1 00:00:21,067 --> 00:00:27,934 答えのない日々に 溜息漏らす度 2 00:00:28,033 --> 00:00:34,934 本当の僕はもう見えなくなっちゃった 3 00:00:35,767 --> 00:00:42,434 耳を澄ましても 聞こえない君の声 4 00:00:42,667 --> 00:00:49,267 追いかけて今日も歩き続ける 5 00:00:49,400 --> 00:00:56,901 伝えられずにいた想いは 時を経て 蛹になって 6 00:00:57,100 --> 00:01:04,901 羽広げやがて飛び立つ 7 00:01:05,067 --> 00:01:12,000 忘れない 大切な ひとつ ひとつ 8 00:01:12,200 --> 00:01:19,734 届くかな この想い どうか いつか 9 00:01:20,367 --> 00:01:25,934 ちっぽけなこの僕にできること 10 00:01:26,033 --> 00:01:34,667 少しずつでも伝えてみたいんだ 11 00:01:40,033 --> 00:01:43,033 小さい頃から時々 変なものを見た 12 00:01:43,234 --> 00:01:47,100 ウヒウヒ ウヒウヒヒ… ウァ ギャッ ギャギャギャッ… 13 00:01:47,267 --> 00:01:49,334 やれやれ 今日も釣れなかった 14 00:01:49,467 --> 00:01:50,767 腹が減ったなァ 15 00:01:51,167 --> 00:01:53,200 アケビでも採りにいくか… 16 00:01:53,334 --> 00:01:54,000 おい 17 00:01:54,067 --> 00:01:54,567 ひぃっ!? 18 00:01:55,567 --> 00:01:57,367 えぇ〜… 19 00:01:58,901 --> 00:01:59,901 うわあーっ! 20 00:01:59,968 --> 00:02:04,100 たった今 この辺で 人の子を見なかったか? 21 00:02:04,334 --> 00:02:04,968 うう… あああ… 22 00:02:05,033 --> 00:02:06,267 友人帳の… 23 00:02:06,868 --> 00:02:10,968 夏目レイコの孫が こっちに 逃げて来た… はずなのだ! 24 00:02:11,033 --> 00:02:13,133 ひっ ひぃ〜〜っ! 25 00:02:13,200 --> 00:02:15,834 隠し立てすればお前らも喰うぞ 26 00:02:16,434 --> 00:02:17,567 -ん〜? -し 知らぬぞ〜! 27 00:02:17,634 --> 00:02:18,834 本当だ! 28 00:02:18,901 --> 00:02:22,667 チッ おのれ どこへ逃げた… 29 00:02:23,334 --> 00:02:26,901 ああ〜 美味そうだったのに… 夏目… 30 00:02:27,701 --> 00:02:28,901 はぁ〜 31 00:02:29,734 --> 00:02:30,234 いっ!? 32 00:02:30,300 --> 00:02:33,968 よっ! えいっ ハァ… 行ったか 33 00:02:34,033 --> 00:02:35,767 ひゃあっ 人の子! 34 00:02:36,133 --> 00:02:41,834 他の人には見えないらしいそうだ おそらく “妖怪”と呼ばれるものの類 35 00:02:49,868 --> 00:02:51,133 ハァ ハァ ハァ… 36 00:02:51,200 --> 00:02:53,567 祖母の遺品 友人帳… 37 00:02:54,267 --> 00:02:56,567 強い妖力を持っていた祖母レイコは 38 00:02:57,000 --> 00:02:59,801 出会った妖怪に 片っ端から勝負を挑み 39 00:03:00,334 --> 00:03:03,667 打ち負かすと 子分になる証に その名を書かせた 40 00:03:04,601 --> 00:03:08,801 名を呼べば決して逆らえない 契約書の束 友人帳 41 00:03:09,434 --> 00:03:13,267 それを継いで以来 こんな風に 妖怪達に追われる日々 42 00:03:16,434 --> 00:03:17,501 ハァ… 43 00:03:18,000 --> 00:03:19,634 息を整えて入らないと 44 00:03:20,234 --> 00:03:20,734 ん? 45 00:03:22,300 --> 00:03:23,901 ん…? 茶碗? 46 00:03:25,200 --> 00:03:26,467 何でこんなところに… 47 00:03:27,334 --> 00:03:27,834 あっ 48 00:03:28,467 --> 00:03:28,968 うわっ! 49 00:03:32,033 --> 00:03:34,868 あ… んっ はっ! んあっ! 50 00:03:35,901 --> 00:03:40,234 はっ… おいこら 出て来い! 人の家の下に 勝手に入るな! 51 00:03:40,367 --> 00:03:41,133 貴志くん? 52 00:03:41,400 --> 00:03:43,400 はいっ! いって〜〜っ 53 00:03:44,300 --> 00:03:46,067 あ… と 塔子さん… 54 00:03:46,267 --> 00:03:50,567 ただいま 買い物遅くなっちゃって… 大丈夫? 55 00:03:50,734 --> 00:03:51,968 あぁ… ええ… 56 00:03:52,501 --> 00:03:53,234 どうしたの? 57 00:03:53,567 --> 00:03:57,701 その… 鼠がいたのが見えたんですけど 気のせいでした 58 00:03:57,901 --> 00:03:58,634 まあ… 59 00:03:59,234 --> 00:04:02,868 でも大丈夫よ うちには 猫ちゃんがいるものね 60 00:04:03,100 --> 00:04:04,501 えっ… はい… 61 00:04:04,801 --> 00:04:07,501 まあまあ こんなに汚れちゃって 62 00:04:08,634 --> 00:04:09,367 あは… 63 00:04:12,434 --> 00:04:15,300 そうだ 今日はスキヤキよ 貴志くん 64 00:04:15,434 --> 00:04:16,934 あは… うれしいです 65 00:04:17,534 --> 00:04:18,033 はぁ… 66 00:04:18,367 --> 00:04:23,100 危なかった 奇妙に見えそうな行動は とらないようにしなければ… 67 00:04:25,267 --> 00:04:28,901 もし本当に鼠なら 鼠捕りを買ってこなくちゃな 68 00:04:28,968 --> 00:04:31,501 あ いえ たぶん見間違いでしたから 69 00:04:32,067 --> 00:04:35,100 近所の小犬が迷い込んだのかも しれないわね 70 00:04:35,734 --> 00:04:37,501 貴志くん おかわりは? 71 00:04:37,801 --> 00:04:39,300 あ… はい 72 00:04:40,234 --> 00:04:40,734 はい 73 00:04:41,300 --> 00:04:43,000 両親を早くに亡くし 74 00:04:43,467 --> 00:04:48,033 親戚の間をたらい回しにされてきた 俺を 引き取ってくれた 藤原夫妻 75 00:04:49,234 --> 00:04:51,701 -ここは俺の 大切な場所 -はい どうぞ 76 00:04:53,234 --> 00:04:55,767 それは“影茶碗”という奴だな 77 00:04:55,968 --> 00:04:59,133 もう二週間くらい 床下に住み着いとるぞ 78 00:04:59,434 --> 00:05:02,601 ぶーっ! 二週間!? 住み着いてる!? 79 00:05:02,868 --> 00:05:04,968 先生 用心棒だろ!? 80 00:05:05,167 --> 00:05:06,434 落ち着け 阿呆 81 00:05:06,701 --> 00:05:10,200 おおっ 当たりだ夏目 もう一本貰って来い 82 00:05:10,534 --> 00:05:11,501 先生! 83 00:05:11,634 --> 00:05:15,100 名工に焼かれた茶碗は 欠けて捨てられた後 84 00:05:15,167 --> 00:05:18,834 大地の力を吸って 妖ものになる事もあるらしい 85 00:05:19,334 --> 00:05:23,667 そして 人恋しくて 古い民家の 床下に住み着くのさ 86 00:05:24,367 --> 00:05:25,534 人恋しくて… 87 00:05:25,968 --> 00:05:31,133 その家に災いが訪れる時 家中を走り回って知らせたり 88 00:05:31,667 --> 00:05:36,634 気まぐれに 身代わりとして災厄を 受けてくれる事もあるらしいぞ 89 00:05:36,868 --> 00:05:38,634 害は ないのか… 90 00:05:38,968 --> 00:05:40,067 そういう事だ 91 00:05:40,234 --> 00:05:43,234 まぁ 飽きれば出て行くさ 放っておけ 92 00:05:43,434 --> 00:05:43,934 あむっ 93 00:05:44,100 --> 00:05:45,100 そうなのか… 94 00:05:45,367 --> 00:05:47,267 だいたい用心棒と言っても 95 00:05:47,434 --> 00:05:50,334 私はお前の死後 友人帳をもらう約束で 96 00:05:50,434 --> 00:05:54,367 そいつを狙って来る妖どもから 守ってやってるだけ… 97 00:05:54,534 --> 00:05:55,033 あ? 98 00:05:56,200 --> 00:05:57,601 こんばんは〜〜 99 00:05:57,968 --> 00:05:58,701 わあっ!? 100 00:05:58,968 --> 00:06:00,667 夏目様ですよね〜? 101 00:06:00,968 --> 00:06:03,701 名を返していただきに参りました〜 102 00:06:05,067 --> 00:06:10,701 友人帳を受け継いだ俺は 祖母に代わって 妖怪達に名前を返す事にした 103 00:06:11,834 --> 00:06:14,868 まず相手の姿をイメージし 念じる 104 00:06:15,767 --> 00:06:18,667 “我を護りし者よ その名を示せ” 105 00:06:20,767 --> 00:06:22,834 名前を開放するのに必要なのは 106 00:06:23,400 --> 00:06:26,334 レイコ同じ血を持つ者の 唾液と息 107 00:06:28,267 --> 00:06:28,767 ふっ… 108 00:06:33,701 --> 00:06:35,601 ありがとうございます 109 00:06:38,133 --> 00:06:39,234 んっ あぁ… 110 00:06:39,467 --> 00:06:41,968 名前を返すと 酷く疲れる 111 00:06:42,133 --> 00:06:43,367 バカ者ー! 112 00:06:43,467 --> 00:06:46,100 また友人帳が薄く なるではないか! コラ! 113 00:06:46,167 --> 00:06:49,300 -勝手にやってきて 勝手に去っていく… -何考えてんだ お前は! 分かっとんのか コラ! 114 00:06:49,567 --> 00:06:54,734 そういうものに心を振り回されないように いつかは 強くなれるだろうか 115 00:06:58,501 --> 00:07:01,734 何の音だ…? まるで 足音… 116 00:07:02,234 --> 00:07:02,734 あっ 117 00:07:02,801 --> 00:07:03,334 イタッ! 118 00:07:03,400 --> 00:07:08,400 “その家に災いが訪れる時 家中を走り回って知らせたり…” 119 00:07:12,033 --> 00:07:13,701 早速 走り回ってる! 120 00:07:16,300 --> 00:07:17,133 あっ 危ない! 121 00:07:17,701 --> 00:07:18,200 はっ 122 00:07:19,701 --> 00:07:21,868 はぁ〜 おっ わっ… 123 00:07:25,200 --> 00:07:25,701 ぬ〜ん 124 00:07:26,200 --> 00:07:27,067 先生〜! 125 00:07:27,133 --> 00:07:30,133 ええい もぅ 私のせいでは ないだろうが! 126 00:07:32,267 --> 00:07:36,000 つまり近々 あの家に 災厄が訪れるということか 127 00:07:36,901 --> 00:07:37,534 はぁ… 128 00:07:38,501 --> 00:07:42,033 どうした? 夏目 とうとう恋煩いか? 129 00:07:42,434 --> 00:07:45,801 いや そんなんじゃないよ ちょっと寝不足なんだ 130 00:07:45,901 --> 00:07:49,200 ははぁ〜 ま〜た エッチな本でも見てたな 131 00:07:49,300 --> 00:07:50,868 ハハ… 違うよ 132 00:07:51,167 --> 00:07:53,400 なになに? 夏目くんがどうしたって? 133 00:07:53,467 --> 00:07:55,400 女子には関係ない話っ 134 00:07:55,534 --> 00:07:58,100 何よ ケチねぇ 教えてくれたっていいじゃない 135 00:07:58,167 --> 00:07:59,033 おっ おわっ 痛っ! 136 00:07:59,100 --> 00:07:59,601 おっ…!? 137 00:07:59,934 --> 00:08:02,133 この町に来て 友人もできた 138 00:08:02,868 --> 00:08:07,868 祖母には… レイコさんには人間の 友人は ほとんどいなかったらしい 139 00:08:08,868 --> 00:08:14,067 だからだろうか… 彼女が片っ端から 妖怪達に喧嘩を吹っ掛けていたのは… 140 00:08:16,300 --> 00:08:20,033 あいたたたた… ええと 杖 杖… 141 00:08:20,501 --> 00:08:24,033 大丈夫ですか? 杖ならここに 立てますか? 142 00:08:24,300 --> 00:08:26,367 おやおや ご親切に… 143 00:08:26,601 --> 00:08:29,334 ボウヤには私が見えるんだねぇ 144 00:08:29,400 --> 00:08:31,300 え… しまった! 妖怪か! 145 00:08:31,801 --> 00:08:32,868 うっ はっ あ… 146 00:08:32,934 --> 00:08:37,567 いひひひ… おおボウヤ 何て強い力持ってるんだ? 147 00:08:37,634 --> 00:08:38,934 は… 放せ! 148 00:08:39,000 --> 00:08:42,701 丁度よかった 私は目が悪くてね 149 00:08:42,868 --> 00:08:45,934 ボウヤ このおばばの 手伝いをしておくれよ 150 00:08:46,200 --> 00:08:51,868 昔 この辺りでとても強い力を 持った妖に鏡を借りてね 151 00:08:52,234 --> 00:08:55,334 名も知らぬが そいつは 大きな災いを呼ぶと 152 00:08:55,467 --> 00:08:58,033 他の妖どもに恐れられていた 153 00:08:58,534 --> 00:09:03,334 しかしボウヤほどの実力があれば きっと見つけられるはず 154 00:09:03,400 --> 00:09:07,033 なっ 放せ! 無理だ 悪いが手伝えない! 155 00:09:07,467 --> 00:09:08,901 あっ… でっ!? 156 00:09:08,968 --> 00:09:10,968 おやおや ダメだねぇ… 157 00:09:11,133 --> 00:09:14,167 妖ものが見えるのに 分からないのかい? 158 00:09:14,367 --> 00:09:16,334 断ったらどうなるか… 159 00:09:16,601 --> 00:09:18,200 とにかく面倒はごめんだ 160 00:09:18,567 --> 00:09:21,234 そんな災いを招く妖怪に 関わったりしたら… 161 00:09:22,167 --> 00:09:24,901 藤原家に もし何か 持ち込んでしまったら… 162 00:09:26,133 --> 00:09:28,267 かわいそうだが気に入ってしまった 163 00:09:28,434 --> 00:09:30,200 手伝ってくれぬと言うなら… 164 00:09:30,267 --> 00:09:30,767 は… 165 00:09:30,934 --> 00:09:31,734 祟る! 166 00:09:32,434 --> 00:09:32,934 はっ… 167 00:09:33,534 --> 00:09:36,200 やめろー! くっ ハッ ハッ… 168 00:09:36,267 --> 00:09:38,067 明日もここで待っているよ 169 00:09:38,234 --> 00:09:39,234 来なかったら… 170 00:09:39,801 --> 00:09:40,901 殺す! 171 00:09:40,968 --> 00:09:41,534 ハッ… 172 00:09:43,067 --> 00:09:45,200 ニャンコ先生ーっ! 173 00:09:45,267 --> 00:09:47,567 -くっ ハッ ハッ ハッ… -んあ? どうした夏目 174 00:09:47,634 --> 00:09:50,834 ハァ… やばい… 何か変な奴に… 175 00:09:51,334 --> 00:09:54,834 あ お前 祟りを受けかけておるな 176 00:09:55,033 --> 00:09:58,467 私の獲物に手を出すとは どこのどいつだ! 177 00:09:58,701 --> 00:10:00,434 -お… おばば… -ん? 178 00:10:00,634 --> 00:10:03,133 ん? おばば? 何か怖いぞ 179 00:10:03,200 --> 00:10:03,701 う… 180 00:10:03,767 --> 00:10:06,501 お おい しっかりしろ夏目! おい… 181 00:10:06,567 --> 00:10:07,267 何だろう… 182 00:10:07,734 --> 00:10:12,534 そう言えばさっき おばばの言った 何かが少し引っ掛かった… 183 00:10:15,834 --> 00:10:19,968 影茶碗が走ってる… 俺が災いを持ち込んだから… 184 00:10:21,968 --> 00:10:24,067 今年も咲かないのかい? 185 00:10:25,133 --> 00:10:30,033 このまま枯れてしまったら 楽しみが減って寂しいじゃないか 186 00:10:31,934 --> 00:10:36,067 よし このおばばがきっと 助けてやるから… 待っといで 187 00:10:41,267 --> 00:10:45,367 夢…? ん… それとも あの おばば妖の… 188 00:10:46,601 --> 00:10:47,400 -あ -ん? 189 00:10:48,501 --> 00:10:49,367 来ちゃった 190 00:10:49,634 --> 00:10:53,801 ええーっ! な 何で!? 明日待ってるって言ったじゃないか! 191 00:10:54,300 --> 00:10:56,601 うふふふ… 待ちきれなくて 192 00:10:56,834 --> 00:11:00,033 せっかくヤツを見つけて くれそうな者に会えたんだ 193 00:11:00,234 --> 00:11:02,100 逃げられたら勿体ない 194 00:11:02,400 --> 00:11:05,367 このおばば 結構気が短いよ 195 00:11:05,534 --> 00:11:08,801 手伝うのかい? 手伝わないのかい? 196 00:11:09,300 --> 00:11:12,868 分かった 手伝うから この家に入らないでくれ! 197 00:11:13,133 --> 00:11:14,701 ふふふふふ… 198 00:11:14,834 --> 00:11:15,634 はぁ… 199 00:11:24,667 --> 00:11:29,133 あのおばば 先生も追い払えないような 力の強い奴なのか 200 00:11:29,267 --> 00:11:32,701 あれは多分 社持ちだった神格の妖… 201 00:11:33,200 --> 00:11:37,133 私はともかく 小物は触れれば 祟りを貰いかねない 202 00:11:37,734 --> 00:11:39,334 そんなに強いのか 203 00:11:39,634 --> 00:11:40,968 フン 忌々しい 204 00:11:41,534 --> 00:11:46,601 しかしこの時代 あの手の神は大抵 気を病んだり 弱ったりしているものさ 205 00:11:47,100 --> 00:11:50,300 あいつは目がぼんやりとしか 見えていないようだし 206 00:11:50,467 --> 00:11:52,601 適当に付き合って終わらせろ 207 00:11:53,467 --> 00:11:55,234 小物は気安く近づけない… 208 00:11:56,033 --> 00:11:59,467 だから 妖怪が見える人間の俺に 飛びついてきたのか 209 00:12:00,467 --> 00:12:02,834 妖とも人とも付き合えない神様… 210 00:12:04,968 --> 00:12:05,634 レイコさん… 211 00:12:06,667 --> 00:12:08,133 お この匂い… 212 00:12:08,834 --> 00:12:11,501 こっちだ ボウヤ よく来たね 213 00:12:11,868 --> 00:12:13,467 拒否権はないんでしょ 214 00:12:14,167 --> 00:12:15,567 あ… 花…? 215 00:12:15,868 --> 00:12:20,534 うふふ… いい香りだろ 見せびらかすために付けてきたのだ 216 00:12:20,968 --> 00:12:23,234 確かに いい香りですね 217 00:12:23,767 --> 00:12:26,701 おお そうかい そうだろそうだろ 218 00:12:27,133 --> 00:12:29,567 さあ こっちだ おいでボウヤ 219 00:12:29,968 --> 00:12:32,801 この先の森で ヤツと出会ったのだ 220 00:12:34,033 --> 00:12:35,734 ボウヤはやめて下さい 221 00:12:37,400 --> 00:12:38,267 そうか… 222 00:12:39,000 --> 00:12:43,367 妖怪との交流も少ないなら “友人帳”の夏目なんて知らないか 223 00:12:50,534 --> 00:12:53,200 これは 道が分からなくなりそうだ… 224 00:12:53,901 --> 00:12:55,200 こっちだよ こっち 225 00:12:55,968 --> 00:12:58,434 ほら この辺りでヤツに会ったんだ 226 00:12:59,267 --> 00:13:03,834 その 災いを呼ぶと恐れられている 妖怪ってどんな奴です? 227 00:13:04,234 --> 00:13:07,601 ふむ… まぁ はっきり 見えていたわけではないが 228 00:13:07,934 --> 00:13:10,000 結構小さいヤツだったよ 229 00:13:10,534 --> 00:13:11,367 小さい… 230 00:13:11,968 --> 00:13:15,100 死ぬ気でかかれば 俺と先生で何とかできるか… 231 00:13:15,801 --> 00:13:18,968 あれ? おばばは鏡を借りたと 言ってなかったか? 232 00:13:19,367 --> 00:13:20,868 そんなに危険な奴なのに? 233 00:13:21,667 --> 00:13:24,501 そうか あの時引っ掛かったのはこれか 234 00:13:25,033 --> 00:13:28,400 ふふ… 私は話し相手も少ないからね 235 00:13:29,133 --> 00:13:33,267 住処の近くにある花の老木を 可愛がっていたんだけど 236 00:13:33,801 --> 00:13:36,701 厄介な悪霊がついちまったんだ 237 00:13:37,033 --> 00:13:39,601 老木… あの夢は それか… 238 00:13:40,167 --> 00:13:45,167 おかげでその木が枯れてきて そいつを追い払うには鏡が必要でね 239 00:13:45,434 --> 00:13:50,000 探し歩いていたら 鏡を持ってるヤツが そこに座っていたんだ 240 00:13:50,200 --> 00:13:55,834 それを奪おうと思ったが… 返り討ちにあい 投げ飛ばされたのだ 241 00:13:56,100 --> 00:13:58,067 かなりダメダメな神だな 242 00:13:58,534 --> 00:14:02,701 それでも どうしても鏡が欲しいと 頼んだら くれたのだ 243 00:14:02,934 --> 00:14:04,868 え… 恐れられていたのに? 244 00:14:05,534 --> 00:14:07,100 結構いい奴じゃないですか 245 00:14:07,667 --> 00:14:08,934 そうなのだよ 246 00:14:09,133 --> 00:14:14,167 しかし他の妖達は いつもヤツを 遠巻きにして恐れているようだったし 247 00:14:14,767 --> 00:14:16,834 ヤツ自身も言っていたのだ 248 00:14:17,467 --> 00:14:19,968 自分は災厄を招いてしまうと 249 00:14:20,367 --> 00:14:23,667 人間の事があまり好きではないとも 250 00:14:23,801 --> 00:14:24,400 あ… 251 00:14:26,200 --> 00:14:29,801 鏡を貰ったが 私はうまく祓えなくてね 252 00:14:30,234 --> 00:14:32,501 やっぱり返そうと会いに行ったら 253 00:14:32,734 --> 00:14:36,300 鏡を見るのは嫌いだからと 受け取ってくれなくって… 254 00:14:36,901 --> 00:14:40,601 その代わりに 時々会って 話すようになったのだが 255 00:14:41,067 --> 00:14:41,601 ん… 256 00:14:42,100 --> 00:14:47,667 ああ… こうやってよぉく見ると この辺りに傷があった 257 00:14:48,300 --> 00:14:50,734 妖どもをあんなに恐れさせるのに 258 00:14:50,868 --> 00:14:53,100 人に作られた傷のようだった 259 00:14:53,734 --> 00:14:56,801 何だか可愛く思えて 住処へ招いたら 260 00:14:57,100 --> 00:14:59,033 私の社を見て… 261 00:14:59,601 --> 00:15:00,100 ん…? 262 00:15:00,400 --> 00:15:03,534 何故か 少しがっかりしていたよ 263 00:15:05,000 --> 00:15:07,334 その後 事情を話したら 264 00:15:07,501 --> 00:15:10,634 ヤツが老木の悪霊を 祓ってくれたのだ 265 00:15:10,767 --> 00:15:13,567 ほら この花がその樹の花だよ 266 00:15:14,267 --> 00:15:15,934 それにしても何故だろう… 267 00:15:16,200 --> 00:15:19,501 お前の匂いは ヤツの匂いによく似ている 268 00:15:19,701 --> 00:15:22,567 あ よく見ればその面差しも 269 00:15:23,567 --> 00:15:26,601 その鏡 俺にもよく見せてください 270 00:15:29,701 --> 00:15:32,934 かすかにさっきから感じる 友人帳の熱… 271 00:15:40,400 --> 00:15:42,701 おばば… おばばが探しているのは… 272 00:15:42,767 --> 00:15:44,200 やっと見つけた… 273 00:15:44,267 --> 00:15:44,767 はっ… 274 00:15:44,901 --> 00:15:46,868 友人帳の夏目… 275 00:15:47,133 --> 00:15:47,634 あっ 276 00:15:47,834 --> 00:15:51,901 今度は逃がさん いただくぞォォォ 277 00:15:52,234 --> 00:15:52,767 うわっ! 278 00:15:52,834 --> 00:15:53,968 グワゥゥ 279 00:15:54,100 --> 00:15:54,868 この前のっ! 280 00:15:55,067 --> 00:15:56,234 ングウゥゥ 281 00:15:57,033 --> 00:15:57,868 左肩が…っ! 282 00:15:58,033 --> 00:15:59,701 ん ニャンポロリン 283 00:16:01,067 --> 00:16:02,100 ウグワアアーーッ 284 00:16:02,167 --> 00:16:02,767 先生っ! 285 00:16:03,400 --> 00:16:05,100 グウッ ウ… 286 00:16:05,400 --> 00:16:06,501 失せろ! 287 00:16:06,567 --> 00:16:09,300 ウ… アァ… ウギャアアー… 288 00:16:10,033 --> 00:16:10,701 うあっ 痛っ! 289 00:16:11,033 --> 00:16:12,267 チッ 夏目! 290 00:16:12,868 --> 00:16:13,367 はっ… 291 00:16:13,567 --> 00:16:15,667 しっかりしろ 軟弱者め! 292 00:16:15,934 --> 00:16:16,601 う… 293 00:16:16,801 --> 00:16:17,434 ボウヤ… 294 00:16:17,801 --> 00:16:19,601 う… ん? ハァ… 295 00:16:19,667 --> 00:16:22,767 おや良かった 肩大丈夫だね 296 00:16:23,234 --> 00:16:25,133 喰われたかと思ったが 297 00:16:25,234 --> 00:16:27,667 はい 折れてもいないみたいです 298 00:16:28,067 --> 00:16:33,901 てっきりそのお饅頭は ボウヤの 用心棒かと思ったら 役に立たないね 299 00:16:34,033 --> 00:16:36,667 何!? 追っ払ってやっただろうが! 300 00:16:36,901 --> 00:16:39,234 大体こいつが不注意すぎるのだ! 301 00:16:39,567 --> 00:16:42,567 そうだな もっと慎重にならないと 302 00:16:43,467 --> 00:16:45,067 もう 昔とは違うのだから… 303 00:16:46,033 --> 00:16:46,667 俺には… 304 00:16:47,501 --> 00:16:51,501 基本的にこいつの肩や腕の 1本 2本どうだっていいんだ 305 00:16:51,701 --> 00:16:53,367 友人帳さえ無事なら 306 00:16:53,834 --> 00:16:56,300 おい夏目 友人帳は無事だろうな 307 00:16:56,634 --> 00:16:57,234 ああ 308 00:16:59,734 --> 00:17:00,234 おばば 309 00:17:00,701 --> 00:17:01,200 ん? 310 00:17:01,667 --> 00:17:03,667 友人帳に名前がありますね 311 00:17:04,033 --> 00:17:05,100 友人帳? 312 00:17:05,901 --> 00:17:10,567 ああ そう言えば 何かに名を 書いた事はあったな 313 00:17:10,934 --> 00:17:15,334 それ以来 何故かヤツは ここに来なくなってしまったなぁ 314 00:17:16,267 --> 00:17:18,901 おばば… 探してもいないはずだ 315 00:17:19,501 --> 00:17:25,033 それは多分人の子で… 夏目レイコという 俺の祖母だった人なんです 316 00:17:25,901 --> 00:17:26,400 ん? 317 00:17:28,033 --> 00:17:30,834 “我を護りし者よ その名を示せ” 318 00:17:33,667 --> 00:17:34,601 名を返そう… 319 00:17:36,167 --> 00:17:36,767 受けてくれ… 320 00:17:37,334 --> 00:17:38,200 ふっ… 321 00:17:40,934 --> 00:17:41,934 “アオクチナシ” 322 00:17:44,434 --> 00:17:46,033 ああ 忌々しい 323 00:17:46,801 --> 00:17:50,434 あの樹の花を愛でるのだけが 楽しみだというのに… 324 00:17:50,601 --> 00:17:53,834 鏡… 鏡さえあれば… 325 00:17:54,234 --> 00:17:54,734 あ… 326 00:17:56,801 --> 00:17:57,534 鏡… 327 00:17:58,300 --> 00:18:00,667 おい あれ あそこに座っている 328 00:18:00,901 --> 00:18:03,167 おお あいつは災いのもと 329 00:18:03,300 --> 00:18:05,501 鬼神より恐ろしいと聞くぞ 330 00:18:05,701 --> 00:18:07,300 近づかぬよう 迂回しよう 331 00:18:07,501 --> 00:18:08,934 そうしよう そうしよう 332 00:18:09,000 --> 00:18:09,801 恐ろしい… 333 00:18:09,901 --> 00:18:13,267 なんと あの人の子のような 匂いの者が? 334 00:18:15,534 --> 00:18:18,400 ええい しかし頂くぞ! 335 00:18:19,200 --> 00:18:19,767 ぎゃ〜っ! 336 00:18:19,834 --> 00:18:20,334 ん? 337 00:18:21,100 --> 00:18:24,534 あいたたた… 不覚! ぬかったわ… 338 00:18:24,901 --> 00:18:27,734 ええっと… 杖 杖… お? 339 00:18:28,367 --> 00:18:31,133 大丈夫ですか? 杖ならここに 340 00:18:32,767 --> 00:18:33,534 立てますか? 341 00:18:33,934 --> 00:18:36,701 あ 私にお前さんの鏡をくれないかい? 342 00:18:36,901 --> 00:18:37,400 え? 343 00:18:37,601 --> 00:18:41,667 私が可愛がってる唯一の友に 鏡が必要なんだ 344 00:18:41,968 --> 00:18:44,300 鏡ならその先のお店に 345 00:18:44,501 --> 00:18:47,267 少しの間 貸してくれるだけでもいい 346 00:18:47,501 --> 00:18:48,200 え あ… 347 00:18:49,934 --> 00:18:51,534 フッ どうぞ 348 00:18:52,100 --> 00:18:53,501 本当かい!? でも… 349 00:18:53,901 --> 00:18:56,667 いいんです 見たってつける薬もないし 350 00:18:57,033 --> 00:18:59,734 え? 何だい 怪我をしているのかい? 351 00:19:00,067 --> 00:19:02,133 どれどれ よく見せてごらん 352 00:19:02,567 --> 00:19:04,434 ふふ くすぐったい… 353 00:19:05,133 --> 00:19:06,067 変な人… 354 00:19:09,133 --> 00:19:12,067 ああ 今日もいた 良かった 355 00:19:12,434 --> 00:19:13,968 鏡を返すよ 356 00:19:14,234 --> 00:19:16,667 私はもういらないから あげます 357 00:19:17,267 --> 00:19:18,033 でも… 358 00:19:18,501 --> 00:19:21,033 鏡を見るのは 嫌いだから… 359 00:19:24,100 --> 00:19:27,434 お前さん 最近よくここに来るね 360 00:19:27,868 --> 00:19:31,234 私は本当は もっと遠くへ行ってみたいの 361 00:19:32,300 --> 00:19:35,868 ずっとずっと遠く… 誰も知らないところ 362 00:19:36,667 --> 00:19:37,734 ふ〜ん… 363 00:19:38,133 --> 00:19:41,234 お前さん 私の家に遊びに来ないかい? 364 00:19:41,701 --> 00:19:43,567 え? 行ってもいいの? 365 00:19:44,033 --> 00:19:49,667 ああ 今は枯れかかっているが 綺麗な花の咲く樹があるんだよ 366 00:19:49,868 --> 00:19:50,868 見においで 367 00:19:52,300 --> 00:19:53,234 ここだよ 368 00:19:53,868 --> 00:19:54,601 社… 369 00:19:55,234 --> 00:19:57,234 そしてほら あの樹が… 370 00:19:57,901 --> 00:20:03,067 そうか そうよね… 変だと思った 私に構うなんて 371 00:20:04,033 --> 00:20:06,167 おばあさん 妖なのね 372 00:20:06,501 --> 00:20:07,000 ん? 373 00:20:07,567 --> 00:20:10,934 そうだお前さん 名前は何と言うんだい? 374 00:20:11,501 --> 00:20:15,400 知りたい? だったら ねぇ 私と勝負しない? 375 00:20:16,400 --> 00:20:19,300 あなたが勝ったら 何でもいう事を聞くわ 376 00:20:19,701 --> 00:20:21,634 何だったら 食べてもいいのよ 377 00:20:22,400 --> 00:20:25,334 けれど私が勝ったら あなたの名前を… 378 00:20:27,200 --> 00:20:28,601 ああ 思い出した 379 00:20:28,868 --> 00:20:32,167 勝負に負けた私は 紙に名前を書いた 380 00:20:32,534 --> 00:20:36,167 そしてあいつは結局 名乗ってくれなかったのだ 381 00:20:36,934 --> 00:20:40,968 そうか レイコというのか あの子の名は… 382 00:20:41,501 --> 00:20:42,968 夏目レイコ… 383 00:20:45,367 --> 00:20:48,767 では もうレイコはこの世におらぬのか 384 00:20:49,200 --> 00:20:51,934 はい 鏡は持っていてやってください 385 00:20:52,334 --> 00:20:53,834 じゃあ 帰ります 386 00:20:54,234 --> 00:20:57,634 ん 世話になったね レイコの孫よ 387 00:20:58,033 --> 00:21:01,067 その道を下って行くと人里に出るよ 388 00:21:01,434 --> 00:21:01,934 はい 389 00:21:05,934 --> 00:21:09,767 ふふふ その道をまっすぐだぞ さらば 390 00:21:10,734 --> 00:21:13,634 おばばがレイコさんを 妖と間違えたように 391 00:21:14,400 --> 00:21:16,033 レイコさんもおばばを人だと… 392 00:21:17,133 --> 00:21:21,167 人の友人ができたと思った時の 彼女は どんなに嬉しかっただろう… 393 00:21:21,968 --> 00:21:23,200 変だと思った… 394 00:21:24,133 --> 00:21:28,567 レイコさんはこの事で 妖を 嫌いになったりはしなかっただろうか 395 00:21:30,300 --> 00:21:31,767 おい夏目 見ろ 396 00:21:32,200 --> 00:21:32,701 え…? 397 00:21:34,934 --> 00:21:36,601 この花… おばばの… 398 00:21:36,801 --> 00:21:40,467 ああ レイコに悪霊を祓って もらったと言っていたな 399 00:21:40,667 --> 00:21:43,100 人のくせに ムチャクチャな女だ 400 00:21:43,734 --> 00:21:45,434 ああ… そうだな 401 00:21:46,234 --> 00:21:51,901 この樹を レイコさんが祓ってやったのは 確か… おばばが妖だと知った後… 402 00:21:53,834 --> 00:21:54,667 ただいま〜 403 00:21:55,634 --> 00:21:58,434 あれ? 塔子さん どうしました? 404 00:21:58,501 --> 00:22:02,868 あ 貴志くん見て 知らないお茶碗が落ちていて… 405 00:22:03,367 --> 00:22:05,167 ほら 誰のかしら? 406 00:22:05,234 --> 00:22:06,701 え? あ…! 407 00:22:07,601 --> 00:22:12,634 気まぐれに身代わりとして 災厄を 受けてくれる事もあるらしいぞ 408 00:22:14,100 --> 00:22:16,234 俺のです… 俺のなんです… 409 00:22:17,801 --> 00:22:18,634 とても大事な… 410 00:22:19,000 --> 00:22:19,567 あ…? 411 00:22:20,968 --> 00:22:24,200 勝手にやってきて 勝手に去っていく者達 412 00:22:25,167 --> 00:22:28,033 でも 一度でも触れ合ってしまったら 413 00:22:28,767 --> 00:22:34,701 それは誰に気付かれなくても 心を支え続ける大事な出会いなんだ 414 00:22:37,100 --> 00:22:47,801 失くした温もりをひとつひとつ並べて 415 00:22:49,100 --> 00:23:01,167 色とりどりの君の欠片は 笑った顔を描いた 416 00:23:03,634 --> 00:23:08,801 思い出のつくりかたも 417 00:23:09,767 --> 00:23:15,067 まるで上手くならないままに 418 00:23:17,400 --> 00:23:30,901 足早に過ぎる時の流れに ただ身をまかせて 419 00:23:31,100 --> 00:23:34,167 どこへ行けばいい 420 00:23:34,300 --> 00:23:37,634 この闇の先でまた 421 00:23:37,901 --> 00:23:43,734 何度さよなら言えばいい 422 00:23:43,901 --> 00:23:58,033 深い心の奥で光った遥かな君の欠片 423 00:24:06,701 --> 00:24:07,634 うきはるのさと? 424 00:24:07,968 --> 00:24:10,767 この世のものではない 幻の郷だ 425 00:24:11,033 --> 00:24:12,767 なら あの二人はどうやってここへ? 426 00:24:12,934 --> 00:24:16,734 祭り囃子とイカ焼きの匂いに つられたんじゃないか? 427 00:24:17,100 --> 00:24:20,701 帰りたい… 叶うことなら… 共に…