1 00:00:04,972 --> 00:00:07,641 ⦅ほ~らミュイ 見てごらん。 2 00:00:07,641 --> 00:00:12,813 お前にいつか これを 見せてやろうと思っていたんだ。 3 00:00:12,813 --> 00:00:16,149 (ミュイ)あっ! 4 00:00:16,149 --> 00:00:18,819 わぁ… きれいな色。 5 00:00:18,819 --> 00:00:21,521 フフフ 触ってごらん。 6 00:00:24,157 --> 00:00:27,661 おおっ! わぁ…。 7 00:00:27,661 --> 00:00:31,331 ホホホ… お前は石に好かれる子だ。 8 00:00:31,331 --> 00:00:34,835 わぁ…。 9 00:00:34,835 --> 00:00:39,172 いいかい ミュイ。 ワシら一族は➡ 10 00:00:39,172 --> 00:00:43,510 太古の昔から 魔石と呼ばれるものを➡ 11 00:00:43,510 --> 00:00:48,015 扱う力を持っていたんだ。 魔石? 12 00:00:48,015 --> 00:00:52,853 その魔石の中でも これは飛び切り上等なものだ。 13 00:00:52,853 --> 00:00:59,526 そして悲しいことに ワシらの里を 滅ぼしたものでもある⦆ 14 00:00:59,526 --> 00:01:11,305 ♬~ 15 00:01:11,305 --> 00:01:14,508 おじいちゃん…。 16 00:03:04,618 --> 00:03:07,120 (一廣)じゃあ 手はずどおり いこうか。 17 00:03:07,120 --> 00:03:11,792 目的は 獣人の子の救出と 賊の撃退。 18 00:03:11,792 --> 00:03:16,129 何か難しいと判断したときは チャットで伝えるからね。 19 00:03:16,129 --> 00:03:20,634 (マリー)了解。 そのときは合流して トレインで脱出ね! 20 00:03:20,634 --> 00:03:25,305 じゃあ作戦開始! トゥイル! 21 00:03:25,305 --> 00:03:27,507 ナー・エルヴィシヴィニ。 22 00:03:30,644 --> 00:03:34,147 わぁ… 光精霊の姿隠しか。 23 00:03:34,147 --> 00:03:37,317 本当に何も見えなくなるものだね。 24 00:03:37,317 --> 00:03:40,821 あら 寝ぼすけのあなたにまで 見えてたら➡ 25 00:03:40,821 --> 00:03:45,659 術なんて呼べないわ。 けどマリー 絶対に無理しないで。 26 00:03:45,659 --> 00:03:47,828 ええ あなたも。 27 00:03:47,828 --> 00:03:50,330 わかった。 じゃあ行くよ。 28 00:03:50,330 --> 00:03:53,333 あっ カズヒホ! あっ? 29 00:03:53,333 --> 00:03:55,836 あの… 帰ったら➡ 30 00:03:55,836 --> 00:03:58,338 絵本の続きを読んでちょうだいね。 31 00:03:58,338 --> 00:04:01,274 うん。 オーバーロード! 32 00:04:01,274 --> 00:04:13,286 ♬~ 33 00:04:13,286 --> 00:04:17,791 ⦅まず 獣人の子の居場所を 捜さないといけないけど➡ 34 00:04:17,791 --> 00:04:21,128 盗賊たちに 見張られているだろうね。 35 00:04:21,128 --> 00:04:24,297 だから ヤツらに こっちを見つけてもらう。 36 00:04:24,297 --> 00:04:27,968 盗賊は きっとまたあの子に➡ 37 00:04:27,968 --> 00:04:30,637 怪物を 呼び出させようとするから…。 38 00:04:30,637 --> 00:04:35,308 うん あの子は1人で出てくる。 そこへ僕が行く。 39 00:04:35,308 --> 00:04:38,311 だったら私が 怪物を引きつけておくわ。 40 00:04:38,311 --> 00:04:40,313 ええっ 危険すぎるよ。 41 00:04:40,313 --> 00:04:44,151 そうしないと あなたが危険じゃない。 でも…。 42 00:04:44,151 --> 00:04:49,156 忘れてはいないかしら… 私は精霊魔術師なのよ⦆ 43 00:04:51,158 --> 00:04:53,160 オーバーロード。 44 00:04:57,330 --> 00:04:59,332 いたいた。 45 00:04:59,332 --> 00:05:02,769 マリー ヤツらの位置は確認した。 46 00:05:02,769 --> 00:05:06,106 📱そっちの準備はどう? まずまずよ。 47 00:05:06,106 --> 00:05:10,610 10体の火とかげを 砂に潜らせたところ。 48 00:05:10,610 --> 00:05:13,780 ねぇ 本当に威力を抑えていいの? 49 00:05:13,780 --> 00:05:17,951 うん。 威力より 数で翻弄してほしいからね。 50 00:05:17,951 --> 00:05:21,621 じゃあ まずは一発 試してもらおうかな。 51 00:05:21,621 --> 00:05:24,124 いいわ。 52 00:05:24,124 --> 00:05:26,126 スピア! 53 00:05:26,126 --> 00:05:28,528 (火とかげ)ハッ… ハウッ! 54 00:05:32,799 --> 00:05:36,303 お~っ 距離も相当いけるんだね。 55 00:05:36,303 --> 00:05:38,305 んっ? あっ。 56 00:05:40,307 --> 00:05:42,809 ウッ! 57 00:05:42,809 --> 00:05:45,145 ええっ…? クソッ! 58 00:05:45,145 --> 00:05:47,347 ハハッ… さて。 59 00:05:50,817 --> 00:05:54,521 📱来るよ。 いつでもどうぞ。 60 00:05:56,990 --> 00:05:58,992 (地響き) 61 00:06:00,927 --> 00:06:03,430 ギャオー! 62 00:06:03,430 --> 00:06:06,099 クッ… マリー 大丈夫? 63 00:06:06,099 --> 00:06:08,802 📱もちろんよ。 それより あの子は? 64 00:06:12,772 --> 00:06:15,609 あっ… 見つけた! 65 00:06:15,609 --> 00:06:18,278 📱じゃあ頼んだよ マリー。 あっ!? 66 00:06:18,278 --> 00:06:21,281 《「頼んだよ」… ですって》 67 00:06:21,281 --> 00:06:23,283 フンッ! 68 00:06:23,283 --> 00:06:26,286 スピア! アウッ! 69 00:06:29,122 --> 00:06:31,458 ワッ…。 70 00:06:31,458 --> 00:06:33,793 ワッ! 71 00:06:33,793 --> 00:06:37,964 はぁ なるほど。 聞いてはいたけど…。 72 00:06:37,964 --> 00:06:40,967 一発だけ撃てる ゲリラ戦車みたいなものか。 73 00:06:43,470 --> 00:06:45,472 よし その調子よ! 74 00:06:45,472 --> 00:06:47,807 マリーは離れた所から➡ 75 00:06:47,807 --> 00:06:51,478 動く必要もなく標的を陽動できる。 76 00:06:51,478 --> 00:06:55,649 精霊魔術って もしかして すごく便利なんじゃないの? 77 00:06:55,649 --> 00:07:01,054 けど… 急がないとね。 マリーの魔力にも限界があるし。 78 00:07:02,923 --> 00:07:05,925 な… 何… 何が起こっているの? 79 00:07:05,925 --> 00:07:08,428 ウッ! (怪物の叫び声) 80 00:07:08,428 --> 00:07:14,100 怖いよう… 助けて… 誰か…。 81 00:07:14,100 --> 00:07:17,103 おじいちゃん…。 82 00:07:17,103 --> 00:07:19,439 あっ? (着地の足音) 83 00:07:19,439 --> 00:07:22,609 やあ。 84 00:07:22,609 --> 00:07:26,446 わっ!? わぁ~っ! えっ? 85 00:07:26,446 --> 00:07:31,451 どうしてここに? し 仕返しにきたの? 86 00:07:31,451 --> 00:07:33,453 あっ…。 87 00:07:33,453 --> 00:07:35,789 《うん やっぱり猫族だ。 88 00:07:35,789 --> 00:07:40,994 相当おびえてるな… 無理もないか…》 89 00:07:42,962 --> 00:07:46,800 怖がらないでいいよ。 危害を加えたりしない。 90 00:07:46,800 --> 00:07:48,802 君に会いにきたんだ。 91 00:07:48,802 --> 00:07:51,805 あっ 獣人語をしゃべって…。 92 00:07:51,805 --> 00:07:55,308 ボ ボクらの言葉 わかるのデス? 93 00:07:55,308 --> 00:07:59,312 うん 言葉を覚えるのは 僕の趣味なんだ。 94 00:07:59,312 --> 00:08:03,249 ボクらの言葉を話す ニンゲンがいるなんて…。 95 00:08:03,249 --> 00:08:07,420 君 1人? 他に捕まってる仲間はいない? 96 00:08:07,420 --> 00:08:10,090 ボクだけ… デス。 97 00:08:10,090 --> 00:08:13,927 ボ ボクら猫族は とっても弱いから➡ 98 00:08:13,927 --> 00:08:17,263 おじいちゃんと2人で 隠れて暮らしていたんデス。 99 00:08:17,263 --> 00:08:21,768 ニンゲンに見つかったら ひ… ひどいことされるって。 100 00:08:21,768 --> 00:08:25,772 でも… 突然 アイツらが来て…。 101 00:08:25,772 --> 00:08:28,775 おじいちゃんは…。 102 00:08:33,947 --> 00:08:37,117 そう…。 103 00:08:37,117 --> 00:08:40,787 ゆっくり君と話したいけど あまり時間がないんだ。 104 00:08:40,787 --> 00:08:44,624 ここから逃げ出そう。 僕でよかったら 手を貸すよ。 105 00:08:44,624 --> 00:08:46,626 あっ…。 106 00:08:46,626 --> 00:08:51,131 どうして? ニンゲンの僕じゃ 信用できないかな? 107 00:08:59,472 --> 00:09:03,576 助けてクダサイ! もう こんなのは嫌なのデス! 108 00:09:03,576 --> 00:09:08,415 石で魔物を呼び出して 罪もない旅人を襲うなんて! 109 00:09:08,415 --> 00:09:10,417 わかった。 110 00:09:10,417 --> 00:09:12,419 んっ!? 111 00:09:12,419 --> 00:09:14,421 あっ! 112 00:09:14,421 --> 00:09:18,224 よ~く戻ってきたなぁ クソガキ。 113 00:09:20,260 --> 00:09:24,597 昨日どうやってあの場から 消えたのかわかったぞ。 114 00:09:24,597 --> 00:09:28,435 お前は移動系のスキルに 特化したクソガキだ。 115 00:09:28,435 --> 00:09:31,771 そのスキルでエルフを連れて 逃げたんだろう? 116 00:09:31,771 --> 00:09:34,941 あ~ うん だいぶ近いね。 117 00:09:34,941 --> 00:09:37,110 それで よければ➡ 118 00:09:37,110 --> 00:09:39,279 この子の足かせを 外してくれない? 119 00:09:39,279 --> 00:09:42,949 見たところ ただの鉄の輪じゃ なさそうだからね。 120 00:09:42,949 --> 00:09:44,951 なら取り引きだ。 121 00:09:44,951 --> 00:09:47,954 宝の詰まった お前のカバンをよこしな。 122 00:09:47,954 --> 00:09:51,791 そうすりゃ こんなもんは砕いてやるよ。 123 00:09:51,791 --> 00:09:55,295 へぇ 宝の詰まったカバンね…。 124 00:09:55,295 --> 00:09:57,964 そっちは探知スキルでも 持ってるのかな? 125 00:09:57,964 --> 00:10:00,066 フン それがどうした? 126 00:10:02,969 --> 00:10:07,474 《何が取り引きだ… そんな見え透いたウソ…》 127 00:10:07,474 --> 00:10:10,477 社会人には通用しないよ! 128 00:10:15,148 --> 00:10:17,150 ククッ…。 129 00:10:17,150 --> 00:10:20,987 そうかそうか… よぉ~くわかった。 130 00:10:20,987 --> 00:10:26,493 両手両足 切り落としてから まんべんなく塩を塗ってやる! 131 00:10:26,493 --> 00:10:29,496 ⚟叩き斬れ! ⚟やっちまえ~! あっ。 132 00:10:29,496 --> 00:10:31,998 え~い… たっ! 133 00:10:31,998 --> 00:10:35,335 おおっ!? フンッ! 134 00:10:35,335 --> 00:10:38,838 チィッ… すばしっこいヤツめ。 どけ! 135 00:10:38,838 --> 00:10:42,175 俺がやる。 136 00:10:42,175 --> 00:10:45,178 フンッ! 137 00:10:45,178 --> 00:10:47,180 《生身の腕で?》 138 00:10:47,180 --> 00:10:49,182 ニヒッ…。 139 00:10:52,352 --> 00:10:56,523 《装甲が… コイツ タンクか》 140 00:10:56,523 --> 00:10:59,526 ウウッ…。 141 00:10:59,526 --> 00:11:03,129 ハッハァ! 油断したな! 142 00:11:03,129 --> 00:11:05,965 《クッ… それなら…》 143 00:11:05,965 --> 00:11:08,468 ヒッヒー オラオラァ! 144 00:11:08,468 --> 00:11:11,304 そのまま落ちちまえ! 145 00:11:11,304 --> 00:11:14,807 代わりにどうぞ。 146 00:11:14,807 --> 00:11:19,145 うわあっ!? ぬおぉ~! 147 00:11:19,145 --> 00:11:21,314 (うろたえる声) 148 00:11:21,314 --> 00:11:24,117 何してる 絶対逃がすな! 149 00:11:28,655 --> 00:11:30,990 うまく隠れたね。 あっ。 150 00:11:30,990 --> 00:11:33,660 い… 今 あなたは くにゃってなって➡ 151 00:11:33,660 --> 00:11:37,330 消えたみたいに見えまシタ… どうなっているのデス? 152 00:11:37,330 --> 00:11:40,833 あれは 僕のファーストスキル ファントムさ。 153 00:11:40,833 --> 00:11:43,670 自分自身の幻影を 生み出すスキルだよ。 154 00:11:43,670 --> 00:11:45,838 たぶん この能力が➡ 155 00:11:45,838 --> 00:11:49,676 夢幻剣士という 僕の職業名の由来かな。 156 00:11:49,676 --> 00:11:52,011 夢幻剣士…。 157 00:11:52,011 --> 00:11:56,349 単に弱いから 逃げ足を 鍛えてきただけなんだけどね。 158 00:11:56,349 --> 00:11:59,686 えっ? 弱い? ホントですか? 159 00:11:59,686 --> 00:12:03,456 あぁ しょっちゅう 魔物にやられてばっかりさ。 160 00:12:03,456 --> 00:12:06,960 あっ だから守るのは あんまり得意じゃないんだ。 161 00:12:06,960 --> 00:12:10,296 君は見つからないよう 気をつけてくれるかな。 162 00:12:10,296 --> 00:12:12,465 あっ はい! 163 00:12:12,465 --> 00:12:14,968 じゃあ もう少し待っていてね。 164 00:12:14,968 --> 00:12:18,471 あの ボクの名前 ミュイ デス。 165 00:12:18,471 --> 00:12:22,475 ミュイ。 僕はカズヒホ。 よろしくね。 166 00:12:33,152 --> 00:12:35,655 クソッ どこへ行きやがった? 167 00:12:37,824 --> 00:12:40,326 あっ! お前の後ろだ! へっ? 168 00:12:40,326 --> 00:12:43,329 うお~っ! 169 00:12:43,329 --> 00:12:45,331 あっ… ウッ。 170 00:12:47,333 --> 00:12:50,503 あぁ~っ! チィ! 171 00:12:50,503 --> 00:12:54,340 ぬあ~っ! 172 00:12:54,340 --> 00:12:58,011 はっ!? また消えた! クソが~! 173 00:12:58,011 --> 00:13:01,014 どこへ消えた!? 捜せ~! 174 00:13:02,949 --> 00:13:06,786 📱カズヒホ! 無事なの? うん マリー 順調だよ。 175 00:13:06,786 --> 00:13:10,123 今 怪物が 泉の中へ逃げ込んでいったの。 176 00:13:10,123 --> 00:13:13,293 数で翻弄する作戦が うまくいったみたい。 177 00:13:13,293 --> 00:13:15,628 もちろん 見張っているけど。 178 00:13:15,628 --> 00:13:18,464 そうか 合流するチャンスだね。 179 00:13:18,464 --> 00:13:22,468 もう少しだけ待ってて。 ちょっと気になることがあって。 180 00:13:22,468 --> 00:13:24,771 📱わかった。 待ってるわ! 181 00:13:27,140 --> 00:13:32,979 アイツが頭領だよな さっきから あそこで何を…。 182 00:13:32,979 --> 00:13:35,982 背後を部下2人に守らせて…。 183 00:13:35,982 --> 00:13:39,485 《怪物の動きを見ているのか? 184 00:13:39,485 --> 00:13:41,988 嫌な予感がするな。 185 00:13:41,988 --> 00:13:46,592 魔物と違って 人間相手の戦いはこれだから…》 186 00:13:52,832 --> 00:13:55,335 フッ… いたぞ! 187 00:13:55,335 --> 00:13:58,504 エルフが下に隠れてやがる! ハッ! 188 00:13:58,504 --> 00:14:02,108 《探知スキルで マリーを捜していたのか》 189 00:14:02,108 --> 00:14:04,610 向かいの茂みだ。 お前ら➡ 190 00:14:04,610 --> 00:14:07,814 捕まえて引きずり出してこい! (2人)へい! 191 00:14:12,118 --> 00:14:14,287 《それはちょっと困るかな~》 192 00:14:14,287 --> 00:14:16,289 (2人)うおっ! 193 00:14:16,289 --> 00:14:18,291 フッ… そこまでだ。 194 00:14:18,291 --> 00:14:20,793 灰になりな! 195 00:14:20,793 --> 00:14:24,130 あっ! (2人)なっ…。 196 00:14:24,130 --> 00:14:26,132 ウッ。 (爆発音) 197 00:14:26,132 --> 00:14:28,134 (2人)ギャーッ! 198 00:14:28,134 --> 00:14:30,136 ウッ…。 199 00:14:33,806 --> 00:14:37,477 《アイツ… ただの賊じゃない。 魔術師だ…。 200 00:14:37,477 --> 00:14:40,646 部下を巻き添えにして…。 201 00:14:40,646 --> 00:14:43,316 そんなに宝が欲しいのか》 202 00:14:43,316 --> 00:14:47,653 フン あれをよけたか。 大したもんだぜ。 203 00:14:47,653 --> 00:14:50,823 だが お前がいくら 逃げ回ったところで➡ 204 00:14:50,823 --> 00:14:54,327 出てくる先がわかりゃ こっちのもんだ。 205 00:14:54,327 --> 00:14:59,165 なぁ 次はどこに出てくるか 当ててやろうか? 206 00:14:59,165 --> 00:15:01,100 んっ…? 207 00:15:01,100 --> 00:15:03,770 ここだ ここ。 ハッ! 208 00:15:03,770 --> 00:15:09,776 コイツを助けにやってくるんだ。 優し~い クソガキのお前はな。 209 00:15:09,776 --> 00:15:12,278 あ… ごめんなさい。 210 00:15:12,278 --> 00:15:14,447 クッ…。 211 00:15:14,447 --> 00:15:19,285 ほれ! モタモタしてると このチビを焼いて食っちまうぞ! 212 00:15:19,285 --> 00:15:21,587 んっ… オーバーロード。 213 00:15:23,623 --> 00:15:25,625 それでいい。 214 00:15:25,625 --> 00:15:27,794 わかってるぞ ガキ。 あっ? 215 00:15:27,794 --> 00:15:31,964 お前の移動スキルには 重量制限があるな? 216 00:15:31,964 --> 00:15:36,636 じゃなきゃ 最初から そのチビを連れて逃げたはずだ。 217 00:15:36,636 --> 00:15:39,806 《悔しいが そのとおりだ》 218 00:15:39,806 --> 00:15:44,310 さっさと諦めて その剣を捨てろ。 219 00:15:44,310 --> 00:15:46,312 そうだね…。 220 00:15:46,312 --> 00:15:49,315 はい! んっ…!? 221 00:15:49,315 --> 00:15:51,818 《これで重量制限はクリアだ!》 222 00:15:51,818 --> 00:15:54,153 あっ!? しっかりつかまって。 223 00:15:54,153 --> 00:15:56,856 オーバーロード! なっ! 224 00:15:59,492 --> 00:16:01,427 あぁ~! ごめん… 距離が足りない! 225 00:16:01,427 --> 00:16:03,596 あとは落ちるよ! ヒッ! 226 00:16:03,596 --> 00:16:06,299 ふぁ~! ウッ! 227 00:16:08,935 --> 00:16:10,937 ウッ… ウゥ…。 228 00:16:10,937 --> 00:16:13,439 大丈夫? ケガはないかい? 229 00:16:13,439 --> 00:16:17,443 は はい。 あなたは? うん 平気。 230 00:16:17,443 --> 00:16:19,612 下が砂地で助かったよ。 231 00:16:19,612 --> 00:16:22,281 急ごう。 もう一度つかまって。 232 00:16:22,281 --> 00:16:25,618 オーバーロード! 233 00:16:25,618 --> 00:16:28,621 クソッ! また消えやがって どこ行った!? 234 00:16:28,621 --> 00:16:30,623 チッ…。 235 00:16:30,623 --> 00:16:34,827 逃がすものか! それは俺の魔石だ! 236 00:16:36,963 --> 00:16:40,766 ハッ!? ウゥ…。 (地響き) 237 00:16:46,639 --> 00:16:48,808 (手下たち)あぁ…! 238 00:16:48,808 --> 00:16:51,811 あっ… うおっ。 239 00:16:51,811 --> 00:16:54,313 (一同)うわ~っ! 240 00:16:54,313 --> 00:16:59,018 グオーッ! 241 00:17:04,590 --> 00:17:07,093 あぁ…。 242 00:17:07,093 --> 00:17:09,929 あ… あぁ…。 243 00:17:09,929 --> 00:17:12,431 グルル…。 244 00:17:12,431 --> 00:17:17,937 《うわぁ やっぱり大きいなぁ… さすがに逃げきれないか。 245 00:17:17,937 --> 00:17:19,939 このまま死ねば➡ 246 00:17:19,939 --> 00:17:22,775 またいつもみたいに 日本に帰れるけど…。 247 00:17:22,775 --> 00:17:26,112 でも それじゃマリーは…。 248 00:17:26,112 --> 00:17:28,114 グッ… だめだ。 249 00:17:28,114 --> 00:17:31,284 ここじゃ絶対に死ねない》 250 00:17:31,284 --> 00:17:34,954 あれ? あっ? 251 00:17:34,954 --> 00:17:40,059 グルル…。 《攻撃してこない…?》 252 00:17:44,964 --> 00:17:47,133 ヒッ! 253 00:17:47,133 --> 00:17:52,138 なんだろう… 何かを探しているような…? 254 00:17:52,138 --> 00:17:54,473 あっ。 255 00:17:54,473 --> 00:17:56,976 んっ… ハッ! 256 00:17:59,912 --> 00:18:02,415 それが… 魔石なのか…。 257 00:18:02,415 --> 00:18:06,919 そういえば おじいちゃんから 聞いたことがありマス。 258 00:18:06,919 --> 00:18:11,591 ⦅魔石の中でも これは飛び切り上等なものだ。 259 00:18:11,591 --> 00:18:16,762 そして悲しいことに ワシらの里を滅ぼしたものでもある。 260 00:18:16,762 --> 00:18:21,434 古い言い伝えによると この石を掘り起こしたせいで➡ 261 00:18:21,434 --> 00:18:25,771 深い地の底で 怪物が目を覚ましたのだと。 262 00:18:25,771 --> 00:18:30,776 地上に現れた怪物は暴れ 祖先たちは皆➡ 263 00:18:30,776 --> 00:18:34,780 ウジャーピークの地を 逃げ出すしかなかった…。 264 00:18:34,780 --> 00:18:39,285 以来 猫族は 魔物からも人間からも隠れ➡ 265 00:18:39,285 --> 00:18:43,122 ひっそり 暮らすようになったのさ⦆ 266 00:18:43,122 --> 00:18:48,461 そうか… この怪物はずっと この魔石を求めて。 267 00:18:48,461 --> 00:18:50,963 あっ…。 268 00:18:50,963 --> 00:18:55,301 ミュイ 君の思ったとおりに するといいよ。 269 00:18:55,301 --> 00:18:58,304 んっ。 270 00:18:58,304 --> 00:19:01,073 あ あの…。 271 00:19:01,073 --> 00:19:04,910 何度も呼び出してしまってゴメンナサイ。 272 00:19:04,910 --> 00:19:08,748 ご先祖様から伝わる 飛び切りの魔石を➡ 273 00:19:08,748 --> 00:19:12,418 今 あなたに お返しシマス。 274 00:19:12,418 --> 00:19:20,926 ♬~ 275 00:19:20,926 --> 00:19:24,530 クオォー! 276 00:19:28,100 --> 00:19:30,102 うわぁ…。 277 00:19:32,104 --> 00:19:35,107 《怪物は かえっていく…。 278 00:19:35,107 --> 00:19:38,944 魔石を求めた理由を教えぬまま…。 279 00:19:38,944 --> 00:19:43,949 この地が滅びたのは 200年前。 280 00:19:43,949 --> 00:19:46,619 長い間 求めていたものを見つけ➡ 281 00:19:46,619 --> 00:19:49,955 これでやっと オアシスの底で➡ 282 00:19:49,955 --> 00:19:52,958 眠りにつくのだろうか…》 283 00:19:52,958 --> 00:19:56,462 あっ! な… なんだこれ…。 284 00:19:58,464 --> 00:20:01,467 地下迷宮だ…! 285 00:20:01,467 --> 00:20:04,637 あぁ…。 カズヒホー! (2人)あっ。 286 00:20:04,637 --> 00:20:07,139 ハァ ハァ ハァ…。 287 00:20:07,139 --> 00:20:10,142 アハハ… ハァ ハァ…。 《マリーの顔を見たのが➡ 288 00:20:10,142 --> 00:20:13,479 ものすごく 久しぶりのような気がした》 289 00:20:13,479 --> 00:20:16,482 マリー 大丈夫だった? ええ! 290 00:20:16,482 --> 00:20:21,153 でも すごい音と砂煙で… いったい 何があったの!? 291 00:20:21,153 --> 00:20:25,324 僕にも よくわからないんだ。 これを見てよ! 292 00:20:25,324 --> 00:20:27,827 ウソ!? 293 00:20:27,827 --> 00:20:30,830 い… 遺跡の下にこんなものが…。 294 00:20:30,830 --> 00:20:33,499 大発見じゃない! うん➡ 295 00:20:33,499 --> 00:20:36,168 信じられないよ。 あっ…。 296 00:20:36,168 --> 00:20:38,838 まぁ! 猫ちゃん!? うにゅ! 297 00:20:38,838 --> 00:20:43,342 やっぱり猫ちゃんだったのね! う~っ! 298 00:20:43,342 --> 00:20:48,347 無事でよかった! あ~ 会えてうれしいわ! 299 00:20:48,347 --> 00:20:51,183 あなたは なんてかわいいのかしら。 300 00:20:51,183 --> 00:20:53,352 も~ モフモフー! うにゅっ…。 301 00:20:53,352 --> 00:20:57,556 うにゃあ~! 302 00:21:00,459 --> 00:21:06,298 (話し声) 303 00:21:06,298 --> 00:21:10,136 盗賊の残党は 我々が責任を持って追う。 304 00:21:10,136 --> 00:21:13,806 このところ ここで事件が多発していたんだ。 305 00:21:13,806 --> 00:21:17,309 君の通報に感謝する。 ええ…。 306 00:21:17,309 --> 00:21:21,647 それより あの猫族の子の 保護をお願いしたいのですが。 307 00:21:21,647 --> 00:21:24,150 あぁ… もしこれから➡ 308 00:21:24,150 --> 00:21:26,819 魔石といわれるものが 採掘されるとなれば➡ 309 00:21:26,819 --> 00:21:29,989 猫族の協力が必要になる。 310 00:21:29,989 --> 00:21:32,792 国が 大事に扱うよ。 311 00:21:34,827 --> 00:21:36,829 しかし驚いた。 312 00:21:36,829 --> 00:21:40,833 10代の少年からの報告というから 半信半疑だったが…。 313 00:21:40,833 --> 00:21:45,004 まさか これほど巨大な 地下迷宮が見つかるとは…。 314 00:21:45,004 --> 00:21:47,673 大がかりな調査になるだろう。 315 00:21:47,673 --> 00:21:52,011 この国 アリライに 多大な益をもたらすか➡ 316 00:21:52,011 --> 00:21:58,184 それとも 厄災を生み出すか どちらかは わからないが…。 317 00:21:58,184 --> 00:22:02,087 《そう…。 今は何もわからない》 318 00:22:06,625 --> 00:22:12,031 《それでも 僕の胸は高鳴っていた》