,661 ♪♪~ 2 00:00:43,661 --> 00:00:45,663 (紫苑)ああっ! 3 00:00:45,663 --> 00:00:47,665 (ネズミ)うっ! 4 00:00:47,665 --> 00:00:52,670 俺のルートを正確にたどれ! やっぱ無理だ 僕には こんな崖。 5 00:00:52,670 --> 00:00:55,673 対等でいたいんじゃ なかったのか? 6 00:00:55,673 --> 00:01:06,684 ♪♪~ 7 00:01:06,684 --> 00:01:09,687 ネズミ ここは…。 8 00:01:09,687 --> 00:01:11,689 あっ…! 9 00:01:11,689 --> 00:01:14,689 逆らうな。 おとなしく捕まれ。 10 00:01:17,695 --> 00:01:27,695 ♪♪~ 11 00:04:35,659 --> 00:04:39,663 (老)なぜ戻ってきた? ネズミ。 12 00:04:39,663 --> 00:04:42,666 誰? 俺の名付け親だ。 13 00:04:42,666 --> 00:04:47,671 えっ。 話を聞きに来た。 NO.6の話だ。 14 00:04:47,671 --> 00:04:50,674 (老)言ったはずだ。 とらわれずに生きろと。 15 00:04:50,674 --> 00:04:54,678 まやかしだ。 NO.6がある限り 自由になど なれない。 16 00:04:54,678 --> 00:04:57,681 (老)お前の言う自由とは? 17 00:04:57,681 --> 00:05:00,684 NO.6を葬ることだ。 18 00:05:00,684 --> 00:05:02,686 ≪(失笑) 19 00:05:02,686 --> 00:05:06,690 ≪「葬る」だって? ≪怪物を退治するんだって。 20 00:05:06,690 --> 00:05:10,694 ≪(失笑) 21 00:05:10,694 --> 00:05:14,698 (老)あの街は魔物だ。 打ち勝つことなど できない。 22 00:05:14,698 --> 00:05:17,701 なぜ言い切れる? 自分がつくった街だからか! 23 00:05:17,701 --> 00:05:20,704 それが魔物に育つところを 目にしたからか! 24 00:05:20,704 --> 00:05:23,704 NO.6をつくった!? 25 00:05:35,652 --> 00:05:37,654 それ 力河さんの…。 26 00:05:37,654 --> 00:05:42,659 この女は ここにいる紫苑の母親。 名は 火藍という。 27 00:05:42,659 --> 00:05:45,662 (老)火藍…。 そう。 28 00:05:45,662 --> 00:05:49,666 そして 真ん中にいるのが 他ならぬ あんただ。 29 00:05:49,666 --> 00:05:52,669 ど… どういうことだ ネズミ! 30 00:05:52,669 --> 00:05:54,671 どうして 母さんと この人が一緒に!? 31 00:05:54,671 --> 00:05:57,671 知るもんか。 だから聞いている。 32 00:06:08,685 --> 00:06:14,685 ≪(足音) 33 00:06:20,697 --> 00:06:23,634 (老)紫苑といったか。 こちらへ。 34 00:06:23,634 --> 00:06:26,637 いいのか? かみつかれるかもしれないぜ。 35 00:06:26,637 --> 00:06:31,642 こう見えて 意外と凶暴なんだ。 お前の連れてきた少年だ。 36 00:06:31,642 --> 00:06:36,647 清廉なだけではあるまいし 邪悪なだけでもなかろう。 37 00:06:36,647 --> 00:06:39,647 体の傷を見せておくれ。 38 00:06:54,665 --> 00:06:58,669 (老)やはり 寄生蜂か。 39 00:06:58,669 --> 00:07:01,669 知ってるんですか!? 寄生蜂について。 40 00:07:03,674 --> 00:07:08,679 聞かせてもらおう 紫苑。 お前の身に起きたことを→ 41 00:07:08,679 --> 00:07:10,679 最初から全て。 42 00:07:12,683 --> 00:07:14,685 (火藍)「疫病」? 43 00:07:14,685 --> 00:07:16,687 (楊眠)断定はできない。→ 44 00:07:16,687 --> 00:07:20,691 だが 原因不明の病死が 相次いでいるのは事実だ。→ 45 00:07:20,691 --> 00:07:22,709 こないだも言ったろう。→ 46 00:07:22,709 --> 00:07:26,630 僕のネットワーク仲間の情報は 正確だって。 47 00:07:26,630 --> 00:07:32,636 (楊眠)それに 目撃した人々全てが当局によって連行されている。 48 00:07:32,636 --> 00:07:36,636 もちろん それきり帰ってこない。 煙のように…。 49 00:07:38,642 --> 00:07:42,646 (楊眠) 火藍。 NO.6は全てを奪う。 50 00:07:42,646 --> 00:07:48,646 自分に都合の悪いものは全て…。 君から 紫苑を奪ったようにね。 51 00:07:57,661 --> 00:08:04,668 (沙布)《どこ…? 私は どこにいるの?》→ 52 00:08:04,668 --> 00:08:09,673 《あなたたちは… 誰?》 53 00:08:09,673 --> 00:08:12,676 (研究者)見てくれ。 シンクロ率が どんどん上がってる。 54 00:08:12,676 --> 00:08:15,679 (研究者)当然だ。 このために どれだけのエリートを→ 55 00:08:15,679 --> 00:08:17,681 犠牲にしてきたと思ってる。 56 00:08:17,681 --> 00:08:20,684 (研究者)上層部で 問題に挙がってるらしいな。 57 00:08:20,684 --> 00:08:24,621 (研究者)気にする必要はない。 彼女を覚醒させれば黙るさ。 58 00:08:24,621 --> 00:08:27,624 (沙布)《私?》 (研究者)このサンプルを使って…。 59 00:08:27,624 --> 00:08:34,631 (沙布)《私はサンプル? 彼女って誰?》→ 60 00:08:34,631 --> 00:08:37,634 《怖い… 怖いわ》→ 61 00:08:37,634 --> 00:08:41,638 《紫苑… 紫苑… 紫苑!》 62 00:08:41,638 --> 00:08:45,642 何? (沙布)ねえ 覚えてる? 紫苑。→ 63 00:08:45,642 --> 00:08:48,645 4年前の誕生日に 淡紫色のセーターをあげたの。 64 00:08:48,645 --> 00:08:52,649 覚えてるよ。 沙布のおばあさまが編んでくれた。 65 00:08:52,649 --> 00:08:58,655 まだ持ってる? ああ…。 その あげちゃった。 66 00:08:58,655 --> 00:09:00,657 えっ…。→ 67 00:09:00,657 --> 00:09:04,661 あげたって 誰に? 言えない。 68 00:09:04,661 --> 00:09:07,661 (沙布)どうして? どうしても。 69 00:09:09,666 --> 00:09:13,670 ネズミ? あっ ほら! 70 00:09:13,670 --> 00:09:18,675 聞こえる…。 「聞こえる」って何が? 71 00:09:18,675 --> 00:09:24,614 歌だよ。 ほら 耳を澄ませてごらん。 72 00:09:24,614 --> 00:09:30,620 (女性)《♪♪「大地よ 雨風よ」→ 73 00:09:30,620 --> 00:09:38,628 ♪♪「天よ 光よ」》 (沙布)何…。 何? この歌。 74 00:09:38,628 --> 00:09:43,633 (女性) 《♪♪「ここに 全てをとどめて」》 75 00:09:43,633 --> 00:09:46,636 やめて…。 やめて!→ 76 00:09:46,636 --> 00:09:50,640 やめてぇぇぇ!! 77 00:09:50,640 --> 00:09:54,644 やめ… ろ! 78 00:09:54,644 --> 00:09:56,646 やめてくれ! 79 00:09:56,646 --> 00:09:58,648 しっかりしろ ネズミ! 80 00:09:58,648 --> 00:10:01,648 水を…。 水を下さい! 81 00:10:06,656 --> 00:10:10,660 また 歌が聞こえた…。 「歌」? 82 00:10:10,660 --> 00:10:15,665 (老)どんな歌だ! どんなって…。 83 00:10:15,665 --> 00:10:18,665 その歌を歌えるか? 84 00:10:28,612 --> 00:10:40,624 ♪♪「風は魂をさらい 人は心を奪う」 85 00:10:40,624 --> 00:10:45,629 ♪♪「大地よ 雨風よ」 86 00:10:45,629 --> 00:10:52,636 ♪♪「天よ 光よ」 87 00:10:52,636 --> 00:10:58,642 ♪♪「ここに 全てをとどめて」 88 00:10:58,642 --> 00:11:04,648 ♪♪「ここに 全てをとどめ」 89 00:11:04,648 --> 00:11:13,657 ♪♪「ここで生きて」 90 00:11:13,657 --> 00:11:25,602 ♪♪「魂よ 心よ 愛よ 思いよ」 91 00:11:25,602 --> 00:11:37,602 ♪♪「ここに帰り ここに とどまって」 92 00:11:39,616 --> 00:11:42,616 あっ…。 大丈夫か ネズミ! 93 00:11:45,622 --> 00:11:50,622 まだ 歌える者が 残っていたとは…。 94 00:11:52,629 --> 00:11:56,633 (老)ネズミ。 お前が 紫苑と共に帰ってきたのも→ 95 00:11:56,633 --> 00:12:00,637 運命だったのかもしれん。 96 00:12:00,637 --> 00:12:03,640 教えてください 真実を。 97 00:12:03,640 --> 00:12:07,644 お話ししたとおり 僕は 沙布を助けたい。 98 00:12:07,644 --> 00:12:10,647 ネズミが こんなふうになったのは二度目だ。 99 00:12:10,647 --> 00:12:15,652 あなたは母の知り合いで NO.6の創設に関係し→ 100 00:12:15,652 --> 00:12:18,655 寄生蜂のことも知っている。 101 00:12:18,655 --> 00:12:20,657 そして 歌のことも。 102 00:12:20,657 --> 00:12:25,595 あなたは何者で どこまで知っているんですか。 103 00:12:25,595 --> 00:12:28,595 今度は あなたが話す番だ! 104 00:12:31,601 --> 00:12:35,605 (老)真実を知ること 友人を助けること。→ 105 00:12:35,605 --> 00:12:40,610 2つは結び付くと思うか? 分かりません。 106 00:12:40,610 --> 00:12:44,614 ただ 僕は ずっと 真実を見ようとしてこなかった。 107 00:12:44,614 --> 00:12:47,617 遠ざけられていたとか 隠されていたとか→ 108 00:12:47,617 --> 00:12:49,619 そんなのは言い訳にならない。 109 00:12:49,619 --> 00:12:55,625 だから…。 だから 知りたい。 この世界の本当の姿を。 110 00:12:55,625 --> 00:12:59,629 悔いることになるやもしれんぞ。 111 00:12:59,629 --> 00:13:01,629 覚悟しています。 112 00:13:05,635 --> 00:13:07,637 エリウリアス。 113 00:13:07,637 --> 00:13:10,640 「エリウリアス」? 114 00:13:10,640 --> 00:13:14,640 それが彼女の名前だ。 115 00:14:48,638 --> 00:14:51,641 (力河)ない…。 ない…。 どこ行ったんだ チクショー! 116 00:14:51,641 --> 00:14:53,643 (イヌカシ)何 捜してんの? 117 00:14:53,643 --> 00:14:56,646 (力河)イヌカシ 何しに来た? 118 00:14:56,646 --> 00:14:58,648 (イヌカシ)ちょっと 情報が欲しい。 119 00:14:58,648 --> 00:15:02,652 笑わせるな。 俺の情報が お前に買えるほど安いわけ…。 120 00:15:02,652 --> 00:15:06,656 (イヌカシ)紫苑に関係あるんだけど。 (力河)何!? 121 00:15:06,656 --> 00:15:09,659 紫苑が どうした! 何があった!? 122 00:15:09,659 --> 00:15:13,663 物々交換といこうじゃないか。 123 00:15:13,663 --> 00:15:17,667 (老)私は NO.6の基盤を成す→ 124 00:15:17,667 --> 00:15:20,670 再生プロジェクトの 主要メンバーだった。→ 125 00:15:20,670 --> 00:15:25,675 度重なる戦禍。 残された6つの土地。→ 126 00:15:25,675 --> 00:15:31,681 そこから いさかいも 貧困もない 理想都市を築こうとした。→ 127 00:15:31,681 --> 00:15:37,681 私は…。 いや 誰もが 情熱に燃えていた。 128 00:15:39,689 --> 00:15:42,692 (楊眠) だが うまくいかなかった。→ 129 00:15:42,692 --> 00:15:45,695 一握りのエリートたちによって 掲げられた理想は→ 130 00:15:45,695 --> 00:15:48,631 たちまち 権力へと変貌し→ 131 00:15:48,631 --> 00:15:51,634 盾突く者 異を唱える者→ 132 00:15:51,634 --> 00:15:54,637 疑問を持っただけの者さえ 徹底して排除した。→ 133 00:15:54,637 --> 00:15:59,642 それがNO.6の 今に至る本質さ。 134 00:15:59,642 --> 00:16:03,646 紫苑と 沙布という少女も…。 火藍?→ 135 00:16:03,646 --> 00:16:06,646 どうかした? 136 00:16:08,651 --> 00:16:10,653 (老)瞬く間だった。→ 137 00:16:10,653 --> 00:16:14,657 恐ろしい速度で あの都市は育っていった。→ 138 00:16:14,657 --> 00:16:18,661 堅牢な よろいをまとった 怪物へと。→ 139 00:16:18,661 --> 00:16:21,664 私は そのことにも気付かず→ 140 00:16:21,664 --> 00:16:26,669 周辺の環境調査に没頭していた。 141 00:16:26,669 --> 00:16:31,674 そして出会ったのだ エリウリアスに。 142 00:16:31,674 --> 00:16:35,678 誰なんですか? そのエリウリアスというのは。 143 00:16:35,678 --> 00:16:38,681 (老)偉大なる王…。 支配者。→ 144 00:16:38,681 --> 00:16:42,681 人間が及びもつかない 絶対的な力。 145 00:16:44,687 --> 00:16:50,627 初めて 彼女と出会ったとき 私も そんな顔をしていたよ。 146 00:16:50,627 --> 00:16:53,630 私は 彼女に夢中になった。→ 147 00:16:53,630 --> 00:16:56,633 そして 研究に埋没し→ 148 00:16:56,633 --> 00:16:59,636 膨大なリポートを 上層部に提出した。→ 149 00:16:59,636 --> 00:17:04,641 だが その結果 殺されかかった。→ 150 00:17:04,641 --> 00:17:09,646 そのころには NO.6は 邪魔者を排除することに→ 151 00:17:09,646 --> 00:17:12,649 何の ためらいも なくなっていた。→ 152 00:17:12,649 --> 00:17:14,651 私は逃げるしかなかった。→ 153 00:17:14,651 --> 00:17:19,656 居住可能地域外とされる この渓谷へ。 154 00:17:19,656 --> 00:17:22,659 じゃあ…。 (老)そうだ。→ 155 00:17:22,659 --> 00:17:27,664 ここにいるのは 皆 NO.6を追われた者たちだ。 156 00:17:27,664 --> 00:17:32,669 だが やつらの欲望は とどまるところを知らなかった。 157 00:17:32,669 --> 00:17:36,673 エリウリアスと遭遇した かの地には→ 158 00:17:36,673 --> 00:17:39,676 森の民と呼ばれる人がいた。 159 00:17:39,676 --> 00:17:42,679 自然をあがめ 調和して生きる人々だ。 160 00:17:42,679 --> 00:17:48,618 彼らが 敬い たたえていたのが エリウリアスだった。→ 161 00:17:48,618 --> 00:17:53,623 だが NO.6は 彼女を… その力を手に入れるため→ 162 00:17:53,623 --> 00:17:55,625 かの地に攻め込み…。 163 00:17:55,625 --> 00:17:58,628 (放射音) 164 00:17:58,628 --> 00:18:00,630 (老)人々を焼き払った。 165 00:18:00,630 --> 00:18:03,633 ≪(悲鳴) 166 00:18:03,633 --> 00:18:06,636 《ハァ… ハァ… ハァ… ハァ… うっ!》 167 00:18:06,636 --> 00:18:12,636 (老)そう。 ネズミを その親を 家族らを! 168 00:18:16,646 --> 00:18:22,646 (老)ネズミは 森の民の ただ1人の生き残りだ。 169 00:18:28,658 --> 00:18:30,660 ネズミ…。 170 00:18:30,660 --> 00:18:33,663 1つ聞きたいことがある。 171 00:18:33,663 --> 00:18:35,665 俺は エリウリアスを知らない。 172 00:18:35,665 --> 00:18:39,669 その姿を見たことも 声を聞いたことも…。 173 00:18:39,669 --> 00:18:42,672 (老)お前は 歌を聞いた。→ 174 00:18:42,672 --> 00:18:45,675 お前は エリウリアスに いざなわれている。 175 00:18:45,675 --> 00:18:48,611 その先が どこかは分からない。 176 00:18:48,611 --> 00:18:53,616 だが NO.6に 復讐を果たそうというのなら→ 177 00:18:53,616 --> 00:18:56,619 そのときは お前も虐殺者となる。 178 00:18:56,619 --> 00:19:01,624 自分が憎む相手と同じになる。 179 00:19:01,624 --> 00:19:03,624 くっ…! 180 00:19:05,628 --> 00:19:08,628 (老)紫苑 こちらへ。 181 00:19:12,635 --> 00:19:16,639 (老)ここに 私の研究の全てが収めてある。 182 00:19:16,639 --> 00:19:22,645 寄生蜂のこと エリウリアスのこと森の民のこと。 183 00:19:22,645 --> 00:19:25,648 何もかもだ。→ 184 00:19:25,648 --> 00:19:30,653 お前の友人を救出した後 解読してみてくれ。 185 00:19:30,653 --> 00:19:33,653 僕がですか? どうして…。 186 00:19:38,661 --> 00:19:41,664 私は NO.6で最初の→ 187 00:19:41,664 --> 00:19:46,664 蜂の宿主であり 生き延びた者なのだよ。 188 00:19:49,605 --> 00:19:52,608 (楊眠)これがNO.6の正体だ。→ 189 00:19:52,608 --> 00:19:55,611 信じられない? (火藍)いえ。→ 190 00:19:55,611 --> 00:19:59,615 ただ 何て言ったらいいか…。 191 00:19:59,615 --> 00:20:02,618 実はね 僕も→ 192 00:20:02,618 --> 00:20:07,623 大切なものを奪われたんだ。 NO.6にね。 193 00:20:07,623 --> 00:20:09,623 (起動音) 194 00:20:11,627 --> 00:20:13,629 妻と息子だ。→ 195 00:20:13,629 --> 00:20:16,632 学校の教師だった。→ 196 00:20:16,632 --> 00:20:20,636 紫苑と同じように ある日 突然 いなくなった。→ 197 00:20:20,636 --> 00:20:24,640 違うのは 行方不明者として 処理されたことくらいかな。 198 00:20:24,640 --> 00:20:28,644 (火藍)何てこと…。 199 00:20:28,644 --> 00:20:31,647 だから 火藍 僕には分かる。 200 00:20:31,647 --> 00:20:36,652 君の気持ちが 痛いほど よく分かるんだ。 201 00:20:36,652 --> 00:20:39,655 (火藍)違うわ 楊眠。 こんなこと間違ってる。 202 00:20:39,655 --> 00:20:42,658 失ったものを 他の何かで→ 203 00:20:42,658 --> 00:20:47,597 埋め合わせることなんて できないのよ。 だから…。 204 00:20:47,597 --> 00:20:50,600 仲間になれ。 (火藍)えっ? 205 00:20:50,600 --> 00:20:52,602 (楊眠)僕の仲間に。→ 206 00:20:52,602 --> 00:20:58,608 みんな 大切な家族を 恋人を 友人を奪われた者たちばかりだ。→ 207 00:20:58,608 --> 00:21:03,608 この見せ掛けの理想都市に…。 虚飾と欺瞞に満ちた魔窟にね。 208 00:21:06,616 --> 00:21:08,616 考えておいてくれ。 209 00:21:25,635 --> 00:21:28,638 ネズミ…。 俺が NO.6をなぜ憎むのか。 210 00:21:28,638 --> 00:21:30,640 えっ? 211 00:21:30,640 --> 00:21:34,644 あんたの目覚めを 少しばかり 良くしてやっただけだよ。 212 00:21:34,644 --> 00:21:40,650 まっ もうちょっと ましな情報が 手に入るかと思ったけど仕方ない。 213 00:21:40,650 --> 00:21:43,650 飯でも食ってから ゆっくり考えようぜ。 214 00:21:55,598 --> 00:21:59,602 (イヌカシ)おやおや。 ずいぶんと またゆっくりな お戻りで。 215 00:21:59,602 --> 00:22:02,605 イヌカシ! 力河さん! 216 00:22:02,605 --> 00:22:05,608 紫苑 水くさいぞ! 217 00:22:05,608 --> 00:22:09,612 1人で NO.6に戻るなんて 無茶にも 程があるだろうが! 218 00:22:09,612 --> 00:22:13,616 えっ? でも…。 火藍に会いに行くなら 行くと→ 219 00:22:13,616 --> 00:22:16,619 どうして 俺に 一言 言ってくれなかったんだ! 220 00:22:16,619 --> 00:22:18,621 (イヌカシ)ああ。 あれ 嘘。 (力河)えっ? 221 00:22:18,621 --> 00:22:21,624 (イヌカシ)ああ言えば おっさん すぐ 食い付くと思ってさ。 222 00:22:21,624 --> 00:22:24,627 何ぃ!? これ 返しとくよ。 223 00:22:24,627 --> 00:22:26,629 あー! 224 00:22:26,629 --> 00:22:29,632 おっさんに手伝ってもらえと 言った覚えはないぞ。 225 00:22:29,632 --> 00:22:31,634 かえって お荷物だ。 226 00:22:31,634 --> 00:22:34,637 矯正施設ってのが 俺1人じゃ担ぎきれないほどの→ 227 00:22:34,637 --> 00:22:37,640 大荷物なんだよ。 228 00:22:37,640 --> 00:22:39,642 フゥ~。 まっ いいか。 229 00:22:39,642 --> 00:22:43,646 よくない! 説明しろ。 どういうことだ? 230 00:22:43,646 --> 00:22:46,666 お前ら いったい…。 イヌカシから聞いたんだろ。 231 00:22:46,666 --> 00:22:49,585 俺と紫苑は 矯正施設に潜り込む。 232 00:22:49,585 --> 00:22:52,588 あんたは イヌカシと 事前に情報を集め→ 233 00:22:52,588 --> 00:22:57,593 その手ほどきをする。 それだけだ。お前も一緒に? 234 00:22:57,593 --> 00:23:01,597 気は確かか!? 相手はNO.6だぞ。 235 00:23:01,597 --> 00:23:04,600 まして その矯正施設だなんて! 236 00:23:04,600 --> 00:23:09,605 あそこは 都市の根幹に関わる 何かを担う特別な機関なんだ。 237 00:23:09,605 --> 00:23:14,610 矯正施設を破壊すれば NO.6そのものに亀裂が入る。 238 00:23:14,610 --> 00:23:18,614 かつて 記者魂に火を付けて 体当たりした あんたを→ 239 00:23:18,614 --> 00:23:21,617 あっさり突き落とした NO.6にな。 240 00:23:21,617 --> 00:23:24,620 何だ! その嫌みな物言いは。 241 00:23:24,620 --> 00:23:29,625 そんな挑発に この俺が…。 (イヌカシ)だったら 帰っていいよ。 242 00:23:29,625 --> 00:23:33,629 せいぜい 昔の写真を眺めて 青春の思い出に浸ってな。 243 00:23:33,629 --> 00:23:37,633 (力河)イヌカシ! てめえは いいのかよ。 244 00:23:37,633 --> 00:23:41,633 俺は もう決めたんだ。 あんたは どっちだ? 245 00:23:50,580 --> 00:23:52,582 うぅ…!→ 246 00:23:52,582 --> 00:23:55,582 チクショー! どうにでもなれ! 247 00:23:59,589 --> 00:24:07,597 ♪♪~ 248 00:24:07,597 --> 00:24:09,599 ありがとう。 249 00:24:09,599 --> 00:24:21,611 ♪♪~ 250 00:24:21,611 --> 00:24:23,613 ≪(メカネズミの鳴き声) 251 00:24:23,613 --> 00:24:27,617 まあ! ネズミさん。 また来てくれたのね。 252 00:24:27,617 --> 00:24:29,617 ありがと。 253 00:24:36,626 --> 00:24:39,629 (火藍)何てこと…。 254 00:24:39,629 --> 00:24:43,633 「母さん ありがとう。 いつまでも愛してる」 255 00:24:43,633 --> 00:24:47,637 私 何てこと…。 256 00:24:47,637 --> 00:24:51,641 駄目…。 駄目よ 紫苑! 257 00:24:51,641 --> 00:24:54,641 紫苑っ!! 258 00:24:56,646 --> 00:25:06,646 ♪♪~