1 00:00:18,986 --> 00:00:20,988 (スヴェン)妙だな…。 2 00:00:20,988 --> 00:00:23,824 こんな忘れられた遺跡に なんの用だ? 3 00:00:23,824 --> 00:00:27,160 (死霊使い)さぁ…。 ここは一般市民には➡ 4 00:00:27,160 --> 00:00:31,164 この地方の七不思議の一つなどと 言われておりますが➡ 5 00:00:31,164 --> 00:00:33,166 とっくに調査済みで。 6 00:00:37,004 --> 00:00:39,006 (スヴェン)おい なんだあれ。 7 00:00:39,006 --> 00:00:42,676 (死霊使い)リザードマンといえば どう猛な魔物なのに…。 8 00:00:42,676 --> 00:00:44,678 あっ ハイタッチした! 9 00:00:47,681 --> 00:00:51,885 ん~ この遺跡 まだ生きてるぞ。 10 00:00:57,190 --> 00:00:59,192 あっ あれは! 11 00:00:59,192 --> 00:01:01,194 ただの守護像じゃありません! 12 00:01:01,194 --> 00:01:03,196 古代の殺りく用兵器です! 13 00:01:03,196 --> 00:01:05,365 んっ…。 14 00:01:05,365 --> 00:01:07,868 (死霊使い)あぁ~ あんなに近づいて。 15 00:01:07,868 --> 00:01:10,037 うわぁ~! 16 00:01:10,037 --> 00:01:12,506 素通りした…。 17 00:01:12,506 --> 00:01:16,176 ボ ボス… これ以上は…。 18 00:01:16,176 --> 00:01:18,178 ここからは俺に任せろ。 19 00:01:18,178 --> 00:01:20,347 「オラクル」! 20 00:01:22,516 --> 00:01:26,687 なんとすばらしい。 オラクル自体 希少なスキルなのに➡ 21 00:01:26,687 --> 00:01:31,358 スヴェン様は それを自在に操って…。 静かにしろ。 22 00:01:31,358 --> 00:01:34,861 (スヴェン)はっ…? ウソだろ? 23 00:01:34,861 --> 00:01:37,364 な 何が見えるので? 24 00:01:37,364 --> 00:01:39,366 (スヴェン)まさか…。 25 00:01:39,366 --> 00:01:42,836 本物の… 竜。 26 00:01:44,871 --> 00:01:47,207 《なっ… 目が合った!? 27 00:01:47,207 --> 00:01:52,879 気付かれたか? まずい 子を持つ竜は凶暴だぞ》 28 00:01:52,879 --> 00:01:56,850 なっ!? うわぁ~ ボス! (地響き) 29 00:02:02,723 --> 00:02:05,892 ひぃ~ ごめんなさい お助けを! 30 00:02:05,892 --> 00:02:08,228 お許しを~! 落ち着け! 31 00:02:08,228 --> 00:02:11,732 (スヴェン)脱出の呪文を! (死霊使い)は はい! 32 00:02:11,732 --> 00:02:14,801 (死霊使い)えと え~と えと… なんでしたっけ? 33 00:02:14,801 --> 00:02:17,304 (スヴェン)なにぃ~!? 34 00:02:17,304 --> 00:02:19,306 早くしろ~! うわぁ~! 35 00:02:21,308 --> 00:02:23,310 (魔導竜)んっ? 36 00:02:23,310 --> 00:02:26,146 (一廣)どうかしましたか? 魔導竜様。 37 00:02:26,146 --> 00:02:29,816 いいや 羽虫が飛んでおっただけじゃ。 38 00:02:29,816 --> 00:02:32,653 さっ 早う寝るぞ寝るぞ! 39 00:02:32,653 --> 00:02:35,322 目が覚めたら うつつの世なんじゃろ~。 40 00:02:35,322 --> 00:02:37,324 (マリー)ウフッ。 41 00:02:40,160 --> 00:02:43,830 ウゥッ 戻れた… か。 ウヒィ…。 42 00:02:43,830 --> 00:02:49,336 《間違いない… あれは… 魔導竜だ。 43 00:02:49,336 --> 00:02:53,840 いったい何者だ… アイツ》 44 00:04:38,011 --> 00:04:40,580 (寝息) 45 00:04:42,682 --> 00:04:46,353 えっ!? 《ど どうしよう! 忘れてた! 46 00:04:46,353 --> 00:04:49,523 こっちに初めて来るときは 裸だった…》 47 00:04:49,523 --> 00:04:52,659 え え… えぇ。 48 00:04:52,659 --> 00:04:54,694 どわぁ~! 49 00:04:54,694 --> 00:04:56,696 えっ… 何? 50 00:04:56,696 --> 00:04:58,698 きゃあ~! 51 00:04:58,698 --> 00:05:03,703 ん~ これが うつつの世! 実におもしろいものだな。 52 00:05:03,703 --> 00:05:06,706 魔術の基礎構築のない世界とは。 53 00:05:06,706 --> 00:05:12,445 万物の形態がまるで異なる。 それに時の流れも。 54 00:05:12,445 --> 00:05:16,783 ははぁ それでカズヒホの姿も 変化しておるのか。 55 00:05:16,783 --> 00:05:18,785 んっ? 56 00:05:18,785 --> 00:05:23,623 むぅ… なんじゃお主ら 朝っぱらから くっついて。 57 00:05:23,623 --> 00:05:27,627 仲よきことは結構じゃが ちと目に毒じゃのう。 58 00:05:27,627 --> 00:05:29,963 ど どっちが目の毒ですか! 59 00:05:29,963 --> 00:05:34,301 えっ? ワシ? しかたないではないか。 60 00:05:34,301 --> 00:05:36,970 前も後ろも閉まらんもん。 61 00:05:36,970 --> 00:05:40,974 カズヒホ 絶対に振り向いちゃだめよ! はい…。 62 00:05:40,974 --> 00:05:44,311 手も離しちゃだめ! はい! 63 00:05:44,311 --> 00:05:48,481 とにかく 服はちゃんと着ること! 64 00:05:48,481 --> 00:05:53,153 これを守っていただかないと 外出はできません! フンフン…。 65 00:05:53,153 --> 00:05:55,989 あっ その前に尻尾とツノが…。 66 00:05:55,989 --> 00:05:59,993 どうしましょう… 「こすぷれ」ってことでいいかしら。 67 00:05:59,993 --> 00:06:01,995 ね ねぇ マリー。 68 00:06:01,995 --> 00:06:04,831 魔導竜様 さっきからエルフ語で話してるよ。 69 00:06:04,831 --> 00:06:06,833 まぁ! ホント! 70 00:06:06,833 --> 00:06:11,004 最初から僕らが話してたこと 全部わかってたんだね。 71 00:06:11,004 --> 00:06:15,942 なに お主らがコソコソしてたから 合わせてやったまでじゃ。 72 00:06:15,942 --> 00:06:18,612 それより 服を着ればいいんじゃろ? 73 00:06:18,612 --> 00:06:20,614 あいわかった。 わぁ! 74 00:06:20,614 --> 00:06:25,619 見てカズヒホ! 魔導竜様が光って…。 えっ 見ていいの? 75 00:06:25,619 --> 00:06:30,457 だめよ絶対に! わっ ツノと尻尾が… ほら! 76 00:06:30,457 --> 00:06:34,160 えっ 見るの? だめって言ってるでしょ! 77 00:06:34,160 --> 00:06:38,164 ワシのツノや尻尾は 魔粒子というもので出来ておる。 78 00:06:38,164 --> 00:06:41,334 純粋なエネルギーに近いからのう➡ 79 00:06:41,334 --> 00:06:44,971 こういった服に 変質させることもできるのじゃ。 80 00:06:44,971 --> 00:06:49,476 へぇ~ ですって! ねぇ… もう見ていい? 81 00:06:59,019 --> 00:07:04,858 魔導竜様 乗り心地はどうですか? 速度は遅いが 悪くない。 82 00:07:04,858 --> 00:07:07,827 何もせんでいいというのは 楽じゃな。 83 00:07:07,827 --> 00:07:12,799 それはよかったです。 退屈しないかなと思っていたので。 84 00:07:12,799 --> 00:07:16,469 何を言う。 このビルとやらを眺めるだけで➡ 85 00:07:16,469 --> 00:07:20,307 楽しめておるぞ。 わぁ~ ビル! あのビル! 86 00:07:20,307 --> 00:07:22,309 楽しめておるが…。 87 00:07:22,309 --> 00:07:26,313 なんて大きいビルなの!? キャッ あの建物は何!? 88 00:07:26,313 --> 00:07:30,317 ワシより はしゃいでおる 娘がおるから。 ハハッ。 89 00:07:30,317 --> 00:07:33,820 魔導竜様は あまり驚かないのですね。 90 00:07:33,820 --> 00:07:35,822 この車にも。 91 00:07:35,822 --> 00:07:39,826 まぁ見れば おおよその構造は 把握できるからのう。 92 00:07:39,826 --> 00:07:42,996 マリーなんて 最初は悲鳴上げてたよね。 93 00:07:42,996 --> 00:07:44,998 カズヒホ シーッ。 94 00:07:44,998 --> 00:07:50,337 ふぅむ… お主ら 「魔導竜様」では 呼びづらいであろう。 95 00:07:50,337 --> 00:07:54,007 ウリドラ… それがワシの名じゃ。 (2人)あっ。 96 00:07:54,007 --> 00:07:57,510 ウリドラ様… いいお名前ですね。 97 00:07:57,510 --> 00:08:02,182 「様」はいらん。 それから言葉遣いも気にするな。 98 00:08:02,182 --> 00:08:07,354 そう敬語ばかり使われては こっちも肩の力が抜けん。 99 00:08:07,354 --> 00:08:11,524 わかりまし… あっ わかったよ ウリドラ様。 100 00:08:11,524 --> 00:08:13,993 だから 様はいらん! 101 00:08:17,430 --> 00:08:19,432 そうだ マリー。 102 00:08:19,432 --> 00:08:21,935 そろそろ預けてたものを 出してもらおうかな。 103 00:08:21,935 --> 00:08:23,937 あっ これね。 104 00:08:23,937 --> 00:08:26,439 開けていいの? うん。 105 00:08:26,439 --> 00:08:28,942 まぁ! 106 00:08:28,942 --> 00:08:32,946 僕はあとでいいから ウリドラと2人で先に食べて。 107 00:08:32,946 --> 00:08:34,948 何!? 「お弁当」か! 108 00:08:34,948 --> 00:08:36,950 「おにぎり」っていって➡ 109 00:08:36,950 --> 00:08:41,454 日本人は子どもから大人まで みんなこれが大好きなんだ。 110 00:08:41,454 --> 00:08:45,959 へぇ~ 「おにぎり」。 これも カズヒホが作ったのか? 111 00:08:45,959 --> 00:08:48,962 ごはんに具を入れて 握るだけだけどね。 112 00:08:48,962 --> 00:08:53,566 あっ 赤い印がツナマヨで 青い印が おかかだよ。 113 00:08:55,635 --> 00:08:57,637 うま~い! 114 00:08:57,637 --> 00:09:01,307 この とけるような味わいが 「つなまよ」というものか! 115 00:09:01,307 --> 00:09:05,145 ん~っ 「おかか」おいしっ! ごはんに合うわぁ。 116 00:09:05,145 --> 00:09:07,981 このようなものを 子どもも食すのか! 117 00:09:07,981 --> 00:09:10,650 将来が心配になるではないか! 118 00:09:10,650 --> 00:09:12,585 むっ。 (指を鳴らす音) 119 00:09:12,585 --> 00:09:14,921 これ以上は 手を出してはならぬ。 120 00:09:14,921 --> 00:09:19,025 ワシのものじゃ。 だめよウリドラ 独り占めは! 121 00:09:23,630 --> 00:09:27,300 ふぅむ ずいぶん景色が変わったのう。 122 00:09:27,300 --> 00:09:30,637 お主ら 何をグズグズしておる? 123 00:09:30,637 --> 00:09:34,307 早ぅ 「ゴトーチ・グルメ」とやらを 味わおうぞ。 124 00:09:34,307 --> 00:09:38,812 うん ちょっと待ってね。 マリーの耳を隠さないと。 125 00:09:38,812 --> 00:09:43,817 耳? お主 いつも帽子で隠しておるのか? 126 00:09:43,817 --> 00:09:48,321 面倒そうじゃな。 しかたないわ 窮屈だけど。 127 00:09:48,321 --> 00:09:50,824 こっちに エルフは存在しないから…。 128 00:09:50,824 --> 00:09:54,494 騒ぎになったら困るでしょ。 ふぅ~む…。 129 00:09:56,463 --> 00:09:59,466 あっ!? あっ…。 130 00:10:01,634 --> 00:10:04,637 あっ…。 131 00:10:04,637 --> 00:10:07,974 えっ… み 耳がない! 132 00:10:07,974 --> 00:10:12,145 いや違う… 編んだ髪で耳を覆っている? 133 00:10:12,145 --> 00:10:15,815 ワシの魔粒子で 耳飾りを作ったのじゃ。 134 00:10:15,815 --> 00:10:17,817 それだけではないぞ。 135 00:10:17,817 --> 00:10:19,853 「解け」! (指を鳴らす音) 136 00:10:19,853 --> 00:10:22,188 あっ!? あっ! 137 00:10:22,188 --> 00:10:24,824 「成れ」! あぁ! (指を鳴らす音) 138 00:10:24,824 --> 00:10:28,661 ほれ このとおり 単純な命令を組み込んでおる。 139 00:10:28,661 --> 00:10:32,499 これで いつでも好きなように 外出できるじゃろ。 140 00:10:32,499 --> 00:10:35,168 ウゥ…。 141 00:10:35,168 --> 00:10:40,507 ウリドラ~! ありがとう とっても助かるわ! 142 00:10:40,507 --> 00:10:43,843 ホントにすごいよ! マリーに似合ってるし。 143 00:10:43,843 --> 00:10:48,348 なんてお礼を言ったらいいか。 もっと褒めてもいいのじゃぞ~。 144 00:10:48,348 --> 00:10:53,520 フフフ 人の子らは かわいげがあって実によいのう。 145 00:10:53,520 --> 00:10:58,892 ウリドラ お礼にどうぞ! ほら マリーも。 146 00:10:58,892 --> 00:11:02,395 これが 「ゴトーチ・グルメ」か…? 147 00:11:02,395 --> 00:11:07,901 芋… じゃな。 ただの串に刺さった芋ね…。 148 00:11:07,901 --> 00:11:11,571 秩父名物 「みそポテト」というらしいね。 149 00:11:11,571 --> 00:11:14,307 お礼のわりには 地味じゃのう。 150 00:11:14,307 --> 00:11:18,111 まぁ食べてみてよ。 味は見た目じゃわからないよ? 151 00:11:20,146 --> 00:11:25,818 はぁぁ なんじゃこれ。 トロットロでクリーミーだわ。 152 00:11:25,818 --> 00:11:29,155 それに この味噌とやらが 際立っておる! 153 00:11:29,155 --> 00:11:34,327 本当ね! 柚子の香りもして 後味はスッキリするわ。 154 00:11:34,327 --> 00:11:37,030 気に入ったみたいだね。 (2人)んっ! 155 00:11:41,668 --> 00:11:43,836 さぁ着いたよ! 156 00:11:43,836 --> 00:11:49,642 わぁい ここが温泉ね! ふぅむ 雰囲気あるのう。 157 00:11:55,682 --> 00:12:00,353 わぁ~ 畳! 見て見て 畳よ! 158 00:12:00,353 --> 00:12:04,524 なんと! 草で じゅうたんを作っておるのか! 159 00:12:04,524 --> 00:12:06,859 マリー 障子を開けてごらん。 160 00:12:06,859 --> 00:12:08,861 んっ? 161 00:12:08,861 --> 00:12:11,364 えっ!? お風呂? 162 00:12:11,364 --> 00:12:15,969 お部屋にお風呂が付いてるの? マリーの耳のこともあるから➡ 163 00:12:15,969 --> 00:12:18,805 お風呂付きの個室を予約したんだ。 164 00:12:18,805 --> 00:12:23,977 けど ウリドラのおかげで解決したし 大きなお風呂のほうへ行こうか? 165 00:12:23,977 --> 00:12:25,979 ワシのおかげじゃな! 166 00:12:27,981 --> 00:12:29,983 お待たせしました~! 167 00:12:33,820 --> 00:12:39,125 よ~し 行こう。 いざ温泉! (2人)お~っ! 168 00:12:50,203 --> 00:12:55,008 おぉ~っ。 すごい! お湯がこんなに! 169 00:12:55,008 --> 00:13:00,346 こりゃ なんとも贅沢じゃなぁ! どれ 早速つかるとするか! 170 00:13:00,346 --> 00:13:03,850 ストップ ストップ! なんじゃ? 171 00:13:03,850 --> 00:13:06,185 温泉に入るときは まず➡ 172 00:13:06,185 --> 00:13:11,024 「洗い場で体を洗ってから」が マナーだって カズヒホが言ってたわ。 173 00:13:11,024 --> 00:13:13,459 あっ… でも耳が…。 174 00:13:13,459 --> 00:13:16,796 飾りを解かないと髪は洗えないわ。 175 00:13:16,796 --> 00:13:22,302 今のところ他の客も少ないし 大丈夫ではないか? 176 00:13:22,302 --> 00:13:24,303 もしものときは…。 キャッ! 177 00:13:24,303 --> 00:13:28,308 ワシが壁になってやるぞ! ちょっ… ウリドラ! 178 00:13:28,308 --> 00:13:33,479 ンッハハハ…! 顔を真っ赤にさせて ういヤツじゃのう~。 179 00:13:33,479 --> 00:13:35,481 アハハハ…。 笑い過ぎ! 180 00:13:35,481 --> 00:13:38,985 あなたが魔導竜じゃなかったら お尻を叩いていたところよ! 181 00:13:48,494 --> 00:13:51,998 (2人)はぁぁ~。 182 00:13:51,998 --> 00:13:56,836 これが温泉… エルフとしてだめになりそう。 183 00:13:56,836 --> 00:14:02,008 ワシは魔導竜としてだめになっても 一向にかまわんぞ~。 184 00:14:02,008 --> 00:14:06,679 疲れた体にしみるのう~。 185 00:14:06,679 --> 00:14:08,681 それで マリー。 186 00:14:08,681 --> 00:14:14,153 古代迷宮には入れそうなのか~? ん~ どうかしら~。 187 00:14:14,153 --> 00:14:17,824 上のほうの人たちが どう考えるか…。 188 00:14:17,824 --> 00:14:21,327 ギルド長が たまたま出張中だったし…。 189 00:14:21,327 --> 00:14:23,329 えっ!? 190 00:14:23,329 --> 00:14:25,798 どうしてウリドラがそれを? あっ…。 191 00:14:25,798 --> 00:14:29,168 ((ミュイ:たぶん 今もつながってマスにゃん)) 192 00:14:29,168 --> 00:14:31,170 そうだったわ。 193 00:14:31,170 --> 00:14:35,007 あなたは あのウロコを通して 聞き耳を立てていたのよね。 194 00:14:35,007 --> 00:14:39,345 そりゃのう うつつの世と 行ったり来たりする者など➡ 195 00:14:39,345 --> 00:14:42,515 ワシの知るかぎり 他にはおらんからな。 196 00:14:42,515 --> 00:14:45,518 悪用しようとする輩が おるかもしれんと➡ 197 00:14:45,518 --> 00:14:47,520 心配しておったのじゃ。 198 00:14:47,520 --> 00:14:51,858 しかしまさか エルフの娘と抱き合う日々とはのう。 199 00:14:51,858 --> 00:14:55,528 ウッ… ウ ウ ウリドラの覗き魔導竜! 200 00:14:55,528 --> 00:14:58,197 もう温泉に 連れてきてあげないから~! 201 00:14:58,197 --> 00:15:01,033 なんじゃと!? それは困る! 202 00:15:01,033 --> 00:15:04,871 誓って言うが ワシが得ていたのは音声だけで➡ 203 00:15:04,871 --> 00:15:07,373 プライバシーには配慮しておる。 204 00:15:07,373 --> 00:15:11,210 ブチュッとしていても ワシにはわからんのだぞ。 205 00:15:11,210 --> 00:15:14,947 ブ ブチュッとだなんて…。 206 00:15:14,947 --> 00:15:17,750 そんなことしないわ。 あっ…。 207 00:15:20,453 --> 00:15:22,455 なるほどのう。 208 00:15:22,455 --> 00:15:26,292 主は子どもで アヤツは臆病ということか。 209 00:15:26,292 --> 00:15:28,294 んっ…? 210 00:15:28,294 --> 00:15:31,130 サウナ 気持ちよかった~。 ホントね。 211 00:15:31,130 --> 00:15:33,299 よし! あっ? 212 00:15:33,299 --> 00:15:35,301 向こうに小部屋があった。 213 00:15:35,301 --> 00:15:38,504 ないしょ話をするのに よさそうじゃったぞ。 214 00:15:43,142 --> 00:15:45,812 フゥ…。 ハァ…。 215 00:15:45,812 --> 00:15:48,114 (2人)えぇ~。 216 00:15:50,149 --> 00:15:53,486 なんじゃこれ 休憩所かと思ったが。 217 00:15:53,486 --> 00:15:55,655 とんでもない熱気だったわよ。 218 00:15:55,655 --> 00:15:58,157 あ~ 気持ちいい! 219 00:15:58,157 --> 00:16:01,661 ホント最高ね。 えぇ。 220 00:16:04,163 --> 00:16:08,868 えぇい ままよ! 本当に入るのね! 入るのねウリドラ! 221 00:16:13,105 --> 00:16:15,107 フフフ…。 222 00:16:15,107 --> 00:16:19,812 どうやらこれは蒸気で体を温める 風呂の一種らしい。 223 00:16:19,812 --> 00:16:24,984 む 蒸し料理になっちゃいそう…。 224 00:16:24,984 --> 00:16:29,822 ねぇ ウリドラ さっきの言葉は どういう意味かしら。 225 00:16:29,822 --> 00:16:33,326 私は子どもで あの人は臆病だなんて…。 226 00:16:33,326 --> 00:16:36,162 ずいぶん ひどい言葉に思えたわ。 227 00:16:36,162 --> 00:16:38,130 そうさのう…。 228 00:16:38,130 --> 00:16:42,969 ワシの体は 言うなれば精霊に近い。 主もそうじゃ。 229 00:16:42,969 --> 00:16:46,806 あっ…。 エルフは妖精に近いじゃろう。 230 00:16:46,806 --> 00:16:51,477 すなわち 人とは根本から 異なる存在ということじゃ。 231 00:16:51,477 --> 00:16:57,016 わかってるわ そんなこと… 時折 忘れてしまいたくなるけど。 232 00:16:57,016 --> 00:16:59,352 ほれ しょげるでない。 あっ。 233 00:16:59,352 --> 00:17:02,622 そういうところが 子どもじゃと言うとるんじゃ。 234 00:17:04,690 --> 00:17:07,860 主は アヤツに深くまで触れたくて➡ 235 00:17:07,860 --> 00:17:11,197 少しずつ考えや体を 変えておるのじゃろう。 236 00:17:11,197 --> 00:17:15,968 えっ? 私が… 変わってきている…? 237 00:17:15,968 --> 00:17:19,305 じゃから 焦らずともよい。 238 00:17:19,305 --> 00:17:24,310 マリー お主は いつかあの小僧と つがいになるのだ。 239 00:17:24,310 --> 00:17:27,480 あっ…。 240 00:17:27,480 --> 00:17:31,651 どうした? あの人は…。 んっ? 241 00:17:31,651 --> 00:17:35,154 きっと私に 魅力がないと思っているわ。 242 00:17:35,154 --> 00:17:39,325 そんなことはないと思うがのう。 だって…。 243 00:17:39,325 --> 00:17:43,663 ほとんど彼からは触れてこないの。 244 00:17:43,663 --> 00:17:46,332 さっき言ったとおり キスもしてない。 245 00:17:46,332 --> 00:17:49,302 気遣いしてくれるのは うれしいけど➡ 246 00:17:49,302 --> 00:17:51,804 いつも子ども扱いで…。 247 00:17:51,804 --> 00:17:55,308 たぶん 女性として 見られていないと思う。 248 00:17:55,308 --> 00:17:58,978 そう それじゃ ワシがさっき言ったのは。 249 00:17:58,978 --> 00:18:03,983 アヤツはのう 主を大事に思うあまり 臆病になっておる。 250 00:18:03,983 --> 00:18:07,320 どういう意味? フフッ。 251 00:18:07,320 --> 00:18:11,324 わかりやすく言えば 「脈あり」というやつじゃ。 252 00:18:11,324 --> 00:18:14,427 あっ… ほ 本当? 253 00:18:14,427 --> 00:18:17,930 なに 本当かどうか すぐにわかる。 254 00:18:17,930 --> 00:18:20,933 気になるならひとつ 試してみるがよい。 255 00:18:20,933 --> 00:18:23,269 えっ 試す? 256 00:18:23,269 --> 00:18:27,607 どうやって? 簡単なことじゃ…。 257 00:18:27,607 --> 00:18:29,609 あっ…。 258 00:18:35,448 --> 00:18:39,619 あっ やあ どうだった? 初めての温泉は。 259 00:18:39,619 --> 00:18:41,954 あれ? ウリドラは? 260 00:18:41,954 --> 00:18:44,790 も… もう少し入ってるって。 261 00:18:44,790 --> 00:18:47,960 そっか。 向こうに足湯があるんだ。 262 00:18:47,960 --> 00:18:50,796 行ってみる? うん…。 263 00:18:50,796 --> 00:18:54,300 なんだか 顔が赤いね マリー。 えっ。 264 00:18:54,300 --> 00:18:57,303 じ 蒸気のお風呂に入ったから…。 265 00:18:57,303 --> 00:19:01,107 あぁ サウナか… 少しのぼせたかな? 266 00:19:06,812 --> 00:19:09,982 ラムネっていうのね きれい…。 267 00:19:09,982 --> 00:19:12,952 おもしろいわね。 268 00:19:12,952 --> 00:19:16,288 こんなお湯の使い方をするなんて。 うん。 269 00:19:16,288 --> 00:19:21,127 足をつけるだけで 体全体が温まるんだよ。 270 00:19:21,127 --> 00:19:25,131 私ね… お礼を言いたいの。 271 00:19:25,131 --> 00:19:27,633 んっ? お礼って? 272 00:19:27,633 --> 00:19:30,970 さっきまで恥ずかしくて たまらなかったのに➡ 273 00:19:30,970 --> 00:19:34,974 いつもと同じ あなたの 眠そうな顔を見ているうちに➡ 274 00:19:34,974 --> 00:19:37,043 すっかり落ち着いてしまったわ。 275 00:19:39,111 --> 00:19:42,281 でもやっぱり… このままじゃ不公平よ。 276 00:19:42,281 --> 00:19:44,950 えっ? 277 00:19:44,950 --> 00:19:47,953 へっ… な なん…。 278 00:19:47,953 --> 00:19:51,457 あなたも少しは… 気恥ずかしい思いをしなさい。 279 00:19:51,457 --> 00:19:53,459 えっ… えぇ…。 280 00:20:08,974 --> 00:20:12,645 あっ…。 ((ウリドラ:簡単なことじゃ。 281 00:20:12,645 --> 00:20:17,316 手でも足でもどこへでも 気に入ったところに一度だけ➡ 282 00:20:17,316 --> 00:20:19,819 キスしてみるといい。 あっ…。 283 00:20:19,819 --> 00:20:26,192 それからヤツの顔を見るのじゃ。 脈があるかどうかはすぐわかる)) 284 00:20:26,192 --> 00:20:30,162 さっ お部屋に戻りましょう カズヒホ。 285 00:20:37,002 --> 00:20:40,339 ウゥ~ 遅いわ お主らぁ! 286 00:20:40,339 --> 00:20:43,843 あっ! あれ? ウリドラ もう戻ってたの? 287 00:20:43,843 --> 00:20:45,845 いつまで待たせるつもりじゃあ! 288 00:20:45,845 --> 00:20:49,515 おいしいものを食べられると 期待しておったのに。 289 00:20:49,515 --> 00:20:52,017 あっ…。 あんまりじゃあ! 290 00:20:52,017 --> 00:20:54,186 とんでもない鬼の子じゃあ~。 291 00:20:54,186 --> 00:20:59,191 す すぐお昼ごはんにしようか! メニュー メニューっと。 292 00:21:01,393 --> 00:21:03,395 (2人)でっか~! 293 00:21:03,395 --> 00:21:05,397 秩父名物の一つ➡ 294 00:21:05,397 --> 00:21:09,401 わらじのように 大きなカツを乗せた丼 その名も➡ 295 00:21:09,401 --> 00:21:12,171 「わらじカツ丼」! そのまんまじゃな! 296 00:21:15,141 --> 00:21:17,309 (2人)ん~っ! 297 00:21:17,309 --> 00:21:19,311 うんま~っ! 298 00:21:19,311 --> 00:21:23,983 タレが甘くて衣はサクサクで たまらないわ もうっ! 299 00:21:23,983 --> 00:21:28,154 《個室にして正解だったな。 のびのびできるし➡ 300 00:21:28,154 --> 00:21:31,490 畳をゴロゴロする 魔導竜を見られて…》 301 00:21:31,490 --> 00:21:34,160 わらじカツ 最高~! 302 00:21:34,160 --> 00:21:36,829 いった~い! アハハ…。 303 00:21:36,829 --> 00:21:38,831 ん~っ。 304 00:21:38,831 --> 00:21:41,500 この 「日本酒」というのも たまらんな~。 305 00:21:41,500 --> 00:21:43,502 あっ ウリドラだけずるい! 306 00:21:43,502 --> 00:21:45,671 お子ちゃまには早いわっ。 307 00:21:45,671 --> 00:21:49,008 なによ! 私も大人なんだからね! 308 00:21:49,008 --> 00:21:52,344 《なんか すっかり姉妹みたいだな》 309 00:21:52,344 --> 00:21:56,348 ねぇ まだ時間あるから 部屋のお風呂にも入る? 310 00:21:56,348 --> 00:21:58,684 (2人)あっ! 2人が入るなら➡ 311 00:21:58,684 --> 00:22:01,353 僕はもう一度 大浴場に行ってくるよ。 312 00:22:01,353 --> 00:22:05,024 うわぁ よいのかぁ? ならば遠慮なく! 313 00:22:05,024 --> 00:22:12,498 ♬~ 314 00:22:12,498 --> 00:22:15,501 待って~。 遅いぞ~。 315 00:22:15,501 --> 00:22:24,677 ♬~ 316 00:22:24,677 --> 00:22:26,645 フゥ…。