1 00:00:06,039 --> 00:00:09,042 (公宗)待っていましたよ 泰家殿。 2 00:00:09,042 --> 00:00:12,045 お久しゅうございます 公宗卿。 3 00:00:15,048 --> 00:00:21,054 [代々 鎌倉と京の パイプ役を務めた公家である] 4 00:00:21,054 --> 00:00:24,057 幕府が健在だった頃が懐かしい。➡ 5 00:00:24,057 --> 00:00:30,063 あの頃は 麻呂の一言に 京中の公家が従ったものです。 6 00:00:30,063 --> 00:00:32,065 (泰家のせきばらい) 7 00:00:32,065 --> 00:00:36,069 長寿丸 あのお方と 今から大事な話をする。➡ 8 00:00:36,069 --> 00:00:40,073 そなたたちは 京の都が見たかろう。 9 00:00:40,073 --> 00:00:45,078 わしも若い頃は 素性を隠して 京で散々遊んだものよ。 10 00:00:45,078 --> 00:00:48,081 身バレだけは要注意でな。 11 00:00:48,081 --> 00:00:51,084 (亜也子)具体的に 何の計画を練るんだろう。 12 00:00:51,084 --> 00:00:54,087 (弧次郎)さあ…。 (吹雪)乱の計画と言っていたが➡ 13 00:00:54,087 --> 00:00:58,091 上級貴族と話す以上 小さい話ではなさそうだ。 14 00:00:58,091 --> 00:01:01,028 (玄蕃)穏やかじゃねえなぁ。 15 00:01:01,028 --> 00:01:04,031 まっ それはそれとして。 16 00:01:04,031 --> 00:01:06,033 (5人)フフッ…。 17 00:01:06,033 --> 00:01:09,036 (一同)京だーっ! 18 00:01:09,036 --> 00:01:19,046 ♬~ 19 00:02:56,677 --> 00:02:58,679 わあ…! (男)どけどけ!➡ 20 00:02:58,679 --> 00:03:00,947 高貴な姫君が お急ぎだ! (時行・弧次郎)ひぃぃ! 21 00:03:00,947 --> 00:03:03,950 大丈夫っすか? 若。 ハァ… ハァ…。 22 00:03:03,950 --> 00:03:05,952 フフ…。 ああ…。 23 00:03:05,952 --> 00:03:08,955 (吹雪)あぁ…。 (亜也子)何これ ぶっといウナギ! 24 00:03:08,955 --> 00:03:11,558 (商人)フフフ… これはハモや。 25 00:03:13,627 --> 00:03:15,962 すごい丁寧に骨切ってる。 26 00:03:15,962 --> 00:03:19,966 そこまでして食うほどの魚かねぇ。 27 00:03:25,972 --> 00:03:28,975 んー…。 28 00:03:28,975 --> 00:03:31,978 そこまでして食うほどだった! 29 00:03:33,980 --> 00:03:35,982 あれ 吹雪は? 30 00:03:35,982 --> 00:03:37,984 (亜也子) お金ないから まず稼ぐって。➡ 31 00:03:37,984 --> 00:03:42,989 あちこちで建物新築してるから 人足の仕事もすぐ見つかる➡ 32 00:03:42,989 --> 00:03:46,993 賃金も 諏訪や鎌倉より 全然高いよって。 33 00:03:48,995 --> 00:03:50,997 ふーん…。 34 00:03:52,999 --> 00:03:55,001 んほっ! ンフフ…。 35 00:03:55,001 --> 00:03:57,003 (女)あらあら。 (玄蕃)あ? 36 00:03:57,003 --> 00:04:00,006 かわいい狐面やね。 (玄蕃)トゥンク…。 37 00:04:00,006 --> 00:04:02,943 お姉さんたちと遊ばへん? (女)ウフフ…。 38 00:04:02,943 --> 00:04:05,946 (玄蕃)《んほっ!? 京女から逆ナンされた!》➡ 39 00:04:05,946 --> 00:04:08,949 《なんで? 俺の気品が 面の下から漏れ出てた!?》➡ 40 00:04:08,949 --> 00:04:12,953 《それとも やっぱ 財力のある男はモテる!?》 41 00:04:12,953 --> 00:04:14,955 (玄蕃) ちょっくら行ってくるわ 坊。 42 00:04:14,955 --> 00:04:16,957 ん? (玄蕃)夜までには帰…➡ 43 00:04:16,957 --> 00:04:20,961 いや 朝までに帰れるかどうか。 44 00:04:20,961 --> 00:04:24,631 (玄蕃)よい子は さっさと ねんねしな~! 45 00:04:24,631 --> 00:04:26,967 枇杷の種が憎い!➡ 46 00:04:26,967 --> 00:04:32,973 このいまいましい種のせいで 至高の果物が最悪の食感じゃ!➡ 47 00:04:32,973 --> 00:04:35,976 どうか 仏様 この世のすべての枇杷から➡ 48 00:04:35,976 --> 00:04:39,980 種を消滅させてくださいませ! (男)やめとけ! 離さんか! 49 00:04:39,980 --> 00:04:44,985 (弧次郎)さすが京だ。 変人っぷりも信濃とは段違いだぜ。 50 00:04:44,985 --> 00:04:46,987 うん…。 51 00:04:48,989 --> 00:04:51,992 《気圧されてしまう》 52 00:04:51,992 --> 00:04:56,997 《広さも経済も 鎌倉より段違いだ》 53 00:04:56,997 --> 00:05:01,935 《尊氏は こんな都で 権力争いをしてるのか》 54 00:05:01,935 --> 00:05:05,939 (弧次郎) 若 そろそろ行きましょう。 55 00:05:05,939 --> 00:05:08,942 ああ。 玄蕃はどうしたかな? 56 00:05:08,942 --> 00:05:12,612 (弧次郎) さっきの辺り 捜してみます? 57 00:05:12,612 --> 00:05:15,949 あああっ… ああぁ… あぁ…。 58 00:05:15,949 --> 00:05:17,951 どないしはったん 子狐ちゃん。 59 00:05:17,951 --> 00:05:21,955 無一文どころか もう借金二十貫文やんか。 60 00:05:21,955 --> 00:05:24,624 (魅摩)キャハハ…。 61 00:05:24,624 --> 00:05:26,626 雑っ魚ぉ。 62 00:05:26,626 --> 00:05:29,963 あたし 双六 負けたことないんだよねぇ。 63 00:05:29,963 --> 00:05:31,965 玄蕃!? (弧次郎)まずい。➡ 64 00:05:31,965 --> 00:05:33,967 死にかけてる!➡ 65 00:05:33,967 --> 00:05:36,970 博打に負けて 身ぐるみ全部剥がされた絶望と➡ 66 00:05:36,970 --> 00:05:39,973 女たちの監視の中で 全裸双六をする興奮で➡ 67 00:05:39,973 --> 00:05:42,976 心が壊れたんだ! 68 00:05:42,976 --> 00:05:44,978 あっ お仲間? 69 00:05:44,978 --> 00:05:47,981 残念 こいつは もううちのもの。➡ 70 00:05:47,981 --> 00:05:49,983 じき業者が引き取りに来る。➡ 71 00:05:49,983 --> 00:05:54,988 借金返し終わるまで 比叡山の山奥で強制労働さ。 72 00:05:54,988 --> 00:05:56,990 (あくび) みんな 金を。 73 00:05:56,990 --> 00:05:58,992 (雫たち)ん…。 (つなぎ銭を置く音) 74 00:05:58,992 --> 00:06:00,594 ん? 75 00:06:00,594 --> 00:06:03,930 上京して右も左もわからない 田舎者なんだ。 76 00:06:03,930 --> 00:06:07,934 すまないが これで解放してもらえないか? 77 00:06:07,934 --> 00:06:09,936 や~だね。 78 00:06:09,936 --> 00:06:11,938 戦の負けは戦で➡ 79 00:06:11,938 --> 00:06:14,941 賭けの負けは賭けで返すが 世の決まりだよ。➡ 80 00:06:14,941 --> 00:06:17,944 あんたが そこに座りなよ。➡ 81 00:06:17,944 --> 00:06:20,947 金じゃない 自分賭けてさ。 82 00:06:20,947 --> 00:06:24,951 双六は よく知らない。 教わりながらでいいのなら。 83 00:06:24,951 --> 00:06:27,954 兄様! (魅摩)えっ? 84 00:06:27,954 --> 00:06:30,957 (魅摩)《郎党のために 即座に身を切る潔さ》➡ 85 00:06:30,957 --> 00:06:34,961 《郎党も迷わず従い 金を出す》➡ 86 00:06:34,961 --> 00:06:36,963 《東国武士か》➡ 87 00:06:36,963 --> 00:06:39,966 《田舎もんだが なかなかの家の坊ちゃんとみた》 88 00:06:39,966 --> 00:06:41,968 (魅摩)フフ…。 89 00:06:41,968 --> 00:06:44,971 (魅摩)《いいんだよねぇ…》➡ 90 00:06:44,971 --> 00:06:48,975 《誇り高く純朴な田舎侍を…》 91 00:06:48,975 --> 00:06:50,977 あっ? 92 00:06:50,977 --> 00:06:55,315 (魅摩)《京の汚泥で ぐちょぐちょに汚す悦び》 93 00:06:55,315 --> 00:06:57,317 (雫)兄様 どいて。 94 00:06:57,317 --> 00:06:59,319 うわっ!? 私が打ちます。 95 00:06:59,319 --> 00:07:02,923 雫! プッ… キャハハハハハ!➡ 96 00:07:02,923 --> 00:07:07,928 泣かせる 泣かせる! 主従愛? きょうだい愛? 97 00:07:07,928 --> 00:07:10,930 いいぜ いいぜ やってやるよ 田舎巫女。 98 00:07:10,930 --> 00:07:14,267 負けたら その年で 穢れを知っちゃうことになるけど➡ 99 00:07:14,267 --> 00:07:16,937 いいよね? (雫)もちろん。 100 00:07:16,937 --> 00:07:18,938 (弧次郎)おい てめえ。 (魅摩)あん? 101 00:07:18,938 --> 00:07:21,942 (弧次郎)その金で満足しろよ。➡ 102 00:07:21,942 --> 00:07:25,945 賭場が荒れれば刃傷沙汰は 全国共通だろ。 103 00:07:25,945 --> 00:07:31,618 武力の保証もない小娘が 欲張るんじゃねえよ。 104 00:07:31,618 --> 00:07:33,954 (魅摩)クッククク…。 105 00:07:33,954 --> 00:07:35,955 (女たち)フフフ…。 106 00:07:35,955 --> 00:07:38,959 (魅摩)ハハハ…。 (女たち)フフフ…。 107 00:07:38,959 --> 00:07:41,962 ん? (魅摩)あたしは魅摩。 108 00:07:41,962 --> 00:07:46,966 佐々木 道誉の娘といえば 京で知らない奴はいないよ。 109 00:07:46,966 --> 00:07:48,969 あっ!? 110 00:07:48,969 --> 00:07:50,971 [佐々木 道誉] 111 00:07:50,971 --> 00:07:53,306 [京の裏を握る西国武士] 112 00:07:53,306 --> 00:07:57,978 [その名は 遠く諏訪の地にまで轟いていた] 113 00:07:57,978 --> 00:07:59,979 (魅摩)さて 始めよっか。➡ 114 00:07:59,979 --> 00:08:03,917 田舎巫女なんぞが 本格的なやり方は知らないでしょ? 115 00:08:03,917 --> 00:08:06,920 (魅摩)一番簡単な柳でいいよ。 116 00:08:06,920 --> 00:08:10,924 (雫)《さっきの駒を持つ手 神力を宿してた》➡ 117 00:08:10,924 --> 00:08:14,928 《であれば 尋常じゃない双六になる》 118 00:08:14,928 --> 00:08:16,930 (魅摩)ほれ 振りな。 119 00:08:16,930 --> 00:08:20,934 京から地獄へ行ける 賽だよ。 120 00:08:33,947 --> 00:08:37,951 双六の中でも この柳は至極単純。➡ 121 00:08:37,951 --> 00:08:42,956 交互に賽を振り 全ての駒を端まで進めた方が勝ち。 122 00:08:42,956 --> 00:08:45,959 (魅摩)当然 出目は 大きい方がいいけど➡ 123 00:08:45,959 --> 00:08:50,964 ぴったりの数で端に着けなきゃ 余った分戻るという決まり。➡ 124 00:08:50,964 --> 00:08:54,968 つまり 賽ころの運が ほぼ全てさ。 125 00:08:56,970 --> 00:08:59,973 [神力とは 常人が使っても➡ 126 00:08:59,973 --> 00:09:03,910 おぼろげな未来や 見えない存在が見えたり➡ 127 00:09:03,910 --> 00:09:06,913 少し運が 良くなったりする程度の力] 128 00:09:06,913 --> 00:09:12,919 [ただ そのわずかな力が 賭け事では勝敗を左右する] 129 00:09:14,921 --> 00:09:17,924 おお! いい目だ 雫! 130 00:09:17,924 --> 00:09:21,928 (魅摩) へえ… あんたも使えるんだ。➡ 131 00:09:21,928 --> 00:09:23,930 たまにいるんだよね。➡ 132 00:09:23,930 --> 00:09:26,933 帝ですら如意にできない 賽の目の運を➡ 133 00:09:26,933 --> 00:09:29,936 少し上乗せできる奴。➡ 134 00:09:29,936 --> 00:09:34,941 まっ あたしは別格だけど。 135 00:09:34,941 --> 00:09:36,943 (玄蕃)あっ… 駄目だ…。 136 00:09:40,947 --> 00:09:42,615 あっ!? 137 00:09:42,615 --> 00:09:47,954 (玄蕃)やめろ… 勝てねえ… そいつには…。 138 00:09:47,954 --> 00:09:49,956 (魅摩)ねえ 田舎巫女。 139 00:09:49,956 --> 00:09:52,625 あたし 勘がいいんだよね。 140 00:09:52,625 --> 00:09:55,628 兄様 兄様 言ってるけど 兄じゃないでしょ➡ 141 00:09:55,628 --> 00:09:57,630 後ろの若ちゃん。 142 00:09:57,630 --> 00:10:00,900 (魅摩)なのに 身代わりで あんたの身を賭けるってことは➡ 143 00:10:00,900 --> 00:10:03,203 えっ 男として好きとか? 144 00:10:06,239 --> 00:10:08,908 ううん 全然。➡ 145 00:10:08,908 --> 00:10:11,911 主君だから 身代わりになるのは当然だけど➡ 146 00:10:11,911 --> 00:10:14,614 男性としては全っ然の然。 147 00:10:14,614 --> 00:10:17,917 言われよう! (魅摩)ふーん そっかぁ。➡ 148 00:10:17,917 --> 00:10:20,253 じゃ この勝負 勝ったら➡ 149 00:10:20,253 --> 00:10:23,923 あんたじゃなく 若ちゃんの方を頂こうかな。➡ 150 00:10:23,923 --> 00:10:26,926 顔も性格も わりと あたしの好みだし。 151 00:10:28,928 --> 00:10:32,932 (雫)《神力は 心の状態にも左右される》➡ 152 00:10:32,932 --> 00:10:36,936 《神のごとく泰然とすれば 神力は寄り付き➡ 153 00:10:36,936 --> 00:10:39,939 人間くさく動揺すれば 離れていく》➡ 154 00:10:39,939 --> 00:10:42,942 《賭け事において ハッタリとは➡ 155 00:10:42,942 --> 00:10:46,946 相手の心を乱して 神力を奪う行為》 156 00:10:56,956 --> 00:11:00,894 (弧次郎)すげえ… こんな双六 見たことねえ。➡ 157 00:11:00,894 --> 00:11:03,897 賽の目が ほとんど六ばかりだ! 158 00:11:06,900 --> 00:11:11,905 (亜也子) でも雫の方が少しずつ目が小さい。 159 00:11:11,905 --> 00:11:13,907 (亜也子)もう 上がり目前…。➡ 160 00:11:13,907 --> 00:11:16,910 何者なの? あいつ。 161 00:11:20,914 --> 00:11:23,917 (魅摩)何 あんたら。 162 00:11:23,917 --> 00:11:27,921 へえ 行き場ないんだ。➡ 163 00:11:27,921 --> 00:11:30,924 このとおり 誰も神仏を敬わない世だ。➡ 164 00:11:30,924 --> 00:11:35,929 あんたらみたく 神仏の中身も彷徨うわな。 165 00:11:37,931 --> 00:11:40,934 (魅摩) なんなら あたしんとこ来る?➡ 166 00:11:40,934 --> 00:11:43,937 役に立つなら居させてやるよ。 167 00:11:49,943 --> 00:11:51,945 (魅摩)《あの時 力が宿った》➡ 168 00:11:51,945 --> 00:11:57,951 《ほんのかすかで けど 使い道次第じゃヤバい力》➡ 169 00:11:57,951 --> 00:12:00,887 《この力で 父上の…》➡ 170 00:12:00,887 --> 00:12:04,891 《そして あの方の覇業を援ける!》 171 00:12:07,894 --> 00:12:09,896 兄様 膝に寝て。 172 00:12:09,896 --> 00:12:11,898 な… なんで? 173 00:12:11,898 --> 00:12:14,901 わかんないけど こういう時の雫の提案は➡ 174 00:12:14,901 --> 00:12:16,903 聞くが吉だよ。 175 00:12:18,905 --> 00:12:21,908 (雫)魅摩ちゃん 兄様にはね➡ 176 00:12:21,908 --> 00:12:24,911 力になってあげたいだけの 身の上があって➡ 177 00:12:24,911 --> 00:12:28,915 仕えるだけの価値のある 将来性があって…。 178 00:12:31,918 --> 00:12:35,922 (雫)何より 暗愚な主君に 巡り合う人も多い中で➡ 179 00:12:35,922 --> 00:12:39,926 こんな優しくて 郎党思いの主君に会えたのは➡ 180 00:12:39,926 --> 00:12:41,928 すごい幸せ。➡ 181 00:12:41,928 --> 00:12:47,934 だから私たち郎党は 命に代えても兄様を守るの。➡ 182 00:12:47,934 --> 00:12:52,939 それと 一つだけ嘘ついてた。 (寝息) 183 00:12:52,939 --> 00:12:54,941 (3人)へっ? 184 00:12:58,611 --> 00:13:00,546 (雫)大好き。 185 00:13:00,546 --> 00:13:02,882 (魅摩)《はあああああ!? 何しちゃってんの 田舎巫女!》➡ 186 00:13:02,882 --> 00:13:04,884 《双六しながら告らねえぞ 普通!》➡ 187 00:13:04,884 --> 00:13:08,888 《てか… う… うおぉ… まだ攻めるか…》➡ 188 00:13:08,888 --> 00:13:11,891 《えっ ちょ… そんなとこまでいっちゃう!?》➡ 189 00:13:11,891 --> 00:13:14,894 《冷めた面して 何ちゅう情熱的な…!》 190 00:13:14,894 --> 00:13:16,896 (雫)そっひの番。 191 00:13:16,896 --> 00:13:19,899 わかっとる! (女たち)キャ~! 192 00:13:19,899 --> 00:13:22,902 (魅摩) 《チッ 一駒だけ上がり損ねた》➡ 193 00:13:22,902 --> 00:13:27,907 《まあいい。 あと1回 ちょうどの目を出せば勝ちだ》 194 00:13:27,907 --> 00:13:29,909 ずっとしながら双六しとる! 195 00:13:29,909 --> 00:13:31,911 あんな双六 うちらですらしたことないわ! 196 00:13:31,911 --> 00:13:34,914 (女) 見て あの技 知らへんねんけど! 197 00:13:36,916 --> 00:13:39,919 (魅摩)《くそっ いつまでも ちょうどの目が出ない!》➡ 198 00:13:39,919 --> 00:13:41,921 《何なの こいつ…!》➡ 199 00:13:41,921 --> 00:13:45,925 《こんなぶっ飛んだ奴 京でも見たことない!》 200 00:13:45,925 --> 00:13:48,594 (魅摩)フー… フー…。 201 00:13:48,594 --> 00:13:50,596 (弧次郎)フッ…。 202 00:13:50,596 --> 00:13:52,598 (弧次郎)《すごい勢いで 差が詰まっているのは➡ 203 00:13:52,598 --> 00:13:54,934 運不運の せいだけじゃねえ》➡ 204 00:13:54,934 --> 00:13:57,937 《周囲の注目が 雫の口元に集まる間に➡ 205 00:13:57,937 --> 00:14:00,873 他の駒も握り込んで進めてる》➡ 206 00:14:00,873 --> 00:14:04,877 《イカサマを併用することまで 全部計算に入れてたんだ》 207 00:14:04,877 --> 00:14:08,881 (弧次郎)《おっそろしいやり手だぜ うちの執事様は》 208 00:14:08,881 --> 00:14:13,886 (魅摩)《ヤバい 心が乱される 運が逃げてゆく!》 209 00:14:15,888 --> 00:14:17,890 上がり。 210 00:14:17,890 --> 00:14:22,895 ぐ… ぐぬぬぬぬ…。 211 00:14:22,895 --> 00:14:26,899 (弧次郎)よっしゃ! 勝ちだ! (亜也子)玄蕃 回収成功! 212 00:14:26,899 --> 00:14:29,902 ったく 手間かけさせやがって。 213 00:14:29,902 --> 00:14:31,904 (玄蕃)ぐぅ…。 214 00:14:31,904 --> 00:14:34,907 うおおー! 助かったあー! 215 00:14:34,907 --> 00:14:37,910 (2人)反省しろ! (玄蕃)はい~…。 216 00:14:39,912 --> 00:14:41,914 ん…。 217 00:14:41,914 --> 00:14:43,916 ん~…。 218 00:14:43,916 --> 00:14:45,918 (雫)もう安心です 兄様。➡ 219 00:14:45,918 --> 00:14:47,920 勝ちました。 えっ!? 220 00:14:47,920 --> 00:14:50,923 うわっ ホントだ…! いったい何が!? 221 00:14:50,923 --> 00:14:53,926 (雫)あと 念押し。 うん? 222 00:14:53,926 --> 00:14:57,930 (雫)好きじゃないから 兄様のことなんて➡ 223 00:14:57,930 --> 00:15:00,867 全っ然。 224 00:15:00,867 --> 00:15:04,871 《何か気に障ること 言ったかな?》 225 00:15:04,871 --> 00:15:08,875 待てよ。 このままタダで 逃がすわけにはいかないねぇ。 226 00:15:08,875 --> 00:15:10,877 よ… よせ 魅摩殿! 227 00:15:10,877 --> 00:15:12,879 弧次郎。 (弧次郎)問題ねえよ。 228 00:15:12,879 --> 00:15:15,882 刀抜いたら首を落とす。 229 00:15:15,882 --> 00:15:18,885 (魅摩) ぶっ飛んだ郎党 従えてんじゃん。 230 00:15:18,885 --> 00:15:21,554 えぇ? 若ちゃんよぉ! 231 00:15:21,554 --> 00:15:23,222 うっ…。 232 00:15:23,222 --> 00:15:25,558 気に入ったわ! 持ってけ! え? 233 00:15:25,558 --> 00:15:27,894 なかなかの婆娑羅じゃん あんたら! 234 00:15:27,894 --> 00:15:29,896 バ… バサラ? 235 00:15:29,896 --> 00:15:32,899 (魅摩) 京では それ売って豪遊しなよ。 236 00:15:32,899 --> 00:15:35,902 仮にも あたしに勝った奴らを はした金でうろつかせたら➡ 237 00:15:35,902 --> 00:15:39,906 名門 京極佐々木家の名に 傷がつく。 238 00:15:39,906 --> 00:15:41,908 (魅摩)そうだ! 二人で遊ぼう 若ちゃん!➡ 239 00:15:41,908 --> 00:15:45,912 あたし直々に京を案内してやるよ。 240 00:15:45,912 --> 00:15:47,914 案内? そうそう。 241 00:15:47,914 --> 00:15:51,918 そんで夜は あたしの屋敷に泊まってきな。 242 00:15:51,918 --> 00:15:53,920 (魅摩)んがっ!? ひゃ!? 243 00:15:53,920 --> 00:15:57,924 (魅摩)何すんだよ 田舎巫女ども! (雫)離れて 悪い虫。 244 00:15:57,924 --> 00:16:01,928 二人きりで何するつもりよ! (魅摩)何って…。 245 00:16:01,928 --> 00:16:04,931 そんなの あたしの勝手。 246 00:16:04,931 --> 00:16:08,267 (魅摩)あたたた…! わかった わかった わかった➡ 247 00:16:08,267 --> 00:16:10,937 わかったよぉぉ…!➡ 248 00:16:10,937 --> 00:16:15,241 全員一緒に案内してやるよ! 249 00:16:17,276 --> 00:16:20,947 (魅摩)小泉 長寿丸…。➡ 250 00:16:20,947 --> 00:16:23,950 諏訪大社の衛士の子? あ… うん。 251 00:16:23,950 --> 00:16:27,954 京周辺の諏訪神社に 寄進のお願いに回ってる。 252 00:16:27,954 --> 00:16:32,959 (魅摩)ふーん。 諏訪大社の支社 全国にあるもんね。➡ 253 00:16:32,959 --> 00:16:36,963 なーんだ もっといいとこの子かと思った。➡ 254 00:16:36,963 --> 00:16:41,968 父上の足元にも及ばないじゃん。 そうだね。 255 00:16:41,968 --> 00:16:45,972 (玄蕃)おい 京の武士の娘ってことは敵方だろ。 256 00:16:45,972 --> 00:16:49,976 (弧次郎)そのはずだ。 (玄蕃)いいのかよ 一緒にいて。 257 00:16:49,976 --> 00:16:52,979 さあな。 少しでも怪しまれたら➡ 258 00:16:52,979 --> 00:16:54,981 若連れて即行離脱…。 259 00:16:54,981 --> 00:16:56,983 (2人)ん? うわっ!? 260 00:16:58,985 --> 00:17:01,921 なんて派手ででかい袴だ。 261 00:17:01,921 --> 00:17:04,924 今 京で流行ってる大口袴。➡ 262 00:17:04,924 --> 00:17:07,927 ああいう型破りな格好や行いを する奴らは➡ 263 00:17:07,927 --> 00:17:09,929 婆娑羅って呼ばれてる。 264 00:17:09,929 --> 00:17:12,932 (亜也子)魅摩が 奇天烈な服着てるのも婆娑羅? 265 00:17:12,932 --> 00:17:14,934 そゆこと。 266 00:17:14,934 --> 00:17:16,936 露出狂。 (魅摩)うるせえ! 267 00:17:16,936 --> 00:17:18,938 当たりがきついぞ! 田舎巫女! 268 00:17:18,938 --> 00:17:22,942 [鎌倉幕府を倒し 京に入った武士たちは➡ 269 00:17:22,942 --> 00:17:25,945 今までにない過激な服装で イキり始め➡ 270 00:17:25,945 --> 00:17:29,949 貴族までもが こぞって真似をし始めた] 271 00:17:29,949 --> 00:17:31,951 [人呼んで 婆娑羅] 272 00:17:31,951 --> 00:17:35,955 [武士が生み出した 日本で最初の ファッションブームである] 273 00:17:35,955 --> 00:17:39,959 その仕掛け人が あたしの父上。 274 00:17:39,959 --> 00:17:42,962 古い武士観なんて 捨てちゃいなよ 若ちゃん。➡ 275 00:17:42,962 --> 00:17:45,965 時代も常識も変わってる。➡ 276 00:17:45,965 --> 00:17:49,969 今は自由な奴の天下だよ。 277 00:17:49,969 --> 00:17:52,972 おーい かも! 田舎侍!➡ 278 00:17:52,972 --> 00:17:54,974 行くぞ~!➡ 279 00:17:54,974 --> 00:17:57,977 京は 一日で回れるほど 狭かないよ。➡ 280 00:17:57,977 --> 00:18:01,914 ひと月はかかると覚悟しな。 281 00:18:01,914 --> 00:18:06,919 《一度認めた相手には 開けっ広げの好意をくれる》 282 00:18:06,919 --> 00:18:09,922 《正体を隠すのは心苦しいが➡ 283 00:18:09,922 --> 00:18:13,926 ここは甘えて 京の見聞を深めておこう》 284 00:18:13,926 --> 00:18:16,929 もう歩けねえよ。 宿 行こうぜ。 285 00:18:16,929 --> 00:18:19,932 体力 雑魚すぎ! 286 00:18:19,932 --> 00:18:22,935 京の魅力は ここからだっつうの。 287 00:18:22,935 --> 00:18:24,937 (武士)おい。 288 00:18:26,939 --> 00:18:31,944 謝れ 小娘。 破廉恥な格好で ざれおって。 289 00:18:31,944 --> 00:18:33,946 ぺこりんちょ。 290 00:18:36,949 --> 00:18:38,951 (げっぷ) 291 00:18:38,951 --> 00:18:41,954 まったく 京の都は腐っとる。➡ 292 00:18:41,954 --> 00:18:44,957 公正な判決は下せないわ➡ 293 00:18:44,957 --> 00:18:48,961 武士も小娘も卑猥な服だわ。 294 00:18:50,963 --> 00:18:54,967 (魅摩)芋丸出しで 昼から酒飲んで管を巻く。 295 00:18:54,967 --> 00:18:57,970 ははん さてはあんたも➡ 296 00:18:57,970 --> 00:19:00,906 恩賞もらえなかった 東国武士だね。➡ 297 00:19:00,906 --> 00:19:04,910 毎日見るよ そういう負け犬たち。 298 00:19:04,910 --> 00:19:06,912 ちょっと…。 299 00:19:06,912 --> 00:19:09,582 (魅摩)あー 新田のものか。 300 00:19:09,582 --> 00:19:11,917 えっ? あ…! 301 00:19:11,917 --> 00:19:17,923 《新田 義貞 鎌倉攻めの実行犯…!》 302 00:19:17,923 --> 00:19:20,926 (魅摩) クククッ かわいそうにねぇ。 303 00:19:20,926 --> 00:19:23,596 主君の義貞が ぼんくらだから➡ 304 00:19:23,596 --> 00:19:28,934 その郎党は 帝の贔屓の恩恵にもあずかれない。 305 00:19:28,934 --> 00:19:30,936 (武士)小娘…。 306 00:19:30,936 --> 00:19:33,939 斬られたいようだな。 307 00:19:33,939 --> 00:19:35,941 魅摩ちゃん! (魅摩)いいの いいの。 308 00:19:35,941 --> 00:19:38,944 殴るも斬るも ご自由に。 309 00:19:38,944 --> 00:19:43,949 京の武家の娘が 田舎侍なんぞに引けるかよ。 310 00:19:43,949 --> 00:19:47,953 父上に千倍にして返してもらうし。 311 00:19:47,953 --> 00:19:50,956 えっ…。 弧次郎 亜也子。 312 00:19:50,956 --> 00:19:53,959 騒ぎになる前に この侍を落とせるか? 313 00:19:53,959 --> 00:19:56,295 (亜也子)もちろん。 (魅摩)えっ…。 314 00:19:56,295 --> 00:19:58,964 (弧次郎)若に合わせますよ。 (魅摩)えっ…? 315 00:19:58,964 --> 00:20:00,900 なめおって…。➡ 316 00:20:00,900 --> 00:20:04,904 鎌倉攻めで 三つも首を取った俺を! 317 00:20:13,913 --> 00:20:15,915 (亜也子)どーん! (武士)ぐおお…! 318 00:20:15,915 --> 00:20:17,917 ぐはっ…。 319 00:20:20,920 --> 00:20:23,923 君は良家の子女だろ。 320 00:20:23,923 --> 00:20:26,926 顔に傷でもついたら大事だ。 321 00:20:26,926 --> 00:20:30,930 なんて考えも古くさいか。 322 00:20:30,930 --> 00:20:33,933 どうも私は 婆娑羅に向いてないらしい。 323 00:20:33,933 --> 00:20:36,936 (亜也子) うひゃ~ 酒くさ! アハハハ! 324 00:20:36,936 --> 00:20:40,272 (弧次郎)しっかし 口ほどにもねえ奴でしたね 若。 325 00:20:40,272 --> 00:20:44,944 (魅摩)《ええ~ 何その真面目 女殺すぞ》➡ 326 00:20:44,944 --> 00:20:48,948 《一周回って逆に婆娑羅~》➡ 327 00:20:48,948 --> 00:20:52,952 《父上に紹介したいわ こいつ…》 328 00:20:52,952 --> 00:20:54,954 (清原)ううぅ… うぅ…。 329 00:20:54,954 --> 00:20:58,958 (尊氏) ええ ええ そうだったんですね。 330 00:20:58,958 --> 00:21:00,893 (清原)うううぅ~…。 331 00:21:00,893 --> 00:21:05,898 もう嫌じゃ! またまた死ぬところだったぞよ…。 332 00:21:05,898 --> 00:21:09,902 なるほど。 それはさぞかし怖かったでしょう。 333 00:21:09,902 --> 00:21:12,905 戦闘神輿も打ち砕かれ➡ 334 00:21:12,905 --> 00:21:15,241 つわものを雇う私財も 使い果たし➡ 335 00:21:15,241 --> 00:21:17,910 帝は会ってもくれぬ。➡ 336 00:21:17,910 --> 00:21:20,913 もう戦は嫌でごじゃる。➡ 337 00:21:20,913 --> 00:21:24,917 わああぁぁ…! 338 00:21:24,917 --> 00:21:30,923 (道誉)いかに無能でも 人の命は かけがえのない大切なものです。 339 00:21:30,923 --> 00:21:37,930 最後まで搾って使いつぶさねば 御仏もお怒りになりましょう。 340 00:21:37,930 --> 00:21:40,933 (清原)うっ… うう… うぅ…。 341 00:21:40,933 --> 00:21:44,937 清原卿。 (清原)ん… あっ…。 342 00:21:44,937 --> 00:21:47,940 (尊氏) もう怯えることはありません。 343 00:21:49,942 --> 00:21:53,946 尊氏にお任せくだされば すべて大丈夫。 344 00:21:53,946 --> 00:21:58,951 さあ ゆっくりと目を閉じて。 345 00:21:58,951 --> 00:22:02,888 (清原)《あ… ああ…》➡ 346 00:22:02,888 --> 00:22:08,894 《この笑顔の なんと心を安らげることか》 347 00:22:11,897 --> 00:22:15,901 (清原)《帝より ずっと…》 348 00:22:15,901 --> 00:22:29,915 ♬~ 349 00:22:29,915 --> 00:22:39,925 ♬~