1 00:00:09,509 --> 00:00:11,511 (一廣)フッ…。 2 00:00:16,850 --> 00:00:20,354 あぁ…。 (ウリドラ)ふぅん かいがいしいのう。 3 00:00:20,354 --> 00:00:22,356 (ウリドラ)ワシの知る人間は➡ 4 00:00:22,356 --> 00:00:27,527 大抵 女が男の面倒を見ておったが 主は変わっておるの。 5 00:00:27,527 --> 00:00:30,030 そうかな…。 6 00:00:30,030 --> 00:00:33,533 今の時代 ごく普通のことだと思うよ。 7 00:00:33,533 --> 00:00:37,204 ほ~ん。 まっ それにしたって➡ 8 00:00:37,204 --> 00:00:40,541 お主の視界には マリーしか 入っておらぬようじゃが? 9 00:00:40,541 --> 00:00:43,710 そ そんなことは ないと思うけど? 10 00:00:43,710 --> 00:00:46,046 たわけ! えっ!? 11 00:00:46,046 --> 00:00:48,215 ソワソワ待っていたワシが➡ 12 00:00:48,215 --> 00:00:51,885 寂しい思いをしていることにも 気付いておらんじゃろうが~っ。 13 00:00:51,885 --> 00:00:53,887 えっ? 待ってたって…。 14 00:00:53,887 --> 00:00:57,391 お主は本気で 遊ぶことしか 考えてなかったのか!? 15 00:00:57,391 --> 00:01:01,328 なんと欲のない…。 いったいなんのこと? 16 00:01:01,328 --> 00:01:04,364 古代迷宮の話じゃろ~っ! 17 00:01:04,364 --> 00:01:06,867 えぇ!? 普通 誘うじゃろ! 18 00:01:06,867 --> 00:01:11,038 主ら2人では 迷宮探索に行けず 困っておるんじゃろうが! 19 00:01:11,038 --> 00:01:15,375 え~ いや ウリドラは 伝説級の魔導竜なんだから➡ 20 00:01:15,375 --> 00:01:19,880 僕らのパーティに誘うなんて 考えもしなかったよ。 21 00:01:19,880 --> 00:01:22,716 のけ者じゃ…。 22 00:01:22,716 --> 00:01:26,720 おかしいのう… 目から鼻水が出るとは。 23 00:01:26,720 --> 00:01:29,089 わっ! ちょ ちょっと待ってよ! 24 00:01:32,392 --> 00:01:37,731 (自動販売機にコインを入れる音) 25 00:01:37,731 --> 00:01:39,900 (ボタンを押す音) 26 00:01:39,900 --> 00:01:42,903 はい。 27 00:01:42,903 --> 00:01:46,239 急に泣くから ビックリしたよ。 28 00:01:46,239 --> 00:01:51,211 もう落ち着いた? フン いつも落ち着いておるわ。 29 00:01:51,211 --> 00:01:53,246 あのさぁ…。 30 00:01:53,246 --> 00:01:56,083 巣に残してきた子どもたちの 世話は どうしてるの? 31 00:01:56,083 --> 00:01:58,585 (ウリドラ)本体が世話をしておる。 32 00:01:58,585 --> 00:02:01,989 この身は7つある竜核のうちの 一つなのじゃ。 33 00:02:01,989 --> 00:02:05,325 たまに同調しに戻れば問題ない。 34 00:02:05,325 --> 00:02:07,327 そう…。 35 00:02:07,327 --> 00:02:10,163 でも 地下迷宮みたいに 危険な場所に誘って➡ 36 00:02:10,163 --> 00:02:14,001 もし 母親の君に何かあったら…。 あ~ もうっ! 37 00:02:14,001 --> 00:02:17,337 お主が心配することなど 一つもないわ! 38 00:02:17,337 --> 00:02:19,840 盾役くらい お弁当しだいで➡ 39 00:02:19,840 --> 00:02:22,676 考えてやらんこともないと 言うとるんじゃ! 40 00:02:22,676 --> 00:02:28,181 「一緒に遊びにいきたいから 連れてゆけ!」 これでよいか? 41 00:02:28,181 --> 00:02:31,351 あっ… すごいな。 42 00:02:31,351 --> 00:02:35,055 いろいろ悩んでいたことが 一気に解決したみたいだ。 43 00:02:37,024 --> 00:02:40,527 ウリドラ… なんの実績もないパーティだけど➡ 44 00:02:40,527 --> 00:02:45,632 僕らの仲間に 加わってくれないかな。 うむっ。 45 00:02:48,368 --> 00:02:51,872 あっ いけない 勝手に決めちゃいけないんだった。 46 00:02:51,872 --> 00:02:54,541 マリーに相談しないと。 んがっ!? 47 00:02:54,541 --> 00:02:58,378 じゃ マリーが起きてから 改めてってことで。 48 00:02:58,378 --> 00:03:01,815 こ… このたわけ~っ! 49 00:03:01,815 --> 00:03:03,817 (マリー)んっ…? 50 00:04:44,217 --> 00:04:46,386 はぁぁ~。 51 00:04:46,386 --> 00:04:50,724 ふぅむ 気分がいいのう! よう眠った。 52 00:04:50,724 --> 00:04:55,395 これも温泉旅行のおかげじゃな! まさか こっちの世界で➡ 53 00:04:55,395 --> 00:04:58,231 また一緒に旅ができるとは 思わなかったわ。 54 00:04:58,231 --> 00:05:02,636 うむ。 早速 魔術師ギルドとやらへ連れてゆけ。 55 00:05:02,636 --> 00:05:06,807 でも 魔導竜であることは 隠しておいたほうがいいよね? 56 00:05:06,807 --> 00:05:11,812 そうね… 大丈夫かしら ツノと尻尾が…。 57 00:05:11,812 --> 00:05:15,815 またツノと尻尾か? ったく面倒な。 58 00:05:15,815 --> 00:05:18,018 (2人)ウッ…! 59 00:05:20,320 --> 00:05:22,822 これでよいか? 60 00:05:22,822 --> 00:05:26,126 さすがウリドラ。 朝飯前じゃ。 61 00:05:30,163 --> 00:05:32,165 んっ…? 62 00:05:32,165 --> 00:05:34,334 スヴェン様…。 63 00:05:34,334 --> 00:05:39,172 どうしてここに? 誰? マリーの知り合い? 64 00:05:39,172 --> 00:05:42,008 上級魔術師の一人よ。 65 00:05:42,008 --> 00:05:45,679 でも気をつけて あまりいいうわさが…。 66 00:05:45,679 --> 00:05:47,681 ただの羽虫じゃ。 67 00:05:47,681 --> 00:05:49,849 えっ? (スヴェン)お前だな? 68 00:05:49,849 --> 00:05:54,020 マリアーベルと一緒に 迷宮を発見したっていうのは。 69 00:05:54,020 --> 00:05:58,525 あっ はい…。 はじめまして 僕はカズヒホといいます。 70 00:05:58,525 --> 00:06:03,964 僕らに何かご用でしょうか? クハッ 用なんかねえよ。 71 00:06:03,964 --> 00:06:07,300 ただ 少しばかり 聞きたいことはある。 72 00:06:07,300 --> 00:06:11,805 一つ。 お前は時々 どこへ消える? えっ? 73 00:06:11,805 --> 00:06:15,141 昨日 お前は 向こうの遺跡に入ってった。 74 00:06:15,141 --> 00:06:18,645 だが 夜になると 気配が消えちまった。 75 00:06:18,645 --> 00:06:23,316 普通の人間はあんなふうに 一切の気配を消すことはできない。 76 00:06:23,316 --> 00:06:26,319 僕らを尾行していたんですか? 77 00:06:26,319 --> 00:06:31,825 質問してるのはこっちだ! もう一つ アレはなんだ? 78 00:06:31,825 --> 00:06:34,027 遺跡の奥にいたアレだ。 79 00:06:34,027 --> 00:06:36,029 街一つどころか➡ 80 00:06:36,029 --> 00:06:38,531 大陸すべてを破壊できる 力を持った➡ 81 00:06:38,531 --> 00:06:41,034 とんでもねえ魔物がいただろう。 82 00:06:41,034 --> 00:06:44,371 あっ…。 《透視系のスキルを持ってるのか…? 83 00:06:44,371 --> 00:06:48,375 でも ウリドラには 気付いてないみたいだ》 84 00:06:48,375 --> 00:06:53,046 アレと遭遇したのに お前たちは どうして死なずに済んだ? 85 00:06:53,046 --> 00:06:58,218 スヴェンさん あなたはそれを聞いて どうするつもりですか? 86 00:06:58,218 --> 00:07:01,288 ハッハハ… そうだな。 87 00:07:01,288 --> 00:07:04,791 答えがなんであれ 俺のすることは変わらん。 88 00:07:04,791 --> 00:07:08,128 お前の皮を剝いで 中身が魔物か確かめ➡ 89 00:07:08,128 --> 00:07:12,299 この河原でバーベキューでもしながら 拷問を楽しむ。 90 00:07:12,299 --> 00:07:16,803 で そのあとが本題だ。 地下迷宮へ行き➡ 91 00:07:16,803 --> 00:07:20,006 魔物だろうが探索隊だろうが 蹴散らして➡ 92 00:07:20,006 --> 00:07:22,509 巨万の富を この手にする! 93 00:07:22,509 --> 00:07:26,146 そう それでハッピーエンドさ! (2人)ウッ!? 94 00:07:26,146 --> 00:07:28,515 おい 女たちを押さえておけ。 95 00:07:28,515 --> 00:07:30,483 (指を鳴らす音) 96 00:07:32,519 --> 00:07:34,988 死霊使い! (死霊使い)キヒ キヒヒッ! 97 00:07:34,988 --> 00:07:37,824 動かないほうが身のためですよ。 98 00:07:37,824 --> 00:07:39,826 ヘッ…。 99 00:07:39,826 --> 00:07:42,829 ウリドラ 余ってる武器はないかな。 100 00:07:42,829 --> 00:07:46,100 ちょうど剣を切らしてしまってね。 フン。 101 00:07:46,100 --> 00:07:49,669 マリーが危険になったとたんに これじゃ。 102 00:07:49,669 --> 00:07:53,673 あ~あ 面倒くさい オスじゃなあ。 103 00:07:55,675 --> 00:07:58,011 ほれ 受け取るがよい。 104 00:07:58,011 --> 00:08:01,281 昨日の礼じゃ! 105 00:08:01,281 --> 00:08:04,951 (ウリドラ)ワシの名を消して お主が使えるようにした。 106 00:08:04,951 --> 00:08:09,456 強く 硬く よくしなり 壊れることを知らぬ剣じゃ。 107 00:08:09,456 --> 00:08:14,461 ありがとう ウリドラ。 マリー ウリドラのそばを離れないで! 108 00:08:14,461 --> 00:08:16,463 カズヒホ 注意なさい。 109 00:08:16,463 --> 00:08:19,299 彼の武器は 魔剣と呼ばれるもので…。 110 00:08:19,299 --> 00:08:22,469 キャッ! フン… お前は黙ってろ! 111 00:08:22,469 --> 00:08:24,471 クゥ…! 112 00:08:24,471 --> 00:08:27,307 女を狙うとは こすいヤツじゃのう。 113 00:08:27,307 --> 00:08:31,478 スヴェン様に失礼な口をきくとは 許しませんよ! 114 00:08:31,478 --> 00:08:34,981 カズヒホ こっちは任せよ。 115 00:08:34,981 --> 00:08:36,983 頼んだ ウリドラ! 116 00:08:36,983 --> 00:08:40,987 フン… さぁて いつまで かっこつけていられるかな? 117 00:08:40,987 --> 00:08:43,490 食らえ! オーバーロード! 118 00:08:46,159 --> 00:08:49,362 《もう一本の剣は?》 フッ…。 119 00:08:52,999 --> 00:08:55,835 (ルゥドリ)集まってもらったのは 他でもない。 120 00:08:55,835 --> 00:08:58,338 (ルゥドリ)双刀の魔剣士スヴェン➡ 121 00:08:58,338 --> 00:09:04,310 彼に迷宮探査の代理人としての 技量があるか 審査するためだ。 122 00:09:04,310 --> 00:09:07,447 ちょうど おもしろいものが始まった。 123 00:09:07,447 --> 00:09:11,651 皆に自分の目で 確かめてもらいたい。 124 00:09:11,651 --> 00:09:13,620 (どよめき) 125 00:09:13,620 --> 00:09:18,658 おい あれはスヴェンだ。 アイツ また人を脅してるのか? 126 00:09:18,658 --> 00:09:22,996 でも 相手の少年は誰だ? あんな子どもを…。 127 00:09:22,996 --> 00:09:25,665 いいのか? 殺されちまうぞ! 128 00:09:25,665 --> 00:09:27,667 ハーッ! クッ! 129 00:09:27,667 --> 00:09:29,669 クッ! フッ…。 130 00:09:29,669 --> 00:09:32,138 《だいぶ記録できた。 131 00:09:32,138 --> 00:09:35,141 僕のスキル オーネストは➡ 132 00:09:35,141 --> 00:09:39,979 相手の攻撃を記録して 回避や反撃につなげる能力だ。 133 00:09:39,979 --> 00:09:44,651 単純なスキルだけど これを何度も繰り返して…》 134 00:09:44,651 --> 00:09:47,987 おい貴様! さっきから何をやってる? 135 00:09:47,987 --> 00:09:50,156 チマチマ逃げ回りながら➡ 136 00:09:50,156 --> 00:09:52,826 何かつまらねえ技を 使ってやがるな? 137 00:09:52,826 --> 00:09:57,530 つまらないと決めつけるのは… まだ早いよ! 138 00:09:57,530 --> 00:10:02,035 フッ… 近距離戦を選択した 度胸は褒めてやる。 139 00:10:02,035 --> 00:10:04,204 気持ちよく ぶっ飛べや! 140 00:10:04,204 --> 00:10:06,539 ファントム。 141 00:10:06,539 --> 00:10:09,175 なっ… 幻影だと!? 142 00:10:09,175 --> 00:10:11,544 あっ! 143 00:10:11,544 --> 00:10:14,614 チッ… 面倒なヤツめ! ハッ…! 144 00:10:16,883 --> 00:10:19,519 キヒ… キヒヒヒ…。 145 00:10:19,519 --> 00:10:22,055 (火とかげ)がうぅ…。 あなた 知っているわよね? 146 00:10:22,055 --> 00:10:25,725 ギルド員同士の戦闘は 規律に反するってこと。 147 00:10:25,725 --> 00:10:30,230 キヒッ 知ってますよぉ~ 優等生のマリアーベルちゃん。 148 00:10:30,230 --> 00:10:33,399 ですから指一本 触れてないでしょう。 149 00:10:33,399 --> 00:10:37,403 まぁでも 死ぬ直前まで 精神を削りますからぁ? 150 00:10:37,403 --> 00:10:41,741 誤って死んでしまっても 責任は取れませんねぇ~。 151 00:10:41,741 --> 00:10:45,411 ちょっとウリドラ あなた盾は構えないの? 152 00:10:45,411 --> 00:10:47,580 うん? どうしてじゃ? 153 00:10:47,580 --> 00:10:51,417 この場の誰も 盾など持っとらんではないか。 154 00:10:51,417 --> 00:10:53,920 だって あなたは盾役でしょう? 155 00:10:53,920 --> 00:10:57,090 ていうか なんの武器も 持ってないじゃない。 156 00:10:57,090 --> 00:11:01,494 本当に戦う気はあるの? そんなもん いらんいら~ん。 157 00:11:01,494 --> 00:11:05,665 いいえ! 盾役というなら 盾くらい持つべきよ! 158 00:11:05,665 --> 00:11:08,334 ねっ あなたもそう思うわよね!? 159 00:11:08,334 --> 00:11:11,504 えっ!? ん~ どうでしょう…。 160 00:11:11,504 --> 00:11:14,173 私的には 盾を持ってくれたほうが➡ 161 00:11:14,173 --> 00:11:16,843 自分でわざわざ 視界を塞いでくれるなんて➡ 162 00:11:16,843 --> 00:11:21,347 うれしいなぁと… って 何を言わすのです!? 163 00:11:21,347 --> 00:11:24,183 盾を持たない盾役なんて…。 《聞いてないし…。 164 00:11:24,183 --> 00:11:28,188 むぅ~ コイツら 何か調子が狂います。 165 00:11:28,188 --> 00:11:31,024 だいたい この女誰です? 166 00:11:31,024 --> 00:11:35,194 妙な気配がしますが… まぁいいでしょう。 167 00:11:35,194 --> 00:11:38,698 正体は あとでじっくり 聞き出すとして…》 168 00:11:40,700 --> 00:11:43,536 あっ! キヒ キッヒヒ。 169 00:11:43,536 --> 00:11:48,641 とくとご覧くださいね 私の死霊術の恐ろしさを。 170 00:11:50,710 --> 00:11:54,213 ハッ! あっ。 171 00:11:54,213 --> 00:11:57,717 あなたまさか 禁忌に手を出したの!? 172 00:11:57,717 --> 00:12:01,354 キハハハ! これぞ ワイバーンの魂! 173 00:12:01,354 --> 00:12:04,857 世界広しといえども ほんの数人ですよぉ~? 174 00:12:04,857 --> 00:12:08,861 魔物の魂を 自在に使役できる者など! 175 00:12:08,861 --> 00:12:10,863 さぁ 死霊ちゃんたち! 176 00:12:10,863 --> 00:12:14,367 アイツらの魂を 食らって差し上げなさい! 177 00:12:14,367 --> 00:12:16,369 ヒィ! 178 00:12:16,369 --> 00:12:18,838 ギャーギャーうるさいヤツじゃのう。 179 00:12:24,544 --> 00:12:28,214 はっ? 《な なんですか これは…。 180 00:12:28,214 --> 00:12:32,885 高密度の質量の何かが 地面からせり上がってくる…》 181 00:12:35,388 --> 00:12:37,357 あっ…。 182 00:12:42,061 --> 00:12:45,031 あぁ… えっ! 183 00:12:48,067 --> 00:12:50,336 あ… あぁ…。 184 00:12:53,740 --> 00:12:56,242 ひっ… ひぃぃ! 185 00:12:56,242 --> 00:13:00,680 ウリドラ 子ども相手に大人気ないわ。 フン。 186 00:13:00,680 --> 00:13:06,019 そのまま おとなしくしておるか? ならば命までは取らぬ。 187 00:13:06,019 --> 00:13:08,087 は はいっ…! 188 00:13:15,695 --> 00:13:19,198 フッ… うらぁ~! 189 00:13:19,198 --> 00:13:21,701 《腕を硬質化させているのか…。 190 00:13:21,701 --> 00:13:25,371 防御に集中させ 隙をつきたいけど》 191 00:13:25,371 --> 00:13:28,041 クッ…。 どうした坊主。 192 00:13:28,041 --> 00:13:30,009 もうおしまいか! 193 00:13:39,352 --> 00:13:42,188 僕をみじん切りにでも したいのかな? 194 00:13:42,188 --> 00:13:44,691 何ヘラヘラしてんだ! 195 00:13:50,363 --> 00:13:53,866 ハァーッ… クッ! 196 00:13:53,866 --> 00:13:57,537 《おかしいな なぜ今のがかわせた? 197 00:13:57,537 --> 00:14:00,973 まるで こっちの動きが 読めてたみたいに…。 198 00:14:00,973 --> 00:14:06,145 まさか… 単なる透視ではなく 未来を見るスキルなのか? 199 00:14:06,145 --> 00:14:08,981 ここで待ち伏せしていたのも そういう…。 200 00:14:08,981 --> 00:14:11,984 なんて 考えてる暇はないか。 201 00:14:11,984 --> 00:14:14,487 今はひたすら斬り込むしか…》 202 00:14:14,487 --> 00:14:17,523 チィッ… ウザって~なぁ! 203 00:14:17,523 --> 00:14:19,492 ウッ! 204 00:14:19,492 --> 00:14:22,495 《つま先が かすめただけでこれか…。 205 00:14:22,495 --> 00:14:25,164 ハッ… そうだ こいつを…》 206 00:14:25,164 --> 00:14:29,535 わかったぞ。 お前の転移には 制限が多いんだな。 207 00:14:29,535 --> 00:14:32,705 いっつも 移動先を目で見ているし➡ 208 00:14:32,705 --> 00:14:36,042 両足が地面についてねえと…。 209 00:14:36,042 --> 00:14:38,010 わっ わわっ! 210 00:14:38,010 --> 00:14:41,347 《しまった!》 これでお前は転移できない。 211 00:14:41,347 --> 00:14:44,517 そら 今度こそ ぶっ飛んでいけや! 212 00:14:44,517 --> 00:14:46,552 グウッ! 213 00:14:46,552 --> 00:14:54,227 ♬~ 214 00:14:54,227 --> 00:14:57,063 プハッ! ハァ… ハァ…。 215 00:14:57,063 --> 00:14:59,732 《危なかった… でも 今ので…》 216 00:14:59,732 --> 00:15:01,634 カズヒホー! あっ!? 217 00:15:01,634 --> 00:15:03,636 大丈夫~? 218 00:15:03,636 --> 00:15:06,139 えっ… あぁ うん! ウウッ…。 219 00:15:06,139 --> 00:15:10,309 どうしたの? なんだか 休憩中みたいに見えるけど。 220 00:15:10,309 --> 00:15:14,814 どうもこうも お主が終わるのを 待っとるんじゃ。 221 00:15:14,814 --> 00:15:18,484 えっ…。 しかし愚直な戦い方じゃのう。 222 00:15:18,484 --> 00:15:20,486 もうちょっと技があれば…。 223 00:15:20,486 --> 00:15:23,823 ハッ ワシが今度 鍛え直してやる。 ウゥ…。 224 00:15:23,823 --> 00:15:27,160 カズヒホ 私も手伝おうかしら。 225 00:15:27,160 --> 00:15:29,829 大丈夫だよ マリー。 フン。 226 00:15:29,829 --> 00:15:34,834 ワシがやった剣を水につけておいて よくも平気な顔でいられるのう。 227 00:15:34,834 --> 00:15:38,171 あっ ごめん ちゃんと手入れして返すよ。 228 00:15:38,171 --> 00:15:41,841 返さんでよい。 もうお主のものじゃ。 229 00:15:41,841 --> 00:15:44,677 そのかわり わかっておるな? 230 00:15:44,677 --> 00:15:47,380 勝てってことだよね。 231 00:15:50,183 --> 00:15:53,019 《んっ… あの女…。 232 00:15:53,019 --> 00:15:57,190 遺跡の奥にいた あの化け物じゃねえか》 233 00:15:57,190 --> 00:16:00,593 やあ 怖い目をしてるね。 あっ。 234 00:16:05,331 --> 00:16:09,001 このオラクルってのは ただのスキルじゃねえ。 235 00:16:09,001 --> 00:16:12,171 長いことかけて ここまで操れるようにした。 236 00:16:12,171 --> 00:16:17,844 俺だけの 選ばれし者だけに 与えられた天啓だ。 237 00:16:17,844 --> 00:16:22,682 で? そんなに貴重な力を 地下迷宮のお宝を➡ 238 00:16:22,682 --> 00:16:25,017 独り占めするために 使おうっていうの? 239 00:16:25,017 --> 00:16:30,356 お前こそ 魔導竜ほどの存在と 行動し 何を狙ってる? 240 00:16:30,356 --> 00:16:34,527 誰もがあなたみたいに 富や名声を得るために➡ 241 00:16:34,527 --> 00:16:36,863 力を利用しようと するわけじゃないよ。 242 00:16:36,863 --> 00:16:39,866 ほざけ! 貴様を斬り捨てる! 243 00:16:39,866 --> 00:16:42,535 さっきより怖い言い方をするね。 244 00:16:42,535 --> 00:16:45,805 わかったよ じゃあ決着をつけよう! 245 00:16:48,207 --> 00:16:52,378 くだらん 俺の目はごまかせないぞ そこだ! 246 00:16:54,547 --> 00:16:57,016 グッ…。 247 00:16:57,016 --> 00:16:59,352 《なぜだ? なぜよけられる?》 248 00:16:59,352 --> 00:17:01,787 あっ…。 249 00:17:01,787 --> 00:17:04,824 ハッ… あっ!? 250 00:17:04,824 --> 00:17:06,792 クッ… チィッ! 251 00:17:06,792 --> 00:17:08,995 もう逃げられんぞ。 252 00:17:14,800 --> 00:17:18,804 バカめ! 自分の剣を手放すとは! 253 00:17:18,804 --> 00:17:21,507 ウオッ! 254 00:17:21,507 --> 00:17:23,509 (3人)わあっ! 255 00:17:23,509 --> 00:17:26,012 まさか… 俺の…。 256 00:17:26,012 --> 00:17:30,516 どうかな。 自分の蹴りでやられる気分は。 257 00:17:30,516 --> 00:17:32,852 そのオラクルってやつは➡ 258 00:17:32,852 --> 00:17:36,355 使えば使うほど攻撃の正確さが 増していくんだね。 259 00:17:36,355 --> 00:17:41,360 でも その分 単調になるから 僕のオーネストに記録しやすかった。 260 00:17:41,360 --> 00:17:43,696 ふざ… けんな…! 261 00:17:43,696 --> 00:17:47,066 だからもう あなたの動きは全部読める。 262 00:17:51,203 --> 00:17:53,205 (歓声) 263 00:17:53,205 --> 00:17:57,209 スヴェンを倒しちまった! すごいぞ あの少年! (歓声) 264 00:17:57,209 --> 00:17:59,178 フフッ。 (歓声) 265 00:18:02,782 --> 00:18:07,119 《魔術師ギルドの中へ入ったのは 初めてだ。 266 00:18:07,119 --> 00:18:11,791 意外だったのは ギルド長が穏やかそうな老人で…》 267 00:18:11,791 --> 00:18:14,627 (ギルド長)さて マリアーベルよ。 268 00:18:14,627 --> 00:18:18,631 彼らを同行者に選んだ理由を 教えてもらおう。 269 00:18:18,631 --> 00:18:20,100 はい ギルド長様。 270 00:18:20,100 --> 00:18:26,639 2人は強く賢く優れており 私を何度も助けてくれました。 271 00:18:26,639 --> 00:18:28,641 彼らと一緒なら➡ 272 00:18:28,641 --> 00:18:32,478 私も迷宮探索に挑むことが できると思えたからです。 273 00:18:32,478 --> 00:18:34,647 ふむ… しかし➡ 274 00:18:34,647 --> 00:18:38,150 2人が裏切らないという 保証はあるかね? 275 00:18:38,150 --> 00:18:41,487 保証はありません。 でも…。 276 00:18:41,487 --> 00:18:44,824 そうなることはないと 私は確信しております。 277 00:18:44,824 --> 00:18:50,663 よろしい。 迷宮探索を許可しよう。 頑張りなさい。 278 00:18:50,663 --> 00:18:53,666 えっ? どうした 驚いて。 279 00:18:53,666 --> 00:18:58,170 いえ… てっきり 何日も審査するものとばかり。 280 00:18:58,170 --> 00:19:04,110 なぁに 審査なら もう済んでおる。 ルゥドリ 入りなさい。 281 00:19:04,110 --> 00:19:06,145 (ドアの開く音) 282 00:19:06,145 --> 00:19:08,648 あっ…! お師匠様! 283 00:19:08,648 --> 00:19:12,985 あぁ きっとすべて お師匠様のおかげなのですね!? 284 00:19:12,985 --> 00:19:15,655 いいや 私は何も。 285 00:19:15,655 --> 00:19:17,990 この人が マリーの師匠。 286 00:19:17,990 --> 00:19:22,661 《それから もっと意外なことが》 (ギルド長)ウオッホン! 287 00:19:22,661 --> 00:19:28,300 しかし お主は変わらんなウリドラ。 また下界へ遊びにきたか。 288 00:19:28,300 --> 00:19:31,804 よほど この子らに 興味があるのだろうな? 289 00:19:31,804 --> 00:19:37,309 フフッ 貴様は老いたのう 縦にも横にも縮みおって。 290 00:19:37,309 --> 00:19:39,345 (2人)あっ…。 291 00:19:39,345 --> 00:19:43,849 ホッホッホ ワシとウリドラは かつて肩を並べた友なのじゃ。 292 00:19:43,849 --> 00:19:47,687 いや イタズラ仲間と 言ったほうがいいかな? 293 00:19:47,687 --> 00:19:51,557 (ウリドラ)フッフッ 懐かしいのう。 (2人)あぁ…。 294 00:19:53,526 --> 00:19:56,696 (ギルド長)して ウリドラよ 昔のよしみじゃ➡ 295 00:19:56,696 --> 00:20:00,199 あのアホウどもの処分は ワシに任せてくれるな? 296 00:20:00,199 --> 00:20:04,003 ふぅむ 頭から食ろうても よかったんじゃが➡ 297 00:20:04,003 --> 00:20:07,173 ワシも 「ぐるめ」に なってしまったからのう。 298 00:20:07,173 --> 00:20:12,178 人を食わずに済むならそれがよい。 この件は任された。 299 00:20:12,178 --> 00:20:15,181 主は この子らを頼むぞ。 300 00:20:17,216 --> 00:20:19,718 《とにもかくにも こうして僕らは➡ 301 00:20:19,718 --> 00:20:23,222 アリライ国を 再び訪れることができた》 302 00:20:23,222 --> 00:20:25,725 (ミュイ)おかえりなさいにゃん! 303 00:20:25,725 --> 00:20:29,528 ん~ あったか~い お日様の匂いだわ。 304 00:20:29,528 --> 00:20:32,865 頭の後ろを グリグリしてあげますからね。 305 00:20:32,865 --> 00:20:35,167 (ウリドラ)じゃまするぞ ミュイとやら。 (ミュイ)あっ。 306 00:20:37,236 --> 00:20:39,905 あっ! 307 00:20:39,905 --> 00:20:42,908 りゅ 竜の匂いがしますにゃん。 308 00:20:42,908 --> 00:20:45,544 大丈夫だよ 下りてきて。 309 00:20:45,544 --> 00:20:50,716 ほれ 猫族の子よ これを見よ。 あっ…。 310 00:20:50,716 --> 00:20:53,219 竜の血が染みついた石じゃ。 311 00:20:53,219 --> 00:20:56,555 特別にこれを 加工する許可をやろう。 312 00:20:56,555 --> 00:21:00,659 で でもボクは せーせーしかできないので…。 313 00:21:00,659 --> 00:21:04,830 なに 石が望む姿へ 導いてやるだけだ。 314 00:21:04,830 --> 00:21:08,501 石に好かれたお主なら 造作もない。 315 00:21:08,501 --> 00:21:16,175 ♬~ 316 00:21:16,175 --> 00:21:18,177 不思議ね…。 317 00:21:18,177 --> 00:21:20,846 石がガラス細工みたいに 形を変えていくわ。 318 00:21:20,846 --> 00:21:24,683 うん… それに近いけど ずっと複雑だ。 319 00:21:24,683 --> 00:21:27,353 よく覚えておくのだぞ ミュイ。 320 00:21:27,353 --> 00:21:32,024 これが 石の声を聞き 導いていくということじゃ。 321 00:21:32,024 --> 00:21:34,026 もう 一人でできるな? 322 00:21:34,026 --> 00:21:37,196 はっ… はい! 323 00:21:37,196 --> 00:21:39,198 あっ! 324 00:21:42,368 --> 00:21:48,040 マリアーベルの名を刻み 世界に新たな息吹を与える。 325 00:21:48,040 --> 00:21:50,709 あっ…。 ほれ。 326 00:21:50,709 --> 00:21:54,713 うわぁ… なんてきれいな杖。 327 00:21:54,713 --> 00:21:58,384 これを私に? ありがとう ウリドラ。 328 00:21:58,384 --> 00:22:02,655 温泉で勇気を出した褒美じゃ。 あっ…。 329 00:22:02,655 --> 00:22:04,657 あっ? 330 00:22:08,861 --> 00:22:12,531 《そして 本格的な探索が始まった》