1 00:01:42,035 --> 00:01:45,706 (西村)ほら 右の子だよ。 チラッと こっち見たろ? 2 00:01:45,706 --> 00:01:47,708 (田沼)そうか? 3 00:01:47,708 --> 00:01:49,710 (北本)テニスラケット 持ってたな。 4 00:01:49,710 --> 00:01:52,045 練習試合でも あったのかな? 5 00:01:52,045 --> 00:01:54,381 (西村)そっか テニスかぁ。 6 00:01:54,381 --> 00:01:58,385 また来ないかな。 なぁ 夏目。 7 00:01:58,385 --> 00:02:01,989 夏目? (夏目)うん? どうした? 西村。 8 00:02:01,989 --> 00:02:04,992 今 すれ違った子がさ…。 9 00:02:04,992 --> 00:02:08,328 ん? 何 持ってるんだ? 折り紙? 10 00:02:08,328 --> 00:02:12,666 あぁ それで? それが めちゃくちゃかわいくて! 11 00:02:12,666 --> 00:02:15,002 あれは 名門の制服だったな。 12 00:02:15,002 --> 00:02:18,672 クソ~ 俺は なんで声をかけなかったんだ! 13 00:02:18,672 --> 00:02:21,341 笑いごとじゃないぞ! (笑い声) 14 00:02:21,341 --> 00:02:25,679 長い髪が さらりと揺れてさ にこやかで…。 15 00:02:25,679 --> 00:02:30,017 清楚っていいよな 夏目! フフッ そうだな。 16 00:02:30,017 --> 00:02:32,686 (田沼)すごい夕焼けだな。 17 00:02:32,686 --> 00:02:36,023 何度も見てる景色なのに やっぱり きれいだ。 18 00:02:36,023 --> 00:02:38,025 あぁ。 19 00:02:38,025 --> 00:02:41,361 (北本)それで 西村 模擬試験は どうだったんだ? 20 00:02:41,361 --> 00:02:45,065 (西村)聞かないでくれ…。 (笑い声) 21 00:02:56,043 --> 00:02:58,045 ほら きれいだろ。 22 00:02:58,045 --> 00:03:01,314 あぁ でも お前は きっと➡ 23 00:03:01,314 --> 00:03:06,653 もっと きれいな夕日を いっぱい見てきたんだろうな。 24 00:03:06,653 --> 00:03:08,655 (ニャンコ先生)こら 夏目! うわっ! 25 00:03:08,655 --> 00:03:11,324 フンッ それを あまり外に出すな。 26 00:03:11,324 --> 00:03:13,326 あぁ ニャンコ先生…。 27 00:03:13,326 --> 00:03:15,996 何せ それは希少な妖なのだから➡ 28 00:03:15,996 --> 00:03:19,332 どいつが狙っているか わからんぞ。 29 00:03:19,332 --> 00:03:21,668 そうだな。 30 00:03:21,668 --> 00:03:24,337 よし 帰るぞ 夏目。 えっ? 31 00:03:24,337 --> 00:03:28,008 今夜は竜田揚げらしいぞ 走れ! えっ 待てよ 先生! 32 00:03:28,008 --> 00:03:31,311 竜田揚げ 竜田揚げ! 33 00:03:36,016 --> 00:03:39,019 <事の起こりは 数日前> 34 00:03:41,021 --> 00:03:43,023 フウ…。 35 00:03:47,694 --> 00:03:50,363 ハア…。 かたじけない。 36 00:03:50,363 --> 00:03:55,702 私は 帰る場所も たどりつく先も持たぬ旅をする者。 37 00:03:55,702 --> 00:03:58,371 名を お返しいただけるとの うわさを聞いて➡ 38 00:03:58,371 --> 00:04:00,307 飛んで参ったのですが…。 39 00:04:00,307 --> 00:04:05,645 なるほど レイコの孫だったとは はかなきことよ…。 40 00:04:05,645 --> 00:04:07,647 人の子であれば➡ 41 00:04:07,647 --> 00:04:10,650 礼に持参した この酒は まだ飲めませぬな。 42 00:04:10,650 --> 00:04:12,986 残念。 えぇ。 43 00:04:12,986 --> 00:04:15,989 私が飲める! 浴びるほど飲める! 44 00:04:15,989 --> 00:04:19,659 《帰る場所も たどりつく先も…》 45 00:04:19,659 --> 00:04:21,995 寂しくはないんですか? 46 00:04:21,995 --> 00:04:26,666 フフフフ… 一人でとは言っておりませぬよ。 47 00:04:26,666 --> 00:04:29,169 そうですか。 48 00:04:29,169 --> 00:04:32,005 プハー。 49 00:04:32,005 --> 00:04:37,010 美味だ ヤボ用がすんだら 旅に出るのも一興! 50 00:04:37,010 --> 00:04:40,013 ヤボ用って? お前を見届けて➡ 51 00:04:40,013 --> 00:04:42,349 友人帳を いただくことだろうが! 52 00:04:42,349 --> 00:04:44,351 あぁ それか。 53 00:04:44,351 --> 00:04:46,686 《あてのない旅…。 54 00:04:46,686 --> 00:04:50,357 ひょっとしたら 一人でないのであれば…。 55 00:04:50,357 --> 00:04:54,694 ほんの少し 心躍る響きかもしれない》 56 00:04:54,694 --> 00:04:58,031 (泣き声) 57 00:04:58,031 --> 00:05:00,967 《何かが泣いてる…。 58 00:05:00,967 --> 00:05:03,970 どこだ?》 59 00:05:06,306 --> 00:05:08,642 夢? あぁ。 60 00:05:08,642 --> 00:05:12,045 あれは うちの庭だと思うんだ。 61 00:05:16,650 --> 00:05:19,352 たぶん この辺り…。 62 00:05:21,321 --> 00:05:23,323 折り紙かな? 63 00:05:23,323 --> 00:05:25,325 人形? 64 00:05:25,325 --> 00:05:27,494 どうして こんなものが ここに…。 65 00:05:27,494 --> 00:05:30,497 泣いていたのは お前? 66 00:05:32,666 --> 00:05:35,669 わけのわからんものは さっさと捨ててしまえ。 67 00:05:35,669 --> 00:05:39,673 あっ こら 捨てて マズくなることもあるだろ。 68 00:05:39,673 --> 00:05:41,675 う~む…。 69 00:05:41,675 --> 00:05:44,344 少し様子を見てみよう 先生。 70 00:05:44,344 --> 00:05:48,648 《ただの人形だろうか? それとも…》 71 00:05:50,684 --> 00:05:52,686 うん? 72 00:05:52,686 --> 00:05:55,021 《鳥? 73 00:05:55,021 --> 00:05:57,691 近づいてくる》 74 00:05:57,691 --> 00:06:00,293 わっ! 凧!? 75 00:06:00,293 --> 00:06:02,629 昨夜は 失礼を。 76 00:06:02,629 --> 00:06:04,631 《この声は 昨日の…》 77 00:06:04,631 --> 00:06:06,967 お尋ねしたきことが。 78 00:06:06,967 --> 00:06:10,971 どこぞに 折り紙人形が 落ちておりませぬかな? 79 00:06:10,971 --> 00:06:12,973 あれは あなたのか! 80 00:06:12,973 --> 00:06:16,977 おぉ よかった それが私の旅仲間。 81 00:06:16,977 --> 00:06:20,647 懐に入れておりましたのを 落としました。 82 00:06:20,647 --> 00:06:22,983 あれが? 気難しく➡ 83 00:06:22,983 --> 00:06:24,985 人形に籠もっているのです。 84 00:06:24,985 --> 00:06:27,654 すぐ そちらに向かいたいのですが➡ 85 00:06:27,654 --> 00:06:29,656 今は動けぬところにおり➡ 86 00:06:29,656 --> 00:06:34,160 こうして凧で 伝言を飛ばさせていただいた。 87 00:06:34,160 --> 00:06:37,664 あれは 珍しい妖力を持つ 希少な者。 88 00:06:37,664 --> 00:06:39,666 小物が おもしろがり➡ 89 00:06:39,666 --> 00:06:42,669 奪おうと 襲ってくるやもしれませぬ。 90 00:06:42,669 --> 00:06:46,006 私が着くまで 守ってやっていただきたい。 91 00:06:46,006 --> 00:06:49,342 えっ…。 騒がしいと思えば 勝手な。 92 00:06:49,342 --> 00:06:51,344 そんな義理はない! 93 00:06:51,344 --> 00:06:54,014 お頼みしましたぞ! 94 00:06:54,014 --> 00:06:56,016 えっ 待っ…。 95 00:06:56,016 --> 00:06:59,686 おのれ 凧野郎 面倒ごとを! 96 00:06:59,686 --> 00:07:03,957 フンッ こんなペラペラの妖に 本当に価値があるのか? 97 00:07:03,957 --> 00:07:06,259 おい! あっ こら やめろ。 98 00:07:08,295 --> 00:07:11,298 《動かないし しゃべらないようだけど➡ 99 00:07:11,298 --> 00:07:16,303 あの妖にとっては 大切な旅の仲間なんだな》 100 00:07:16,303 --> 00:07:18,305 おやすみ 先生。 101 00:07:18,305 --> 00:07:21,308 フンッ さっさと寝ろ。 102 00:07:21,308 --> 00:07:24,311 おやすみ 折り紙。 103 00:07:29,649 --> 00:07:32,052 うん… あっ! 104 00:07:36,990 --> 00:07:39,659 あっ…。 105 00:07:39,659 --> 00:07:42,062 うわぁ。 106 00:07:46,666 --> 00:07:50,670 きれいだなぁ。 107 00:07:50,670 --> 00:07:53,006 < なんだか不思議な夢だった。 108 00:07:53,006 --> 00:07:56,009 見たこともない美しい風景。 109 00:07:56,009 --> 00:07:59,012 けれど 妙に懐かしくて…> 110 00:07:59,012 --> 00:08:02,615 《きれいだったな みんなにも見せたかった》 111 00:08:02,615 --> 00:08:06,619 (ニャンコ先生の鼻歌) 112 00:08:06,619 --> 00:08:08,621 ニャンコ先生 おはよう。 (ニャンコ先生の鼻歌) 113 00:08:08,621 --> 00:08:10,957 なんだか ごきげんだな。 (ニャンコ先生の鼻歌) 114 00:08:10,957 --> 00:08:15,295 おぉ 夏目。 なんとも美しき夢を見たのだ。 115 00:08:15,295 --> 00:08:18,631 あふれるほどの星の海だった。 116 00:08:18,631 --> 00:08:22,969 えっ 俺も そんな夢を見た。 なに? 117 00:08:22,969 --> 00:08:25,972 (塔子)貴志く~ん ごはんよ~。 118 00:08:25,972 --> 00:08:28,308 あっ… は~い! 119 00:08:28,308 --> 00:08:31,311 なんだ ソイツを持っていくのか? 120 00:08:31,311 --> 00:08:34,981 置いていって 何かあったら まずいだろ。 121 00:08:34,981 --> 00:08:39,285 おはよう。 早く迎えに来てもらえるといいな。 122 00:08:41,321 --> 00:08:46,326 では もう一首 桜の花を詠んだ歌を紹介しますね。 123 00:08:46,326 --> 00:08:50,997 「風かよふ 寝覚めの袖の花の香に➡ 124 00:08:50,997 --> 00:08:55,001 かをる枕の春の夜の夢」。 125 00:08:55,001 --> 00:08:59,606 (チャイム) 126 00:09:01,608 --> 00:09:05,278 なんだよ 早く消せよ 笹田。 127 00:09:05,278 --> 00:09:07,614 (笹田)いい歌よね。 128 00:09:07,614 --> 00:09:12,285 そうか? わかるか? 夏目。 さぁ。 129 00:09:12,285 --> 00:09:15,955 これって 恋の歌なのよ。 (夏目/西村)えっ? 130 00:09:15,955 --> 00:09:20,293 枕に薫る夢は きっと想い人の夢ね。 131 00:09:20,293 --> 00:09:22,629 通う風に目覚めても➡ 132 00:09:22,629 --> 00:09:25,965 まだ花の香りに 包まれているなんて➡ 133 00:09:25,965 --> 00:09:28,968 すてきじゃない? どうせ夢なら➡ 134 00:09:28,968 --> 00:09:31,971 おいしいものの夢のほうが いいな 俺は。 135 00:09:31,971 --> 00:09:34,307 ハハッ 花より団子か。 136 00:09:34,307 --> 00:09:37,310 西村くんには 一生わからないでしょうね。 137 00:09:37,310 --> 00:09:39,312 (西村)そんなことないぞ! ハハハ…。 138 00:09:39,312 --> 00:09:41,981 俺だって 恋心くらい わかるんだからな! 139 00:09:41,981 --> 00:09:45,985 < こうして あの妖の旅仲間を 預かることにしたが➡ 140 00:09:45,985 --> 00:09:48,988 何か 異変があるわけでもなく…> 141 00:09:48,988 --> 00:09:51,991 やはり ただの紙っきれじゃないのか? 142 00:09:51,991 --> 00:09:54,661 ハハッ どうだろうな。 143 00:09:54,661 --> 00:09:56,663 おやすみ。 144 00:09:59,332 --> 00:10:02,335 < けれど…> 145 00:10:02,335 --> 00:10:04,337 あっ…。 146 00:10:07,006 --> 00:10:10,009 うわ… 桜? 147 00:10:10,009 --> 00:10:12,011 < あの日以来➡ 148 00:10:12,011 --> 00:10:17,350 毎日 美しい夢を見るようになった。 149 00:10:17,350 --> 00:10:21,054 俺も ニャンコ先生も…> 150 00:10:23,022 --> 00:10:26,025 これは偶然ではないだろうな。 151 00:10:26,025 --> 00:10:29,696 あぁ。 よし 私が話してみよう。 152 00:10:29,696 --> 00:10:31,698 えっ? 153 00:10:31,698 --> 00:10:36,369 おい ここ最近 私たちが すてきな夢を見るのは➡ 154 00:10:36,369 --> 00:10:38,371 お前の仕業か? 155 00:10:41,040 --> 00:10:43,042 こたえないか。 156 00:10:43,042 --> 00:10:46,379 ふむふむ やはりお前の仕業か。 157 00:10:46,379 --> 00:10:48,381 えっ 先生? 158 00:10:48,381 --> 00:10:50,717 お前には 聞こえんか。 159 00:10:50,717 --> 00:10:55,054 どうやら この人形 確かに妖モノが入っているな。 160 00:10:55,054 --> 00:10:58,725 そして 夢は礼だそうだ。 礼? 161 00:10:58,725 --> 00:11:01,995 こやつが旅で見た 美しい風景の記憶を➡ 162 00:11:01,995 --> 00:11:07,333 預かってもらう礼に 我々に見せてくれているらしい。 163 00:11:07,333 --> 00:11:09,669 そうだったのか。 164 00:11:09,669 --> 00:11:13,006 お前 すごいなぁ。 ありがとう。 165 00:11:13,006 --> 00:11:15,008 《だから 俺も➡ 166 00:11:15,008 --> 00:11:18,011 お礼に きれいな夕日を 見せてやりたかったけど…》 167 00:11:18,011 --> 00:11:22,682 竜田揚げ 竜田揚げ! 竜田揚げは 新メニュー! 168 00:11:22,682 --> 00:11:24,684 《何気ない こんな夕日は➡ 169 00:11:24,684 --> 00:11:27,086 きっと たくさん見てきたんだろう》 170 00:11:29,022 --> 00:11:31,357 そういえば お前の名前は? 171 00:11:31,357 --> 00:11:36,362 「気安く答えてはならないと 教えられている」だと。 172 00:11:36,362 --> 00:11:38,698 うっ… それは そうか。 173 00:11:38,698 --> 00:11:42,702 まぁ オリガミか ペラペラさんでいいだろう。 174 00:11:42,702 --> 00:11:45,038 じゃあ オリガミ。 175 00:11:45,038 --> 00:11:48,374 こちらは 今さら隠すことはないか。 176 00:11:48,374 --> 00:11:52,045 俺は 夏目。 あっちは ニャンコ先生だ。 177 00:11:52,045 --> 00:11:54,347 しばらくの間 よろしくな。 178 00:11:57,050 --> 00:11:59,986 グー プー。 179 00:11:59,986 --> 00:12:03,990 《オリガミのこと 田沼や多軌にも話したいけれど➡ 180 00:12:03,990 --> 00:12:06,326 どこで 危険な妖怪に聞かれているか➡ 181 00:12:06,326 --> 00:12:11,664 わからないから しばらくは話せないな。 182 00:12:11,664 --> 00:12:16,669 迎えが来て いつか落ち着いたら 2人にも…》 183 00:12:22,675 --> 00:12:25,345 (塔子)貴志く~ん おはよう! 184 00:12:25,345 --> 00:12:27,347 うん? 185 00:12:29,349 --> 00:12:32,352 (塔子)ねぇ 見て。 おはようございます。 186 00:12:32,352 --> 00:12:35,355 どうしたんですか? 187 00:12:35,355 --> 00:12:37,357 あっ つぼみ。 188 00:12:37,357 --> 00:12:40,693 そう とうとう咲くのよ。 189 00:12:40,693 --> 00:12:43,029 (滋)コイツなんか 小さかったのにな。 190 00:12:43,029 --> 00:12:48,034 ホント 貴志くんが いい庭を作ってくれたおかげ。 191 00:12:48,034 --> 00:12:51,704 頑張ったかいがあったな 貴志。 192 00:12:51,704 --> 00:12:55,041 よかった 俺も楽しみです。 193 00:12:55,041 --> 00:12:57,377 《花が咲くころ➡ 194 00:12:57,377 --> 00:13:01,180 オリガミは もう ここを旅立っているだろうか》 195 00:13:07,654 --> 00:13:10,990 《おだやかで 俺には輝いて見える風景も➡ 196 00:13:10,990 --> 00:13:15,662 美しいものを見慣れたオリガミには 退屈かもしれない。 197 00:13:15,662 --> 00:13:17,997 けれど…》 198 00:13:17,997 --> 00:13:19,999 うん? 199 00:13:19,999 --> 00:13:23,336 ふむ ふむ…。 「以前から ナゾだが➡ 200 00:13:23,336 --> 00:13:28,341 町に立つ あの赤い箱はなんだ」と オリガミが言っている。 201 00:13:28,341 --> 00:13:30,343 えっ? あぁ。 202 00:13:30,343 --> 00:13:34,013 あれは ポストといって 手紙を入れるんだ。 203 00:13:34,013 --> 00:13:36,015 「文か?」。 そう。 204 00:13:36,015 --> 00:13:41,020 連絡事や お互い元気かって 送り合うんだ。 205 00:13:41,020 --> 00:13:45,024 「あっ あの花がいっぱいの小屋は なんだ?」。 206 00:13:45,024 --> 00:13:48,695 あれは 花屋。 花を売っているんだ。 207 00:13:48,695 --> 00:13:50,697 「なぜ花を買う? 208 00:13:50,697 --> 00:13:53,366 花など どこにでもあるのに」。 209 00:13:53,366 --> 00:13:57,370 う~ん つんだ花を贈るのも いいんだけど…。 210 00:13:57,370 --> 00:13:59,706 「なぜ 花を贈る? 211 00:13:59,706 --> 00:14:03,309 花は 死者に手向けるものと 聞いたことがあるが」。 212 00:14:03,309 --> 00:14:06,979 あぁ 確かに それもあるけど➡ 213 00:14:06,979 --> 00:14:10,650 お礼や 好意を伝えるときにも 花を贈るんだ。 214 00:14:10,650 --> 00:14:12,652 <オリガミの声は➡ 215 00:14:12,652 --> 00:14:15,555 相変わらず 俺には聞こえなかったけど…> 216 00:14:17,657 --> 00:14:19,659 あれは 駅。 217 00:14:21,661 --> 00:14:23,663 あれは 本屋さん。 218 00:14:25,665 --> 00:14:27,667 あれは タイヤキ屋だ! 219 00:14:27,667 --> 00:14:30,670 ダッシュだ 夏目! あっ 待った! 220 00:14:30,670 --> 00:14:34,674 今日は 俺は おだんご気分だ! 221 00:14:34,674 --> 00:14:40,079 <俺にも ほんの少し いつもの景色がキラキラして見えた> 222 00:14:42,348 --> 00:14:45,685 ふあ~ オリガミ おはよう。 223 00:14:45,685 --> 00:14:49,689 今日も夢 ありが…。 うん? 224 00:14:49,689 --> 00:14:52,024 《なんだろう 気のせいか? 225 00:14:52,024 --> 00:14:55,695 オリガミの周りが 少し汚れているような…》 226 00:14:55,695 --> 00:14:57,697 ふあ~。 227 00:14:57,697 --> 00:14:59,699 今日も すてきな眺めだった。 228 00:14:59,699 --> 00:15:02,969 あれは 異国か 仙人の里か…。 229 00:15:02,969 --> 00:15:05,304 フウ 私も行ってみたい。 230 00:15:05,304 --> 00:15:08,641 先生が旅をするときは 一人なのか? 231 00:15:08,641 --> 00:15:12,979 当たり前だ。 私の心は自由なのだ。 232 00:15:12,979 --> 00:15:15,314 そうだな…。 233 00:15:15,314 --> 00:15:18,317 <何気なく輝き続ける日々。 234 00:15:18,317 --> 00:15:22,655 だけど 当然 いつかは終わるのだろう> 235 00:15:22,655 --> 00:15:27,059 《俺も オリガミみたいに しっかり焼きつけていけたら…》 236 00:15:31,998 --> 00:15:33,100 (多軌)夏目くん? 237 00:15:33,100 --> 00:15:36,002 うん? 238 00:15:36,002 --> 00:15:39,005 多軌。 今 帰りか? 239 00:15:39,005 --> 00:15:43,009 (多軌)うん お友達に 本を返しに行ったところなの。 240 00:15:43,009 --> 00:15:46,345 おしゃべりしてたら こんな時間になっちゃって。 241 00:15:46,345 --> 00:15:48,347 《多軌も また➡ 242 00:15:48,347 --> 00:15:52,685 少しずつ打ち解けて 話せる友人が増えているようだ》 243 00:15:52,685 --> 00:15:56,355 夏目くんも 今帰り? あぁ。 244 00:15:56,355 --> 00:16:00,293 どうしたの? ずっと そこに立っていたみたいだけど。 245 00:16:00,293 --> 00:16:02,295 あぁ いや ただ…。 246 00:16:02,295 --> 00:16:05,965 夕焼けが きれいだから 見ていたんだ。 247 00:16:05,965 --> 00:16:10,269 そっか ホント きれいね。 248 00:16:12,305 --> 00:16:14,607 じゃあ またね 夏目くん。 249 00:16:21,981 --> 00:16:23,983 うん? 250 00:16:23,983 --> 00:16:25,985 えっ…。 251 00:16:29,322 --> 00:16:32,325 妙な気配? あぁ。 252 00:16:32,325 --> 00:16:34,994 オリガミを狙うヤツが出てきたか。 253 00:16:34,994 --> 00:16:36,996 どうせ 小物だろう。 254 00:16:36,996 --> 00:16:41,000 また出たら お前のもやしパンチで粉砕してやれ! 255 00:16:41,000 --> 00:16:44,670 先生も 何か気づいたら 教えてくれよ。 256 00:16:44,670 --> 00:16:47,373 オリガミもな。 257 00:16:51,344 --> 00:16:54,347 あっ。 258 00:16:54,347 --> 00:16:56,349 また汚れてる…。 259 00:16:56,349 --> 00:17:00,953 《オリガミの周りで 何か起こっているのだろうか?》 260 00:17:00,953 --> 00:17:04,957 迎えが来るまで なんとか守ってやらないとな。 261 00:17:04,957 --> 00:17:08,628 < そして また旅に出て➡ 262 00:17:08,628 --> 00:17:12,031 たくさん きれいな風景を きっと焼きつける> 263 00:17:22,975 --> 00:17:25,978 そうだ 私 日誌 取ってこなくちゃ。 264 00:17:25,978 --> 00:17:29,315 夏目くん この鍵 返してきてくれる? 265 00:17:29,315 --> 00:17:31,317 あぁ。 266 00:17:39,325 --> 00:17:41,627 あっ うわぁ! 267 00:17:44,330 --> 00:17:46,332 いない…。 268 00:17:46,332 --> 00:17:49,335 《今のが オリガミを狙って? 269 00:17:49,335 --> 00:17:52,638 でも 今のは…》 270 00:17:57,009 --> 00:18:00,947 どうした? 夏目 うかない顔だな。 271 00:18:00,947 --> 00:18:02,949 あぁ まぁ…。 272 00:18:02,949 --> 00:18:06,285 うん? オリガミが何か言ってるぞ。 273 00:18:06,285 --> 00:18:11,290 ふむ… 「旅仲間が 明日には迎えに来るでしょう。 274 00:18:11,290 --> 00:18:14,627 今夜まで お世話になります」と。 275 00:18:14,627 --> 00:18:18,631 本当か? よかったな オリガミ。 276 00:18:18,631 --> 00:18:22,635 ふむ… よかったかどうかは…。 277 00:18:22,635 --> 00:18:25,972 うん? いや なんでもない。 278 00:18:25,972 --> 00:18:28,307 そうか。 279 00:18:28,307 --> 00:18:30,977 (一つ目)夏目様! うわぁ! 280 00:18:30,977 --> 00:18:33,980 お聞きしましたぞ! (ヒノエ)凶悪な妖に➡ 281 00:18:33,980 --> 00:18:35,982 命を狙われてるんだって!? 282 00:18:35,982 --> 00:18:38,985 待て いったい どこでそんな話に? 283 00:18:38,985 --> 00:18:43,656 私は知らぬ。 妖モノを見なかったか 聞いてみただけだ! 284 00:18:43,656 --> 00:18:46,993 我らにとって 楽しきおもちゃ… いや もとい➡ 285 00:18:46,993 --> 00:18:50,329 大切なお方である 夏目様の命を狙うとは! 286 00:18:50,329 --> 00:18:52,999 不届き千万! 生意気至極! 287 00:18:52,999 --> 00:18:56,002 (牛顔)驚き桃の木 柿八年! 288 00:18:56,002 --> 00:18:59,005 だから 狙われているのは 俺じゃなくて…。 289 00:18:59,005 --> 00:19:01,941 いや まだ狙われていると 決まったわけじゃ…。 290 00:19:01,941 --> 00:19:06,278 (三篠)一戦交えるなら 加勢いたそう 夏目殿。 291 00:19:06,278 --> 00:19:08,280 三篠まで!? 292 00:19:08,280 --> 00:19:10,616 夏目組 犬の会 参上! 293 00:19:10,616 --> 00:19:12,952 (河童)カッパも 遅れて参上! 294 00:19:12,952 --> 00:19:16,288 鳴り物を鳴らして 夜通し護衛いたしますぞ! 295 00:19:16,288 --> 00:19:19,959 ごえいごえいご イングリッシュ! 296 00:19:19,959 --> 00:19:23,629 うるさ~い 出ていけ! (みんな)イエッサー! 297 00:19:23,629 --> 00:19:27,299 ハア ハア…。 (滋)貴志 どうした? 298 00:19:27,299 --> 00:19:29,635 (塔子)大声出して 大丈夫? 299 00:19:29,635 --> 00:19:31,637 すっ すみません! 300 00:19:31,637 --> 00:19:33,639 先生が虫を見つけて騒いだので…。 301 00:19:33,639 --> 00:19:36,976 うん!? こらっ 夏目! 私のせいにす…。 302 00:19:36,976 --> 00:19:39,578 むぐ むぐ…。 303 00:19:42,314 --> 00:19:47,620 (ニャンコ先生のいびき) 304 00:19:51,991 --> 00:19:53,993 うん…。 305 00:19:56,328 --> 00:19:58,330 あれ? 306 00:19:58,330 --> 00:20:00,332 《この夢は…。 307 00:20:00,332 --> 00:20:03,035 この夕日は…》 308 00:20:08,674 --> 00:20:11,343 むっ あれは…。 309 00:20:11,343 --> 00:20:14,013 《あの気配は…。 310 00:20:14,013 --> 00:20:16,682 あれは…》 311 00:20:16,682 --> 00:20:18,684 驚いて ごめんな。 312 00:20:18,684 --> 00:20:23,689 せっかく 本当の姿を 見せようとしてくれてたのに。 313 00:20:26,025 --> 00:20:30,362 オリガミ どうして そんなに離れて立つんだ? 314 00:20:30,362 --> 00:20:34,366 もう驚かないから もっと近くへ…。 315 00:20:46,045 --> 00:20:49,048 (オリガミ)私が➡ 316 00:20:49,048 --> 00:20:52,384 長い髪が さらりと揺れて➡ 317 00:20:52,384 --> 00:20:55,054 にこやかであれば よかったのに。 318 00:20:55,054 --> 00:20:57,723 あっ…。 319 00:20:57,723 --> 00:21:00,659 さよなら 夏目。 320 00:21:00,659 --> 00:21:05,664 きれいな夕日を ありがとう。 321 00:21:10,336 --> 00:21:12,671 あっ…。 うん? 322 00:21:12,671 --> 00:21:14,673 あっ。 323 00:21:28,354 --> 00:21:30,356 花の絵? 324 00:21:30,356 --> 00:21:34,026 ((オリガミ:花を贈る? なぜ?)) 325 00:21:34,026 --> 00:21:38,697 机の汚れは これを描く練習をしてたのかな? 326 00:21:38,697 --> 00:21:42,701 オリガミのヤツ 旅立ったようだな。 327 00:21:42,701 --> 00:21:45,704 そうか。 じゃあ また➡ 328 00:21:45,704 --> 00:21:48,407 きっと いろんなものが見られるな。 329 00:21:50,376 --> 00:21:54,713 《さよなら オリガミ。 また いつか》 330 00:21:54,713 --> 00:21:59,051 これ 塔子さんたちに 見せられないかな? 331 00:21:59,051 --> 00:22:03,656 無理だな。 妖の墨だし じきに消える。 332 00:22:03,656 --> 00:22:06,325 そうか。 333 00:22:06,325 --> 00:22:13,032 《ならば しっかりと焼きつけて…》 334 00:23:56,035 --> 00:23:58,637 竜田揚げは 新メニュー!