1 00:00:41,375 --> 00:00:43,377 (一廣)フッ…。 2 00:00:48,715 --> 00:00:52,219 あぁ…。 (ウリドラ)ふぅん かいがいしいのう。 3 00:00:52,219 --> 00:00:54,221 (ウリドラ)ワシの知る人間は➡ 4 00:00:54,221 --> 00:00:59,393 大抵 女が男の面倒を見ておったが 主は変わっておるの。 5 00:00:59,393 --> 00:01:01,895 そうかな…。 6 00:01:01,895 --> 00:01:05,399 今の時代 ごく普通のことだと思うよ。 7 00:01:05,399 --> 00:01:09,069 ほ~ん。 まっ それにしたって➡ 8 00:01:09,069 --> 00:01:12,406 お主の視界には マリーしか 入っておらぬようじゃが? 9 00:01:12,406 --> 00:01:15,576 そ そんなことは ないと思うけど? 10 00:01:15,576 --> 00:01:17,911 たわけ! えっ!? 11 00:01:17,911 --> 00:01:20,080 ソワソワ待っていたワシが➡ 12 00:01:20,080 --> 00:01:23,750 寂しい思いをしていることにも 気付いておらんじゃろうが~っ。 13 00:01:23,750 --> 00:01:25,752 えっ? 待ってたって…。 14 00:01:25,752 --> 00:01:29,256 お主は本気で 遊ぶことしか 考えてなかったのか!? 15 00:01:29,256 --> 00:01:33,193 なんと欲のない…。 いったいなんのこと? 16 00:01:33,193 --> 00:01:36,229 古代迷宮の話じゃろ~っ! 17 00:01:36,229 --> 00:01:38,732 えぇ!? 普通 誘うじゃろ! 18 00:01:38,732 --> 00:01:42,903 主ら2人では 迷宮探索に行けず 困っておるんじゃろうが! 19 00:01:42,903 --> 00:01:47,240 え~ いや ウリドラは 伝説級の魔導竜なんだから➡ 20 00:01:47,240 --> 00:01:51,745 僕らのパーティに誘うなんて 考えもしなかったよ。 21 00:01:51,745 --> 00:01:54,581 のけ者じゃ…。 22 00:01:54,581 --> 00:01:58,585 おかしいのう… 目から鼻水が出るとは。 23 00:01:58,585 --> 00:02:00,954 わっ! ちょ ちょっと待ってよ! 24 00:02:04,257 --> 00:02:09,596 (自動販売機にコインを入れる音) 25 00:02:09,596 --> 00:02:11,765 (ボタンを押す音) 26 00:02:11,765 --> 00:02:14,768 はい。 27 00:02:14,768 --> 00:02:18,105 急に泣くから ビックリしたよ。 28 00:02:18,105 --> 00:02:23,076 もう落ち着いた? フン いつも落ち着いておるわ。 29 00:02:23,076 --> 00:02:25,112 あのさぁ…。 30 00:02:25,112 --> 00:02:27,948 巣に残してきた子どもたちの 世話は どうしてるの? 31 00:02:27,948 --> 00:02:30,450 (ウリドラ)本体が世話をしておる。 32 00:02:30,450 --> 00:02:33,854 この身は7つある竜核のうちの 一つなのじゃ。 33 00:02:33,854 --> 00:02:37,190 たまに同調しに戻れば問題ない。 34 00:02:37,190 --> 00:02:39,192 そう…。 35 00:02:39,192 --> 00:02:42,029 でも 地下迷宮みたいに 危険な場所に誘って➡ 36 00:02:42,029 --> 00:02:45,866 もし 母親の君に何かあったら…。 あ~ もうっ! 37 00:02:45,866 --> 00:02:49,202 お主が心配することなど 一つもないわ! 38 00:02:49,202 --> 00:02:51,705 盾役くらい お弁当しだいで➡ 39 00:02:51,705 --> 00:02:54,541 考えてやらんこともないと 言うとるんじゃ! 40 00:02:54,541 --> 00:03:00,047 「一緒に遊びにいきたいから 連れてゆけ!」 これでよいか? 41 00:03:00,047 --> 00:03:03,216 あっ… すごいな。 42 00:03:03,216 --> 00:03:06,920 いろいろ悩んでいたことが 一気に解決したみたいだ。 43 00:03:08,889 --> 00:03:12,392 ウリドラ… なんの実績もないパーティだけど➡ 44 00:03:12,392 --> 00:03:17,497 僕らの仲間に 加わってくれないかな。 うむっ。 45 00:03:20,233 --> 00:03:23,737 あっ いけない 勝手に決めちゃいけないんだった。 46 00:03:23,737 --> 00:03:26,406 マリーに相談しないと。 んがっ!? 47 00:03:26,406 --> 00:03:30,243 じゃ マリーが起きてから 改めてってことで。 48 00:03:30,243 --> 00:03:33,680 こ… このたわけ~っ! 49 00:03:33,680 --> 00:03:35,682 (マリー)んっ…? 50 00:05:16,082 --> 00:05:18,251 はぁぁ~。 51 00:05:18,251 --> 00:05:22,589 ふぅむ 気分がいいのう! よう眠った。 52 00:05:22,589 --> 00:05:27,260 これも温泉旅行のおかげじゃな! まさか こっちの世界で➡ 53 00:05:27,260 --> 00:05:30,096 また一緒に旅ができるとは 思わなかったわ。 54 00:05:30,096 --> 00:05:34,501 うむ。 早速 魔術師ギルドとやらへ連れてゆけ。 55 00:05:34,501 --> 00:05:38,672 でも 魔導竜であることは 隠しておいたほうがいいよね? 56 00:05:38,672 --> 00:05:43,677 そうね… 大丈夫かしら ツノと尻尾が…。 57 00:05:43,677 --> 00:05:47,681 またツノと尻尾か? ったく面倒な。 58 00:05:47,681 --> 00:05:49,883 (2人)ウッ…! 59 00:05:52,185 --> 00:05:54,688 これでよいか? 60 00:05:54,688 --> 00:05:57,991 さすがウリドラ。 朝飯前じゃ。 61 00:06:02,028 --> 00:06:04,030 んっ…? 62 00:06:04,030 --> 00:06:06,199 スヴェン様…。 63 00:06:06,199 --> 00:06:11,037 どうしてここに? 誰? マリーの知り合い? 64 00:06:11,037 --> 00:06:13,873 上級魔術師の一人よ。 65 00:06:13,873 --> 00:06:17,544 でも気をつけて あまりいいうわさが…。 66 00:06:17,544 --> 00:06:19,546 ただの羽虫じゃ。 67 00:06:19,546 --> 00:06:21,715 えっ? (スヴェン)お前だな? 68 00:06:21,715 --> 00:06:25,885 マリアーベルと一緒に 迷宮を発見したっていうのは。 69 00:06:25,885 --> 00:06:30,390 あっ はい…。 はじめまして 僕はカズヒホといいます。 70 00:06:30,390 --> 00:06:35,829 僕らに何かご用でしょうか? クハッ 用なんかねえよ。 71 00:06:35,829 --> 00:06:39,165 ただ 少しばかり 聞きたいことはある。 72 00:06:39,165 --> 00:06:43,670 一つ。 お前は時々 どこへ消える? えっ? 73 00:06:43,670 --> 00:06:47,007 昨日 お前は 向こうの遺跡に入ってった。 74 00:06:47,007 --> 00:06:50,510 だが 夜になると 気配が消えちまった。 75 00:06:50,510 --> 00:06:55,181 普通の人間はあんなふうに 一切の気配を消すことはできない。 76 00:06:55,181 --> 00:06:58,184 僕らを尾行していたんですか? 77 00:06:58,184 --> 00:07:03,690 質問してるのはこっちだ! もう一つ アレはなんだ? 78 00:07:03,690 --> 00:07:05,892 遺跡の奥にいたアレだ。 79 00:07:05,892 --> 00:07:07,894 街一つどころか➡ 80 00:07:07,894 --> 00:07:10,397 大陸すべてを破壊できる 力を持った➡ 81 00:07:10,397 --> 00:07:12,899 とんでもねえ魔物がいただろう。 82 00:07:12,899 --> 00:07:16,236 あっ…。 《透視系のスキルを持ってるのか…? 83 00:07:16,236 --> 00:07:20,240 でも ウリドラには 気付いてないみたいだ》 84 00:07:20,240 --> 00:07:24,911 アレと遭遇したのに お前たちは どうして死なずに済んだ? 85 00:07:24,911 --> 00:07:30,083 スヴェンさん あなたはそれを聞いて どうするつもりですか? 86 00:07:30,083 --> 00:07:33,153 ハッハハ… そうだな。 87 00:07:33,153 --> 00:07:36,656 答えがなんであれ 俺のすることは変わらん。 88 00:07:36,656 --> 00:07:39,993 お前の皮を剝いで 中身が魔物か確かめ➡ 89 00:07:39,993 --> 00:07:44,164 この河原でバーベキューでもしながら 拷問を楽しむ。 90 00:07:44,164 --> 00:07:48,668 で そのあとが本題だ。 地下迷宮へ行き➡ 91 00:07:48,668 --> 00:07:51,871 魔物だろうが探索隊だろうが 蹴散らして➡ 92 00:07:51,871 --> 00:07:54,374 巨万の富を この手にする! 93 00:07:54,374 --> 00:07:58,011 そう それでハッピーエンドさ! (2人)ウッ!? 94 00:07:58,011 --> 00:08:00,380 おい 女たちを押さえておけ。 95 00:08:00,380 --> 00:08:02,349 (指を鳴らす音) 96 00:08:04,384 --> 00:08:06,853 死霊使い! (死霊使い)キヒ キヒヒッ! 97 00:08:06,853 --> 00:08:09,689 動かないほうが身のためですよ。 98 00:08:09,689 --> 00:08:11,691 ヘッ…。 99 00:08:11,691 --> 00:08:14,694 ウリドラ 余ってる武器はないかな。 100 00:08:14,694 --> 00:08:18,865 ちょうど剣を切らしてしまってね。 フン。 101 00:08:18,865 --> 00:08:21,534 マリーが危険になったとたんに これじゃ。 102 00:08:21,534 --> 00:08:25,538 あ~あ 面倒くさい オスじゃなあ。 103 00:08:27,540 --> 00:08:29,876 ほれ 受け取るがよい。 104 00:08:29,876 --> 00:08:33,146 昨日の礼じゃ! 105 00:08:33,146 --> 00:08:36,816 (ウリドラ)ワシの名を消して お主が使えるようにした。 106 00:08:36,816 --> 00:08:41,321 強く 硬く よくしなり 壊れることを知らぬ剣じゃ。 107 00:08:41,321 --> 00:08:46,326 ありがとう ウリドラ。 マリー ウリドラのそばを離れないで! 108 00:08:46,326 --> 00:08:48,328 カズヒホ 注意なさい。 109 00:08:48,328 --> 00:08:51,164 彼の武器は 魔剣と呼ばれるもので…。 110 00:08:51,164 --> 00:08:54,334 キャッ! フン… お前は黙ってろ! 111 00:08:54,334 --> 00:08:56,336 クゥ…! 112 00:08:56,336 --> 00:08:59,172 女を狙うとは こすいヤツじゃのう。 113 00:08:59,172 --> 00:09:03,343 スヴェン様に失礼な口をきくとは 許しませんよ! 114 00:09:03,343 --> 00:09:06,846 カズヒホ こっちは任せよ。 115 00:09:06,846 --> 00:09:08,848 頼んだ ウリドラ! 116 00:09:08,848 --> 00:09:12,852 フン… さぁて いつまで かっこつけていられるかな? 117 00:09:12,852 --> 00:09:15,355 食らえ! オーバーロード! 118 00:09:18,024 --> 00:09:21,227 《もう一本の剣は?》 フッ…。 119 00:09:24,864 --> 00:09:27,700 (ルゥドリ)集まってもらったのは 他でもない。 120 00:09:27,700 --> 00:09:30,203 (ルゥドリ)双刀の魔剣士スヴェン➡ 121 00:09:30,203 --> 00:09:36,176 彼に迷宮探査の代理人としての 技量があるか 審査するためだ。 122 00:09:36,176 --> 00:09:39,312 ちょうど おもしろいものが始まった。 123 00:09:39,312 --> 00:09:43,516 皆に自分の目で 確かめてもらいたい。 124 00:09:43,516 --> 00:09:45,485 (どよめき) 125 00:09:45,485 --> 00:09:50,523 おい あれはスヴェンだ。 アイツ また人を脅してるのか? 126 00:09:50,523 --> 00:09:54,861 でも 相手の少年は誰だ? あんな子どもを…。 127 00:09:54,861 --> 00:09:57,530 いいのか? 殺されちまうぞ! 128 00:09:57,530 --> 00:09:59,532 ハーッ! クッ! 129 00:09:59,532 --> 00:10:01,534 クッ! フッ…。 130 00:10:01,534 --> 00:10:04,003 《だいぶ記録できた。 131 00:10:04,003 --> 00:10:07,006 僕のスキル オーネストは➡ 132 00:10:07,006 --> 00:10:11,845 相手の攻撃を記録して 回避や反撃につなげる能力だ。 133 00:10:11,845 --> 00:10:16,516 単純なスキルだけど これを何度も繰り返して…》 134 00:10:16,516 --> 00:10:19,853 おい貴様! さっきから何をやってる? 135 00:10:19,853 --> 00:10:22,021 チマチマ逃げ回りながら➡ 136 00:10:22,021 --> 00:10:24,691 何かつまらねえ技を 使ってやがるな? 137 00:10:24,691 --> 00:10:29,395 つまらないと決めつけるのは… まだ早いよ! 138 00:10:29,395 --> 00:10:33,900 フッ… 近距離戦を選択した 度胸は褒めてやる。 139 00:10:33,900 --> 00:10:36,069 気持ちよく ぶっ飛べや! 140 00:10:36,069 --> 00:10:38,404 ファントム。 141 00:10:38,404 --> 00:10:41,040 なっ… 幻影だと!? 142 00:10:41,040 --> 00:10:43,409 あっ! 143 00:10:43,409 --> 00:10:46,479 チッ… 面倒なヤツめ! ハッ…! 144 00:10:48,748 --> 00:10:51,384 キヒ… キヒヒヒ…。 145 00:10:51,384 --> 00:10:53,920 (火とかげ)がうぅ…。 あなた 知っているわよね? 146 00:10:53,920 --> 00:10:57,590 ギルド員同士の戦闘は 規律に反するってこと。 147 00:10:57,590 --> 00:11:02,095 キヒッ 知ってますよぉ~ 優等生のマリアーベルちゃん。 148 00:11:02,095 --> 00:11:05,265 ですから指一本 触れてないでしょう。 149 00:11:05,265 --> 00:11:09,269 まぁでも 死ぬ直前まで 精神を削りますからぁ? 150 00:11:09,269 --> 00:11:13,606 誤って死んでしまっても 責任は取れませんねぇ~。 151 00:11:13,606 --> 00:11:17,277 ちょっとウリドラ あなた盾は構えないの? 152 00:11:17,277 --> 00:11:19,445 うん? どうしてじゃ? 153 00:11:19,445 --> 00:11:23,283 この場の誰も 盾など持っとらんではないか。 154 00:11:23,283 --> 00:11:25,785 だって あなたは盾役でしょう? 155 00:11:25,785 --> 00:11:28,955 ていうか なんの武器も 持ってないじゃない。 156 00:11:28,955 --> 00:11:33,359 本当に戦う気はあるの? そんなもん いらんいら~ん。 157 00:11:33,359 --> 00:11:37,530 いいえ! 盾役というなら 盾くらい持つべきよ! 158 00:11:37,530 --> 00:11:40,199 ねっ あなたもそう思うわよね!? 159 00:11:40,199 --> 00:11:43,369 えっ!? ん~ どうでしょう…。 160 00:11:43,369 --> 00:11:46,039 私的には 盾を持ってくれたほうが➡ 161 00:11:46,039 --> 00:11:48,708 自分でわざわざ 視界を塞いでくれるなんて➡ 162 00:11:48,708 --> 00:11:53,212 うれしいなぁと… って 何を言わすのです!? 163 00:11:53,212 --> 00:11:56,049 盾を持たない盾役なんて…。 《聞いてないし…。 164 00:11:56,049 --> 00:12:00,053 むぅ~ コイツら 何か調子が狂います。 165 00:12:00,053 --> 00:12:02,889 だいたい この女誰です? 166 00:12:02,889 --> 00:12:07,060 妙な気配がしますが… まぁいいでしょう。 167 00:12:07,060 --> 00:12:10,563 正体は あとでじっくり 聞き出すとして…》 168 00:12:12,565 --> 00:12:15,401 あっ! キヒ キッヒヒ。 169 00:12:15,401 --> 00:12:20,506 とくとご覧くださいね 私の死霊術の恐ろしさを。 170 00:12:22,575 --> 00:12:26,079 ハッ! あっ。 171 00:12:26,079 --> 00:12:29,582 あなたまさか 禁忌に手を出したの!? 172 00:12:29,582 --> 00:12:33,219 キハハハ! これぞ ワイバーンの魂! 173 00:12:33,219 --> 00:12:36,723 世界広しといえども ほんの数人ですよぉ~? 174 00:12:36,723 --> 00:12:40,727 魔物の魂を 自在に使役できる者など! 175 00:12:40,727 --> 00:12:42,729 さぁ 死霊ちゃんたち! 176 00:12:42,729 --> 00:12:46,232 アイツらの魂を 食らって差し上げなさい! 177 00:12:46,232 --> 00:12:48,234 ヒィ! 178 00:12:48,234 --> 00:12:50,703 ギャーギャーうるさいヤツじゃのう。 179 00:12:56,409 --> 00:13:00,079 はっ? 《な なんですか これは…。 180 00:13:00,079 --> 00:13:04,751 高密度の質量の何かが 地面からせり上がってくる…》 181 00:13:07,253 --> 00:13:09,222 あっ…。 182 00:13:13,926 --> 00:13:16,896 あぁ… えっ! 183 00:13:19,932 --> 00:13:22,201 あ… あぁ…。 184 00:13:25,605 --> 00:13:28,107 ひっ… ひぃぃ! 185 00:13:28,107 --> 00:13:32,545 ウリドラ 子ども相手に大人気ないわ。 フン。 186 00:13:32,545 --> 00:13:37,884 そのまま おとなしくしておるか? ならば命までは取らぬ。 187 00:13:37,884 --> 00:13:39,952 は はいっ…! 188 00:13:47,560 --> 00:13:51,064 フッ… うらぁ~! 189 00:13:51,064 --> 00:13:53,566 《腕を硬質化させているのか…。 190 00:13:53,566 --> 00:13:57,236 防御に集中させ 隙をつきたいけど》 191 00:13:57,236 --> 00:13:59,906 クッ…。 どうした坊主。 192 00:13:59,906 --> 00:14:01,874 もうおしまいか! 193 00:14:11,217 --> 00:14:14,053 僕をみじん切りにでも したいのかな? 194 00:14:14,053 --> 00:14:16,556 何ヘラヘラしてんだ! 195 00:14:22,228 --> 00:14:25,732 ハァーッ… クッ! 196 00:14:25,732 --> 00:14:29,402 《おかしいな なぜ今のがかわせた? 197 00:14:29,402 --> 00:14:32,839 まるで こっちの動きが 読めてたみたいに…。 198 00:14:32,839 --> 00:14:38,010 まさか… 単なる透視ではなく 未来を見るスキルなのか? 199 00:14:38,010 --> 00:14:40,847 ここで待ち伏せしていたのも そういう…。 200 00:14:40,847 --> 00:14:43,850 なんて 考えてる暇はないか。 201 00:14:43,850 --> 00:14:46,352 今はひたすら斬り込むしか…》 202 00:14:46,352 --> 00:14:49,389 チィッ… ウザって~なぁ! 203 00:14:49,389 --> 00:14:51,357 ウッ! 204 00:14:51,357 --> 00:14:54,360 《つま先が かすめただけでこれか…。 205 00:14:54,360 --> 00:14:57,029 ハッ… そうだ こいつを…》 206 00:14:57,029 --> 00:15:01,400 わかったぞ。 お前の転移には 制限が多いんだな。 207 00:15:01,400 --> 00:15:04,570 いっつも 移動先を目で見ているし➡ 208 00:15:04,570 --> 00:15:07,907 両足が地面についてねえと…。 209 00:15:07,907 --> 00:15:09,876 わっ わわっ! 210 00:15:09,876 --> 00:15:13,212 《しまった!》 これでお前は転移できない。 211 00:15:13,212 --> 00:15:16,382 そら 今度こそ ぶっ飛んでいけや! 212 00:15:16,382 --> 00:15:18,418 グウッ! 213 00:15:18,418 --> 00:15:26,092 ♬~ 214 00:15:26,092 --> 00:15:28,928 プハッ! ハァ… ハァ…。 215 00:15:28,928 --> 00:15:31,597 《危なかった… でも 今ので…》 216 00:15:31,597 --> 00:15:33,499 カズヒホー! あっ!? 217 00:15:33,499 --> 00:15:35,501 大丈夫~? 218 00:15:35,501 --> 00:15:38,004 えっ… あぁ うん! ウウッ…。 219 00:15:38,004 --> 00:15:42,175 どうしたの? なんだか 休憩中みたいに見えるけど。 220 00:15:42,175 --> 00:15:46,679 どうもこうも お主が終わるのを 待っとるんじゃ。 221 00:15:46,679 --> 00:15:50,349 えっ…。 しかし愚直な戦い方じゃのう。 222 00:15:50,349 --> 00:15:52,351 もうちょっと技があれば…。 223 00:15:52,351 --> 00:15:55,688 ハッ ワシが今度 鍛え直してやる。 ウゥ…。 224 00:15:55,688 --> 00:15:59,025 カズヒホ 私も手伝おうかしら。 225 00:15:59,025 --> 00:16:01,694 大丈夫だよ マリー。 フン。 226 00:16:01,694 --> 00:16:06,699 ワシがやった剣を水につけておいて よくも平気な顔でいられるのう。 227 00:16:06,699 --> 00:16:10,036 あっ ごめん ちゃんと手入れして返すよ。 228 00:16:10,036 --> 00:16:13,706 返さんでよい。 もうお主のものじゃ。 229 00:16:13,706 --> 00:16:16,542 そのかわり わかっておるな? 230 00:16:16,542 --> 00:16:19,245 勝てってことだよね。 231 00:16:22,048 --> 00:16:24,884 《んっ… あの女…。 232 00:16:24,884 --> 00:16:29,055 遺跡の奥にいた あの化け物じゃねえか》 233 00:16:29,055 --> 00:16:32,458 やあ 怖い目をしてるね。 あっ。 234 00:16:37,196 --> 00:16:40,867 このオラクルってのは ただのスキルじゃねえ。 235 00:16:40,867 --> 00:16:44,036 長いことかけて ここまで操れるようにした。 236 00:16:44,036 --> 00:16:49,709 俺だけの 選ばれし者だけに 与えられた天啓だ。 237 00:16:49,709 --> 00:16:54,547 で? そんなに貴重な力を 地下迷宮のお宝を➡ 238 00:16:54,547 --> 00:16:56,883 独り占めするために 使おうっていうの? 239 00:16:56,883 --> 00:17:02,221 お前こそ 魔導竜ほどの存在と 行動し 何を狙ってる? 240 00:17:02,221 --> 00:17:06,392 誰もがあなたみたいに 富や名声を得るために➡ 241 00:17:06,392 --> 00:17:08,728 力を利用しようと するわけじゃないよ。 242 00:17:08,728 --> 00:17:11,731 ほざけ! 貴様を斬り捨てる! 243 00:17:11,731 --> 00:17:14,400 さっきより怖い言い方をするね。 244 00:17:14,400 --> 00:17:17,670 わかったよ じゃあ決着をつけよう! 245 00:17:20,072 --> 00:17:24,243 くだらん 俺の目はごまかせないぞ そこだ! 246 00:17:26,412 --> 00:17:28,881 グッ…。 247 00:17:28,881 --> 00:17:31,217 《なぜだ? なぜよけられる?》 248 00:17:31,217 --> 00:17:33,653 あっ…。 249 00:17:33,653 --> 00:17:36,689 ハッ… あっ!? 250 00:17:36,689 --> 00:17:38,658 クッ… チィッ! 251 00:17:38,658 --> 00:17:40,860 もう逃げられんぞ。 252 00:17:46,666 --> 00:17:50,670 バカめ! 自分の剣を手放すとは! 253 00:17:50,670 --> 00:17:53,372 ウオッ! 254 00:17:53,372 --> 00:17:55,374 (3人)わあっ! 255 00:17:55,374 --> 00:17:57,877 まさか… 俺の…。 256 00:17:57,877 --> 00:18:02,381 どうかな。 自分の蹴りでやられる気分は。 257 00:18:02,381 --> 00:18:04,717 そのオラクルってやつは➡ 258 00:18:04,717 --> 00:18:08,220 使えば使うほど攻撃の正確さが 増していくんだね。 259 00:18:08,220 --> 00:18:13,225 でも その分 単調になるから 僕のオーネストに記録しやすかった。 260 00:18:13,225 --> 00:18:15,561 ふざ… けんな…! 261 00:18:15,561 --> 00:18:18,931 だからもう あなたの動きは全部読める。 262 00:18:23,069 --> 00:18:25,071 (歓声) 263 00:18:25,071 --> 00:18:29,075 スヴェンを倒しちまった! すごいぞ あの少年! (歓声) 264 00:18:29,075 --> 00:18:31,043 フフッ。 (歓声) 265 00:18:34,647 --> 00:18:38,985 《魔術師ギルドの中へ入ったのは 初めてだ。 266 00:18:38,985 --> 00:18:43,656 意外だったのは ギルド長が穏やかそうな老人で…》 267 00:18:43,656 --> 00:18:46,492 (ギルド長)さて マリアーベルよ。 268 00:18:46,492 --> 00:18:50,496 彼らを同行者に選んだ理由を 教えてもらおう。 269 00:18:50,496 --> 00:18:52,865 はい ギルド長様。 270 00:18:52,865 --> 00:18:58,504 2人は強く賢く優れており 私を何度も助けてくれました。 271 00:18:58,504 --> 00:19:00,506 彼らと一緒なら➡ 272 00:19:00,506 --> 00:19:04,343 私も迷宮探索に挑むことが できると思えたからです。 273 00:19:04,343 --> 00:19:06,512 ふむ… しかし➡ 274 00:19:06,512 --> 00:19:10,016 2人が裏切らないという 保証はあるかね? 275 00:19:10,016 --> 00:19:13,352 保証はありません。 でも…。 276 00:19:13,352 --> 00:19:16,689 そうなることはないと 私は確信しております。 277 00:19:16,689 --> 00:19:22,528 よろしい。 迷宮探索を許可しよう。 頑張りなさい。 278 00:19:22,528 --> 00:19:25,531 えっ? どうした 驚いて。 279 00:19:25,531 --> 00:19:30,036 いえ… てっきり 何日も審査するものとばかり。 280 00:19:30,036 --> 00:19:35,975 なぁに 審査なら もう済んでおる。 ルゥドリ 入りなさい。 281 00:19:35,975 --> 00:19:38,010 (ドアの開く音) 282 00:19:38,010 --> 00:19:40,513 あっ…! お師匠様! 283 00:19:40,513 --> 00:19:44,850 あぁ きっとすべて お師匠様のおかげなのですね!? 284 00:19:44,850 --> 00:19:47,520 いいや 私は何も。 285 00:19:47,520 --> 00:19:49,855 この人が マリーの師匠。 286 00:19:49,855 --> 00:19:54,527 《それから もっと意外なことが》 (ギルド長)ウオッホン! 287 00:19:54,527 --> 00:20:00,166 しかし お主は変わらんなウリドラ。 また下界へ遊びにきたか。 288 00:20:00,166 --> 00:20:03,669 よほど この子らに 興味があるのだろうな? 289 00:20:03,669 --> 00:20:09,175 フフッ 貴様は老いたのう 縦にも横にも縮みおって。 290 00:20:09,175 --> 00:20:11,210 (2人)あっ…。 291 00:20:11,210 --> 00:20:15,715 ホッホッホ ワシとウリドラは かつて肩を並べた友なのじゃ。 292 00:20:15,715 --> 00:20:19,552 いや イタズラ仲間と 言ったほうがいいかな? 293 00:20:19,552 --> 00:20:23,422 (ウリドラ)フッフッ 懐かしいのう。 (2人)あぁ…。 294 00:20:25,391 --> 00:20:28,561 (ギルド長)して ウリドラよ 昔のよしみじゃ➡ 295 00:20:28,561 --> 00:20:32,064 あのアホウどもの処分は ワシに任せてくれるな? 296 00:20:32,064 --> 00:20:35,868 ふぅむ 頭から食ろうても よかったんじゃが➡ 297 00:20:35,868 --> 00:20:39,038 ワシも 「ぐるめ」に なってしまったからのう。 298 00:20:39,038 --> 00:20:44,043 人を食わずに済むならそれがよい。 この件は任された。 299 00:20:44,043 --> 00:20:47,046 主は この子らを頼むぞ。 300 00:20:49,081 --> 00:20:51,584 《とにもかくにも こうして僕らは➡ 301 00:20:51,584 --> 00:20:55,087 アリライ国を 再び訪れることができた》 302 00:20:55,087 --> 00:20:57,590 (ミュイ)おかえりなさいにゃん! 303 00:20:57,590 --> 00:21:01,393 ん~ あったか~い お日様の匂いだわ。 304 00:21:01,393 --> 00:21:04,730 頭の後ろを グリグリしてあげますからね。 305 00:21:04,730 --> 00:21:07,032 (ウリドラ)じゃまするぞ ミュイとやら。 (ミュイ)あっ。 306 00:21:09,101 --> 00:21:11,771 あっ! 307 00:21:11,771 --> 00:21:14,774 りゅ 竜の匂いがしますにゃん。 308 00:21:14,774 --> 00:21:17,409 大丈夫だよ 下りてきて。 309 00:21:17,409 --> 00:21:22,581 ほれ 猫族の子よ これを見よ。 あっ…。 310 00:21:22,581 --> 00:21:25,084 竜の血が染みついた石じゃ。 311 00:21:25,084 --> 00:21:28,420 特別にこれを 加工する許可をやろう。 312 00:21:28,420 --> 00:21:32,525 で でもボクは せーせーしかできないので…。 313 00:21:32,525 --> 00:21:36,695 なに 石が望む姿へ 導いてやるだけだ。 314 00:21:36,695 --> 00:21:40,366 石に好かれたお主なら 造作もない。 315 00:21:40,366 --> 00:21:48,040 ♬~ 316 00:21:48,040 --> 00:21:50,042 不思議ね…。 317 00:21:50,042 --> 00:21:52,711 石がガラス細工みたいに 形を変えていくわ。 318 00:21:52,711 --> 00:21:56,549 うん… それに近いけど ずっと複雑だ。 319 00:21:56,549 --> 00:21:59,218 よく覚えておくのだぞ ミュイ。 320 00:21:59,218 --> 00:22:03,889 これが 石の声を聞き 導いていくということじゃ。 321 00:22:03,889 --> 00:22:05,891 もう 一人でできるな? 322 00:22:05,891 --> 00:22:09,061 はっ… はい! 323 00:22:09,061 --> 00:22:11,063 あっ! 324 00:22:14,233 --> 00:22:19,905 マリアーベルの名を刻み 世界に新たな息吹を与える。 325 00:22:19,905 --> 00:22:22,575 あっ…。 ほれ。 326 00:22:22,575 --> 00:22:26,579 うわぁ… なんてきれいな杖。 327 00:22:26,579 --> 00:22:30,249 これを私に? ありがとう ウリドラ。 328 00:22:30,249 --> 00:22:34,520 温泉で勇気を出した褒美じゃ。 あっ…。 329 00:22:34,520 --> 00:22:36,522 あっ? 330 00:22:40,726 --> 00:22:44,396 《そして 本格的な探索が始まった》