1 00:02:13,800 --> 00:02:15,802 (亜也子)父上…。 2 00:02:15,802 --> 00:02:18,972 《時行:亜也子…》 父上…。 3 00:02:18,972 --> 00:02:23,143 (亜也子)うぅっ…。 《父君が死に 戦も敗ければ➡ 4 00:02:23,143 --> 00:02:26,313 その心痛は計り知れない》 5 00:02:26,313 --> 00:02:28,815 (弧次郎)くっ…。 6 00:02:28,815 --> 00:02:33,253 (望月)うぉ~ん うぉ~ん。 7 00:02:33,253 --> 00:02:35,255 悲しいのう~。 8 00:02:35,255 --> 00:02:39,259 格好いい望月様が 死んでしまった~。 (泣き声) 9 00:02:39,259 --> 00:02:43,096 望月殿!? よっ 長寿丸。 10 00:02:43,096 --> 00:02:45,098 (吹雪)ハッ。 ち…。 11 00:02:45,098 --> 00:02:47,100 父上~! (笑い声) 12 00:02:47,100 --> 00:02:49,436 死んだかと思った~! (笑い声) 13 00:02:49,436 --> 00:02:51,938 ガッハッハッハ…! 14 00:02:51,938 --> 00:02:55,776 父は不死身だ 亜也子。 お前こそ よう来た! 15 00:02:55,776 --> 00:02:57,778 (亜也子)本当に よくぞご無事で。 (望月)アッハッハ…。 16 00:02:57,778 --> 00:03:00,113 (望月)フンッ! (亜也子)あ~ 痛い あ~ イタタ…。 17 00:03:00,113 --> 00:03:04,451 父上強い… アバラ折れてる アハハハ! 何を軟弱な! 18 00:03:04,451 --> 00:03:07,621 望月家では アバラは折って強くするのだ。 19 00:03:07,621 --> 00:03:11,792 お前も折ってみい ほれほれ。 アハハハハ…! 20 00:03:11,792 --> 00:03:13,960 (2人)親子…。 21 00:03:13,960 --> 00:03:17,130 ちょ ちょっと待ってください 望月殿! 22 00:03:17,130 --> 00:03:19,966 んっ? あなたも常岩殿も…。 23 00:03:19,966 --> 00:03:21,968 軍まで無傷とは。 24 00:03:21,968 --> 00:03:25,806 戦わずして あの砦を捨てたのですか? 25 00:03:25,806 --> 00:03:27,808 ああ そうだ。 26 00:03:27,808 --> 00:03:30,644 せこせこ こもって戦うのは 性に合わん。 27 00:03:30,644 --> 00:03:34,414 くれてやればいいのよ あんな砦。 28 00:03:34,414 --> 00:03:36,917 冗談でしょ? 29 00:03:36,917 --> 00:03:40,087 ここが落ちたら ヤバいんスよ? 30 00:03:40,087 --> 00:03:43,590 このままじゃ 市河の軍に南下されて➡ 31 00:03:43,590 --> 00:03:48,929 中と南の戦場が超不利になる! 32 00:03:48,929 --> 00:03:53,333 (常岩)待て。 我々は感謝しているのだ。 33 00:03:55,268 --> 00:03:59,940 我が砦は 防御が弱く 軍も多く収容できず➡ 34 00:03:59,940 --> 00:04:03,777 市河相手じゃ 2日と もたん。 35 00:04:03,777 --> 00:04:07,781 望月様が包囲を破って 逃がしてくれねば➡ 36 00:04:07,781 --> 00:04:11,118 砦どころか 我々兵まで全滅していた。 37 00:04:11,118 --> 00:04:14,454 ハァッ…。 (望月)それにな 小僧。 あっ。 38 00:04:14,454 --> 00:04:19,126 無傷で山に潜まれたほうが 市河にとっては脅威なのだ。 39 00:04:19,126 --> 00:04:24,464 中の戦場に行こうとする 市河の背後をいつでも突ける。 40 00:04:24,464 --> 00:04:28,635 特に川を渡る瞬間などは 狙いどころだ。 41 00:04:28,635 --> 00:04:32,139 そうか! 対岸の四宮軍と挟み撃てば➡ 42 00:04:32,139 --> 00:04:34,407 壊滅的な打撃を与えられる! 43 00:04:34,407 --> 00:04:36,910 素晴らしい計略だ! 44 00:04:36,910 --> 00:04:40,747 ということは 四宮殿とも 示し合わせているのですね! 45 00:04:40,747 --> 00:04:43,750 フフッ…。 46 00:04:43,750 --> 00:04:48,421 四宮? 示し合わせてねえのかよ! 47 00:04:48,421 --> 00:04:52,259 それじゃ市河が 川を渡っちゃうじゃん 父上! 48 00:04:52,259 --> 00:04:55,428 むしろ 四宮殿が 背後を突かれて挟み撃ちだよ! 49 00:04:55,428 --> 00:04:58,598 はいはい 悪い悪い! さっき 砦を捨てたばかりで➡ 50 00:04:58,598 --> 00:05:01,434 そこまで手が回らんのだ! 父上! 51 00:05:01,434 --> 00:05:03,937 急いで四宮殿に伝えないと。 ええ。 52 00:05:03,937 --> 00:05:06,640 明朝には市河軍が動き出します。 53 00:05:08,608 --> 00:05:12,112 亜也子! 君はここで 父君を守ってくれ! 54 00:05:12,112 --> 00:05:15,282 えっ? でも…。 明日以降の➡ 55 00:05:15,282 --> 00:05:18,785 北と中との伝令も君に任せる。 あっ…。 56 00:05:18,785 --> 00:05:22,122 せっかく父君と共に戦える機会だ。 57 00:05:22,122 --> 00:05:24,791 親孝行して差し上げるといい。 58 00:05:24,791 --> 00:05:28,795 ハァッ… 御意っ! 59 00:05:28,795 --> 00:05:32,465 (望月)線は細く 頼りないが➡ 60 00:05:32,465 --> 00:05:36,736 なかなかの将の器だな お前の若様は。 61 00:05:36,736 --> 00:05:42,075 うん。 最近 忠義心が爆上がりで 困っちゃうの。 62 00:05:42,075 --> 00:05:51,785 ♬~ 63 00:05:55,255 --> 00:05:59,259 そんなわけで 四宮殿。 北の山の出口に➡ 64 00:05:59,259 --> 00:06:02,762 兵を配していただけますか? (四宮)頼む。 はっ。 65 00:06:02,762 --> 00:06:06,433 (吹雪)少ない兵で 十分です。 承知した 御使い様。 66 00:06:06,433 --> 00:06:08,768 積もる話でもしたいところだが➡ 67 00:06:08,768 --> 00:06:11,771 お前らも保科の陣で ゆっくり寝ろ。 68 00:06:11,771 --> 00:06:14,107 ふわぁ…。 69 00:06:14,107 --> 00:06:16,443 1年で また たくましくなったようだ。 70 00:06:16,443 --> 00:06:19,346 将来が楽しみだねぇ。 71 00:06:24,451 --> 00:06:26,453 (寝息) 72 00:06:26,453 --> 00:06:29,456 アーン モグモグ。 73 00:06:29,456 --> 00:06:33,393 もう食べられません。 んっ… んんっ…。 74 00:06:33,393 --> 00:06:35,395 ん~っ…。 75 00:06:38,064 --> 00:06:40,066 (雫)フッ…。 76 00:06:44,404 --> 00:06:46,406 (いななき) 77 00:06:46,406 --> 00:06:49,576 (助房)進め~い! (兵たち)おぉ~っ! 78 00:06:49,576 --> 00:06:57,918 ♬~ 79 00:06:57,918 --> 00:07:00,086 (祢津)望月は相変わらずだ。 80 00:07:00,086 --> 00:07:04,424 雑に動くが なんだかんだで いいほうへ転ぶ。 81 00:07:04,424 --> 00:07:09,763 さて 北の動きを踏まえた上で 今後の軍議だ。 82 00:07:09,763 --> 00:07:12,265 やはり この 中の戦場で➡ 83 00:07:12,265 --> 00:07:14,601 国司に勝つのが 最重要となった。 84 00:07:14,601 --> 00:07:17,771 なるべく短期で 決着をつけたいのだが…。 85 00:07:17,771 --> 00:07:22,275 国司軍との戦況は互角で 決め手を欠く。 86 00:07:22,275 --> 00:07:27,781 (保科)う~む… 打開策は何かないか。 87 00:07:27,781 --> 00:07:29,783 あっ! んっ? 88 00:07:29,783 --> 00:07:32,285 (雫)祢津様。 んっ? 89 00:07:32,285 --> 00:07:36,289 伝令の立場から 進言してもよろしいでしょうか。 90 00:07:40,060 --> 00:07:43,396 吹雪君 昨日言ってた 気になることを。 91 00:07:43,396 --> 00:07:45,398 んっ ああ…。 92 00:07:47,400 --> 00:07:51,404 昨日 南の砦を見てきたのですが➡ 93 00:07:51,404 --> 00:07:55,909 少し戦力が過剰に思いました。 (祢津)過剰? 94 00:07:55,909 --> 00:07:58,578 (吹雪)砦の構造は かなり堅固。 95 00:07:58,578 --> 00:08:01,748 攻めてくる方角さえ 前もって予測できれば➡ 96 00:08:01,748 --> 00:08:05,752 海野殿の武力と 少数の兵で守れます。 97 00:08:05,752 --> 00:08:10,090 このやり方は 偵察兵が多く必要ですが➡ 98 00:08:10,090 --> 00:08:14,260 それでも 現状の8割の兵で十分かと。 99 00:08:14,260 --> 00:08:19,432 ひ~ ふ~ み~ よお いつ…。 100 00:08:19,432 --> 00:08:21,434 (保科)なるほど! 101 00:08:21,434 --> 00:08:23,937 余った50騎余りを 中に引き抜けば➡ 102 00:08:23,937 --> 00:08:25,939 それなりに戦力になるか。 103 00:08:29,109 --> 00:08:31,111 吹雪君。 104 00:08:31,111 --> 00:08:35,715 祢津様の鷹を 砦の見張りに使ったなら? 105 00:08:35,715 --> 00:08:37,717 んっ! 106 00:08:37,717 --> 00:08:40,887 そうか! それなら偵察兵は ほとんど不要。 107 00:08:40,887 --> 00:08:44,224 南は100騎も残せば 10日はもつ! 108 00:08:44,224 --> 00:08:47,060 短期決戦なら➡ 109 00:08:47,060 --> 00:08:50,397 砦の予備兵も ほとんど不要。 110 00:08:50,397 --> 00:08:54,401 なので 祢津様が 南へ行くのと引き換えに➡ 111 00:08:54,401 --> 00:09:00,573 南の戦場から 200を引き抜き 中に集中。 112 00:09:00,573 --> 00:09:03,910 ということも可能かと。 うむ…。 113 00:09:03,910 --> 00:09:06,079 フッ…。 (玄蕃)へぇ~。 114 00:09:06,079 --> 00:09:09,582 《雫…》 115 00:09:09,582 --> 00:09:13,586 いや 妙案だ! 祢津様のおかげで➡ 116 00:09:13,586 --> 00:09:17,257 この 中の戦場の 警戒箇所は ほぼ把握した! 117 00:09:17,257 --> 00:09:21,094 今後の戦は 我々だけでも戦える! 118 00:09:21,094 --> 00:09:23,763 理にかなっている。 119 00:09:23,763 --> 00:09:27,767 子どもの策に乗せられるのは 少々しゃくだが。 120 00:09:27,767 --> 00:09:33,873 雫 頼重様からの信頼も厚い お前の提言だ。 121 00:09:33,873 --> 00:09:35,875 いいだろう! 122 00:09:35,875 --> 00:09:39,212 北は 挟み撃ちで食い止め➡ 123 00:09:39,212 --> 00:09:42,715 南では 私と兵200を交換し➡ 124 00:09:42,715 --> 00:09:47,053 この 中で 保科党が勝負を決める! 125 00:09:47,053 --> 00:09:49,055 (保科)数の上では 500を超えるなぁ。 126 00:09:49,055 --> 00:09:52,559 長寿丸 伝令なら抜け道を知っていよう。 127 00:09:52,559 --> 00:09:55,562 早速 南へ案内せよ。 はい! 128 00:09:57,564 --> 00:10:05,405 《雫は… 頼重殿の代理人として 重臣たちに顔が利く》 129 00:10:05,405 --> 00:10:07,407 んっ? (いななき) 130 00:10:07,407 --> 00:10:09,576 《彼女ならではだ。 131 00:10:09,576 --> 00:10:15,415 大将を配置転換するなどという 大胆な発想は》 132 00:10:15,415 --> 00:10:25,425 ♬~ 133 00:10:25,425 --> 00:10:27,827 (鷹の鳴き声) 134 00:10:29,762 --> 00:10:33,766 (海野)200騎は昨晩 ひそかに中に送った。 135 00:10:33,766 --> 00:10:38,104 わしと祢津殿で 砦を守る準備も万全だ。 136 00:10:38,104 --> 00:10:42,108 鷹で 一とおり戦場を見たが 長くはもたん。 137 00:10:42,108 --> 00:10:47,113 中での決戦は 3日中に けりをつけよと保科に伝えよ。 138 00:10:47,113 --> 00:10:49,115 はい! 139 00:10:51,117 --> 00:10:54,120 では! 皆様もご武運を! 140 00:10:58,958 --> 00:11:01,961 なかなかおもしろい 若君であろう 祢津殿。 141 00:11:01,961 --> 00:11:06,966 ああ。 まったく よくもあれだけ 楽しそうに働き回る。 142 00:11:06,966 --> 00:11:10,136 (海野)ただ 上出来とはいえ➡ 143 00:11:10,136 --> 00:11:13,973 子どもの策で これ以上進めていいものか。 144 00:11:13,973 --> 00:11:17,644 どういうことだ。 145 00:11:17,644 --> 00:11:22,815 国司軍は数だけだが 貞宗は歴戦の手だれ。 146 00:11:22,815 --> 00:11:24,984 こちらと同じように➡ 147 00:11:24,984 --> 00:11:29,322 ヤツにも当然 策は あるはずなのだ。 148 00:11:29,322 --> 00:11:33,927 帰りてぇ… どんだけ走ってんだ この数日で。 149 00:11:33,927 --> 00:11:36,930 そう言わず 付き合ってくれ 玄蕃。 150 00:11:36,930 --> 00:11:39,766 君の力が 必要になるときもある。 151 00:11:39,766 --> 00:11:43,269 《確かに 少し働き過ぎだ。 152 00:11:43,269 --> 00:11:46,873 今回の若は ちょっと無理が過ぎるかもな》 153 00:11:49,442 --> 00:11:51,444 んっ!? 154 00:11:51,444 --> 00:11:53,780 海野殿。 (鷹の鳴き声) 155 00:11:53,780 --> 00:11:57,116 砦の北に 100人規模の敵本隊がいたな。 156 00:11:57,116 --> 00:12:00,620 (海野)ああ 開戦時から動いていない。 157 00:12:00,620 --> 00:12:04,290 (祢津)いないぞ! 敵本隊の気配がない! 158 00:12:04,290 --> 00:12:13,967 ♬~ 159 00:12:13,967 --> 00:12:16,970 あっ…! コイツら…。 (いななき) 160 00:12:16,970 --> 00:12:20,473 いつの間にっ! 161 00:12:20,473 --> 00:12:25,311 (貞宗)ちょこまか逃げ回る 伝令とは やはり貴様か。 162 00:12:25,311 --> 00:12:30,483 戦場で会えば 容赦はせぬと言ったはずだな…! 163 00:12:30,483 --> 00:12:33,586 貴様を捕らえ 拷問し➡ 164 00:12:33,586 --> 00:12:38,591 諏訪の指示や 戦への関与を 洗いざらい吐かせれば➡ 165 00:12:38,591 --> 00:12:41,427 この戦に勝つだけではない。 166 00:12:41,427 --> 00:12:46,766 頼重を滅ぼす 大義名分が手に入るのだ! 167 00:12:46,766 --> 00:12:52,772 100人がかりぞ。 行け~い! 168 00:12:54,774 --> 00:12:57,944 幼子とて 容赦は無用! 169 00:12:57,944 --> 00:13:01,948 刀を持って戦場に立つ以上 誰もが平等ぞ! 170 00:13:01,948 --> 00:13:04,784 手足の一本は 落として構わん! 171 00:13:04,784 --> 00:13:08,955 情報をしゃべれる状態で 捕らえるのだ! うっ…。 172 00:13:08,955 --> 00:13:13,126 ぼん 弧次郎! 馬から下りろ! 173 00:13:13,126 --> 00:13:15,628 (郎党たち)うおっ? (爆発音) 174 00:13:15,628 --> 00:13:18,965 右側の包囲が整ってない。 175 00:13:18,965 --> 00:13:21,968 坂を上って逃げるぞ。 おう。 176 00:13:26,806 --> 00:13:28,808 ⚟痛っ! ⚟なんだこれは? 177 00:13:28,808 --> 00:13:31,978 くうっ! おのれ! 178 00:13:31,978 --> 00:13:35,915 《フン… また狐の煙幕か。 179 00:13:35,915 --> 00:13:41,087 煙の範囲が限定的なのは 前に見たわ。 180 00:13:41,087 --> 00:13:45,258 煙の端から出てくる所…。 181 00:13:45,258 --> 00:13:47,593 そこだ!》 182 00:13:47,593 --> 00:13:50,596 うっ! なっ…! 183 00:13:50,596 --> 00:13:52,598 捕まえたぁ! ハッ…! 184 00:13:52,598 --> 00:13:56,102 うお~っ! 捕まえたぞ~っ! 185 00:13:56,102 --> 00:13:58,438 《ま まずい…!》 186 00:13:58,438 --> 00:14:00,440 イデデデ…。 《捕まった…!》 187 00:14:00,440 --> 00:14:03,943 《終わりだ…!》 188 00:14:03,943 --> 00:14:05,945 グエッ! ウッ! 189 00:14:05,945 --> 00:14:07,947 グッ! グアッ…! 190 00:14:07,947 --> 00:14:10,616 あっ…。 (倒れる音) 191 00:14:10,616 --> 00:14:12,618 なっ 何ヤツ! 192 00:14:12,618 --> 00:14:16,622 (頼重)何ヤツと聞かれれば 答えなくてはなりますまい。 193 00:14:16,622 --> 00:14:23,629 天網恢恢 疎にして漏らさず! すべてを見通す全信濃の守り神! 194 00:14:23,629 --> 00:14:25,832 信濃仮面! 195 00:14:31,471 --> 00:14:34,407 参! 上~! 196 00:14:34,407 --> 00:14:36,409 えぇ…。 197 00:14:36,409 --> 00:14:39,746 《2人:頼重》 《頼重…》 198 00:14:39,746 --> 00:14:42,248 (盛高)説明しよう! 信濃仮面とは➡ 199 00:14:42,248 --> 00:14:46,753 信濃の危機に現れる神の権化で 時には激しく 時には優しく➡ 200 00:14:46,753 --> 00:14:50,590 大いなる愛で信濃全体を包む 超自然的上位存在であり➡ 201 00:14:50,590 --> 00:14:54,093 皆の憧れる奇跡の英雄であり うさんくささなど…。 202 00:14:54,093 --> 00:14:57,430 《横にいるのは 解説名人の盛高殿!》 203 00:14:57,430 --> 00:15:01,768 ど… どう見ても 諏訪頼重であろうが! 204 00:15:01,768 --> 00:15:04,437 ギクッ! うさんくささに 磨きをかけおって! 205 00:15:04,437 --> 00:15:08,941 ちっ 違いますぅ。 諏訪仮面でございまするぅ。 206 00:15:08,941 --> 00:15:13,279 自分で諏訪と言っとるぞ 設定を守れ~っ! 207 00:15:13,279 --> 00:15:17,116 お疑いなら 確かめるしかありますまい。 208 00:15:17,116 --> 00:15:22,455 この乱世で 証拠を得るには 現行犯逮捕しかありませぬが➡ 209 00:15:22,455 --> 00:15:25,958 やってみますか? 貞宗殿。 210 00:15:31,964 --> 00:15:33,900 チッ…。 211 00:15:33,900 --> 00:15:35,902 (貞宗)退くぞ! 貞宗様! 212 00:15:35,902 --> 00:15:40,239 (貞宗)人数は互角で こちらが低地だ。 分が悪いわ! 213 00:15:40,239 --> 00:15:42,842 (郎党)退却! 退却~! 214 00:15:45,077 --> 00:15:47,914 諦めた… あっさりと。 215 00:15:47,914 --> 00:15:51,083 やはり 東へ去りました。 216 00:15:51,083 --> 00:15:55,087 さすがは貞宗。 ここに100騎を配したのは➡ 217 00:15:55,087 --> 00:15:59,091 一石二鳥の策略だ。 うっ…! んっ? 218 00:15:59,091 --> 00:16:04,430 貞宗が率いる100騎の 第一の目的は 中への援軍です。 219 00:16:04,430 --> 00:16:07,600 南の戦場が膠着状態とみて➡ 220 00:16:07,600 --> 00:16:10,603 当面は使わない 本隊の100騎を中に回す➡ 221 00:16:10,603 --> 00:16:13,940 こちらと同じ戦略を取ったのです。 222 00:16:13,940 --> 00:16:15,942 そして 第二の目的…。 223 00:16:15,942 --> 00:16:19,779 それは あなた様です。 えっ! 224 00:16:19,779 --> 00:16:23,783 密命を帯びて戦場を逃げ回る 諏訪大社の稚児。 225 00:16:23,783 --> 00:16:29,956 これを捕らえて情報を吐かせれば 私を攻める格好の口実になる。 226 00:16:29,956 --> 00:16:34,060 あの100騎を 中の戦場に送るついでに➡ 227 00:16:34,060 --> 00:16:37,230 あなた様を捕らえる 網としても使ったのです。 228 00:16:37,230 --> 00:16:41,901 その未来が突然見えたので 駆け付けることができましたが➡ 229 00:16:41,901 --> 00:16:44,403 これ以上は危険すぎる。 ((んっ… ああっ!)) 230 00:16:44,403 --> 00:16:47,240 もう十分です 時行様。 231 00:16:47,240 --> 00:16:50,576 他の者に伝令は任せて 帰りましょう。 232 00:16:50,576 --> 00:16:54,247 帰る…? 諏訪から離れるほど➡ 233 00:16:54,247 --> 00:17:01,420 戦などで関わる人数が増えるほど 我が予知は 精度を失いまする。 234 00:17:01,420 --> 00:17:05,258 貞宗が あなた様の戦略的価値に 気付いた以上➡ 235 00:17:05,258 --> 00:17:08,594 伝令を続けるのは 危険すぎます。 236 00:17:08,594 --> 00:17:11,097 嫌です。 237 00:17:11,097 --> 00:17:16,102 帰るべきと俺も思う。 今回はちょっと働き過ぎっス 若。 238 00:17:16,102 --> 00:17:20,940 だな。 疲労のせいで 敵の伏兵にも気付けなかったし。 239 00:17:20,940 --> 00:17:24,944 嫌だ… こんなところで 帰りたくない。 240 00:17:24,944 --> 00:17:26,946 んっ…。 241 00:17:26,946 --> 00:17:31,617 時行様。 三大将が引き連れた 少数の援軍が➡ 242 00:17:31,617 --> 00:17:34,553 どんな者たちか わかりますか? 243 00:17:34,553 --> 00:17:39,559 彼らはいつか 困窮極まる信濃の民を代表して➡ 244 00:17:39,559 --> 00:17:42,728 諏訪明神が立ち上がると 信じている。 245 00:17:42,728 --> 00:17:47,400 この戦いに 命を懸ける 覚悟のある者たちです。 246 00:17:47,400 --> 00:17:51,404 でも あなた様まで そうある必要はないのです。 247 00:17:51,404 --> 00:17:54,740 幕府の再興のための大事なお体。 248 00:17:54,740 --> 00:17:57,743 今 危険を冒す理由はありませぬ。 249 00:17:57,743 --> 00:18:00,079 ここは あの者…。 わかりませんかっ!? 250 00:18:00,079 --> 00:18:02,081 あっ…! 251 00:18:02,081 --> 00:18:05,584 あなたの役に立ちたいからだ! 252 00:18:05,584 --> 00:18:09,589 あなただって 大きな宿命を背負っているのに➡ 253 00:18:09,589 --> 00:18:13,926 私は もらうばかりで返せてない! 254 00:18:13,926 --> 00:18:19,098 あなたを信じる 大勢の仲間をつないでいると➡ 255 00:18:19,098 --> 00:18:22,768 何より あなたに 恩を返せている気がして➡ 256 00:18:22,768 --> 00:18:26,105 うれしいからだ…。 257 00:18:26,105 --> 00:18:30,810 それでも 帰らなければいけませんか…? 258 00:18:34,714 --> 00:18:38,384 私のほうだ…。 頼重殿? 259 00:18:38,384 --> 00:18:41,554 よいでしょう! そこまでおっしゃられるなら➡ 260 00:18:41,554 --> 00:18:43,556 任務続行で~す! (3人)うぅっ…。 261 00:18:43,556 --> 00:18:46,058 ただし! 戦闘は一切禁止! 262 00:18:46,058 --> 00:18:50,563 伝令に徹し 後方から 戦を見届けていただきまする! 263 00:18:50,563 --> 00:18:53,899 はいっ! やれやれ…。 264 00:18:53,899 --> 00:18:58,404 諏訪大社精鋭のこの100騎と 中の戦場へ行きなされ。 265 00:18:58,404 --> 00:19:01,574 これで戦況は 完全に互角。 266 00:19:01,574 --> 00:19:05,778 少しでも危険を感じたら 逃げることを お忘れなく! 267 00:19:09,081 --> 00:19:13,285 ありがとうございます 頼重殿! いってきます! 268 00:19:17,923 --> 00:19:22,595 行ってしまわれましたね… んっ? 269 00:19:22,595 --> 00:19:32,705 ♬~ 270 00:19:32,705 --> 00:19:38,044 《日々の成長を見せていただき もったいないお言葉まで。 271 00:19:38,044 --> 00:19:43,249 もらい過ぎているのは… 私のほうだ》 272 00:19:45,217 --> 00:19:49,388 (鏑矢の音) 273 00:19:49,388 --> 00:19:59,231 ♬~ 274 00:19:59,231 --> 00:20:02,401 (2人)かかれ~っ! 275 00:20:02,401 --> 00:20:06,405 (郎党たち)うお~っ! 276 00:20:06,405 --> 00:20:15,414 ♬~ 277 00:20:17,416 --> 00:20:19,418 ⚟グエッ! お~っ。 278 00:20:19,418 --> 00:20:24,090 北の市河は どうしてる? 今日一日は くぎ付けにできます。 279 00:20:24,090 --> 00:20:26,759 ((謎のおじさんだよ~)) 望月軍がいやらしく➡ 280 00:20:26,759 --> 00:20:28,761 市河の背後を襲っているので! 281 00:20:28,761 --> 00:20:31,097 ((なんだコイツ~!)) そうか それは心強い。 282 00:20:31,097 --> 00:20:35,434 では これにて! 父と共に ひと戦してきます! 283 00:20:35,434 --> 00:20:39,772 よし! これなら中の戦場に集中できる。 284 00:20:39,772 --> 00:20:43,943 (四宮)御使い様の報告では 保科も優勢だ。 285 00:20:43,943 --> 00:20:47,446 今日中に一気に片を付けるぞ! 286 00:20:47,446 --> 00:20:51,617 (弧次郎)いいっスね。 押してる押してる。 287 00:20:51,617 --> 00:20:54,453 うん ざっと見て回ったが➡ 288 00:20:54,453 --> 00:20:58,124 保科軍も四宮軍も 気合い十分だ! 289 00:20:58,124 --> 00:21:03,129 この大乱戦では 貞宗の100騎も 決定力となれていない。 290 00:21:03,129 --> 00:21:05,297 勝てますよ この戦! 291 00:21:05,297 --> 00:21:07,299 んっ…! 292 00:21:07,299 --> 00:21:10,803 んっ? あっ? (地響き) 293 00:21:10,803 --> 00:21:13,472 (郎党たち)ああっ…? 294 00:21:13,472 --> 00:21:16,175 (鳥たちの鳴き声) 295 00:21:18,477 --> 00:21:20,679 (郎党たち)うわっ! えっ!? 296 00:21:23,315 --> 00:21:25,651 (郎党たち)お~っ…。 297 00:21:25,651 --> 00:21:27,653 そいや~っ! なっ!? 298 00:21:27,653 --> 00:21:31,657 うお~っ! なんだ ありゃあ! 299 00:21:31,657 --> 00:21:33,592 んっ? 300 00:21:33,592 --> 00:21:36,262 ギャーッ! グアッ! 301 00:21:36,262 --> 00:21:38,430 あぁ…? 302 00:21:38,430 --> 00:21:40,933 あれは いったい…? 303 00:21:40,933 --> 00:21:42,935 神輿!? 304 00:21:48,107 --> 00:21:54,613 (清原)真っ平らにしてくれるわ… 賊ども…! 305 00:21:54,613 --> 00:21:58,951 そいや そいや! そいや! そいや そいや! 306 00:21:58,951 --> 00:22:00,953 そいや~! うわ~っ! 307 00:22:00,953 --> 00:22:04,456 そいや そいや そいや! うぎっ…! 308 00:22:04,456 --> 00:22:06,458 そいや そいや~! 309 00:22:06,458 --> 00:22:08,794 でや~っ! 310 00:22:08,794 --> 00:22:11,130 そいや~っ! 311 00:22:11,130 --> 00:22:13,432 そいや~っ! 312 00:22:15,467 --> 00:22:17,469 (戦う声) 313 00:22:17,469 --> 00:22:20,973 保科様! ここは一度退いて 態勢を立て直…。 314 00:22:20,973 --> 00:22:23,809 グアッ! ハッ…! 315 00:22:23,809 --> 00:22:27,146 貴様ら…! 316 00:22:27,146 --> 00:22:33,752 (清原)金で集めた屈強の猛者が 棒担ぎ兼護衛。 317 00:22:33,752 --> 00:22:39,592 麻呂は 安全な室内から一方的に射殺。 318 00:22:39,592 --> 00:22:44,930 《これが 麻呂考案の戦闘神輿じゃ!》 319 00:22:44,930 --> 00:22:47,433 (郎党たち)そいやっさ~!