1 00:01:07,167 --> 00:01:09,503 ⦅アヌビス:いったい なんの話をしている! 2 00:01:09,503 --> 00:01:11,838 王の真実とは なんだ!? 3 00:01:11,838 --> 00:01:14,174 (セト)それは まだ 確証が得られているわけでは➡ 4 00:01:14,174 --> 00:01:17,344 ありません。 ですから あなたにも➡ 5 00:01:17,344 --> 00:01:22,182 協力していただきたいのです。 (アヌビス)協力… だと? 6 00:01:22,182 --> 00:01:25,185 (セト)前から 時折 感じていたのです。 7 00:01:25,185 --> 00:01:30,524 王は我々に 何か 重大な秘密を抱えていると⦆ 8 00:01:30,524 --> 00:01:34,861 《ありえぬ。 王より ヤツの言葉を信じるなど。 9 00:01:34,861 --> 00:01:36,863 だが…》 10 00:01:36,863 --> 00:01:39,700 ⦅セト:あなたこそ知るべきだ。 11 00:01:39,700 --> 00:01:42,102 王の真実を⦆ 12 00:03:30,510 --> 00:03:33,513 (オセロット)ご苦労だったな サリフィ。 13 00:03:33,513 --> 00:03:36,016 (サリフィ)オセロットさん! (アナスタシア)オセロット? 14 00:03:36,016 --> 00:03:39,352 あっ! なっ なんで アンタが! 15 00:03:39,352 --> 00:03:41,354 アーシャ…。 16 00:03:43,690 --> 00:03:47,527 こんなに小さかったっけ? アンタが でかくなったのよ! 17 00:03:47,527 --> 00:03:50,697 十数年もたってりゃ 当たり前でしょ! 18 00:03:50,697 --> 00:03:53,033 この バカ! 2人は➡ 19 00:03:53,033 --> 00:03:55,035 知り合いだったの? 20 00:03:57,370 --> 00:04:01,875 サリフィ 実は 僕も アーシャと同じ村の出身なんだ。 21 00:04:01,875 --> 00:04:06,480 えっ! 急にいなくなったけどね。 22 00:04:06,480 --> 00:04:08,815 (アナスタシア)私のせいで…。 23 00:04:08,815 --> 00:04:11,151 それは違うよ アーシャ。 24 00:04:11,151 --> 00:04:13,987 僕は 僕の意志でここに来た。 25 00:04:13,987 --> 00:04:16,323 強くならなきゃと思ってね。 26 00:04:16,323 --> 00:04:18,992 えっ。 いつか君のことも➡ 27 00:04:18,992 --> 00:04:20,994 迎えに行くつもりだった。 28 00:04:20,994 --> 00:04:23,997 そんなとき サリフィが現れたんだ。 29 00:04:23,997 --> 00:04:27,167 君のことを話したら 会いたがってくれてね。 30 00:04:27,167 --> 00:04:29,169 それで僕は サリフィに➡ 31 00:04:29,169 --> 00:04:31,838 君を連れてきてもらおうと思った。 32 00:04:31,838 --> 00:04:34,341 (オセロット)彼女なら 君を うがった目で見たりは➡ 33 00:04:34,341 --> 00:04:37,344 しないだろうと。 34 00:04:37,344 --> 00:04:39,679 そう だったの…。 35 00:04:39,679 --> 00:04:42,682 僕は強くなったよ アーシャ。 36 00:04:42,682 --> 00:04:46,353 剣術も 馬術も特訓して 自分を磨いてきた。 37 00:04:46,353 --> 00:04:50,357 今の僕なら 君のことは絶対に守れる! 38 00:04:50,357 --> 00:04:55,362 どうだい! 君の目に 僕は どう映ってるかな!? 39 00:04:55,362 --> 00:04:59,199 相変わらずね。 ん? 40 00:04:59,199 --> 00:05:02,202 それで 私は何をすればいいの? 41 00:05:10,143 --> 00:05:13,313 できたわよ。 これでいい? 42 00:05:13,313 --> 00:05:15,315 あぁ 助かったよ。 43 00:05:15,315 --> 00:05:18,985 すぐに陛下にお見せしてくる。 44 00:05:18,985 --> 00:05:21,321 2人は このまま待っていてくれ。 45 00:05:21,321 --> 00:05:26,159 陛下の許可が下りしだい 謁見を してもらう。 (ドアの閉まる音) 46 00:05:26,159 --> 00:05:28,161 ハァ。 47 00:05:31,498 --> 00:05:35,335 アンタでも 王様に会うのは緊張するの? 48 00:05:35,335 --> 00:05:38,171 うん ちょっとね。 49 00:05:38,171 --> 00:05:40,674 アンタを生贄にした 憎き相手と➡ 50 00:05:40,674 --> 00:05:45,178 対面するわけだもんね。 別に憎んではいないけど…。 51 00:05:45,178 --> 00:05:48,515 甘いわね。 私だったら死罪覚悟で➡ 52 00:05:48,515 --> 00:05:51,351 一矢報いるわ。 53 00:05:51,351 --> 00:05:54,187 えぇ…。 ホントよ。 54 00:05:54,187 --> 00:05:57,357 いざとなったら 王様だろうが 神様だろうが➡ 55 00:05:57,357 --> 00:05:59,693 私がぶん殴ってやるわよ。 56 00:05:59,693 --> 00:06:01,695 だから アンタは堂々と行って➡ 57 00:06:01,695 --> 00:06:04,364 言いたいことを 言ってやんなさい。 58 00:06:04,364 --> 00:06:06,566 ありがとう。 59 00:06:12,305 --> 00:06:16,810 《あの夜 生贄になる運命を知ってから➡ 60 00:06:16,810 --> 00:06:19,145 それを受け入れるまでの日々は➡ 61 00:06:19,145 --> 00:06:22,148 もう あまり覚えていないけど…。 62 00:06:22,148 --> 00:06:24,484 すべてを諦めてしまうまでは➡ 63 00:06:24,484 --> 00:06:28,655 確かに とても怖い存在だった。 64 00:06:28,655 --> 00:06:31,324 ヨアナを統べる王様。 65 00:06:31,324 --> 00:06:33,627 その人に今…》 66 00:06:38,498 --> 00:06:43,336 そなたが オズマルゴの使者 サリフィ・クライノエル。 67 00:06:43,336 --> 00:06:47,340 生贄を免れたという者か? 68 00:06:47,340 --> 00:06:50,343 はい。 くだんの文書➡ 69 00:06:50,343 --> 00:06:53,847 この印章は 確かに オズマルゴ王家のものであることが➡ 70 00:06:53,847 --> 00:06:56,516 認められた。 故に これが➡ 71 00:06:56,516 --> 00:07:00,687 本物の親書であることは認めよう。 72 00:07:00,687 --> 00:07:05,292 しかし 内容については あまりにも重大であるゆえ➡ 73 00:07:05,292 --> 00:07:07,627 その真偽も含め 我が国だけでは➡ 74 00:07:07,627 --> 00:07:10,297 答えを出しかねる。 75 00:07:10,297 --> 00:07:12,632 よって これより 7日のうちに➡ 76 00:07:12,632 --> 00:07:17,971 世界会議を招集し 各国の代表と共に協議する。 77 00:07:17,971 --> 00:07:21,141 答えが出るまで しばし時間が欲しいと➡ 78 00:07:21,141 --> 00:07:24,477 オズマルゴ王に伝え願いたい。 79 00:07:24,477 --> 00:07:28,481 わかりました。 必ず申し伝えます。 80 00:07:28,481 --> 00:07:33,153 時に そなたに一つ尋ねたい。 81 00:07:33,153 --> 00:07:37,490 魔族の国とは いったい どのような世界なのだ? 82 00:07:37,490 --> 00:07:39,659 《えっ?》 83 00:07:39,659 --> 00:07:42,495 我がマスクヴィアナ王家は かつて➡ 84 00:07:42,495 --> 00:07:46,166 大戦の停止と引き換えに 生贄制度を受け入れ➡ 85 00:07:46,166 --> 00:07:50,503 それから 幾人もの乙女を送り続けてきた。 86 00:07:50,503 --> 00:07:54,841 その場しのぎの平穏のため か弱き者にばかり➡ 87 00:07:54,841 --> 00:07:57,844 あまりに重い犠牲を強いてきた。 88 00:07:57,844 --> 00:08:01,348 余には そのすべてを知る責任がある。 89 00:08:01,348 --> 00:08:04,184 あっ…。 90 00:08:04,184 --> 00:08:06,953 魔族の世界は 人間が思うよりも➡ 91 00:08:06,953 --> 00:08:09,622 ずっと普通なところです。 92 00:08:09,622 --> 00:08:12,625 環境は こことは違うけど…。 93 00:08:12,625 --> 00:08:14,961 (サリフィ)そこには 小さなことで笑ったり➡ 94 00:08:14,961 --> 00:08:18,798 喜んだり 迷ったり 悩んだりする人がいて➡ 95 00:08:18,798 --> 00:08:22,802 いい人もいれば ちょっと嫌な人もいて…。 96 00:08:22,802 --> 00:08:27,140 魔族も 人間も 誰もが平穏であることを願う➡ 97 00:08:27,140 --> 00:08:30,143 とても優しい王様がいます。 98 00:08:30,143 --> 00:08:32,812 けして特別な世界なんかじゃない。 99 00:08:32,812 --> 00:08:35,315 みんながそれぞれに 自分の毎日を➡ 100 00:08:35,315 --> 00:08:38,318 一生懸命に生きている…。 101 00:08:38,318 --> 00:08:40,653 とても当たり前で➡ 102 00:08:40,653 --> 00:08:44,657 私には とても大切な場所…。 103 00:08:44,657 --> 00:08:47,494 そんなところです。 104 00:08:47,494 --> 00:08:51,498 (サリフィ)あの… 私 何か 無礼なことしなかったかな? 105 00:08:51,498 --> 00:08:55,001 いいや 堂々としたもので驚いたよ。 106 00:08:55,001 --> 00:08:57,670 むしろ 陛下が生贄制度について➡ 107 00:08:57,670 --> 00:09:00,173 あのようにお考えだったとは…。 108 00:09:00,173 --> 00:09:02,509 対外的には常に厳しく➡ 109 00:09:02,509 --> 00:09:05,945 弱みを 見せたことのないお方なのに。 110 00:09:05,945 --> 00:09:09,783 《それって おーさまと似てる》 111 00:09:09,783 --> 00:09:11,951 時間はかかるかもしれないが➡ 112 00:09:11,951 --> 00:09:14,287 不可能ではないと思えたよ。 113 00:09:14,287 --> 00:09:17,457 人間と 魔族 2つの世界が➡ 114 00:09:17,457 --> 00:09:19,959 正常に交われる日が来ることが。 115 00:09:22,796 --> 00:09:24,964 《ねぇ おーさま。 116 00:09:24,964 --> 00:09:28,468 おーさまの思い ちゃんと届けられたよ》 117 00:09:31,137 --> 00:09:34,974 ⦅セト:宰相殿。 私が あなたにお願いしたいことは➡ 118 00:09:34,974 --> 00:09:37,811 一つ。 これから話す提案を➡ 119 00:09:37,811 --> 00:09:42,148 宰相殿から 王へお伝えいただきたいのです。 120 00:09:42,148 --> 00:09:45,485 私が 関わっていることは伏せて…⦆ 121 00:09:45,485 --> 00:09:56,830 ♬~ 122 00:09:56,830 --> 00:09:58,998 《何をちゅうちょしている。 123 00:09:58,998 --> 00:10:03,670 迷う必要などない。 ヤツの言葉など妄言だ。 124 00:10:03,670 --> 00:10:06,272 それを確かめるためなのだ》 125 00:10:06,272 --> 00:10:09,275 (ノック) 126 00:10:09,275 --> 00:10:14,614 アヌビスです。 少々よろしいでしょうか。 127 00:10:14,614 --> 00:10:17,116 (レオンハート)急ぎでなければ あとにしろ。 128 00:10:17,116 --> 00:10:19,619 でなければ そこで話せ。 129 00:10:19,619 --> 00:10:22,288 いえ できれば じかに➡ 130 00:10:22,288 --> 00:10:25,625 ほんの少しの時間でよいのです。 131 00:10:25,625 --> 00:10:27,794 ⦅セト:もし王が あなたの申し出を➡ 132 00:10:27,794 --> 00:10:29,963 かたくなに拒まれたり お部屋から➡ 133 00:10:29,963 --> 00:10:32,632 出てこられないようならば➡ 134 00:10:32,632 --> 00:10:37,804 何かお姿を見せられない理由でも あるのやも…⦆ 135 00:10:37,804 --> 00:10:41,641 お願いでございます。 このアヌビスの前に➡ 136 00:10:41,641 --> 00:10:44,043 どうかお姿をお見せください。 137 00:10:54,487 --> 00:10:58,658 王…。 (レオンハート)何用だ せわしない。 138 00:10:58,658 --> 00:11:01,327 はっ 申し訳ございません。 139 00:11:01,327 --> 00:11:04,497 今後のことで ご提案したいことが ございまして。 140 00:11:04,497 --> 00:11:10,169 ん? まずは ヨアナとの交渉状況について。 141 00:11:10,169 --> 00:11:13,506 そして もう一つ➡ 142 00:11:13,506 --> 00:11:17,677 サリフィ様の今後について…。 143 00:11:17,677 --> 00:11:20,179 じゃあ 私 戻るね。 144 00:11:20,179 --> 00:11:23,683 日記 どうもありがとう。 議会の決定が下るまで➡ 145 00:11:23,683 --> 00:11:27,854 ここで待てばいいのに。 もう 無神経ね。 146 00:11:27,854 --> 00:11:30,023 なっ…。 この子にはこの子の事情が➡ 147 00:11:30,023 --> 00:11:32,859 あるのよ。 あっ あっ イテテ…。 148 00:11:32,859 --> 00:11:36,863 うん どうしても帰りたくて。 149 00:11:36,863 --> 00:11:39,198 ねぇ アーシャ。 ん? 150 00:11:39,198 --> 00:11:41,534 聞きたかったことが あるんだけど➡ 151 00:11:41,534 --> 00:11:43,703 聞いても怒らない? 152 00:11:43,703 --> 00:11:45,705 とりあえず言ってみなさい。 153 00:11:45,705 --> 00:11:49,042 たぶん怒るけど。 ハハ…。 154 00:11:49,042 --> 00:11:52,378 あのね アーシャが 魔族文字を研究し始めた➡ 155 00:11:52,378 --> 00:11:55,215 いちばんの理由…。 156 00:11:55,215 --> 00:11:58,551 魔族のことで 苦しい思いをしてきたあなたが➡ 157 00:11:58,551 --> 00:12:00,887 自分から そこに触れようとしたのは➡ 158 00:12:00,887 --> 00:12:03,056 どうして? 159 00:12:03,056 --> 00:12:06,993 別に。 ただ確かめたかっただけよ。 160 00:12:06,993 --> 00:12:10,330 自分が何者なのか…。 161 00:12:10,330 --> 00:12:12,498 でも そんなの もうどうでもいい。 162 00:12:12,498 --> 00:12:15,001 えっ? だって➡ 163 00:12:15,001 --> 00:12:17,670 私が何者だって あのバカ➡ 164 00:12:17,670 --> 00:12:20,840 なんにも変わりゃしないもの。 ん? 165 00:12:20,840 --> 00:12:25,011 フフッ そうだね。 フッ フフフ…。 166 00:12:25,011 --> 00:12:28,014 《サリフィ:たとえ自分が 何者に生まれても➡ 167 00:12:28,014 --> 00:12:31,351 受け止めてくれる 誰かがいてくれたなら➡ 168 00:12:31,351 --> 00:12:35,154 それだけで 人は 笑って生きていけるはずだから》 169 00:12:38,691 --> 00:12:41,361 《レオ… あなたにも いつか➡ 170 00:12:41,361 --> 00:12:44,197 そう思ってほしい。 171 00:12:44,197 --> 00:12:47,367 いつも どこか不安げで 寂しそうな顔ばかりの➡ 172 00:12:47,367 --> 00:12:49,869 あなたにも…。 173 00:12:49,869 --> 00:12:53,039 いつか…》 174 00:12:53,039 --> 00:12:56,709 (ベンヌ)いやぁ どうやら 話ァまとまりそうじゃねぇの! 175 00:12:56,709 --> 00:13:01,047 やったな お嬢! うん。 でも…。 176 00:13:01,047 --> 00:13:03,883 《大きな歴史も もちろん大事だけど➡ 177 00:13:03,883 --> 00:13:06,319 ここにも大事なことが…。 178 00:13:06,319 --> 00:13:09,656 この日記を読み解けば 見えてくるかもしれない。 179 00:13:09,656 --> 00:13:13,993 誰も知らない おーさまのルーツ… ううん➡ 180 00:13:13,993 --> 00:13:16,496 もしかしたら おーさま自身の…》 181 00:13:16,496 --> 00:13:18,598 もうすぐだぜ お嬢! 182 00:13:20,833 --> 00:13:23,169 ⚟国境警備隊より伝達です! 183 00:13:23,169 --> 00:13:26,873 ヨアナより 妃殿下代理が お戻りになられました! 184 00:13:33,179 --> 00:13:37,684 あっ! ヘイ! お届けもん一丁! 185 00:13:37,684 --> 00:13:39,886 ただいま! おーさま! 186 00:13:48,194 --> 00:13:51,030 遅くなってごめんなさい。 187 00:13:51,030 --> 00:13:53,700 死ぬほど心配させちゃった? 188 00:13:53,700 --> 00:13:55,902 あぁ。 189 00:13:58,538 --> 00:14:01,874 おーさま? (アヌビス)おかえりなさいませ。 190 00:14:01,874 --> 00:14:05,478 ご無事で何よりです サリフィ様。 191 00:14:05,478 --> 00:14:09,649 サイショーさん。 ご帰還されて 早々ではありますが➡ 192 00:14:09,649 --> 00:14:12,819 これより ただちに 御前会議となりますので。 193 00:14:12,819 --> 00:14:16,155 御前会議…。 じゃあ私は部屋に…。 194 00:14:16,155 --> 00:14:20,326 いえ…。 えっ? 大変お疲れとは存じますが➡ 195 00:14:20,326 --> 00:14:24,997 サリフィ様にも ご出席をお願いいたします。 196 00:14:24,997 --> 00:14:28,000 では まずは 世界会議を招集し➡ 197 00:14:28,000 --> 00:14:30,169 各国の意見をまとめる。 198 00:14:30,169 --> 00:14:33,840 それまでは 正式な回答は保留と…。 199 00:14:33,840 --> 00:14:37,510 はい。 当然ですな。 突然すぎる。 200 00:14:37,510 --> 00:14:39,846 生贄制度の廃止は ヨアナにとって➡ 201 00:14:39,846 --> 00:14:42,181 悪くない話であろうが➡ 202 00:14:42,181 --> 00:14:45,685 完全な和睦となると どう出るか…。 203 00:14:45,685 --> 00:14:49,856 《おーさまに話したいことが いっぱいあるんだけどな。 204 00:14:49,856 --> 00:14:53,025 あの日記も まだ読み解いてないし➡ 205 00:14:53,025 --> 00:14:56,863 早まって不確かなことは 言わないほうがいいのかも。 206 00:14:56,863 --> 00:15:00,032 でも… 気のせいかな。 207 00:15:00,032 --> 00:15:03,035 なんだか おーさまの様子が…》 208 00:15:03,035 --> 00:15:06,139 それでは 生贄制度の廃止➡ 209 00:15:06,139 --> 00:15:10,143 および国交正常化に向けた ヨアナとの交渉状況と➡ 210 00:15:10,143 --> 00:15:14,313 使者として 妃殿下代理が交渉に 当たっているということを➡ 211 00:15:14,313 --> 00:15:18,151 近日中に 国民に向けて公表いたします。 212 00:15:18,151 --> 00:15:20,653 よろしいですね。 《えっ》 213 00:15:20,653 --> 00:15:22,989 あぁ それでかまわぬ。 214 00:15:22,989 --> 00:15:25,324 (サリフィ)待って。 215 00:15:25,324 --> 00:15:27,493 おーさま 私…。 216 00:15:27,493 --> 00:15:30,329 このまま ヨアナとの交渉を続けてゆけば➡ 217 00:15:30,329 --> 00:15:33,166 いずれは公となることです。 218 00:15:33,166 --> 00:15:36,335 (アヌビス)そして今後 ヨアナとの関係が改善し➡ 219 00:15:36,335 --> 00:15:39,338 またそれを 国民が受け入れたならば➡ 220 00:15:39,338 --> 00:15:44,010 それは間違いなく サリフィ様の功績といえます。 221 00:15:44,010 --> 00:15:46,512 ですから そのときは➡ 222 00:15:46,512 --> 00:15:49,515 サリフィ様 あなたを正式に➡ 223 00:15:49,515 --> 00:15:53,019 次期王妃として認めましょう。 224 00:15:53,019 --> 00:15:56,355 (アミト)えぇ~! サ… サリフィ様が ついに! 225 00:15:56,355 --> 00:15:59,192 (ロプス/キュク)正式に王妃になる~!? 226 00:15:59,192 --> 00:16:01,861 (ラントベルト)だから 早合点しないでってば。 227 00:16:01,861 --> 00:16:05,298 最後の条件を 達成できたらの話だから。 228 00:16:05,298 --> 00:16:09,802 その条件というのが ヨアナとの和平交渉の成功➡ 229 00:16:09,802 --> 00:16:12,972 ということですの? ですの。 230 00:16:12,972 --> 00:16:15,141 王妃になるなら 避けて通れない問題だから➡ 231 00:16:15,141 --> 00:16:19,145 当然だけど な~んか引っかかるんだよね➡ 232 00:16:19,145 --> 00:16:21,981 俺は。 といいますと? 233 00:16:21,981 --> 00:16:25,985 これって 例によって あのサイショー殿の発案なんだけど。 234 00:16:25,985 --> 00:16:29,655 アイツ サリフィを認める気なんて さらさら なさそうじゃん。 235 00:16:29,655 --> 00:16:32,658 なのに 本気で こんな条件を出すかなってさ。 236 00:16:34,660 --> 00:16:36,996 確かに 簡単じゃない条件だけど➡ 237 00:16:36,996 --> 00:16:39,499 可能性 ゼロではないわけじゃん。 238 00:16:39,499 --> 00:16:41,834 結局 どうなっても また難癖つけて➡ 239 00:16:41,834 --> 00:16:44,170 なかったことにする つもりだったりして。 240 00:16:44,170 --> 00:16:46,672 (キュク/ロプス)えぇ~! でっ でも➡ 241 00:16:46,672 --> 00:16:50,343 サリフィ様は これまで とても 頑張ってこられたんですもの。 242 00:16:50,343 --> 00:16:54,347 宰相様も 口では厳しいことを おっしゃっていますけど➡ 243 00:16:54,347 --> 00:16:58,017 本当は 心の中では もう 認めてくださっていたり…。 244 00:16:58,017 --> 00:17:00,519 (ロプス)しない。 (キュク)ない。 ないな。 245 00:17:00,519 --> 00:17:03,689 ん…。 それに最近➡ 246 00:17:03,689 --> 00:17:06,626 どうも王宮ん中が におう気がするんだよね。 247 00:17:06,626 --> 00:17:08,628 (アミトたち)ん? (ラントベルト)なんか➡ 248 00:17:08,628 --> 00:17:12,465 きな臭いっていうかさ。 249 00:17:12,465 --> 00:17:14,767 なんもなければいいんだけど。 250 00:17:17,470 --> 00:17:20,306 (アヌビス)オズマルゴ各地へ飛ばした 伝書獣は➡ 251 00:17:20,306 --> 00:17:24,477 今朝までに すべて この王宮へ戻ってまいりました。 252 00:17:24,477 --> 00:17:26,479 これで明日の式典の知らせは➡ 253 00:17:26,479 --> 00:17:29,982 ほぼ全域に届いたはずです。 254 00:17:29,982 --> 00:17:34,487 各国の王侯貴族に 発表の内容を知らせております。 255 00:17:34,487 --> 00:17:38,157 それについての会議の日程は 未定となっておりますが➡ 256 00:17:38,157 --> 00:17:40,993 式典から あまり 日を置かず招集されたほうが➡ 257 00:17:40,993 --> 00:17:44,664 よろしいかと存じます。 258 00:17:44,664 --> 00:17:48,167 王? (サリフィ)あっ おーさま! 259 00:17:48,167 --> 00:17:50,670 ちょっといい? あのね➡ 260 00:17:50,670 --> 00:17:53,005 今すぐ どこかに連れてって! 261 00:17:53,005 --> 00:17:57,677 私 すっごく退屈なの! どこでもいい どこか行きたい! 262 00:17:57,677 --> 00:18:00,179 ねっ お願い! 263 00:18:00,179 --> 00:18:02,348 ダメ? 264 00:18:02,348 --> 00:18:05,451 (アヌビス)サリフィ様 王には明日のご準備が…。 265 00:18:05,451 --> 00:18:08,287 わかった。 あっ 王! 266 00:18:08,287 --> 00:18:12,625 準備といっても 私がすることは もうない。 267 00:18:12,625 --> 00:18:17,797 長くはかからぬ。 あとは任せるぞ。 268 00:18:17,797 --> 00:18:20,499 まったく あの娘は…。 269 00:18:23,135 --> 00:18:25,972 ごめんね おーさま ワガママ言って。 270 00:18:25,972 --> 00:18:28,975 かまわぬ。 私を こうして外へ➡ 271 00:18:28,975 --> 00:18:31,310 連れ出すためだったのだろう。 272 00:18:31,310 --> 00:18:34,146 他の者に悟られぬようにな。 273 00:18:34,146 --> 00:18:38,818 気付いてたんだ。 だが ちょうどよかった。 274 00:18:38,818 --> 00:18:40,820 (レオンハート)私も お前と話すなら➡ 275 00:18:40,820 --> 00:18:44,991 できれば王宮の外で… と思っていたところだ。 276 00:18:44,991 --> 00:18:48,160 やっぱり 何か気がかりなことが? 277 00:18:48,160 --> 00:18:50,663 なんだか ずっと様子が変だから…。 278 00:18:55,334 --> 00:18:58,504 どうしたの? どうせ外へ出てきたのだ。 279 00:18:58,504 --> 00:19:00,606 寄り道してゆくのもよかろう。 280 00:19:03,509 --> 00:19:07,446 寄り道って こんな真っ暗なとこに? 281 00:19:07,446 --> 00:19:11,951 やはり 人間の目ではそうなるか。 282 00:19:11,951 --> 00:19:14,286 ここに何があるの? 283 00:19:14,286 --> 00:19:16,489 周りを見ていろ。 284 00:19:31,470 --> 00:19:33,572 あっ…。 285 00:19:38,477 --> 00:19:40,479 わぁ…。 286 00:19:40,479 --> 00:19:44,483 天井一面… 岩壁も 全部光ってる! 287 00:19:44,483 --> 00:19:48,487 どうして? (レオンハート)この洞穴内の鉱物は➡ 288 00:19:48,487 --> 00:19:52,324 魔力に反応して 発光する性質なのだ。 289 00:19:52,324 --> 00:19:56,328 それも ある一定以上の強さがなければ➡ 290 00:19:56,328 --> 00:20:00,833 こうして目に見えるほどの反応は 示さない。 291 00:20:00,833 --> 00:20:04,170 昔は この石を 輝かせること そのものが➡ 292 00:20:04,170 --> 00:20:08,274 魔族としての 強さの証明でもあったという。 293 00:20:08,274 --> 00:20:11,477 すごい… 星空みたいだね。 294 00:20:13,446 --> 00:20:15,948 (レオンハート)星… そうか。 295 00:20:15,948 --> 00:20:19,618 魔力の象徴としか 思っていなかった この光も➡ 296 00:20:19,618 --> 00:20:22,788 お前の目には そう映るのだな。 297 00:20:22,788 --> 00:20:26,292 この国では 天啓の夜にしか現れず➡ 298 00:20:26,292 --> 00:20:29,962 私には見ることのかなわぬ光。 299 00:20:29,962 --> 00:20:34,300 一度だけ お前を迎えに ヨアナへ行ったときにも➡ 300 00:20:34,300 --> 00:20:36,969 私は身を隠すのに精いっぱいで➡ 301 00:20:36,969 --> 00:20:40,973 空を見上げる余裕などなかった。 302 00:20:40,973 --> 00:20:45,311 私には あまりに遠い景色だ。 303 00:20:45,311 --> 00:20:49,148 いつか ヨアナとの和平が結ばれたら…。 304 00:20:49,148 --> 00:20:51,484 いつか おーさまが どんな姿でも➡ 305 00:20:51,484 --> 00:20:54,153 表に出られる時が来たら➡ 306 00:20:54,153 --> 00:20:57,823 きっと見られるようになるよ。 307 00:20:57,823 --> 00:21:00,159 そのときは 一緒に見ようね。 308 00:21:00,159 --> 00:21:02,828 本当の星空。 309 00:21:02,828 --> 00:21:05,331 あぁ。 310 00:21:05,331 --> 00:21:07,500 明日の式典は 私にとって➡ 311 00:21:07,500 --> 00:21:10,336 正念場になるやもしれぬ。 312 00:21:10,336 --> 00:21:13,339 和平のこと やっぱり 受け入れてもらうのは➡ 313 00:21:13,339 --> 00:21:17,343 難しそうだから? それもあるが➡ 314 00:21:17,343 --> 00:21:19,512 これは 私と お前の…。 315 00:21:19,512 --> 00:21:23,015 いや 私自身のために 乗り越えなければならない➡ 316 00:21:23,015 --> 00:21:26,018 壁なのだ。 なんであれ➡ 317 00:21:26,018 --> 00:21:29,688 ここで退くわけにはいかぬ。 318 00:21:29,688 --> 00:21:32,525 うん。 おーさまの気持ち➡ 319 00:21:32,525 --> 00:21:34,527 きっとわかってくれるよ。 320 00:21:38,697 --> 00:21:40,866 絶対大丈夫。 321 00:21:40,866 --> 00:21:43,035 何があっても 私はずっと➡ 322 00:21:43,035 --> 00:21:45,137 そばにいるよ。 323 00:21:55,548 --> 00:21:59,051 (ヨルムンガンド)さすがに 民の関心も高いようだ。 324 00:21:59,051 --> 00:22:03,055 (ヨルムンガンド)いつも以上に 警戒をせねばならん か…。 325 00:22:03,055 --> 00:22:05,658 目を向けねばならんのは 民ばかりとは➡ 326 00:22:05,658 --> 00:22:07,860 かぎらぬかもしれんが…。 327 00:22:10,162 --> 00:22:14,333 ⦅セト:私は式典の間 少々 姿を隠します。 328 00:22:14,333 --> 00:22:17,169 ですが どうぞお気になさらず。 329 00:22:17,169 --> 00:22:19,338 私は王に何かをしようなどとは➡ 330 00:22:19,338 --> 00:22:21,841 考えておりませんよ。 331 00:22:21,841 --> 00:22:25,678 王にはね⦆ 332 00:22:25,678 --> 00:22:28,347 お時間です 王。 333 00:22:28,347 --> 00:22:30,850 そろそろ…。 あぁ。 334 00:22:33,018 --> 00:22:35,020 ⦅サリフィ:絶対大丈夫。 335 00:22:35,020 --> 00:22:38,123 何があっても 私は ずっとそばにいるよ⦆ 336 00:22:49,201 --> 00:22:53,872 我が国は これより 新たな未来を選択する! 337 00:22:53,872 --> 00:22:58,210 近く遠い隣人 ヨアナと共に手を取り➡ 338 00:22:58,210 --> 00:23:00,379 歩んでゆく未来を! 339 00:23:00,379 --> 00:23:02,881 ⚟信じられない! ⚟そんな まさか本当に…。 340 00:23:02,881 --> 00:23:04,883 ⚟ありえない。 ⚟じゃあやっぱり➡ 341 00:23:04,883 --> 00:23:08,821 人間のきさきを 迎えるといううわさも本当なの!? 342 00:23:08,821 --> 00:23:11,490 すでに ヨアナへ使者を立て➡ 343 00:23:11,490 --> 00:23:15,594 国交正常化へ向け 協議を行う準備に入っている。 344 00:23:17,830 --> 00:23:20,833 これまでの 形ばかりの休戦ではなく➡ 345 00:23:20,833 --> 00:23:23,502 真の和平を結ぶために。 346 00:23:23,502 --> 00:23:25,504 (レオンハート)そして 使者として今➡ 347 00:23:25,504 --> 00:23:27,806 その橋渡しを 務めているのは…。 348 00:23:30,342 --> 00:23:33,178 《なっ なんだ》 349 00:23:33,178 --> 00:23:35,681 使者 は…。 350 00:23:35,681 --> 00:23:39,184 《くっ こんなときに!》 351 00:23:39,184 --> 00:23:43,088 次の 新しい き…。 352 00:23:45,190 --> 00:23:49,595 おーさま? ハァ ハァ ハァ…。 353 00:23:51,697 --> 00:23:53,699 フフ…。 354 00:23:53,699 --> 00:24:06,979 ♬~ 355 00:24:06,979 --> 00:24:09,315 ⚟なっ なんだ!? 空が突然! 356 00:24:09,315 --> 00:24:11,317 ⚟どうしたの!? 357 00:24:11,317 --> 00:24:13,319 あっ あれは!? 358 00:24:13,319 --> 00:24:19,325 ♬~ 359 00:24:19,325 --> 00:24:23,329 ♬~ 360 00:24:23,329 --> 00:24:26,165 ⦅セト:あなたこそ知るべきだ。 361 00:24:26,165 --> 00:24:29,835 あなたがすべてをささげる 絶対的な王…⦆ 362 00:24:29,835 --> 00:24:32,137 ハッ…。 363 00:24:34,173 --> 00:24:37,676 ⦅セト:その真実を…⦆ 364 00:24:37,676 --> 00:24:39,678 ハッ!