1 00:00:38,872 --> 00:00:40,874 (スヴェン)妙だな…。 2 00:00:40,874 --> 00:00:43,710 こんな忘れられた遺跡に なんの用だ? 3 00:00:43,710 --> 00:00:47,047 (死霊使い)さぁ…。 ここは一般市民には➡ 4 00:00:47,047 --> 00:00:51,051 この地方の七不思議の一つなどと 言われておりますが➡ 5 00:00:51,051 --> 00:00:53,053 とっくに調査済みで。 6 00:00:56,890 --> 00:00:58,892 (スヴェン)おい なんだあれ。 7 00:00:58,892 --> 00:01:02,563 (死霊使い)リザードマンといえば どう猛な魔物なのに…。 8 00:01:02,563 --> 00:01:04,564 あっ ハイタッチした! 9 00:01:07,567 --> 00:01:11,772 ん~ この遺跡 まだ生きてるぞ。 10 00:01:17,077 --> 00:01:19,079 あっ あれは! 11 00:01:19,079 --> 00:01:21,081 ただの守護像じゃありません! 12 00:01:21,081 --> 00:01:23,083 古代の殺りく用兵器です! 13 00:01:23,083 --> 00:01:25,252 んっ…。 14 00:01:25,252 --> 00:01:27,754 (死霊使い)あぁ~ あんなに近づいて。 15 00:01:27,754 --> 00:01:29,923 うわぁ~! 16 00:01:29,923 --> 00:01:32,392 素通りした…。 17 00:01:32,392 --> 00:01:36,063 ボ ボス… これ以上は…。 18 00:01:36,063 --> 00:01:38,065 ここからは俺に任せろ。 19 00:01:38,065 --> 00:01:40,233 「オラクル」! 20 00:01:42,402 --> 00:01:46,573 なんとすばらしい。 オラクル自体 希少なスキルなのに➡ 21 00:01:46,573 --> 00:01:51,244 スヴェン様は それを自在に操って…。 静かにしろ。 22 00:01:51,244 --> 00:01:54,748 (スヴェン)はっ…? ウソだろ? 23 00:01:54,748 --> 00:01:57,250 な 何が見えるので? 24 00:01:57,250 --> 00:01:59,252 (スヴェン)まさか…。 25 00:01:59,252 --> 00:02:02,723 本物の… 竜。 26 00:02:04,758 --> 00:02:07,094 《なっ… 目が合った!? 27 00:02:07,094 --> 00:02:12,766 気付かれたか? まずい 子を持つ竜は凶暴だぞ》 28 00:02:12,766 --> 00:02:16,737 なっ!? うわぁ~ ボス! (地響き) 29 00:02:22,609 --> 00:02:25,779 ひぃ~ ごめんなさい お助けを! 30 00:02:25,779 --> 00:02:28,115 お許しを~! 落ち着け! 31 00:02:28,115 --> 00:02:31,618 (スヴェン)脱出の呪文を! (死霊使い)は はい! 32 00:02:31,618 --> 00:02:34,688 (死霊使い)えと え~と えと… なんでしたっけ? 33 00:02:34,688 --> 00:02:37,190 (スヴェン)なにぃ~!? 34 00:02:37,190 --> 00:02:39,192 早くしろ~! うわぁ~! 35 00:02:41,194 --> 00:02:43,196 (魔導竜)んっ? 36 00:02:43,196 --> 00:02:46,033 (一廣)どうかしましたか? 魔導竜様。 37 00:02:46,033 --> 00:02:49,703 いいや 羽虫が飛んでおっただけじゃ。 38 00:02:49,703 --> 00:02:52,539 さっ 早う寝るぞ寝るぞ! 39 00:02:52,539 --> 00:02:55,208 目が覚めたら うつつの世なんじゃろ~。 40 00:02:55,208 --> 00:02:57,210 (マリー)ウフッ。 41 00:03:00,047 --> 00:03:03,717 ウゥッ 戻れた… か。 ウヒィ…。 42 00:03:03,717 --> 00:03:09,222 《間違いない… あれは… 魔導竜だ。 43 00:03:09,222 --> 00:03:13,727 いったい何者だ… アイツ》 44 00:04:57,898 --> 00:05:00,467 (寝息) 45 00:05:02,569 --> 00:05:06,239 えっ!? 《ど どうしよう! 忘れてた! 46 00:05:06,239 --> 00:05:09,409 こっちに初めて来るときは 裸だった…》 47 00:05:09,409 --> 00:05:12,546 え え… えぇ。 48 00:05:12,546 --> 00:05:14,581 どわぁ~! 49 00:05:14,581 --> 00:05:16,583 えっ… 何? 50 00:05:16,583 --> 00:05:18,585 きゃあ~! 51 00:05:18,585 --> 00:05:23,590 ん~ これが うつつの世! 実におもしろいものだな。 52 00:05:23,590 --> 00:05:26,593 魔術の基礎構築のない世界とは。 53 00:05:26,593 --> 00:05:32,332 万物の形態がまるで異なる。 それに時の流れも。 54 00:05:32,332 --> 00:05:36,670 ははぁ それでカズヒホの姿も 変化しておるのか。 55 00:05:36,670 --> 00:05:38,672 んっ? 56 00:05:38,672 --> 00:05:43,510 むぅ… なんじゃお主ら 朝っぱらから くっついて。 57 00:05:43,510 --> 00:05:47,514 仲よきことは結構じゃが ちと目に毒じゃのう。 58 00:05:47,514 --> 00:05:49,849 ど どっちが目の毒ですか! 59 00:05:49,849 --> 00:05:54,187 えっ? ワシ? しかたないではないか。 60 00:05:54,187 --> 00:05:56,856 前も後ろも閉まらんもん。 61 00:05:56,856 --> 00:06:00,861 カズヒホ 絶対に振り向いちゃだめよ! はい…。 62 00:06:00,861 --> 00:06:04,197 手も離しちゃだめ! はい! 63 00:06:04,197 --> 00:06:08,368 とにかく 服はちゃんと着ること! 64 00:06:08,368 --> 00:06:13,039 これを守っていただかないと 外出はできません! フンフン…。 65 00:06:13,039 --> 00:06:15,875 あっ その前に尻尾とツノが…。 66 00:06:15,875 --> 00:06:19,880 どうしましょう… 「こすぷれ」ってことでいいかしら。 67 00:06:19,880 --> 00:06:21,882 ね ねぇ マリー。 68 00:06:21,882 --> 00:06:24,718 魔導竜様 さっきからエルフ語で話してるよ。 69 00:06:24,718 --> 00:06:26,720 まぁ! ホント! 70 00:06:26,720 --> 00:06:30,890 最初から僕らが話してたこと 全部わかってたんだね。 71 00:06:30,890 --> 00:06:35,829 なに お主らがコソコソしてたから 合わせてやったまでじゃ。 72 00:06:35,829 --> 00:06:38,498 それより 服を着ればいいんじゃろ? 73 00:06:38,498 --> 00:06:40,500 あいわかった。 わぁ! 74 00:06:40,500 --> 00:06:45,505 見てカズヒホ! 魔導竜様が光って…。 えっ 見ていいの? 75 00:06:45,505 --> 00:06:50,343 だめよ絶対に! わっ ツノと尻尾が… ほら! 76 00:06:50,343 --> 00:06:54,047 えっ 見るの? だめって言ってるでしょ! 77 00:06:54,047 --> 00:06:58,051 ワシのツノや尻尾は 魔粒子というもので出来ておる。 78 00:06:58,051 --> 00:07:01,221 純粋なエネルギーに近いからのう➡ 79 00:07:01,221 --> 00:07:04,858 こういった服に 変質させることもできるのじゃ。 80 00:07:04,858 --> 00:07:09,362 へぇ~ ですって! ねぇ… もう見ていい? 81 00:07:18,905 --> 00:07:24,744 魔導竜様 乗り心地はどうですか? 速度は遅いが 悪くない。 82 00:07:24,744 --> 00:07:27,714 何もせんでいいというのは 楽じゃな。 83 00:07:27,714 --> 00:07:32,686 それはよかったです。 退屈しないかなと思っていたので。 84 00:07:32,686 --> 00:07:36,356 何を言う。 このビルとやらを眺めるだけで➡ 85 00:07:36,356 --> 00:07:40,193 楽しめておるぞ。 わぁ~ ビル! あのビル! 86 00:07:40,193 --> 00:07:42,195 楽しめておるが…。 87 00:07:42,195 --> 00:07:46,199 なんて大きいビルなの!? キャッ あの建物は何!? 88 00:07:46,199 --> 00:07:50,203 ワシより はしゃいでおる 娘がおるから。 ハハッ。 89 00:07:50,203 --> 00:07:53,707 魔導竜様は あまり驚かないのですね。 90 00:07:53,707 --> 00:07:55,709 この車にも。 91 00:07:55,709 --> 00:07:59,713 まぁ見れば おおよその構造は 把握できるからのう。 92 00:07:59,713 --> 00:08:02,882 マリーなんて 最初は悲鳴上げてたよね。 93 00:08:02,882 --> 00:08:04,884 カズヒホ シーッ。 94 00:08:04,884 --> 00:08:10,223 ふぅむ… お主ら 「魔導竜様」では 呼びづらいであろう。 95 00:08:10,223 --> 00:08:13,893 ウリドラ… それがワシの名じゃ。 (2人)あっ。 96 00:08:13,893 --> 00:08:17,397 ウリドラ様… いいお名前ですね。 97 00:08:17,397 --> 00:08:22,068 「様」はいらん。 それから言葉遣いも気にするな。 98 00:08:22,068 --> 00:08:27,240 そう敬語ばかり使われては こっちも肩の力が抜けん。 99 00:08:27,240 --> 00:08:31,411 わかりまし… あっ わかったよ ウリドラ様。 100 00:08:31,411 --> 00:08:33,880 だから 様はいらん! 101 00:08:37,317 --> 00:08:39,319 そうだ マリー。 102 00:08:39,319 --> 00:08:41,821 そろそろ預けてたものを 出してもらおうかな。 103 00:08:41,821 --> 00:08:43,823 あっ これね。 104 00:08:43,823 --> 00:08:46,326 開けていいの? うん。 105 00:08:46,326 --> 00:08:48,828 まぁ! 106 00:08:48,828 --> 00:08:52,832 僕はあとでいいから ウリドラと2人で先に食べて。 107 00:08:52,832 --> 00:08:54,834 何!? 「お弁当」か! 108 00:08:54,834 --> 00:08:56,836 「おにぎり」っていって➡ 109 00:08:56,836 --> 00:09:01,341 日本人は子どもから大人まで みんなこれが大好きなんだ。 110 00:09:01,341 --> 00:09:05,845 へぇ~ 「おにぎり」。 これも カズヒホが作ったのか? 111 00:09:05,845 --> 00:09:08,848 ごはんに具を入れて 握るだけだけどね。 112 00:09:08,848 --> 00:09:13,453 あっ 赤い印がツナマヨで 青い印が おかかだよ。 113 00:09:15,522 --> 00:09:17,524 うま~い! 114 00:09:17,524 --> 00:09:21,194 この とけるような味わいが 「つなまよ」というものか! 115 00:09:21,194 --> 00:09:25,031 ん~っ 「おかか」おいしっ! ごはんに合うわぁ。 116 00:09:25,031 --> 00:09:27,867 このようなものを 子どもも食すのか! 117 00:09:27,867 --> 00:09:30,537 将来が心配になるではないか! 118 00:09:30,537 --> 00:09:32,472 むっ。 (指を鳴らす音) 119 00:09:32,472 --> 00:09:34,808 これ以上は 手を出してはならぬ。 120 00:09:34,808 --> 00:09:38,912 ワシのものじゃ。 だめよウリドラ 独り占めは! 121 00:09:43,516 --> 00:09:47,187 ふぅむ ずいぶん景色が変わったのう。 122 00:09:47,187 --> 00:09:50,523 お主ら 何をグズグズしておる? 123 00:09:50,523 --> 00:09:54,194 早ぅ 「ゴトーチ・グルメ」とやらを 味わおうぞ。 124 00:09:54,194 --> 00:09:58,698 うん ちょっと待ってね。 マリーの耳を隠さないと。 125 00:09:58,698 --> 00:10:03,703 耳? お主 いつも帽子で隠しておるのか? 126 00:10:03,703 --> 00:10:08,208 面倒そうじゃな。 しかたないわ 窮屈だけど。 127 00:10:08,208 --> 00:10:10,710 こっちに エルフは存在しないから…。 128 00:10:10,710 --> 00:10:14,380 騒ぎになったら困るでしょ。 ふぅ~む…。 129 00:10:16,349 --> 00:10:19,352 あっ!? あっ…。 130 00:10:21,521 --> 00:10:24,524 あっ…。 131 00:10:24,524 --> 00:10:27,861 えっ… み 耳がない! 132 00:10:27,861 --> 00:10:32,031 いや違う… 編んだ髪で耳を覆っている? 133 00:10:32,031 --> 00:10:35,702 ワシの魔粒子で 耳飾りを作ったのじゃ。 134 00:10:35,702 --> 00:10:37,704 それだけではないぞ。 135 00:10:37,704 --> 00:10:39,739 「解け」! (指を鳴らす音) 136 00:10:39,739 --> 00:10:42,075 あっ!? あっ! 137 00:10:42,075 --> 00:10:44,711 「成れ」! あぁ! (指を鳴らす音) 138 00:10:44,711 --> 00:10:48,548 ほれ このとおり 単純な命令を組み込んでおる。 139 00:10:48,548 --> 00:10:52,385 これで いつでも好きなように 外出できるじゃろ。 140 00:10:52,385 --> 00:10:55,054 ウゥ…。 141 00:10:55,054 --> 00:11:00,393 ウリドラ~! ありがとう とっても助かるわ! 142 00:11:00,393 --> 00:11:03,730 ホントにすごいよ! マリーに似合ってるし。 143 00:11:03,730 --> 00:11:08,234 なんてお礼を言ったらいいか。 もっと褒めてもいいのじゃぞ~。 144 00:11:08,234 --> 00:11:13,406 フフフ 人の子らは かわいげがあって実によいのう。 145 00:11:13,406 --> 00:11:18,778 ウリドラ お礼にどうぞ! ほら マリーも。 146 00:11:18,778 --> 00:11:22,282 これが 「ゴトーチ・グルメ」か…? 147 00:11:22,282 --> 00:11:27,787 芋… じゃな。 ただの串に刺さった芋ね…。 148 00:11:27,787 --> 00:11:31,457 秩父名物 「みそポテト」というらしいね。 149 00:11:31,457 --> 00:11:34,193 お礼のわりには 地味じゃのう。 150 00:11:34,193 --> 00:11:37,997 まぁ食べてみてよ。 味は見た目じゃわからないよ? 151 00:11:40,033 --> 00:11:45,705 はぁぁ なんじゃこれ。 トロットロでクリーミーだわ。 152 00:11:45,705 --> 00:11:49,042 それに この味噌とやらが 際立っておる! 153 00:11:49,042 --> 00:11:54,213 本当ね! 柚子の香りもして 後味はスッキリするわ。 154 00:11:54,213 --> 00:11:56,916 気に入ったみたいだね。 (2人)んっ! 155 00:12:01,554 --> 00:12:03,723 さぁ着いたよ! 156 00:12:03,723 --> 00:12:09,529 わぁい ここが温泉ね! ふぅむ 雰囲気あるのう。 157 00:12:15,568 --> 00:12:20,240 わぁ~ 畳! 見て見て 畳よ! 158 00:12:20,240 --> 00:12:24,410 なんと! 草で じゅうたんを作っておるのか! 159 00:12:24,410 --> 00:12:26,746 マリー 障子を開けてごらん。 160 00:12:26,746 --> 00:12:28,748 んっ? 161 00:12:28,748 --> 00:12:31,250 えっ!? お風呂? 162 00:12:31,250 --> 00:12:35,855 お部屋にお風呂が付いてるの? マリーの耳のこともあるから➡ 163 00:12:35,855 --> 00:12:38,691 お風呂付きの個室を予約したんだ。 164 00:12:38,691 --> 00:12:43,863 けど ウリドラのおかげで解決したし 大きなお風呂のほうへ行こうか? 165 00:12:43,863 --> 00:12:45,865 ワシのおかげじゃな! 166 00:12:47,867 --> 00:12:49,869 お待たせしました~! 167 00:12:53,706 --> 00:12:59,012 よ~し 行こう。 いざ温泉! (2人)お~っ! 168 00:13:10,089 --> 00:13:14,894 おぉ~っ。 すごい! お湯がこんなに! 169 00:13:14,894 --> 00:13:20,233 こりゃ なんとも贅沢じゃなぁ! どれ 早速つかるとするか! 170 00:13:20,233 --> 00:13:23,736 ストップ ストップ! なんじゃ? 171 00:13:23,736 --> 00:13:26,072 温泉に入るときは まず➡ 172 00:13:26,072 --> 00:13:30,910 「洗い場で体を洗ってから」が マナーだって カズヒホが言ってたわ。 173 00:13:30,910 --> 00:13:33,346 あっ… でも耳が…。 174 00:13:33,346 --> 00:13:36,683 飾りを解かないと髪は洗えないわ。 175 00:13:36,683 --> 00:13:42,188 今のところ他の客も少ないし 大丈夫ではないか? 176 00:13:42,188 --> 00:13:44,190 もしものときは…。 キャッ! 177 00:13:44,190 --> 00:13:48,194 ワシが壁になってやるぞ! ちょっ… ウリドラ! 178 00:13:48,194 --> 00:13:53,366 ンッハハハ…! 顔を真っ赤にさせて ういヤツじゃのう~。 179 00:13:53,366 --> 00:13:55,368 アハハハ…。 笑い過ぎ! 180 00:13:55,368 --> 00:13:58,871 あなたが魔導竜じゃなかったら お尻を叩いていたところよ! 181 00:14:08,381 --> 00:14:11,884 (2人)はぁぁ~。 182 00:14:11,884 --> 00:14:16,723 これが温泉… エルフとしてだめになりそう。 183 00:14:16,723 --> 00:14:21,894 ワシは魔導竜としてだめになっても 一向にかまわんぞ~。 184 00:14:21,894 --> 00:14:26,566 疲れた体にしみるのう~。 185 00:14:26,566 --> 00:14:28,568 それで マリー。 186 00:14:28,568 --> 00:14:34,040 古代迷宮には入れそうなのか~? ん~ どうかしら~。 187 00:14:34,040 --> 00:14:37,710 上のほうの人たちが どう考えるか…。 188 00:14:37,710 --> 00:14:41,214 ギルド長が たまたま出張中だったし…。 189 00:14:41,214 --> 00:14:43,216 えっ!? 190 00:14:43,216 --> 00:14:45,685 どうしてウリドラがそれを? あっ…。 191 00:14:45,685 --> 00:14:49,055 ((ミュイ:たぶん 今もつながってマスにゃん)) 192 00:14:49,055 --> 00:14:51,057 そうだったわ。 193 00:14:51,057 --> 00:14:54,894 あなたは あのウロコを通して 聞き耳を立てていたのよね。 194 00:14:54,894 --> 00:14:59,232 そりゃのう うつつの世と 行ったり来たりする者など➡ 195 00:14:59,232 --> 00:15:02,402 ワシの知るかぎり 他にはおらんからな。 196 00:15:02,402 --> 00:15:05,404 悪用しようとする輩が おるかもしれんと➡ 197 00:15:05,404 --> 00:15:07,407 心配しておったのじゃ。 198 00:15:07,407 --> 00:15:11,744 しかしまさか エルフの娘と抱き合う日々とはのう。 199 00:15:11,744 --> 00:15:15,414 ウッ… ウ ウ ウリドラの覗き魔導竜! 200 00:15:15,414 --> 00:15:18,084 もう温泉に 連れてきてあげないから~! 201 00:15:18,084 --> 00:15:20,920 なんじゃと!? それは困る! 202 00:15:20,920 --> 00:15:24,757 誓って言うが ワシが得ていたのは音声だけで➡ 203 00:15:24,757 --> 00:15:27,260 プライバシーには配慮しておる。 204 00:15:27,260 --> 00:15:31,097 ブチュッとしていても ワシにはわからんのだぞ。 205 00:15:31,097 --> 00:15:34,834 ブ ブチュッとだなんて…。 206 00:15:34,834 --> 00:15:37,637 そんなことしないわ。 あっ…。 207 00:15:40,339 --> 00:15:42,341 なるほどのう。 208 00:15:42,341 --> 00:15:46,179 主は子どもで アヤツは臆病ということか。 209 00:15:46,179 --> 00:15:48,181 んっ…? 210 00:15:48,181 --> 00:15:51,017 サウナ 気持ちよかった~。 ホントね。 211 00:15:51,017 --> 00:15:53,186 よし! あっ? 212 00:15:53,186 --> 00:15:55,188 向こうに小部屋があった。 213 00:15:55,188 --> 00:15:58,391 ないしょ話をするのに よさそうじゃったぞ。 214 00:16:03,029 --> 00:16:05,698 フゥ…。 ハァ…。 215 00:16:05,698 --> 00:16:08,000 (2人)えぇ~。 216 00:16:10,036 --> 00:16:13,372 なんじゃこれ 休憩所かと思ったが。 217 00:16:13,372 --> 00:16:15,541 とんでもない熱気だったわよ。 218 00:16:15,541 --> 00:16:18,044 あ~ 気持ちいい! 219 00:16:18,044 --> 00:16:21,547 ホント最高ね。 えぇ。 220 00:16:24,050 --> 00:16:28,754 えぇい ままよ! 本当に入るのね! 入るのねウリドラ! 221 00:16:32,992 --> 00:16:34,994 フフフ…。 222 00:16:34,994 --> 00:16:39,699 どうやらこれは蒸気で体を温める 風呂の一種らしい。 223 00:16:39,699 --> 00:16:44,871 む 蒸し料理になっちゃいそう…。 224 00:16:44,871 --> 00:16:49,709 ねぇ ウリドラ さっきの言葉は どういう意味かしら。 225 00:16:49,709 --> 00:16:53,212 私は子どもで あの人は臆病だなんて…。 226 00:16:53,212 --> 00:16:56,048 ずいぶん ひどい言葉に思えたわ。 227 00:16:56,048 --> 00:16:58,017 そうさのう…。 228 00:16:58,017 --> 00:17:02,855 ワシの体は 言うなれば精霊に近い。 主もそうじゃ。 229 00:17:02,855 --> 00:17:06,692 あっ…。 エルフは妖精に近いじゃろう。 230 00:17:06,692 --> 00:17:11,364 すなわち 人とは根本から 異なる存在ということじゃ。 231 00:17:11,364 --> 00:17:16,903 わかってるわ そんなこと… 時折 忘れてしまいたくなるけど。 232 00:17:16,903 --> 00:17:19,238 ほれ しょげるでない。 あっ。 233 00:17:19,238 --> 00:17:22,508 そういうところが 子どもじゃと言うとるんじゃ。 234 00:17:24,577 --> 00:17:27,747 主は アヤツに深くまで触れたくて➡ 235 00:17:27,747 --> 00:17:31,083 少しずつ考えや体を 変えておるのじゃろう。 236 00:17:31,083 --> 00:17:35,855 えっ? 私が… 変わってきている…? 237 00:17:35,855 --> 00:17:39,191 じゃから 焦らずともよい。 238 00:17:39,191 --> 00:17:44,196 マリー お主は いつかあの小僧と つがいになるのだ。 239 00:17:44,196 --> 00:17:47,366 あっ…。 240 00:17:47,366 --> 00:17:51,537 どうした? あの人は…。 んっ? 241 00:17:51,537 --> 00:17:55,041 きっと私に 魅力がないと思っているわ。 242 00:17:55,041 --> 00:17:59,211 そんなことはないと思うがのう。 だって…。 243 00:17:59,211 --> 00:18:03,549 ほとんど彼からは触れてこないの。 244 00:18:03,549 --> 00:18:06,218 さっき言ったとおり キスもしてない。 245 00:18:06,218 --> 00:18:09,188 気遣いしてくれるのは うれしいけど➡ 246 00:18:09,188 --> 00:18:11,691 いつも子ども扱いで…。 247 00:18:11,691 --> 00:18:15,194 たぶん 女性として 見られていないと思う。 248 00:18:15,194 --> 00:18:18,864 そう それじゃ ワシがさっき言ったのは。 249 00:18:18,864 --> 00:18:23,869 アヤツはのう 主を大事に思うあまり 臆病になっておる。 250 00:18:23,869 --> 00:18:27,206 どういう意味? フフッ。 251 00:18:27,206 --> 00:18:31,210 わかりやすく言えば 「脈あり」というやつじゃ。 252 00:18:31,210 --> 00:18:34,313 あっ… ほ 本当? 253 00:18:34,313 --> 00:18:37,817 なに 本当かどうか すぐにわかる。 254 00:18:37,817 --> 00:18:40,820 気になるならひとつ 試してみるがよい。 255 00:18:40,820 --> 00:18:43,155 えっ 試す? 256 00:18:43,155 --> 00:18:47,493 どうやって? 簡単なことじゃ…。 257 00:18:47,493 --> 00:18:49,495 あっ…。 258 00:18:55,334 --> 00:18:59,505 あっ やあ どうだった? 初めての温泉は。 259 00:18:59,505 --> 00:19:01,841 あれ? ウリドラは? 260 00:19:01,841 --> 00:19:04,677 も… もう少し入ってるって。 261 00:19:04,677 --> 00:19:07,847 そっか。 向こうに足湯があるんだ。 262 00:19:07,847 --> 00:19:10,683 行ってみる? うん…。 263 00:19:10,683 --> 00:19:14,186 なんだか 顔が赤いね マリー。 えっ。 264 00:19:14,186 --> 00:19:17,189 じ 蒸気のお風呂に入ったから…。 265 00:19:17,189 --> 00:19:20,993 あぁ サウナか… 少しのぼせたかな? 266 00:19:26,699 --> 00:19:29,869 ラムネっていうのね きれい…。 267 00:19:29,869 --> 00:19:32,838 おもしろいわね。 268 00:19:32,838 --> 00:19:36,175 こんなお湯の使い方をするなんて。 うん。 269 00:19:36,175 --> 00:19:41,013 足をつけるだけで 体全体が温まるんだよ。 270 00:19:41,013 --> 00:19:45,017 私ね… お礼を言いたいの。 271 00:19:45,017 --> 00:19:47,520 んっ? お礼って? 272 00:19:47,520 --> 00:19:50,856 さっきまで恥ずかしくて たまらなかったのに➡ 273 00:19:50,856 --> 00:19:54,860 いつもと同じ あなたの 眠そうな顔を見ているうちに➡ 274 00:19:54,860 --> 00:19:56,929 すっかり落ち着いてしまったわ。 275 00:19:58,998 --> 00:20:02,168 でもやっぱり… このままじゃ不公平よ。 276 00:20:02,168 --> 00:20:04,837 えっ? 277 00:20:04,837 --> 00:20:07,840 へっ… な なん…。 278 00:20:07,840 --> 00:20:11,343 あなたも少しは… 気恥ずかしい思いをしなさい。 279 00:20:11,343 --> 00:20:13,345 えっ… えぇ…。 280 00:20:28,861 --> 00:20:32,531 あっ…。 ((ウリドラ:簡単なことじゃ。 281 00:20:32,531 --> 00:20:37,203 手でも足でもどこへでも 気に入ったところに一度だけ➡ 282 00:20:37,203 --> 00:20:39,705 キスしてみるといい。 あっ…。 283 00:20:39,705 --> 00:20:46,078 それからヤツの顔を見るのじゃ。 脈があるかどうかはすぐわかる)) 284 00:20:46,078 --> 00:20:50,049 さっ お部屋に戻りましょう カズヒホ。 285 00:20:56,889 --> 00:21:00,226 ウゥ~ 遅いわ お主らぁ! 286 00:21:00,226 --> 00:21:03,729 あっ! あれ? ウリドラ もう戻ってたの? 287 00:21:03,729 --> 00:21:05,731 いつまで待たせるつもりじゃあ! 288 00:21:05,731 --> 00:21:09,401 おいしいものを食べられると 期待しておったのに。 289 00:21:09,401 --> 00:21:11,904 あっ…。 あんまりじゃあ! 290 00:21:11,904 --> 00:21:14,073 とんでもない鬼の子じゃあ~。 291 00:21:14,073 --> 00:21:19,078 す すぐお昼ごはんにしようか! メニュー メニューっと。 292 00:21:21,280 --> 00:21:23,282 (2人)でっか~! 293 00:21:23,282 --> 00:21:25,284 秩父名物の一つ➡ 294 00:21:25,284 --> 00:21:29,288 わらじのように 大きなカツを乗せた丼 その名も➡ 295 00:21:29,288 --> 00:21:32,057 「わらじカツ丼」! そのまんまじゃな! 296 00:21:35,027 --> 00:21:37,196 (2人)ん~っ! 297 00:21:37,196 --> 00:21:39,198 うんま~っ! 298 00:21:39,198 --> 00:21:43,869 タレが甘くて衣はサクサクで たまらないわ もうっ! 299 00:21:43,869 --> 00:21:48,040 《個室にして正解だったな。 のびのびできるし➡ 300 00:21:48,040 --> 00:21:51,377 畳をゴロゴロする 魔導竜を見られて…》 301 00:21:51,377 --> 00:21:54,046 わらじカツ 最高~! 302 00:21:54,046 --> 00:21:56,715 いった~い! アハハ…。 303 00:21:56,715 --> 00:21:58,717 ん~っ。 304 00:21:58,717 --> 00:22:01,387 この 「日本酒」というのも たまらんな~。 305 00:22:01,387 --> 00:22:03,389 あっ ウリドラだけずるい! 306 00:22:03,389 --> 00:22:05,558 お子ちゃまには早いわっ。 307 00:22:05,558 --> 00:22:08,894 なによ! 私も大人なんだからね! 308 00:22:08,894 --> 00:22:12,231 《なんか すっかり姉妹みたいだな》 309 00:22:12,231 --> 00:22:16,235 ねぇ まだ時間あるから 部屋のお風呂にも入る? 310 00:22:16,235 --> 00:22:18,571 (2人)あっ! 2人が入るなら➡ 311 00:22:18,571 --> 00:22:21,240 僕はもう一度 大浴場に行ってくるよ。 312 00:22:21,240 --> 00:22:24,910 うわぁ よいのかぁ? ならば遠慮なく! 313 00:22:24,910 --> 00:22:32,384 ♬~ 314 00:22:32,384 --> 00:22:35,387 待って~。 遅いぞ~。 315 00:22:35,387 --> 00:22:44,563 ♬~ 316 00:22:44,563 --> 00:22:46,532 フゥ…。