1 00:00:21,133 --> 00:00:27,934 答えのない日々に 溜息漏らす度 2 00:00:28,033 --> 00:00:35,167 本当の僕はもう見えなくなっちゃった 3 00:00:35,701 --> 00:00:42,567 耳を澄ましても 聞こえない君の声 4 00:00:42,701 --> 00:00:49,400 追いかけて今日も歩き続ける 5 00:00:49,467 --> 00:00:57,033 伝えられずにいた想いは時を経て 蛹になって 6 00:00:57,100 --> 00:01:05,000 羽広げやがて飛び立つ 7 00:01:05,067 --> 00:01:12,133 忘れない 大切な ひとつ ひとつ 8 00:01:12,267 --> 00:01:19,968 届くかな この想い どうか いつか 9 00:01:20,400 --> 00:01:26,033 ちっぽけなこの僕にできること 10 00:01:26,100 --> 00:01:34,868 少しずつでも伝えてみたいんだ 11 00:01:38,534 --> 00:01:39,734 はっ はっ はっ… 12 00:01:39,801 --> 00:01:41,200 急に降り出したな は… 13 00:01:41,267 --> 00:01:43,534 おい夏目 あそこの軒先を借りよう 14 00:01:43,834 --> 00:01:44,434 は… 15 00:01:44,801 --> 00:01:48,234 は… それにしても 立派な屋敷だな 16 00:01:48,901 --> 00:01:50,200 旧家ってやつだよな 17 00:01:50,567 --> 00:01:51,234 ああ… 18 00:01:57,567 --> 00:01:59,767 妖怪の気配のしそうな所には 19 00:02:00,100 --> 00:02:02,334 正直 あまり近づきたくない 20 00:02:03,067 --> 00:02:05,367 -うう… おお… -あっ… 21 00:02:06,334 --> 00:02:07,634 どうした? 夏目 22 00:02:08,067 --> 00:02:10,133 今 中から変な声が… 23 00:02:10,701 --> 00:02:11,300 声? 24 00:02:11,534 --> 00:02:12,701 田沼 もう行こう! 25 00:02:12,767 --> 00:02:13,801 あっ… 夏目… 26 00:02:14,901 --> 00:02:15,400 あっ あっ… 27 00:02:15,968 --> 00:02:17,467 まずい! やっぱりきっと 28 00:02:17,968 --> 00:02:19,033 ここには妖怪が…! 29 00:02:20,234 --> 00:02:20,968 あれ? 30 00:02:21,767 --> 00:02:23,567 夏目君 田沼君? 31 00:02:23,901 --> 00:02:24,534 タキ! 32 00:02:28,267 --> 00:02:29,200 と ニャンコ先生… 33 00:02:29,267 --> 00:02:31,200 にゅっ うふふふ… 34 00:02:36,334 --> 00:02:37,767 タキの家だったのかあ… 35 00:02:38,300 --> 00:02:39,834 広い家だなあ… 36 00:02:40,167 --> 00:02:42,701 古くて 掃除が大変なんだけどね… 37 00:02:43,067 --> 00:02:45,167 で? なんでニャンコ先生が? 38 00:02:45,400 --> 00:02:46,400 うっふ… 39 00:02:46,567 --> 00:02:49,534 雨が降り出したから 外の様子を見たら 40 00:02:49,634 --> 00:02:51,767 んん〜んんん んっ 41 00:02:51,834 --> 00:02:52,334 ふう… 42 00:02:52,400 --> 00:02:53,067 うっ…! 43 00:02:53,968 --> 00:02:54,801 うふ〜 44 00:02:55,000 --> 00:02:55,567 うわああ〜っ! 45 00:02:55,634 --> 00:02:57,834 もふもふもふうう うう〜… 46 00:02:57,968 --> 00:03:00,501 気がついたら 抱きしめて しまっていたの… 47 00:03:00,834 --> 00:03:01,801 ごめんなさい 48 00:03:01,934 --> 00:03:05,200 まったく いつになったら 加減を覚えるんだ小娘! 49 00:03:05,434 --> 00:03:08,200 こんな薄っぺらい羊羹で 許すと思うなよ! 50 00:03:08,734 --> 00:03:12,133 妖怪の声だと思っていたのは 先生の悲鳴か… 51 00:03:13,434 --> 00:03:14,133 いいの? 52 00:03:14,634 --> 00:03:16,501 蔵掃除 手伝ってもらっちゃって… 53 00:03:16,567 --> 00:03:19,434 はあ… いいって 雨宿りのお礼さ 54 00:03:19,634 --> 00:03:21,334 はあ… そうだな 55 00:03:21,467 --> 00:03:23,200 ありがとう 助かるわ 56 00:03:23,267 --> 00:03:23,968 むくがっ… 57 00:03:24,033 --> 00:03:27,267 ニャンコ先生 何か妖怪の気配感じるか? 58 00:03:27,367 --> 00:03:27,868 おうっ… 59 00:03:27,934 --> 00:03:31,567 家柄のせいか いろんな妖怪の 気配が残っておるが 60 00:03:31,968 --> 00:03:35,100 今のところ変なものはないぞ ん うう… 61 00:03:35,167 --> 00:03:37,033 そうか… よかった… 62 00:03:37,434 --> 00:03:38,334 くぅぅっ… おっ 63 00:03:39,100 --> 00:03:40,300 ぷは〜 は! 64 00:03:40,434 --> 00:03:41,801 ふ… さてと… 65 00:03:41,901 --> 00:03:42,400 あ… 66 00:03:42,467 --> 00:03:42,968 お… 67 00:03:43,767 --> 00:03:45,634 羊羹食ったから帰るか! 68 00:03:45,834 --> 00:03:46,601 ええ〜っ! 69 00:03:54,267 --> 00:03:54,801 ああ…? 70 00:03:56,567 --> 00:03:57,200 ううっ! 71 00:03:58,734 --> 00:04:00,400 ん? どうかした? 72 00:04:00,801 --> 00:04:02,868 こっ こけっ こけっ… 73 00:04:02,934 --> 00:04:03,801 ああ〜… 74 00:04:05,234 --> 00:04:08,467 ごめんなさい あのこけしは 魔除けなんだって 75 00:04:08,934 --> 00:04:11,133 私も小さい頃は怖くって… 76 00:04:11,667 --> 00:04:14,734 魔除けどころか 泥棒も腰を抜かすよ… 77 00:04:15,300 --> 00:04:19,901 そういえば タキの家は確か 陰陽師のような事をやってたんだよな 78 00:04:21,701 --> 00:04:23,267 ずっと昔の話… 79 00:04:23,901 --> 00:04:27,801 祖父は 見えなかったけど 妖怪の研究をしていたの 80 00:04:28,801 --> 00:04:32,934 小さかった頃… この蔵で 色々教えてもらったわ… 81 00:04:39,067 --> 00:04:42,000 でも 父も母も気味悪がって 82 00:04:42,501 --> 00:04:44,801 ここは 私くらいしか出入りしないの 83 00:04:49,667 --> 00:04:50,167 あっ… 84 00:05:05,000 --> 00:05:06,234 ん… なんだこれ… 85 00:05:07,467 --> 00:05:07,968 あ… 86 00:05:16,501 --> 00:05:17,801 あっ… あは… 87 00:05:18,968 --> 00:05:19,467 う… 88 00:05:22,367 --> 00:05:22,868 うぷっ… 89 00:05:23,667 --> 00:05:24,667 河童かな… 90 00:05:25,701 --> 00:05:29,634 妖怪の事を知りたがるなんて 変わった人だったんだろうな… 91 00:05:31,434 --> 00:05:34,300 妖怪が見えたって ろくな事ないのに… 92 00:05:36,300 --> 00:05:36,934 夏目! 93 00:05:37,000 --> 00:05:37,534 んはっ…! 94 00:05:38,367 --> 00:05:40,400 窓開けに何時間かかってんだぁ? 95 00:05:41,033 --> 00:05:42,300 あ… 悪い 96 00:05:46,400 --> 00:05:46,968 うわっ! 97 00:05:47,334 --> 00:05:48,701 あっ あ は… 98 00:05:52,501 --> 00:05:55,667 びっ びっくりした… はあっ… 着物か… 99 00:05:55,734 --> 00:05:57,667 人が立ってるのかと思った… 100 00:05:57,734 --> 00:05:59,601 ああ〜 それ ごめんね 101 00:05:59,667 --> 00:06:01,701 それも魔除けのおまじないだって… 102 00:06:01,968 --> 00:06:03,200 あっはははは… 103 00:06:03,400 --> 00:06:05,567 本当に変わった人だったんだな… 104 00:06:06,234 --> 00:06:07,434 えっ はあ… 105 00:06:07,634 --> 00:06:08,701 あああ… 106 00:06:08,834 --> 00:06:09,701 あああ… 107 00:06:11,801 --> 00:06:12,868 んっ! はあ… 108 00:06:13,634 --> 00:06:14,968 んっ! ん… 109 00:06:16,901 --> 00:06:17,400 よっ 110 00:06:17,467 --> 00:06:18,133 はあ… 111 00:06:18,968 --> 00:06:20,467 うっはあ… にゅっ…! 112 00:06:21,701 --> 00:06:23,000 終わったあ! 113 00:06:23,467 --> 00:06:24,601 お疲れ様! 114 00:06:25,167 --> 00:06:27,534 ごめんね こんなに大変だったとは… 115 00:06:27,868 --> 00:06:29,501 -ふっ たいした事ないさ… -グウウウ… 116 00:06:29,667 --> 00:06:30,167 お? 117 00:06:30,834 --> 00:06:34,067 うふふっふ… 焼きそばぐらいなら ご馳走するわ 118 00:06:34,334 --> 00:06:35,667 手伝ってくれたお礼に! 119 00:06:36,067 --> 00:06:37,033 ありがたい! 120 00:06:37,100 --> 00:06:37,767 ああ… 121 00:06:41,400 --> 00:06:41,934 あれ? 122 00:06:45,634 --> 00:06:49,300 タキ ここの魔除けの着物 1枚片づけたのか? 123 00:06:49,400 --> 00:06:51,067 ん? ううん 124 00:06:51,400 --> 00:06:53,968 あは… さっきと同じで 2枚ちゃんとあるぞ 125 00:06:54,133 --> 00:06:54,634 え? 126 00:07:01,567 --> 00:07:02,667 うふふふふっ… 127 00:07:02,734 --> 00:07:04,667 でもあの2人ってちょっと似てるよねぇ 128 00:07:04,734 --> 00:07:07,334 確かに… てゆうか仲良しだよな 129 00:07:07,400 --> 00:07:08,667 声もちょっと似てる 130 00:07:08,734 --> 00:07:10,400 タキ あのさ… 131 00:07:10,467 --> 00:07:11,567 ん? 何? 132 00:07:13,334 --> 00:07:14,033 いや… 133 00:07:14,467 --> 00:07:16,234 ちょっと トイレ借りるよ… んっ… 134 00:07:20,300 --> 00:07:23,133 やっぱり 俺の記憶違いかもしれない… 135 00:07:24,200 --> 00:07:26,634 たいした事でもないのに 怖がらせるのは… 136 00:07:34,868 --> 00:07:35,367 うわっ…! 137 00:07:38,234 --> 00:07:39,267 うおお! がっ…! 138 00:07:39,367 --> 00:07:40,133 ぐっ あっ…! 139 00:07:40,901 --> 00:07:42,267 くっ… く… 140 00:07:42,868 --> 00:07:43,334 うっ… 141 00:07:44,767 --> 00:07:45,567 ううっ… くっ… 142 00:07:46,100 --> 00:07:46,801 このっ! 143 00:07:47,801 --> 00:07:48,367 ううっ…! 144 00:07:49,767 --> 00:07:52,767 はあ… あっはあ… はあ… 145 00:07:53,234 --> 00:07:54,133 は… うっ… 146 00:07:54,434 --> 00:07:57,968 はあ… はいってててて はあ… 147 00:07:59,200 --> 00:08:00,868 ううっ… はあ… 148 00:08:01,968 --> 00:08:02,467 あはっ…! 149 00:08:06,000 --> 00:08:08,033 おや… 目が合った 150 00:08:08,467 --> 00:08:09,667 ああ〜 目が合った… 151 00:08:09,734 --> 00:08:10,501 -待て! -目が合った 152 00:08:11,200 --> 00:08:12,501 目が合った 目が合った 153 00:08:12,567 --> 00:08:13,067 この! 154 00:08:13,133 --> 00:08:13,801 -あらよっと -うわっ! 155 00:08:14,667 --> 00:08:15,167 うっ… 156 00:08:15,234 --> 00:08:16,667 見慣れぬ小僧だ 157 00:08:16,834 --> 00:08:19,167 お前は妖怪が見えるのか? 158 00:08:19,300 --> 00:08:21,968 ほうほう これは面白い… 159 00:08:22,634 --> 00:08:25,601 お前は あの着物の妖怪の仲間か? 160 00:08:25,667 --> 00:08:28,734 私は久し振りに遊びに来ただけだよ 161 00:08:28,968 --> 00:08:33,334 慎一郎が生きていた頃は よくここへ遊びに来たものだ… 162 00:08:33,601 --> 00:08:37,133 慎一郎…? ひょっとして タキのおじいさんか? 163 00:08:37,567 --> 00:08:39,334 妖怪は見えない人だったはずだ 164 00:08:39,834 --> 00:08:41,601 ああ 見えなかった 165 00:08:41,901 --> 00:08:43,234 最後までなあ… 166 00:08:44,133 --> 00:08:46,400 あの着物の妖怪は いったいなんなんだ? 167 00:08:47,033 --> 00:08:49,167 逆さになった絵をはがしたろ 168 00:08:49,234 --> 00:08:49,734 うっは… 169 00:08:52,934 --> 00:08:54,767 逆さ仏もそうだが 170 00:08:54,934 --> 00:08:58,200 逆さにしてあるものには むやみに触れぬものだ… 171 00:08:59,467 --> 00:09:02,067 “厄封じの術”というものがあってね… 172 00:09:02,801 --> 00:09:06,434 慎一郎は資料を見ながら やってみた事があったのだ 173 00:09:07,300 --> 00:09:11,100 あいつには分からなかったが 術は成功してね… 174 00:09:11,868 --> 00:09:16,400 ここにいた ちょっとタチの悪い奴を 見事に封じてしまったのさ… 175 00:09:18,834 --> 00:09:21,000 古い人形の妖怪でねえ… 176 00:09:21,767 --> 00:09:24,634 封じられたはずみで 体がバラバラになって 177 00:09:24,767 --> 00:09:27,501 この家中に飛び散ってしまったのだ… 178 00:09:29,501 --> 00:09:32,734 蔵に封じられていたのは 胴体と左手… 179 00:09:34,400 --> 00:09:37,033 散り散りになった体を集める為 180 00:09:37,200 --> 00:09:40,167 この家の中を探しまわっているようだ… 181 00:09:40,467 --> 00:09:44,234 体を全て取り戻すと 厄介な事になるぞ… 182 00:09:44,634 --> 00:09:49,434 ふむふむ… どうやらちょうど この真下に 奴の右足がある… 183 00:09:49,501 --> 00:09:50,000 うっは… 184 00:09:57,868 --> 00:09:58,367 んん…? 185 00:09:58,667 --> 00:09:59,334 夏目? 186 00:10:00,267 --> 00:10:02,067 あれ? この匂い… 187 00:10:02,868 --> 00:10:03,367 はっ… 188 00:10:03,834 --> 00:10:04,901 はっ はっ… 189 00:10:04,968 --> 00:10:05,834 はあ… 190 00:10:06,400 --> 00:10:06,901 はっ…! 191 00:10:07,901 --> 00:10:08,701 はあっ…! 192 00:10:21,267 --> 00:10:22,200 はあ… 193 00:10:22,567 --> 00:10:24,033 んっ… ふぅ… 194 00:10:24,701 --> 00:10:25,267 うっ… 195 00:10:25,868 --> 00:10:27,033 ううっ… 196 00:10:27,234 --> 00:10:27,868 はあ… 197 00:10:28,501 --> 00:10:29,033 んっ… 198 00:10:29,701 --> 00:10:30,200 あはっ…! 199 00:10:32,767 --> 00:10:33,567 うわあっ! 200 00:10:33,868 --> 00:10:35,067 あっ 夏目? 201 00:10:35,601 --> 00:10:37,067 縁の下に 何かいるの? 202 00:10:37,367 --> 00:10:39,167 はあ… は… 203 00:10:40,501 --> 00:10:41,133 へえ… 204 00:10:41,667 --> 00:10:43,100 着物のお化けか… 205 00:10:43,868 --> 00:10:45,701 祖父が封じてしまったの? 206 00:10:45,934 --> 00:10:46,701 ああ… 207 00:10:47,133 --> 00:10:49,868 ほう… 慎一郎の孫娘か… 208 00:10:49,968 --> 00:10:50,534 うわ! 209 00:10:50,701 --> 00:10:53,400 どっ どうした夏目 何かいるのか? 210 00:10:53,667 --> 00:10:54,968 あっ ああ… 211 00:10:55,267 --> 00:10:57,934 着物の妖怪の事を教えてくれた奴が… 212 00:10:58,267 --> 00:10:59,834 妖怪がいるの? そこに? 213 00:11:00,234 --> 00:11:00,767 んっ… 214 00:11:01,067 --> 00:11:04,834 素質は多少あったが 慎一郎とは 目が合わなかったって… 215 00:11:04,968 --> 00:11:05,534 あ… 216 00:11:07,300 --> 00:11:08,267 おじいちゃん… 217 00:11:09,501 --> 00:11:10,868 う は… 218 00:11:11,234 --> 00:11:11,767 ん…? 219 00:11:15,167 --> 00:11:15,901 夏目…? 220 00:11:16,801 --> 00:11:17,934 聞こえなかったか? 221 00:11:18,234 --> 00:11:21,400 今2階を 何かが 這っていくような音がしたんだ… 222 00:11:21,467 --> 00:11:22,000 ええ? 223 00:11:22,234 --> 00:11:22,734 うっ…! 224 00:11:22,801 --> 00:11:24,133 あっ 待てよ 夏目! 225 00:11:25,501 --> 00:11:26,834 夏目君って… 226 00:11:27,901 --> 00:11:31,100 確かに 変な行動をしているように 見えるわね… 227 00:11:31,667 --> 00:11:32,367 ああ… 228 00:11:33,467 --> 00:11:34,200 でも… 229 00:11:34,767 --> 00:11:36,467 事情を知っていれば分かる… 230 00:11:37,467 --> 00:11:38,567 夏目君は今 231 00:11:39,200 --> 00:11:42,400 私達やこの家を守る為に走ってるって… 232 00:11:42,601 --> 00:11:44,434 は… どこだ? どこにいる! 233 00:11:44,601 --> 00:11:48,200 相変わらず日当たりの 微妙な部屋が多い家だ… 234 00:11:48,267 --> 00:11:49,868 人の肩ではしゃぐなよ… 235 00:11:52,100 --> 00:11:55,267 まさか 慎一郎さんが 見えないのをいいことに 236 00:11:55,367 --> 00:11:57,033 からかったりしなかっただろうな… 237 00:11:57,968 --> 00:12:00,901 そーりゃ お前… うっふふふふ… 238 00:12:00,968 --> 00:12:01,834 あのなあ! 239 00:12:02,067 --> 00:12:05,601 まあ本当にまったく 見えぬ奴だったのだ… 240 00:12:06,133 --> 00:12:06,634 んっ… 241 00:12:06,801 --> 00:12:08,434 ほら あの窓 242 00:12:10,300 --> 00:12:13,300 ずっとずっと小さい頃から 慎一郎は 243 00:12:13,434 --> 00:12:18,601 妖怪の描かれた巻物や 妖呼びの理の書かれた書物を 244 00:12:19,067 --> 00:12:22,734 まるで絵本か何かのように 楽しげに読んでおった… 245 00:12:23,367 --> 00:12:24,567 あそこでな… 246 00:12:24,901 --> 00:12:27,200 一度でいいから見てみたいなあ… 247 00:12:27,534 --> 00:12:28,968 ああ〜? あはは… 248 00:12:29,033 --> 00:12:33,467 そばに我らがいるのに 気づきもせぬ姿が面白くてなあ… 249 00:12:37,167 --> 00:12:38,434 あっふふ… 250 00:12:39,033 --> 00:12:41,334 ああ… 懐かしい… 251 00:12:43,133 --> 00:12:43,634 ん? 252 00:12:44,334 --> 00:12:45,334 夏目君! 253 00:12:47,234 --> 00:12:47,801 あっ…! 254 00:12:50,801 --> 00:12:53,434 うっ… はぁ… あ あいたぞ! 255 00:12:53,667 --> 00:12:54,467 上がれる 256 00:12:55,701 --> 00:12:56,467 あ… 257 00:12:57,934 --> 00:12:58,734 んっ… ああ… 258 00:12:58,801 --> 00:12:59,400 田沼! 259 00:12:59,968 --> 00:13:01,067 大丈夫だ… 260 00:13:01,467 --> 00:13:04,801 でもこの感じ… やっぱり何かあるぞ… 261 00:13:05,734 --> 00:13:06,801 はあっ… 262 00:13:07,267 --> 00:13:08,167 右奥… 263 00:13:09,501 --> 00:13:10,000 んはっ…! 264 00:13:11,701 --> 00:13:12,234 ああっ! 265 00:13:12,467 --> 00:13:13,067 あ… 266 00:13:17,567 --> 00:13:18,701 あ! まずい 267 00:13:18,901 --> 00:13:19,901 あいつも来る… 268 00:13:20,400 --> 00:13:21,234 あっうっ… 269 00:13:30,801 --> 00:13:31,968 うわああ! 270 00:13:32,334 --> 00:13:32,934 夏目! 271 00:13:33,000 --> 00:13:33,501 うわっ! 272 00:13:33,667 --> 00:13:34,300 ふっ…! 273 00:13:34,667 --> 00:13:35,300 うう…! 274 00:13:35,734 --> 00:13:36,234 は… 275 00:13:36,801 --> 00:13:37,434 はっ… 276 00:13:38,300 --> 00:13:38,968 はあ… 277 00:13:40,601 --> 00:13:42,200 ああ… 278 00:13:44,300 --> 00:13:45,400 大丈夫? 279 00:13:45,901 --> 00:13:47,667 ごめんね 急に引っ張って 280 00:13:47,901 --> 00:13:50,801 ああ… タキがいてくれて助かったよ 281 00:13:50,868 --> 00:13:52,200 すー… てぇ… 282 00:13:52,267 --> 00:13:53,000 ありがとう 283 00:13:55,234 --> 00:13:55,834 ふ… 284 00:13:58,601 --> 00:14:03,434 おやおや 久し振りにこの家から 妙な妖気を感じると思えば 285 00:14:03,534 --> 00:14:05,067 封じが破られとる 286 00:14:06,133 --> 00:14:11,634 なんだ 慎一郎が戻って来て また 変な事でも始めたかと来てみれば… 287 00:14:11,701 --> 00:14:15,434 アーホウ 慎一郎は とっくに世を去ったではないか 288 00:14:15,667 --> 00:14:18,801 人はやすやすと 蘇ったりはできぬらしいぞ 289 00:14:19,133 --> 00:14:20,734 おお そうだった 290 00:14:20,801 --> 00:14:22,167 つまらぬのう… 291 00:14:25,167 --> 00:14:26,701 あ… 何? 292 00:14:27,200 --> 00:14:30,400 やや? しかし慎一郎がいるぞ? 293 00:14:30,467 --> 00:14:33,567 違うぞ これは孫娘というやつだ 294 00:14:33,667 --> 00:14:37,834 慎一郎の葬式の時 いつまでも ピーピー泣いていた奴だ 295 00:14:38,133 --> 00:14:39,834 おお〜 そうだった 296 00:14:39,901 --> 00:14:41,434 つまらぬのう… 297 00:14:43,367 --> 00:14:44,367 夏目君 298 00:14:45,167 --> 00:14:49,067 そこにいる妖怪さん達って どんな妖怪なの? 299 00:14:49,701 --> 00:14:52,033 タキのおじいさんの事を 知っている妖怪で 300 00:14:52,367 --> 00:14:54,968 おじいさんの事を けっこう好きだったみたいだよ 301 00:14:55,801 --> 00:14:56,467 は… 302 00:14:58,567 --> 00:15:00,467 いてっ! いってててて… 303 00:15:00,534 --> 00:15:02,067 勝手な事を言うな! 304 00:15:02,133 --> 00:15:04,834 奴とは目さえ合わせた事もないのだぞ 305 00:15:04,968 --> 00:15:08,434 慎一郎など 我々の ただのおもちゃだったのだ! 306 00:15:08,501 --> 00:15:11,133 おや お前は我らが見えるのか? 307 00:15:11,434 --> 00:15:15,100 おお 珍しい 慎一郎とは大違い 308 00:15:15,334 --> 00:15:16,834 ならば人の子よ 309 00:15:17,100 --> 00:15:20,534 目があった縁に免じて 1つ忠告してやろう 310 00:15:22,000 --> 00:15:23,901 塀の所にいた妖怪の話では 311 00:15:24,133 --> 00:15:26,567 着物の妖怪は カクラっていう名前らしい 312 00:15:26,901 --> 00:15:29,634 もうすでに 両足と左手は取り戻した 313 00:15:30,267 --> 00:15:33,567 右手は折れて 朽ちてしまって 残りは頭だそうだ 314 00:15:33,801 --> 00:15:35,667 それが 裏庭にあるのか? 315 00:15:36,067 --> 00:15:36,634 ああ… 316 00:15:37,701 --> 00:15:38,467 こっちよ 317 00:15:42,534 --> 00:15:43,234 田沼… 318 00:15:43,767 --> 00:15:44,734 よかった… 319 00:15:44,834 --> 00:15:45,334 え? 320 00:15:46,200 --> 00:15:49,400 またここで待ってろとか お前だけでも帰れとか 321 00:15:50,000 --> 00:15:51,300 言い出すかと思ってた 322 00:15:51,934 --> 00:15:52,601 ふっ… 323 00:15:53,767 --> 00:15:56,701 ああ… こんなふうに話を聞いて 324 00:15:57,167 --> 00:15:59,634 それでも一緒にいようとしてくれる 人達がいる… 325 00:16:01,033 --> 00:16:01,434 わっ… 326 00:16:01,634 --> 00:16:02,300 うっ… 327 00:16:05,267 --> 00:16:05,868 ん? 328 00:16:07,934 --> 00:16:09,400 えっ? 夏目君? 329 00:16:09,968 --> 00:16:10,467 はあっ… 330 00:16:10,534 --> 00:16:11,100 は…! 331 00:16:11,634 --> 00:16:12,267 夏目! 332 00:16:12,667 --> 00:16:13,367 夏目どこだ! 333 00:16:13,667 --> 00:16:14,400 夏目君! 334 00:16:14,834 --> 00:16:15,601 いない… 335 00:16:15,667 --> 00:16:17,834 まさか 妖怪に捕まったのか…? 336 00:16:18,200 --> 00:16:20,100 見えない奴をどうやって探せば… 337 00:16:20,901 --> 00:16:21,400 あ… 338 00:16:21,667 --> 00:16:23,501 そうだ 陣があるわ 339 00:16:23,934 --> 00:16:28,601 陣って 確かその中に入った妖怪の姿を 見る事ができるってやつか? 340 00:16:28,834 --> 00:16:30,400 ええ あれを使えば 341 00:16:30,667 --> 00:16:33,868 夏目君と話していた妖怪さんの力を 借りれるかもしれない… 342 00:16:33,934 --> 00:16:35,200 んはっ… は… 343 00:16:38,267 --> 00:16:39,033 あった… 344 00:16:41,467 --> 00:16:45,200 人間のくせに私を見たな… は は… 345 00:16:46,534 --> 00:16:47,234 くううっ… 346 00:16:47,701 --> 00:16:50,234 おじいさんの事を けっこう好きだったみたいだよ 347 00:16:52,100 --> 00:16:52,801 は… 348 00:16:56,367 --> 00:16:57,934 夏目 どこだ 349 00:16:59,200 --> 00:17:00,100 うわああ! 350 00:17:00,567 --> 00:17:01,567 何やってる 351 00:17:01,634 --> 00:17:02,567 ポン太! 352 00:17:02,767 --> 00:17:04,167 そりゃこっちのセリフだ! 353 00:17:04,300 --> 00:17:06,334 帰りが遅いから来てみれば 354 00:17:07,167 --> 00:17:09,067 で? 夏目はどうした? 355 00:17:09,434 --> 00:17:12,033 妖怪さん お願い 力を貸して 356 00:17:12,367 --> 00:17:15,100 夏目君がどこに行ったのか 教えて欲しいの! 357 00:17:16,667 --> 00:17:17,467 お願い… 358 00:17:17,968 --> 00:17:19,033 返事をして! 359 00:17:19,501 --> 00:17:20,868 お願い! お願いします! 360 00:17:20,934 --> 00:17:21,434 にゅ… 361 00:17:21,501 --> 00:17:22,100 タキ! 362 00:17:22,167 --> 00:17:22,667 あっ… 363 00:17:23,133 --> 00:17:24,234 ポン太が来てくれた 364 00:17:24,567 --> 00:17:25,667 裏庭に行ってみよう 365 00:17:25,934 --> 00:17:26,767 分かった 366 00:17:29,300 --> 00:17:31,234 なぜ陣に入らなかった 367 00:17:31,634 --> 00:17:33,100 そんな義理はない 368 00:17:33,267 --> 00:17:36,234 人間と関わるとろくなことはない 369 00:17:41,901 --> 00:17:43,634 おい… 起きろ… 370 00:17:45,100 --> 00:17:45,901 小僧… 371 00:17:46,901 --> 00:17:49,033 起きねば右腕を切られるぞ 372 00:17:49,234 --> 00:17:49,734 あっは… 373 00:17:50,534 --> 00:17:51,300 うわあっ! 374 00:17:51,501 --> 00:17:52,133 うっ… 375 00:17:52,267 --> 00:17:52,767 うぁはっ… 376 00:18:05,601 --> 00:18:06,434 ここは? 377 00:18:06,701 --> 00:18:07,534 裏庭だ 378 00:18:07,968 --> 00:18:08,534 見ろ 379 00:18:08,834 --> 00:18:09,334 うっは… 380 00:18:11,267 --> 00:18:12,968 片手ではあれは抜けん 381 00:18:13,300 --> 00:18:15,000 そうか… よかった… 382 00:18:15,434 --> 00:18:18,400 だから妖力の強い お前の力を吸い取り 383 00:18:18,567 --> 00:18:20,968 腕を自分のものにするつもりらしい 384 00:18:21,033 --> 00:18:21,767 ええっ! 385 00:18:24,167 --> 00:18:25,367 うううあああっ…! 386 00:18:26,767 --> 00:18:28,200 私のデザートに! 387 00:18:29,067 --> 00:18:30,267 手を出すなあ! 388 00:18:30,634 --> 00:18:31,200 ガウ… 389 00:18:31,601 --> 00:18:32,901 グエェ… 390 00:18:33,400 --> 00:18:34,334 ニャンコ先生! 391 00:18:35,400 --> 00:18:36,234 おうっ! 392 00:18:38,234 --> 00:18:38,868 うりゃあ! 393 00:18:38,968 --> 00:18:39,968 ふうわっ! 394 00:18:40,234 --> 00:18:41,100 どうっ… 395 00:18:42,634 --> 00:18:43,300 うう… 396 00:18:43,367 --> 00:18:44,501 ニャンコ先生! 397 00:18:45,067 --> 00:18:46,634 なんだこの家は… 398 00:18:47,234 --> 00:18:49,901 至る所に中途半端に結界が張ってある 399 00:18:50,367 --> 00:18:51,267 なんだって? 400 00:18:51,801 --> 00:18:55,501 おおかた慎一郎とやらが 見よう見まねでやってみたんだろう… 401 00:18:56,067 --> 00:18:58,701 これだから半端に素質のある奴は… 402 00:18:58,968 --> 00:18:59,467 グゥゥゥ… 403 00:19:00,100 --> 00:19:00,801 どぅわっ! 404 00:19:03,334 --> 00:19:03,701 うっ… 405 00:19:03,767 --> 00:19:04,467 夏目君! 406 00:19:04,801 --> 00:19:05,767 危ない 来るな! 407 00:19:05,968 --> 00:19:06,534 うわあっ! 408 00:19:07,968 --> 00:19:10,167 ええい! ちょこまかと! 409 00:19:10,868 --> 00:19:11,601 ニャンコ先生! 410 00:19:14,467 --> 00:19:15,167 ううっ あっ… 411 00:19:18,000 --> 00:19:20,234 やれやれ… 見ておれん… 412 00:19:20,434 --> 00:19:21,567 まったくだ… 413 00:19:22,901 --> 00:19:23,601 ははは… 414 00:19:23,667 --> 00:19:24,801 え〜 いひひ… 415 00:19:25,767 --> 00:19:26,801 あっ あ… 416 00:19:27,167 --> 00:19:27,667 はっ…! 417 00:19:29,033 --> 00:19:31,434 いいぞ そのまま押さえてろ! 418 00:19:31,801 --> 00:19:33,701 あ… 先生 待ってくれ! 419 00:19:34,701 --> 00:19:35,334 う…! 420 00:19:39,901 --> 00:19:41,200 どうしたのだ? 421 00:19:41,334 --> 00:19:45,434 最近の慎一郎は本も読まぬし おかしな絵も描かん 422 00:19:45,667 --> 00:19:48,200 どうやら病にかかったらしい… 423 00:19:48,434 --> 00:19:50,434 ふむ… つまらぬ… 424 00:19:50,701 --> 00:19:55,267 そうだ 医者というものが紐に 筒のついたものを耳につなぎ 425 00:19:55,434 --> 00:19:58,434 慎一郎の体に当てて治療をしていたぞ 426 00:19:59,534 --> 00:20:01,501 おお! そっくりにできた 427 00:20:01,567 --> 00:20:03,334 こんな物で治るのか? 428 00:20:03,467 --> 00:20:07,434 人ごときに治せるのだ 我らにできぬはずがない 429 00:20:07,634 --> 00:20:09,234 うっふふふふ… 430 00:20:09,534 --> 00:20:11,467 よくなれ 慎一郎 431 00:20:11,501 --> 00:20:13,734 まったく脆弱な生き物め… 432 00:20:13,868 --> 00:20:14,901 よくなれ… 433 00:20:15,067 --> 00:20:16,934 よくなれ 慎一郎… 434 00:20:17,000 --> 00:20:19,400 このままなんて つまらんぞ 435 00:20:19,601 --> 00:20:22,400 会いたいと言ったのは お前じゃないか… 436 00:20:22,667 --> 00:20:23,801 よくなれ… 437 00:20:24,100 --> 00:20:25,534 よくなれ… 438 00:20:25,901 --> 00:20:27,267 よくなれ… 439 00:20:28,601 --> 00:20:31,667 おじいちゃん… おじいちゃーん… 440 00:20:31,734 --> 00:20:34,200 ああ… 誰かが泣いている… 441 00:20:34,901 --> 00:20:36,100 たくさん泣いている… 442 00:20:36,834 --> 00:20:38,534 小さなタキと一緒に… 443 00:20:39,567 --> 00:20:40,334 夏目君! 444 00:20:40,567 --> 00:20:41,067 あはっ…! 445 00:20:41,234 --> 00:20:43,634 よかった… 気がついたか… 446 00:20:43,868 --> 00:20:44,634 田沼… 447 00:20:44,934 --> 00:20:45,501 タキ 448 00:20:46,334 --> 00:20:47,033 カクラは? 449 00:20:47,200 --> 00:20:49,133 くわえて遠くに捨ててきたぞ 450 00:20:49,667 --> 00:20:50,734 先生 451 00:20:52,334 --> 00:20:52,834 んっ… 452 00:20:54,801 --> 00:20:56,100 うあ… 453 00:20:56,934 --> 00:20:57,901 もう行くのか? 454 00:20:58,334 --> 00:21:01,400 当たり前だ こんなとこ二度と来るか 455 00:21:01,701 --> 00:21:03,767 面倒ごとに巻き込みおって… 456 00:21:04,267 --> 00:21:07,801 塀の所にいる妖怪達が 色々助けてくれたんだ 457 00:21:08,234 --> 00:21:08,734 え? 458 00:21:09,133 --> 00:21:10,801 別に助けてなど… 459 00:21:10,968 --> 00:21:14,701 そうだぞ ただここには 面白いものがあるから 460 00:21:14,767 --> 00:21:17,300 別に慎一郎の家だからという事では… 461 00:21:17,367 --> 00:21:18,634 本当にありがとう! 462 00:21:20,467 --> 00:21:22,601 おじいちゃんに会いに来てくれて… 463 00:21:23,667 --> 00:21:24,601 ありがとう! 464 00:21:26,968 --> 00:21:29,133 さらば 慎一郎の孫 465 00:21:30,701 --> 00:21:31,634 元気で… 466 00:21:32,033 --> 00:21:32,601 はっ… 467 00:21:38,434 --> 00:21:40,534 あっ なんだろう この匂い… 468 00:21:41,567 --> 00:21:42,834 なんかの 花か…? 469 00:21:43,467 --> 00:21:45,868 私… 知ってるわ… 470 00:21:46,300 --> 00:21:51,234 祖父が亡くなって泣いていた時 この花のような優しい匂いがしたの 471 00:21:53,501 --> 00:21:56,033 あいつらは 気付いていただろうか… 472 00:21:57,267 --> 00:21:59,601 目も合わせた事もないはずの相手の名を 473 00:22:00,267 --> 00:22:03,667 自分達がどれほど大事そうな声で 呼んでいたかを… 474 00:22:05,701 --> 00:22:07,033 見えるっていうのは 475 00:22:07,200 --> 00:22:09,701 出会ってしまうっていう事でもあるのね 476 00:22:09,968 --> 00:22:10,734 あ… 477 00:22:11,467 --> 00:22:13,868 ねえ よかったら聞かせてくれない? 478 00:22:14,534 --> 00:22:17,434 夏目君が出会ってきた 妖怪達の事 479 00:22:18,934 --> 00:22:19,567 う… 480 00:22:20,634 --> 00:22:23,133 繰り返してきた 出会いと別れ 481 00:22:24,434 --> 00:22:25,100 うん 482 00:22:25,968 --> 00:22:27,968 秘め事のようで重かったそれは 483 00:22:28,801 --> 00:22:31,200 話そうとすると キラキラとして 484 00:22:32,467 --> 00:22:34,167 うまく 言葉にならなかった… 485 00:22:36,767 --> 00:22:47,601 失くした温もりをひとつひとつ並べて 486 00:22:48,734 --> 00:23:01,033 色とりどりの君の欠片は 笑った顔を描いた 487 00:23:03,334 --> 00:23:08,601 思い出のつくりかたも 488 00:23:09,467 --> 00:23:14,734 まるで上手くならないままに 489 00:23:17,100 --> 00:23:30,601 足早に過ぎる時の 流れにただ身をまかせて 490 00:23:30,801 --> 00:23:34,000 どこへ行けばいい 491 00:23:34,067 --> 00:23:37,501 この闇の先でまた 492 00:23:37,634 --> 00:23:43,501 何度さよなら言えばいい 493 00:23:43,667 --> 00:23:57,868 深い心の奥で光った遥かな君の欠片 494 00:24:06,534 --> 00:24:07,334 あなたは… 495 00:24:07,400 --> 00:24:08,834 的場と申します… 496 00:24:08,901 --> 00:24:11,167 妖怪の血を奪って いったい何を…! 497 00:24:11,234 --> 00:24:13,868 嫌な予感がする 関わらん方がいいぞ 498 00:24:14,300 --> 00:24:15,934 久し振りだね 夏目 499 00:24:16,133 --> 00:24:18,667 相変わらず きらめいててごめん 500 00:24:18,734 --> 00:24:20,467 予感的中〜!